JPH092243A - 負圧式倍力装置 - Google Patents
負圧式倍力装置Info
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- JPH092243A JPH092243A JP7150590A JP15059095A JPH092243A JP H092243 A JPH092243 A JP H092243A JP 7150590 A JP7150590 A JP 7150590A JP 15059095 A JP15059095 A JP 15059095A JP H092243 A JPH092243 A JP H092243A
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Abstract
式倍力装置を提供することである。 【構成】 定圧室(6,8)と変圧室(7,9)とに区
画されたハウジング(2)中を軸方向に移動することに
よってブレーキ力を出力するパワーピストン(10)
と、前記パワーピストン内に設置され、ブレーキ操作に
よって軸方向に移動可能な入力部材(12)と、前記入
力部材と係合して、前記入力部材の移動によって軸方向
に移動可能なプランジャー部材(20)と、電力源に接
続され電力の供給を受けて前記プランジャー部材を作動
させる電磁ソレノイド(17)を備えた負圧式倍力装置
(1)において、該負圧式倍力装置は更に、前記電力源
に接続されると共に前記パワーピストンに取付けられる
ことによって前記定圧室内に設置されたスイッチ手段
(31)と、前記入力部材と連動して軸方向に移動し、
前記入力部材が前記パワーピストンに対して相対的に所
定量移動した時に前記スイッチ手段を作動させるスイッ
チロッド(2)を含んだブレーキ戻り検知手段(26)
を備えていることを特徴とする負圧式倍力装置。
Description
る自動作動可能な負圧式倍力装置に関するものである。
るための負圧式倍力装置が広く使われている。これは、
常時エンジンのインテークマニホールドに連通して負圧
が導入される定圧室と、前記定圧室と遮断され大気に連
通した状態と、前記定圧室と連通して負圧が導入された
状態とを選択する変圧室と、前記定圧室と前記変圧室と
の間の連通を断続するバキュームバルブと、前記変圧室
と大気との間の連通を断続するエアバルブとを備え、車
両のブレーキ操作部材の操作によって各々前記バキュー
ムバルブと前記エアバルブとを開閉することによって、
前記ブレーキ操作部材の操作力に応じた差圧を前記定圧
室と前記変圧室との間に設定することによって、ブレー
キ操作部材の操作力に応じて増幅されたブレーキ力を発
生するものである。
ドを備え、ブレーキ操作部材のある種の操作状態を検知
した時に該ソレノイドによってエアバルブを開状態とし
て、ブレーキ操作部材の操作力に該当する以上のブレー
キ力を発生させる負圧式倍力装置が知られている。例え
ば、SAE950761には、上記した負圧式倍力装置
が紹介されている。
た負圧式倍力装置の簡略化した断面図である。この負圧
式倍力装置においては、入力ロッド101と連結して前
記入力ロッド101と連動して移動する入力部材102
と、ソレノイド103の吸引力によって移動させられる
プランジャー104を備え、前記プランジャー104の
作動に応じてパワーピストン105を作動させ、出力ロ
ッド106によって図示しないマスタシリンダのピスト
ンを摺動させる。前記入力部材102のフランジ部10
2aと前記パワーピストン105の当接部105a近傍
にスイッチ手段を形成して、前記したソレノイド103
による負圧式倍力装置の自動作動中における、ブレーキ
操作部材の運転者による戻し操作を検出しているが如き
開示がある。
圧式倍力装置によれば、パワーピストン105に対する
入力部材102の相対移動を検知するスイッチ手段が、
スペース上の制約が厳しく、又、互いの構造が複雑な関
係にある入力部材102とパワーピストン105近傍に
設置されているため、スペース上の問題からスイッチ手
段の設置のために他部材の構造変更が余儀無くされ、他
部材の機能、強度上の課題との両立のためコストの上昇
を招くと共に、構造がさらに複雑となる。
伝達する電線は、負圧式倍力装置のフロントハウジング
側から取り出されるため、可動壁を該電線が貫通した構
成とならざるを得ず、気密性保持の上で極めて複雑な構
成を余儀無くされている。
ころは、構造が簡単で低コストの自動作動可能な負圧式
倍力装置を提供することである。
に請求項1においては、ハウジングと、前記ハウジング
中に移動可能に設置され、前記ハウジング内を、常に負
圧源に連通する定圧室と、前記定圧室に対して気密的に
分離された変圧室とに分離する可動壁と、前記可動壁に
連結されて前記定圧室内に突出し、軸方向に移動するこ
とによってブレーキ力を出力するパワーピストンと、前
記パワーピストン内に設置され、ブレーキ操作によって
軸方向に移動可能な入力部材と、前記入力部材と係合し
て、前記入力部材の移動によって軸方向に移動可能なプ
ランジャー部材と、前記プランジャー部材と係合する第
1状態と前記プランジャー部材と非係合となる第2状態
とを採ることによって、前記変圧室を選択的に前記定圧
室或いは大気に連通させるバルブ部材と、電力源に接続
され電力の供給を受けて前記プランジャー部材を作動さ
せる電磁ソレノイドを備えた負圧式倍力装置において、
該負圧式倍力装置は更に、前記電力源に接続されると共
に前記パワーピストンに取付けられることによって前記
定圧室内に設置され、作動することによって信号を発信
するスイッチ手段と、前記入力部材と連動して軸方向に
移動し、前記入力部材が前記パワーピストンに対して相
対的に所定量移動した時に前記スイッチ手段を作動させ
るスイッチロッドを含んだブレーキ戻り検知手段を備え
ていることを特徴とする負圧式倍力装置とした。
装置は更に前記入力部材に係合する係合部を備えると共
に前記ハウジングに係合可能なキー部材を備え、前記キ
ー部材は前記係合部を挟んで一端に設置され前記ブレー
キ戻り検知手段のスイッチロッドと連結された連結部を
備えていることを特徴とする請求項1を満足する負圧式
倍力装置とした。
り検知手段のスイッチロッドは一端にて前記スイッチ手
段と連結し、他端にはフック部を備え、前記フック部が
前記パワーピストンを貫いて前記入力部材の外周部に係
合することを特徴とする請求項1を満足する負圧式倍力
装置とした。
装置によれば、ソレノイドによりプランジャーが駆動さ
れる自動作動中に運転者が車両のブレーキ操作部材の戻
し操作によって入力部材が戻されると、前記入力部材に
連結したスイッチロッドが移動されパワーピストンに取
付けられたスイッチ手段を作動させることによって、自
動作動中におけるブレーキ操作部材の戻し操作が検知さ
れる。
圧式倍力装置によれば、自動作動中におけるブレーキ操
作部材の戻し操作によって前記入力部材と係合したキー
部材の係合部が引き戻され、前記係合部を挟んで前記付
勢部と反対側に位置する連結部に連結されたスイッチロ
ッドが戻され、自動作動中におけるブレーキ操作部材の
戻し操作が検知される。
圧式倍力装置によれば、自動作動中におけるブレーキ操
作部材の戻し操作によって前記入力部材が引き戻され、
前記入力部材の外周部に係合したフック部を介してスイ
ッチロッドが戻され、自動作動中におけるブレーキ操作
部材の戻し操作が検知される。
のみについて説明する。
装置に、本発明の自動作動可能な負圧式倍力装置を適用
したものの断面図であり、本発明の第1実施例によるも
のである。図2は図1の要部詳細図、図3は図2のA視
図、図4は図2のB視図である。図1において、自動作
動可能な負圧式倍力装置1のハウジング2内には、その
外周部を気密的に固定された固定壁3と、やはりその外
周部を気密的に固定され、軸方向に移動可能なフロント
可動壁4、および同じくリヤ可動壁5を備えている。前
記固定壁3,フロント可動壁4およびリヤ可動壁5によ
って、前記ハウジング2内は、フロント定圧室6,フロ
ント変圧室7,リヤ定圧室8およびリヤ変圧室9とに互
いに気密的に分離されている。前記フロント定圧室6お
よびリヤ定圧室8はインレット2aを介して、負圧源で
ある図示しない車両のエンジンのインテークマニホール
ドと連通して、常に負圧を発生している。
材料製のパワーピストン10が挿入され、前記パワーピ
ストン10には前記フロント可動壁4およびリヤ可動壁
5が、各々その内周端において気密的に固定されてい
る。更に、前記パワーピストン10には前記固定壁3の
内周端が気密的且つ摺動可能に当接している。
しない車両のブレーキ操作部材である、例えばブレーキ
ペダルに連結した入力ロッド11が挿入され、前記入力
ロッド11には、前記入力ロッド11と共に軸方向に移
動可能に第1入力部材12が連結されている。第2入力
部材13は、ブレーキ作動時に前記第1入力部材12と
一体移動可能なように前記第1入力部材12と係合して
おり、更に前記第2入力部材13には第3入力部材14
が係合しており、その移動時には負圧式倍力装置1の助
勢力を制御するリアクションディスク15とも係合可能
に配置されている。更に、前記リアクションディスク1
5には、負圧式倍力装置1によって増幅されたブレーキ
力を外部に出力する出力ロッド16が当接している。
り、鉄心材料によって形成されている第1固定部材18
aは、シール部材19を介して前記パワーピストン10
に気密的に固定されている。又、同じく鉄心材料によっ
て形成されている第2固定部材18bは前記第1固定部
材18aに嵌合固定されている。
によって、やはり図示しない車両の電源と接続されてお
り、前記電線を介して電源より電力が供給されることに
よって、電磁力を発生させることができる。
ら第1プランジャー部20a,第2プランジャー部20
bとから形成され、両者は圧入或いは螺子嵌合されるこ
とによって互いに固定されている。前記プランジャー2
0は、前記第2プランジャー部20bの内周部において
シール部材21を介して前記第1入力部材12に対し
て、気密的且つ相対移動可能に係合している。前記第2
プランジャー部20bの端部には鈎部20baが設けら
れており、前記第1入力部材12の端面12aとの間に
付勢スプリング22が圧縮状態で介装されている。更に
前記第1入力部材12にはフランジ部12bが設置され
ており、前記第1プランジャー部20aに設置された肩
部20aaと係合している。
力ロッド11が非作動状態にある時は、前記付勢スプリ
ング22によって図1において右方向に付勢力を受けて
おり、前記第1プランジャー部20aが前記フランジ部
12bと係合することによって静止している。
3を構成する第1リテーナ23aがロッドリテーナ2
4,スプリング25を介して前記入力ロッド11から弾
撥力を受けながら固定されている。シール部材23bは
その一端において前記第1リテーナ23aに係合してお
り、他端においてはスプリングリテーナ23cと一体成
形しており、更に前記第1リテーナ23aと前記スプリ
ングリテーナ23cとの間にはバルブスプリング23d
が介装されている。前記スプリングリテーナ23cには
更にバルブプレート23eが固定され、前記スプリング
リテーナ23cおよび前記バルブプレート23eには各
々エアバルブ部材23f,バキュームバルブ部材23g
が一体成形されることによって固着されている。
ルブ部材23fは前記入力ロッド11が非作動状態にお
いて、前記第2プランジャー部20bと係合している。
又、前記入力ロッド11が作動状態においては、前記バ
キュームバルブ部材23gが前記パワーピストン10に
設けたバルブ座10aと係合可能となっている。
知手段26の構成について、図2、図3および図4を用
いて詳説する。キー部材27はその係合部27aにおい
て前記第1入力部材12のキー溝12cと係合すると共
に、ダンパ部材28を介して前記ハウジング2に当接す
ることによって、前記第1入力部材12の戻り位置を規
制している。
部27bに連結孔27cを備えており、前記連結孔27
cにはスイッチロッド29が貫通されている。前記スイ
ッチロッド29は前記リヤ可動壁5を形成するリヤダイ
ヤフラム5aの内周部を前記フロント定圧室6と前記リ
ヤ変圧室9の間を遮断するべくシール機能を保持させな
がら貫通し、更に前記第1固定部材18aおよび第2固
定部材18bをも貫通している。前記スイッチロッド2
9の一端には第1スプリングリテーナ29aが係合し、
更に、前記第1スプリングリテーナ29aの図2におい
て右方には第2スプリングリテーナ29bが係合してい
る。前記第2スプリングリテーナ29bにはトリガメン
バ29cが、前記第1スプリングリテーナ29aに係合
した第1スプリング29dからの付勢力を受けて当接し
ている。一方、前記第2スプリングリテーナ29bと前
記第1固定部材18aとの間には第2スプリング29e
が弾撥的に介装され、前記スイッチロッド29を前記ス
イッチロッド29の他端に設けられたストッパ29fが
前記キー部材27に当接するように図2において左方に
付勢している。前記第2スプリング29eの付勢力は図
示しないブレーキペダルに取付けられたリタンスプリン
グの戻し荷重より低く設定されている。
んで前記連結部27bの反対側に位置する付勢部27d
に付勢孔27eを備え、前記付勢孔27eには一端を前
記パワーピストン10の挿入孔10bに係合した支持ス
プリング30の他端が係合されている。前記支持スプリ
ング30の働きによって前記キー部材27の付勢部27
dは図2において左方に付勢されて、前記パワーピスト
ン10の支持部10cに当接している。
31は2本のビス31aによって前記パワーピストン1
0に固定されており、スイッチ部31bが押圧されるこ
とによって内部が閉回路となり、ハーネス31cを介し
て信号を発信する。前記スイッチ部31bは前記トリガ
メンバ29cのフランジ部29caによって押圧可能と
なっている。尚、図4において前記フランジ部29ca
の外周部は前記トリガメンバ29cが前記スイッチロッ
ド29を中心に回転することを防ぐように前記パワーピ
ストン10の側部に沿った円弧状をしている。
説明する。運転者が図示しない車両のブレーキ操作部材
を操作していない時は、負圧式倍力装置1は図1の状態
にあり、前記エアバルブ部材23fは前記第2プランジ
ャー部20bと係合状態、又、前記バキュームバルブ部
材23gは前記パワーピストン10のバルブ座10aと
は非係合状態にあるため、前記フロント変圧室7および
リヤ変圧室9は、各々フロント定圧室6を介して負圧源
と連通している。
ある、例えばブレーキペダルが操作されると、これと連
結した前記入力ロッド11が前記第1入力部材12と共
に、図1において左方に移動する。前記第1入力部材1
2の移動によって、前記プランジャー20も、前記第1
入力部材12のフランジ部12bを介して図1において
左方に移動させられるため、前記エアバルブ部材23f
および前記バキュームバルブ部材23gも前記バルブス
プリング23dの付勢力によって前記プランジャー20
と共に図1において左方に移動し、やがて前記バキュー
ムバルブ部材23gが前記パワーピストン10のバルブ
座10aに当接して、前記フロント変圧室7およびリヤ
変圧室9は、夫々前記フロント定圧室6およびリヤ定圧
室8と遮断されるため車両の負圧源との連通も断たれ
る。
て左方に移動すると、前記エアバルブ部材23fと前記
プランジャー20との係合が解消されて、前記フロント
変圧室7およびリヤ変圧室9が大気と連通する。従っ
て、変圧室7,9への大気の流入によって、フロント定
圧室6とフロント変圧室7との間、およびリヤ定圧室8
とリヤ変圧室9との間に気圧差が発生するため、前記気
圧差による荷重を受けた前記可動壁4および5とこれら
に連結されたパワーピストン10が、前記リアクション
ディスク15を介して前記出力ロッド16に増幅された
ブレーキ力を出力する。これ以降は、前記リアクション
ディスク15から、前記第3入力部材14、第2入力部
材13および前記第1入力部材12を介して前記入力ロ
ッド11が受ける反動力によって、前記エアバルブ部材
23fと前記プランジャー20が、或いは前記バキュー
ムバルブ部材23gと前記パワーピストン10のバルブ
座10aとが選択的に係合して、前記入力ロッド11に
加えられた運転者のブレーキ作動力に応じて、負圧式倍
力装置1の助勢力が制御される。
ない車両のマイクロコンピュータが自動ブレーキ作動が
必要と判断した時、運転者のブレーキ操作とは別に電源
から図示しない電線を介して前記電磁ソレノイド17に
対して電力を供給する。電力の供給を受けた前記電磁ソ
レノイド17は電磁力を発生させて、前記プランジャー
20を前記シール部材21との摩擦抵抗および前記付勢
スプリング22の付勢力に抗して、前記第1入力部材1
2の作動と関係なしに図1において左方に移動させる。
前述したと同様に、前記プランジャー20の移動によっ
て、前記エアバルブ部材23fおよびバキュームバルブ
部材23gも前記バルブスプリング23dの付勢力によ
って前記プランジャー20と共に図1において左方に移
動し、やがて前記バキュームバルブ部材23gと前記パ
ワーピストン10のバルブ座10aとが係合すると共
に、前記エアバルブ部材23fと前記プランジャー20
との係合が解消される。よって、変圧室7,9は車両の
負圧源との連通が断たれて大気と連通し、変圧室7,9
への大気の流入によって、前記パワーピストン10が前
記出力ロッド16にブレーキ力を出力する。
要性がなくなったと判断し、車両のブレーキペダルを戻
すと、前記第1入力部材12が前記入力ロッド11と共
に図2において右方に移動する。これによって前記第1
入力部材12のフランジ部12bを介して、前記キー部
材27が前記支持スプリング30によって付勢されてい
る付勢部27dを支点として図2において反時計回りに
回転させられ、前記キー部材27の連結部27bに連結
された前記スイッチロッド29が前記スイッチロッド2
9に取付けられた前記第2スプリング29eの付勢力に
抗して前記パワーピストン10に対して図1において右
方に移動させられる。従って、前記第1スプリング29
dからの付勢力を受けている前記トリガメンバ29cの
フランジ部29caによって前記リミットスイッチ31
のスイッチ部31bが押圧される。これによって、ブレ
ーキペダルの戻し操作を検出する信号が図示しないマイ
クロコンピューターに発信される。
が自動ブレーキの必要性を解消したと判断した時は、前
記電源から前記電磁ソレノイド17への電力の供給を停
止するため前記電磁ソレノイド17は、もはや前記プラ
ンジャー20への電磁力を発生せず、前記プランジャー
20は前記付勢スプリング22の付勢力によって、図1
において右方に戻される。前記プランジャー20の図1
における右方への移動によって、前記エアバルブ部材2
3fも前記プランジャー20と係合して、図1において
右方に戻され、前記バキュームバルブ部材23gは前記
パワーピストン10のバルブ座10aと非係合状態とな
る。従って、前記変圧室7,9は共に大気との連通が断
たれ、車両の負圧源と連通して、前記定圧室6,8と前
記変圧室7,9との間に気圧差がなくなり、助勢力が発
生されなくなり、図1に示される初期状態に戻る。
力装置の断面図であり、図6は図5の要部詳細図、図7
は図6のC視図、図8は図6のD視図である。図におい
て、第1実施例と同じ構成については同符号を付してあ
る。以下、第1実施例と異なる構成のみについて説明す
る。
ッチロッド29の一端部に設置されたフック部29h
は、前記パワーピストン10の係合孔10cに係合した
押えスプリング29iによって付勢され、リング32を
介して前記第1入力部材12の突出部12cに押圧され
ている。
入力部材12が前記パワーピストン10に対して図6に
おいて右方に移動すると、前記入力部材12の突出部1
2cおよび前記リング32を介して前記フック部29h
が移動されるため、前記スイッチロッド29も前記押え
スプリング29iの付勢力に抗して前記パワーピストン
10に対して図6において右方に移動して、前記第1実
施例同様に前記リミットスイッチ31のスイッチ部31
bを押圧する。
ては、前記第1入力部材12に前記リング32を装着の
上、前記スイッチロッド29の前記フック部29hを前
記パワーピストン10の半径方向外方に位置させたま
ま、前記スイッチロッド29を前記キー部材27および
パワーピストン10に挿入後、前記スイッチロッド29
のフック部29hを回転させ、最後に前記押えスプリン
グ29iを前記パワーピストン10の係合孔10cと前
記フック部29h間に挿入することによって組立を完成
する。
磁ソレノイドによってマスタシリンダ側に移動される実
施例のみであるが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、前記プランジャーが車両のブレーキペダル側に駆
動されるものにも適用可能である。
置によれば、ブレーキペダルの戻し操作を検出するスイ
ッチ手段をスペース上余裕のある定圧室内に設置したた
め、他部材に対しスペース上の影響を与えないため簡素
な構成とでき、低コストの負圧式倍力装置とすることが
できる。
伝達する電線は、負圧式倍力装置のフロントハウジング
側から取り出されるため、可動壁を該電線が貫通する必
要がなく、負圧式倍力装置の構成を簡素化できる。
装置によれば、前記スイッチロッド29は、前記キー部
材27が前記付勢部27dを支点として回転することに
よって移動されるため、前記第1入力部材12の戻り量
に比較して、前記スイッチロッド29の移動量を大きく
することができ、ブレーキ操作部材の戻し作動を精度よ
く検知することができる。
可能な負圧式倍力装置によれば、スイッチ手段を常時負
圧源と連通した定圧室内に設置したため、大気にさらさ
れることによるスイッチ手段の腐食等の劣化を防ぐこと
ができる。
面図
面図
面図
動壁 6,8 定圧室 7,9 変圧室 10 パワーピ
ストン 12 第1入力部材 17 電磁ソレノイド 20
プランジャー 23 バルブ部材 26 ブレーキ戻り検知手段
29 スイッチロッド 31 リミットスイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 ハウジングと、前記ハウジング中に移動
可能に設置され、前記ハウジング内を、常に負圧源に連
通する定圧室と、前記定圧室に対して気密的に分離され
た変圧室とに分離する可動壁と、前記可動壁に連結され
て前記定圧室内に突出し、軸方向に移動することによっ
てブレーキ力を出力するパワーピストンと、前記パワー
ピストン内に設置され、ブレーキ操作によって軸方向に
移動可能な入力部材と、前記入力部材と係合して、前記
入力部材の移動によって軸方向に移動可能なプランジャ
ー部材と、前記プランジャー部材と係合する第1状態と
前記プランジャー部材と非係合となる第2状態とを採る
ことによって、前記変圧室を選択的に前記定圧室或いは
大気に連通させるバルブ部材と、電力源に接続され電力
の供給を受けて前記プランジャー部材を作動させる電磁
ソレノイドを備えた負圧式倍力装置において、該負圧式
倍力装置は更に、前記電力源に接続されると共に前記パ
ワーピストンに取付けられることによって前記定圧室内
に設置され、作動することによって信号を発信するスイ
ッチ手段と、前記入力部材と連動して軸方向に移動し、
前記入力部材が前記パワーピストンに対して相対的に所
定量移動した時に前記スイッチ手段を作動させるスイッ
チロッドを含んだブレーキ戻り検知手段を備えているこ
とを特徴とする負圧式倍力装置。 - 【請求項2】 前記負圧式倍力装置は更に前記入力部材
に係合する係合部を備えると共に前記ハウジングに係合
可能なキー部材を備え、前記キー部材は前記係合部を挟
んで一端に設置され前記ブレーキ戻り検知手段のスイッ
チロッドと連結された連結部を備えていることを特徴と
する請求項1を満足する負圧式倍力装置。 - 【請求項3】 前記ブレーキ戻り検知手段のスイッチロ
ッドは一端にて前記スイッチ手段と連結し、他端にはフ
ック部を備え、前記フック部が前記パワーピストンを貫
いて前記入力部材の外周部に係合することを特徴とする
請求項1を満足する負圧式倍力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15059095A JP3453935B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 負圧式倍力装置 |
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---|---|---|---|
JP15059095A JP3453935B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | 負圧式倍力装置 |
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JPH092243A true JPH092243A (ja) | 1997-01-07 |
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---|---|---|---|
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