JPH09220830A - 印刷装置及び画像処理方法とその装置 - Google Patents

印刷装置及び画像処理方法とその装置

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JPH09220830A
JPH09220830A JP3102396A JP3102396A JPH09220830A JP H09220830 A JPH09220830 A JP H09220830A JP 3102396 A JP3102396 A JP 3102396A JP 3102396 A JP3102396 A JP 3102396A JP H09220830 A JPH09220830 A JP H09220830A
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JP3102396A
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Takeo Kimura
岳男 木村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像をコード化する際、画像の解像度を上げる
とデータ量が増え、解像度を下げるとデータ量は減るが
画質が劣化する。 【解決手段】画像を所定の大きさのブロックに区分し、
そのブロックが均一な色であるか判定する。もしそうな
ら、そのブロックについて、その色のコードを出力す
る。均一な色でなければ、そのブロックを縦横とも2分
の1の4分割にし、解像度を切り換えた旨の切り換えコ
ードを出力し、分割された各ブロックについて、均一な
色であるか判定する。もし均一ならその色コードを出力
する。これをすべて色コードとなるまでくりかえす。複
号時には、色コードならその時点での解像度デコードに
対応するパターンを出力し、切り換えコードなら、更に
それに続くコードについて同様に処理する。こうして、
データ量の削減と高画質を両立できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインクジェ
ットプリンタに代表されるシリアルプリンタ等、カラー
画像を印刷するための印刷装置及び画像処理方法と装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在のインクジェット等の印刷装置で
は、印刷の効率を上げるためにインクを噴射するノズル
を副走査方向と垂直に数十から数百並べて使用してお
り、これに付随してノズルの数以上のライン数のライン
メモリを搭載しているのが一般的となっている。そし
て、ホストコンピュータからは、各ノズル1本1本の動
作を制御する情報が送られてこのラインメモリ上に格納
され、このデータを基に印刷動作が行われている。近
年、インクジェットプリンタはカラー化され、また印刷
できる解像度が大幅に向上したことでホストコンピュー
タからプリンタへ伝送されるデータは増加の一途をたど
っている。
【0003】従来例として印刷データ量の増大を抑える
ためにプリンタが打つ数ドットを一まとめにし、この数
ドットが紙面上に描くパターンを制御する方法について
考えてみる。この方法では、ホストコンピュータはプリ
ンタの持つ最高解像度のデータではなく、数ドットをま
とまりとした解像度のデータを作成し、各まとまり毎に
印字パターンを示すコードを送り出す。つまり、600
dpiのプリンタにおいて、縦2ドット、横2ドットの
4ドットからなるブロックを一まとまりとするとホスト
コンピュータは300dpi相当のパターンコードを作
成することになる。
【0004】例えば、カラーインクジェットプリンタで
は一般にシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)、ブラック(K)の4色を使って各ドット毎に色
を付けることができる。つまり各ドットに各色1ビット
ずつ計4ビットの情報を割り振ることでこれらの色を混
ぜ合わせて理論上16(24)色を再現できることにな
るが、実際には紙の吸収できるインクの量などの問題で
通常は4色の中から最大2色までを選んだ組み合わせを
用いる等の対応を行っており、この結果各ドットが再現
できる色数は11色(C,M,Y,K,CM,CY,C
K,MY,MK,YK,無し=白)となる。
【0005】さて、上記の様に2×2の4ドットを単位
とした場合には、16ビットの情報を割り振ることでこ
の領域の見掛け上(平均)の色を理論的には65536
(2^16)色作り出すことができる。しかし、組合せか
らできるパターンの重複を取り除いたり、前記の理由で
各ドットが16色ではなく、11色しか表現できないと
すると、この4ドットで再現できる色は結局666色と
なる。ところで、この666という数字は10ビットで
表される状態数1024よりも明らかに小さく、各ブロ
ックに割り当てられた16ビットの内6ビットが無駄に
なっていることがわかる。従って、各ブロック毎に10
ビットを割り振ることで画像を印字するためのデータ量
を削減することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記例
では数ドットをまとめたブロックを実際の1画素として
使用するために画像の解像度が下がり、その結果印刷さ
れた画像の特に斜めのエッジの部分にジャギー(ギザギ
ザ)が発生する等の画質劣化が生じる。
【0007】これに対し、本発明ではエッジの存在する
部分に関してはブロック単位ではなく各ドットを単位と
して印刷データを作成できる様にすることでジャギーの
発生を抑えることを目的とする。
【0008】一方、文章の印刷では画像中に余白が多く
存在し、また、グラフィックスを含むプレゼンテーショ
ン資料等では画像中に同じ色で塗られた領域が数多く存
在するという事実がある。いずれの場合も高解像度のエ
ッジ情報を必要とする部分は、文章全体の面積からする
とそう多くは無いと言える。しかしながら、上記従来例
ではブロックの大きさは一定であり、一様に塗られた部
分までも分割してしまうので必要以上に印刷データ量の
増加を招いている。
【0009】これに対し、本発明では、同じ色パターン
を出力するブロックが連続する場合には、これらをでき
るだけまとめ、同じコードでより大きなブロックを表現
できる様にすることでデータ量の削減を行うことを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の印刷装置はつぎのような構成からなる。すな
わち、所定の解像度の画像データから一様な画素のまと
まりを前記解像度とは異なる解像度の画素とみなして複
数解像度の印刷データを作成する作成手段と、前記印刷
データ中の各解像度の画素データを対応する色コードに
変換する第1の変換手段と、前記印刷データにおける低
解像度の画素データから高解像度の画素データに切り替
わる部分に解像度切り替えコードを挿入して複数解像度
データを生成する生成手段と、前記複数解像度データか
ら前記解像度切り替えコードに基づいて各解像度の画素
データの色コードを取り出す取出し手段と、取り出した
各解像度における色コードを、その解像度に応じて所定
の解像度のドットデータに変換する第2の変換手段と、
前記ドットデータを印刷出力する出力手段とを備える。
【0011】また、本発明の画像処理方法は次のような
構成からなる。すなわち、所定の解像度で構成される画
像データをコード化する画像処理方法であって、所定サ
イズの画像が均一な色であることを判定する判定工程
と、前記判定工程において均一な色であると判定された
場合に、前記所定サイズの画像をひとつの画素とする解
像度で、前記画像の色コードを出力する色コード出力工
程と、前記判定工程において均一な色でないと判定され
た場合に、前記所定サイズの画像をひとつの画素とする
解像度からそれを分割した解像度に移行することを示す
解像度切り替えコードを出力し、前記所定サイズの画像
を分割して、分割された各画像を前記所定サイズの画像
とみなして分割された各画像について所定の順序で前記
判定工程以降の工程を施す解像度切り換え工程とを備え
る。
【0012】また、解像度を表す解像度切り替えコード
と、解像度切り替えコードにより表される解像度に対応
する画素の色を表す色コードとを含む画像コードを基に
画像を形成する画像処理方法であって、前記画像コード
を逐次的に読み、そのコードを判別する判別工程と、前
記判別工程において、色コードであると判別された場
合、当該色コードに対応するパターンの画像データを、
前記解像度切り替えコードで表される解像度における1
画素に対応して出力するパターン出力工程と、解像度切
り替えコードであると判別された場合、当該解像度切り
換えコードに引き続く所定量のコードについて、前記判
別工程以降の工程を施す解像度切り替え工程とを備え、
前記パターン出力工程により出力されたパターンにより
画像データが形成される。
【0013】あるいは、第1のサイズのブロック内の画
像データが同一色を表すか否かを判定する判定工程と、
同一色を表すと判定されなかった場合に、前記第1のサ
イズのブロックを第2のサイズのブロックに分割し、該
第2のサイズのブロック内のデータが同一色を表すか否
かを判定する第2の判定工程とを備える。
【0014】また、本発明の画像処理装置は次のような
構成からなる。すなわち、所定の解像度の画像データか
ら、所定サイズの一様な画像を判別する判別手段と、前
記判別手段により判別された、所定サイズの一様な画像
について、対応する色コードを出力する色コード出力手
段と、前記判別手段により一様な画像と判別されなかっ
た部分について、低解像度の画素データから高解像度の
画素データに切り替わる部分として解像度切り替えコー
ドを出力する切り換えコード出力手段と、前記判別手段
により一様な画像と判別されなかった部分については、
前記所定サイズよりも小さな画像について、前記判別手
段、前記色コード出力手段、前記切り換えコード出力手
段による処理を、前記色コード出力手段により色コード
が出力されるまでくり返し行うよう制御する制御手段と
を備える。
【0015】あるいは、解像度を表す解像度切り替えコ
ードと、それにより表される解像度の画素についての色
を表す色コードを含む画像コードを基に画像を形成する
画像処理装置であって、前記複数解像度データから前記
解像度切り替えコードに基づいて各解像度の画素データ
の色コードを取り出す取出し手段と、取り出した各解像
度における色コードを、その解像度に応じて所定の解像
度のドットデータに変換する変換手段と、前記ドットデ
ータを印刷出力する出力手段とを備える。
【0016】また、本発明のコンピュータ可読メモリは
つぎのような構成からなる。即ち、所定の解像度で構成
される画像データをコード化する画像処理方法のプログ
ラムを格納するコンピュータ可読メモリであって、所定
サイズの画像が均一な色であることを判定する判定工程
のモジュールと、前記判定工程において均一な色である
と判定された場合に、前記所定サイズの画像をひとつの
画素とする解像度で、前記画像の色コードを出力する色
コード出力工程のモジュールと、前記判定工程において
均一な色でないと判定された場合に、前記所定サイズの
画像をひとつの画素とする解像度からそれを分割した解
像度に移行することを示す解像度切り替えコードを出力
し、前記所定サイズの画像を分割して、分割された各画
像を前記所定サイズの画像とみなして分割された各画像
について所定の順序で前記判定工程以降の工程を施す解
像度切り換え工程のモジュールとを含む。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って、本発明
による実施例を詳細に説明する。 (第1の実施例)第1の実施例を図1から図14及び図
29に基づき説明する。
【0018】先に述べたように、現在のインクジェット
等の印刷装置では、印刷の効率をあげるためにインクを
噴射するノズルを副走査方向と垂直に数十から数百並べ
て使用しており、これに付随してノズルの数以上のライ
ン数のラインメモリを搭載しているのが一般的である。
従って、ラインメモリの幅までの大きさのブロックまで
ならば、余分にメモリを搭載すること無く印刷データを
格納することができる。本実施例ではこのことに着目し
て、印刷に使用するノズルをブロック単位にまとめて制
御する仕組を提供する。そして、画像の特徴によってこ
のブロックの大きさを変化させ、画質を保ちながら印刷
データの削減を実現することを目的とする。
【0019】図1は、本発明の印刷装置の実施例を示す
基本構成図である。図において、1は印刷を行うプリン
タ装置、2はプリンタ装置1へ印刷データを送ったり動
作を指示するホストコンピュータである。両者は双方向
に通信可能な通信路を介して接続される。本実施例では
いずれの装置も不可欠であり、両者を組み合わせて印刷
装置と呼ぶ。
【0020】プリンタ装置1の中には、プリンタ内部の
制御や印刷データを加工するためのCPU3が存在し、
他にCPU3で動作するプログラムや動作に必要な情報
を格納したROM4、CPU3がプログラムを実行する
ために必要なワーク領域や印刷データを格納するライン
メモリ等として使用するRAM5、ラインメモリのデー
タを実際に印刷するプリンタヘッドや紙送り機構などを
含む印刷制御部6、ホストコンピュータ2との通信を行
うための通信I/F7、各デバイスを繋ぐシステムバス
8が備わっている。
【0021】図29は印刷制御部6に属するインクジェ
ット方式のプリンタエンジン部を示す図である。同図に
おいて、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動
力伝達ギア5011,5009を介して回転するリード
スクリュー5005の螺旋溝5004に対して係合する
キャリッジHCはピン(不図示)を有し、矢印a,b方
向に往復移動される。このキャリッジHCには、YMC
K4色を要素色とするインクジェットカートリッジIJ
Cが搭載されている。インクジェットカートリッジIJ
Cには、各色ごとにインクタンクITと記録ヘッドIJ
Hが備えられており、各ヘッドは例えば64ドット並列
して記録するためのインク吐出口が設けられている。
【0022】5002は紙押え板であり、キャリッジの
移動方向に亙って紙をプラテン5000に対して押圧す
る。5007,5008はフォトカプラで、キャリッジ
のレバー5006のこの域での存在を確認して、モータ
5013の回転方向切り換え等を行うためのホームポジ
ション検知手段である。5016は記録ヘッドの前面を
キャップするキャップ部材5022を支持する部材で、
5015はこのキャップ内を吸引する吸引手段で、キャ
ップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行
う。5017はクリーニングブレードで、5019はこ
のブレードを前後方向に移動可能にする部材であり、本
体支持板5018にこれらが支持されている。ブレード
は、この形態でなく周知のクリーニングブレードが本例
に適用できることは言うまでもない。又、5021は、
吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジ
と係合するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モ
ータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公知の伝達手
段で移動制御される。
【0023】一方、ホストコンピュータ2の中には、プ
リンタ装置1との通信を行うための通信I/F9、プリ
ンタ装置1に対する印刷データを作成するプリンタドラ
イバソフトウェア10が備わっている。プリンタドライ
バ10は、メモリ22に尚蔵されたプログラムであり、
CPU21により実行される。また、ホストコンピュー
タ2には、プリンタドライバ等のプログラムを格納ある
いは供給する等のための二次記憶23が備えられてい
る。そして、ホストコンピュータ2とプリンタ装置1は
通信ケーブル11で接続され印刷データ等の各種のデー
タをやり取りすることができる。
【0024】次に、本実施例における基本的な考え方と
動作の詳細を説明する。
【0025】本実施例では、データを削減するためにド
ットを組み合わせたブロックを基本単位とし、各ブロッ
クにこれを埋める色を再現するためのパターンを示す色
コードを割り振る。例えば、最も解像度の高い状態、す
なわち1ドットからなるブロックの場合にC,M,Y,
K各1ビットを割り当てるとすると、縦2ドット×横2
ドットからなるブロックでは本来16ビットの情報量が
必要になるが、2×2のブロックで再現する色を250
色余りと限定してしまえば、8ビットで済むことにな
る。この時、印刷すべき画像データがフルカラー画像で
ある場合にはあらかじめ誤差拡散法等を使い、なるべく
画質を損なうこと無く色数を少なくしておく必要があ
る。最近のプリンタでは印刷できる最高の解像度が十分
に高く2×2程度の大きさのブロックであれば250色
の点として機能することができ、1×1の11色の点よ
りも画像の階調表現に優れている。
【0026】さて、同様に縦4ドット×横4ドットのブ
ロックでは、本来64ビットの情報量が必要であるが、
これも8ビットにしてしまえば、更にデータ量を削減で
きる。そして、この4×4のブロックを埋めるには、そ
れぞれが同じコードに割り振られた2×2のブロックの
ためのパターンを4つ使えば良い。同様に8×8,16
×16とブロックを大きくしながらも同じ8ビットのコ
ードを割り振ることでデータの削減がより一層可能とな
る。インクジェットプリンタ等のシリアルプリンタでは
ノズルの数以上のラインメモリを搭載しており、ノズル
数をNとすればN×Nのブロックのデータをプリンタに
送っても2×2のパターンを埋める領域をラインメモリ
とは別に用意する必要はない。しかし、この方法におい
ては、ブロックの大きさを大きくすればする程、確かに
データ量が減るが、画像の解像度を低くすることに他な
らないので、画像の細部の情報が欠落し、画質の劣化が
起こる。
【0027】そこで、本実施例では画像の内容を調べて
部分毎に大きなブロックや小さなブロックを組み合せる
ことで画質の劣化を防ぎながらデータ量の削減を行う。
ブロックの切り替えには色パターンを示すコードである
色コードの一部を使い、これを解像度切り替えコードと
呼ぶ。例えば8ビットの色コードであれば、本来256
色の色パターンを区別できるが、ここでは色を255色
として255個の色コードを使い、残りの1つを解像度
切り替えコードに使うといった構成にする。
【0028】以下、実施例としてはノズルの数、ライン
メモリのライン数をともに64とし、1×1のブロック
から最大64×64のブロックまでを組み合わせて画像
を印刷するものである。ブロックの大きさは64×64
のものを例えば、図2に示すようにA,B,C,Dの部
分に次々と4分割してできる7種(64×64,32×
32,16×16,8×8,4×4,2×2,1×1)
を用い、1×1のブロックでは1ブロックに対し4ビッ
ト、2×2以上の大きさのブロックでは8ビットを割り
振るものとする。また、図3に示すような図形30を含
むような画像(縦128×横128画素)を印刷する場
合を例とする。図3の図面では白黒となっているがもち
ろんカラー画像でも良いし、一つの画像中に存在する色
数を制限する意味のものでもない。また、画像サイズに
制限を加えるという意図もない。
【0029】図4は、図3を通常の方法で印刷する方法
を示している。図中、40はプリンタの印刷ヘッドにお
けるノズルの並びであり、図では64個のノズルが示さ
れている。図形30はこの各ノズルが噴射するインクに
よってつくり出されるドットによって印刷され、図形4
1として紙面上に再現される。この時、64×64ドッ
トからなる領域42を1ドット単位で印刷するのに必要
なデータ量は64×64×4=16384ビット(20
48バイト)であり、2×2のブロック単位で各ブロッ
ク8ビットを割り当てると縦横共に32ブロックずつで
あるから必要なデータ量は32×32×8=8192ビ
ット(1024バイト)となるが、図から明らかなよう
に図形41の無い部分や、図形41が占める色の変化が
ない一様な領域がかなり大きく、図形41の周囲のみに
高解像度のデータを配置すればデータの削減ができると
考えられる。そこで、本実施例では複数の解像度で図3
を表現することができるようにする。
【0030】複数の解像度の画像を作り出す(エンコー
ドする)のは、ホストコンピュータ2内で動作するプリ
ンタドライバ10である。ここでの動作を図5を用いて
説明する。
【0031】まず、準備として、必要であればエンコー
ドをする画像の色を色コードに割り当てられた色のみか
らなるように減色する。次に現在の解像度に相当するブ
ロックサイズを最大のもの(64×64)にする。
【0032】そしてこのブロック内の全てのドットが同
じ色かどうかを調べ(ステップ50)、もし同じ色であ
れば、このブロックを現解像度の1画素としてこのブロ
ックに色コードを割り当て出力する(ステップ51)。
なお、現在の解像度が最高解像度の場合にはドットは当
然単一の色であるからステップ50では同じ色であると
判定して、色コードとしてその最高解像度の画素の色デ
ータそのものを出力する。また、最高解像度でない場合
には、前述の通り、本実施例ではN×Nブロック(N=
32,16,8,4,2)を単位として色を決めている
ため、同一の色データを有するN×Nブロックにより処
理対象のドットが構成されているかを判定することでス
テップ50の判定を行う。そのドットが同一の色のN×
Nブロックから構成されている場合には、単一の色のド
ットとしてそのN×Nブロックの色に対応する色コード
をステップ51で出力することになる。
【0033】一方、ステップ50でN×Nブロック内の
色が1色でなければ解像度切り替えコードを出力する
(ステップ52)。
【0034】次に図2に示すように4分割してブロック
サイズを小さくし、A,B,C,Dの順に、分割された
各ブロックについてステップ50から始まる一連の処理
を再帰的に行う(ステップ53,54,55,56)。
即ち、32×32から始め、同一ブロックでなければ順
次サイズを縮小して童謡の制御を繰り返す。最大解像
度、つまり最小ブロック(1×1)ではステップ50で
必ず真になるので4ビットの色コードが出力されて処理
が止まる。再帰的に呼び出される手続き内においては、
エンコードするブロックの解像度が1段階高くなり、逆
にブロックは小さくなる。
【0035】この様子を、図3の画像を128×128
ドットの画像とした場合に具体的に示したものが図6か
ら図12である。図6において、ブロック60,61,
62,63はそれぞれ64×64の大きさで、本実施例
で扱う最大ブロックである。図3の画像ではいずれの最
大ブロック内にも2色存在するので、解像度切り替えコ
ードに置き換えられる。以下、解像度切換えが必要なブ
ロック、すなわちさらなる分割が必要なブロックを図に
おいてはアミがけで示す。エンコードの順は最大ブロッ
クの場合、左から右、上から下のラスタスキャン順であ
り、この例ではブロック60,61,62,63の順と
なる。例えばブロック61の右側に更にブロックがあれ
ばブロック61と62の間にそのブロックのエンドコー
ドが行われる。尚、この例では各最大ブロック内のエン
コードが全て終了してから次の最大ブロックのエンコー
ドを行うが、各最大ブロックのエンコードは互いに独立
して行えるので、エンコード結果を一時的に保存するな
どしてコードを出力する順番が狂わないことが保証でき
るならば、並列に行うことも可能である。
【0036】図7は64×64のブロックを4分割して
32×32のブロックにエンコードを行った結果であ
る。ブロック70はブロック内が1色であったので色コ
ード(例では白)が出力されたブロック、71は更に分
割を必要とするために解像度切り替えコードが出力され
た例である。以下同様に、さらなる分割が必要なブロッ
クについて分割を繰り返すことを図で示している。図8
は16×16のブロックで、図9は8×8のブロック
で、図10は4×4のブロックで、図11は2×2のブ
ロックで、図12は1×1のブロックでそれぞれエンコ
ードを行った結果を示している。なお、これらの図は分
割の段階ごとにどのように分割されるかを示しているも
のであり、処理のある時点での様子をしめすものではな
い。
【0037】この一連のエンコード作業によって図6に
おける64×64のブロック60から出力されるコード
とその出力される順番を示したものが図13である。
【0038】図13を図6〜図12を参照して説明す
る。まず、ブロック60は少なくとも2色を含むブロッ
クであるため、まず解像度切り替えコード130を出力
する。そして、ブロック60を4分割した図7のブロッ
ク7A〜7Dについて順にエンコードする。ブロック7
Aは一様な色であるから、その色コード131を出力す
る。ブロック7Bは少なくとも2色を含むため、解像度
切り替えコード132(コード131と同じコード)を
出力して、ブロック7Bをさらに4分割した図8のブロ
ック8A〜8Dについてエンコードする。
【0039】その結果、ブロック8A〜8Cはすべて白
画素からなるため、色コード133(コード131と同
じ)を出力する。さらに、ブロック8Dは少なくとも2
色を含むため、解像度切り替えコード134を出力し、
ブロック8Dを4分割した図9のブロック9A〜9Dを
エンコードする。ブロック9A,9Bは白であるから色
コード135(コードS31と同じ)を出力し、ブロッ
ク9C,9Dについてさらにエンコードを行う。
【0040】以上のようにエンコードを再帰的に繰り返
すことで、図13のコード列が得られる。なお、説明で
は出てこないが、黒のブロックについては、コード13
6を出力することになる。
【0041】各コードは、図において左から右に、上か
ら下の順番で出力される。この時出力されるコードの内
訳を以下の表に示す。
【0042】
【表1】
【0043】先に述べたように1×1のブロックに4ビ
ット、2×2以上のブロックに8ビット割り振ると出力
されるコードは1080ビット(135バイト)とな
り、先に計算した16384ビット(2048バイ
ト)、8192ビット(1024バイト)と比べてかな
りのデータ量削減が実現できたことが分かる。
【0044】次に、図13の様なコードを受け取ったプ
リンタ装置1がどのように画像を再構成(デコード)す
るかを説明する。
【0045】図13においてコードが出力される順をみ
ると、解像度切り替えコードの後には必ず1つ小さなサ
イズのブロックのコードが現れ、この1つ小さなサイズ
のブロックのコードは、エンコードの順に、つまり図2
におけるA,B,C,Dの順に現れる。そしていずれか
のコードが再び解像度切り替えコードであれば、その直
後に入れ子状態で更に1つ小さなブロックのコードが
A,B,C,Dの順に現れる。すなわち、出力されたコ
ードの先端から順番にデコードすれば色コードが現れる
順に全てのドットを間違いなく復元できる。
【0046】このデコードの手順を示したものが図14
である。基本的にはエンコードの全く逆の操作を行う。
まず、デコードに先立ちあらかじめ設定した色コードの
セットをロードする。このセットは色コードとそれに対
応するパターンとで構成され、エンコードされた画像と
は関係なく、ROM4内にあらかじめ格納されたもので
あっても、印刷しようとする画像のエンコード時に最適
化された作成されたものでも良い。後者の場合はホスト
コンピュータ2からこのセットを送る必要がある。次
に、現在の解像度をエンコード開始時に想定した解像度
にセットする。本例では64×64のブロックから開始
する。ホストコンピュータから印刷データが送られてき
たならば、その先頭からデコードを開始する。
【0047】デコードの最初は、ホストコンピュータ2
から送られてきたデータの先頭が解像度切り替えコード
であるかどうかを調べる(ステップ140)ことから始
まる。この場合、最初のコード長は8ビット(1Byt
e)であり、最大解像度時には4ビットとなる。ちなみ
に、最大解像度時のデータは0xff(1ドットをCM
YK全ての色で打つこと)にはならないので、解像度切
り替えコードを0xffにしておけば、常に先頭8ビッ
トを調べれば解像度切り替えコードかどうかが判別可能
である。そして、もしこれが色コードならば、このコー
ドを取り出し(ポップし)て対応するパターンを使って
現在の大きさのブロック内を埋める(ステップ14
1)。この時、ブロックが大きくパターンの持つ周期性
が問題になるようであれば、所々に微量のノイズを加え
て周期を打ち消すなどの工夫が必要である。
【0048】一方、ステップ140においてコードが解
像度切り替えコードであれば、これをポップし、再びデ
コードを開始する。この時ブロックサイズは1つサイズ
の小さなものになり、図2におけるAの位置のブロック
のデコードを開始することになる(ステップ142)。
このようにデコードは再帰的に進められて最大解像度、
すなわち1×1の最小ブロックでは4ビットのデータで
各ドットを埋める。ところで、ステップ142が進行す
るに連れてデータ列からそれぞれのサイズのブロックに
割り振られた長さのコードが取り去られ、ステップ14
2から復帰した状態では、データ列の先頭にBの位置の
ブロックの情報が現れる。従って、次にBの位置のブロ
ックのデコードを開始し(ステップ143)、同様に
C,Dの位置のブロックのデコードを順に行う(ステッ
プ144,145)。そして、以上のステップによって
プリンタ装置1のラインメモリ上には、エンコードされ
る前のブロック内の画素が復元される。後は同様の作業
を最大ブロック毎に繰り返し行いラインメモリが満たさ
れた時点で印刷を行えばラインメモリの内容が紙に再現
される。
【0049】以上、本発明における第1の実施例につい
て述べた、これまで説明したように画像の特徴によって
画像を構成するブロックの大きさを変化させることで、
画質を保ちながら印刷データの削減を実現できる。 (第2の実施例)第2の実施例を図15から図23に基
づき説明する。
【0050】本実施例では、画像の特徴によって画像を
構成するブロックの大きさを変化させる場合に、画質を
保ちながら更に印刷データの削減を実現することを目的
とする。このために本実施例では、解像度の切り替えを
1ステップ固定ではなく、あらかじめ決められた範囲内
で任意に替えられる様にする。
【0051】例として図15に示すような画像を印刷す
る場合を考える。図の画像は64×64のブロックから
なるが、色コードが存在するのは8×8のブロックより
小さなブロックのみである。この画像を実施例1に示し
た解像度の切り替えを固定で行う方法でエンコードした
時の様子を図16A,図16Bに示す。図から分かるよ
うに、実施例1の方法では、32×32(符号16
1),16×16(符号162),4×4(符号16
3)のブロックは全て解像度切り替えコードになってし
まう。これは、色コードを持つ最小のブロックのサイズ
が小さくなればなるほど、無駄な解像度切り替えコード
が発生することを示唆している。
【0052】例えば、自然画のようなデータでは、同じ
色からなる領域が少なく、特に誤差拡散等で色数を減ら
した場合には1ドット毎に色が異なることなど珍しくな
い。この様な時、あるブロック内の解像度を、逐次的に
2倍ずつ高めるのではなく、例えば4倍あるいは8倍と
高め、64×64の次は16×16、その次は4×4と
いったように2ステップ以上切り替えられれば無駄なコ
ードを最小限に抑えられる。基本的にはブロック内の分
割数を画像の特徴に応じて動的に変化させることにな
る。以下では、図17のフローチャートに従って解像度
の多段切り替えに対応したエンコード方法について述べ
る。尚、エンコードを行うのは、ホストコンピュータ2
内で動作するプリンタドライバ10である。
【0053】本実施例では多段切り替えを行うために解
像度切り替えコードに工夫をする。例えば色コードの数
を減らして解像度切り替えコードを1,2,3,4,
5,6各ステップ用に割り当てられるようにその数を増
やしたり、あるいは、解像度切り替えコードは1つにし
てその後にステップ数を納める1バイトを付加し、解像
度切り替えのために計2バイトを使用する等の方法が考
えられる。本実施例では解像度切り替えコードを2種類
用意し、1ステップ用は1バイトのコードを割り当て、
2ステップ以上は複数ステップ用の解像度切り替えコー
ドとその後にステップ数を付加(計2バイト)すること
にする。複数ステップ用の解像度切り替えコードも色コ
ードから割り当てるため、この時、各ブロックが再現で
きる色数は1色減り、254色となる。
【0054】まず、準備として、必要であればエンコー
ドをする画像の色を、色コードに割り当てられた色のみ
からなるように減色する。次に現在の解像度に相当する
ブロックサイズを最大のもの(64×64)にする。
【0055】そしてこのブロック内の全てのドットが同
じ色かどうかを調べ(ステップ170)、もし同じ色で
あれば、このブロックを現解像度の1画素としこれに色
コードを割り当てて、これを処理の結果として返す(ス
テップ171)。一方、ステップ170でブロック内の
色が1色でなければ、図2に示すように4分割して、ブ
ロックサイズを小さくしてA,B,C,Dの順にステッ
プ170から始まる一連の処理を再帰的に行う(ステッ
プ172,173,174,175)。最大解像度、つ
まり最小ブロック(1×1)ではステップ170で必ず
真になるので4ビットの色コードが返されて処理が止ま
る。
【0056】さて、全ての部分のエンコードが終った
後、A,B,C,D各部分のエンコードの結果の先頭の
部分を調べ(ステップ176)、これらが全て解像度切
り替えコードであり、かつそのステップ数が同じであれ
ば、A,B,C,D部分をエンコードした結果からこの
解像度切り替えコード(2または1バイト)を取り出し
(ステップ177)、取り出したコードよりも更に1ス
テップ解像度を上げる(ブロックを小さくする)解像度
切り替えコード(2バイト)をこの処理が返す結果を納
める領域の先頭に格納し(ステップ178)、そうでな
ければ、1ステップ解像度を上げる解像度切り替えコー
ド(1バイト)をこの処理が返す処理を納める領域の先
頭に格納する(ステップ179)。そして、A,B,
C,Dの部分をエンコードしたそれぞれの結果(先頭の
解像度切り替えコードを取り除いたもの)をA,B,
C,Dの順に連結し、この処理が返す結果を納める領域
の2または3バイト目(解像度切り替えコードの後ろ)
から格納して、これを返す(ステップ180)。この時
ステップ178が実行されていれば、返された結果の先
頭の1バイトは1ステップ解像度を上げるコードであ
り、そうでなければA,B,C,Dのエンコード結果の
先頭にあったステップ数よりも更に1ステップ解像度を
上げる2バイトのコードである。
【0057】この方法によって、エンコードした結果
が、図18である。図において例えば181は3ステッ
プ解像度を上げるコード(2バイト)、182は1ステ
ップ解像度を上げるコード(1バイト)、183は2ス
テップ解像度を上げるコード(2バイト)である。この
結果、図16A,図16Bに比べて32×32(16
1),16×16(162),4×4(163)のブロ
ックのための解像度切り替えコードが消滅した分、2バ
イトコードになったコードの増加分を差し引いても印字
データが減少していることが分かる。
【0058】ここで、図17の手順によって図15の6
4×64ドットのデータをエンコードする手順の一部を
図19〜図21を用いて説明する。
【0059】まず、図15の画像はすべて同じ色の画素
で構成されていないから、A,B,C,Dに4分割し
て、まずAの部分についてエンコードする。Aの部分は
更に4分割してエンコードされ、同様な処理を繰り替え
した結果、図19に示すコードが得られる。コード16
2は、すべて1ステップ解像度を切り換えるコードであ
る。すなわち、図15の画像を4分割したAの部分に関
して、ステップ175までのエンコード処理を終了した
様子を図19は示している。ここで、部分Aに関して、
さらにその4分割したエンコード結果の先頭はすべて同
じ解像度に上げる解像度切り替えコード162であるか
ら、このコード162を取出して、解像度を2ステップ
上げるコードを部分Aのエンコード結果の先頭に挿入
し、部分Aを4分割して得られたエンコード結果を連結
する。こうして得られるコード列が図20に示したもの
である。コード183が、解像度を2ステップあげる2
バイトの解像度切り替えコードである。
【0060】同様にして、図15を4分割した各部分に
対してエンコードした結果が図21に示したコード列で
ある。各部分はすべてその先頭に2ステップ解像度を上
げるコードがあるため、これを取り出して解像度を3ス
テップ上げるコードを先頭に格納し、すべてのコードを
連結する。こうして、図18に示すコードが得られる。
【0061】次に、この様に出力された印刷データをプ
リンタなどでデコードする手順を図22のフローチャー
トを使って説明する。まず、デコードに先立ちあらかじ
め設定した色コードのセットをロードする。次に、現在
の解像度をエンコード開始時に想定した解像度にセット
する。例では64×64のブロックから開始する。そし
てホストコンピュータから印刷データが送られて来たな
らば、その先頭からデコードを開始する。
【0062】まずは、この最初のコードが解像度切り替
えコードであるかどうかを調べる(ステップ190)。
この場合、最初のコード長は8ビット(1Byte)で
あり、最大解像度時は4ビットとなる。ちなみに、最大
解像度時のデータは0xffまたは0xfe(最初の1
ドットにCMYK全ての色を打つこと)にはならないの
で、解像度切り替えコードを0xffと0xfeにして
おけば、常に先頭8ビットを調べることで、これが解像
度切り替えコードかどうか判別可能である。そして、も
しこれが色コードならば、このコードを取り出し(ポッ
プし)て色パターンを探し、このパターンを使って現在
の大きさのブロック内を埋める(ステップ191)。
【0063】一方、ステップ190においてコードが解
像度切り替えコードであれば、これをポップし、再びデ
コードを開始する。この時解像度切り替えコードが2ス
テップ以上のものであれば、そのコードに引き続いてス
テップ数(1バイト)を取り出す。次にブロック数を計
算する(ステップ192)。ブロックサイズ及びブロッ
ク数は解像度切り替えのステップ数により変化し、分割
されたブロックの数は4のステップ数乗となる。例え
ば、ステップ数が1ならばこのブロックは4分割され、
ステップ数が3ならば64分割される。この時、現在の
ブロックのサイズをステップ数に応じて小さくし、全て
のブロックのデコードが終了するまで(ステップ19
3)各ブロックに対してデコード作業を再帰的に行う
(ステップ194)。ただし、この場合のデコード順は
エンコードと同じでなければならない。
【0064】2ステップの解像度切り換え(16分割)
のデコード例を図23に示す。ブロック内の数字は、デ
コードする順序である。この様な順になるのはエンコー
ド時に4分割で再帰的に処理を行っているからである。
そして、以上のステップによってプリンタ装置1のライ
ンメモリ上には、エンコードされる前のブロック内の画
素が復元される。後は同様の作業を最大ブロック毎に繰
り返し行い、ラインメモリが満たされた時点で印刷を行
えばラインメモリの内容が紙に再現される。
【0065】以上、本発明における第2の実施例につい
て述べた。これまで説明したように画像の特徴によって
画像を構成するブロックの大きさを変化させる場合に、
2サイズ以上のブロックサイズの変更を可能とすること
で画質を保ちながら印刷データのさらなる削減を実現で
きる。 (第3の実施例)第3の実施例を図24から図27に基
づき説明する。
【0066】本実施例では、画像の特徴によって画像を
構成するブロックの大きさを変化させる場合に、画質を
保ちながら印刷データの削減を実現することを目的とす
る。ただしこの例においては、プリンタ装置1では、大
小2種類のドットを解像度に応じて打ち分けられるよう
にする。このために本実施例では、2つの解像度それぞ
れに対応するラインメモリをプリンタ1内のRAM5に
設定する。図24は、大小2種類のドットを解像度に応
じて打ち分ける場合の例である。図中(A)のデータに
対して(B)の様に2×2の黒画素については大ドット
200を、1×1の黒画素については小ドット201を
使用する。またこの場合はいずれのドットもCMYKそ
れぞれ1ビットずつ割り当てた4ビットの色コードを使
用する。解像度切り替えコードは1つで、CMYK全て
のビットを立てたものを使用する。なぜなら各ドットに
対してCMYK全ての色を同時に打つ必要がないからで
ある。
【0067】この場合のエンコードの方法は、使用する
解像度を2つにしただけでこれまでの方法と同じであ
る。このエンコードの流れを図25に示す。なお、本実
施例では解像度のバリエーションは大小2つに限られて
いるため、再帰手続きとする必要がない。まず、準備と
して、必要であればエンコードをする画像の色を色コー
ドに割り当てられた色のみからなるように減色する。更
に、大小ドット毎のラインメモリをそれぞれクリア(白
出力用のコードをセット)しておく。次に現在の解像度
に相当するブロックサイズを大ドットに対応するもの
(2×2)にする。
【0068】そしてこのブロック内の全てのドットが同
じ色かどうかを調べ(ステップ210)、もし同じ色で
あれば、このブロックを現解像度の1画素としこれに色
コードを割り当て出力する(ステップ211)。ステッ
プ210でブロック内の色が1色でなければ、解像度切
り替えコードを出力し(ステップ212)、次に図2に
示すように4分割して、ブロックサイズを小さくし(1
×1)A,B,C,Dの順にこのドットの色コードを出
力する(ステップ213,214,215,216)。
【0069】図26は、この方法でエンコードした結果
である。図において220は小ドットを打つための解像
度切り替えコード、221は小ドットで白、222は小
ドットで黒、223は大ドットで白、224は大ドット
で黒を打つコードである。32画素からなる図24を1
ドット単位で表現すると32×4=128ビット(16
バイト)となるが、これを大小ドットを使うと図26の
ように20個のコードで表現できる。したがって、20
×4=80ビット(10バイト)となりデータの削減が
可能となる。
【0070】次に、この様に出力された印刷データをデ
コードする手順を図27のフローチャートを使って説明
する。まず、現在の解像度をエンコード開始時に想定し
た解像度にセットする。例では2×2のブロックから開
始する。そして、ホストコンピュータから印刷データが
送られてきたならば、その先頭からデコードを開始し、
この最初のコードが解像度切り替えコードであるかどう
かを調べる(ステップ230)。この場合コード長は常
に4ビットである。そして、もしこれが色コードなら
ば、このコードに応じたデータを大ドット用のラインメ
モリの該当場所へ書き込む(ステップ231)。一方、
ステップ230においてコードが解像度切り替えコード
であればこれをポップし、小ドット用のラインメモリの
A,B,C,Dに相当する場所へそれぞれ書き込む(ス
テップ232,233,234,235)。そして、以
上のステップによってプリンタ装置1の大小ドットそれ
ぞれのラインメモリ上には、画像を印刷するためのデー
タがセットされる。後は同様の作業を大ブロック毎に繰
り返し行い、ラインメモリが満たされた時点で印刷を行
えばラインメモリの内容が紙に再現される。
【0071】図28は図27の印刷データを大小ドット
用ラインメモリ241,240にそれぞれ格納した様子
を示している。図から明らかなように小ドットのデータ
(242)は必要最小限のものだけが送られセットされ
る。
【0072】以上、本発明における第3の実施例につい
て述べた。これまで説明したように画像の特徴によって
画像を構成するブロックの大きさを変化させることで、
2サイズ以上のドットを打つことが可能なプリンタ装置
に対しても画質を保ちながら印刷データの削減を実現で
きる。
【0073】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0074】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0075】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0076】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0077】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0078】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0079】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図30のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。
【0080】すなわち、少なくとも、所定サイズの画像
が均一な色であることを判定する判定工程のモジュール
と、前記判定工程において均一な色であると判定された
場合に、前記所定サイズの画像をひとつの画素とする解
像度で、前記画像の色コードを出力する色コード出力工
程のモジュールと、前記判定工程において均一な色でな
いと判定された場合に、前記所定サイズの画像をひとつ
の画素とする解像度からそれを分割した解像度に移行す
ることを示す解像度切り替えコードを出力し、前記所定
サイズの画像を分割して、分割された各画像を前記所定
サイズの画像とみなして分割された各画像について所定
の順序で前記判定工程以降の工程を施す解像度切り換え
工程のモジュールの各モジュールのプログラムコードを
記憶媒体に格納すればよい。
【0081】また、上述の実施例では、複数色成分から
成るカラー画像を例としたが、白黒の多値画像データに
対して上述の処理を適用しても良い。すなわち、「同一
色」とは、「同一濃度」を意味するものとする。
【0082】また、上述の「ブロック」は、正方形に限
らず、長方形や非矩形であっても良い。
【0083】以上説明したように、本発明の実施例によ
れば、画像の特徴に応じて各画素毎に解像度を切り替え
ながら印刷できるようにすることにより、画質を保ちな
がらも余分なデータを発生することが無くなるので、画
質劣化や必要以上の印刷データ量の増加という問題を解
消できる。また、印刷データの増加を防ぐことにより印
刷にかかるデータ伝送時間を短縮するという効果もあ
る。
【0084】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、同じ色
パターンを出力するブロックが連続する場合には、これ
らをできるだけまとめ、同じコードでより大きなブロッ
クを表現できる様にすることでデータ量の削減を行うこ
とができるという効果を奏する。
【0085】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成図である。
【図2】ブロックの分割図である。
【図3】エンコードの例を示す図である。
【図4】単一解像度コード配置図である。
【図5】エンコード部のフローチャートである。
【図6】初期コード配置図である。
【図7】第1分割後のコード配置図である。
【図8】第2分割後のコード配置図である。
【図9】第3分割後のコード配置図である。
【図10】第4分割後のコード配置図である。
【図11】第5分割後のコード配置図である。
【図12】第6分割後のコード配置図である。
【図13】最終(第6分割後)コード配列図である。
【図14】デコード部のフローチャートである。
【図15】エンコードの例を示す図である。
【図16A】固定分割後のコード配列図である。
【図16B】固定分割後のコード配列図である。
【図17】適応分割エンコードのフローチャートであ
る。
【図18】適応分割後のコード配列図である。
【図19】エンコードの手順を説明するための図であ
る。
【図20】エンコードの手順を説明するための図であ
る。
【図21】エンコードの手順を説明するための図であ
る。
【図22】適応分割デコードのフローチャートである。
【図23】16分割時のデコード順序を示す図である。
【図24】大小ドット分割印字の概念図である。
【図25】大小分割エンコードのフローチャートであ
る。
【図26】大小ドット分割印字の概念図である。
【図27】大小分割デコードのフローチャートである。
【図28】大小ドット分割印字のRAM構成図である。
【図29】インクジェット方式のプリンタの構成を示す
斜視図である。
【図30】実施例のプログラムのメモリマップを示す図
である。
【符号の説明】
1 プリンタ装置 2 ホストコンピュータ 3 CPU 4 ROM 5 RAM 6 印刷制御部 7 通信I/F 8 システムバス 9 通信I/F 10 プリンタドライバ 11 通信ケーブル

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の解像度の画像データから一様な画
    素のまとまりを前記解像度とは異なる解像度の画素とみ
    なして複数解像度の印刷データを作成する作成手段と、 前記印刷データ中の各解像度の画素データを対応する色
    コードに変換する第1の変換手段と、 前記印刷データにおける低解像度の画素データから高解
    像度の画素データに切り替わる部分に解像度切り替えコ
    ードを挿入して複数解像度データを生成する生成手段
    と、 前記複数解像度データから前記解像度切り替えコードに
    基づいて各解像度の画素データの色コードを取り出す取
    出し手段と、 取り出した各解像度における色コードを、その解像度に
    応じて所定の解像度のドットデータに変換する第2の変
    換手段と、 前記ドットデータを印刷出力する出力手段とを備えるこ
    とを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の変換手段は、色コードを、所
    定の単一の解像度のドットデータに変換してラインメモ
    リに格納することを特徴とする請求項1に記載の印刷装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2の変換手段は、複数の解像度の
    画素に対応する色コードを、それぞれの解像度に対応す
    るドットデータに変換して、各解像度ごとのラインメモ
    リに別々に格納することを特徴とする請求項1に記載の
    印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記解像度切り替えコードは、低解像度
    の画素を所定のしかたで分割して高解像度の画素とする
    ことを表示するものであることを特徴とする請求項1に
    記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の分割のしかたとは、あらゆる
    解像度の画素に関して同一であることを特徴とする請求
    項4に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の分割のしかたは、データの特
    徴に応じて動的に切り替えられることを特徴とする請求
    項4に記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記作成手段と前記第1の変換手段と前
    記生成手段は、複数解像度のデータの生成を、複数の所
    定の大きさの画像データについて並列に行うことを特徴
    とする請求項1に記載の印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の変換手段は、前記取出し手段
    により取り出した複数解像度のデータを所定の解像度に
    変換する場合に、低解像度の画素の色データごとに、該
    色データに対応する所定のパターンの高解像度の画素デ
    ータで置換することを特徴とする請求項1に記載の印刷
    装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の変換手段は、低解像度の画素
    の色データごとに、該色データに対応する所定のパター
    ンの高解像度の画素データで置換する場合に、前記所定
    のパターンにノイズを重畳して前記パターンの持つ周期
    を乱す手段を有することを特徴とする請求項8に記載の
    印刷装置。
  10. 【請求項10】 所定の解像度で構成される画像データ
    をコード化する画像処理方法であって、 所定サイズの画像が均一な色であることを判定する判定
    工程と、 前記判定工程において均一な色であると判定された場合
    に、前記所定サイズの画像をひとつの画素とする解像度
    で、前記画像の色コードを出力する色コード出力工程
    と、 前記判定工程において均一な色でないと判定された場合
    に、前記所定サイズの画像をひとつの画素とする解像度
    からそれを分割した解像度に移行することを示す解像度
    切り替えコードを出力し、前記所定サイズの画像を分割
    して、分割された各画像を前記所定サイズの画像とみな
    して分割された各画像について所定の順序で前記判定工
    程以降の工程を施す解像度切り換え工程と、を備えるこ
    とを特徴とする画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記所定サイズの画像とは、1辺の画
    素数が2のべき乗数である正方領域の画像であり、前記
    解像度切り換え工程は画像を縦横2等分に4分割するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記色コードは所定サイズの画素ブロ
    ックを単位として割り当てられ、前記判定工程は、前記
    所定サイズの画像が、前記色コードに対応する前記所定
    サイズの画素ブロックを組合わせてなるものであること
    を判定することを特徴とする請求項10に記載の画像処
    理方法。
  13. 【請求項13】 前記所定サイズの画素ブロックとは、
    2×2ブロックであり、当該ブロックの色について色コ
    ードが割り当てられていない場合には、前記解像度切り
    替え工程において1×1ブロックに分割して、前記色コ
    ード出力工程においては、各ブロックの色データそのも
    のを色コードとして出力することを特徴とする請求項1
    2に記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記解像度切り替え工程は、解像度切
    り替えコードとして1回分割された画像をひとつの画素
    とする解像度に切り換えることを示すコードを出力する
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記解像度切り替えコードは、切り換
    えられたあとの解像度を表すコードを含み、前記解像度
    切り替え工程は、分割した各画像に対して同じ解像度へ
    の解像度切り替えコードが出力されたか判定し、そうで
    あれば当該解像度切り換えコードを削除し、前記判定対
    象となった解像度切り替えコードにより示される解像度
    よりも更に1回分割した場合の解像度へと切り換えるこ
    とを示す解像度切り替えコードを出力することを特徴と
    する請求項10に記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 解像度を表す解像度切り替えコード
    と、解像度切り替えコードにより表される解像度に対応
    する画素の色を表す色コードとを含む画像コードを基に
    画像を形成する画像処理方法であって、 前記画像コードを逐次的に読み、そのコードを判別する
    判別工程と、 前記判別工程において、色コードであると判別された場
    合、当該色コードに対応するパターンの画像データを、
    前記解像度切り替えコードで表される解像度における1
    画素に対応して出力するパターン出力工程と、 解像度切り替えコードであると判別された場合、当該解
    像度切り換えコードに引き続く所定量のコードについ
    て、前記判別工程以降の工程を施す解像度切り替え工程
    とを備え、 前記パターン出力工程により出力されたパターンにより
    画像データが形成されることを特徴とする画像処理方
    法。
  17. 【請求項17】 前記色コードは、所定のサイズの画素
    から成るブロックに対して定義され、前記パターン出力
    データは、前記解像度切り替えコードにより表される解
    像度における画素を満たすように前記パターンを出力す
    ることを特徴とする請求項16に記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記解像度切り替えコードは、解像度
    を解像度の変化量として表し、その変化量を示すコード
    を含み、前記解像度切り換え工程は、その変化量に応じ
    て、解像度切り換え前の1画素に含まれる解像度切り換
    え後の画素の数を計算し、得られた数のコードについて
    前記判別工程以降の工程を施すことを特徴とする請求項
    16に記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記パターン出力工程は、解像度ごと
    に異なるメモリへ前記パターンを出力することを特徴と
    する請求項16に記載の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 所定の解像度の画像データから、所定
    サイズの一様な画像を判別する判別手段と、 前記判別手段により判別された、所定サイズの一様な画
    像について、対応する色コードを出力する色コード出力
    手段と、 前記判別手段により一様な画像と判別されなかった部分
    について、低解像度の画素データから高解像度の画素デ
    ータに切り替わる部分として解像度切り替えコードを出
    力する切り換えコード出力手段と、 前記判別手段により一様な画像と判別されなかった部分
    については、前記所定サイズよりも小さな画像につい
    て、前記判別手段、前記色コード出力手段、前記切り換
    えコード出力手段による処理を、前記色コード出力手段
    により色コードが出力されるまでくり返し行うよう制御
    する制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  21. 【請求項21】 前記所定サイズの画像とは、1辺の画
    素数が2のべき乗数である正方領域の画像であり、前記
    切り換えコード出力手段は、高解像度の画素データとし
    て、低解像度の画素データの縦横それぞれ2倍の解像度
    を用いることを特徴とする請求項20に記載の画像処理
    装置。
  22. 【請求項22】 前記色コードは所定サイズの画素ブロ
    ックを単位として割り当てられ、前記判別手段は、前記
    所定サイズの画像が、前記色コードに対応する前記所定
    サイズの画素ブロックを組合わせてなるものであること
    を判定することを特徴とする請求項20に記載の画像処
    理装置。
  23. 【請求項23】 前記所定サイズの画素ブロックとは、
    2×2ブロックであり、当該ブロックの色について色コ
    ードが割り当てられていない場合には、前記制御手段に
    より1×1ブロックに分割して、前記色コード出力手段
    においては、各ブロックの色データそのものを色コード
    として出力することを特徴とする請求項22に記載の画
    像処理装置。
  24. 【請求項24】 前記切り換えコード出力手段は、切り
    換えコードとして、前記低解像度の画素データから、そ
    れに所定数含まれる高解像度の画素データへと切り換え
    ることを示すコードを出力することを特徴とする請求項
    20に記載の画像処理装置。
  25. 【請求項25】 前記切り替えコード出力手段は、切り
    換えコードとして、切り換えられたあとの解像度を表す
    コードを含むコードを出力し、前記制御手段は、前記所
    定サイズの画像に含まれる、前記切り換えコードにより
    示される解像度の画素としての画像各々に対して、前記
    判別手段、前記色コード出力手段、前記切り換えコード
    出力手段による処理を、前記色コード出力手段により色
    コードが出力されるまでくり返し行うよう制御すること
    を特徴とする請求項20に記載の画像処理装置。
  26. 【請求項26】 解像度を表す解像度切り替えコード
    と、それにより表される解像度の画素についての色を表
    す色コードを含む画像コードを基に画像を形成する画像
    処理装置であって、 前記複数解像度データから前記解像度切り替えコードに
    基づいて各解像度の画素データの色コードを取り出す取
    出し手段と、 取り出した各解像度における色コードを、その解像度に
    応じて所定の解像度のドットデータに変換する変換手段
    と、 前記ドットデータを印刷出力する出力手段とを備えるこ
    とを特徴とする印刷装置。
  27. 【請求項27】 前記第変換手段は、前記取出し手段に
    より取り出した複数解像度のデータを所定の解像度に変
    換する場合に、低解像度の画素の色データごとに、該色
    データに対応する所定のパターンの高解像度の画素デー
    タで置換することを特徴とする請求項26に記載の印刷
    装置。
  28. 【請求項28】 前記変換手段は、低解像度の画素の色
    データごとに、該色データに対応する所定のパターンの
    高解像度の画素データで置換する場合に、前記所定のパ
    ターンにノイズを重畳して前記パターンの持つ周期を乱
    す手段を有することを特徴とする請求項26に記載の印
    刷装置。
  29. 【請求項29】 所定の解像度で構成される画像データ
    をコード化する画像処理方法のプログラムを格納するコ
    ンピュータ可読メモリであって、 所定サイズの画像が均一な色であることを判定する判定
    工程のモジュールと、 前記判定工程において均一な色であると判定された場合
    に、前記所定サイズの画像をひとつの画素とする解像度
    で、前記画像の色コードを出力する色コード出力工程の
    モジュールと、 前記判定工程において均一な色でないと判定された場合
    に、前記所定サイズの画像をひとつの画素とする解像度
    からそれを分割した解像度に移行することを示す解像度
    切り替えコードを出力し、前記所定サイズの画像を分割
    して、分割された各画像を前記所定サイズの画像とみな
    して分割された各画像について所定の順序で前記判定工
    程以降の工程を施す解像度切り換え工程のモジュール
    と、を含むことを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
  30. 【請求項30】 第1のサイズのブロック内の画像デー
    タが同一色を表すか否かを判定する判定工程と、 同一色を表すと判定されなかった場合に、前記第1のサ
    イズのブロックを第2のサイズのブロックに分割し、該
    第2のサイズのブロック内のデータが同一色を表すか否
    かを判定する第2の判定工程とを備えることを特徴とす
    る画像処理方法。
  31. 【請求項31】 前記第1の判定工程または第2の判定
    工程による判定の結果に基づき、前記第1のサイズまた
    は第2のサイズのブロックの代表色を抽出することを特
    徴とする請求項30に記載の画像処理装置。
  32. 【請求項32】 前記第2のサイズを制御する制御工程
    を更に備えることを特徴とする請求項30に記載の画像
    処理装置。
  33. 【請求項33】 前記第1の判定工程及び第2の判定工
    程における判定結果に応じて、異なるサイズのドットで
    印刷を行う印刷工程を更に備えることを特徴とする請求
    項30に記載の画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8369615B2 (en) 2009-07-02 2013-02-05 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method for efficiently reducing the amount of image data

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