JPH09220775A - トレー成形機における素材供給装置 - Google Patents

トレー成形機における素材供給装置

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JPH09220775A
JPH09220775A JP8054008A JP5400896A JPH09220775A JP H09220775 A JPH09220775 A JP H09220775A JP 8054008 A JP8054008 A JP 8054008A JP 5400896 A JP5400896 A JP 5400896A JP H09220775 A JPH09220775 A JP H09220775A
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JP
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tray
hopper
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material supply
downward
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JP8054008A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Hashishita
柳一 橋下
Yuugo Fujitani
有吾 藤谷
Michihiro Kubo
道広 久保
Yukio Sasaki
幸雄 佐々木
Yoshio Iwasaki
佳生 岩崎
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平面状の紙製素材の周辺部を起立させてトレ
ーを成形するトレー成形機において、素材供給部からの
素材の複数枚取りを防止する。 【解決手段】 積み重ねられた状態で素材を収納する素
材供給ホッパ30と、該ホッパ30内の最下層に位置す
る素材を吸着保持して下方に取り出す素材取り出し機構
40とを有する構成において、上記ホッパ30内に素材
の両側部を支える係止部材33,33を設けると共に、
これらの係止部材33,33を、ホッパ30の両側部か
ら内側へ向けて斜め下方に突出するように設けることに
より、素材を下に凸の湾曲状態で保持して、上下の素材
が密着することを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物品包装用トレ
ーの成形機、特に紙製素材の周辺を折り曲げて上開き状
に形成するトレー成形機における上記素材の供給装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えばスーパーマーケット等に出荷され
る肉、魚、野菜等の食品は、発泡スチロール等でなるト
レーに盛り付けた上で、そのトレーごと透明フィルムに
よって包装されるのが通例であり、したがって、その包
装現場には多数のトレーが準備されることになる。その
場合に、このトレーは予め所定形状に成形されているの
で、重ねた状態でも著しく嵩が高くなり、そのため広い
保管場所が必要になったり、移送が大掛かりになったり
するのである。
【0003】これに対しては、近年、包装現場で紙製の
素材からトレーを成形しながら包装装置に供給すること
が検討されており、これによれば、保管や移送を平面的
な素材の状態で行うことが可能となって、保管場所が狭
くて済み、あるいは移送が容易化されることになる。そ
して、このような紙製の素材からトレーを成形する装置
として、例えば特表平1−503219号公報や特公平
7−102913号公報等に開示されたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
開示された装置によれば、ホッパ内に平面状の紙製素材
を多数枚積み重ねた状態で保持すると共に、その最下層
に位置する素材を吸盤により吸着保持して1枚づつ下方
に取り出すようになっているが、その場合に、積み重ね
られた平面状の素材は互いに密着した状態にあるため、
最下層の素材を取り出そうとしたときに、その上層の素
材も同時に取り出されて所謂複数枚取りの状態が発生す
ることがあり、その場合、素材の周辺部を折り曲げて所
定形状のトレーに成形する成形部でトラブルが発生する
ことになる。
【0005】そこで、本発明は、上記のように平面状の
紙製素材の周辺部を折り曲げてトレーを形成するトレー
成形機において、供給部からの素材の複数枚取りによる
弊害を防止することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るトレー成形機における素材供給装置
は、次のように構成したことを特徴とする。
【0007】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、 平面状の紙製素材の前後左右の
4辺を起立させて接着することにより上開きの物品包装
用トレーを成形するトレー成形機において、積み重ねら
れた素材の左右両側部を左右の係止部で受けて、これら
の素材を保持する素材供給ホッパと、該ホッパ内の最下
層に位置する素材を吸着保持して、上記左右の係止部の
間から下方に取り出す素材取り出し機構とを備えると共
に、上記ホッパにおける左右の係止部を、該ホッパの下
部の左右両側部から内側に向けて斜め下方に突出して、
素材を下に凸の湾曲状態で保持するように設けたことを
特徴とする。
【0008】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、上記第1発明において、素材供給ホッパ
を、素材を後下がりの傾斜姿勢で保持するように設けた
ことを特徴とする。
【0009】さらに、請求項3に係る発明(以下、第3
発明という)は、同じく第1発明において、素材取り出
し機構を、素材供給ホッパ内の最下層に位置する素材を
下方に取り出すに際し、該素材をその上層の素材に対し
て相対的に前方へ送りながら下方に取り出すように設け
たことを特徴とする。
【0010】そして、請求項4に係る発明(以下、第4
発明という)は、同じく第1発明において、素材供給ホ
ッパの前部に、素材取り出し機構によって取り出される
素材の前縁部に当接して該素材の下方への取り出し動作
に抵抗を与える当接部材を設けたことを特徴とする。
【0011】一方、請求項5に係る発明(以下、第5発
明という)は、上記第1〜第4発明と同様に、平面状の
紙製素材の前後左右の4辺を起立させて接着することに
より上開きの物品包装用トレーを成形するトレー成形機
において、積み重ねられた素材の左右両側部を左右の係
止部で受けて、これらの素材を保持する素材供給ホッパ
と、該ホッパ内の最下層に位置する素材を吸着保持し
て、上記左右の係止部の間から下方に取り出す素材取り
出し機構と、該取り出し機構によって取り出された素材
を受け取って前方のトレー成形部に供給するコンベアと
を備えると共に、該コンベアへの素材の受け渡し枚数を
検出する素材枚数検出手段と、該検出手段により複数枚
の素材がコンベアに同時に受け渡されたことを検出した
ときに、該コンベアを逆方向に駆動して、その複数枚の
素材を後方に排出させるコンベア制御手段とを設けたこ
とを特徴とする。
【0012】このような構成により、本願の各発明によ
れば、次のような作用が得られる。
【0013】まず、第1〜第4発明によれば、積み重ね
られた状態の素材は、素材供給ホッパ内で、その下部の
左右両側部から内側に向けて突出する左右の係止部によ
って両側部が受けられることにより該ホッパ内に保持さ
れるのであるが、上記左右の係止部は、ホッパの両側部
から内側に向けて斜め下方に突出するように設けられて
いるので、素材は下に凸の湾曲状態で保持されることに
なる。
【0014】その場合に、この湾曲状態は、上方からの
荷重が大きい下層に位置するものほど著しくなって、特
に最下層部においては上下の素材間に間隙が生じること
になる。そのため、各素材の密着状態が解消され、素材
取り出し機構により最下層の素材を吸着保持して取り出
すときに、その上層の素材が同時に取り出されることが
防止される。
【0015】そして、上記の作用に加えて、第2発明に
よれば、素材はホッパ内で後下がりの傾斜姿勢で保持さ
れるので、左右の係止部に作用する素材の荷重が水平姿
勢の素材を受ける場合より軽減され、それだけ取り出し
機構による最下層の素材の取り出しが容易化されること
になる。
【0016】また、第3発明によれば、ホッパ内から最
下層の素材が下方に取り出される際に、該素材は上層の
素材に対して相対的に前方へ送られながら取り出される
ので、上層の素材との密着状態が一層確実に解消され
て、ホッパからの素材の複数枚取りがさらに効果的に防
止されることになる。
【0017】さらに、第4発明によれば、ホッパ内から
素材が取り出される際に、その前縁部が当接部材に当接
して下方への取り出しに抵抗が与えられるから、ホッパ
内から複数枚の素材が同時に取り出されようとしたとき
に、取り出し機構によって吸着保持されている最下層の
素材は上記当接部材を通り過ぎて下方に取り出される
が、吸着保持されていない2枚目以降の素材は前縁部が
当接部材に当接した位置で下方への取り出しが阻止され
ることになり、これにより、さらに確実に素材の複数枚
取りが防止されることになる。
【0018】一方、第5発明によれば、素材供給ホッパ
内の最下層に位置する素材を素材取り出し機構により吸
着保持して下方に取り出し、これを前方のトレー成形部
に供給するコンベアに受け渡す場合に、該コンベアに素
材が同時に複数枚受け渡されたときに、その状態が素材
枚数検出手段によって検出されると共に、コンベア制御
手段により上記コンベアが逆方向に駆動されて、その複
数枚の素材が後方に排出されることになる。したがっ
て、仮に上記ホッパからの素材の複数枚取りが発生して
も、これらの素材が重なった状態で同時にトレー成形部
に供給されて、該成形部でトラブルを発生させるといっ
た事態が回避される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0020】図1、図2に示すように、この実施の形態
に係るトレー成形機1は、架台2の上面の一端側に素材
供給部3を、中央部に予備成形部4を、他端側に主成形
部5をそれぞ配置した構成で、上記素材供給部2に積み
重ねられて収納された素材が1枚づつ取り出されて予備
成形部4および主成形部5に順次移送されることによ
り、平面状の紙製素材が所定形状のトレーに成形される
ようになっている。
【0021】ここで、図3〜図5により、素材A、予備
成形された中間製品B、および最終製品としてのトレー
Cの形状を説明する。
【0022】まず、図3に示すように、素材Aは、撥水
処理された厚紙を所定形状に打ち抜いたもので、トレー
の底となる底部A1と、その前後の端縁に沿って設けら
れてトレーの前後の壁となる前後の辺部A2,A2と、
底部A1の左右の端縁に沿って設けられてトレーの左右
の壁となる左右の辺部A3,A3とを有すると共に、こ
の左右の辺部A3,A3は、いずれも、補強のために外
側の第1辺部A3′と内側の第2辺部A3″とで構成さ
れている。また、この第1辺部A3′,A3′の前後両
端には、前後の辺部A2,A2の左右両端部への接着用
舌片部A4…A4がそれぞれ設けられていると共に、第
2辺部A3″,A3″の前後両端部と前後の辺部A2,
A2の左右両端部との間には、トレーの前後の壁と左右
の壁とが直交する部分に隙間が生じないようにするため
の連絡部A5…A5がそれぞれ設けられている。なお、
この素材Aには、上記各部を形成するための折れ線が予
め設けられている。
【0023】また、図4に示すように、中間製品Bは、
上記素材Aにおける左右の辺部A3,A3の第1辺部A
3′,A3′を第2辺部A3″,A3″に折り重ねて接
着した構造であり、この折り重ねと接着作業とが上記ト
レー成形機1の予備成形部4によって行われる。その場
合に、上記第1辺部A3′,A3′と第2辺部A3″,
A3″とを接着するために、予備成形の前に第2辺部A
3″,A3″に線状に接着剤が塗布される(図3の符号
a参照)。
【0024】そして、図5に示すように、最終製品とし
てのトレーCは、上記中間製品Bに対して前後の辺部A
2,A2と、上記のようにして第1辺部A3′,A3′
と第2辺部A3″,A3″とを重ねて接着してなる左右
の辺部A3,A3とを起立させると共に、この左右の辺
部A3,A3の第1辺部A3′,A3′の前後両端部に
設けられた合計4個の舌片部A4…A4を折り曲げて前
後の辺部A2,A2の左右両端部にそれぞれ外側から接
着した構造とされている。そして、この舌片部A4…A
4の接着のために、予備成形の前に前後の辺部A2,A
2の左右両端部に予め点状に接着剤が塗布される(図3
の符号b参照)。
【0025】一方、図1、図2に示すように、上記トレ
ー成形機1における架台2の上方には、該架台2の全長
にわたって左右一対のべース部材10,10が配設さ
れ、上記素材供給部3、予備成形部4および主成形部5
の主たる構成部材が、左右のべース部材10,10にま
たがって設けられている。
【0026】これらのべース部材10,10は、その前
後両端部の下面に設けられたローラ11…11を介して
架台2の前後のフレーム部材12,12上に設置されて
いると共に、中間部の下面に設けられた係合部材13…
13が架台2の中間部のフレーム部材14,14上に設
けられたレール部材15,15にそれぞれ係合され、こ
れにより、両べース部材10,10が架台2上で左右に
スライド可能とされている。
【0027】そして、図6に示すように、左右のべース
部材10,10の中央部の下面には、それぞれネジ穴1
6a,16aが設けられたブロック部材16,16が固
設されていると共に、後述する予備成形部4における搬
送機構70のサイドフレーム73,73に左右方向に延
びる1本のネジ軸17が回転自在に支持されており、こ
のネジ軸17の雄ネジ部17a,17aが上記ブロック
部材16,16のネジ穴16a,16aにそれぞれ螺合
されている。また、このネジ軸17の中央部に取り付け
られたプーリ18と架台2上に設置されたモータ19の
回転軸に取り付けられたプーリ20との間にベルト21
が巻き掛けられ、モータ19の回転により該ベルト21
を介して上記ネジ軸17が回転駆動されるようになって
いる。
【0028】その場合に、該ネジ軸17の雄ネジ部17
a,17aと上記ブロック部材16,16のネジ穴16
a,16aとの各螺合部におけるネジの方向は互いに逆
方向とされ、したがって、モータ19によるネジ軸17
の回転により、左右両側のべース部材10,10が互い
に接近もしくは離反するようにスライドすることにな
る。
【0029】次に、本願発明の対象となる素材供給部3
の構成を詳細に説明する。
【0030】図7、図8に示すように、この素材供給部
3は、平面状の素材A…Aを積み重ねた状態で収容する
素材供給ホッパ30と、該ホッパ30から素材Aを1枚
づつ取り出す素材取り出し機構40と、該機構40によ
って取り出された素材Aを前方の予備成形部4に搬送す
るコンベア50とを有する。
【0031】上記素材供給ホッパ30は、ブラケット3
1…31を介して左右のベース部材10,10にそれぞ
れ取り付けられた左右一対の側板32,32で構成され
ている。これらの側板32,32は、上記ベース部材1
0,10に後傾姿勢で取り付けられていると共に、下部
には、内方へ突出する係止部材33,33が設けられ、
また、後部には内方への折り曲げ部32a,32aが設
けられて、積み重ねられた素材A…Aの左右の側部を上
記係止部材33,33で支え、かつ後方への脱落を上記
折り曲げ部32a,32aで阻止して、該素材A…Aを
両側板32,32間に後下がりの傾斜姿勢で保持するよ
うになっている。
【0032】ここで、図9に示すように、上記係止部材
33,33は、側板32,32の外面側に固着された取
り付け板34,34に上部が接合されて、下部が該側板
32,32に形成された開口部32b,32bから内方
へ突出されるようになっていると共に、その内方への突
出部33a,33aは比較的半径の大きなR部33b,
33bを介して斜め下向きに傾斜するように設けられて
いる。
【0033】また、この素材供給ホッパ30の前部に
は、図7、図8に示すように、架台2上の固定フレーム
35にブラケット36,36を介して取り付けられた素
材の複数枚取り防止用の第1、第2当接部材37,38
が設けられている。これらの当接部材37,38のう
ち、第1当接部材37は幅が狭く、第2当接部材38は
幅が広くされていると共に、図10、図11に拡大して
示すように、両当接部材37,38の下端部37a,3
8aは後方へ折曲され、第1当接部材37の下端部37
aは上記係止部材33,33に左右両側部を保持された
最下層の素材Aの前方部やや下方に、第2当接部材38
の下端部38aはさらにその下方にそれぞれ位置し、こ
れらの下端部37a,38aが、上記係止部材33,3
3に保持された状態から下方へ取り出される素材Aの前
縁部に順次当接するようになっている。
【0034】一方、上記素材取り出し機構40は、図
7、図8に示すように、後端部が架台2の後部のフレー
ム部材12に固設された上開きコ字状のブラケット41
に回転自在に連結されて上下に揺動するアーム部材42
と、このアーム部材42の上面に前後に並べて取り付け
られた複数の吸盤43…43と、アーム部材42をクラ
ンク機構44を介して上下に揺動させるモータ45とを
有すると共に、上記吸盤43…43には、図1に示すバ
キュームポンプ46からエアフィルタ47を介して導か
れたバキュームパイプ48が接続されて、該吸盤43…
43に吸引力が作用するようになっている。そして、上
記モータ45によるアーム部材42の上方への揺動時
に、吸盤43…43が左右のベース部材10,10の間
から上方の素材供給ホッパ30内に突入し、該ホッパ3
0内における最下層に位置する素材Aの下面に吸着する
ようになっている。
【0035】また、上記コンベア50は、上記架台2の
後部のフレーム部材12に取り付けられたブラケット4
1に支持された左右一対の後側のローラ51,51と、
後述する予備成形部4の搬送機構70におけるサイドフ
レーム73,73に支持された左右一対の前側のローラ
52,52(図2参照)と、これらのローラ51,5
1,52,52間に巻き掛けられた左右一対のロープ5
3,53とで構成されており、これらのロープ53,5
3の上方の走行部が上記素材取り出し機構40における
吸盤43…43の上死点位置と下死点位置との間に位置
し、上死点位置で吸盤43…43に吸着された素材Aが
該吸盤43…43の下動時に、これらのロープ53,5
3上に受け渡されるようになっている。
【0036】そして、このコンベア50は、上記予備成
形部4側から供給される動力で前側のローラ52,52
が駆動されることによりロープ53,53が前方へ走行
し、上記取り出し機構40から受け取った素材Aを前方
の予備成形部4に供給するようになっている。
【0037】ここで、上記素材供給ホッパ30の左右の
側板32,32には収納された素材A…Aを挟んで対向
するように投光器55と受光器56とが設けられ、投光
器55からの検出光の受光器56への入光量によりホッ
パ30内に収納されている素材A…Aの量を検出するこ
とができるようになっている。
【0038】また、素材供給部3から予備成形部4への
素材Aの受け渡し位置の上方には、図2に鎖線で示すよ
うに、左右に各2個づつ接着剤ノズル61…61が配置
されていると共に、これらのノズル61…61には、図
1に示す架台2の下方に収納された接着剤タンク62内
の接着剤がポンプ63により図示しない配管を介して供
給されるようになっており、素材Aが予備成形部4に供
給されるときに、図3に符号a,a,b,bで示すよう
に接着剤を塗布するようになっている。
【0039】次に、上記予備成形部4および主成形部5
の構成を簡単に説明する。
【0040】まず、予備成形部4は、図1、図2に示す
ように、架台2の中央部に設置されて前後に延びる搬送
機構70と、その前半部の左右両側で左右のベース部材
10,10上に設けられた側部折り曲げ機構90と、該
搬送機構70の後半部の左右両側で同じく左右のベース
部材10,10上に設けられた側部圧着機構100とを
有する。
【0041】上記搬送機構70は、図12〜図14に示
すように、前後方向に一定の間隔で配置された複数の下
部ローラ71…71と、これらの下部ローラ71…71
にそれぞれ対向するように配置された複数の上部ローラ
72…72とを有する。これらのうち、下部ローラ71
…71は、架台2上の左右方向のフレーム部材14,1
4間に架設された左右一対のサイドフレーム73,73
間に回転自在に支持されていると共に、上記架台2上に
設置されたモータ74の回転軸に取り付けられたプーリ
75と、一方のサイドフレーム73の外側で最後部の下
部ローラ71を除く各下部ローラ71…71の軸にそれ
ぞれ取り付けられたプーリ76…76と、上記サイドフ
レーム73に取り付けられた複数のガイドプーリ77…
77とにわたってベルト78が巻き掛けられ、また、最
後部の下部ローラ71とその前方の下部ローラ71との
間にもベルト79が巻き掛けられ、これらにより、上記
モータ74の回転によって各下部ローラ71…71が所
定方向に一斉に回転駆動されるようになっている。
【0042】また、上記上部ローラ72…72のうち、
後方に位置する複数のローラ72…72は左右一対の第
1サイドフレーム81,81に、前方に位置する複数の
ローラ72…72は同じく左右一対の第2サイドフレー
ム82,82にそれぞれ回転自在に支持されていると共
に、これらのサイドフレーム81,81,82,82の
上方にはそれぞれ第1、第2支持フレーム83,84が
配置されており、第1支持フレーム83と第1サイドフ
レーム81,81、および第2支持フレーム84と第2
サイドフレーム82,82とが、それぞれロバーバル機
構85,85を介して連結されている。
【0043】これらのロバーバル機構85は、サイドフ
レーム81,81,82,82側のブラケット86と、
支持フレーム83,84側のブラケット87と、これら
の間に上下平行に架設された2組の板バネ88,88と
で構成され、サイドフレーム81,81,82,82を
水平姿勢に保持しながら上下方向に変位可能に弾力的に
支持することにより、下部ローラ71…71と上部ロー
ラ72…72との間に、常に均等な圧力で素材Aを挟持
し、この状態で、上記モータ74による下部ローラ71
…71の回転に伴って素材Aを前方へ搬送するようにな
っている。
【0044】なお、上記第1、第2支持フレーム83,
84は、一端部のロック部材89,89を緩めれば、他
端部を中心として上方へ揺動可能とされ、点検時等に上
部ローラ72…72を支持するサイドフレーム81,8
1,82,82を該支持フレーム83,84およびロバ
ーバル機構85,85を介して上方へ跳ね上げ可能とさ
れている。
【0045】一方、この搬送機構70の前半部の左右両
側に配置された側部折り曲げ機構90は、図13に示す
ように、いずれも左右一対の受け部材91,91と、第
1折り曲げ部材92,92と、第2折り曲げ部材93,
93とを有し、これらを左右のベース部材10,10上
に左右対称的に固設した構成である。ここで、第1折り
曲げ部材92,92の内側に上方から入り込むように位
置する第2折り曲げ部材93,93は、それぞれブラケ
ット94,94を介してベース部材10,10に固設さ
れている。
【0046】そして、鎖線で示すように、搬送機構70
の下部ローラ71…71と上部ローラ72…72との間
に中央部を挟持されて前方へ搬送される素材Aの左右両
側部に作用して、図3に示す左右の辺部A3,A3の第
1辺部A3′,A3′を第2辺部A3″,A3″上に重
ねるように折り曲げる。
【0047】また、搬送機構70の後半部の左右両側に
配置された側部圧着機構100は、図2および図14に
示すように、左右のベース部材10,10にそれぞれブ
ラケット101,101を介して前後方向に一定の間隔
で配置された複数の下部ローラ102…102,102
…102と、これらの下部ローラ102…102,10
2…102にそれぞれ対向するように配置された複数の
上部ローラ103…103,103…103とを有す
る。そして、左右両側のそれぞれにおいて、上部ローラ
103…103を支持するブラケット104と、ベース
部材10に固設されたブラケット105とは、上記搬送
機構70における上部ローラ72…72を支持するロバ
ーバル機構85と同様の板バネを用いたロバーバル機構
106,106を介して連結されている。
【0048】これにより、搬送機構70の下部ローラ7
1…71と上部ローラ72…72との間に中央部を挟持
されて前方へ搬送される素材Aにおける左右の辺部A
3,A3の重ね合わされた第1辺部A3′,A3′と第
2辺部A3″,A3″とを圧着し、第2辺部A3″,A
3″に予め塗布されている接着剤を介して両辺部A
3′,A3′,A3″,A3″を接着するようになって
いる。
【0049】さらに、主成形部5の構成を説明すると、
図15、図16に示すように、この主成形部5は、それ
ぞれ2本のガイドロッド111,111を介して左右の
ベース部材10,10に昇降自在に支持された一対の雄
型部材112,112と、同じく左右のベース部材1
0,10にそれぞれブラケット113,113を介して
支持されたいずれも左右一対の第1雌型部材114,1
14および第2雌型部材115,115と、上記ブラケ
ット113,113の前後両端部にそれぞれ板バネ11
6…116を介して取り付けられたローラ117…11
7とを有する。
【0050】また、上記一対の雄型部材112,112
には、左右方向に延びるピン118が挿通されていると
共に、該ピン118と架台2上に設置されたモータ11
9との間にクランク機構120が構成され、該モータ1
19の回転によりクランク機構120および上記ピン1
18を介して左右一対の雄型部材112,112が昇降
するようになっている。
【0051】この雄型部材112,112は、トレーの
内部空間に相当する形状を前後方向の面で2分割した形
状とされている。また、左右の第1雌型部材114,1
14は、いずれも、雄型部材112の前後の端部の上方
から垂下された前後一対の板状の押し付け部114a,
114aを有し、また、第2雌型部材115,115
は、いずれも、雄型部材112の中間上昇位置でその側
辺部に沿うように配置されていると共に、その前後の端
部に屋根状に折曲されたコーナー成形部115a,11
5aを設けた形状とされている。さらに、上記ローラ1
17…117は、いずれも、内側に位置する大径の第1
ローラ117aと外側に位置する第2ローラ117bと
で構成され、これらが同一軸上に隣接配置されて、上記
雄型部材112の上昇位置で前後の端面に転接するよう
に配置されている。
【0052】そして、雄型部材112,112の下死点
位置で、その上方に予備成形部4の搬送機構70によっ
て図4に示す中間製品Bが搬入されると共に、モータ1
19の回転による該雄型部材112,112の上動に伴
って、まず、該中間製品Bの前後の辺部A2,A2が第
1雌型部材114,114の合計4箇所の押し付け部1
14a…114aにより雄型部材112,112の前後
の端面に沿うように折り曲げられる。次いで、第1、第
2辺部A3′,A3″が折り重ねられた左右の辺部A
3,A3が第2雌型部材115,115の合計4箇所の
コーナー成形部115a…115aにより雄型部材11
2,112の側面に沿うように折り曲げられると共に、
左右の辺部A3,A3(第1辺部3A′)の前後両端部
の合計4つの舌片部A4…A4が折り曲げられ、その
後、ローラ117…117により、これらの舌片部A4
…A4が予め塗布されている接着剤により前後の辺部A
2,A2の外面の両端部に接着されるようになってい
る。
【0053】なお、第1雌型部材114,114の上方
には、平面コ字状の枠部材121,121がそれぞれ連
設され、これらの左右一対の枠部材121,121で、
当該主成形部5で成形されたトレーが雄型部材112,
112により順次下方から押し上げられて収納されるト
レー収納部122が形成されている。
【0054】次に、このトレー成形機1の動作を説明す
る。
【0055】まず、素材供給部3における素材供給ホッ
パ30内に多数枚の素材A…Aを積み重ねた状態で収納
した上で、該トレー成形機1を作動させると、素材取り
出し機構40におけるモータ45が作動することによ
り、該機構40のアーム部材42がクランク機構44を
介して上動すると共に、バキュームポンプ46も作動す
ることにより、該アーム部材42に取り付けられている
吸盤43…43に吸引力が発生し、これらの吸盤43…
43が上記ホッパ30内の最下層に位置する素材Aの下
面に吸着する。
【0056】そして、次に上記アーム部材42が下動す
ることにより、吸盤43…43に吸着された素材Aがホ
ッパ30内から下方に取り出され、コンベア50におけ
る左右のロープ53,53上に受け渡される。このコン
ベア50には、予備成形部4における搬送機構70のモ
ータ74からの動力が供給されて、上記ロープ53,5
3が前方に駆動されていることにより、上記素材Aは前
方に搬送されて予備成形部4に供給される。
【0057】また、予備成形部4では、素材Aは中央部
を搬送機構70の下部ローラ71…71と上部ローラ7
2…72との間に挟持され、モータ74による下部ロー
ラ71…71の回転によりさらに前方へ搬送されると共
に、この搬送過程で、まず、接着剤ノズル61…61か
ら吐出される接着剤が、図3に示すように、左右の辺部
A3,A3の第2辺部A3″,A3″と、前後の辺部A
2,A2の左右両端部とに線状および点状にそれぞれ塗
布され、次いで、側部折り曲げ機構90により、左右の
辺部A3,A3の第1辺部A3′,A3′が折り曲げら
れる。
【0058】そして、側部圧着機構100により、折り
曲げられた第1辺部A3′,A3′が第2辺部A3″,
A3″に重ね合わされると共に、第2辺部A3″,A
3″に塗布されている接着剤により、該第1、第2辺部
A3′,A3′,A3″,A3″が接着され、図4に示
すような左右の辺部A3,A3が2枚重ねとされた中間
製品Bが形成される。
【0059】そして、この中間製品Bは、上記搬送機構
70から主成形部5における左右一対の雄型部材11
2,112上に搬入されると共に、該主成形部5におけ
るモータ119の作動によって上記雄型部材112,1
12が上動されることにより、該雄型部材112,11
2と、第1雌型部材114,114及び第2雌型部材1
15,115との間で、該中間製品Bの前後の辺部A
2,A2および左右の辺部A3,A3が順次起立するよ
うに折り曲げられ、また、左右の辺部A3,A3の舌片
部A4…A4が折り曲げられて、ローラ117,117
により、これらの舌辺部A4…A4が前後の辺部A2,
A2の左右両端部に塗布されている接着剤により該辺部
A2,A2の外面に接着される。
【0060】これにより、図5に示すような最終製品と
してのトレーCが完成し、主成形部5の上方に設けられ
ているトレー収納部122内に下方から押し上げられて
積み重ねられて行く。
【0061】ここで、上記素材供給部3におけるホッパ
30を構成する左右の側板32,32、予備成形部4の
側部折り曲げ機構90における左右の受け部材91,9
1、第1折り曲げ部材92,92、第2折り曲げ部材9
3,93、および側部圧着機構100における左右の下
部ローラ102…102,102…102、上部ローラ
103…103,103…103、主成形部4における
左右の雄型部材112,112、第1雌型部材114,
114及び第2雌型部材115,115等は、いづれも
左右のべース部材10,10上に分離して配置されてい
るから、モータ19によりネジ軸17を回転させて左右
のべース部材10,10を互いに接させ、もしくは離反
させるようにスライドさせれば、上記の各部材も左右の
ものが互いに接近し、もしくは離反することになり、こ
れにより、幅の異なるトレーの成形が可能となる。
【0062】ところで、このトレー成形機1において
は、素材供給部3からの素材Aの複数枚取りが防止され
るようになっており、次に、この点について説明する。
【0063】前述のように、素材供給ホッパ30は、左
右の側板32,32間の下部に設けられた係止部材3
3,33により積み重ねられた素材A…Aの左右両側部
を後下がりの傾斜姿勢で支持すると共に、後部に設けら
れた折り曲げ部32a,32aで該素材A…Aの後方へ
の脱落を阻止するようになっているから、上記係止部材
33,33で支える素材の重量が水平姿勢の素材を支え
る場合より軽減されることになる。したがって、取り出
し機構40の吸盤43…43を最下層の素材Aの下面に
吸着させて、左右の係止部材33,33の間から下方へ
取り出す際に、その取り出しが容易に行われることにな
る。
【0064】そして、特に上記係止部材33,33は、
図9に示すように、側板32,32側から比較的半径の
大きなR部33b,33bを介して下方へ傾斜しながら
内方へ突出するように設けられているので、素材A…A
は両側部がこの傾斜面に案内されて下に凸の湾曲状態で
保持されることになり、この湾曲状態が、上方からの荷
重が大きい下層に位置するものほど著しくなることによ
り、下層部においては各素材A,A間に間隙が生じるの
である。したがって、上記吸盤43,43を最下層の素
材Aの下面に吸着させ、これを下方へ取り出す際に、そ
の素材Aに上層の素材Aが密着して複数枚の素材A…A
が同時に取り出されるといった事態が防止されるのであ
る。
【0065】また、図10に示すように、係止部材3
3,33に保持されている素材A…Aのうちの最下層の
素材Aが吸盤43…43に吸着されて下方へ引き出され
るときに、該吸盤43…43は素材A…Aに直交する方
向よりもやや前方へ移動しながら下方へ揺動するので、
最下層の素材Aはその上層の素材Aに対して前方へ相対
移動することになり、これによっても上下の素材A,A
の密着が解消されて、複数枚取りが防止されることにな
る。
【0066】さらに、素材供給ホッパ30の前部には、
素材A…Aの複数枚取り防止用の第1、第2当接部材3
7,38が設けられており、図11に示すように、幅の
狭い第1当接部材37の後方へ折曲された下端部37a
が上記係止部材33,33に保持された最下層の素材A
の前縁部やや下方に、幅の広い第2当接部材38の同じ
く後方へ折曲された下端部38aがさらにその下方にそ
れぞれ位置し、これらの下端部37a,38aが、上記
係止部材33,33に保持された状態から下方へ取り出
される素材Aの前縁部に順次当接するようになっている
ので、複数枚の素材A…Aが同時に取り出されようとし
たときに、吸盤43…43に吸着されていない2枚目以
降の素材Aは、前縁が第1当接部材37の下端部37a
に当接した時点で下方への取り出しが阻止され、また、
この第1当接部材37の下端部37aを通過して下方へ
取り出されても、次に幅の広い第2当接部材38の下端
部38aに前縁が当接して、下方への取り出しが確実に
阻止されるのである。
【0067】なお、上記第1当接部材37または第2当
接部材38の下端部37a,38aに前縁が当接して下
方への取り出しが阻止された素材Aは、次のサイクルで
吸盤43…43が上動するときに係止部材33,33に
保持される本来の位置に押し上げられ、その上で該吸盤
43…43に吸着されて下方へ取り出される。
【0068】以上のようにして、素材供給部3のホッパ
30から素材Aが複数枚同時に取り出されることが効果
的に防止されるのであるが、次に示す実施の形態のよう
に、ホッパから素材が複数枚取り出されても、その後、
この複数枚の素材が予備成形部に供給されないようにす
ることもできる。
【0069】つまり、図17に示す実施の形態は、素材
供給ホッパ30′内の最下層に位置する素材Aを左右の
係止部材33′,33′の間から素材取り出し機構4
0′によって取り出してコンベア50′上に受け渡す構
成において、このコンベア50′の専用のモータ51′
を備えると共に、該コンベア50′上における素材A…
Aの枚数を発光器52′からの光の透過量に基づいて検
出するセンサ53′と、このセンサ53′からの信号を
入力し、コンベア50′上に複数枚の素材A…Aが存在
することを示す信号を入力したときに、上記モータ5
1′を逆転させるように信号を出力するコントローラ5
4′とを設けた構成とされている。
【0070】したがって、この実施の形態によれば、ホ
ッパ30′か複数枚の素材A…Aが取り出されてコンベ
ア50′に受け渡されたときに、該コンベア50′が通
常とは逆の後方へ駆動されることになり、これにより、
該コンベア50′上の複数枚の素材A…Aが、ホッパ5
0′の後部に設けられた排出口55′から後方へ排出さ
れ、前方の予備成形部等に供給されることが防止され
る。
【0071】
【発明の効果】以上のように、本願の第1〜第4発明に
よれば、平面状の紙製素材の周辺を起立させて上開きの
トレーを成形するトレー成形機において、上記素材が収
納された素材供給ホッパ内で、特に下層に位置する素材
が下に凸の湾曲状態で保持されることになって、上下の
素材間に間隙が生じることになる。そのため、各素材の
密着状態が解消されて、素材取り出し機構によりホッパ
内から最下層の素材を吸着保持して取り出すときに、そ
の上層の素材が同時に取り出されるといった複数枚取り
が防止されることになる。
【0072】そして、上記の作用に加えて、第2発明に
よれば、素材がホッパ内で後下がりの傾斜姿勢で保持さ
れることにより、取り出し機構による最下層の素材の取
り出しが容易化され、また、第3発明によれば、ホッパ
内から最下層の素材が上層の素材に対して相対的に前方
へ送られながら取り出されるので、該ホッパからの素材
の複数枚取りがさらに効果的に防止されることになる。
【0073】さらに、第4発明によれば、ホッパ内から
素材が取り出される際に、その前縁部が当接部材に当接
することにより、取り出し機構に吸着保持されていない
2枚目以降の素材の取り出しが阻止されて、さらに確実
に素材の複数枚取りが防止されることになる。
【0074】一方、第5発明によれば、素材供給ホッパ
内の最下層に位置する素材を素材取り出し機構により吸
着保持して下方に取り出し、これを前方のトレー成形部
に供給するコンベアに受け渡す場合に、該コンベアに素
材が同時に複数枚受け渡されたときに、該コンベアが逆
方向に駆動されることにより、その複数枚の素材が後方
に排出されることになる。したがって、仮に上記ホッパ
からの素材の複数枚取りが発生しても、これらの素材が
重なった状態で同時にトレー成形部に供給されて、該成
形部でトラブルを発生させるといった事態が回避される
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るトレー成形機の全
体正面図である。
【図2】 同トレー成形機の部分横断平面図である。
【図3】 同トレー成形機で用いられる素材の平面図で
ある。
【図4】 同トレー成形機による中間製品の平面図であ
る。
【図5】 同トレー成形機で成形されたトレーの斜視図
である。
【図6】 図1のア−ア線で切断した拡大断面図であ
る。
【図7】 同トレー成形機の素材供給部の拡大断面図で
ある。
【図8】 図7のイ−イ矢視図である。
【図9】 図7のウ−ウ線で切断した拡大断面図であ
る。
【図10】 素材供給部における素材の吸着状態を示す
要部拡大図である。
【図11】 同じく素材の取り出し状態を示す要部拡大
図である。
【図12】 同トレー成形機の予備成形部の正面図であ
る。
【図13】 図1のエ−エ線で切断した拡大断面図であ
る。
【図14】 図1のオ−オ線で切断した拡大断面図であ
る。
【図15】 同トレー成形機の主成形部の正面図であ
る。
【図16】 図15のカ−カ線で切断した断面図であ
る。
【図17】 本発明の他の実施の形態に係る素材供給部
の正面図である。
【符号の説明】
1 トレー成形機 30,30′ 素材供給ホッパ 33,33′ 係止部(係止部材) 37,38 当接部材 40,40′ 素材取り出し機構 50′ コンベア 54′ コンベア制御手段(コントローラ) A 素材 C トレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 幸雄 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社イシダ滋賀事業所内 (72)発明者 岩崎 佳生 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社イシダ滋賀事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面状の紙製素材の前後左右の4辺を起
    立させて接着することにより上開きの物品包装用トレー
    を成形するトレー成形機における上記素材の供給装置で
    あって、積み重ねられた素材の左右両側部を左右の係止
    部で受けて、これらの素材を保持する素材供給ホッパ
    と、該ホッパ内の最下層に位置する素材を吸着保持し
    て、上記左右の係止部の間から下方に取り出す素材取り
    出し機構とを有すると共に、上記ホッパにおける左右の
    係止部は、該ホッパの下部の左右両側部から内側に向け
    て斜め下方に突出して、素材を下に凸の湾曲状態で保持
    するように設けられていることを特徴とするトレー成形
    機における素材供給装置。
  2. 【請求項2】 素材供給ホッパは、素材を後下がりの傾
    斜姿勢で保持するように設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のトレー成形機における素材供給装
    置。
  3. 【請求項3】 素材取り出し機構は、素材供給ホッパ内
    の最下層に位置する素材を下方に取り出すに際し、該素
    材をその上層の素材に対して相対的に前方へ送りながら
    下方に取り出すように設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載のトレー成形機における素材供給装置。
  4. 【請求項4】 素材供給ホッパの前部に、素材取り出し
    機構によって取り出される素材の前縁部に当接して該素
    材の下方への取り出し動作に抵抗を与える当接部材が設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載のトレー
    成形機における素材供給装置。
  5. 【請求項5】 平面状の紙製素材の前後左右の4辺を起
    立させて接着することにより上開きの物品包装用トレー
    を成形するトレー成形機における上記素材の供給装置で
    あって、積み重ねられた素材の左右両側部を左右の係止
    部で受けて、これらの素材を保持する素材供給ホッパ
    と、該ホッパ内の最下層に位置する素材を吸着保持し
    て、上記左右の係止部の間から下方に取り出す素材取り
    出し機構と、該取り出し機構によって取り出された素材
    を受け取って前方のトレー成形部に供給するコンベアと
    を有すると共に、該コンベアへの素材の受け渡し枚数を
    検出する素材枚数検出手段と、該検出手段により複数枚
    の素材がコンベアに同時に受け渡されたことを検出した
    ときに、該コンベアを逆方向に駆動して、その複数枚の
    素材を後方に排出させるコンベア制御手段とが設けられ
    ていることを特徴とするトレー成形機における素材供給
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020015203A (ja) * 2018-07-24 2020-01-30 株式会社メタルクリエイション 自動製函機

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