JPH092244A - 負圧式倍力装置 - Google Patents

負圧式倍力装置

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JPH092244A
JPH092244A JP7150592A JP15059295A JPH092244A JP H092244 A JPH092244 A JP H092244A JP 7150592 A JP7150592 A JP 7150592A JP 15059295 A JP15059295 A JP 15059295A JP H092244 A JPH092244 A JP H092244A
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JP
Japan
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braking force
pressure chamber
negative pressure
type booster
power piston
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JP7150592A
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English (en)
Inventor
Kaoru Tsubouchi
内 薫 坪
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 構造が簡単で低コストの自動作動可能な負圧
式倍力装置を提供する。 【構成】 定圧室6,8と変圧室7,9とに区画された
ハウジング2中を軸方向に移動することによってリアク
ションディスク15を介して出力ロッド16にブレーキ
力を出力するパワーピストン10と、パワーピストン内
に設置され、入力部材12と、プランジャー部材20
と、電力源に接続され電力の供給を受けて前記プランジ
ャー部材を作動させる電磁ソレノイド17を備えた負圧
式倍力装置1において、リアクションディスクと出力ロ
ッドの間に設置され、リアクションディスクに伝達され
たブレーキ力を受ける検出部30abと、応力電気信号
変換素子30bを含んだブレーキ力検出手段30を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に自動車に適用され
る自動作動可能な負圧式倍力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両制動時の操作力を低減す
るための負圧式倍力装置が広く使われている。これは、
常時エンジンのインテークマニホールドに連通して負圧
が導入される定圧室と、前記定圧室と遮断され大気に連
通した状態と、前記定圧室と連通して負圧が導入された
状態とを選択する変圧室と、前記定圧室と前記変圧室と
の間の連通を断続するバキュームバルブと、前記変圧室
と大気との間の連通を断続するエアバルブとを備え、車
両のブレーキ操作部材の操作によって各々前記バキュー
ムバルブと前記エアバルブとを開閉することによって、
前記ブレーキ操作部材の操作力に応じた差圧を前記定圧
室と前記変圧室との間に設定することによって、ブレー
キ操作部材の操作力に応じて増幅されたブレーキ力を発
生するものである。
【0003】ところで近年、電気的に作動するソレノイ
ドを備え、ブレーキ操作部材のある種の操作状態を検知
した時に該ソレノイドによってエアバルブを開状態とし
て、ブレーキ操作部材の操作力に該当する以上のブレー
キ力を発生させる負圧式倍力装置が知られている。例え
ば、Automobiltechnische Zeitschrift ’95年1月号
には、上記した負圧式倍力装置が紹介されている。これ
には、負圧式倍力装置の出力側に接続されてブレーキ液
圧を発生するマスタシリンダに、液圧検出手段を装着し
たものである。これには、前記した液圧検出手段によっ
て検出されたマスタシリンダのブレーキ液圧を用いて、
車両のマイクロコンピュータによってソレノイドを駆動
させて出力の増加の要否の判断等を行うが如き図示例が
ある。
【0004】しかしながら、上記した従来技術による負
圧式倍力装置によれば、負圧式倍力装置およびマスタシ
リンダを例えば車両に取付ける際に、液圧検出手段とそ
れに付随する配管等を装着する必要があり、組立手番が
多くなるという不具合が考えられる。
【0005】又、前記した液圧検出手段は信頼性の向上
のために液漏れを防ぐための方策を織り込む必要がある
上、製造過程にて細心の注意を払う必要もありコスト高
を招くという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題とすると
ころは、構造が簡単で低コストの自動作動可能な負圧式
倍力装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1においては、ハウジングと、前記ハウジング
中に移動可能に設置され、前記ハウジング内を、常に負
圧源に連通する定圧室と、前記定圧室に対して気密的に
分離された変圧室とに分離する可動壁と、前記可動壁に
連結されて前記定圧室内に突出し、軸方向に移動するこ
とによってリアクションディスクを介して出力ロッド部
材にブレーキ力を出力するパワーピストンと、前記パワ
ーピストン内に設置され、ブレーキ操作によって軸方向
に移動可能な入力部材と、前記入力部材と係合して、前
記入力部材の移動によって軸方向に移動可能なプランジ
ャー部材と、前記プランジャー部材と係合する第1状態
と前記プランジャー部材と非係合となる第2状態とを採
ることによって、前記変圧室を選択的に前記定圧室或い
は大気に連通させるバルブ部材と、電力源に接続され電
力の供給を受けて前記プランジャー部材を作動させる電
磁ソレノイドを備えた負圧式倍力装置において、該負圧
式倍力装置は更に、前記リアクションディスクと前記出
力ロッド部材の間に設置され、前記リアクションディス
クに伝達されたブレーキ力を受ける検出部と、前記検出
部に取付けられた前記検出部に発生した応力に応じて電
気信号を出力する応力電気信号変換素子を含んだブレー
キ力検出手段を備えたことを特徴とする負圧式倍力装置
とした。
【0008】
【作用】上記請求項1に記載した手段による負圧式倍力
装置によれば、車両のブレーキ操作部材が操作され、入
力部材が作動してパワーピストンによってリアクション
ディスクにブレーキ力が伝達されると、該ブレーキ力が
出力ロッドを介してマスタシリンダに伝えられてブレー
キ液圧が発生されるが、前記リアクションディスクと出
力ロッドの間に介在されたブレーキ力検出手段の検出部
にブレーキ力に応じた応力が発生する。前記検出部に発
生した応力は応力電気信号変換素子によって応力に応じ
た電気信号に変換されるため、発生したブレーキ力を検
出することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の特徴を示す部分
のみについて説明する。
【0010】図1は従来よりあるタンデム型負圧式倍力
装置に、本発明の自動作動可能な負圧式倍力装置を適用
したものの断面図である。図2は図1の要部詳細図であ
る。
【0011】図1において、自動作動可能な負圧式倍力
装置1のハウジング2内には、その外周部を気密的に固
定された固定壁3と、やはりその外周部を気密的に固定
され、軸方向に移動可能なフロント可動壁4、および同
じくリヤ可動壁5を備えている。前記固定壁3,フロン
ト可動壁4およびリヤ可動壁5によって、前記ハウジン
グ2内は、フロント定圧室6,フロント変圧室7,リヤ
定圧室8およびリヤ変圧室9とに互いに気密的に分離さ
れている。前記フロント定圧室6およびリヤ定圧室8は
インレット2aを介して、負圧源である図示しない車両
のエンジンのインテークマニホールドと連通して、常に
負圧を発生している。
【0012】前記ハウジング2には、その後方より樹脂
材料製のパワーピストン10が挿入され、前記パワーピ
ストン10には前記フロント可動壁4およびリヤ可動壁
5が、各々その内周端において気密的に固定されてい
る。更に、前記パワーピストン10には前記固定壁3の
内周端が気密的且つ摺動可能に当接している。
【0013】前記パワーピストン10の内部には、図示
しない車両のブレーキ操作部材である、例えばブレーキ
ペダルに連結した入力ロッド11が挿入され、前記入力
ロッド11には、前記入力ロッド11と共に軸方向に移
動可能に第1入力部材12が連結されている。第2入力
部材13は、ブレーキ作動時に前記第1入力部材12と
一体移動可能なように前記第1入力部材12と係合して
おり、更に前記第2入力部材13には第3入力部材14
が係合しており、その移動時には負圧式倍力装置1の助
勢力を制御するリアクションディスク15とも係合可能
に配置されている。更に、前記リアクションディスク1
5には、負圧式倍力装置1によって増幅されたブレーキ
力を外部に出力する出力ロッド16が当接している。
【0014】内部に電磁ソレノイド17が固定されてい
る鉄心材料で形成された第1固定部材18aは、シール
部材19を介して前記パワーピストン10に気密的に固
定されている。又、同じく鉄心材料で形成された第2固
定部材18bは前記第1固定部材18aに嵌合固定され
ている。
【0015】前記電磁ソレノイド17は電線17aによ
って、やはり図示しない車両の電源と接続されており、
前記電線を介して電源より電力が供給されることによっ
て、電磁力を発生させることができる。
【0016】プランジャー20は、その組立上の理由か
ら第1プランジャー部20a,第2プランジャー部20
bとから形成され、両者は圧入嵌合されることによって
互いに固定されている。前記プランジャー20は、前記
第2プランジャー部20bの内周部においてシール部材
21を介して前記第1入力部材12に対して、気密的且
つ相対移動可能に係合している。前記第2プランジャー
部20bの端部には鈎部20baが設けられており、前
記第1入力部材12の端面12aとの間に付勢スプリン
グ22が圧縮状態で介装されている。更に前記第1入力
部材12にはフランジ部12bが設置されており、前記
第1プランジャー部20aに設置された肩部20aaと
係合している。
【0017】従って、前記プランジャー20は、前記入
力ロッド11が非作動状態にある時は、前記付勢スプリ
ング22によって図1において右方向に付勢力を受けて
おり、前記第1プランジャー部20aが前記フランジ部
12bと係合することによって静止している。
【0018】前記パワーピストン10にはバルブ部材2
3を構成する第1リテーナ23aがロッドリテーナ2
4,スプリング25を介して前記入力ロッド11から弾
撥力を受けながら固定されている。シール部材23bは
その一端において前記第1リテーナ23aに係合してお
り、他端においてはスプリングリテーナ23cと一体成
形しており、更に前記第1リテーナ23aと前記スプリ
ングリテーナ23cとの間にはバルブスプリング23d
が介装されている。前記スプリングリテーナ23cには
更にバルブプレート23eが固定され、前記スプリング
リテーナ23cおよび前記バルブプレート23eには各
々エアバルブ部材23f,バキュームバルブ部材23g
が一体成形されることによって固着されている。
【0019】上記構成を採ることによって、前記エアバ
ルブ部材23fは前記入力ロッド11が非作動状態にお
いて、前記第2プランジャー部20bと係合している。
又、前記入力ロッド11が作動状態においては、前記バ
キュームバルブ部材23gが前記パワーピストン10に
設けたバルブ座10aと係合可能となっている。
【0020】図2においてキー部材27はその係合部2
7aにおいて前記第1入力部材12のキー溝12cと係
合すると共に、ダンパ部材28を介して前記ハウジング
2に当接することによって、前記第1入力部材12の戻
り位置を規制している。前記キー部材27は、その端部
にある連結部27bに連結孔27cを備えており、前記
連結孔27cにはブレーキ操作部材の戻り作動の検知を
行うブレーキ戻り検知手段26を構成しているスイッチ
ロッド29が貫通されている。前記スイッチロッド29
の先端にはトリガメンバ29aが取付けられており、前
記パワーピストン10に対する前記第1入力部材12の
相対的移動が発生した場合に、前記トリガメンバ29a
によって図示しないリミットスイッチを作動させる。
【0021】以下、本発明の首題であるブレーキ力検出
手段30の構成について、図2を用いて詳説する。前記
リアクションディスク15と前記出力ロッド16の受圧
部16aとの間には円盤状の応力検出部材30aが介装
されている。前記応力検出部材30aはその外周部に前
記リアクションディスク15と前記出力ロッド16の両
者に当接する支持部30aaを備え、中心部には前記リ
アクションディスク15からブレーキ力が伝達されるこ
とによって歪を発生させる薄肉部30abが備えられて
おり、該薄肉部30abは前記リアクションディスク1
5のみに当接している。前記薄肉部30abには応力電
気信号変換素子としての歪ゲージ30bが添付されてい
る。前記歪ゲージ30bにはハーネス30cが接続され
ており、前記歪ゲージ30bによって、前記応力検出部
材30aの薄肉部30abに発生した応力の大きさに応
じて変換された電気信号が前記ハーネス30cを介して
図示しないマイクロコンピュータに送信される。
【0022】以下に、負圧式倍力装置1の作動について
説明する。運転者が図示しない車両のブレーキ操作部材
を操作していない時は、負圧式倍力装置1は図1の状態
にあり、前記エアバルブ部材23fは前記第2プランジ
ャー部20bと係合状態、又、前記バキュームバルブ部
材23gは前記パワーピストン10のバルブ座10aと
は非係合状態にあるため、前記フロント変圧室7および
リヤ変圧室9は、各々フロント定圧室6を介して負圧源
と連通している。
【0023】運転者により、車両のブレーキ操作部材で
ある、例えばブレーキペダルが操作されると、これと連
結した前記入力ロッド11が前記第1入力部材12と共
に、図1において左方に移動する。前記第1入力部材1
2の移動によって、前記プランジャー20も、前記第1
入力部材12のフランジ部12bを介して図1において
左方に移動させられるため、前記エアバルブ部材23f
および前記バキュームバルブ部材23gも前記バルブス
プリング23dの付勢力によって前記プランジャー20
と共に図1において左方に移動し、やがて前記バキュー
ムバルブ部材23gが前記パワーピストン10のバルブ
座10aに当接して、前記フロント変圧室7およびリヤ
変圧室9は、夫々前記フロント定圧室6およびリヤ定圧
室8と遮断されるため車両の負圧源との連通も断たれ
る。
【0024】更に、前記プランジャー20が図1におい
て左方に移動すると、前記エアバルブ部材23fと前記
プランジャー20との係合が解消されて、前記フロント
変圧室7およびリヤ変圧室9が大気と連通する。従っ
て、変圧室7,9への大気の流入によって、フロント定
圧室6とフロント変圧室7との間、およびリヤ定圧室8
とリヤ変圧室9との間に気圧差が発生するため、前記気
圧差による荷重を受けた前記可動壁4および5とこれら
に連結されたパワーピストン10が、前記リアクション
ディスク15を介して前記出力ロッド16に増幅された
ブレーキ力を出力する。これ以降は、前記リアクション
ディスク15から、前記第3入力部材14、第2入力部
材13および前記第1入力部材12を介して前記入力ロ
ッド11が受ける反動力によって、前記エアバルブ部材
23fと前記プランジャー20が、或いは前記バキュー
ムバルブ部材23gと前記パワーピストン10のバルブ
座10aとが選択的に係合して、前記入力ロッド11に
加えられた運転者のブレーキ作動力に応じて、負圧式倍
力装置1の助勢力が制御される。
【0025】例えば、車両前方に障害物が現れ、図示し
ない車両のマイクロコンピュータが自動ブレーキ作動が
必要と判断した時、電源から電線17aを介して前記電
磁ソレノイド17に対して電力を供給する。電力の供給
を受けた前記電磁ソレノイド17は電磁力を発生させ
て、前記プランジャー20を前記シール部材21との摩
擦抵抗および前記付勢スプリング22の付勢力に抗し
て、前記第1入力部材12の作動と関係なしに図1にお
いて左方に移動させる。前述したと同様に、前記プラン
ジャー20の移動によって、前記エアバルブ部材23f
およびバキュームバルブ部材23gも前記バルブスプリ
ング23dの付勢力によって前記プランジャー20と共
に図1において左方に移動し、やがて前記バキュームバ
ルブ部材23gと前記パワーピストン10のバルブ座1
0aとが係合すると共に、前記エアバルブ部材23fと
前記プランジャー20との係合が解消される。よって、
変圧室7,9は車両の負圧源との連通が断たれて大気と
連通し、変圧室7,9への大気の流入によって、運転者
のブレーキペダルの操作量に関わらず、前記パワーピス
トン10が前記リアクションディスク15,前記応力検
出部材30aを介して前記出力ロッド16にブレーキ力
を出力する。
【0026】ここで、前記リアクションディスク15か
ら前記応力検出部材30aに対してブレーキ力が加えら
れると、前記薄肉部30abにブレーキ力による応力の
大きさに基づく歪が発生し、該歪の大きさによって前記
歪ゲージ30bが電気信号を発信する。該電気信号は前
記ハーネス30cによって図示しない車両のマイクロコ
ンピュータに送信され、該マイクロコンピュータは図示
しないマスタシリンダの発生液圧値を演算する。該マイ
クロコンピュータは演算された液圧値をフィードバック
することによって、前記負圧式倍力装置1によるブレー
キ力の制御を行う。
【0027】その後、ブレーキ作動の必要性がなくな
り、車両の運転者が車両のブレーキペダルを戻すと、前
記ブレーキ戻り検知手段26によって前記マイクロコン
ピュータが自動ブレーキの必要性を解消したと判断し、
前記電源から前記電磁ソレノイド17への電力の供給を
停止するため前記電磁ソレノイド17は、もはや前記プ
ランジャー20への電磁力を発生せず、前記プランジャ
ー20は前記付勢スプリング22の付勢力によって、図
1において右方に戻される。前記プランジャー20の図
1における右方への移動によって、前記エアバルブ部材
23fも前記プランジャー20と係合して、図1におい
て右方に戻され、前記バキュームバルブ部材23gは前
記パワーピストン10のバルブ座10aと非係合状態と
なる。従って、前記変圧室7,9は共に大気との連通が
断たれ、車両の負圧源と連通して、前記定圧室6,8と
前記変圧室7,9との間に気圧差がなくなり、助勢力が
発生されなくなり、図1に示される初期状態に戻る。
【0028】上記実施例においては、応力電気信号変換
素子として歪ゲージ30bを使用しているが、この歪ゲ
ージには金属ハク歪ゲージ、半導体歪ゲージ等を含む。
又、本発明の応力電気信号変換素子は歪ゲージに限った
ものではなく、応力の大きさに基づいた電気信号を発生
させるものであればよく、例えばピエゾ素子等の容量型
圧力センサ、或いは感圧センサであってもかまわない。
【0029】更に、上記実施例においては、プランジャ
ーが電磁ソレノイドによってマスタシリンダ側に移動さ
れる実施例のみであるが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、前記プランジャーが車両のブレーキペダル
側に駆動されるものにも適用可能である。
【0030】又、上記実施例においては、ブレーキ力検
出手段30をリアクションディスク15と出力ロッド1
6との間に介装しているが、前記出力ロッド16の受圧
部16aに設けてもよい。
【0031】本発明による自動作動可能な負圧式倍力装
置によれば、ブレーキ力検出手段を負圧式倍力装置内に
収容したため、該負圧式倍力装置を車両等に装着する際
に、液圧検出手段やそれに付随する配管等を装着する必
要がなく、組立手番を少なくすることができる。
【0032】又、液圧の検出手段を備えていないため、
液漏れ等を防ぐ方策を織り込む必要がなく、低コストの
負圧式倍力装置とすることができる。
【0033】
【発明の効果】上記したように、本発明による自動作動
可能な負圧式倍力装置によれば、ブレーキ力検出手段を
常時負圧源と連通した定圧室内に設置したため、大気に
さらされることによるブレーキ力検出手段の腐食等の劣
化を防ぐことができる。
【0034】又、ブレーキ力検出手段と適宜組み合わせ
た小型増幅装置を定圧室内の該ブレーキ力検出手段の近
傍に配設すれば、車両エンジンルーム内の電波障害にさ
らされることもない。
【0035】更に、本発明による自動作動可能な負圧式
倍力装置によれば、ブレーキ力検出手段をリアクション
ディスクと出力ロッドとの間に設置したため、マスタシ
リンダピストン等の他部材に比べブレーキ力による受圧
面積を大きくとることができ、ブレーキ力検出手段に発
生する歪を小さくすることができるため、ブレーキ力検
出手段の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による負圧式倍力装置の断面図
【図2】図1の要部詳細図
【符号の説明】
1 負圧式倍力装置 2 ハウジング 4,5 可
動壁 6,8 定圧室 7,9 変圧室 10 パワーピ
ストン 12 第1入力部材 15 リアクションディスク
16 出力ロッド 17 電磁ソレノイド 20 プランジャー 23
バルブ部材 30 ブレーキ力検出手段 30ab 薄肉部 3
0b 歪ゲージ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、前記ハウジング中に移動
    可能に設置され、前記ハウジング内を、常に負圧源に連
    通する定圧室と、前記定圧室に対して気密的に分離され
    た変圧室とに分離する可動壁と、前記可動壁に連結され
    て前記定圧室内に突出し、軸方向に移動することによっ
    てリアクションディスクを介して出力ロッド部材にブレ
    ーキ力を出力するパワーピストンと、前記パワーピスト
    ン内に設置され、ブレーキ操作によって軸方向に移動可
    能な入力部材と、前記入力部材と係合して、前記入力部
    材の移動によって軸方向に移動可能なプランジャー部材
    と、前記プランジャー部材と係合する第1状態と前記プ
    ランジャー部材と非係合となる第2状態とを採ることに
    よって、前記変圧室を選択的に前記定圧室或いは大気に
    連通させるバルブ部材と、電力源に接続され電力の供給
    を受けて前記プランジャー部材を作動させる電磁ソレノ
    イドを備えた負圧式倍力装置において、該負圧式倍力装
    置は更に、前記リアクションディスクと前記出力ロッド
    部材の間に設置され、前記リアクションディスクに伝達
    されたブレーキ力を受ける検出部と、前記検出部に取付
    けられた前記検出部に発生した応力に応じて電気信号を
    出力する応力電気信号変換素子を含んだブレーキ力検出
    手段を備えたことを特徴とする負圧式倍力装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014210448A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 日立オートモティブシステムズ株式会社 気圧式倍力装置
US9616875B2 (en) 2014-09-11 2017-04-11 Westinghouse Air Brake Technologies Corporation Piston stroke sensor arrangement for a brake unit
DE102015225833A1 (de) * 2015-12-17 2017-06-22 Continental Teves Ag & Co. Ohg Pneumatischer Bremskraftverstärker mit einem Sensorelement
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