JPH09222407A - ガス検知方法及びガス検知装置 - Google Patents

ガス検知方法及びガス検知装置

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JPH09222407A
JPH09222407A JP2885996A JP2885996A JPH09222407A JP H09222407 A JPH09222407 A JP H09222407A JP 2885996 A JP2885996 A JP 2885996A JP 2885996 A JP2885996 A JP 2885996A JP H09222407 A JPH09222407 A JP H09222407A
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Hirokazu Mihashi
弘和 三橋
Takeshi Sato
武司 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、かつ、前記ガス検知素子の特
性を有効に生かし、小電力でガスを検知することのでき
る技術を提供する。 【解決手段】 金、白金、パラジウムの少なくとも一種
以上の貴金属を0.05mol%以上5mol%以下添
加してある酸化スズ半導体からなるガス感応部を、貴金
属コイル線を覆って設けてある熱線型半導体式のガス検
知素子1を備えるとともに、そのガス検知素子1にパル
ス電圧を印加自在な電圧供給装置4を備え、電圧供給装
置4によるパルス電圧供給を、前記パルス電圧の電圧印
加(ON)持続時間を10ミリ秒以下に設定するととも
に、前記パルス電圧の電圧印加(ON)持続時間と、前
記パルス電圧の電圧印加停止(OFF)持続時間との作
動時間比(ON/OFF)を1/100以下に設定して
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス検知方法及び
ガス検知装置に関し、具体的には、酸化スズ半導体部
を、貴金属コイル線を覆って設けてある熱線型半導体式
のガス検知素子を用いて被検知ガスを検知する技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、酸化スズ半導体部を、貴金属コイ
ル線を覆って設けてある熱線型半導体式のガス検知素子
を備えたガス検知装置は知られており、例えば、前記ガ
ス検知素子に電圧を印加し、前記貴金属コイル線による
ジュール熱により、そのガス検知素子を200℃〜30
0℃の高温域に加熱した状態で、そのガス検知素子か
ら、電圧の印加に基づく出力を得ることによって被検知
ガスを検知することが行われている。ところが、このよ
うなガス検知装置は、常に前記ガス検知素子を高温域に
加熱した状態に維持せねばならないため、消費電力が大
きくなるので、高温域に加熱した状態に維持しなくても
被検知ガスを検知することのできるガス検知素子が望ま
れている。そこで、金、白金、パラジウムの少なくとも
一種以上の貴金属を0.05mol%以上5mol%以
下添加してある酸化スズ半導体部を有するガス検知素子
が開発され、このようなガス検知素子は常温付近(たと
えば60℃以下)で、種々のガス(例えば一酸化炭素ガ
ス)に対して高いガス選択性を発揮することが見いださ
れている。そのため、前記ガス検知素子を高温に維持す
ることなく、ほぼ常温の温度域に維持し、電圧の印加に
基づく出力を得ることによって被検知ガスを検知するこ
とが可能になりつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した前
記ガス検知素子を用いて、被検知ガスを検知するには、
電圧の印加に基づく前記ガス検知素子からの出力を得る
ために、前記ガス検知素子がガスを吸着することによる
抵抗値変化の情報を出力するのに加えて、前記ガス検知
素子の温度を所定範囲に維持したり、前記ガス検知素子
をパージしたりする温度制御を行う回路を必要とすると
いう実情があり、被検知ガス検知に種々の回路を要して
全体として複雑になるとともに、前記ガス検知素子の温
度制御のためにヒーター等を設ける場合には、前記ガス
検知素子自体の構造が複雑かつ大型になり、やはり、消
費電力が大きくなるという欠点があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、上記実情に鑑
み、簡単な構造で、かつ、前記ガス検知素子の特性を有
効に生かし、小電力でガスを検知することのできる技術
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成1〕この目的を達成するための本発明のガス検知
方法の特徴手段は、金、白金、パラジウムの少なくとも
一種以上の貴金属を0.05mol%以上5mol%以
下添加してある酸化スズ半導体からなるガス感応部を、
貴金属コイル線を覆って設けてある熱線型半導体式のガ
ス検知素子に対して、被検知ガスに対して前記ガス検知
素子がガス選択性を発揮する最高温度以下に前記ガス検
知素子の温度を維持可能にパルス電圧を印加して、前記
パルス電圧の印加に基づくガス検知素子からの出力によ
って被検知ガスを検知することにある。
【0006】〔作用効果〕つまり、酸化スズ半導体部
を、貴金属コイル線を覆って設けてある熱線型半導体式
のガス検知素子を用いて被検知ガスを検知するのである
から、前記貴金属コイル線の両端部に接続して、前記ガ
ス検知素子に電圧を印加するとともに、前記ガス検知素
子の温度を所定範囲に維持したり、前記ガス検知素子を
パージしたりすることの出来る回路として用いることが
でき、簡単な構造の回路及びガス検知素子によって被検
知ガスを検知することが可能となる。そこで、通常この
ようなガス検知素子によって、ガスを検知するために
は、前記ガス検知素子を高温に維持する必要があるもの
の、前記酸化スズ半導体部を、金、白金、パラジウムの
少なくとも一種以上の貴金属を0.05mol%以上5
mol%以下含む酸化スズ半導体により、構成しておく
から、前記ガス検知素子を高温に維持する必要がなくな
る。ところで、前記ガス検知素子に電圧を印加して、そ
の電圧の印加に基づくガス検知素子からの出力を得よう
とすると、前記貴金属コイル線が発熱するために、前記
ガス検知素子を、前記酸化スズ半導体部が被検知ガスに
対してガス選択性を発揮する温度域よりも高温に過熱し
てしまい、高感度に前記被検知ガスを検知することがで
きなくなるのではないかと考えられる。しかし、本発明
によれば、前記電圧の印加を、パルス電圧によって行
い、かつ、その電圧の印加を、被検知ガスに対して前記
ガス検知素子がガス選択性を発揮する最高温度以下に前
記ガス検知素子の温度を維持可能に設定して行うので、
前記ガス検知素子の温度を比較的低温(常温)に維持し
て小電力で被検知ガスの検知を継続して行うことができ
るのである。そのため、家庭用ガス検知装置に適用する
ような場合に、ガス検知装置全体としての消費電力量を
極めて少なく設定できるので、例えば、乾電池などでの
作動も可能になるなど、ガス検知装置の小型化、電源か
らの配線の不要化などを実現でき、前記ガス検知装置に
携帯性を付与したり、コンセント等の位置による設置位
置の制約等を排除することが出来るなどガス検知装置の
利用性を大きく向上させる事が出来る。
【0007】〔構成2〕また、前記目的を達成するため
の本発明のガス検知装置の特徴構成は、金、白金、パラ
ジウムの少なくとも一種以上の貴金属を0.05mol
%以上5mol%以下添加してある酸化スズ半導体から
なるガス感応部を、貴金属コイル線を覆って設けてある
熱線型半導体式のガス検知素子を備えるとともに、その
ガス検知素子にパルス電圧を印加自在な電圧供給装置を
備え、電圧供給装置によるパルス電圧供給を、前記パル
ス電圧の電圧印加(ON)持続時間を10ミリ秒以下に
設定するとともに、前記パルス電圧の電圧印加(ON)
持続時間と、前記パルス電圧の電圧印加停止(OFF)
持続時間との作動時間比(ON/OFF)を1/100
以下に設定してあることにあり、前記パルス電圧の電圧
印加(ON)持続時間を設定する第一規則と、作動時間
比(ON/OFF)を設定する第二規則とを含む所定規
則に従って、前記パルス電圧の電圧印加(ON)と、前
記パルス電圧の電圧印加停止(OFF)とを、切り替え
制御する制御機構を設けてあってもよく、前記パルス電
圧を、前記ガス検知素子に対する継続電圧印加によっ
て、そのガス検知素子の最終到達温度を350℃〜45
0℃にできる電圧に設定してあってもよく、パルス電圧
の電圧印加(ON)持続時間を、前記ガス検知素子の温
度の上昇幅を5℃以下にする所定時間に設定してあって
もよく、前記所定規則が、前記ガス検知素子を350℃
〜450℃に加熱可能にするパージ時間を設定する第三
規則を含むものであれば尚好ましい。
【0008】〔作用効果〕つまり、金、白金、パラジウ
ムの少なくとも一種以上の貴金属を0.05mol%以
上5mol%以下添加してある酸化スズ半導体からなる
ガス感応部を、貴金属コイル線を覆って設けてある熱線
型半導体式のガス検知素子を備えるとともに、そのガス
検知素子にパルス電圧を印加自在な電圧供給装置を備え
てあれば、前記ガス検知素子にパルス電圧を印加して、
その電圧の印加に基づくガス検知素子からの出力を得る
ことが出来るので、前記ガス検知素子に対するガスの吸
着に伴う前記出力の変化を測定することによって、ガス
を検出することが出来る。このとき、電圧供給装置によ
るパルス電圧供給を、前記パルス電圧の電圧印加(O
N)持続時間を10ミリ秒以下に設定してあれば、通常
の熱線型半導体式のガス検知素子は、ほとんど発熱しな
い状況に維持可能であり、前記パルス電圧の電圧印加
(ON)持続時間と、前記パルス電圧の電圧印加停止
(OFF)持続時間との作動時間比(ON/OFF)を
1/100以下に設定してあれば、たとえ前記ガス検知
素子が発熱したとしても、前記パルス電圧の電圧印加停
止(OFF)持続時間中に自然冷却され、そのガス検知
素子の温度は、ほぼ外気温(常温)に維持されやすい。
尚、前記パルス電圧の印加を所定の制御機構を用いて行
えば、前記ガス検知素子の温度を容易に常温に維持でき
る。そこで、前記制御機構としては、前記パルス電圧の
電圧印加(ON)持続時間を設定する第一規則と、作動
時間比(ON/OFF)を設定する第二規則とを含む所
定規則に従って、前記パルス電圧の電圧印加(ON)
と、前記パルス電圧の電圧印加停止(OFF)とを、切
り替え制御するものとしておくことで、簡単な構成によ
って、ガス検知素子の温度を常温に維持しやすい。パル
ス電圧の電圧印加(ON)持続時間を、前記ガス検知素
子の温度の上昇幅を5℃以下にする所定時間に設定して
あれば、パルス電圧の電圧印加停止(OFF)時間を特
に大きくとることなく、ガス検知素子の温度を常温に維
持しやすいので、被検知ガスの検知を短い間隔で行え、
ガス検知素子が常温に低下するまで被検知ガスの検知が
出来なくなって、ガス検知遅れを生じるような不都合を
防止できる。また、上述のガス検知素子といえども、長
期使用によってガス検知特性が低下するおそれはある。
そこで、前記制御機構は、前記ガス検知素子を一時的に
短時間、高温に加熱するパージ操作を可能にする構成で
あることが望ましい。そこで、前記パルス電圧を、前記
ガス検知素子に対する継続電圧印加によって、そのガス
検知素子の最終到達温度を350℃〜450℃にできる
電圧に設定してあれば、通常、ガス検知素子がほとんど
加熱されない10ミリ秒以下の電圧印加によりガスを検
知しながらも、パージ操作を必要とする場合には、電圧
印加時間を長くして前記ガス検知素子の最終到達温度を
350℃〜450℃にすれば、前記ガス検知素子に付着
して被検知ガスを検知するのを妨害するような成分を、
燃焼、あるいは、分解させて除去し、前記ガス検知素子
の被検知ガス検知特性を高く回復させることができる。
そのため、印加電圧を特に制御することなく被検知ガス
検知操作及びパージ操作を容易に切り替えて利用するこ
とが可能になる。そこで、さらに、前記制御機構が作用
するための所定規則として、前記ガス検知素子を350
℃〜450℃に加熱可能にするパージ時間を設定する第
三規則を含むものであれば、上述のガス検知素子を長期
にわたって安定動作させることが出来るので有効であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明のガス検知装置は、ガス検
知素子1として約20μm径の太さの白金コイル線2を
覆って酸化スズ半導体を0.5mm径に設けて、その酸
化スズ半導体を600℃で1時間焼成してガス感応部3
を形成し(図2参照)、前記ガス感応部3にパラジウム
を0.05mol%添加してある、常温作動型で一酸化
炭素ガス選択性の熱線型半導体式ガス検知素子を設け、
図1に示すように、もし電圧印加を持続させ続ければそ
のガス検知素子1の最終到達温度を、350〜450℃
にできる電圧を印加自在な電圧供給装置4を設け、これ
らを検知回路部5に接続して構成するとともに、前記電
圧供給装置4には、制御規則に従って、前記パルス電圧
の電圧印加(ON)と、前記パルス電圧の電圧印加停止
(OFF)とを、切り替え制御する制御機構6を設け、
前記検知回路部5には、前記パルス電圧の印加に基づく
ガス検知素子からの出力を被検知ガスの検知情報(警報
音)として出力する出力装置(警報装置)7を設けて、
全体としてガス検知装置に構成してある。
【0010】前記ガス検知素子1は、常温で一酸化炭素
ガスを検知して、通電によって、前記一酸化炭素ガスの
濃度に対して出力を生じる特性を有するものであり、ま
た、一酸化炭素ガスの接触により、その第一ガス検知素
子1の抵抗値が一酸化炭素ガス濃度に対応して変化する
ものとなっている。
【0011】前記制御規則は、以下の3規則によって構
成してあり、マイコン制御される。 ◎第一規則:電圧印加される状態の持続時間が(電圧印
加(ON)持続時間)1ミリ秒に達したときに、その電
圧印加を停止する。 ◎第二規則:電圧印加を停止された状態の持続時間(電
圧印加停止(OFF)持続時間)が前記電圧印加(O
N)持続時間の10000倍(10秒間)に達したとき
に(作動時間比(ON/OFF)が1/10000にな
ったときに)電圧印加を開始する。 ◎第三規則:前記第一、第二規則に関わらず、3時間に
一度、5秒間の電圧印加状態(パージ時間)を持続させ
る。
【0012】つまり、第一、第二規則のみに従って制御
すると、前記ガス検知素子1には、パルス電圧が印加さ
れることになり、そのため、10秒あたり1ミリ秒通電
する動作を繰り返すことによって、前記第一ガス検知素
子1が発熱するのを防止しつつ、前記第一ガス検知素子
1の抵抗値の変化に基づく出力を得ると、その第一ガス
検知素子1に接触している一酸化炭素ガス濃度を測定す
ることが出来る。また、上述の制御による継続したガス
検知によって、前記ガス検知素子1は次第に応答性が低
下するなどガス検知性能が低下するおそれがあるもの
の、パージ時間を設定する第三規則に従って電圧印加を
行えば、前記ガス検知素子1を一時的に350℃〜45
0℃に加熱可能にする事が出来、前記ガス検知素子1の
ガス検知性能を高く維持できる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】〔ガス検知素子〕所定濃度の塩化スズの水
溶液に、所定割合で塩化アンチモンを添加した水溶液を
調整しておく。この水溶液にアンモニア水を滴下して水
酸化スズの沈殿物を得る。前記沈殿物を水洗、乾燥後、
電気炉で焼成して、酸化スズを得る。前記酸化スズを粉
砕して微粉末にし、水で練って酸化スズのペーストを得
る。
【0015】前記酸化スズのペーストを前記白金線(白
金コイル)2の周囲を覆うように塗布し、乾燥後600
℃で1時間焼成して、前記白金コイルを覆って酸化スズ
半導体からなるガス感応部3を設けるとともに、塩化パ
ラジウム水溶液を、前記ガス感応部3に含浸させて、前
記ガス感応部3に対してパラジウムが0.05mol%
担持させた状態にして第一ガス検知素子1を得る。
【0016】〔ガス検知実験例〕このガス検知素子1
は、図3に示すように、常温で、水素ガスに対して高い
一酸化炭素ガス選択性を有する事が分かり、さらに、こ
のガス検知素子1のガス応答性を調べると、図4に示す
ようになり、50ppmの一酸化炭素ガスであっても約
15分で正確な出力を得る事ができることがわかり、短
時間で常温での一酸化炭素ガス濃度を把握するのに役立
ち、実用に耐えることが分かる。また、このようなガス
検知素子1を上述のガス検知装置に用いてガス検知を行
ったところ、図5に示すような出力結果が得られ、雰囲
気の一酸化炭素ガス濃度を応答性高く検知していること
がわかり、さらに、この時の消費電力は、前記ガス検知
装置に常時電圧印加を行ってガス検知を行う場合に比べ
て極めて少なく設定されていることもわかった。
【0017】〔別実施形態〕以下に別実施形態を説明す
る。前記ガス検知素子として、前記パラジウム、白金、
金の少なくとも一種の貴金属の添加量を種々変更した第
一ガス検知素子を比較検討したところ図6のようになっ
た。尚、前記各貴金属の添加量における感度比は、前記
ガス検知素子の100ppmの一酸化炭素ガスに対する
感度が最も高くなった各貴金属の添加量を、感度=1と
してそれに対する割合(感度比)で示してある。図6よ
り、前記各貴金属の添加量は、0.5mol%以上1m
ol%以下が特に好ましいことがわかる。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス検知装置の概略図
【図2】ガス検知素子の一部断面斜視図
【図3】ガス検知素子の温度依存ガス検知特性図
【図4】ガス検知素子の応答特性図
【図5】ガス検知素子の作動制御を示す図
【図6】ガス検知素子の貴金属添加量依存ガス検知特性
【符号の説明】
1 ガス検知素子 2 貴金属コイル線 3 ガス感応部 4 電圧供給装置 6 制御機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金、白金、パラジウムの少なくとも一種
    以上の貴金属を0.05mol%以上5mol%以下添
    加してある酸化スズ半導体からなるガス感応部(3)
    を、貴金属コイル線(2)を覆って設けてある熱線型半
    導体式のガス検知素子(1)に対して、 被検知ガスに対して前記ガス検知素子(1)がガス選択
    性を発揮する最高温度以下に前記ガス検知素子(1)の
    温度を維持可能にパルス電圧を印加して、 前記パルス電圧の印加に基づくガス検知素子(1)から
    の出力によって被検知ガスを検知するガス検知方法。
  2. 【請求項2】 金、白金、パラジウムの少なくとも一種
    以上の貴金属を0.05mol%以上5mol%以下添
    加してある酸化スズ半導体からなるガス感応部(3)
    を、貴金属コイル線(2)を覆って設けてある熱線型半
    導体式のガス検知素子(1)を備えるとともに、そのガ
    ス検知素子(1)にパルス電圧を印加自在な電圧供給装
    置(4)を備え、電圧供給装置(4)によるパルス電圧
    供給を、前記パルス電圧の電圧印加(ON)持続時間を
    10ミリ秒以下に設定するとともに、前記パルス電圧の
    電圧印加(ON)持続時間と、前記パルス電圧の電圧印
    加停止(OFF)持続時間との作動時間比(ON/OF
    F)を1/100以下に設定してあるガス検知装置。
  3. 【請求項3】 前記パルス電圧の電圧印加(ON)持続
    時間を設定する第一規則と、作動時間比(ON/OF
    F)を設定する第二規則とを含む所定規則に従って、前
    記パルス電圧の電圧印加(ON)と、前記パルス電圧の
    電圧印加停止(OFF)とを、切り替え制御する制御機
    構(6)を設けてある請求項2記載のガス検知装置。
  4. 【請求項4】 パルス電圧の電圧印加(ON)持続時間
    を、前記ガス検知素子(1)の温度の上昇幅を5℃以下
    にする所定時間に設定してある請求項2〜3のいずれか
    に記載のガス検知装置。
  5. 【請求項5】 前記パルス電圧を、前記ガス検知素子に
    対する継続電圧印加によって、そのガス検知素子の最終
    到達温度を350℃〜450℃にできる電圧に設定して
    ある請求項2〜4のいずれかに記載のガス検知装置。
  6. 【請求項6】 前記所定規則が、前記ガス検知素子
    (1)を350℃〜450℃に加熱可能にするパージ時
    間を設定する第三規則を含むものである請求項3〜5の
    いずれかに記載のガス検知装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001330578A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 New Cosmos Electric Corp ガス検知方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001330578A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 New Cosmos Electric Corp ガス検知方法及び装置

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