JPH09223925A - 展開型アンテナ反射鏡 - Google Patents

展開型アンテナ反射鏡

Info

Publication number
JPH09223925A
JPH09223925A JP2945996A JP2945996A JPH09223925A JP H09223925 A JPH09223925 A JP H09223925A JP 2945996 A JP2945996 A JP 2945996A JP 2945996 A JP2945996 A JP 2945996A JP H09223925 A JPH09223925 A JP H09223925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable hook
cover
cable
holding
metal mesh
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2945996A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiko Noda
隆彦 野田
Yutaka Kuribayashi
豊 栗林
Yasunari Futaki
康徳 二木
Takanori Tajima
隆範 田嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2945996A priority Critical patent/JPH09223925A/ja
Publication of JPH09223925A publication Critical patent/JPH09223925A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軌道上で、鏡面を保持するケーブルが、打上
げ時にメッシュやケーブルを押えている保持構造の分離
後に露出する保持解放機構の可動フックに絡むことなく
確実に展開する人工衛星搭載用展開型アンテナ反射鏡を
得る。 【解決手段】 保持構造の分離後に可動フックを覆う絡
み防止機構を設けることにより展開の信頼性を向上させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人工衛星等に搭
載される展開型アンテナの反射鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人工衛星等に搭載されるアンテナ反射鏡
は、宇宙利用の拡大に伴いより大型なものが要求されて
きているが、打上げ時のランチャの収納スペースに限り
があるため小さく畳んだ状態で打ち上げ、宇宙空間で展
開する方式が検討されている。図46,図47は、従来
検討されてきた展開型アンテナ反射鏡面の一例を示すも
ので、図46は完全収納状態から保持構造のみを展開し
た状態を示す図、図47はアンテナ反射鏡全体の展開状
態を示す図であり、図において1は金属メッシュとケー
ブルを軌道上で展開し、展開後に上記金属メッシュとケ
ーブルを鏡面形状に保つアーム、2はアーム1をイの方
向に展開する展開ヒンジ、3は完全収納状態で金属メッ
シュ及びケーブルを動かない様に抑え込む保持構造、4
は保持構造を展開する保持構造展開ヒンジ、5は収納状
態で保持構造を折り畳まれた鏡面メッシュとケーブルを
抑え込む位置に拘束し、展開開始時に拘束を解放する保
持解放機構、6は保持構造に装着されて、鏡面全体が収
納されている状態では保持解放機構5と可動フックによ
って固定されており、展開時には保持解放機構から分離
される分離部、7は鏡面メッシュ、ケーブル、保持機構
展開ヒンジ4および保持解放機構5を所定の位置に配置
し固定するセンターハブ、8は反射鏡面を構成する折り
畳み可能な金属メッシュ、9は金属メッシュ8の形状を
保持する折り畳み可能なケーブル、10は保持解放機構
5に有って収納時には保持解放機構5と分離部6を結合
し、展開時には動いて分離部6を分離する可動フックで
ある。図46に示す通り保持構造3が分離されると、全
てのケーブル9が解放されているため保持解放機構5に
残されている可動フック10にケーブル9が絡み易い状
態となっている。このアンテナは、直径2m〜4m程度
のロケットフェアリング内に収納され打ち上げ後軌道上
で展開する。その際のケーブル9の絡みはアンテナの展
開に致命的な結果を与える。絡みは、ケーブル9がそれ
自身または他のケーブル9と結び目を作るような形で拘
束し合うケースの他に、ケーブル9が周囲の他の部材と
拘束し合い、張架されてもその拘束が解けないようなケ
ースなどがある。その対象として、ケーブル9が届く範
囲内に有る物の形状を、絡みの生じ難い形状に変更する
等の対策が取られてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保持解
放機構の可動フックは、鏡面の近傍にありながら分離部
を保持するという機能上絡み難い形状にすることは不可
能で、しかも分離部を分離する前は分離部を拘束してい
るため覆うこともできない。可動フックは、分離部を分
離した後に初めて露出される。しかし、その後アンテナ
鏡面の金属メッシュやケーブルが全て解放されて、張架
状態になるまでの間自由に動き回るため、その際ケーブ
ルが可動フックに絡む可能性が大きく、展開型アンテナ
反射鏡の展開信頼性を著しく下げている。
【0004】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、可動フックにケーブルが絡まずに
高い信頼性で展開可能な展開型アンテナ反射鏡を得るこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明による展開型
アンテナ反射鏡は、可動フックを分離部が分離した後に
覆う絡み防止機構を設けたものである。
【0006】また、第2の発明による展開型アンテナ反
射鏡は、分離部が分離した後に可動フックを覆う大きな
弾性を有する金属材料でできたカバーを有し、収納状態
ではカバーが弾性変形して分離部を避けており、保持構
造が分離した後にカバーが元の形状に復元して、保持解
放機構に残った鈎部を露出した可動フックを覆う絡み防
止機構を設けたものである。
【0007】また、第3の発明による展開型アンテナ反
射鏡は、分離部が分離した後に可動フックを覆うカバー
と分離後にそのカバーを閉じるバネを有し、収納状態で
はバネが弾性変形してカバーが分離部を避けており、保
持構造が分離した後にバネでカバーが閉じて保持解放機
構に残った鈎部を露出した可動フックを覆う絡み防止機
構を設けたものである。
【0008】また、第4の発明による展開型アンテナ反
射鏡は、分離部が分離した後に可動フックを覆う形状記
憶合金でできたカバーを有し、収納状態ではカバーを変
形させて分離部を避けておき、保持構造が分離した後に
カバーを所定の温度にすることで元の形状に復元させ、
保持解放機構に残った鈎部を露出した可動フックを覆う
絡み防止機構を設けたものである。
【0009】また、第5の発明による展開型アンテナ反
射鏡は、分離部が分離した後に可動フックの一部を覆う
固定部分と大きな弾性を有する材料でできたカバーを有
し、収納状態ではカバーが弾性変形して分離部を避けて
おり、保持構造が分離した後にカバーが元の形状に復元
して、保持解放機構に残った鈎部を露出した可動フック
を覆う絡み防止機構を設けたものである。
【0010】また、第6の発明による展開型アンテナ反
射鏡は、分離部が分離した後に可動フックの一部を覆う
固定部分とカバーおよび分離後にそのカバーを閉じるバ
ネを有し、収納状態ではバネが弾性変形してカバーが分
離部を避けており、保持構造が分離した後にバネでカバ
ーが閉じて保持解放機構に残った鈎部を露出した可動フ
ックを覆う絡み防止機構を設けたものである。
【0011】また、第7の発明による展開型アンテナ反
射鏡は、分離部が分離した後に可動フックの一部を覆う
固定部分と形状記憶合金でできたカバーを有し、収納状
態ではカバーを変形させて分離部を避けておき、保持構
造が分離した後にカバーを所定の温度にすることで元の
形状に復元させ、保持解放機構に残った鈎部を露出した
可動フックを覆う絡み防止機構を設けたものである。
【0012】また、第8の発明による展開型アンテナ反
射鏡は、分離部が分離した後に可動フックを覆う花弁状
の大きな弾性を有する材料でできた多数のカバーを有
し、収納状態ではカバーが弾性変形して分離部を避けて
おり、保持構造が分離した後にカバーが元の形状に復元
して、保持解放機構に残った鈎部を露出した可動フック
を覆う絡み防止機構を設けたものである。
【0013】また、第9の発明による展開型アンテナ反
射鏡は、分離部が分離した後に可動フックを覆う花弁状
の多数のカバーおよび分離後にそのカバーを閉じるバネ
を有し、収納状態ではバネが弾性変形してカバーが分離
部を避けており、保持構造が分離した後にバネでカバー
が閉じて保持解放機構に残った鈎部を露出した可動フッ
クを覆う絡み防止機構を設けたものである。
【0014】また、第10の発明による展開型アンテナ
反射鏡は、分離部が分離した後に可動フックを覆う花弁
状の形状記憶合金でできた多数のカバーを有し、収納状
態ではカバーを変形させて分離部を避けておき、保持構
造が分離した後にカバーを所定の温度にすることで元の
形状に復元させ、保持解放機構に残った鈎部を露出した
可動フックを覆う絡み防止機構を設けたものである。
【0015】また、第11の発明による展開型アンテナ
反射鏡は、分離部が分離した後に可動フックを覆う隙間
のない弾性材料カバーを有し、収納状態ではカバーが弾
性変形して分離部を避けており、保持構造が分離した後
にカバーが元の形状に復元して、保持解放機構に残った
鈎部を露出した可動フックを覆う絡み防止機構を設けた
ものである。
【0016】また、第12の発明による展開型アンテナ
反射鏡は、分離部が分離した後に可動フックを覆う隙間
のない形状記憶合金製カバーを有し、収納状態ではカバ
ーを変形させて分離部を避けておき、保持構造が分離し
た後にカバーを所定の温度にすることで元の形状に復元
させ、保持解放機構に残った鈎部を露出した可動フック
を覆う絡み防止機構を設けたものである。
【0017】また、第13の発明による展開型アンテナ
反射鏡は、分離部が分離した後に可動フックを覆う折り
畳み式のカバーとひも及び弾性材料を有し、収納状態で
はカバーを折り畳んでおいて分離部を避けておき、保持
構造が分離した後に弾性力で弾性材料が元の形状に戻る
ことによりひもを引っ張りカバーを広げ、保持解放機構
に残った鈎部を露出した可動フックをカバーで覆う絡み
防止機構を設けたものである。
【0018】また、第14の発明による展開型アンテナ
反射鏡は、分離部が分離した後に可動フックを覆う折り
畳み式のカバーとひも及び引っ張りバネを有し、収納状
態ではカバーを折り畳んでおいて分離部を避けておき、
保持構造が分離した後に引っ張りバネ及びひもによりカ
バーを広げ、保持解放機構に残った鈎部を露出した可動
フックをカバーで覆う絡み防止機構を設けたものであ
る。
【0019】また、第15の発明による展開型アンテナ
反射鏡は、分離部が分離した後に可動フックを覆う折り
畳み式のカバーと保持構造に固着したひもを有し、収納
状態ではカバーを折り畳んでおいて分離部を避けてお
き、保持構造が分離した後に保持構造の展開力によりひ
もが引っ張られカバーを開き、保持解放機構に残った鈎
部を露出した可動フックを覆う絡み防止機構を設けたも
のである。
【0020】また、第16の発明による展開型アンテナ
反射鏡は、分離部が分離した後に可動フックを覆う、フ
ィルム及びそれを支える弾性材料で作ったカバーを有
し、収納状態では弾性材料が弾性変形してカバーは分離
部を避けており、保持構造が分離した後に弾性材料の弾
性でカバーが閉じて保持解放機構に残った鈎部を露出し
た可動フックを上から覆う絡み防止機構を設けたもので
ある。
【0021】また、第17の発明による展開型アンテナ
反射鏡は、分離部が分離した後に可動フックを覆う、フ
ィルム及びそれを支える形状記憶合金で作ったカバーを
有し、収納状態ではカバーは変形して分離部を避けてお
り、保持構造が分離した後に形状記憶合金を所定の温度
にすることで形状記憶合金を元の形状に戻し、保持解放
機構に残った鈎部を露出した可動フックをカバーが上か
ら覆う絡み防止機構を設けたものである。
【0022】また、第18の発明による展開型アンテナ
反射鏡は、一端を保持解放機構に取り付けられ他端をリ
ング状に加工されたフィルムと、フィルムのリング部分
に通されて分離部に取り付けられている弾性ワイヤを有
し、収納状態では保持解放機構と分離部の間にフィルム
が蛇腹状に折り畳まれているが、可動フックから分離部
が分離し展開していくとまず弾性ワイヤが引っ張られ、
それに連動してフィルムの蛇腹部分が伸展していき、保
持解放機構に残った鈎部を露出した可動フックをフィル
ムが覆う絡み防止機構を設けたものである。
【0023】また、第19の発明による展開型アンテナ
反射鏡は、ハードカバーと、ハードカバーを保持解放機
構に取り付ける渦巻きばねを有し、収納状態では、渦巻
きばねを変形させてハードカバーが分離部を避けるよう
に幾何学的に拘束しているが、可動フックから分離部が
分離し展開していくとハードカバーの幾何学的拘束が外
れ、渦巻きばねが元の形状に戻ろうとする力でハードカ
バーが渦巻きばねを支点に回転し、保持解放機構に残っ
た鈎部を露出した可動フックをハードカバーが覆う絡み
防止機構を設けたものである。
【0024】また、第20の発明による展開型アンテナ
反射鏡は、ハードカバーと、ハードカバーを保持解放機
構に取り付ける渦巻きばね及び形状記憶ばねを有し、収
納状態では、ハードカバーが分離部を避けるように渦巻
きばねを変形させておき、温度制御された形状記憶ばね
が発生する力と渦巻きばねが元に戻ろうとする力を釣り
合わせておき、可動フックから分離部が分離した後、形
状記憶ばねを温度制御することにより形状記憶ばねが発
生する力を小さくして渦巻きばねが元に戻ろうとする力
でハードカバーが渦巻きばねを支点に回転し、保持解放
機構に残った鈎部を露出した可動フックをハードカバー
が覆う絡み防止機構を設けたものである。
【0025】また、第21の発明による展開型アンテナ
反射鏡は、ハードカバーと、ハードカバーを保持解放機
構に取り付けるスライドと、ハードカバーをスライド上
でスライドさせるための引っ張りバネと、ハードカバー
のストッパを有し、収納状態では、引っ張りバネを変形
させてハードカバーが分離部を避けるように幾何学的に
拘束しているが、可動フックから分離部が分離し展開し
ていくとハードカバーの幾何学的拘束が外れ、引っ張り
バネが元の形状に戻ろうとする力でハードカバーがスラ
イド上をスライドし最終的にストッパで止まって、保持
解放機構に残った鈎部を露出した可動フックをハードカ
バーが覆う絡み防止機構を設けたものである。
【0026】また、第22の発明による展開型アンテナ
反射鏡は、ハードカバーと、ハードカバーを保持解放機
構に取り付けるスライドと、分離部の展開動作に同期し
てハードカバーをスライド上でスライドさせる同期ワイ
ヤと、ハードカバーのストッパを有し、収納状態では、
ハードカバーが分離部を避けるように同期ワイヤをセッ
トして拘束しているが、可動フックから分離部が分離し
分離部が展開動作を始めると、その動作に同期して同期
ワイヤがハードカバーをスライド上でスライドさせ、分
離部の展開動作終了と同時にハードカバーはストッパで
止まって、保持解放機構に残った鈎部を露出した可動フ
ックをハードカバーが覆う絡み防止機構を設けたもので
ある。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1,2,3はこの発明の実施の形態1
を示す図であり、図において、1〜10は上記従来展開
型アンテナと同一のものであり、その説明を省略する。
11は絡み防止機構であり、図1(a)は収納状態、図
1(b)は絡み防止機構11の詳細、図2は保持構造3
のみを展開した状態、図3はアンテナ全体を展開した図
である。この展開型アンテナ反射鏡は収納状態でランチ
ャに搭載され、軌道上に打ち上げられてからアーム1が
展開ヒンジ2を支点にしてイの方向に展開することによ
って大口径に展開される。展開は、第1段階として打ち
上げ時に鏡面を構成する金属メッシュ8とケーブル9を
保持していた保持構造3を保持解放機構5が解放し、保
持構造3が展開することによって金属メッシュ8とケー
ブル9は自由に動きまわることが可能となる。分離部6
が保持解放機構5から分離することにより可動フック1
0が露出するが、絡み防止機構11が可動フック10を
覆う。その結果自由に動きまわること可能なケーブル9
は可動フック10に絡むことなく最終張力状態まで展開
することができる。
【0028】実施の形態2.図4,5は絡み防止機構1
1の詳細図で、図において10は可動フックであり、図
4(a)は収納状態の平面図、図4(b)は収納状態の
側面図、図5(a)は保持解放機構5が分離部6を分離
した直後の平面図、図5(b)は保持解放機構5が分離
部6を分離した直後の側面図である。分離部6が保持解
放機構5から分離することにより可動フック10が露出
するが、分離部6によって変形させられていた絡み防止
機構11が自らの弾性により元の形状に復元し、可動フ
ック10を覆う。その結果自由に動きまわることが可能
なケーブル9は可動フック10に絡むことなく最終張力
状態まで展開することができる。また、絡み防止機構1
1に材料の弾性を利用することにより構成を簡単にでき
機能の信頼性を高められると共に安価にすることができ
る。
【0029】実施の形態3.図6,7はこの発明の実施
の形態3を示す絡み防止機構11の詳細図で、図におい
て12はバネであり、図6(a)は収納状態の平面図、
図6(b)は収納状態の側面図、図7(a)は保持解放
機構5が分離部6を分離した直後の平面図、図7(b)
は保持解放機構5が分離部6を分離した直後の側面図で
ある。分離部6が保持解放機構5から分離することによ
り可動フック10が露出するが、分離部6によって開い
ていた絡み防止機構11がバネにより閉じられ、可動フ
ック10を覆う。その結果自由に動きまわることが可能
なケーブル9は可動フック10に絡むことなく最終張力
状態まで展開することができる。また、絡み防止機構1
1にバネ12を利用することにより、バネ12の選定を
変えることで容易にカバーの閉じる力を設定することが
でき、また動作寿命を伸ばすことができるため、多くの
地上試験をリファービッシュ無しで実施することができ
る。
【0030】実施の形態4.図8,9はこの発明の実施
の形態4を示す絡み防止機構11の詳細図で、図8
(a)は収納状態の平面図、図8(b)は収納状態の側
面図、図9(a)は保持解放機構5が分離部6を分離し
た直後の平面図、図9(b)は保持解放機構5が分離部
6を分離した直後の側面図である。分離部6が保持解放
機構5から分離することにより可動フック10が露出す
るが、絡み防止機構11が太陽光の直射を受けて温度が
上昇し、材料の特性により元の形状に復元することによ
り可動フック10を覆う。その結果自由に動きまわるこ
とが可能なケーブル9は可動フック10に絡むことなく
最終張力状態まで展開することができる。また、絡み防
止機構11に形状記憶合金を利用することにより、構成
が簡単で信頼性を上げることができ、更には閉じる際の
力を大きく取ることができる。
【0031】実施の形態5.図10,11は絡み防止機
構11の詳細図で、図において10は可動フックであ
り、図10(a)は収納状態の平面図、図10(b)は
収納状態の側面図、図11(a)は保持解放機構5が分
離部6を分離した直後の平面図、図11(b)は保持解
放機構5が分離部6を分離した直後の側面図である。絡
み防止機構11は可動フック10の側面を覆う固定部分
11aと大きな弾性を有する材料でできたカバー11b
とから構成されている。分離部6が保持解放機構5から
分離することにより可動フック10が露出するが、その
側面は絡み防止機構の固定部分11aで覆われており、
また分離部6によって変形させられていた絡み防止機構
11が自らの弾性により元の形状に復元し、可動フック
10の前面を覆う。その結果自由に動くことが可能とな
って漂っているケーブル9は可動フック10に絡むこと
なく最終張力状態まで展開することができる。この実施
の形態5によれば絡み防止機構11は固定部分11aが
あるため形状を保ちやすく、振動や取り扱い中の形状の
崩れが少ない。また、絡み防止機構11は材料自身の弾
性を利用するために構成を簡単にでき、部品点数を少な
くし機能の信頼性を高められると共に安価にすることが
できる。
【0032】実施の形態6.図12,13はこの発明の
実施の形態6を示す絡み防止機構11の詳細図で、図に
おいて12はバネであり、図12(a)は収納状態の平
面図、図12(b)は収納状態の側面図、図12(a)
は保持解放機構5が分離部6を分離した直後の平面図、
図12(b)は保持解放機構5が分離部6を分離した直
後の側面図である。絡み防止機構11は可動フック10
の側面を覆う固定部分11aとバネ12により可動する
カバー11bとから構成されている。分離部6が保持解
放機構5から分離することにより可動フック10が露出
するが、その側面は絡み防止機構の固定部分11aで覆
われており、また分離部6によって変形させられていた
絡み防止機構11が自らの弾性により元の形状に復元
し、可動フック10の前面を覆う。その結果自由に動く
ことが可能となって漂っているケーブル9は可動フック
10に絡むことなく最終張力状態まで展開することがで
きる。この実施の形態6によれば絡み防止機構11は固
定部分11aがあるため形状を保ちやすく、振動や取り
扱い中の形状の崩れが少ない。また、絡み防止機構11
にバネ12を利用することにより、バネ12の選定を変
えることで容易にカバーの閉じる力を設定することがで
き、また動作寿命を伸ばすことができるため、多くの地
上試験を修理や部品の交換無しで実施することができ
る。
【0033】実施の形態7.図14,15はこの発明の
実施の形態7を示す絡み防止機構11の詳細図で、図1
4(a)は収納状態の平面図、図14(b)は収納状態
の側面図、図15(a)は保持解放機構5が分離部6を
分離した直後の平面図、図15(b)は保持解放機構5
が分離部6を分離した直後の側面図である。絡み防止機
構11は可動フック10の側面を覆う固定部分11aと
形状記憶合金でできたカバー11bとから構成されてい
る。分離部6が保持解放機構5から分離することにより
可動フック10が露出するが、その側面は絡み防止機構
の固定部分11aで覆われており、また形状記憶合金で
できたカバー11bが太陽光の直射を受けて温度が上昇
し、材料の特性により元の形状に復元することにより可
動フック10を覆う。その結果自由に動くことが漂って
いるケーブル9は可動フック10に絡むことなく最終張
力状態まで展開することができる。この実施の形態7に
よれば絡み防止機構11は固定部分11aがあるため形
状を保ちやすく、振動や取り扱い中の形状の崩れが少な
い。また、絡み防止機構11に形状記憶合金を利用する
ことにより、構成が簡単で信頼性を上げることができ、
更には閉じる際の力を大きく取ることができる。
【0034】実施の形態8.図16,17は絡み防止機
構11の詳細図で、図において10は可動フックであ
り、図16(a)は収納状態の平面図、図16(b)は
収納状態の側面図、図17(a)は保持解放機構5が分
離部6を分離した直後の平面図、図17(b)は保持解
放機構5が分離部6を分離した直後の側面図である。絡
み防止機構11は多数の花弁状の大きな弾性を有する材
料で構成されている。分離部6が保持解放機構5から分
離することにより可動フック10が露出するが、分離部
6によって変形させられていた多数の花弁状の絡み防止
機能11が自らの弾性により元の形状に復元し、可動フ
ック10を覆う。その結果自由に動くことが可能となっ
て漂っているケーブル9は可動フック10に絡むことな
く最終張力状態まで展開することができる。この実施の
形態8によれば絡み防止機構11は多数の花弁状の材料
で構成されているので隙間を少なくすることができるた
めケーブルが入り込む余地が少なく、ケーブルの絡む可
能性が非常に小さいために信頼性を高くできる。また、
絡み防止機構11は材料自身の弾性を利用するために構
成を簡単にでき、部品点数を少なくし機能の信頼性を高
められると共に安価にすることができる。
【0035】実施の形態9.図18,19はこの発明の
実施の形態6を示す絡み防止機構11の詳細図で、図に
おいて12はバネであり、図18(a)は収納状態の平
面図、図18(b)は収納状態の側面図、図19(a)
は保持解放機構5が分離部6を分離した直後の平面図、
図19(b)は保持解放機構5が分離部6を分離した直
後の側面図である。絡み防止機構11は多数の花弁状の
材料とそれを可動させるバネ12で構成されている。分
離部6が保持解放機構5から分離することにより可動フ
ック10が露出するが、分離部6によって開いていた多
数の花弁状の絡み防止機能11がバネ12によって閉じ
られ、可動フック10を覆う。その結果自由に動くこと
が可能となって漂っているケーブル9は可動フック10
に絡むことなく最終張力状態まで展開することができ
る。この実施の形態9によれば絡み防止機構11は多数
の花弁状の材料で構成されているので隙間を少なくする
ことができるためケーブルが入り込む余地が少なく、ケ
ーブルの絡む可能性が非常に小さいために信頼性を高く
できる。また、絡み防止機構11にバネ12を利用する
ことにより、バネ12の選定を変えることで容易にカバ
ーの閉じる力を設定することができ、また動作寿命を伸
ばすことができるため、多くの地上試験を修理や部品の
交換無しで実施することができる。
【0036】実施の形態10.図20,21はこの発明
の実施の形態7を示す絡み防止機構11の詳細図で、図
20(a)は収納状態の平面図、図20(b)は収納状
態の側面図、図21(a)は保持解放機構5が分離部6
を分離した直後の平面図、図21(b)は保持解放機構
5が分離部6を分離した直後の側面図である。絡み防止
機構11は形状記憶合金でできている。分離部6が保持
解放機構5から分離することにより可動フック10が露
出するが、形状記憶合金でできた絡み防止機構11が太
陽光の直射を受けて温度が上昇し、材料の特性により元
の形状に復元することより可動フック10を覆う。その
結果自由に動くことが漂っているケーブル9は可動フッ
ク10に絡むことなく最終張力状態まで展開することが
できる。この実施の形態10によれば絡み防止機構11
は多数の花弁状の材料で構成されているので隙間を少な
くすることができるためケーブルが入り込む余地が少な
く、ケーブルの絡む可能性が非常に小さいために信頼性
を高くできる。また、絡み防止機構11に形状記憶合金
を利用することにより、構成が簡単で信頼性を上げるこ
とができ、更には閉じる際の力を大きく取ることができ
る。
【0037】実施の形態11.図22,23はこの発明
の実施の形態11を示す絡み防止機構の詳細図で、図に
おいて20は溝であり、21は隙間のない弾性材料カバ
ーであり、両者が絡み防止機構11を構成している。図
22(a)は収納状態の平面図、図22(b)は図22
(a)をAA’から見た図、図23(a)は保持解放機
構5が分離部6を分離した直後の平面図、図23(b)
は図23(a)をAA’から見た図である。分離部6が
保持解放機構5から分離することにより可動フック10
が露出するが、分離部6によって可動フック10の周囲
の溝20に弾性変形して収納されていた隙間のない弾性
材料カバー21が弾性力により元の形状に復元し、可動
フック10を覆う。その結果自由に動きまわることが可
能なケーブル9は可動フック10に絡むことなく最終張
力状態まで展開することができる。また隙間のない弾性
材料カバーを利用する絡み防止機構は、隙間がないため
ケーブルがカバーに入り込む余地が少なく機能の信頼性
を高めることができる上、構成が簡単で安価にできる。
【0038】実施の形態12.図24,25はこの発明
の実施の形態12を示す絡み防止機構の詳細図で、図に
おいて22は隙間のない形状記憶合金製カバーであり、
溝20とともに絡み防止機構11を構成している。図2
4(a)は収納状態の平面図、図24(b)は図24
(a)をAA’から見た図、図25(a)は保持解放機
構5が分離部6を分離した直後の平面図、図25(b)
は図25(a)をAA’から見た図である。分離部6が
保持解放機構5から分離することにより可動フック10
が露出するが、可動フック10の周囲の溝20に収納さ
れていた形状記憶合金製カバー22が太陽光の直射を受
けて温度上昇し、材料の特性により元の形状に復元する
ことにより可動フック10を覆う。その結果自由に動き
まわることが可能なケーブル9は可動フック10に絡む
ことなく最終張力状態まで展開することができる。また
隙間のない形状記憶合金製カバーを利用する絡み防止機
構は、隙間がないためケーブルがカバーに入り込む余地
が少なく機能の信頼性を高めることができる上、閉じる
力を大きく取ることができる。
【0039】実施の形態13.図26,27はこの発明
の実施の形態13を示す絡み防止機構の詳細図で、図に
おいて23は折り畳み式カバー、24はひも、25は弾
性材料でありこれらが絡み防止機構11を構成してい
る。図26(a)は収納状態の平面図、図26(b)は
図26(a)をAA’から見た図、図27(a)は保持
解放機構5が分離部6を分離した直後の平面図、図27
(b)は図27(a)をAA’から見た図である。分離
部6が保持解放機構5から分離することにより可動フッ
ク10が露出するが、弾性材料25が弾性力により元の
形状に戻り、弾性材料25に固定しているひも24が引
っ張られ、分離部6の上方に折り畳まれていた折り畳み
式カバー23が広がり、可動フックを覆う。その結果自
由に動きまわることが可能なケーブル9は可動フック1
0に絡むことなく最終張力状態まで展開することができ
る。また折り畳み式のカバーとひも及び弾性材料で構成
した絡み防止機構は、フックを覆うものと覆う力が別々
の構成物からなるので覆うものの形状の自由度が高く、
フックが複雑な形状でも覆うことができる。
【0040】実施の形態14.図28,29はこの発明
の実施の形態14を示す絡み防止機構の詳細図で、図に
おいて26は引っ張りバネであり、折り畳み式カバー2
3、ひも24とともに絡み防止機構11を構成してい
る。図28(a)は収納状態の平面図、図28(b)は
図28(a)をAA’から見た図、図29(a)は保持
解放機構5が分離部6を分離した直後の平面図、図29
(b)は図29(a)をAA’から見た図である。分離
部6が保持解放機構5から分離することにより可動フッ
ク10が露出するが、引っ張りバネ26がひも24を引
っ張り、分離部6によって上方に折り畳まれていた折り
畳み式カバー23がひも24により広がり、可動フック
10を覆う。その結果自由に動きまわることが可能なケ
ーブル9は可動フック10に絡むことなく最終張力状態
まで展開することができる。また折り畳み式のカバーと
ひも及び引っ張りバネで構成した絡み防止機構は、フッ
クを覆うものと覆う力が別々の構成物からなるので覆う
ものの形状の自由度が高く、フックが複雑な形状でも覆
うことができる上、引っ張りバネの構成を変えることで
容易にカバーを広げる力を設定できる。
【0041】実施の形態15.図30,31はこの発明
の実施の形態15を示す絡み防止機構の詳細図で、図に
おいて27はプーリーであり、保持構造3、折り畳み式
カバー23及びひも24とともに絡み防止機構11を構
成している。図30(a)は収納状態の平面図、図30
(b)は図30(a)をAA’から見た図、図31
(a)は保持解放機構5が分離部6を分離した直後の平
面図、図31(b)は図31(a)をAA’から見た図
である。分離部6が保持解放機構5から分離することに
より可動フック10が露出するが、保持構造3とプーリ
ー27により下方に引っ張られるひも24が折り畳み式
カバーを広げ、可動フック10覆う。その結果自由に動
きまわることが可能なケーブル9は可動フック10に絡
むことなく最終張力状態まで展開することができる。ま
た折り畳み式のカバーとひも24で構成した絡み防止機
構は、フックを覆うものと覆う力が別々の構成物からな
るので覆うものの形状の自由度が高く、フックが複雑な
形状でも覆うことができる上、カバーを閉じるための力
を発生する他の機構あるいは材料を必要としない。
【0042】実施の形態16.図32,33はこの発明
の実施の形態16を示す絡み防止機構の詳細図で、図に
おいて28はフィルム、29は弾性材料であり、両者で
作ったカバーが絡み防止機構11を構成している。図3
2(a)は収納状態の平面図、図32(b)は図32
(a)をAA’から見た図、図33(a)は保持解放機
構5が分離部6を分離した直後の平面図、図33(b)
は図33(a)をAA’から見た図である。分離部6が
保持解放機構5から分離することにより可動フック10
が露出するが、分離部6によって弾性変形させられてい
た弾性材料29が弾性力により元の形状に戻り、弾性材
料29に支えられているフィルム28が可動フック10
を上から覆う。その結果自由に動きまわることが可能な
ケーブル9は可動フック10に絡むことなく最終張力状
態まで展開することができる。またフィルムとそれを支
える弾性材料で作ったカバーで構成した絡み防止機構
は、フックの上からカバーをかぶせるのでフックを確実
に覆うことができる上、フィルム形状の自由度が高くフ
ックが複雑な形状でも覆うことができる。
【0043】実施の形態17.図34,35はこの発明
の実施の形態17を示す絡み防止機構の詳細図で、図に
おいて30は形状記憶合金であり、フィルム28ととも
にカバーを作り絡み防止機構11を構成している。図3
4(a)は収納状態の平面図、図34(b)は図34
(a)をAA’から見た図、図35(a)は保持解放機
構5が分離部6を分離した直後の平面図、図35(b)
は図35(a)をAA’から見た図である。分離部6が
保持解放機構5から分離することにより可動フック10
が露出するが、太陽光により形状記憶合金30の温度が
上昇し元の形状に戻り、形状記憶合金30に支えられて
いるフィルム28が可動フック10を上から覆う。その
結果自由に動きまわることが可能なケーブル9は可動フ
ック10に絡むことなく最終張力状態まで展開すること
ができる。またフィルムとそれを支える弾性材料で作っ
たカバーで構成した絡み防止機構は、フックの上からカ
バーをかぶせるのでフックを確実に覆うことができる
上、フィルム形状の自由度が高くフックが複雑な形状で
も覆うことができ、さらに閉じる際の力を大きく取るこ
とができる。
【0044】実施の形態18.図36,37はこの発明
の実施の形態18を示す絡み防止機構11の詳細図で、
図において31は弾性ケーブルであり、図36(a)は
収納状態の側方断面図、図36(b)は収納状態の正面
図、図37は保持解放機構5が分離部6を分離した後の
側方断面図である。絡み防止機構11は、一端を保持解
放機構5に取り付けられ他端をリング状に加工されたフ
ィルム28と、フィルム28のリング部分に通され分離
部6に取り付けられている弾性ワイヤ31とで構成され
ている。アンテナ収納状態では、フィルム28は保持解
放機構5と分離部6の間に蛇腹状に折り畳まれている
が、可動フック10から分離部6が分離し展開していく
とまず弾性ワイヤ31が引っ張られ、それに連動してフ
ィルム28の蛇腹部分が伸展していき可動フック10を
覆う。弾性ワイヤ31はフィルム28を伸展させるのに
必要な力と展開力の間の適切な荷重で分離部6から外れ
るようにしておくことにより、フィルム28の蛇腹部分
の伸展が終了した時点で分離部6から外れ、保持構造3
の展開は最終状態まで行われる。露出した状態では絡む
可能性のある可動フック10はフィルム28で覆われて
いるため、その後の鏡面メッシュ8、ケーブル9の展開
は可動フック10に絡むことなく最終状態まで行うこと
が可能となり展開信頼性を向上させることができる。フ
ィルムは金属材料に比べ軽量且つ形状を自由に変更でき
ることから、絡み防止機構を非常に軽量にすることがで
き且つ保持解放機構との取付部形状の自由度を大きくす
ることができる。また、その動作形態ゆえ分離部方向に
可動フックが長く突き出るような場合は特に効率よく可
動フックを覆うことが可能である。
【0045】実施の形態19.図38,39はこの発明
の実施の形態19を示す絡み防止機構11の詳細図で、
図において32はハードカバー、33は渦巻きばねであ
り、図38(a)は収納状態の側方断面図、図38
(b)は収納状態の正面図、図39は保持解放機構5が
分離部6を分離した後の側方断面図である。絡み防止機
構11は、ハードカバー32と、ハードカバー32を保
持解放機構5に取り付ける渦巻きばね33とで構成され
ている。アンテナ収納状態では、渦巻きばね33を変形
させてハードカバー32が保持解放機構5を避けるよう
に幾何学的に拘束しているが、可動フック10から分離
部6が分離し展開していくとハードカバー32の幾何学
的拘束が外れ、渦巻きばね33が元の形状に戻ろうとす
る力でハードカバー32が渦巻きばね33を支点に回転
し可動フック10を覆う。露出した状態では絡む可能性
のある可動フック10はハードカバー32で覆われてい
るため、その後の鏡面メッシュ8、ケーブル9の展開は
可動フック10に絡むことなく最終状態まで行うことが
可能となり展開信頼性を向上させることができる。渦巻
きばねは、宇宙用展開機構での使用実績が多いため宇宙
空間での動作信頼性確認のために新たな試験等を行う必
要が少なく、且つ動作力の設定もばね単体での調整やば
ね使用個数の変更等自由度が高い。また、保持解放機構
との取付部面積を小さくとることができるため、他の構
成部品が近傍にある場合でも取付可能である。
【0046】実施の形態20.図40,41はこの発明
の実施の形態20を示す絡み防止機構11の詳細図で、
図において34は形状記憶ばねであり、図40(a)は
収納状態の側方断面図、図40(b)は収納状態の正面
図、図41は保持解放機構5が分離部6を分離した後の
側方断面図である。絡み防止機構11は、ハードカバー
32と、ハードカバー32を保持解放機構5に取り付け
る渦巻きばね33及び形状記憶ばね34とで構成されて
いる。アンテナ収納状態では、ハードカバー32が保持
解放機構5を避けるように渦巻きばね33を変形させて
おき、温度制御された形状記憶ばね34が発生する力と
渦巻きばね33が元に戻ろうとする力を釣り合わせてお
く。可動フック10から分離部6が分離した後、形状記
憶ばね34を温度制御することにより形状記憶ばね34
が発生する力を小さくして渦巻きばね33が元に戻ろう
とする力でハードカバー32が渦巻きばね33を支点に
回転し可動フック10を覆う。露出した状態では絡む可
能性のある可動フック10はハードカバー32で覆われ
ているため、その後の鏡面メッシュ8、ケーブル9の展
開は可動フック10に絡むことなく最終状態まで行うこ
とが可能となり展開信頼性を向上させることができる。
形状記憶ばねは、その温度により発生する力が変わるこ
とから、渦巻きばねと組み合わせることにより収納状態
では分離部を完全に避ける位置で保持しておくことが可
能となり、分離部に突起がある場合等でも使用できる利
点がある。また、温度制御することにより積極的に動作
タイミングを変更することができると共に、その動作は
可逆であることから、アンテナ展開後に覆った部分をも
う一度露出させる必要がある場合でも対処可能である。
【0047】実施の形態21.図42,43はこの発明
の実施の形態21を示す絡み防止機構11の詳細図で、
図において35はスライド、36はストッパであり、図
42(a)は収納状態の平面図、図42(b)は収納状
態の正面図、図43は保持解放機構5が分離部6を分離
した後の平面図である。絡み防止機構11は、ハードカ
バー32と、ハードカバー32を保持解放機構5に取り
付けるスライド35と、ハードカバー32をスライド3
5上でスライドさせるための引っ張りバネ26と、ハー
ドカバー32のストッパ36とで構成されている。アン
テナ収納状態では、引っ張りバネ26を変形させてハー
ドカバー32が分離部6を避けるように幾何学的に拘束
しているが、可動フック10から分離部6が分離し展開
していくとハードカバー32の幾何学的拘束が外れ、引
っ張りバネ26が元の形状に戻ろうとする力でハードカ
バー32がスライド35上をスライドし、最終的にスト
ッパ36で止まって可動フック10を覆う。露出した状
態では絡む可能性のある可動フック10はハードカバー
32で覆われているため、その後の鏡面メッシュ8、ケ
ーブル9の展開は可動フック10に絡むことなく最終状
態まで行うことが可能となり展開信頼性を向上させるこ
とができる。ハードカバーをスライド上でスライドさせ
ることにより動作軌道がはっきりし、他の機器とのクリ
アランスが大きくとれないような場合でも問題無く使用
でき、且つ固定部と動作部の構造的結合を多くとること
ができるため耐振性にも優れている。また、引っ張りバ
ネは宇宙機器での使用実績も多く、容易に信頼性が高く
且つ安価な絡み防止機構を構成できる。
【0048】実施の形態22.図44,45はこの発明
の実施の形態22を示す絡み防止機構11の詳細図で、
図において37は同期ワイヤであり、図44(a)は収
納状態の平面図、図44(b)は収納状態の正面図、図
45は保持解放機構5が分離部6を分離した後の平面図
である。絡み防止機構11は、ハードカバー32と、ハ
ードカバー32を保持解放機構5に取り付けるスライド
35と、分離部6の展開動作に同期してハードカバー3
2をスライド35上でスライドさせる同期ワイヤ37
と、ハードカバー32のストッパ36とで構成されてい
る。アンテナ収納状態では、ハードカバー32が分離部
6を避けるように同期ワイヤ37をセットして拘束して
いるが、可動フック10から分離部6が分離し分離部6
が展開動作を始めると、その動作に同期して同期ワイヤ
37がハードカバー32をスライド35上でスライドさ
せ、分離部6の展開動作終了と同時にハードカバー32
はストッパ36で止まって可動フック10を覆う。露出
した状態では絡む可能性のある可動フック10はハード
カバー32で覆われているため、その後の鏡面メッシュ
8、ケーブル9の展開は可動フック10に絡むことなく
最終状態まで行うことが可能となり展開信頼性を向上さ
せることができる。分離部の展開動作に同期して動作さ
せるため、動作時期の誤差が少なくなり、結果として軌
道上における動作の不確定性を非常に小さくすることが
できる。また、ハードカバーをスライド上でスライドさ
せることによる利点は上記実施の形態21で述べたとお
りである。
【0049】
【発明の効果】第1の発明によれば、保持解放機構の可
動フックの分離後に自由に動くことが可能となっている
ケーブルが可動フックに絡むことなく最終張力状態まで
展開することができるようになる。
【0050】また、第2の発明によれば、収納状態では
覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離後
に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能にな
っているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張力
状態まで展開することができるようになる。また、絡み
防止機構に弾性の大きい材料を使用することにより、構
成が簡単で安価にでき、更にはそれ自身の機能の信頼性
を高くすることができる。
【0051】また、第3の発明によれば、収納状態では
覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離後
に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能にな
っているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張力
状態まで展開することができるようになる。また、絡み
防止機構にバネを利用することにより、バネの選定を変
えることで容易にカバーの閉じる力を設定することがで
き、また動作寿命を伸ばすことができるため、多くの地
上試験を修理や部品の交換無しで実施することができる
様になる。
【0052】また、第4の発明によれば、収納状態では
覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離後
に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能にな
っているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張力
状態まで展開することができるようになる。また、絡み
防止機構に形状記憶合金を利用することにより、構成が
簡単で信頼性が高く、更には閉じる際の力を大きく取る
ことができる様になる。
【0053】また、第5の発明によれば、収納状態では
覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離後
に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能にな
っているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張力
状態まで展開することができるようになる。また、絡み
防止機構に固定部分があるため形状を保ちやすく、振動
や取り扱い中の形状の崩れが少ない。さらに、絡み防止
機構に弾性の大きい材料を使用することにより、構成が
簡単で安価にでき、更にはそれ自身の機能の信頼性を高
くすることができる。
【0054】また、第6の発明によれば、収納状態では
覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離後
に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能にな
っているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張力
状態まで展開することができるようになる。また、絡み
防止機構に固定部分があるため形状を保ちやすく、振動
や取り扱い中の形状の崩れが少ない。さらに、絡み防止
機構にバネを利用することにより、バネの選定を変える
ことで容易にカバーの閉じる力を設定することができ、
また動作寿命を伸ばすことができるため、多くの地上試
験を修理や部品の交換無しで実施することができる様に
なる。
【0055】また、第7の発明によれば、収納状態では
覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離後
に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能にな
っているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張力
状態まで展開することができるようになる。また、絡み
防止機構に固定部分があるため形状を保ちやすく、振動
や取り扱い中の形状の崩れが少ない。さらに、絡み防止
機構に形状記憶合金を利用することにより、構成が簡単
で信頼性が高く、更には閉じる際の力を大きく取ること
ができる様になる。
【0056】また、第8の発明によれば、収納状態では
覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離後
に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能にな
っているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張力
状態まで展開することができるようになる。また、絡み
防止機構は多数の花弁状の材料で構成されているので隙
間を小さくすることができるためケーブルが入り込む余
地が少なく、ケーブルの絡む可能性が非常に小さいため
に信頼性を高くできる。さらに、絡み防止機構に弾性の
大きい金属材料を使用することにより、構成が簡単で安
価にでき、更にはそれ自身の機能の信頼性を高くするこ
とができる。
【0057】また、第9の発明によれば、収納状態では
覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離後
に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能にな
っているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張力
状態まで展開することができるようになる。また、絡み
防止機構は多数の花弁状の材料で構成されているので隙
間を少なくすることができるためケーブルが入り込む余
地が少なく、ケーブルの絡む可能性が非常に小さいため
に信頼性を高くできる。さらに、絡み防止機構にバネを
利用することにより、バネの選定を変えることで容易に
カバーの閉じる力を設定することができ、また動作寿命
を伸ばすことができるため、多くの地上試験を修理や部
品の交換無しで実施することができる様になる。
【0058】また、第10の発明によれば、収納状態で
は覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離
後に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能に
なっているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張
力状態まで展開することができるようになる。また、絡
み防止機構は多数の花弁状の材料で構成されているので
隙間を少なくすることができるためケーブルが入り込む
余地が少なく、ケーブルの絡む可能性が非常に小さいた
めに信頼性を高くできる。さらに、絡み防止機構に形状
記憶合金を利用することにより、構成が簡単で信頼性が
高く、更には閉じる際の力を大きく取ることができる様
になる。
【0059】また、第11の発明によれば、収納状態で
は覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離
後に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能に
なっているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張
力状態まで展開することができるようになる。また、カ
バーに隙間のない弾性材料を利用する絡み防止機構は、
隙間がないためケーブルがカバーに入り込む余地が少な
く信頼性が高い上、構成が簡単で安価にできる。
【0060】また、第12の発明によれば、収納状態で
は覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離
後に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能に
なっているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張
力状態まで展開することができるようになる。また、カ
バーに隙間のない形状記憶合金を利用する絡み防止機構
は、隙間がないためケーブルが入り込む余地が少なく信
頼性が高い上、構成が簡単で閉じる際の力を大きく取る
ことができる。
【0061】また、第13の発明によれば、収納状態で
は覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離
後に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能に
なっているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張
力状態まで展開することができるようになる。また、折
り畳み式のカバーとひも及び弾性材料で構成した絡み防
止機構は、フックを覆うものと覆う力が別々の構成物か
らなるので覆うものの形状の自由度が高く、フックが複
雑な形状でも覆うことができる。
【0062】また、第14の発明によれば、収納状態で
は覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離
後に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能に
なっているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張
力状態まで展開することができるようになる。また、折
り畳み式のカバーとひも及び引っ張りバネで構成した絡
み防止機構は、フックを覆うものと覆う力が別々の構成
物からなるので覆うものの形状の自由度が高く、フック
が複雑な形状でも覆うことができる上、引っ張りバネの
構成を変えることで容易にカバーを広げる力を設定でき
る。
【0063】また、第15の発明によれば、収納状態で
は覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離
後に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能に
なっているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張
力状態まで展開することができるようになる。また、折
り畳み式のカバーとひも及び保持構造の展開力で構成し
た絡み防止機構は、フックを覆うものと覆う力が別々の
構成物からなるので覆うものの形状の自由度が高く、フ
ックが複雑な形状でも覆うことができる上、カバーを閉
じるための力を発生する他の機構あるいは材料を必要と
しない。
【0064】また、第16の発明によれば、収納状態で
は覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離
後に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能に
なっているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張
力状態まで展開することができるようになる。また、フ
ィルムとそれを支える弾性材料で作ったカバーで構成し
た絡み防止機構は、フックの上からカバーをかぶせるの
でフックを確実に覆うことができる上、フィルム形状の
自由度が高くフックが複雑な形状でも覆うことができ
る。
【0065】また、第17の発明によれば、収納状態で
は覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離
後に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能に
なっているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張
力状態まで展開することができるようになる。フィルム
とそれを支える形状記憶合金で作ったカバーで構成した
絡み防止機構は、フックの上からカバーをかぶせるので
フックを確実に覆うことができる上、フィルム形状の自
由度が高くフックが複雑な形状でも覆うことがで、さら
に閉じる際の力を大きく取ることができる。
【0066】また、第18の発明によれば、収納状態で
は覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離
後に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能に
なっているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張
力状態まで展開することができるようになる。また、フ
ィルムを使用することにより、軽量且つ取付部形状の自
由度が高い絡み防止機構を達成することができる。ま
た、その動作形態ゆえ保持解放機構の分離部方向に可動
フックが長く突き出るような場合は特に効率よく可動フ
ックを覆うことが可能である。
【0067】また、第19の発明によれば、収納状態で
は覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離
後に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能に
なっているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張
力状態まで展開することができるようになる。また、渦
巻きばねを使用することにより、動作力設定自由度が高
く、且つ取付部面積を小さくとれることから他の構成部
品が近傍にある場合でも取付可能な絡み防止機構を達成
することができる。
【0068】また、第20の発明によれば、収納状態で
は覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離
後に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能に
なっているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張
力状態まで展開することができるようになる。また、渦
巻きばねと形状記憶ばねを組み合わせて使用することに
より、ハードカバーの保持位置を任意にとれるため保持
解放機構の分離部に突起がある場合でも使用可能な絡み
防止機構を達成することができる。また、形状記憶ばね
の温度制御により積極的に動作タイミング変更できると
共に、アンテナ展開後に覆った部分をもう一度露出させ
る必要がある場合でも対処可能である。
【0069】また、第21の発明によれば、収納状態で
は覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離
後に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能に
なっているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張
力状態まで展開することができるようになる。また、ハ
ードカバーをスライド上でスライドさせることにより、
動作軌道がはっきりするため他の機器とのクリアランス
が大きくとれない場合でも問題無く使用でき、且つ固定
部と動作部の構造的結合を多くとることができるため耐
震性にも優れた絡み防止機構を達成することができる。
また、引っ張りバネを使用することにより、容易に信頼
性が高く且つ安価な絡み防止機構を構成できる。
【0070】また、第22の発明によれば、収納状態で
は覆うことができない保持解放機構の可動フックを分離
後に覆うことができ、その結果自由に動くことが可能に
なっているケーブルが可動フックに絡むことなく最終張
力状態まで展開することができるようになる。また、上
記実施の形態21で述べたハードカバーをスライド上で
スライドさせる利点に加えて、同期ワイヤで分離部展開
動作に同期させることにより、軌道上での動作の不確定
性を非常に小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の実
施の形態1の収納状態を示す図である。
【図2】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の実
施の形態1の保持構造のみを展開した状態を示す図であ
る。
【図3】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の実
施の形態1の展開状態を示す図である。
【図4】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の実
施の形態2の収納状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図5】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の実
施の形態2の展開状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図6】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の実
施の形態3の収納状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図7】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の実
施の形態3の展開状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図8】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の実
施の形態4の収納状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図9】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の実
施の形態4の展開状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図10】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態5の収納状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図11】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態5の展開状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図12】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態6の収納状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図13】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態6の展開状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図14】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態7の収納状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図15】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態7の展開状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図16】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態8の収納状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図17】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態8の展開状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図18】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態9の収納状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図19】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態9の展開状態での絡み防止機構を示す図であ
る。
【図20】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態10の収納状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図21】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態10の展開状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図22】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態11の収納状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図23】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態11の展開状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図24】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態12の収納状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図25】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態12の展開状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図26】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態13の収納状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図27】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態13の展開状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図28】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態14の収納状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図29】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態14の展開状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図30】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態15の収納状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図31】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態15の展開状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図32】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態16の収納状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図33】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態16の展開状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図34】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態17の収納状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図35】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態17の展開状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図36】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態18の収納状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図37】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態18の展開状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図38】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態19の収納状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図39】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態19の展開状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図40】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態20の収納状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図41】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態20の展開状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図42】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態21の収納状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図43】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態21の展開状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図44】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態22の収納状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図45】 この発明に係わる展開型アンテナ反射鏡の
実施の形態22の展開状態での絡み防止機構を示す図で
ある。
【図46】 従来の展開型アンテナ反射鏡の保持構造の
みを展開した状態を示す図である。
【図47】 従来の展開型アンテナ反射鏡の展開状態を
示す図である。
【符号の説明】 1 アーム、2 展開ヒンジ、3 保持構造、4 保持
構造展開ヒンジ、5保持解放機構、6 分離部、7 セ
ンターハブ、8 金属メッシュ、9 ケーブル、10
可動フック、11 絡み防止機構、12 バネ、20
溝、21 隙間のない弾性材料カバー、22 形状記憶
合金製カバー、23 折り畳み式カバー、24 ひも、
25 弾性材料、26 引っ張りバネ、27 プーリ
ー、28フィルム、29 弾性材料、30 形状記憶合
金、31 弾性ケーブル、32ハードカバー、33 渦
巻きばね、34 形状記憶ばね、35 スライド、36
ストッパ、37 同期ワイヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田嶋 隆範 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナの電波反射面を構成する金属メ
    ッシュと、反射面の形状を形成する複数本のケーブル
    と、上記金属メッシュとケーブルを折り畳んだ収納状態
    から展開し、完全展開後は上記金属メッシュとケーブル
    を展開形状に保持する展開機構と、上記金属メッシュと
    ケーブルを収納状態で動かない様に押さえ込んで保持す
    る保持構造と、上記金属メッシュとケーブルを収納した
    状態では上記保持構造を上記金属メッシュとケーブルを
    押さえ込む位置に拘束し、アンテナの展開開始時に動い
    て拘束を外す可動フックと、その可動フックに掛かって
    おりアンテナの展開開始時には外れる分離部を有する保
    持解放機構と、上記金属メッシュ、ケーブル、展開機
    構、保持構造および保持解放機構を所定の位置に配置し
    固定するセンターハブとから成る展開型アンテナ反射鏡
    において、上記保持解放機構の分離部が上記可動フック
    と分離した後に上記可動フックに上記ケーブルが絡まな
    いようにするための絡み防止機構を有することを特徴と
    する展開型アンテナ反射鏡。
  2. 【請求項2】 上記絡み防止機構は弾性を有する材料で
    作ったカバーで構成し、アンテナ反射鏡が収納状態時に
    はカバーが弾性変形して分離部を避け、上記可動フック
    が外れて分離部が分離すると、弾性で上記可動フックを
    カバーが覆って、ケーブルの絡みを防止するようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の展開型アンテナ反射
    鏡。
  3. 【請求項3】 上記絡み防止機構はバネの付いたカバー
    で構成し、アンテナ反射鏡が収納され、上記保持解放機
    構の分離部が上記可動フックに掛かっていて上記保持構
    造が上記金属メッシュとケーブルを押さえ込んだ状態に
    ある時には上記バネが変形してカバーが分離部を避け、
    上記可動フックが外れて分離部が分離するバネの力で上
    記可動フックをカバーが覆って、ケーブルの絡みを防止
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の展開型
    アンテナ反射鏡。
  4. 【請求項4】 上記絡み防止機構は形状記憶合金で作っ
    たカバーで構成し、アンテナ反射鏡が収納され、上記保
    持解放機構の分離部が上記可動フックに掛かっていて上
    記保持構造が上記金属メッシュとケーブルを押さえ込ん
    だ状態にある時にはカバーを変形させて分離部を避け、
    上記可動フックが外れて分離部が分離した後で、温度制
    御することで記憶した形状に戻って上記可動フックをカ
    バーが覆って、ケーブルの絡みを防止するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の展開型アンテナ反射鏡。
  5. 【請求項5】 上記絡み防止機構は上記可動フックの一
    部を覆う固定部分と弾性を有する材料でできたカバーと
    で構成し、アンテナ反射鏡が収納され、上記保持解放機
    構の分離部が上記可動フックに掛かっていて上記保持構
    造が上記金属メッシュとケーブルを押さえ込んだ状態に
    ある時にはカバーが弾性変形して分離部を避け、上記可
    動フックが外れて分離部が分離すると弾性で上記可動フ
    ックをカバーが覆ってケーブルの絡みを防止するように
    したことを特徴とする請求項1記載の展開型アンテナ反
    射鏡。
  6. 【請求項6】 上記絡み防止機構は可動フックの一部を
    覆う固定部分とカバーおよび分離後にそのカバーを閉じ
    るバネとで構成し、アンテナ反射鏡が収納され、上記保
    持解放機構の分離部が上記可動フックに掛かっていて上
    記保持構造が上記金属メッシュとケーブルを押さえ込ん
    だ状態にある時にはバネが弾性変形してカバーが分離部
    を避け、上記可動フックが外れて分離部が分離するとバ
    ネの力で上記可動フックをカバーが覆ってケーブルの絡
    みを防止するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    の展開型アンテナ反射鏡。
  7. 【請求項7】 上記絡み防止機構は可動フックの一部を
    覆う固定部分と形状記憶合金でできたカバーとで構成
    し、アンテナ反射鏡が収納され、上記保持解放機構の分
    離部が上記可動フックに掛かっていて上記保持構造が上
    記金属メッシュとケーブルを押さえ込んだ状態にある時
    にはカバーを変形させて分離部を避け、上記可動フック
    が外れて分離部が分離した後で温度制御することで記憶
    した形状に戻って上記可動フックをカバーが覆ってケー
    ブルの絡みを防止するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の展開型アンテナ反射鏡。
  8. 【請求項8】 上記絡み防止機構は花弁状の弾性を有す
    る材料でできた多数のカバーで構成し、アンテナ反射鏡
    が収納され、上記保持解放機構の分離部が上記可動フッ
    クに掛かっていて上記保持構造が上記金属メッシュとケ
    ーブルを押さえ込んだ状態にある時にはカバーが弾性変
    形して分離部を避け、上記可動フックが外れて分離部が
    分離すると弾性で上記可動フックを花弁状の多数のカバ
    ーが覆って、ケーブルの絡みを防止するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の展開型アンテナ反射鏡。
  9. 【請求項9】 上記絡み防止機構は花弁状の多数のカバ
    ーおよび分離後にそのカバーを閉じるバネで構成し、ア
    ンテナ反射鏡が収納され、上記保持解放機構の分離部が
    上記可動フックに掛かっていて上記保持構造が上記金属
    メッシュとケーブルを押さえ込んだ状態にある時にはバ
    ネが弾性変形してカバーが分離部を避け、上記可動フッ
    クが外れて分離部が分離するとバネの力で上記可動フッ
    クを花弁状の多数のカバーが覆って、ケーブルの絡みを
    防止するようにしたことを特徴とする請求項1記載の展
    開型アンテナ反射鏡。
  10. 【請求項10】 上記絡み防止機構は花弁状の形状記憶
    合金でできた多数のカバーで構成し、アンテナ反射鏡が
    収納され、上記保持解放機構の分離部が上記可動フック
    に掛かっていて上記保持構造が上記金属メッシュとケー
    ブルを押さえ込んだ状態にある時にはカバーを変形させ
    て分離部を避け、上記可動フックが外れて分離部が分離
    した後で温度制御することで記憶した形状に戻って上記
    可動フックを花弁状の多数のカバーが覆って、ケーブル
    の絡みを防止するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の展開型アンテナ反射鏡。
  11. 【請求項11】 上記絡み防止機構は隙間のない弾性材
    料カバーで構成し、アンテナ反射鏡が収納され、上記保
    持解放機構の分離部が上記可動フックに掛かっていて上
    記保持構造が上記金属メッシュとケーブルを押さえ込ん
    だ状態にある時にはカバーが弾性変形して分離部を避
    け、上記可動フックが外れて分離部が分離すると弾性で
    上記可動フックをカバーが覆って、ケーブルの絡みを防
    止するようにしたことを特徴とする請求項1記載の展開
    型アンテナ反射鏡。
  12. 【請求項12】 上記絡み防止機構は隙間のない形状記
    憶合金製のカバーで構成し、アンテナ反射鏡が収納さ
    れ、上記保持解放機構の分離部が上記可動フックに掛か
    っていて上記保持構造が上記金属メッシュとケーブルを
    押さえ込んだ状態にある時にはカバーを変形させて分離
    部を避け、上記可動フックが外れて分離部が分離した後
    で温度制御することで記憶した形状に戻って可動フック
    をカバーが覆って、ケーブルの絡みを防止するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の展開型アンテナ反射
    鏡。
  13. 【請求項13】 上記絡み防止機構は折り畳み式のカバ
    ーとひも及び弾性材料で構成し、アンテナ反射鏡が収納
    され、上記保持解放機構の分離部が上記可動フックに掛
    かっていて上記保持構造が上記金属メッシュとケーブル
    を押さえ込んだ状態にある時にはカバーは折り畳まれて
    いて分離部を避け、上記可動フックが外れて分離部が分
    離すると、上記ひも及び弾性でもとの形状に戻った上記
    弾性材料により、上記カバーが広がり、上記可動フック
    を覆って、ケーブルの絡みを防止するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の展開型アンテナ反射鏡。
  14. 【請求項14】 上記絡み防止機構は折り畳み式のカバ
    ーとひも及び引っ張りバネで構成し、アンテナ反射鏡が
    収納され、上記保持解放機構の分離部が上記可動フック
    に掛かっていて上記保持構造が上記金属メッシュとケー
    ブルを押さえ込んだ状態にある時にはカバーは折り畳ま
    れていて分離部を避け、上記可動フックが外れて分離部
    が分離すると、上記ひも及び上記引っ張りバネにより、
    上記カバーが広がり上記可動フックを覆って、ケーブル
    の絡みを防止するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の展開型アンテナ反射鏡。
  15. 【請求項15】 上記絡み防止機構は折り畳み式のカバ
    ーと保持構造に固着したひもとで構成し、アンテナ反射
    鏡が収納され、上記保持解放機構の分離部が上記可動フ
    ックに掛かっていて上記保持構造が上記金属メッシュと
    ケーブルを押さえ込んだ状態にある時にはカバーは折り
    畳まれていて分離部を避け、上記可動フックが外れて分
    離部が分離すると保持構造の展開力を利用して上記ひも
    が引っ張られ、上記ひもにつながったカバーが広がり可
    動フックを覆って、ケーブルの絡みを防止するようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の展開型アンテナ反射
    鏡。
  16. 【請求項16】 上記絡み防止機構はフィルム及びそれ
    を支える弾性材料で作ったカバーで構成し、アンテナ反
    射鏡が収納され、上記保持解放機構の分離部が上記可動
    フックに掛かっていて上記保持構造が上記金属メッシュ
    とケーブルを押さえ込んだ状態にある時には弾性材料が
    弾性変形してカバーが分離部を避け、上記可動フックが
    外れて分離部が分離すると、弾性で上記カバーが可動フ
    ックを覆って、ケーブルの絡みを防止するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の展開型アンテナ反射鏡。
  17. 【請求項17】 上記絡み防止機構はフィルム及びそれ
    を支える形状記憶合金で作ったカバーで構成し、アンテ
    ナ反射鏡が収納され、上記保持解放機構の分離部が上記
    可動フックに掛かっていて上記保持構造が上記金属メッ
    シュとケーブルを押さえ込んだ状態にある時には形状記
    憶合金を変形させてカバーが分離部を避け、上記可動フ
    ックが外れて分離部が分離した後で温度制御することで
    上記カバーが可動フックを覆ってケーブルの絡みを防止
    するようにしたことを特徴とする請求項1記載の展開型
    アンテナ反射鏡。
  18. 【請求項18】 上記絡み防止機構は、一端を上記保持
    解放機構に取り付けられ、他端をリング状に加工された
    フィルムと、上記フィルムのリング部分に通され上記分
    離部に取り付けられている弾性ワイヤとで構成し、アン
    テナ反射鏡が収納され、上記保持解放機構の分離部が上
    記可動フックに掛かっていて上記保持構造が上記金属メ
    ッシュとケーブルを押さえ込んだ状態にある時には上記
    フィルムが上記保持解放機構と上記分離部の間に蛇腹状
    に折り畳まれ、上記可動フックから上記分離部が分離し
    た後、上記分離部の展開動作により上記フィルムの蛇腹
    部分が上記弾性ワイヤに引っ張られて展開して、上記可
    動フックを覆い、上記可動フックに上記金属メッシュ、
    ケーブルが絡むことを防止するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の展開型アンテナ反射鏡。
  19. 【請求項19】 上記絡み防止機構は、ハードカバー
    と、上記ハードカバーを上記保持解放機構に取り付ける
    渦巻きばねとで構成し、アンテナ反射鏡が収納され、上
    記保持解放機構の分離部が上記可動フックに掛かってい
    て、上記保持構造が上記金属メッシュとケーブルを押さ
    え込んだ状態にある時には上記渦巻きばねを変形させ上
    記ハードカバーが上記分離部を避けるように幾何学的に
    拘束し、上記可動フックから上記分離部が分離すると、
    上記渦巻きばねが元の形状に戻ろうとする力で上記ハー
    ドカバーが上記渦巻きばねを支点に回転して上記可動フ
    ックを覆い、上記可動フックに上記金属メッシュ、ケー
    ブルが絡むことを防止するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の展開型アンテナ反射鏡。
  20. 【請求項20】 上記絡み防止機構は、ハードカバー
    と、上記ハードカバーを上記保持解放機構に取り付ける
    渦巻きばね及び形状記憶ばねとで構成し、アンテナ反射
    鏡が収納され、上記保持解放機構の分離部が上記可動フ
    ックに掛かっていて上記保持構造が上記金属メッシュと
    ケーブルを押さえ込んだ状態にある時には上記ハードカ
    バーが上記分離部を避けるよう上記渦巻きばね及び形状
    記憶ばねを温度制御により保持し、上記可動フックから
    上記分離部が分離した後、上記ハードカバーが上記可動
    フックを覆うように上記渦巻きばね及び形状記憶ばねを
    温度制御により変形させ、上記可動フックに上記金属メ
    ッシュ、ケーブルが絡むことを防止するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の展開型アンテナ反射鏡。
  21. 【請求項21】 上記絡み防止機構は、ハードカバー
    と、上記ハードカバーを上記保持解放機構に取り付ける
    スライドと、上記ハードカバーを上記スライド上でスラ
    イドさせるための引っ張りバネと、上記ハードカバーの
    ストッパとで構成し、アンテナ反射鏡が収納され、上記
    保持解放機構の分離部が上記可動フックに掛かっていて
    上記保持構造が上記金属メッシュとケーブルを押さえ込
    んだ状態にある時には上記引っ張りバネを変形させ上記
    ハードカバーが上記分離部を避けるように幾何学的に拘
    束し、上記可動フックから上記分離部が分離すると、上
    記引っ張りバネが元の形状に戻ろうとする力で上記ハー
    ドカバーが上記スライド上をスライドし、最終的に上記
    ストッパで止まって上記可動フックを覆い、上記可動フ
    ックに上記金属メッシュ、ケーブルが絡むことを防止す
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の展開型ア
    ンテナ反射鏡。
  22. 【請求項22】 上記絡み防止機構は、ハードカバー
    と、上記ハードカバーを上記保持解放機構に取り付ける
    スライドと、上記分離部の展開動作に同期して上記ハー
    ドカバーを上記スライド上でスライドさせる同期ワイヤ
    と、上記ハードカバーのストッパとで構成し、アンテナ
    反射鏡が収納され、上記保持解放機構の分離部が上記可
    動フックに掛かっていて上記保持構造が上記金属メッシ
    ュとケーブルを押さえ込んだ状態にある時には上記ハー
    ドカバーが上記分離部を避けるように同期ワイヤをセッ
    トし、上記可動フックから上記分離部が分離した後、上
    記ハードカバーが上記分離部の展開動作に同期して上記
    同期ワイヤに引っ張られ上記スライド上をスライドし、
    最終的に上記ストッパで止まって上記可動フックを覆
    い、上記可動フックに上記金属メッシュ、ケーブルが絡
    むことを防止するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の展開型アンテナ反射鏡。
JP2945996A 1996-02-16 1996-02-16 展開型アンテナ反射鏡 Pending JPH09223925A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2945996A JPH09223925A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 展開型アンテナ反射鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2945996A JPH09223925A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 展開型アンテナ反射鏡

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09223925A true JPH09223925A (ja) 1997-08-26

Family

ID=12276694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2945996A Pending JPH09223925A (ja) 1996-02-16 1996-02-16 展開型アンテナ反射鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09223925A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104241867A (zh) * 2014-09-19 2014-12-24 上海跃盛信息技术有限公司 一种展开机构及具有该展开机构的伞状天线反射器
CN107768796A (zh) * 2017-09-25 2018-03-06 上海卫星工程研究所 花瓣式可展开星载抛物面天线
CN112164895A (zh) * 2020-08-28 2021-01-01 西安空间无线电技术研究所 一种无源缓释展开机构拖动的伞状反射器
CN112768952A (zh) * 2020-12-30 2021-05-07 中国科学院空天信息创新研究院 一种星载卡塞格伦伞式网状sar天线
CN116699794A (zh) * 2023-08-09 2023-09-05 南京佰福激光技术有限公司 一种用于导光臂镜片装配的装置及其方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104241867A (zh) * 2014-09-19 2014-12-24 上海跃盛信息技术有限公司 一种展开机构及具有该展开机构的伞状天线反射器
CN104241867B (zh) * 2014-09-19 2017-01-25 上海跃盛信息技术有限公司 一种展开机构及具有该展开机构的伞状天线反射器
CN107768796A (zh) * 2017-09-25 2018-03-06 上海卫星工程研究所 花瓣式可展开星载抛物面天线
CN112164895A (zh) * 2020-08-28 2021-01-01 西安空间无线电技术研究所 一种无源缓释展开机构拖动的伞状反射器
CN112164895B (zh) * 2020-08-28 2022-02-01 西安空间无线电技术研究所 一种无源缓释展开机构拖动的伞状反射器
CN112768952A (zh) * 2020-12-30 2021-05-07 中国科学院空天信息创新研究院 一种星载卡塞格伦伞式网状sar天线
CN112768952B (zh) * 2020-12-30 2022-06-03 中国科学院空天信息创新研究院 一种星载卡塞格伦伞式网状sar天线
CN116699794A (zh) * 2023-08-09 2023-09-05 南京佰福激光技术有限公司 一种用于导光臂镜片装配的装置及其方法
CN116699794B (zh) * 2023-08-09 2023-10-24 南京佰福激光技术有限公司 一种用于导光臂镜片装配的装置及其方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4578920A (en) Synchronously deployable truss structure
US7009578B2 (en) Deployable antenna with foldable resilient members
JP3021421B2 (ja) 積み込み時の高さの低いエッジ支持傘形反射装置
US4926181A (en) Deployable membrane shell reflector
JPH0930499A (ja) ハイブリッドソーラパネルアレイ
CN110994118B (zh) 一种绳索驱动的伞状卡塞格伦天线主副面平稳展开机构
Lin et al. Shape memory rigidizable inflatable (RI) structures for large space systems applications
JPH05218733A (ja) 制限された容積の容器中に折畳むための簡単化された宇宙船アンテナ反射器
US10601142B2 (en) Reflecting systems, such as reflector antenna systems, with tension-stabilized reflector positioning apparatus
JPH09223925A (ja) 展開型アンテナ反射鏡
JPWO2019087236A1 (ja) リフレクタ、展開アンテナ、及び宇宙航行体
JP4876941B2 (ja) 展開型アンテナ
JPH10135725A (ja) 同期回転2軸機械ヒンジアセンブリ
JPH01154606A (ja) パラボラアンテナ鏡面展開方式
JPH11321799A (ja) アンテナ反射器
JPH07226620A (ja) 展開型アンテナ反射鏡
JPS59126305A (ja) 展開形アンテナ反射鏡
JP4877809B2 (ja) 展開型アンテナ
JP3520948B2 (ja) からみ防止構造
JPH0638565B2 (ja) 人工衛星のアンテナ装置
RU2424162C2 (ru) Космическое зеркало и способ его развертывания в космосе (варианты)
JPH0642960Y2 (ja) 宇宙航行体の展開構造物遅延機構
JPH0465563B2 (ja)
JPH04132402A (ja) 展開メッシュアンテナ
JPS63170200A (ja) 太陽電池パドル展開機構