JPH09221284A - エレベータ制御装置 - Google Patents

エレベータ制御装置

Info

Publication number
JPH09221284A
JPH09221284A JP3075396A JP3075396A JPH09221284A JP H09221284 A JPH09221284 A JP H09221284A JP 3075396 A JP3075396 A JP 3075396A JP 3075396 A JP3075396 A JP 3075396A JP H09221284 A JPH09221284 A JP H09221284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheave
wear
confirmation operation
value
pulse data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3075396A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiro Ozeki
彰宏 尾関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3075396A priority Critical patent/JPH09221284A/ja
Publication of JPH09221284A publication Critical patent/JPH09221284A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】定期的かつ自動的にシーブの摩耗度を測定し、
直接保守員に掛かる負荷を軽減してメンテナンスの省力
化を図ること。 【解決手段】所定の条件が成立したことによりシーブ摩
耗確認運転を行わせるシーブ摩耗確認運転指令自動出力
手段と、シーブの摩耗値が所定値以内に収まっているか
否かをチェックし、その結果を記憶装置またはおよび表
示装置に出力する摩耗値チェック手段と、シーブの摩耗
値が所定値以上である場合に、階床位置のパルスデータ
を再設定する階床位置パルスデータ指令自動出力手段
と、シーブの摩耗値の累積加算値が所定値以内に収まっ
ているか否かをチェックし、その結果を記憶装置または
および表示装置に出力する累積摩耗値チェック手段と、
シーブの摩耗値の累積加算値が所定値以上である場合
に、シーブの交換を遠隔保守端末装置に発報するシーブ
交換アラーム発報手段からなるシーブ摩耗監視装置を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの乗り
かご(以下、単にかごと称する)の走行に同期して発生
するパルス信号を加減することによりかご位置を把握す
るかご位置把握手段と、階床位置のパルスデータを設定
する階床位置パルスデータセットシーケンス処理手段
と、シーブの摩耗値を得るシーブ摩耗確認運転シーケン
ス処理手段とを備えたエレベータ制御装置に係り、特に
シーブの摩耗度を自動的に測定することが可能なシーブ
摩耗監視装置を備えて成るエレベータ制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、エレベータ制御装置において
は、保守員が現地保守作業の一貫として、現地立ち会い
の下でシーブ摩耗確認運転を行ない、その結果からシー
ブの摩耗度を判断するようにしている。
【0003】その具体的なシーブ摩耗確認シーケンス
は、以下の通りである。すなわち、保守員がコンソール
によってシーブ摩耗確認運転指令をセットすると、エレ
ベータはいずれかの終端階に帰着し、パルスデータが初
期化される。その後、エレベータは反対側の終端階へ向
かって走行する。そして、着床した後、走行開始時から
走行終了時までに実際に変化したパルスデータ値(これ
を仮にAとする)、および記憶装置内に格納されている
両終端階位置のパルスデータの差(これを仮にBとす
る)を算出する。そして、記憶装置に、このデータA,
B、および「A−B」を格納して、シーブ摩耗確認運転
は終了となる。
【0004】保守員は、この記憶装置に格納されたA,
B,A−Bを判断基準として、シーブの摩耗度を判断す
る。そして、シーブの摩耗度が大きく、階床位置パルス
の再セットが必要であると判断すれば、今後は階床位置
パルスデータセットを実施することになる。この階床位
置パルスデータセットは、終端階位置から低速で反対側
の終端階に向かって走行し、階床位置に到達する度に階
床位置パルスデータをその時点のかご位置パルスデータ
にてプリセットする。そして、全ての階床についてパル
スデータのプリセットが終了したところで、階床位置パ
ルスデータセットは終了となる。
【0005】この場合、上記シーブ摩耗シーケンスと上
記階床位置パルスデータセットは、いずれも最長工程を
走行することになる上、保守員は走行中は待つだけとな
るため、メンテナンス時間がかかる割にメンテナンス効
率はよくない。
【0006】ところで、エレベータは、安全にかつ正確
に目的停止位置に停止する必要がある乗り物である。そ
して、エレベータの乗り心地は、階床位置のパルスデー
タの精度に負うところが大きい。この階床位置のパルス
データは、エレベータ据え付け時に設定するが、シーブ
が摩耗するにつれて、実際に増減するパルス値との間に
ずれが生じてくる。そして、このずれが大きくなると、
着床時の走行補正が頻繁に起きて乗り心地が悪くなり、
最悪の場合には故障に至ってしまう恐れがある。
【0007】しかしながら、上述したようなエレベータ
制御装置では、シーブの摩耗度の判断は保守員の経験に
負うところが大きく、また摩耗度の測定は保守員が現地
に出向いた時が中心であり、シーブの摩耗度を定期的に
監視しているとは言えない。このため、常に正確な着床
を維持するためには、シーブの摩耗を定期的に監視し
て、摩耗度に応じた対処をすることが必要である。しか
しながら、シーブの摩耗度の判断を保守員に頼っている
現状では、増加する出荷台数に対して、十分にメンテナ
ンスを行なうことは困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
エレベータ制御装置においては、シーブの摩耗度の判断
を保守員に頼っていることから、十分にメンテナンスを
行なうことが困難であるという問題があった。
【0009】本発明の目的は、定期的かつ自動的にシー
ブの摩耗度を測定し、直接保守員に掛かる負荷を軽減し
てメンテナンスの省力化を図ることが可能なシーブ摩耗
監視装置を備えたエレベータ制御装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、エレベータの乗りかごの走行に同期して発生する
パルス信号を加減することにより乗りかごの位置を把握
するかご位置把握手段と、階床位置のパルスデータを設
定する階床位置パルスデータセットシーケンス処理手段
と、シーブの摩耗値を得るシーブ摩耗確認運転シーケン
ス処理手段とを備えたエレベータ制御装置において、ま
ず、請求項1に対応する発明では、所定の条件が成立し
たことにより、シーブ摩耗確認運転を行なわせるための
シーブ摩耗確認運転指令をシーブ摩耗確認運転シーケン
ス処理手段に対して自動的に出力するシーブ摩耗確認運
転指令自動出力手段と、シーブ摩耗確認運転シーケンス
処理手段により得られるシーブの摩耗値が所定値以内に
収まっているか否かをチェックし、当該チェック結果を
記憶装置または表示装置の少なくともいずれか一方に出
力する摩耗値チェック手段とからなるシーブ摩耗監視装
置を備えて成る。
【0011】従って、請求項1に対応する発明のエレベ
ータ制御装置においては、シーブ摩耗確認運転指令自動
出力手段によってシーブ摩耗確認運転指令が自動的に出
力され、この出力されたシーブ摩耗確認運転指令を受け
て、シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段によってシ
ーブ摩耗確認運転が実施される。シーブの摩耗値は、上
記シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段によって記憶
装置に出力される。
【0012】シーブ摩耗値チェック手段では、シーブの
摩耗値が所定値以内に収まっているかをチェックし、そ
のチェック結果が表示装置等に出力される。これによ
り、定期的かつ自動的にシーブの摩耗度を把握すること
ができる。
【0013】また、請求項2に対応する発明では、所定
の条件が成立したことにより、シーブ摩耗確認運転を行
なわせるためのシーブ摩耗確認運転指令をシーブ摩耗確
認運転シーケンス処理手段に対して自動的に出力するシ
ーブ摩耗確認運転指令自動出力手段と、シーブ摩耗確認
運転シーケンス処理手段により得られるシーブの摩耗値
が所定値以内に収まっているか否かをチェックし、当該
チェック結果を記憶装置または表示装置の少なくともい
ずれか一方に出力する摩耗値チェック手段と、摩耗値チ
ェック手段によりシーブの摩耗値が所定値以上であるこ
とがチェックされた場合に、階床位置のパルスデータを
再設定するための階床位置パルスデータセット指令を階
床位置パルスデータセットシーケンス処理手段に対して
出力する階床位置パルスデータ指令自動出力手段とから
なるシーブ摩耗監視装置を備えて成る。
【0014】従って、請求項2に対応する発明のエレベ
ータ制御装置においては、シーブ摩耗確認運転指令自動
出力手段によってシーブ摩耗確認運転指令が自動的に出
力され、この出力されたシーブ摩耗確認運転指令を受け
て、シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段によってシ
ーブ摩耗確認運転が実施される。シーブの摩耗値は、上
記シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段によって記憶
装置に出力される。
【0015】シーブ摩耗値チェック手段では、シーブの
摩耗値が所定値以内に収まっているかをチェックし、そ
のチェック結果が表示装置等に出力される。また、上記
シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段により得られる
摩耗値が所定値以上であった場合に、階床位置パルスデ
ータ指令自動出力手段では、階床位置パルスデータセッ
ト指令を出力する。そして、この階床位置パルスデータ
セット指令を受けて、階床位置パルスデータシーケンス
処理手段によって階床位置パルスデータが再設定され
る。
【0016】これにより、定期的かつ自動的にシーブの
摩耗度を測定し、正確な着床を維持することができる。
さらに、請求項3に対応する発明では、所定の条件が成
立したことにより、シーブ摩耗確認運転を行なわせるた
めのシーブ摩耗確認運転指令をシーブ摩耗確認運転シー
ケンス処理手段に対して自動的に出力するシーブ摩耗確
認運転指令自動出力手段と、シーブ摩耗確認運転シーケ
ンス処理手段により得られるシーブの摩耗値が所定値以
内に収まっているか否かをチェックし、当該チェック結
果を記憶装置または表示装置の少なくともいずれか一方
に出力する摩耗値チェック手段と、摩耗値チェック手段
によりシーブの摩耗値が所定値以上であることがチェッ
クされた場合に、階床位置のパルスデータを再設定する
ための階床位置パルスデータセット指令を階床位置パル
スデータセットシーケンス処理手段に対して出力する階
床位置パルスデータ指令自動出力手段と、シーブ摩耗確
認運転シーケンス処理手段により得られるシーブの摩耗
値の累積加算値が所定値以内に収まっているか否かをチ
ェックし、当該チェック結果を記憶装置または表示装置
の少なくともいずれか一方に出力する累積摩耗値チェッ
ク手段とからなるシーブ摩耗監視装置を備えて成る。
【0017】従って、請求項3に対応する発明のエレベ
ータ制御装置においては、シーブ摩耗確認運転指令自動
出力手段によってシーブ摩耗確認運転指令が自動的に出
力され、この出力されたシーブ摩耗確認運転指令を受け
て、シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段によってシ
ーブ摩耗確認運転が実施される。シーブの摩耗値は、上
記シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段によって記憶
装置に出力される。
【0018】シーブ摩耗値チェック手段では、シーブの
摩耗値が所定値以内に収まっているかをチェックし、そ
のチェック結果が表示装置等に出力される。また、上記
シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段により得られる
摩耗値が所定値以上であった場合に、階床位置パルスデ
ータ指令自動出力手段では、階床位置パルスデータセッ
ト指令を出力する。そして、この階床位置パルスデータ
セット指令を受けて、階床位置パルスデータシーケンス
処理手段によって階床位置パルスデータが再設定され
る。
【0019】さらに、累積摩耗値チェック手段では、上
記シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段により得られ
る摩耗値の累積加算値が所定値以内に収まっているかを
チェックし、そのチェック結果が表示装置等に出力され
る。
【0020】これにより、定期的かつ自動的にシーブの
摩耗度を測定し、正確な着床を維持することができる。
また、請求項4に対応する発明では、所定の条件が成立
したことにより、シーブ摩耗確認運転を行なわせるため
のシーブ摩耗確認運転指令をシーブ摩耗確認運転シーケ
ンス処理手段に対して自動的に出力するシーブ摩耗確認
運転指令自動出力手段と、シーブ摩耗確認運転シーケン
ス処理手段により得られるシーブの摩耗値が所定値以内
に収まっているか否かをチェックし、当該チェック結果
を記憶装置または表示装置の少なくともいずれか一方に
出力する摩耗値チェック手段と、摩耗値チェック手段に
よりシーブの摩耗値が所定値以上であることがチェック
された場合に、階床位置のパルスデータを再設定するた
めの階床位置パルスデータセット指令を階床位置パルス
データセットシーケンス処理手段に対して出力する階床
位置パルスデータ指令自動出力手段と、シーブ摩耗確認
運転シーケンス処理手段により得られるシーブの摩耗値
の累積加算値が所定値以内に収まっているか否かをチェ
ックし、当該チェック結果を記憶装置または表示装置の
少なくともいずれか一方に出力する累積摩耗値チェック
手段と、累積摩耗値チェック手段によりシーブの摩耗値
の累積加算値が所定値以上であることがチェックされた
場合に、シーブの交換を遠隔保守端末装置に発報するシ
ーブ交換アラーム発報手段とからなるシーブ摩耗監視装
置を備えて成る。
【0021】従って、請求項4に対応する発明のエレベ
ータ制御装置においては、シーブ摩耗確認運転指令自動
出力手段によってシーブ摩耗確認運転指令が自動的に出
力され、この出力されたシーブ摩耗確認運転指令を受け
て、シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段によってシ
ーブ摩耗確認運転が実施される。シーブの摩耗値は、上
記シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段によって記憶
装置に出力される。
【0022】シーブ摩耗値チェック手段では、シーブの
摩耗値が所定値以内に収まっているかをチェックし、そ
のチェック結果が表示装置等に出力される。また、上記
シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段により得られる
摩耗値が所定値以上であった場合に、階床位置パルスデ
ータ指令自動出力手段では、階床位置パルスデータセッ
ト指令を出力する。そして、この階床位置パルスデータ
セット指令を受けて、階床位置パルスデータシーケンス
処理手段によって階床位置パルスデータが再設定され
る。
【0023】さらに、累積摩耗値チェック手段では、上
記シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段により得られ
る摩耗値の累積加算値が所定値以内に収まっているかを
チェックし、そのチェック結果が表示装置等に出力され
る。
【0024】さらにまた、シーブ交換アラーム発報装置
では、上記累積摩耗値チェック手段において累積摩耗値
が所定値以上であった場合に、シーブの交換が遠隔保守
端末装置に発報される。
【0025】これにより、定期的かつ自動的にシーブの
摩耗度を測定し、正確な着床を維持することができ、さ
らにシーブ交換時期を確実に把握して迅速に対応するこ
とができる。
【0026】さらに、請求項5に対応する発明では、上
記請求項1乃至請求項4のいずれか1項に対応する発明
のエレベータ制御装置において、遠隔保守端末装置から
の要求によりシーブ摩耗確認運転を行ない、自動的にま
たは要求があった場合に測定結果を通知する通信手段を
付加したシーブ摩耗監視装置を備えて成る。
【0027】従って、請求項5に対応する発明のエレベ
ータ制御装置においては、遠隔保守端末装置との通信装
置によって、上記請求項1乃至請求項4に対応する発明
におけるシーブの摩耗値の確認、および階床位置パルス
データセットシーケンス動作を、遠隔保守端末装置を通
じて行なうことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態
によるエレベータ制御装置の構成例を示す機能ブロック
図である。
【0029】図1に示すように、本実施形態のエレベー
タ制御装置は、コンソール0と、遠隔保守端末装置1
と、パルスジェネレータ2と、かご位置パルス入力装置
3と、走行制御装置4と、記憶装置5と、表示装置6
と、シーブ摩耗確認運転シーケンス処理部7と、階床位
置パルスデータセットシーケンス処理部8と、シーブ摩
耗監視装置10とから構成されている。
【0030】また、シーブ摩耗監視装置10は、シーブ
摩耗確認運転指令自動出力部101と、摩耗値チェック
部102と、階床位置パルスデータセット指令自動出力
部103と、累積摩耗値チェック部104と、シーブ交
換アラーム発報装置105とからなっている。
【0031】ここで、コンソール0は、エレベータの据
え付け場所での保守操作を行なうことができるものであ
る。また、遠隔保守端末装置1は、エレベータの据え付
け場所とは離れた場所から保守操作を行なうことができ
るものである。
【0032】一方、パルスジェネレータ2は、エレベー
タのかごの走行に同期してパルス信号を発生するもので
ある。また、かご位置パルス入力装置3は、パルスジェ
ネレータ2からのパルス信号を加減することにより、か
ごの位置を把握するかご位置把握機能を有するものであ
る。
【0033】さらに、記憶装置5は、各種データを保存
するためのものである。さらにまた、表示装置6は、各
種データを表示するためのものである。一方、シーブ摩
耗確認運転シーケンス処理部7は、シーブの摩耗値を得
るものである。
【0034】また、階床位置パルスデータセットシーケ
ンス処理部8は、階床位置のパルスデータを設定するも
のである。さらに、走行制御装置4は、かご位置パルス
入力装置3、シーブ摩耗確認運転シーケンス処理部7、
および階床位置パルスデータセットシーケンス処理部8
からの出力に基づいて、エレベータのかごの走行を制御
するものである。
【0035】すなわち、この走行制御装置4は、かご呼
びや乗り場呼びに応答しながらエレベータを走行させる
もので、走行中のかご位置パルスは、パルスジェネレー
タ2からの出力をうけるかご位置パルス入力装置3を通
じて把握するようになっている。
【0036】一方、シーブ摩耗監視装置10において、
シーブ摩耗確認運転指令自動出力部101は、所定の条
件(本例では、時間条件)が成立したことにより、シー
ブ摩耗確認運転を行なわせるためのシーブ摩耗確認運転
指令を、シーブ摩耗確認運転シーケンス処理部7に対し
て自動的に出力するものである。
【0037】また、摩耗値チェック部102は、シーブ
摩耗確認運転シーケンス処理部7により得られる摩耗値
が所定値以内に収まっているか否かをチェックし、摩耗
値が所定値以内に収まっていない場合に、警告ランプ点
灯を表示装置6に要求し、記憶装置5に階床位置パルス
データセット要求信号を格納するものである。
【0038】さらに、階床位置パルスデータセット指令
自動出力部103は、記憶装置5から階床位置パルスデ
ータセット要求信号を読み出し、それが“1”になって
いる場合に、階床位置パルスデータセット指令を階床位
置パルスデータセットシーケンス部8に対して出力する
ものである。
【0039】また、累積摩耗値チェック部104は、シ
ーブ摩耗確認運転シーケンス処理部7により得られる摩
耗値の累積加算値を算出し、その算出結果を記憶装置5
に格納し、さらに摩耗値の累積加算値が所定値以内に収
まっているか否かをチェックし、摩耗値の累積加算値が
所定値以内に収まっていない場合に、警告ランプ点灯を
表示装置6に要求し、シーブ交換要求信号をシーブ交換
アラーム発報装置105に対して出力するものである。
【0040】さらに、シーブ交換アラーム発報装置10
5は、累積摩耗値チェック部104からのシーブ交換要
求信号を受けて、メンテナンス会社の遠隔保守端末装置
1に対してシーブ交換アラームを発報するものである。
【0041】次に、以上のように構成した本実施形態の
シーブ摩耗監視装置10を備えたエレベータ制御装置の
作用について説明する。なお、ここでは、本実施形態の
主要部分であるシーブ摩耗監視装置10の作用を中心と
して述べる。
【0042】まず、シーブ摩耗確認運転指令自動出力部
101の作用を、図2に示すフローチャートを用いて述
べる。シーブ摩耗確認運転指令自動出力部101では、
まず、現在日時が例えば月曜日の午前0時になったかど
うかを判断する(ステップS1)。
【0043】その判断結果がYesであれば、続いて時
刻が例えば午前3時から午前4時の間であるかどうかの
判断を行なう(ステップS2)。その判断結果がYes
であれば、エレベータの状態がかご呼び無しでかつ戸閉
待機で30秒継続したかどうかを判断する(ステップS
S3)。
【0044】そして、ステップS3での判断結果がNo
であれば、上記ステップS2の処理に戻り、上記ステッ
プS3での判断結果がYesになったところで、シーブ
摩耗確認運転指令を出力する(ステップS4)。
【0045】その後、シーブ摩耗確認運転が終了したか
どうかを判断する(ステップS5)。その判断結果がN
oであれば、呼びが存在するかどうかを判断する(ステ
ップS6)。
【0046】そして、ステップS6での判断結果がNo
であれば、再び上記ステップS5の処理に戻り、上記ス
テップS5での判断結果がYesになるまで、上記ステ
ップS5とステップS6の処理が繰り返される。
【0047】一方、上記ステップS6での判断結果がY
esであれば、シーブ摩耗確認運転を即解除し(ステッ
プS7)、呼びに応答する。そして、呼び応答が終了し
たかどうかの判断(ステップS8)結果がYesになっ
たところで、再び上記ステップS2の処理に戻る。
【0048】この場合、シーブ摩耗確認運転指令の出力
回数は、週に一度以内となる。次に、階床位置パルスデ
ータセット指令自動出力部103の作用を、図3に示す
フローチャートを用いて述べる。
【0049】階床位置パルスデータセット指令自動出力
部103では、まず、階床位置パルスデータセット要求
信号が“1”であるかどうかを判断する(ステップS2
1)。
【0050】その判断結果がYesであれば、呼びがな
いかどうかを判断する(ステップS22)。そして、ス
テップS22での判断結果がYesになったところで、
階床位置パルスデータセット指令を出力する(ステップ
S23)。
【0051】その後、階床位置パルスデータセットが終
了したかどうかを判断する(ステップS24)。その判
断結果がNoであれば、呼びが存在するかどうかを判断
する(ステップS25)。
【0052】そして、ステップS25での判断結果がN
oであれば、再び上記ステップS24の処理に戻り、上
記ステップS24での判断結果がYesになるまで、上
記ステップS24とステップS25の処理が繰り返され
る。
【0053】一方、上記ステップS25での判断結果が
Yesであれば、階床位置パルスデータセットを即解除
し(ステップS26)、呼びに応答する。そして、呼び
応答が終了したかの判断(ステップS27)結果がYe
sになったところで、再び上記ステップS22の処理に
戻る。
【0054】次に、シーブ摩耗確認運転指令自動出力部
101からのシーブ摩耗確認運転指令によるシーブ摩耗
確認運転が終了した後の動作シーケンスを、図4に示す
フローチャートを用いて述べる。
【0055】シーブ摩耗確認運転が終了すると、まず、
摩耗値チェック部102は、記憶装置5から、シーブ摩
耗確認運転シーケンス処理部7により測定した摩耗値γ
と摩耗基準値γ0を読み出して、摩耗値γが摩耗基準値
γ0以上であるかどうかの大小を比較する(ステップS
31)。
【0056】その判断結果がYesであれば、階床位置
パルスデータセット要求信号に“1”を代入する(ステ
ップS32)。また、上記ステップS32の処理が終わ
るか、または上記ステップS31での判断結果がNoで
あれば、累積摩耗値チェック部104は、記憶装置5か
ら前回までの摩耗値の累積値を読み出し、今回測定され
た摩耗値γを加算して、累積摩耗値Σγを算出する。
【0057】さらに、記憶装置5から、累積摩耗最大値
γmax と累積摩耗値Σγを読み出して、累積摩耗値Σγ
が累積摩耗最大値γmax 以上であるかどうかの大小を比
較する(ステップS33)。
【0058】そして、その判断結果がYesであれば、
シーブ交換要求信号に“1”を代入する(ステップS3
4)。また、上記ステップS33での判断結果がNoで
あれば、シーブ摩耗監視シーケンスを終了する。
【0059】さらに、上記ステップS34の処理が終了
した後に、シーブ交換アラーム発報装置105により、
メンテナンス会社の遠隔保守端末装置1に向けてシーブ
交換アラームが発報される(ステップS35)。
【0060】上述したように、本実施形態のエレベータ
制御装置では、所定の条件(時間条件)が成立したこと
により、シーブ摩耗確認運転を行なわせるためのシーブ
摩耗確認運転指令を、シーブ摩耗確認運転シーケンス処
理部7に対して自動的に出力するシーブ摩耗確認運転指
令自動出力部101と、シーブ摩耗確認運転シーケンス
処理部7により得られる摩耗値が所定値以内に収まって
いるか否かをチェックし、摩耗値が所定値以内に収まっ
ていない場合に、警告ランプ点灯を表示装置6に要求
し、記憶装置5に階床位置パルスデータセット要求信号
を格納する摩耗値チェック部102と、記憶装置5から
階床位置パルスデータセット要求信号を読み出し、それ
が“1”になっている場合に、階床位置パルスデータセ
ット指令を階床位置パルスデータセットシーケンス部8
に対して出力する階床位置パルスデータセット指令自動
出力部103と、シーブ摩耗確認運転シーケンス処理部
7により得られる摩耗値の累積加算値を算出し、その算
出結果を記憶装置5に格納し、さらに摩耗値の累積加算
値が所定値以内に収まっているか否かをチェックし、摩
耗値の累積加算値が所定値以内に収まっていない場合
に、警告ランプ点灯を表示装置6に要求し、シーブ交換
要求信号をシーブ交換アラーム発報装置105に対して
出力する累積摩耗値チェック部104と、累積摩耗値チ
ェック部104からのシーブ交換要求信号を受けて、メ
ンテナンス会社の遠隔保守端末装置1に対してシーブ交
換アラームを発報するシーブ交換アラーム発報装置10
5とからなるシーブ摩耗監視装置10を備えるようにし
たものである。
【0061】従って、シーブの摩耗度を定期的にかつ自
動的に測定することが可能となる。この場合、エレベー
タの利用が比較的少ない時間帯に自動的にシーブ摩耗確
認運転を行なうようにしているため、記憶装置5に最新
の測定データを保持することができる。
【0062】また、シーブの摩耗値が異常値になったこ
とを容易に確認することが可能となる。さらに、シーブ
の摩耗値が大きくなった場合でも、階床位置パルスを自
動的に再設定することで、正確な着床を維持することが
可能となる。
【0063】さらにまた、測定結果に異常があれば、遠
隔保守端末装置1にてシーブ交換時期を確実に把握する
ことができるため、迅速に対応することが可能となる。
一方、遠隔保守端末装置1からの要求によりシーブ摩耗
確認運転を行ない、自動的にまたは要求があった場合に
測定結果を通知する通信装置を備えているため、上記の
ような種々の効果を、地理的に離れた遠隔保守端末装置
1において容易に実現することが可能となる。
【0064】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、次のようにしても同様に実施できるもので
ある。 (a)上記実施形態では、時間条件が成立したことによ
りシーブ摩耗確認運転指令を出力するシーブ摩耗確認運
転指令自動出力部101を備える場合について説明した
が、これに限らず、遠隔保守端末装置1から操作指令を
送ることにより、一連のシーブ摩耗監視シーケンスを動
作させるようにすることもできることは言うまでもな
い。
【0065】(b)上記実施形態では、シーブ摩耗確認
運転指令自動出力部101、摩耗値チェック部102、
階床位置パルスデータセット指令自動出力部103、累
積摩耗値チェック部104、シーブ交換アラーム発報装
置105の全ての要素からなるシーブ摩耗監視装置10
を備える場合について説明したが、これに限らず、本発
明ではこれらの要素のうち、少なくともシーブ摩耗確認
運転指令自動出力部101、摩耗値チェック部102か
らなるシーブ摩耗監視装置10を備えればよく、階床位
置パルスデータセット指令自動出力部103、累積摩耗
値チェック部104、シーブ交換アラーム発報装置10
5は、それぞれ必要に応じて備えるようにすればよい。
【0066】(c)上記実施形態では、摩耗値チェック
部102でのチェック結果、累積摩耗値チェック部10
4でのチェック結果を、記憶装置5、および表示装置6
の双方に対して出力する場合について説明したが、これ
に限らず、本発明では摩耗値チェック部102でのチェ
ック結果、累積摩耗値チェック部104でのチェック結
果を、記憶装置5または表示装置6のいずれか一方にの
み出力するようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、エレベータの乗り
かごの走行に同期して発生するパルス信号を加減するこ
とにより乗りかごの位置を把握するかご位置把握手段
と、階床位置のパルスデータを設定する階床位置パルス
データセットシーケンス処理手段と、シーブの摩耗値を
得るシーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段とを備えた
エレベータ制御装置において、まず、請求項1に対応す
る発明によれば、所定の条件が成立したことにより、シ
ーブ摩耗確認運転を行なわせるためのシーブ摩耗確認運
転指令をシーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段に対し
て自動的に出力するシーブ摩耗確認運転指令自動出力手
段と、シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段により得
られるシーブの摩耗値が所定値以内に収まっているか否
かをチェックし、当該チェック結果を記憶装置または表
示装置の少なくともいずれか一方に出力する摩耗値チェ
ック手段とからなるシーブ摩耗監視装置を備えるように
したので、シーブの摩耗度を定期的にかつ自動的に測定
し、シーブの摩耗値が異常値になったことを容易に確認
することが可能なシーブ摩耗監視装置を備えたエレベー
タ制御装置が提供できる。
【0068】また、請求項2に対応する発明によれば、
所定の条件が成立したことにより、シーブ摩耗確認運転
を行なわせるためのシーブ摩耗確認運転指令をシーブ摩
耗確認運転シーケンス処理手段に対して自動的に出力す
るシーブ摩耗確認運転指令自動出力手段と、シーブ摩耗
確認運転シーケンス処理手段により得られるシーブの摩
耗値が所定値以内に収まっているか否かをチェックし、
当該チェック結果を記憶装置または表示装置の少なくと
もいずれか一方に出力する摩耗値チェック手段と、摩耗
値チェック手段によりシーブの摩耗値が所定値以上であ
ることがチェックされた場合に、階床位置のパルスデー
タを再設定するための階床位置パルスデータセット指令
を階床位置パルスデータセットシーケンス処理手段に対
して出力する階床位置パルスデータ指令自動出力手段と
からなるシーブ摩耗監視装置を備えるようにしたので、
シーブの摩耗度を定期的にかつ自動的に測定し、シーブ
の摩耗値が大きくなった場合でも階床位置パルスを自動
的に再設定することで正確な着床を維持することが可能
なシーブ摩耗監視装置を備えたエレベータ制御装置が提
供できる。
【0069】さらに、請求項3に対応する発明によれ
ば、所定の条件が成立したことにより、シーブ摩耗確認
運転を行なわせるためのシーブ摩耗確認運転指令をシー
ブ摩耗確認運転シーケンス処理手段に対して自動的に出
力するシーブ摩耗確認運転指令自動出力手段と、シーブ
摩耗確認運転シーケンス処理手段により得られるシーブ
の摩耗値が所定値以内に収まっているか否かをチェック
し、当該チェック結果を記憶装置または表示装置の少な
くともいずれか一方に出力する摩耗値チェック手段と、
摩耗値チェック手段によりシーブの摩耗値が所定値以上
であることがチェックされた場合に、階床位置のパルス
データを再設定するための階床位置パルスデータセット
指令を階床位置パルスデータセットシーケンス処理手段
に対して出力する階床位置パルスデータ指令自動出力手
段と、シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段により得
られるシーブの摩耗値の累積加算値が所定値以内に収ま
っているか否かをチェックし、当該チェック結果を記憶
装置または表示装置の少なくともいずれか一方に出力す
る累積摩耗値チェック手段とからなるシーブ摩耗監視装
置を備えるようにしたので、シーブの摩耗度を定期的に
かつ自動的に測定し、シーブの摩耗値が大きくなった場
合でも階床位置パルスを自動的に再設定することで正確
な着床を維持することができ、しかも摩耗値の累積が所
定値を越えたことを容易に確認することが可能なシーブ
摩耗監視装置を備えたエレベータ制御装置が提供でき
る。
【0070】また、請求項4に対応する発明によれば、
所定の条件が成立したことにより、シーブ摩耗確認運転
を行なわせるためのシーブ摩耗確認運転指令をシーブ摩
耗確認運転シーケンス処理手段に対して自動的に出力す
るシーブ摩耗確認運転指令自動出力手段と、シーブ摩耗
確認運転シーケンス処理手段により得られるシーブの摩
耗値が所定値以内に収まっているか否かをチェックし、
当該チェック結果を記憶装置または表示装置の少なくと
もいずれか一方に出力する摩耗値チェック手段と、摩耗
値チェック手段によりシーブの摩耗値が所定値以上であ
ることがチェックされた場合に、階床位置のパルスデー
タを再設定するための階床位置パルスデータセット指令
を階床位置パルスデータセットシーケンス処理手段に対
して出力する階床位置パルスデータ指令自動出力手段
と、シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段により得ら
れるシーブの摩耗値の累積加算値が所定値以内に収まっ
ているか否かをチェックし、当該チェック結果を記憶装
置または表示装置の少なくともいずれか一方に出力する
累積摩耗値チェック手段と、累積摩耗値チェック手段に
よりシーブの摩耗値の累積加算値が所定値以上であるこ
とがチェックされた場合に、シーブの交換を遠隔保守端
末装置に発報するシーブ交換アラーム発報手段とからな
るシーブ摩耗監視装置を備えるようにしたので、シーブ
の摩耗度を定期的にかつ自動的に測定し、シーブの摩耗
値が大きくなった場合でも階床位置パルスを自動的に再
設定することで正確な着床を維持することができ、しか
もシーブ交換時期を確実に把握して迅速に対応すること
が可能なシーブ摩耗監視装置を備えたエレベータ制御装
置が提供できる。
【0071】さらに、請求項5に対応する発明によれ
ば、上記請求項1乃至請求項4のいずれか1項に対応す
る発明のエレベータ制御装置において、遠隔保守端末装
置からの要求によりシーブ摩耗確認運転を行ない、自動
的にまたは要求があった場合に測定結果を通知する通信
手段を付加したシーブ摩耗監視装置を備えるようにした
ので、上記請求項1乃至請求項4に対応する発明の効果
を、地理的に離れた遠隔保守端末装置において容易に実
現することが可能なシーブ摩耗監視装置を備えたエレベ
ータ制御装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシーブ摩耗監視装置を備えたエレ
ベータ制御装置の一実施形態を示す機能ブロック図。
【図2】同実施形態のエレベータ制御装置におけるシー
ブ摩耗確認運転指令自動出力部の作用を説明するための
フローチャート。
【図3】同実施形態のエレベータ制御装置における階床
位置パルスデータセット指令自動出力部の作用を説明す
るためのフローチャート。
【図4】同実施形態のエレベータ制御装置におけるシー
ブ摩耗確認運転終了後の作用を説明するためのフローチ
ャート。
【符号の説明】
0…コンソール、 1…遠隔保守端末装置、 2…パルスジェネレータ、 3…かご位置パルス入力装置、 4…走行制御装置、 5…記憶装置、 6…表示装置、 7…シーブ摩耗確認運転シーケンス処理部、 8…階床位置パルスデータセットシーケンス処理部、 10…シーブ摩耗監視装置、 101…シーブ摩耗確認運転指令自動出力部、 102…摩耗値チェック部、 103…階床位置パルスデータセット指令自動出力部、 104…累積摩耗値チェック部、 105…シーブ交換アラーム発報装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの乗りかごの走行に同期して
    発生するパルス信号を加減することにより前記乗りかご
    の位置を把握するかご位置把握手段と、階床位置のパル
    スデータを設定する階床位置パルスデータセットシーケ
    ンス処理手段と、シーブの摩耗値を得るシーブ摩耗確認
    運転シーケンス処理手段とを備えたエレベータ制御装置
    において、 所定の条件が成立したことにより、シーブ摩耗確認運転
    を行なわせるためのシーブ摩耗確認運転指令を前記シー
    ブ摩耗確認運転シーケンス処理手段に対して自動的に出
    力するシーブ摩耗確認運転指令自動出力手段と、 前記シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段により得ら
    れるシーブの摩耗値が所定値以内に収まっているか否か
    をチェックし、当該チェック結果を記憶装置または表示
    装置の少なくともいずれか一方に出力する摩耗値チェッ
    ク手段と、 からなるシーブ摩耗監視装置を備えて成ることを特徴と
    するエレベータ制御装置。
  2. 【請求項2】 エレベータの乗りかごの走行に同期して
    発生するパルス信号を加減することにより前記乗りかご
    の位置を把握するかご位置把握手段と、階床位置のパル
    スデータを設定する階床位置パルスデータセットシーケ
    ンス処理手段と、シーブの摩耗値を得るシーブ摩耗確認
    運転シーケンス処理手段とを備えたエレベータ制御装置
    において、 所定の条件が成立したことにより、シーブ摩耗確認運転
    を行なわせるためのシーブ摩耗確認運転指令を前記シー
    ブ摩耗確認運転シーケンス処理手段に対して自動的に出
    力するシーブ摩耗確認運転指令自動出力手段と、 前記シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段により得ら
    れるシーブの摩耗値が所定値以内に収まっているか否か
    をチェックし、当該チェック結果を記憶装置または表示
    装置の少なくともいずれか一方に出力する摩耗値チェッ
    ク手段と、 前記摩耗値チェック手段によりシーブの摩耗値が所定値
    以上であることがチェックされた場合に、前記階床位置
    のパルスデータを再設定するための階床位置パルスデー
    タセット指令を前記階床位置パルスデータセットシーケ
    ンス処理手段に対して出力する階床位置パルスデータ指
    令自動出力手段と、 からなるシーブ摩耗監視装置を備えて成ることを特徴と
    するエレベータ制御装置。
  3. 【請求項3】 エレベータの乗りかごの走行に同期して
    発生するパルス信号を加減することにより前記乗りかご
    の位置を把握するかご位置把握手段と、階床位置のパル
    スデータを設定する階床位置パルスデータセットシーケ
    ンス処理手段と、シーブの摩耗値を得るシーブ摩耗確認
    運転シーケンス処理手段とを備えたエレベータ制御装置
    において、 所定の条件が成立したことにより、シーブ摩耗確認運転
    を行なわせるためのシーブ摩耗確認運転指令を前記シー
    ブ摩耗確認運転シーケンス処理手段に対して自動的に出
    力するシーブ摩耗確認運転指令自動出力手段と、 前記シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段により得ら
    れるシーブの摩耗値が所定値以内に収まっているか否か
    をチェックし、当該チェック結果を記憶装置または表示
    装置の少なくともいずれか一方に出力する摩耗値チェッ
    ク手段と、 前記摩耗値チェック手段によりシーブの摩耗値が所定値
    以上であることがチェックされた場合に、前記階床位置
    のパルスデータを再設定するための階床位置パルスデー
    タセット指令を前記階床位置パルスデータセットシーケ
    ンス処理手段に対して出力する階床位置パルスデータ指
    令自動出力手段と、 前記シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段により得ら
    れるシーブの摩耗値の累積加算値が所定値以内に収まっ
    ているか否かをチェックし、当該チェック結果を前記記
    憶装置または表示装置の少なくともいずれか一方に出力
    する累積摩耗値チェック手段と、 からなるシーブ摩耗監視装置を備えて成ることを特徴と
    するエレベータ制御装置。
  4. 【請求項4】 エレベータの乗りかごの走行に同期して
    発生するパルス信号を加減することにより前記乗りかご
    の位置を把握するかご位置把握手段と、階床位置のパル
    スデータを設定する階床位置パルスデータセットシーケ
    ンス処理手段と、シーブの摩耗値を得るシーブ摩耗確認
    運転シーケンス処理手段とを備えたエレベータ制御装置
    において、 所定の条件が成立したことにより、シーブ摩耗確認運転
    を行なわせるためのシーブ摩耗確認運転指令を前記シー
    ブ摩耗確認運転シーケンス処理手段に対して自動的に出
    力するシーブ摩耗確認運転指令自動出力手段と、 前記シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段により得ら
    れるシーブの摩耗値が所定値以内に収まっているか否か
    をチェックし、当該チェック結果を記憶装置または表示
    装置の少なくともいずれか一方に出力する摩耗値チェッ
    ク手段と、 前記摩耗値チェック手段によりシーブの摩耗値が所定値
    以上であることがチェックされた場合に、前記階床位置
    のパルスデータを再設定するための階床位置パルスデー
    タセット指令を前記階床位置パルスデータセットシーケ
    ンス処理手段に対して出力する階床位置パルスデータ指
    令自動出力手段と、 前記シーブ摩耗確認運転シーケンス処理手段により得ら
    れるシーブの摩耗値の累積加算値が所定値以内に収まっ
    ているか否かをチェックし、当該チェック結果を前記記
    憶装置または表示装置の少なくともいずれか一方に出力
    する累積摩耗値チェック手段と、 前記累積摩耗値チェック手段によりシーブの摩耗値の累
    積加算値が所定値以上であることがチェックされた場合
    に、シーブの交換を遠隔保守端末装置に発報するシーブ
    交換アラーム発報手段と、 からなるシーブ摩耗監視装置を備えて成ることを特徴と
    するエレベータ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至請求項4のいずれか1
    項に記載のエレベータ制御装置において、 前記遠隔保守端末装置からの要求によりシーブ摩耗確認
    運転を行ない、自動的にまたは要求があった場合に測定
    結果を通知する通信手段を付加したシーブ摩耗監視装置
    を備えて成ることを特徴とするエレベータ制御装置。
JP3075396A 1996-02-19 1996-02-19 エレベータ制御装置 Pending JPH09221284A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3075396A JPH09221284A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 エレベータ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3075396A JPH09221284A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 エレベータ制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09221284A true JPH09221284A (ja) 1997-08-26

Family

ID=12312452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3075396A Pending JPH09221284A (ja) 1996-02-19 1996-02-19 エレベータ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09221284A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008037600A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Mitsubishi Electric Corp エレベータ装置
JP2009051636A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Hitachi Building Systems Co Ltd 乗客コンベアの部品寿命予測装置
CN102826423A (zh) * 2011-06-14 2012-12-19 株式会社日立制作所 电梯的安全运行系统以及安全运行方法
JP2013124156A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Hitachi Ltd エレベータシステム、エレベータのプーリ溝診断装置、及びエレベータのプーリ溝診断方法
JP2014012606A (ja) * 2013-10-08 2014-01-23 Japan Elevator Service Co Ltd 遠隔監視支援装置および遠隔監視システム
CN105314487A (zh) * 2014-07-17 2016-02-10 株式会社日立制作所 电梯的保养方法以及电梯系统
JP2019043724A (ja) * 2017-09-01 2019-03-22 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008037600A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Mitsubishi Electric Corp エレベータ装置
JP2009051636A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Hitachi Building Systems Co Ltd 乗客コンベアの部品寿命予測装置
CN102826423A (zh) * 2011-06-14 2012-12-19 株式会社日立制作所 电梯的安全运行系统以及安全运行方法
JP2013124156A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Hitachi Ltd エレベータシステム、エレベータのプーリ溝診断装置、及びエレベータのプーリ溝診断方法
JP2014012606A (ja) * 2013-10-08 2014-01-23 Japan Elevator Service Co Ltd 遠隔監視支援装置および遠隔監視システム
CN105314487A (zh) * 2014-07-17 2016-02-10 株式会社日立制作所 电梯的保养方法以及电梯系统
JP2019043724A (ja) * 2017-09-01 2019-03-22 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100893460B1 (ko) 설비상태에 따른 엘리베이터 유지보수 모니터링
JP5196369B2 (ja) エレベータのメンテナンスシステム
JPH09221284A (ja) エレベータ制御装置
US20060081421A1 (en) Power-on-reset of elevator controllers
JPH11356094A (ja) 発電運転管理システム
JPH0737186A (ja) エレベータ故障予兆システム
JP5283362B2 (ja) 乗客コンベアの診断装置
JP2015074540A (ja) エレベータの監視装置
KR102269063B1 (ko) 엘리베이터의 원격 운행 재개 시스템
JP2017062207A (ja) 異常予兆監視システム
CN115480515A (zh) 附着式升降防护平台智能控制与安全监管系统
WO2011161790A1 (ja) エレベーターの制御システム
JP3253816B2 (ja) エレベータの制御装置
JP5447887B2 (ja) エレベータ監視装置およびエレベータ監視方法
KR102070050B1 (ko) 전원관리를 통한 방적시스템의 모니터링 장치
CN112938667A (zh) 一种含群控备份功能的电梯目的层群控系统及方法
JP4509522B2 (ja) エレベータの監視システム
JP2017047981A (ja) エレベータ遠隔監視システムおよびエレベータ遠隔監視方法
JP3140676B2 (ja) ビル管理装置
JP3787314B2 (ja) 送出し管理システム
JPH0616354A (ja) エレベータの監視装置
JP3195250B2 (ja) 遠隔監視装置
JPH09124248A (ja) 油圧エレベータの異常診断装置
JPH07315707A (ja) エレベーター制御システムの時刻調整方法
JP2894420B2 (ja) ビル管理装置