JPH0922044A - カメラのシャッタ装置 - Google Patents
カメラのシャッタ装置Info
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- JPH0922044A JPH0922044A JP16894795A JP16894795A JPH0922044A JP H0922044 A JPH0922044 A JP H0922044A JP 16894795 A JP16894795 A JP 16894795A JP 16894795 A JP16894795 A JP 16894795A JP H0922044 A JPH0922044 A JP H0922044A
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- light shielding
- ring
- shutter
- drive
- drive ring
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カメラのシャッタ装置において、2つの遮光
手段を別々の駆動手段で駆動しなければならない。 【解決手段】 レンズ開口を閉める閉位置からレンズ開
口を開ける開位置に開動作する第1の遮光手段(13,
14)と、開位置から閉位置に閉動作する第2の遮光手
段(29,30)とを有するカメラのシャッタ装置に、
第1の遮光手段を開動作方向に付勢する付勢手段6と、
第1の遮光手段を閉位置にて保持する保持手段7と、カ
メラのレリーズ操作に応じて、保持手段による第1の遮
光手段の保持を解除する第1の動作およびこの第1の動
作後に第2の遮光手段を閉動作させる第2の動作を行う
駆動手段10とを設けている。
手段を別々の駆動手段で駆動しなければならない。 【解決手段】 レンズ開口を閉める閉位置からレンズ開
口を開ける開位置に開動作する第1の遮光手段(13,
14)と、開位置から閉位置に閉動作する第2の遮光手
段(29,30)とを有するカメラのシャッタ装置に、
第1の遮光手段を開動作方向に付勢する付勢手段6と、
第1の遮光手段を閉位置にて保持する保持手段7と、カ
メラのレリーズ操作に応じて、保持手段による第1の遮
光手段の保持を解除する第1の動作およびこの第1の動
作後に第2の遮光手段を閉動作させる第2の動作を行う
駆動手段10とを設けている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラのシャッタ
装置、特に、電動シャッタ装置に関するものである。
装置、特に、電動シャッタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カメラのシャッタ装置には、例えば、特
開平7−56211号公報にて提案されているように、
シャッタ羽根によりレンズ開口を開閉する遮光手段を2
つ備えたものがある。この公報開示のシャッタ装置で
は、カメラのレリーズ操作に応じて、一方(第1)の遮
光手段のシャッタ羽根を、レンズ開口を閉じる閉位置か
らレンズ開口を全開する全開位置に動作させるととも
に、他方(第2)の遮光手段のシャッタ兼絞り羽根を全
開位置から閉位置に動作させるようにしている。これに
より、1つの遮光手段を閉位置→全開位置→閉位置とい
うように動作させる場合(特に、ステップモータを正転
→停止→逆転させて遮光手段を動作させる場合)に比べ
てシャッタ速度を速くすることができ、例えば高輝度被
写界に対し絞り口径を大きくして主被写体に対して背景
を十分にぼかしたり、日中シンクロ撮影を行う場合にフ
ラッシュの連動距離を暗所でのフラッシュ撮影の連動距
離に近づけたりすることができる。
開平7−56211号公報にて提案されているように、
シャッタ羽根によりレンズ開口を開閉する遮光手段を2
つ備えたものがある。この公報開示のシャッタ装置で
は、カメラのレリーズ操作に応じて、一方(第1)の遮
光手段のシャッタ羽根を、レンズ開口を閉じる閉位置か
らレンズ開口を全開する全開位置に動作させるととも
に、他方(第2)の遮光手段のシャッタ兼絞り羽根を全
開位置から閉位置に動作させるようにしている。これに
より、1つの遮光手段を閉位置→全開位置→閉位置とい
うように動作させる場合(特に、ステップモータを正転
→停止→逆転させて遮光手段を動作させる場合)に比べ
てシャッタ速度を速くすることができ、例えば高輝度被
写界に対し絞り口径を大きくして主被写体に対して背景
を十分にぼかしたり、日中シンクロ撮影を行う場合にフ
ラッシュの連動距離を暗所でのフラッシュ撮影の連動距
離に近づけたりすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報提案のシャッタ装置では、遮光手段ごとにこれらを駆
動するステップモータ等の駆動手段が設けられており、
これら2つの駆動手段の制御回路が複雑化したりコスト
の上昇につながったりするという問題がある。
報提案のシャッタ装置では、遮光手段ごとにこれらを駆
動するステップモータ等の駆動手段が設けられており、
これら2つの駆動手段の制御回路が複雑化したりコスト
の上昇につながったりするという問題がある。
【0004】そこで、本発明の第1の目的は、1つの駆
動手段により2つの遮光手段を駆動できるようにするこ
とにある。
動手段により2つの遮光手段を駆動できるようにするこ
とにある。
【0005】また、本発明の第2の目的は、2つの遮光
手段の動作タイミングを正確に制御して、適正な撮影が
できるようにすることにある。
手段の動作タイミングを正確に制御して、適正な撮影が
できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願第1の発明では、レンズ開口を閉める閉位置
からレンズ開口を開ける開位置に開動作する第1の遮光
手段と、開位置から閉位置に閉動作する第2の遮光手段
とを有するカメラのシャッタ装置において、第1の遮光
手段を開動作方向に付勢する付勢手段と、第1の遮光手
段を閉位置にて保持する保持手段と、カメラのレリーズ
操作に応じて、保持手段による第1の遮光手段の保持を
解除する第1の動作およびこの第1の動作後に第2の遮
光手段を閉動作させる第2の動作を行う駆動手段とを設
けている。
めに、本願第1の発明では、レンズ開口を閉める閉位置
からレンズ開口を開ける開位置に開動作する第1の遮光
手段と、開位置から閉位置に閉動作する第2の遮光手段
とを有するカメラのシャッタ装置において、第1の遮光
手段を開動作方向に付勢する付勢手段と、第1の遮光手
段を閉位置にて保持する保持手段と、カメラのレリーズ
操作に応じて、保持手段による第1の遮光手段の保持を
解除する第1の動作およびこの第1の動作後に第2の遮
光手段を閉動作させる第2の動作を行う駆動手段とを設
けている。
【0007】このようなシャッタ装置においては、保持
手段により閉位置に保持された第1の遮光手段は、駆動
手段による第1の動作が行われると、付勢手段の付勢力
によって開動作する。そして、第2の遮光手段は、第1
の動作後に第2の動作を行う駆動手段によって閉動作駆
動される。すなわち、付勢手段と保持手段とに従来の第
1の遮光手段用駆動手段の役割を果たさせるとともに、
駆動手段に、第1の遮光手段の開動作を開始させた上で
第2の遮光手段の閉動作を駆動する役割を果たさせてい
る。このため、従来遮光手段ごとに設けていた駆動手段
を1つにすることができ、制御回路を簡単にしたりコス
トを軽減したりすることが可能になる。また、本願第2
の発明では、第1の遮光手段が開動作したことを検出す
る検出手段を設け、駆動手段に、上記第1の動作を行わ
せた後、検出手段による第1の遮光手段の開動作検出に
応じて第2の動作を行わせるようにしている。
手段により閉位置に保持された第1の遮光手段は、駆動
手段による第1の動作が行われると、付勢手段の付勢力
によって開動作する。そして、第2の遮光手段は、第1
の動作後に第2の動作を行う駆動手段によって閉動作駆
動される。すなわち、付勢手段と保持手段とに従来の第
1の遮光手段用駆動手段の役割を果たさせるとともに、
駆動手段に、第1の遮光手段の開動作を開始させた上で
第2の遮光手段の閉動作を駆動する役割を果たさせてい
る。このため、従来遮光手段ごとに設けていた駆動手段
を1つにすることができ、制御回路を簡単にしたりコス
トを軽減したりすることが可能になる。また、本願第2
の発明では、第1の遮光手段が開動作したことを検出す
る検出手段を設け、駆動手段に、上記第1の動作を行わ
せた後、検出手段による第1の遮光手段の開動作検出に
応じて第2の動作を行わせるようにしている。
【0008】このようなシャッタ装置によれば、第1の
遮光手段が開動作したことを確認した上で、駆動手段に
よる第2の遮光手段の閉動作駆動を開始させることがで
きる。このため、第2の遮光手段の第1の遮光手段に対
する動作開始タイミングを正確に制御することができ
る。
遮光手段が開動作したことを確認した上で、駆動手段に
よる第2の遮光手段の閉動作駆動を開始させることがで
きる。このため、第2の遮光手段の第1の遮光手段に対
する動作開始タイミングを正確に制御することができ
る。
【0009】
(第1の実施形態)図1から図25は本発明の第1の実
施形態を示しており、図1は本実施形態のシャッター装
置の構成部品の関係を示す斜視図であり、図2は断面図
である。
施形態を示しており、図1は本実施形態のシャッター装
置の構成部品の関係を示す斜視図であり、図2は断面図
である。
【0010】1は上地板である。2は第1駆動リングで
あり、この第1駆動リング2の内径部2aは、上地板1
の中央部に形成された円筒部1jに回転可能に嵌合して
いる。上地板1の上面に形成されたストッパー1mは、
第1駆動リング2と当接して第1駆動リング2の回転位
置を規制する。
あり、この第1駆動リング2の内径部2aは、上地板1
の中央部に形成された円筒部1jに回転可能に嵌合して
いる。上地板1の上面に形成されたストッパー1mは、
第1駆動リング2と当接して第1駆動リング2の回転位
置を規制する。
【0011】3,4は駆動ピンであり、第1駆動リング
2の腕2e,2dの下面にそれぞれ固着されている。5
はチャージ用突起であり、第1駆動リング2の腕2fの
上面に固着されている。6は引っ張りコイルスプリング
であり、一端が上地板1に固着され、他端が第1駆動リ
ング2の腕2cに固着されている。このコイルスプリン
グ6は、図4において矢印Dで示す回転方向に第1駆動
リング2を付勢する。7は開き開始レバーであり、上地
板1の上面に軸7aを回転中心として回動可能に取り付
けられている。
2の腕2e,2dの下面にそれぞれ固着されている。5
はチャージ用突起であり、第1駆動リング2の腕2fの
上面に固着されている。6は引っ張りコイルスプリング
であり、一端が上地板1に固着され、他端が第1駆動リ
ング2の腕2cに固着されている。このコイルスプリン
グ6は、図4において矢印Dで示す回転方向に第1駆動
リング2を付勢する。7は開き開始レバーであり、上地
板1の上面に軸7aを回転中心として回動可能に取り付
けられている。
【0012】この開き開始レバー7の爪部7bは、第1
駆動リング2に形成された係止部2bに係合可能であ
る。
駆動リング2に形成された係止部2bに係合可能であ
る。
【0013】8は引張コイルスプリングであり、このコ
イルスプリング8の一端は開き開始レバー7の腕7dに
固着され、他端は上地板1に固着されている。このコイ
ルスプリング8は、開き開始レバー7を、図4における
時計回りの方向に付勢する。但し、開き開始レバー7の
腕7dが、上地板1の上面に形成された突起1kと当接
することにより、開き開始レバー7の時計回り方向の回
転が規制される。
イルスプリング8の一端は開き開始レバー7の腕7dに
固着され、他端は上地板1に固着されている。このコイ
ルスプリング8は、開き開始レバー7を、図4における
時計回りの方向に付勢する。但し、開き開始レバー7の
腕7dが、上地板1の上面に形成された突起1kと当接
することにより、開き開始レバー7の時計回り方向の回
転が規制される。
【0014】9はチャージリングであり、内径部9aが
上地板1の円筒部1jの内側に形成された円筒部1aに
回転可能に嵌合している。
上地板1の円筒部1jの内側に形成された円筒部1aに
回転可能に嵌合している。
【0015】またこのチャージリング9には、周方向に
延びる長穴9gが形成されており、この長穴9gの周方
向端面9e,9fはチャージ用突起5と当接可能となっ
ている。チャージリング9の外周に形成されたカム面部
9cは、チャージリング9が回転していくと、開き開始
レバー7の突起部7cに当接する。
延びる長穴9gが形成されており、この長穴9gの周方
向端面9e,9fはチャージ用突起5と当接可能となっ
ている。チャージリング9の外周に形成されたカム面部
9cは、チャージリング9が回転していくと、開き開始
レバー7の突起部7cに当接する。
【0016】10はステップモータであり、所定の単位
回転角での割り出し回転が可能である。
回転角での割り出し回転が可能である。
【0017】11は第1ピニオンであり、ステップモー
タ10の出力軸に固着され、チャージリング9の歯車部
9bおよび後述の第2ギヤ27と噛み合っている。12
は第1押さえ板であり、図2に示すように、チャージリ
ング9が円筒部1aに嵌合された後この円筒部1aの頂
面1iに固着されてチャージリング9の脱落を防ぐ。1
3は第1シャッタ羽根であり、穴13aを有する。この
穴13aには、前述の駆動ピン3が上地板1に形成され
た長穴1gを通って回動可能に嵌合している。第1シャ
ッタ羽根13の上面には、ピン13bが固着されてお
り、このピン13bは上地板1の下面に形成されたカム
溝1bに摺動可能に嵌合している。
タ10の出力軸に固着され、チャージリング9の歯車部
9bおよび後述の第2ギヤ27と噛み合っている。12
は第1押さえ板であり、図2に示すように、チャージリ
ング9が円筒部1aに嵌合された後この円筒部1aの頂
面1iに固着されてチャージリング9の脱落を防ぐ。1
3は第1シャッタ羽根であり、穴13aを有する。この
穴13aには、前述の駆動ピン3が上地板1に形成され
た長穴1gを通って回動可能に嵌合している。第1シャ
ッタ羽根13の上面には、ピン13bが固着されてお
り、このピン13bは上地板1の下面に形成されたカム
溝1bに摺動可能に嵌合している。
【0018】14は第2シャッタ羽根であり、穴14a
を有する。この穴14aには、前述の駆動ピン4が上地
板1に形成された長穴1hを通って回動可能に嵌合して
いる。第2シャッタ羽根14の上面にはピン14bが固
着されており、このピン14bは上地板1の下面に形成
されたカム溝1cに摺動可能に嵌合している。
を有する。この穴14aには、前述の駆動ピン4が上地
板1に形成された長穴1hを通って回動可能に嵌合して
いる。第2シャッタ羽根14の上面にはピン14bが固
着されており、このピン14bは上地板1の下面に形成
されたカム溝1cに摺動可能に嵌合している。
【0019】16は中央に開口部16aを備えた羽根押
さえ板である。第1シャッタ羽根13および第2シャッ
タ羽根14は、この羽根押え板16と上地板1との間に
形成された空隙内に、平面方向に移動可能に保持されて
いる。上地板1の下面には、羽根押さえ板16との間に
上記空隙を設けるための突起1d,1e,1fが形成さ
れている。
さえ板である。第1シャッタ羽根13および第2シャッ
タ羽根14は、この羽根押え板16と上地板1との間に
形成された空隙内に、平面方向に移動可能に保持されて
いる。上地板1の下面には、羽根押さえ板16との間に
上記空隙を設けるための突起1d,1e,1fが形成さ
れている。
【0020】15はフォトインタラプターであり、上地
板1に固着されている。このフォトインタラプター15
は、図7に示すように、第2シャッタ羽根14の腕部1
4cの通過を検出し、後述する制御回路に信号を出力す
る。なお、フォトインタラプターに限らず、公知の電気
接片のオフ・オン等によっても第2シャッタ羽根の位置
を検出することができ、その他、第2シャッタ羽根14
の位置を検出できるものであれば具体的な手段は問わな
い。
板1に固着されている。このフォトインタラプター15
は、図7に示すように、第2シャッタ羽根14の腕部1
4cの通過を検出し、後述する制御回路に信号を出力す
る。なお、フォトインタラプターに限らず、公知の電気
接片のオフ・オン等によっても第2シャッタ羽根の位置
を検出することができ、その他、第2シャッタ羽根14
の位置を検出できるものであれば具体的な手段は問わな
い。
【0021】17は下地板である。18は閉じ羽根リン
グであり、この閉じ羽根リング12の内径部12aは、
下地板17の中央部に形成された円筒部17aに回転可
能に嵌合している。19,20は駆動ピンであり、閉じ
羽根リング18の上面に固着されている。21,22は
閉じ羽根リング18の外周3箇所に形成された腕のうち
腕18c、18dに固着されたピンである。
グであり、この閉じ羽根リング12の内径部12aは、
下地板17の中央部に形成された円筒部17aに回転可
能に嵌合している。19,20は駆動ピンであり、閉じ
羽根リング18の上面に固着されている。21,22は
閉じ羽根リング18の外周3箇所に形成された腕のうち
腕18c、18dに固着されたピンである。
【0022】23は係止爪であり、閉じ羽根リング18
の腕18bにピン23aを回転中心として回動可能に取
り付けられている。係止爪23の基端部23cは、閉じ
羽根リング18の腕18bの立ち曲げ部(図17等参
照)18eと係合可能であり、これらが係合することに
より、係止爪23の図17中における反時計回りの回転
が規制される。
の腕18bにピン23aを回転中心として回動可能に取
り付けられている。係止爪23の基端部23cは、閉じ
羽根リング18の腕18bの立ち曲げ部(図17等参
照)18eと係合可能であり、これらが係合することに
より、係止爪23の図17中における反時計回りの回転
が規制される。
【0023】24は引張コイルスプリングであり、この
コイルスプリング24の一端は閉じ羽根リング18に固
定され、他端は係止爪23に固定されている。このコイ
ルスプリング24は、係止爪23を図17中における反
時計回りの方向に付勢する。なお、このコイルスプリン
グ24に代えてトーションスプリング、圧縮スプリング
等の弾性部材を用いてもよい。
コイルスプリング24の一端は閉じ羽根リング18に固
定され、他端は係止爪23に固定されている。このコイ
ルスプリング24は、係止爪23を図17中における反
時計回りの方向に付勢する。なお、このコイルスプリン
グ24に代えてトーションスプリング、圧縮スプリング
等の弾性部材を用いてもよい。
【0024】また、係止爪23の先端に形成された爪部
23dは、図17に示すように下地板17に形成された
係止部17kと係合可能である。25は係止爪23の腕
部23bに固着された解除ピンであり、後述する第2駆
動リング26のカム面26cと当接可能である。
23dは、図17に示すように下地板17に形成された
係止部17kと係合可能である。25は係止爪23の腕
部23bに固着された解除ピンであり、後述する第2駆
動リング26のカム面26cと当接可能である。
【0025】29は第3シャッタ羽根であり、穴29a
を有する。この穴29aには、前述の駆動ピン19が下
地板17に形成された長穴17gを通って回動可能に嵌
合している。第3シャッタ羽根29にはピン29bが固
着されており、このピン29bは、下地板17の上面に
形成されたカム溝17bに摺動可能に嵌合している。3
0は第4シャッタ羽根であり、穴30aを有する。この
穴30aには、前述の駆動ピン20が下地板17に形成
された長穴17hを通って回動可能に嵌合している。第
4シャッタ羽根30にはピン30bが固着されており、
このピン30bは、下地板17の上面に形成されたカム
溝17cに摺動可能に嵌合している。第3シャッタ羽根
29と第4シャッタ羽根30とは、下地板17と羽根押
さえ板16との間に形成された空隙内に、平面方向に移
動可能に保持されている。下地板17の上面には、羽根
押さえ板16との間に上記空隙を設けるための突起17
d,17e,17fが形成されている。
を有する。この穴29aには、前述の駆動ピン19が下
地板17に形成された長穴17gを通って回動可能に嵌
合している。第3シャッタ羽根29にはピン29bが固
着されており、このピン29bは、下地板17の上面に
形成されたカム溝17bに摺動可能に嵌合している。3
0は第4シャッタ羽根であり、穴30aを有する。この
穴30aには、前述の駆動ピン20が下地板17に形成
された長穴17hを通って回動可能に嵌合している。第
4シャッタ羽根30にはピン30bが固着されており、
このピン30bは、下地板17の上面に形成されたカム
溝17cに摺動可能に嵌合している。第3シャッタ羽根
29と第4シャッタ羽根30とは、下地板17と羽根押
さえ板16との間に形成された空隙内に、平面方向に移
動可能に保持されている。下地板17の上面には、羽根
押さえ板16との間に上記空隙を設けるための突起17
d,17e,17fが形成されている。
【0026】図3は、図2におけるA−A線で切断した
場合の矢視断面図であり、図4は平面図(但し、ステッ
プモータ10は省略している)である。
場合の矢視断面図であり、図4は平面図(但し、ステッ
プモータ10は省略している)である。
【0027】図3および図4は、同一の状態を示してお
り、第1駆動リング2の係止部2bが開き開始レバー7
の爪部7bに係合しているため、引張コイルスプリング
6による付勢力に抗して第1駆動リング2は図示の位置
(初期位置)に係止されている。第1駆動リング2がこ
の初期位置に係止されているときは、図3に示すよう
に、第1シャッタ羽根13と第2シャッタ羽根14とで
レンズ開口を閉じている。
り、第1駆動リング2の係止部2bが開き開始レバー7
の爪部7bに係合しているため、引張コイルスプリング
6による付勢力に抗して第1駆動リング2は図示の位置
(初期位置)に係止されている。第1駆動リング2がこ
の初期位置に係止されているときは、図3に示すよう
に、第1シャッタ羽根13と第2シャッタ羽根14とで
レンズ開口を閉じている。
【0028】26は第2駆動リングであり、この第2駆
動リング26の内径部26aは下地板17の中央部(光
軸まわり)に形成された円筒部17jに回転可能に嵌合
している。また第2駆動リング26に形成された腕26
bは、前述のピン21およびピン22と当接可能であ
る。
動リング26の内径部26aは下地板17の中央部(光
軸まわり)に形成された円筒部17jに回転可能に嵌合
している。また第2駆動リング26に形成された腕26
bは、前述のピン21およびピン22と当接可能であ
る。
【0029】図17等に示す下地板17にはストッパー
17sが形成されており、このストッパー17sに閉じ
羽根リング18の腕18dが当接することにより、閉じ
羽根リング18の図17における矢印Fの方向の回転が
規制される。
17sが形成されており、このストッパー17sに閉じ
羽根リング18の腕18dが当接することにより、閉じ
羽根リング18の図17における矢印Fの方向の回転が
規制される。
【0030】27は第2歯車であり、この第2歯車27
は、下地板17に軸27aを回転中心として回動可能に
取り付けられ、その歯車部27bは、第1ピニオン11
および第2駆動リング26の歯車部26dとに噛み合っ
ている。このため、ステップモータ10の駆動力は、こ
の第2歯車27を介して第2駆動リング26に伝達され
る。
は、下地板17に軸27aを回転中心として回動可能に
取り付けられ、その歯車部27bは、第1ピニオン11
および第2駆動リング26の歯車部26dとに噛み合っ
ている。このため、ステップモータ10の駆動力は、こ
の第2歯車27を介して第2駆動リング26に伝達され
る。
【0031】28は第2押さえ板であり、図2に示すよ
うに、第2駆動リング26が下地板17の円筒部17j
に嵌合された後、この円筒部17jの頂部17iに固着
されて第2駆動リング26の脱落を防ぐ。
うに、第2駆動リング26が下地板17の円筒部17j
に嵌合された後、この円筒部17jの頂部17iに固着
されて第2駆動リング26の脱落を防ぐ。
【0032】31はトーションスプリングであり、図1
7に示すように、コイル状部が下地板17の下面に形成
された突起17rの外周に取り付けられ、一方の腕31
bが下地板17の突起17qに係止され、他方の腕31
aが閉じ羽根リング18のピン21に係止されて、閉じ
羽根リング18を図17における矢印Fの方向に付勢す
る。これにより、係止爪23が下地板17の係止部17
kと係合しているときは、閉じ羽根リング18の回転位
置は安定的に規定される。
7に示すように、コイル状部が下地板17の下面に形成
された突起17rの外周に取り付けられ、一方の腕31
bが下地板17の突起17qに係止され、他方の腕31
aが閉じ羽根リング18のピン21に係止されて、閉じ
羽根リング18を図17における矢印Fの方向に付勢す
る。これにより、係止爪23が下地板17の係止部17
kと係合しているときは、閉じ羽根リング18の回転位
置は安定的に規定される。
【0033】また下地板17の下面には突起17pが形
成されており、この突起17pは、トーションスプリン
グ31の腕31aと係合可能な位置にある。図17にお
いては腕31aと突起17pは係合していないが、この
状態から閉じ羽根リング18が矢印F方向に回転してい
くと、腕31aはピン21から離脱して突起17pと係
合する。
成されており、この突起17pは、トーションスプリン
グ31の腕31aと係合可能な位置にある。図17にお
いては腕31aと突起17pは係合していないが、この
状態から閉じ羽根リング18が矢印F方向に回転してい
くと、腕31aはピン21から離脱して突起17pと係
合する。
【0034】なお、第1シャッタ羽根13、第2シャッ
タ羽根14および第1駆動リング2等からなる遮光装置
を第1遮光装置と称する。
タ羽根14および第1駆動リング2等からなる遮光装置
を第1遮光装置と称する。
【0035】この第1遮光装置では、図3の矢印C方向
に第1駆動リング2が回転していくと、第1シャッタ羽
根13および第2シャッタ羽根14は、光軸を中心に回
転していく。この際、ピン13b,14bがそれぞれカ
ム溝1b,1cに案内されながら第1シャッタ羽根1
3、第2シャッタ羽根14はそれぞれ穴13a,14a
を中心としても回転し、レンズ開口を開ける。
に第1駆動リング2が回転していくと、第1シャッタ羽
根13および第2シャッタ羽根14は、光軸を中心に回
転していく。この際、ピン13b,14bがそれぞれカ
ム溝1b,1cに案内されながら第1シャッタ羽根1
3、第2シャッタ羽根14はそれぞれ穴13a,14a
を中心としても回転し、レンズ開口を開ける。
【0036】カム溝1b,1cは、第1駆動リング2が
図3の状態から矢印C方向に光軸を中心に 6・γ回転
しても、図8に示すように第1シャッタ羽根13および
第2シャッタ羽根14を穴13a,14aを中心として
は回転させないように形成されている。さらに、カム溝
1b,1cは、第1駆動リング2のそれ以後の回転で第
1シャッタ羽根13および第2シャッタ羽根14を光軸
を中心に回転させるとともに穴13a,14aを中心と
しても回転させるように形成されている。
図3の状態から矢印C方向に光軸を中心に 6・γ回転
しても、図8に示すように第1シャッタ羽根13および
第2シャッタ羽根14を穴13a,14aを中心として
は回転させないように形成されている。さらに、カム溝
1b,1cは、第1駆動リング2のそれ以後の回転で第
1シャッタ羽根13および第2シャッタ羽根14を光軸
を中心に回転させるとともに穴13a,14aを中心と
しても回転させるように形成されている。
【0037】そして、図9に示すように、図3の状態か
ら第1駆動リング2が光軸を中心に7・γ回転した位置
では、第1シャッタ羽根13および第2シャッタ羽根1
4はレンズ開口をピンホール状に開ける。
ら第1駆動リング2が光軸を中心に7・γ回転した位置
では、第1シャッタ羽根13および第2シャッタ羽根1
4はレンズ開口をピンホール状に開ける。
【0038】さらに、カム溝1b,1cは、第1駆動リ
ング2が7・γから回転して、図3の状態から図10に
示すように13・γだけ回転したときに、第1シャッタ
羽根13および第2シャッタ羽根14にレンズ開口を全
開させ、それ以後は、第1駆動リング2が回転しても、
レンズ開口を全開状態に保持したまま穴13a,14a
を中心には回転させず、光軸を中心に第1駆動リング2
とともに回転させるように形成されている。
ング2が7・γから回転して、図3の状態から図10に
示すように13・γだけ回転したときに、第1シャッタ
羽根13および第2シャッタ羽根14にレンズ開口を全
開させ、それ以後は、第1駆動リング2が回転しても、
レンズ開口を全開状態に保持したまま穴13a,14a
を中心には回転させず、光軸を中心に第1駆動リング2
とともに回転させるように形成されている。
【0039】なお、第1駆動リングが最終行程位置まで
回転した状態、すなわち15・γ回転した状態を図12
に示す。
回転した状態、すなわち15・γ回転した状態を図12
に示す。
【0040】なお、図10に示すように、レンズ開口を
全開させたシャッタ羽根13,14の開口部16aから
の逃げ量Mは少ないが、実際の最終行程位置を図12に
示すように15・γの回転位置にすることにより、シャ
ッタ羽根13,14が最終行程位置にてバウンドして再
び開口部16aの内側に入り込むことが防止される。以
上に述べた第1駆動リング2の回転位置と第1シャッタ
羽根13および第2シャッタ羽根14の穴13a,14
aを中心とする回転角度θとの関係を図14のグラフで
示す。このグラフから分かるように、回転角度θがθ1
となるときは、シャッタ羽根13,14はレンズ開口を
ピンホール状に開け、回転角度θがθ2となるときは、
シャッタ羽根13,14はレンズ開口を全開する。ま
た、図3の状態から第1駆動リング2が2・γ回転した
位置においては、フォトインタラプタ15の検出部を第
2シャッタ羽根14の腕部14cが横切り、フォトイン
タラプタ15から検出信号が出力される。この状態を図
7に示す。
全開させたシャッタ羽根13,14の開口部16aから
の逃げ量Mは少ないが、実際の最終行程位置を図12に
示すように15・γの回転位置にすることにより、シャ
ッタ羽根13,14が最終行程位置にてバウンドして再
び開口部16aの内側に入り込むことが防止される。以
上に述べた第1駆動リング2の回転位置と第1シャッタ
羽根13および第2シャッタ羽根14の穴13a,14
aを中心とする回転角度θとの関係を図14のグラフで
示す。このグラフから分かるように、回転角度θがθ1
となるときは、シャッタ羽根13,14はレンズ開口を
ピンホール状に開け、回転角度θがθ2となるときは、
シャッタ羽根13,14はレンズ開口を全開する。ま
た、図3の状態から第1駆動リング2が2・γ回転した
位置においては、フォトインタラプタ15の検出部を第
2シャッタ羽根14の腕部14cが横切り、フォトイン
タラプタ15から検出信号が出力される。この状態を図
7に示す。
【0041】ここで、一般に、駆動される部材は、起動
時に動作のバラツキはあるが、いったん駆動されて安定
速度に達した後は動作速度のバラツキは少ないと考えら
れる。つまり、第1駆動リング2の動作速度は、後述す
る開き開始レバー7による係止が解かれた後、コイルス
プリング6の付勢力によって回転して過程において、角
度2・γ間はバラつくおそれがあるが、これを過ぎてフ
ォトインタラプタ15により第2シャッタ羽根14の腕
部14cの通過が検出された後はバラツキが少ない。
時に動作のバラツキはあるが、いったん駆動されて安定
速度に達した後は動作速度のバラツキは少ないと考えら
れる。つまり、第1駆動リング2の動作速度は、後述す
る開き開始レバー7による係止が解かれた後、コイルス
プリング6の付勢力によって回転して過程において、角
度2・γ間はバラつくおそれがあるが、これを過ぎてフ
ォトインタラプタ15により第2シャッタ羽根14の腕
部14cの通過が検出された後はバラツキが少ない。
【0042】なお、第1駆動リング2の回転量の具体的
な数は本発明の構成を限定するものではない。
な数は本発明の構成を限定するものではない。
【0043】一方、閉じ羽根リング18が、後述の構成
により、図15における矢印Dの方向に駆動されると、
第3シャッタ羽根29と第4シャッタ羽根30は光軸ま
わりで回転するとともにカム溝17b,17c内を移動
しながら穴29a,30aを中心としても回転する。第
3シャッタ羽根29と第4シャッタ羽根30の穴29
a,30aを中心とした回転角度αと第2駆動リング2
6の回転角との関係を示したのが図16のグラフであ
り、このグラフの横軸は、閉じ羽根リング18の矢印D
方向の回転角を示し、図15における位置を0°、最終
行程位置を10・βで示している。なお、最終行程位置
とは、図21に示すように、下地板17のストッパー1
7sと閉じ羽根リング18の腕18dとが当接する位置
である。一方、縦軸は、第3シャッタ羽根29および第
4シャッタ羽根30の穴29a,30aを中心とした回
転角度を示している。
により、図15における矢印Dの方向に駆動されると、
第3シャッタ羽根29と第4シャッタ羽根30は光軸ま
わりで回転するとともにカム溝17b,17c内を移動
しながら穴29a,30aを中心としても回転する。第
3シャッタ羽根29と第4シャッタ羽根30の穴29
a,30aを中心とした回転角度αと第2駆動リング2
6の回転角との関係を示したのが図16のグラフであ
り、このグラフの横軸は、閉じ羽根リング18の矢印D
方向の回転角を示し、図15における位置を0°、最終
行程位置を10・βで示している。なお、最終行程位置
とは、図21に示すように、下地板17のストッパー1
7sと閉じ羽根リング18の腕18dとが当接する位置
である。一方、縦軸は、第3シャッタ羽根29および第
4シャッタ羽根30の穴29a,30aを中心とした回
転角度を示している。
【0044】下地板17のカム溝17b,17cは、こ
のグラフから分かるように、閉じ羽根リング18が7・
βまで回転する間は、シャッタ羽根24,25の回転角
度αを大きくし、閉じ羽根リング18がそれ以上回転し
ても回転角度αを大きくしないように形成されている。
つなわち、閉じ羽根リング18が7・βから10・βの
間で回転すると、第3シャッタ羽根29および第4シャ
ッタ羽根30は光軸まわりでのみ回転する。なお、図1
5および図16中の回転角α1 は、開口部16a内の内
側に第3および第4シャッタ羽根29,30が入り込む
回転角であり、回転角α2 は、レンズ開口がピンホール
に狭まる回転角である。
のグラフから分かるように、閉じ羽根リング18が7・
βまで回転する間は、シャッタ羽根24,25の回転角
度αを大きくし、閉じ羽根リング18がそれ以上回転し
ても回転角度αを大きくしないように形成されている。
つなわち、閉じ羽根リング18が7・βから10・βの
間で回転すると、第3シャッタ羽根29および第4シャ
ッタ羽根30は光軸まわりでのみ回転する。なお、図1
5および図16中の回転角α1 は、開口部16a内の内
側に第3および第4シャッタ羽根29,30が入り込む
回転角であり、回転角α2 は、レンズ開口がピンホール
に狭まる回転角である。
【0045】なお、第3シャッタ羽根29、第4シャッ
タ羽根30および閉じ羽根リング18等からなる遮光装
置を第2遮光装置と称する。
タ羽根30および閉じ羽根リング18等からなる遮光装
置を第2遮光装置と称する。
【0046】図17から図21は、図2における矢印E
方向からみた第2歯車27、第2駆動リング26および
閉じ羽根リング18等の平面図である。図15において
示した矢印Dの方向は、図17から図21において示し
た矢印Fの方向と同じである。
方向からみた第2歯車27、第2駆動リング26および
閉じ羽根リング18等の平面図である。図15において
示した矢印Dの方向は、図17から図21において示し
た矢印Fの方向と同じである。
【0047】また、図17に示すように、係止爪23
を、下地板17の係止部17kと係合させる閉じ羽根リ
ング18の位置は、図16でいう0°の回転位置であ
る。閉じ羽根リング18がこの位置にあるときは、第3
シャッタ羽根29および第4シャッタ30により形成さ
れるレンズ開口の面積は本シャッタ装置において最大の
ものとなる。なお、この状態は図15に示す状態と同じ
である。
を、下地板17の係止部17kと係合させる閉じ羽根リ
ング18の位置は、図16でいう0°の回転位置であ
る。閉じ羽根リング18がこの位置にあるときは、第3
シャッタ羽根29および第4シャッタ30により形成さ
れるレンズ開口の面積は本シャッタ装置において最大の
ものとなる。なお、この状態は図15に示す状態と同じ
である。
【0048】図3、図4および図17は本シャッタ装置
の動作における初期状態を示している。まず、レリーズ
動作に伴ってステップモータ10が駆動されると、図4
において第1ピニオン11が反時計回りに回転し、チャ
ージリング9を矢印Dの方向に回転させて、図5に示す
位置に停止させる。このとき、第1駆動リング2は、コ
イルスプリング6により矢印Dの方向に付勢されている
が、開き開始レバー7が係止部2bに係合しているの
で、初期位置に保持される。一方、第2遮光装置におい
ては、第2駆動リング26は、図17に示す状態から矢
印Fの方向に回転して図18に示す状態になる。この状
態では第2遮光装置は初期位置から駆動されていない。
の動作における初期状態を示している。まず、レリーズ
動作に伴ってステップモータ10が駆動されると、図4
において第1ピニオン11が反時計回りに回転し、チャ
ージリング9を矢印Dの方向に回転させて、図5に示す
位置に停止させる。このとき、第1駆動リング2は、コ
イルスプリング6により矢印Dの方向に付勢されている
が、開き開始レバー7が係止部2bに係合しているの
で、初期位置に保持される。一方、第2遮光装置におい
ては、第2駆動リング26は、図17に示す状態から矢
印Fの方向に回転して図18に示す状態になる。この状
態では第2遮光装置は初期位置から駆動されていない。
【0049】次に、再びステップモータ10が同方向に
回転し、チャージリング9を図5の位置から図6に示す
位置に回転させると、チャージリング9は、図6に示す
位置に回転する過程でカム面部9cを開き開始レバーの
突起部7cに当接させて、スプリング8の付勢力に抗し
て開き開始レバー7を押し上げ、爪部7bと第1駆動リ
ング2の係止部2bとの係合を解除させる。
回転し、チャージリング9を図5の位置から図6に示す
位置に回転させると、チャージリング9は、図6に示す
位置に回転する過程でカム面部9cを開き開始レバーの
突起部7cに当接させて、スプリング8の付勢力に抗し
て開き開始レバー7を押し上げ、爪部7bと第1駆動リ
ング2の係止部2bとの係合を解除させる。
【0050】第1駆動リング2の開き開始レバー7によ
る係合が解除されると、第1遮光装置は、コイルスプリ
ング6の付勢力により矢印Dの方向に回転し始める。第
1駆動リング2が光軸を中心に2・γ回転した位置に達
すると、フォトインタラプタ15により第2シャッタ羽
根14の腕部14cが検出され、フォトインタラプタ1
5から制御回路に検出信号が出力される。制御回路は、
後述するようにこの信号をトリガーとしてタイマーをス
タートさせ、被写界輝度に応じた時間をカウントした
後、第2遮光装置を動作させてシャッタの閉動作を行わ
せる。
る係合が解除されると、第1遮光装置は、コイルスプリ
ング6の付勢力により矢印Dの方向に回転し始める。第
1駆動リング2が光軸を中心に2・γ回転した位置に達
すると、フォトインタラプタ15により第2シャッタ羽
根14の腕部14cが検出され、フォトインタラプタ1
5から制御回路に検出信号が出力される。制御回路は、
後述するようにこの信号をトリガーとしてタイマーをス
タートさせ、被写界輝度に応じた時間をカウントした
後、第2遮光装置を動作させてシャッタの閉動作を行わ
せる。
【0051】なお、前述したように、第1駆動リング2
は起動時から2・γ回転した後は動作速度が安定してい
るので、第1駆動リング2が2・γ回転した時点で第2
遮光装置の動作を開始すると、第1遮光装置と第2遮光
装置との動作の同期をとることができる。
は起動時から2・γ回転した後は動作速度が安定してい
るので、第1駆動リング2が2・γ回転した時点で第2
遮光装置の動作を開始すると、第1遮光装置と第2遮光
装置との動作の同期をとることができる。
【0052】一方、第2遮光装置は、後述するようにス
テップモータ10により駆動されるので、ステップモー
タ10の駆動電気信号と第2遮光装置の動作とは誤差が
非常に少ない。その結果、第1遮光装置と第2遮光装置
との相対的な動作の誤差は少なくなり高精度の露出動作
を行うことができる。
テップモータ10により駆動されるので、ステップモー
タ10の駆動電気信号と第2遮光装置の動作とは誤差が
非常に少ない。その結果、第1遮光装置と第2遮光装置
との相対的な動作の誤差は少なくなり高精度の露出動作
を行うことができる。
【0053】第1駆動リング2は、スプリング6の付勢
力により矢印D方向に回転するときに、第1シャッタ羽
根13および第2シャッタ羽根14を図8〜図10に示
すように光軸回りに矢印C方向に回転させつつレンズ開
口を広げるようにも動作させる。そして、第1駆動リン
グ2は、最終的には図11に示すように上地板1のスト
ッパー1mに当接して停止する。
力により矢印D方向に回転するときに、第1シャッタ羽
根13および第2シャッタ羽根14を図8〜図10に示
すように光軸回りに矢印C方向に回転させつつレンズ開
口を広げるようにも動作させる。そして、第1駆動リン
グ2は、最終的には図11に示すように上地板1のスト
ッパー1mに当接して停止する。
【0054】なお、このときの第1シャッタ羽根13お
よび第2シャッタ羽根14の状態を図12に示す。ま
た、チャージリング9は、図11に示す位置に停止して
いるのであるが、前述したように第1駆動リング2が2
・γ回転した時点よりタイマーをスタートさせ所望の時
間が経過した後は、第2遮光装置を駆動すべく再び矢印
Dの方向に駆動される。
よび第2シャッタ羽根14の状態を図12に示す。ま
た、チャージリング9は、図11に示す位置に停止して
いるのであるが、前述したように第1駆動リング2が2
・γ回転した時点よりタイマーをスタートさせ所望の時
間が経過した後は、第2遮光装置を駆動すべく再び矢印
Dの方向に駆動される。
【0055】第2駆動リング26は、図18に示す位置
から矢印F方向(矢印Dの方向)に回転していき、図1
9に示すようにカム面26cが解除ピン25と当接する
と、係止爪23はスプリング24の付勢力に抗して押し
上げられ、この係止爪23と下地板17の係止部17k
との係合が解除される。
から矢印F方向(矢印Dの方向)に回転していき、図1
9に示すようにカム面26cが解除ピン25と当接する
と、係止爪23はスプリング24の付勢力に抗して押し
上げられ、この係止爪23と下地板17の係止部17k
との係合が解除される。
【0056】第2駆動リング26は、係止爪23の係合
を解除させた直後、腕26bをピン22に当接させて、
閉じ羽根リング18を矢印Fの方向に回転させ始める。
この状態を図20に示す。この際、第2駆動リング26
の慢性モーメントが、閉じ羽根リング18、第3シャッ
タ羽根29および第4シャッタ羽根30の慣性モーメン
トに比べて十分大きいので、この以後の第2駆動リング
20の回転は、安定的でかつ減速が少ない。
を解除させた直後、腕26bをピン22に当接させて、
閉じ羽根リング18を矢印Fの方向に回転させ始める。
この状態を図20に示す。この際、第2駆動リング26
の慢性モーメントが、閉じ羽根リング18、第3シャッ
タ羽根29および第4シャッタ羽根30の慣性モーメン
トに比べて十分大きいので、この以後の第2駆動リング
20の回転は、安定的でかつ減速が少ない。
【0057】図25はステップモータの特性を示すグラ
フであり、このグラフから分かるようにステップモータ
の回転速度を、例えばaとするように駆動電気信号を入
力しても瞬時に応答するわけではなく、実際にステップ
モータがその速度aになるまでには、ある程度のステッ
プ数が必要となる。
フであり、このグラフから分かるようにステップモータ
の回転速度を、例えばaとするように駆動電気信号を入
力しても瞬時に応答するわけではなく、実際にステップ
モータがその速度aになるまでには、ある程度のステッ
プ数が必要となる。
【0058】第2駆動リング26が図18に示す位置か
ら図19に示す位置までに移動する間にステップモータ
10の駆動ステップ数は十分にあるのでそのスピードと
ステップモータ10を駆動する電気信号との誤差は非常
に少なく、かつ第2駆動リング26は十分に加速され
る。
ら図19に示す位置までに移動する間にステップモータ
10の駆動ステップ数は十分にあるのでそのスピードと
ステップモータ10を駆動する電気信号との誤差は非常
に少なく、かつ第2駆動リング26は十分に加速され
る。
【0059】図20に示す状態から、第2駆動リング2
6は閉じ羽根リング18とともに矢印のF方向に回転し
ていき、第3シャッタ羽根29および第4シャッタ羽根
30にレンズ開口を狭めさせる。
6は閉じ羽根リング18とともに矢印のF方向に回転し
ていき、第3シャッタ羽根29および第4シャッタ羽根
30にレンズ開口を狭めさせる。
【0060】続いて、閉じ羽根リング18が図16に示
す0から7・βまでステップモータ10の7ステップ分
回転すると、第3シャッタ羽根29と第4シャッタ羽根
30は、穴29a,30aを中心に回転角α3 だけ回転
し、レンズ開口を完全に閉じる状態になる。
す0から7・βまでステップモータ10の7ステップ分
回転すると、第3シャッタ羽根29と第4シャッタ羽根
30は、穴29a,30aを中心に回転角α3 だけ回転
し、レンズ開口を完全に閉じる状態になる。
【0061】閉じ羽根リング18の回転位置が7・β以
降ステップモータ10の4ステップ分の駆動により10
・βに達するまでは、図16に示すように第3および第
4シャッタ羽根29,30が閉じ状態を保持するよう構
成されているので、第2駆動リング26および閉じ羽根
リング18が最終行程位置である図21に示す位置に達
し、閉じ羽根リング18の腕18dが下地板17のスト
ッパー17sに当接してバウンドしたとしても、それに
より再びレンズ開口が開口することはない。
降ステップモータ10の4ステップ分の駆動により10
・βに達するまでは、図16に示すように第3および第
4シャッタ羽根29,30が閉じ状態を保持するよう構
成されているので、第2駆動リング26および閉じ羽根
リング18が最終行程位置である図21に示す位置に達
し、閉じ羽根リング18の腕18dが下地板17のスト
ッパー17sに当接してバウンドしたとしても、それに
より再びレンズ開口が開口することはない。
【0062】第2駆動リング26が閉じ羽根リング18
とともに図21に示す位置に達したとき、すなわち第2
の遮光装置が最大のレンズ開口を形成する位置からレン
ズ開口を閉じる位置に変位したときの第1の遮光装置の
状態を示したのが図13である。このとき、チャージリ
ング9は、腕部9dが上地板1のストッパー1lに当接
する位置でちょうど停止する。
とともに図21に示す位置に達したとき、すなわち第2
の遮光装置が最大のレンズ開口を形成する位置からレン
ズ開口を閉じる位置に変位したときの第1の遮光装置の
状態を示したのが図13である。このとき、チャージリ
ング9は、腕部9dが上地板1のストッパー1lに当接
する位置でちょうど停止する。
【0063】第2駆動リング26が閉じ羽根リング18
とともに図21に示す位置にきた後、第1および第2遮
光装置をそれぞれ初期位置、すなわち図4および図17
に示す状態に戻すには、ステップモータ10を逆転させ
て、第2駆動リング26を矢印Fとは逆方向に回転さ
せ、かつチャージリング9を矢印Dとは逆方向に回転さ
せる。第2駆動リング26が矢印Fとは逆方向に回転す
ると、途中で腕26bが閉じ羽根リング18のピン21
に当接し、閉じ羽根リング18を同じく矢印Fと逆方向
に回転させる。そして所定ステップ数だけステップモー
タ10が駆動させることで、第2遮光装置は図17に示
す初期位置に復帰する。
とともに図21に示す位置にきた後、第1および第2遮
光装置をそれぞれ初期位置、すなわち図4および図17
に示す状態に戻すには、ステップモータ10を逆転させ
て、第2駆動リング26を矢印Fとは逆方向に回転さ
せ、かつチャージリング9を矢印Dとは逆方向に回転さ
せる。第2駆動リング26が矢印Fとは逆方向に回転す
ると、途中で腕26bが閉じ羽根リング18のピン21
に当接し、閉じ羽根リング18を同じく矢印Fと逆方向
に回転させる。そして所定ステップ数だけステップモー
タ10が駆動させることで、第2遮光装置は図17に示
す初期位置に復帰する。
【0064】一方、第1遮光装置は、チャージリング9
が矢印Dとは逆方向に回転する途中で、チャージリング
9の長穴9gの端面9eが第1駆動リング2のチャージ
用突起5と当接し、コイルスプリング6の付勢力に抗し
て第1駆動リング2を矢印Dと逆方向に回転させ、図4
に示す初期位置に復帰する。
が矢印Dとは逆方向に回転する途中で、チャージリング
9の長穴9gの端面9eが第1駆動リング2のチャージ
用突起5と当接し、コイルスプリング6の付勢力に抗し
て第1駆動リング2を矢印Dと逆方向に回転させ、図4
に示す初期位置に復帰する。
【0065】なお、各遮光装置の初期位置への復帰の過
程において、第1の遮光装置が全開状態からピンホール
状態を経て遮光(閉)状態になる方が、第2の遮光装置
が全閉状態からピンホール状態になるより早くなるよう
に、第1の遮光装置と第2の遮光装置の動作タイミング
が設定されている。
程において、第1の遮光装置が全開状態からピンホール
状態を経て遮光(閉)状態になる方が、第2の遮光装置
が全閉状態からピンホール状態になるより早くなるよう
に、第1の遮光装置と第2の遮光装置の動作タイミング
が設定されている。
【0066】図22は、本実施形態で用いる電気回路ブ
ロック図であり、101はマイコン等からなる全体のシ
ーケンスを司どる制御回路であり、102はステップモ
ータ10を駆動するステップモータ駆動回路である。1
03はフォトインタラプタ15を駆動制御するフォトイ
ンタラプタ駆動回路であり、104は被写界輝度を測定
する公知の測光回路である。また、105はレリーズス
イッチである。
ロック図であり、101はマイコン等からなる全体のシ
ーケンスを司どる制御回路であり、102はステップモ
ータ10を駆動するステップモータ駆動回路である。1
03はフォトインタラプタ15を駆動制御するフォトイ
ンタラプタ駆動回路であり、104は被写界輝度を測定
する公知の測光回路である。また、105はレリーズス
イッチである。
【0067】制御回路101内には、記憶回路が含まれ
ており、測光回路104および絞り設定手段106の出
力信号に応じて後述の所定の露出時間を選択するための
タイムテーブルが記憶されている。
ており、測光回路104および絞り設定手段106の出
力信号に応じて後述の所定の露出時間を選択するための
タイムテーブルが記憶されている。
【0068】図23は制御回路101の動作を示すフロ
ーチャートである。以下、このフローチャートに沿って
制御回路101の動作を説明する。
ーチャートである。以下、このフローチャートに沿って
制御回路101の動作を説明する。
【0069】ステップ1では、不図示のレリーズボタン
が押し込まれて、レリーズスイッチ105がオンしたか
否かを判別しオンを判別するとステップ2に進み、オフ
を判別するとステップ1を繰り返す。
が押し込まれて、レリーズスイッチ105がオンしたか
否かを判別しオンを判別するとステップ2に進み、オフ
を判別するとステップ1を繰り返す。
【0070】ステップ2では、測光回路104を動作さ
せて被写体の明るさを測定する。
せて被写体の明るさを測定する。
【0071】ステップ3では、ステップ2において測定
した被写体の明るさに対応するディレイ時間T(これに
ついては後述する)を記憶回路内のタイムテーブルから
選択する。
した被写体の明るさに対応するディレイ時間T(これに
ついては後述する)を記憶回路内のタイムテーブルから
選択する。
【0072】ステップ4では、時計回路108のリセッ
トを行う。
トを行う。
【0073】ステップ5では、ステップモータ駆動回路
102を介してステップモータ10の駆動を第1遮光装
置が図4に示す状態から図5に示す状態になるよう予め
決められた駆動周波数データに沿って開始する。
102を介してステップモータ10の駆動を第1遮光装
置が図4に示す状態から図5に示す状態になるよう予め
決められた駆動周波数データに沿って開始する。
【0074】ステップ6では、第1遮光装置が図4に示
す状態から図5に示す状態になるステップ数だけステッ
プモータ10を駆動した後、ステップモータ駆動回路1
02を介してステップモータ10を停止させる。
す状態から図5に示す状態になるステップ数だけステッ
プモータ10を駆動した後、ステップモータ駆動回路1
02を介してステップモータ10を停止させる。
【0075】ステップ7では、フォトインタラプタ駆動
回路103を介してフォトインタラプタ15の作動を開
始させる。
回路103を介してフォトインタラプタ15の作動を開
始させる。
【0076】ステップ8では、再びステップモータ駆動
回路102を介してステップモータ10を駆動し、チャ
ージリング9を図6に示す位置に駆動した後ステップモ
ータ10を停止させる。このとき第1駆動リング2の開
き開始レバー7による係止が解除され、コイルスプリン
グ6の付勢力により第1駆動リング2の回転が開始され
る。
回路102を介してステップモータ10を駆動し、チャ
ージリング9を図6に示す位置に駆動した後ステップモ
ータ10を停止させる。このとき第1駆動リング2の開
き開始レバー7による係止が解除され、コイルスプリン
グ6の付勢力により第1駆動リング2の回転が開始され
る。
【0077】ステップ9では、フォトインタラプタ15
が第2シャッタ羽根14の腕部14cを検出したか否か
を判別し、検出したと判別したときは、第1遮光装置は
安定した速度の動作領域に入ったとしてステップ10へ
進む。一方、検出されないと判別したときはステップ9
を繰り返す。
が第2シャッタ羽根14の腕部14cを検出したか否か
を判別し、検出したと判別したときは、第1遮光装置は
安定した速度の動作領域に入ったとしてステップ10へ
進む。一方、検出されないと判別したときはステップ9
を繰り返す。
【0078】ステップ10では、時計回路108をスタ
ートさせ、第1遮光装置の安定した速度の動作領域であ
る第1駆動リング2が2・γ回転した時点からの経過時
間をカウントする。
ートさせ、第1遮光装置の安定した速度の動作領域であ
る第1駆動リング2が2・γ回転した時点からの経過時
間をカウントする。
【0079】ステップ11では、ステップ10にてスタ
ートさせた時計回路108のカウントがステップ3にて
決められたカウント数(時間)に達したか否かを判別
し、達している場合はステップ12へ進み、達していな
い場合はステップ11を繰り返す。
ートさせた時計回路108のカウントがステップ3にて
決められたカウント数(時間)に達したか否かを判別
し、達している場合はステップ12へ進み、達していな
い場合はステップ11を繰り返す。
【0080】ステップ12では、ステップモータ駆動回
路102を介してステップモータ10を予め決められた
駆動周波数データに沿って駆動し、第2駆動リング26
を図18における矢印F方向に回転させる。
路102を介してステップモータ10を予め決められた
駆動周波数データに沿って駆動し、第2駆動リング26
を図18における矢印F方向に回転させる。
【0081】ステップ13では、ステップモータ駆動回
路102を介してステップモータ10を所定ステップ
数、すなわち第2駆動リング26が図21に示す位置に
なるまで駆動したか否かを判別し、所定ステップの駆動
を完了した場合はステップ14に進み、完了していない
場合はステップ13を繰り返す。
路102を介してステップモータ10を所定ステップ
数、すなわち第2駆動リング26が図21に示す位置に
なるまで駆動したか否かを判別し、所定ステップの駆動
を完了した場合はステップ14に進み、完了していない
場合はステップ13を繰り返す。
【0082】ステップ14では、ステップモータ駆動回
路102を介してステップモータ10の駆動を停止させ
る。
路102を介してステップモータ10の駆動を停止させ
る。
【0083】ステップ15では、第1遮光装置が図3お
よび図4に示す初期位置に戻り、かつ第2遮光装置が図
17に示す初期位置に戻るように、ステップモータ駆動
回路102を介してステップモータ10の駆動を所定の
駆動周波数にて開始する。ここでのステップモータ10
の回転方向は、ステップ5やステップ8での回転方向と
逆である。
よび図4に示す初期位置に戻り、かつ第2遮光装置が図
17に示す初期位置に戻るように、ステップモータ駆動
回路102を介してステップモータ10の駆動を所定の
駆動周波数にて開始する。ここでのステップモータ10
の回転方向は、ステップ5やステップ8での回転方向と
逆である。
【0084】ステップ16では、ステップモータ駆動回
路102を介してステップモータ10を所定ステップ数
駆動して、第1遮光装置が図3に示す初期位置に戻り、
第2遮光装置が図17に示す初期位置に戻ったか否かを
判別し、初期位置に戻った場合はステップ17へ進み、
戻っていない場合はステップ16を繰り返す。
路102を介してステップモータ10を所定ステップ数
駆動して、第1遮光装置が図3に示す初期位置に戻り、
第2遮光装置が図17に示す初期位置に戻ったか否かを
判別し、初期位置に戻った場合はステップ17へ進み、
戻っていない場合はステップ16を繰り返す。
【0085】ステップ17では、ステップモータ駆動回
路102を介してステップモータ10を停止させる。
路102を介してステップモータ10を停止させる。
【0086】以上の様なシーケンスに沿ってシャッタ装
置を駆動した場合のシャッタ露光動作時の開口面積をグ
ラフにより示したものが図24である。
置を駆動した場合のシャッタ露光動作時の開口面積をグ
ラフにより示したものが図24である。
【0087】この図24のグラフの横軸は、フォトイン
タラプタ15が第2シャッタ羽根14の腕部14cを検
出した時点を0としたときの経過時間を示しており、ま
た、ディレイ時間をTで示している。このグラフでは、
第1遮光装置により開口されるレンズ開口の面積をaで
示し、第2遮光装置により開口されるレンズ開口の面積
をbで示している。そして、グラフ中に斜線で示す部分
が、シャッタ装置全体として実際に露光を行っている領
域を示している。ここで、前述のディレイ時間Tとは、
フォトインタラプタ15による第1遮光装置の検出に対
する第2遮光装置の起動開始の時間差であり、このディ
レイ時間を変えることにより曲線aに対する曲線bの相
対位置が左右に移動し、露出量を変化させることができ
る。
タラプタ15が第2シャッタ羽根14の腕部14cを検
出した時点を0としたときの経過時間を示しており、ま
た、ディレイ時間をTで示している。このグラフでは、
第1遮光装置により開口されるレンズ開口の面積をaで
示し、第2遮光装置により開口されるレンズ開口の面積
をbで示している。そして、グラフ中に斜線で示す部分
が、シャッタ装置全体として実際に露光を行っている領
域を示している。ここで、前述のディレイ時間Tとは、
フォトインタラプタ15による第1遮光装置の検出に対
する第2遮光装置の起動開始の時間差であり、このディ
レイ時間を変えることにより曲線aに対する曲線bの相
対位置が左右に移動し、露出量を変化させることができ
る。
【0088】なお、第1の遮光装置の起動に関しては、
本実施形態では、チャージリング9のカム面部9cが開
き開始レバー7をスプリング8の付勢力に抗して押し上
げ、第1駆動リング2と開き開始レバー7との係合を解
除することで行われているが、これに代えて、プランジ
ャ等の専用アクチュエータを用いて第1駆動リング2と
き開始レバー7との係合を解除させる構造としてもよ
い。この構造は、特に、第1駆動リング2と開き開始レ
バー7との係合解除時の負荷が大きくて、ステップモー
タでは駆動力が足りないような場合に好適である。
本実施形態では、チャージリング9のカム面部9cが開
き開始レバー7をスプリング8の付勢力に抗して押し上
げ、第1駆動リング2と開き開始レバー7との係合を解
除することで行われているが、これに代えて、プランジ
ャ等の専用アクチュエータを用いて第1駆動リング2と
き開始レバー7との係合を解除させる構造としてもよ
い。この構造は、特に、第1駆動リング2と開き開始レ
バー7との係合解除時の負荷が大きくて、ステップモー
タでは駆動力が足りないような場合に好適である。
【0089】また、本発明は、フィルム以外の画像記録
媒体を用いるカメラにも適用でき、磁気以外の方法で撮
影情報が書き込める画像記録媒体を用いるカメラにも適
用できる。
媒体を用いるカメラにも適用でき、磁気以外の方法で撮
影情報が書き込める画像記録媒体を用いるカメラにも適
用できる。
【0090】また、本発明は、以上の実施形態および変
形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせ
て用いてもよい。
形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせ
て用いてもよい。
【0091】しかも、本発明は、一眼レフカメラ、レン
ズシャッタカメラ、ビデオカメラ等、種々の形態のカメ
ラ、さらにはカメラ以外の光学機器やその他の装置、さ
らにはそれらカメラや光学機器やその他の装置に適用さ
れる装置またはこれらを構成する要素に対しても適用で
きる。
ズシャッタカメラ、ビデオカメラ等、種々の形態のカメ
ラ、さらにはカメラ以外の光学機器やその他の装置、さ
らにはそれらカメラや光学機器やその他の装置に適用さ
れる装置またはこれらを構成する要素に対しても適用で
きる。
【0092】(実施形態と請求の範囲との関係)上記実
施形態における第1および第2シャッター羽根8,9と
これらを駆動する第1駆動リング2からなる装置は、請
求の範囲にいう第1の遮光手段に相当する。また、上記
実施形態における第3および第4シャッター羽根8,9
とこれらを駆動する第2駆動リング20からなる装置
は、請求の範囲にいう第2の遮光手段に相当する。ま
た、上記実施形態におけるバネ6は、請求の範囲にいう
付勢手段に相当し、上記実施形態における開き開始レバ
ー7は、請求の範囲にいう保持手段に相当する。
施形態における第1および第2シャッター羽根8,9と
これらを駆動する第1駆動リング2からなる装置は、請
求の範囲にいう第1の遮光手段に相当する。また、上記
実施形態における第3および第4シャッター羽根8,9
とこれらを駆動する第2駆動リング20からなる装置
は、請求の範囲にいう第2の遮光手段に相当する。ま
た、上記実施形態におけるバネ6は、請求の範囲にいう
付勢手段に相当し、上記実施形態における開き開始レバ
ー7は、請求の範囲にいう保持手段に相当する。
【0093】さらに、上記実施形態におけるステップモ
ータ10は、請求の範囲にいう駆動手段に相当する。
ータ10は、請求の範囲にいう駆動手段に相当する。
【0094】なお、以上が本発明の各構成と実施形態の
各構成の対応関係であるが、本発明はこれら実施形態の
構成に限られるものではなく、請求項に示した機構また
は実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であれば
どのようなものであってもよい。
各構成の対応関係であるが、本発明はこれら実施形態の
構成に限られるものではなく、請求項に示した機構また
は実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であれば
どのようなものであってもよい。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明
は、予め第1の遮光手段を開動作する方向に付勢した状
態で閉位置に保持しておき、カメラのレリーズ操作に応
じて、まず、駆動手段に第1の遮光手段の保持解除動作
(第1の動作)を行わせ、その後、第2の遮光手段の閉
動作駆動(第2の動作)を行わせるように構成されてい
る。すなわち、第1の遮光手段を開動作方向に付勢する
手段とこれを閉位置に保持する手段とに、従来の第1の
遮光手段用駆動手段の役割を果たさせるとともに、駆動
手段に、第1の遮光手段の開動作を開始させた上で第2
の遮光手段の閉動作の駆動を行う役割を果たさせてい
る。このため、本発明を用いれば、従来遮光手段ごとに
設けていた駆動手段を1つにすることができ、制御回路
を簡単にしたりコストを軽減したりすることができる。
は、予め第1の遮光手段を開動作する方向に付勢した状
態で閉位置に保持しておき、カメラのレリーズ操作に応
じて、まず、駆動手段に第1の遮光手段の保持解除動作
(第1の動作)を行わせ、その後、第2の遮光手段の閉
動作駆動(第2の動作)を行わせるように構成されてい
る。すなわち、第1の遮光手段を開動作方向に付勢する
手段とこれを閉位置に保持する手段とに、従来の第1の
遮光手段用駆動手段の役割を果たさせるとともに、駆動
手段に、第1の遮光手段の開動作を開始させた上で第2
の遮光手段の閉動作の駆動を行う役割を果たさせてい
る。このため、本発明を用いれば、従来遮光手段ごとに
設けていた駆動手段を1つにすることができ、制御回路
を簡単にしたりコストを軽減したりすることができる。
【0096】また、本願第2の発明は、駆動手段による
第1の遮光手段の保持解除動作の後において、検出手段
による第1の遮光手段の開動作検出に基づいて、駆動手
段による第2の遮光手段の閉動作駆動を開始させるよう
に構成されている。このため、本発明を用いれば、第2
の遮光手段の第1の遮光手段に対する動作開始タイミン
グを正確に制御することができ、適切な撮影を行うこと
ができる。
第1の遮光手段の保持解除動作の後において、検出手段
による第1の遮光手段の開動作検出に基づいて、駆動手
段による第2の遮光手段の閉動作駆動を開始させるよう
に構成されている。このため、本発明を用いれば、第2
の遮光手段の第1の遮光手段に対する動作開始タイミン
グを正確に制御することができ、適切な撮影を行うこと
ができる。
【図1】本発明の実施形態であるシャッタ装置の主要構
成部品を示す斜視図である。
成部品を示す斜視図である。
【図2】上記シャッタ装置の断面図である。
【図3】図2のA−A線断面図(第1遮光装置の平面
図)である。
図)である。
【図4】上記第1遮光装置の初期位置を示す平面図であ
る。
る。
【図5】上記第1遮光装置の平面図である。
【図6】上記第1遮光装置の平面図である。
【図7】図2のA−A線断面図(第1駆動リングが2・
γ回転したときを示す図)である。
γ回転したときを示す図)である。
【図8】図2のA−A線断面図(第1駆動リングが6・
γ回転したときを示す図)である。
γ回転したときを示す図)である。
【図9】図2のA−A線断面図(第1駆動リングが7・
γ回転したときを示す図)である。
γ回転したときを示す図)である。
【図10】図2のA−A線断面図(第1駆動リングが1
3・γ回転したときを示す図)である。
3・γ回転したときを示す図)である。
【図11】上記第1遮光装置の平面図。
【図12】図2のA−A線断面図(第1駆動リングが1
5・γ回転したときを示す図)である。
5・γ回転したときを示す図)である。
【図13】上記第1遮光装置の平面図(最終行程位置に
達したときを示す図)である。
達したときを示す図)である。
【図14】上記第1遮光装置の羽根の回転角と第1駆動
リングの回転角との関係を示すグラフ図である。
リングの回転角との関係を示すグラフ図である。
【図15】図2のB−B線断面図(第2遮光装置の平面
図)である。
図)である。
【図16】上記第2遮光装置の羽根の回転角と閉じ羽根
リングの回転角との関係を示すグラフ図である。
リングの回転角との関係を示すグラフ図である。
【図17】図2のE視図(第2遮光装置が初期位置にあ
るときを示す図)である。
るときを示す図)である。
【図18】図2のE視図である。
【図19】図2のE視図である。
【図20】図2のE視図である。
【図21】図2のE視図(第2遮光装置が最終行程位置
に達したときを示す図)である。
に達したときを示す図)である。
【図22】電気回路のブロック図である。
【図23】制御回路の動作を示すフローチャートであ
る。
る。
【図24】露光状態を示すグラフ図である。
【図25】ステップモータの特性図である。
1 上地板 2 第1駆動リング 6 スプリング 7 開き開始レバー 9 チャージリング 10 ステップモータ 13 第1シャッタ羽根 14 第2シャッタ羽根 17 下地板 18 閉じ羽根リング 23 係止爪 26 第2駆動リング 29 第3シャッタ羽根 30 第4シャッタ羽根 31 トーションスプリング
Claims (3)
- 【請求項1】 レンズ開口を閉める閉位置からレンズ開
口を開ける開位置に開動作する第1の遮光手段と、前記
開位置から前記閉位置に閉動作する第2の遮光手段とを
有するカメラのシャッタ装置において、 前記第1の遮光手段を開動作方向に付勢する付勢手段
と、 前記第1の遮光手段を前記閉位置にて保持する保持手段
と、 カメラのレリーズ操作に応じて、前記保持手段による前
記第1の遮光手段の保持を解除する第1の動作およびこ
の第1の動作後に前記第2の遮光手段を閉動作させる第
2の動作を行う駆動手段とを有してなることを特徴とす
るカメラ。 - 【請求項2】 前記第1の遮光手段の開動作を検出する
検出手段を有し、 前記駆動手段は、前記第1の動作後、前記検出手段によ
る前記第1の遮光手段の閉動作検出に応じて前記第2の
動作を行うことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。 - 【請求項3】 前記駆動手段は、パルス信号に応じてス
テップ動作するステップモータであることを特徴とする
請求項1又は2に記載のカメラのシャッタ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16894795A JPH0922044A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | カメラのシャッタ装置 |
US08/672,600 US5970268A (en) | 1995-07-03 | 1996-06-28 | Shutter device of camera having a light blocking member with a variable starting position |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16894795A JPH0922044A (ja) | 1995-07-04 | 1995-07-04 | カメラのシャッタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0922044A true JPH0922044A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15877493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16894795A Pending JPH0922044A (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-04 | カメラのシャッタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0922044A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114911113A (zh) * | 2022-02-09 | 2022-08-16 | 中国科学院国家天文台 | 一种旋转叶片结构的电磁机械式快门 |
-
1995
- 1995-07-04 JP JP16894795A patent/JPH0922044A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114911113A (zh) * | 2022-02-09 | 2022-08-16 | 中国科学院国家天文台 | 一种旋转叶片结构的电磁机械式快门 |
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