JPH09222204A - 流動床燃焼方法及び流動床燃焼装置 - Google Patents

流動床燃焼方法及び流動床燃焼装置

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JPH09222204A
JPH09222204A JP2786696A JP2786696A JPH09222204A JP H09222204 A JPH09222204 A JP H09222204A JP 2786696 A JP2786696 A JP 2786696A JP 2786696 A JP2786696 A JP 2786696A JP H09222204 A JPH09222204 A JP H09222204A
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JP
Japan
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fluidized bed
fluid material
fuel
fluidized
bed combustion
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Withdrawn
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JP2786696A
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English (en)
Inventor
Teruyuki Ueshima
輝行 上嶋
Kazuyuki Meiyou
明用  和幸
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体又はスラリー状の燃料を連続安定して流
動床燃焼させうる燃焼方法及びそのための流動床燃焼装
置を提供する。 【解決手段】 流動床燃焼炉1の側部にラッパ状の流動
材混合室21が傾斜角θ(40°〜50°)で取付けら
れている。この混合室21の上端部にバーナガン20が
同様に傾斜して取付けられている。このバーナガン20
は二重構造で内側に円筒形の燃料供給管7、外側に流動
材13とその噴射用空気17が供給される円筒形の流動
材供給管18を具えると共に、その流動材供給管18の
先端にラッパ状の流動材混合管19を具えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体又はスラリー
状の燃料を流動床燃焼させる方法及びそのための流動床
燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4に液体又はスラリー状の燃
料を流動床燃焼させるための従来の流動床燃焼装置の例
を示してある。図3及び図4において、1は流動床燃焼
炉で下部に目皿6で仕切られたプレナムチャンバ2を有
している。3は押込通風機で、流動床燃焼炉1における
流動層5の上部とプレナムチャンバ2に対し空気ダクト
4によって燃焼用空気12を供給するために設けられて
いる。
【0003】流動層燃焼炉1の下部側方には燃料供給管
7が取付けられ、液体又はスラリー状の燃料8が燃料供
給装置9から炉内に供給されるようになっている。燃料
供給管7の前面には燃料噴出孔11を有する平型多孔板
10が取付けられている。
【0004】また、燃料供給管7の上方には流動材搬送
管15が取付けられ、ロータリフィーダ14によって流
動材(石灰石)13が供給されるようになっている。1
6は、流動材搬送管15に噴射用空気17を供給するた
めの噴射用空気供給装置である。
【0005】このように構成された図3及び図4の燃焼
装置において、流動層燃焼は、流動床燃焼炉1へ燃焼用
空気12と液体又はスラリー状の燃料8と流動材13を
入れて行なう。燃焼用空気12が、押込通風機3から空
気ダクト4をへてプレナムチャンバ2へ送られ、目皿6
を通して流動層5へ送られる。
【0006】燃料供給装置9から送られる液体及びスラ
リー状の燃料8は、燃料供給管7内に送られる。次に、
燃料供給管7に送られた液体及びスラリー状の燃料8
は、平型多孔板10に供給され、圧力噴霧により、燃料
噴出孔11から流動層5内に供給される。
【0007】また、ロータリフィーダ14から送られる
流動材(石灰石)13は流動材搬送管15内に送られ
る。次に、流動材搬送管15内に送られた流動材13は
噴射用空気供給装置16から送られる噴射用空気17と
共に流動層5内に供給される。供給された液体及びスラ
リー状の燃料8と流動材13は共に流動燃焼する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来の流動床
燃焼装置における液体又はスラリー状の燃料8の供給
は、平型多孔板10の燃料噴出孔11から行われるが、
その平型多孔板10が流動床燃焼炉1の内壁に接するよ
うに設置しているため、これに起因して次の不具合点を
有する。
【0009】1).燃料噴出孔11が流動床燃焼炉1の内
壁に接するように設置しているため、平型多孔板10が
高温(850℃〜900℃)の状態になってしまう。平
型多孔板10が長時間高温状態になると、燃料噴出孔1
1付近の燃焼状態が良くなりクリンカを発生し、燃料噴
出孔11が閉塞する場合がある。
【0010】2).流動材搬送管15と燃料供給管7が流
動床燃焼炉1の側部の上下に分離して配設されているた
め、流動材搬送管15から供給される流動材13と液体
又はスラリー状の燃料8の混合が非常に悪く、流動床燃
焼炉1の燃焼維持が不可能となり、安定連続運転ができ
なかった。
【0011】本発明は、液体又はスラリー状の燃料を連
続安定して流動床燃焼させうる燃焼方法及びそのための
流動床燃焼装置を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、流動床燃焼させる液体又はスラリー状の燃
料と流動材とを混合したあと燃焼炉へ供給することを特
徴とする流動床燃焼方法を提供する。この流動床燃焼方
法によれば、流動材は液体又はスラリー状の燃料と流動
層内で良く混合されていて安定した連続運転が可能とな
る。
【0013】また本発明は、流動床燃焼炉の側部に対し
傾斜して配設されたラッパ状の流動材混合室と、その混
合室の上端部に傾斜して配設されたバーナガンとを有す
る流動床燃焼装置を提供する。
【0014】本発明による流動床燃焼装置に用いるバー
ナガンは二重構造で、内側に円筒形の燃料供給管、外側
に流動材とその噴射用空気が供給される円筒形の流動材
供給管を具えると共に、同流動材供給管の先端にラッパ
状の流動材混合管を具えた構造とする。
【0015】本発明による流動床燃焼装置におけるラッ
パ状の流動材混合室とバーナガンを流動床燃焼炉の側部
に傾斜して取付けるときの傾斜角は供給される流動材の
安息角を勘案して、通常は40°〜50°とするのが好
ましい。
【0016】以上のように、本発明による流動床燃焼装
置ではラッパ状の流動材混合室を流動床燃焼炉の側部に
対して安息角(40°〜50°)に傾けて配設し、ま
た、バーナガンもその流動材混合室の上端部に流動床燃
焼炉の側部に対して安息角(40°〜50°)に傾けて
配設した事で、燃料噴射のための平型多孔板が高温(8
50℃〜900℃)になることを防止できるとともに、
平型多孔板は、流動材の流動化による摩耗防止を図るこ
とができ、スムーズに流動材や液体又はスラリー状の燃
料を流動層へ供給できる。
【0017】また、本発明による流動床燃焼装置に用い
るバーナガンは二重構造で内部に円筒形の燃料供給管を
配設してあり、その燃料供給管の外側には、円筒形の流
動材供給管を配設し、流動材供給管の先端にラッパ状の
流動材混合管を配設した事で噴射用空気によって、流動
材と平型多孔板から圧力噴霧される液体又はスラリー状
の燃料は、流動材混合管に衝突することにより、効率良
く混合され、流動材混合室を通り流動層へ送られるため
安定燃焼をさせることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による流動床燃焼方
法及び装置について図1,図2に示した実施の一形態に
基づいて具体的に説明する。なお、以下の実施の形態に
おいて、図3,図4に示した従来の装置と同じ構成の部
分には説明を簡単にするため同じ符号を付してある。
【0019】図1及び図2において、流動床燃焼炉1の
側部の下方にラッパ状の流動材混合室21が傾斜角θ
(40°〜50°)で取付けられている。この流動材混
合室21の上端部に、同様の傾斜角をもってバーナガン
20が取付けられている。
【0020】バーナガン20は、二重構造で燃料供給管
7と流動材供給管18で構成され、燃料供給管7は外部
に設けられた燃料供給装置9と接続され、流動材供給管
18は噴射用空気供給装置16及び流動材(石灰石)1
3を供給するロータリフィーダ14と接続されている。
【0021】バーナガン20の先端にはラッパ状の流動
材混合管19が取付けられている。また、燃料供給管7
の先端には燃料噴射孔11を設けた平型多孔板10が取
付けられている。
【0022】このように構成された図1及び図2に示さ
れた流動床燃焼装置において、燃料供給装置9から供給
される液体又はスラリー状の燃料8は、燃料供給管7を
通り平型多孔板10に供給され、圧力噴霧により燃料噴
出孔11から流動材混合管19に供給される。
【0023】一方、噴射用空気供給装置16から供給さ
れる噴射用空気17により、ロータリフィーダ14から
流動材入口管22に供給される流動材13は、流動材供
給管18内へ入ると同時に、流動材混合管19へ供給さ
れる。
【0024】流動材混合管19に供給される液体又はス
ラリー状の燃料8と流動材供給管18内から供給される
流動材13は、流動材混合管19に衝突することによ
り、効率良く混合しながら、流動材混合室21を通り流
動層5へ供給される。
【0025】流動層5へ供給された液体又はスラリー状
の燃料8と流動材13は、流動層内の流動材の流動化運
動によって、流動層5内全域へ均一分散される。このよ
うにして、図1及び図2に示した流動床燃焼装置によれ
ば、流動材13と液体又はスラリー状の燃料8と非常に
良く混合される。
【0026】また、バーナガン20は、流動材混合室2
1を介して流動床燃焼炉1に傾斜して取付けられている
ため、平型多孔板10の燃料噴出孔11付近にクリンカ
が発生して付着閉塞するように事態が生じない。こうし
て本発明によれば安定した連続燃焼が可能となる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は液体又は
スラリー状の燃料をバーナガンから供給して流動床燃焼
するに当り、その液体又はスラリー状の燃料と流動材と
を混合したあと燃焼炉へ供給する流動床燃焼方法を提供
するもので、この燃焼方法によれば流動材と燃料の混合
が極めて良いので安定した連続燃焼が可能となる。
【0028】また、本発明による流動床燃焼装置によれ
ば、流動床燃焼炉の側壁にラッパ状の流動材混合室と、
その上端部に傾斜してバーナガンを配設し、また、バー
ナガンは二重構造で内側に円筒形の燃料供給管、外側に
流動材とその噴射用空気が供給される円筒形の流動材供
給管を具えると共に、同流動材供給管の先端にラッパ状
の流動材混合管を具えた構造としているので、燃料は流
動材と共に流動層内に均一に分散投入することができ、
スムーズな負荷変化が可能になり、局所的な着火燃焼を
防止し、通常の流動床燃焼装置として稼働させることが
できる。
【0029】また、流動層内の流動材の流動化により、
燃料噴出孔付近の液体及びスラリー状の燃料の付着が解
消され、液体又はスラリー状の燃料の連続安定燃焼が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による流動床燃焼装置の
構成を示す概念図。
【図2】図1のI−I矢視図。
【図3】従来の流動床燃焼装置の構成を示す概念図。
【図4】図3のII−II矢視図。
【符号の説明】
1 流動床燃焼炉 2 プレナムチャンバ 3 押込通風機 5 流動層 6 目皿 7 燃料供給管 8 燃料 9 燃料供給装置 10 平型多孔板 11 燃料噴出孔 13 流動材 16 噴射用空気供給装置 18 流動材供給管 19 流動材混合管 20 バーナガン 21 流動材混合室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体又はスラリー状の燃料をバーナガン
    から供給して流動床燃焼させる燃焼方法であって、前記
    燃料と流動材とを混合したあと燃焼炉へ供給することを
    特徴とする流動床燃焼方法。
  2. 【請求項2】 液体又はスラリー状の燃料をバーナガン
    から供給して流動床燃焼させる燃焼装置であって、流動
    床燃焼炉と、同燃焼炉の側部に対し傾斜して配設された
    ラッパ状の流動材混合室と、同混合室の上端部に傾斜し
    て配設されたバーナガンとを有し、同バーナガンは二重
    構造で内側に円筒形の燃料供給管、外側に流動材とその
    噴射用空気が供給される円筒形の流動材供給管を具える
    と共に、同流動材供給管の先端にラッパ状の流動材混合
    管を具えていることを特徴とする流動床燃焼装置。
JP2786696A 1996-02-15 1996-02-15 流動床燃焼方法及び流動床燃焼装置 Withdrawn JPH09222204A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102944009A (zh) * 2012-12-05 2013-02-27 无锡华光锅炉股份有限公司 循环流化床点火装置混合风的布置结构
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CN112377897A (zh) * 2020-12-29 2021-02-19 金沂蒙集团有限公司 一种可调节的循环流化床锅炉给煤系统的给煤机接管装置

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Effective date: 20030506