JPH09221910A - コンクリート型枠 - Google Patents

コンクリート型枠

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JPH09221910A
JPH09221910A JP5381096A JP5381096A JPH09221910A JP H09221910 A JPH09221910 A JP H09221910A JP 5381096 A JP5381096 A JP 5381096A JP 5381096 A JP5381096 A JP 5381096A JP H09221910 A JPH09221910 A JP H09221910A
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JP
Japan
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board
resin
concrete formwork
weir
vacuum
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Withdrawn
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JP5381096A
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English (en)
Inventor
Akemasa Kurotani
明正 黒谷
Tadashi Yamamoto
正 山本
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AIWA GIKEN KK
Original Assignee
AIWA GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで離型性が良く耐久性の高いコンク
リート型枠10,10A,10B,10C,10D,1
0Eを提供すること。 【解決手段】 再生不能な損紙や排水中のスラジ、故紙
等の原料を破砕し、ついで乾燥した後、さらに粉砕した
ものに自動車用塗料くずや合成繊維くず等の産業廃棄物
からなるバインダー用可塑性樹脂類を混入して攪拌し、
その攪拌混合物を帯状に成形し、その帯状体を切断して
板状にした樹脂補強繊維板26をホットプレス成形し、
パラフィンワックス29を真空含浸してコンクリート型
枠のせき板11,11A,11B,11C,11D,1
1Eを形成する。樹脂補強繊維板26製のせき板11,
11A,11B,11C,11D,11Eは、軽量で離
型性に優れ、かつ耐久性も高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート型枠に
関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート型枠におけるコンクリート
に直接接するせき板の材料は一般的に合板を使用してい
るが、合板以外の材料として合成樹脂板や鉄板を使用し
たものも実用に供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、合板や
合成樹脂板あるいは鉄板を用いた従来のせき板は以下に
述べるような問題点がある。合板製のせき板は限りのあ
る木材資源を消費するうえ、離型性が悪く、そのため離
型材を塗布する面倒な作業を要する。また、コンクリー
ト円柱の打設に用いるような円筒形のせき板は合板で製
作することが困難である。合成樹脂製せき板は加工コス
トの高い成形型が必要なため製造コストが高い。また、
撓み易いうえ温度変化に弱く耐久性が悪い。鉄板製のせ
き板は重量が大きいので、取扱いに不便であるうえ、合
板と同様に離型性が悪い。本発明はかかる問題点に鑑み
てなされたものであって、第1の目的は離型性にの良い
コストのコンクリート型枠を提供することにある。第2
の目的は低コストのコンクリート型枠を提供することに
ある。第3の目的は強度と耐久性に優れたコンクリート
型枠を提供することにある。第4の目的は低コストの円
筒形型枠を提供することにある。第5の目的はマグネッ
ト式標尺を使った水準測定が容易なコンクリート型枠を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
コンクリート型枠において、せき板に樹脂補強繊維板を
使用したことを特徴とする。請求項2に記載の発明は請
求項1に記載のコンクリート型枠において、前記樹脂補
強繊維板に離型材を真空含浸したことを特徴とする。請
求項3に記載の発明は請求項1叉は2に記載のコンクリ
ート型枠において、前記樹脂補強繊維板の端面に金属製
叉は合成樹脂製カバーを被着したことを特徴とする。請
求項4に記載の発明は請求項1叉は2に記載のコンクリ
ート型枠において、前記樹脂補強繊維板を円筒形にホッ
トプレス成形したことを特徴とする。請求項5に記載の
発明は請求項1,2または3に記載のコンクリート型枠
において、前記樹脂補強繊維板を上下2層に積層すると
共に、上下2層の樹脂補強繊維板の間に金属製補強部材
を挟んでホットプレス成形したことを特徴とする。請求
項6に記載の発明は請求項5に記載のコンクリート型枠
において、前記金属製補強部材が磁性体であって一部を
せき板表面に露出したことを特徴とする。
【0005】
【発明の作用・効果】請求項1に係る発明によれば、せ
き板に樹脂補強繊維板を使用するので、離型性が良い。
また、材料コストひいてはコンクリート型枠の製造コス
トをせき板が合板製、合成樹脂製あるいは鉄板製のコン
クリート型枠に比べ大幅に低減でき、かつ軽量で取扱い
に便利である。ここに、樹脂補強繊維板とは再生不能な
損紙や排水中のスラジ、故紙等の原料を破砕し、ついで
乾燥した後、さらに粉砕したものに自動車用塗料くずや
合成繊維くず等の産業廃棄物からなるバインダー用可塑
性樹脂類を混入して攪拌し、その攪拌混合物を帯状に成
形し、その帯状体を切断して板状に成形したものであっ
て、その製造方法及び装置は例えば特開平4−2500
02号公報に開示されている。かかる樹脂補強繊維板に
あっては樹脂を含有するので離型性が良く、また損紙等
の廃材を原料にしているので、材料コストが低い。請求
項2に記載の発明によれば、真空下で樹脂補強繊維板製
せき板に離型材を含浸させるので、離型材がせき板表面
に付着するだけでなく、真空作用でせき板内部の微小空
隙から気泡が排除され、その空隙に浸透する。これによ
り、離型材の塗布作業を省略できると共に、単に離型材
をせき板表面に塗布する場合に比べ、せき板の離型性と
耐久性が大幅に向上し、再使用が可能となる。請求項3
に記載の発明によれば、せき板の両端面にカバーを被着
して補強したので、せき板の強度と耐久性が増加し、繰
り返し使用することができる。請求項4に記載の発明に
よれば、せき板の材料に樹脂補強繊維板を使用してホッ
トプレス成形するので、円筒形型枠の製造コストを低減
できる。請求項5に記載の発明によれば、上下2層の樹
脂補強繊維板の間に金属製補強部材を挟むので、せき板
の強度がより一層増大する。請求項6に記載の発明によ
れば、せき板表面に露出した磁性体製の補強部材にマグ
ネット式標尺を取付けることができるので、水準測定作
業が簡単に実施できる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に基づき説明
するに図1には本発明の第1実施形態に係るコンクリー
ト型枠10が示されている。当該コンクリート型枠10
は樹脂補強繊維板をホットプレスによって断面溝型に成
形し、離型材としてパラフィンワックスを真空含浸せた
せき板11を備えている。このせき板11本体の上下両
端から裏側へ略直角に折れ曲がった折曲面12の端面に
は断面形状がコ字形の鉄製カバー13が被着されてい
る。せき板11本体の裏面中間部には鉄製の補強用枠材
14が両折曲面12間に差し渡され、リベット15でせ
き板11本体に固着され、かつ上下両端部がカバー13
に溶接されている。せき板11本体裏面の左右両端面に
は連結用の鉄製ブラケット16が両折曲面12間に差し
渡し、鉄板製カバー13にネジ17で固着されている。
このブラケット16には通孔18が形成されているの
で、通孔18にボルトを通して隣接する型枠10を連結
できる。
【0007】せき板11は樹脂補強繊維板から図2に模
式的に図示するホットプレス成形装置20を使って成形
される。当該成形装置20はヒーター21,22を内蔵
した上型23と下型24を備えている。下型24に金網
25とその上下両側に樹脂補強繊維板26を重ねて載置
し、ヒーター21,22で加熱しながら上型23で加圧
すると、2枚の樹脂補強繊維板26と金網25が積層接
着され断面溝型のせき板11に成形される。せき板11
の材料となる樹脂補強繊維板26には例えば再生不能な
損紙や排水中のスラジ20%、故紙等80%の原料を破
砕し、ついで乾燥した後、さらに綿状に粉砕したもの6
0%〜70%に自動車用塗料くずや合成繊維くず等の産
業廃棄物からなるバインダー用可塑性樹脂類30%〜4
0%を混入して攪拌し、その攪拌混合物を帯状に成形
し、その帯状体を切断して板状に成形したものを使用し
ており、その製造方法及び装置は例えば特開平4−25
0002号公報に開示されている。金網25には図3に
示すように磁性材として金網片27が垂直に溶接されて
いるので、2枚の樹脂補強繊維板26の間に挟んでホッ
トプレス成形すると、金網27の先端面が一方の樹脂補
強繊維板26を貫通してせき板11の表面に露出する。
この露出した先端面にマグネット式標尺28を取付けて
水準測定を行うことができる。
【0008】次に、ホットプレス成形装置20で断面溝
型に成形したせき板11は図4に示す真空含浸装置30
を使ってパラフィンワックス29の含浸処理を施してい
る。当該真空含浸装置30は真空タンク32とパラフィ
ンワックス29の貯蔵タンク33及びパラフィンワック
ス29の補給タンク34を備えている。真空タンク32
は開閉バルブ35を介して管路31で真空ポンプ36に
接続され、真空タンク32と貯蔵タンク33が開閉バル
ブ37を介して管路31で接続されている。また、真空
タンク32と補給タンク34が開閉バルブ38と絞りバ
ルブ39を介して管路31で接続され、貯蔵タンク33
と補給タンク34が補給ポンプ40を介して管路31で
接続されている。なお、符号41は真空タンク32の
口、42は真空計である。真空含浸装置30はかかる構
造を備えて成り、真空タンク32の口41を開いて空の
タンク32内にホットプレス成形したせき板11を投入
し、口41を閉じると共に開閉バルブ37,38を閉じ
た状態で開閉バルブ35を開き、真空ポンプ36を作動
させる。これにより真空タンク32内部の真空度が上昇
するので、せき板11内部の微小空隙から気泡が排除さ
れる。所定の真空度に到達したことを真空計42で確認
したら、開閉バルブ38を開き、予め補給ポンプ40で
貯蔵タンク33から補記タンク34に補給しておいたパ
ラフィンワックス29を真空タンク32に絞りバルブ3
9で流量を調整しながら補給する。せき板11が浸漬さ
れる程度にパラフィンワックス29が補給されたら開閉
バルブ38を閉じて補給を停止し、真空ポンプ36も停
止する。パラフィンワックス29には気泡が含まれてい
るが、真空タンク32に補給されたパラフィンワックス
29中の気泡は真空作用で排除されると共に、せき板1
1の空隙にパラフィンワックス29が浸透する。つい
で、開閉バルブ37を開いて真空タンク32のパラフィ
ンワックス29を貯蔵タンク33へ戻し、口41を開い
てせき板を取り出す。以上の一連の操作によってせき板
11にパラフィンワックス29が真空含浸される。
【0009】本実施形態に係るコンクリート型枠10の
構造は以上の通りであって、ホットプレス成形した樹脂
補強繊維板26でせき板11を構成するので、材料コス
トひいてはコンクリート型枠の製造コストをせき板が合
板製、合成樹脂製あるいは鉄板製のコンクリート型枠に
比べ大幅に低減できる。また、以下に列挙するような利
点がある。真空下でせき板11にパラフィンワックス2
9を含浸させるので、パラフィンワックス29がせき板
11表面に付着するだけでなく、真空作用でせき板11
内部の微小空隙から気泡が排除され、その空隙に浸透す
る。このため、離型材の塗布作業を省略できるだけでな
く、単に離型材をせき板11表面に塗布する場合に比
べ、せき板11の離型性が大幅に向上する。とくにパラ
フィンワックス29は一般的に離型材として用いられる
各種の廃油に比べ揮発性が低いので、せき板に浸透させ
ると長期間にわたって良好な離型性を保つことができ
る。加えて、パラフィンワックス29の含浸によりせき
板11の含水性が低くなるので、耐久性も良くなる。従
って、再使用が可能となり、経済性が向上する。せき板
11の断面形状を溝型にすると共に上下両端面に鉄製カ
バー13を被着し、かつ鉄製の補強枠材14をせき板1
1の裏面に固着して補強したので、せき板11の強度と
耐久性が増加し、繰り返し使用することができる。上下
2層の樹脂補強繊維板26の間に金網25を挟むように
して多層構造にしたので、せき板11の強度がより一層
増大する。せき板11表面に露出した金網片にマグネッ
ト式標尺28を取付けることができるので、水準測定作
業が簡単に実施できる。なお、本実施形態に係るせき板
11では金網25を樹脂補強繊維板26の間に介在させ
ているが、金網25に代えて薄手の鉄板や多数の穴を設
けて軽量化した鉄板を介在しても本実施形態と同様の作
用、効果を奏する。また、金網片27に代えて軟鉄等の
磁性材料を金網25に溶接しても良い。
【0010】本発明の第2実施形態に係るコンクリート
型枠10Aを図5に示すに、当該コンクリート型枠のせ
き板11の上下の折曲面12の端面にはポリエチレン製
の角材状カバー13Aが熱溶着されている。また、せき
板11本体の裏面中間部にはせき板11と同じ樹脂補強
繊維板26製の補強用枠材14Aが上下の折曲面12間
に渡され、熱溶着によってせき板11本体に固着されて
いる。なお、本実施形態に係るコンクリート型枠10A
の他の構成は第1実施形態に係るコンクリート型枠10
と同じであるので、同一の構成部材には同一の符号を付
して説明を省略する。本実施形態に係るコンクリート型
枠10Aによれば、カバー13A及び補強枠材14Aに
よってせき板11の強度を高める一方で、これらを熱溶
着によって取付けるので、加工コストを抑制できる。
【0011】本発明の第3実施形態に係るコンクリート
型枠を図6に示す。当該コンクリート型枠10Bは平板
形状を有し、パラフィンワックスを真空含浸した樹脂補
強繊維板製のせき板11Bと上下一対の鉄製枠材12B
を備えている。上下の枠材12Bの左右の端面に鉄製ブ
ラケット15Bが溶接され、中間部に鉄製の補強用枠材
16Bが溶接されている。せき板11Bの上下の端面に
は断面形状がコ字形の鉄製カバー13Bが被着され、カ
バー13Bを枠材12Bに溶接することで、せき板11
Bが枠材12Bに固着されている。カバー13Bの上面
には釘穴14Bが設けられているので、対面する2枚の
型枠10Bの間に差し渡した板材を釘で打ち付けて型枠
10Bを立設することができる鉄製ブラケット15Bに
は通孔17Bが設けられており、この通孔にボルト17
Bを通して隣接する型枠10Bを連結できる。本実施形
態に係るコンクリート型枠10Bによれば、鉄製枠材1
2Bに樹脂補強繊維板を固着したので、鉄製枠材12B
により大きな強度を得ると共に樹脂補強繊維板のせき板
11Bにより良好な離型製を達成できる。
【0012】本発明の第4実施形態に係るコンクリート
型枠を図7に示す。当該コンクリート型枠10Cはパラ
フィンワックスを真空含浸した樹脂補強繊維板製のせき
板11Cと鉄製の枠材12Cを備え、せき板11Cの上
下の端面に鉄製カバー13Cが被着され、カバー13C
が枠材12Cに溶接されている。枠材12Cの左右の端
面には鉄製ブラケット15Cが溶接され、枠材12Cの
中間部にはせき板11Cと同じ樹脂補強繊維板製の補強
用枠材16Cがステープル17Cで固着されている。ま
た、枠材12Cの中間面には開口18Cが形成され、上
下の面には長穴19Cている。かかる構成のコンクリー
ト型枠10Cによれば、鉄製枠材12Cにより高強度が
得られると共に開口18Cを形成し、かつ補強用枠材1
6Cにせき板11Cと同材料を使用したので、軽量にな
り、取扱いが容易になる。また、枠材12Cの上下の面
に長穴19Cを設けたので、ここにボルトを挿通して上
下に隣接するコンクリート型枠10Cを連結することも
できる。
【0013】本発明の第5実施形態に係るコンクリート
型枠を図8に示す。当該コンクリート型枠10Dはパラ
フィンワックスを真空含浸した樹脂補強繊維板製のせき
板11Dを備えている。このせき板11Dの下端側には
外側へ傾斜するテーパ面12Dが設けられている。ま
た、せき板11Dの上下の端面には鉄製カバー13D,
14Dが被着され、上側の鉄製カバー13Dの上面には
長穴状の釘穴15Dが設けられている。かかるコンクリ
ート型枠10Dによれば、施工時に対面する2枚の型枠
10Dの間に板材16Dを差し渡し、釘穴15Dを通し
て板材16Dをせき板11Dに釘17Dで打ち付けるこ
とで、2枚の型枠10Dを所要の間隔に立設保持でき
る。しかして、本実施形態に係るコンクリート型枠10
Dは、せき板11Dの下端部にテーパ面12Dを設けた
ので、打設したコンクリート18Dの圧力に対する耐圧
性が向上すると共に打設したコンクリート18Dの基部
の強度が大きくなるので耐震性も向上する。また、釘穴
15Dを長穴にしたので、より軽量になる。
【0014】つぎに、本発明の第6実施形態に係るコン
クリート型枠10Eを図9に示す。当該コンクリート型
枠10Eは図10に模式的に図示する一次成形装置50
と図11に模式的に図示する二次成形装置60を用いて
樹脂補強繊維板26を円筒形にホットプレス成形すると
共に、図4に示す真空含浸装置30でパラフィンワック
ス29を含浸したせき板11Eを備えている。一次成形
装置50は2個のガイドローラー51と一個のプレッシ
ャーローラー52を備え、各ローラー51,52にはヒ
ーター53が内蔵されている。樹脂補強繊維板26は両
ガイドローラー51とプレッシャーローラー52の間へ
送り込み、ヒーター53で加熱しながらプレッシャーロ
ーラー52で加圧することによって円筒形の一次製品1
1E’に成形される。二次成形装置60は半円形の下型
61と円弧形の上型62を備え、下型61及び上型62
にはヒーター63が内蔵されている。一次成形装置50
で円筒形に成形した一次製品11E’を下型61に嵌め
込み、一次製品11E’の分離面に一次製品11E’と
同じ材質の補継材64を当てがい、ヒーター63で加熱
しながら上型62で加圧すると、図6に示すように分離
面が補継材64で溶着されて継ぎ目となり、円筒形のせ
き板11Eに成形される。本実施形態に係るコンクリー
ト型枠10Eによれば、せき板11Eの材料に樹脂補強
繊維板26を使用するので、簡単な構造の一次成形装置
50と二次成形装置60で円筒形に加工することがで
き、円筒形型枠10Eを低コストで製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るコンクリート型
枠を示す斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係るコンクリート型
枠のせき板を成形するホットプレス成形装置の構成を模
式的に示す説明図である。
【図3】 本発明の第1実施形態に係るコンクリート型
枠のせき板に内蔵する金網を示す斜視図である。
【図4】 本発明の第1実施形態に係るコンクリート型
枠のせき板にパラフィンワックスを含浸させる真空含浸
装置の構成を模式的に示す説明図である。
【図5】 本発明の第2実施形態に係るコンクリート型
枠を示す斜視図である。
【図6】 本発明の第3実施形態に係るコンクリート型
枠を示す斜視図である。
【図7】 本発明の第4実施形態に係るコンクリート型
枠を示す斜視図である。
【図8】 本発明の第5実施形態に係るコンクリート型
枠を示す斜視図である。
【図9】 本発明の第6実施形態に係る円筒形のコンク
リート型枠を示す斜視図である。
【図10】 同円筒形のコンクリート型枠のせき板を成
形する一次成形装置の構成を模式的に示す説明図であ
る。
【図11】 同円筒形のコンクリート型枠のせき板を成
形する二次成形装置の構成を模式的に示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10,10A,10B,10C,10D,10E…コン
クリート型枠、11,11A,11B,11C,11
D,11E…せき板、12…折曲面、13,13A,1
3B,13C,13D,14D…カバー、14,14
A,16B,16C…補強用枠材、15B,15C,1
6…鉄製ブラケット、20…ホットプレス成形装置、2
1,22…ヒーター、23…上型、24…下型、25…
金網、26…樹脂補強繊維板、28…マグネット式標
尺、29…パラフィンワックス、30…真空含浸装置、
32…真空タンク、33…貯蔵タンク、34…補給タン
ク、36…真空ポンプ、50…一次成形装置、51…ガ
イドローラー、52…プレッシャーローラー、53…ヒ
ーター、60…二次成形装置、61…下型、62…上
型、63…ヒーター、64…補継材。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 せき板に樹脂補強繊維板を使用したこと
    を特徴とするコンクリート型枠。
  2. 【請求項2】 前記樹脂補強繊維板に離型材を真空含浸
    したことを特徴とする請求項1に記載のコンクリート型
    枠。
  3. 【請求項3】 前記樹脂補強繊維板の端面に金属製叉は
    合成樹脂製カバーを被着したことを特徴とする請求項1
    又は2に記載のコンクリート型枠。
  4. 【請求項4】 前記樹脂補強繊維板を円筒形にホットプ
    レス成形したことを特徴とする請求項1叉は2に記載の
    コンクリート型枠。
  5. 【請求項5】 前記樹脂補強繊維板を上下2層に積層す
    ると共に、上下2層の樹脂補強繊維板の間に金属製補強
    部材を挟んでホットプレス成形したことを特徴とする請
    求項1,2または3に記載のコンクリート型枠。
  6. 【請求項6】 前記金属製補強部材が磁性体であって一
    部をせき板表面に露出したことを特徴とする請求項5に
    記載のコンクリート型枠。
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