JPH09220180A - 摺動接点装置及びこれを用いた電気掃除機用吸引パイプ - Google Patents
摺動接点装置及びこれを用いた電気掃除機用吸引パイプInfo
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- JPH09220180A JPH09220180A JP2963096A JP2963096A JPH09220180A JP H09220180 A JPH09220180 A JP H09220180A JP 2963096 A JP2963096 A JP 2963096A JP 2963096 A JP2963096 A JP 2963096A JP H09220180 A JPH09220180 A JP H09220180A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 摺動接点において、板材を折り曲げたブラシ
では、摺動中又は組み立て当初から両者の接触状態が線
接触又は点接触になることがあり、通電性に信頼性がな
かった。これを解消する。 【解決手段】 一方を棒材14とし、他方をパイプ材1
5とする。パイプ材15には、相反する外周面を除去し
て2つの開口部20を形成させる。そして、この開口部
20を横切るようにして、線材をコ字状に折曲して成る
二股部品23aを嵌め付ける。パイプ材15に対し、全
ての二股部品23aを押し広げるようにして棒材14が
挿入されるので、接触が確実化し、通電性が良好にな
る。
では、摺動中又は組み立て当初から両者の接触状態が線
接触又は点接触になることがあり、通電性に信頼性がな
かった。これを解消する。 【解決手段】 一方を棒材14とし、他方をパイプ材1
5とする。パイプ材15には、相反する外周面を除去し
て2つの開口部20を形成させる。そして、この開口部
20を横切るようにして、線材をコ字状に折曲して成る
二股部品23aを嵌め付ける。パイプ材15に対し、全
ての二股部品23aを押し広げるようにして棒材14が
挿入されるので、接触が確実化し、通電性が良好にな
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摺動接点装置と、
これを用いた電気掃除機用の吸引パイプとに関するもの
である。
これを用いた電気掃除機用の吸引パイプとに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電気掃除機には吸引ヘッド部に電動ブラ
シ等の可動部を備えるタイプがあり、このタイプの電気
掃除機において用いられる吸引パイプ(吸引ヘッド部と
掃除機本体側の可撓性ホースとを接続する管材)には、
上記可動部に対する電源供給や信号伝達用の配線部を内
蔵させる必要がある。
シ等の可動部を備えるタイプがあり、このタイプの電気
掃除機において用いられる吸引パイプ(吸引ヘッド部と
掃除機本体側の可撓性ホースとを接続する管材)には、
上記可動部に対する電源供給や信号伝達用の配線部を内
蔵させる必要がある。
【0003】ところで、上記吸引パイプは内外のパイプ
が二重管構造により組み立てられていて互いに伸縮自在
となっているが、上記配線部を内蔵させる必要のある吸
引パイプでは、内外パイプの一方に導電性レール材を設
けると共に、同他方に薄板材を折曲させた集電ブラシを
設け、吸引パイプの伸縮に合わせて集電ブラシが導電性
レール材面を摺動するといった摺動接点装置を有してい
るのが普通である。
が二重管構造により組み立てられていて互いに伸縮自在
となっているが、上記配線部を内蔵させる必要のある吸
引パイプでは、内外パイプの一方に導電性レール材を設
けると共に、同他方に薄板材を折曲させた集電ブラシを
設け、吸引パイプの伸縮に合わせて集電ブラシが導電性
レール材面を摺動するといった摺動接点装置を有してい
るのが普通である。
【0004】一方、これとは別構造として、外パイプに
おける把持部寄りの端部にコードリールを付設し、吸引
パイプの伸縮に応じて配線部も伸縮させることが考えら
れている(特開平6−165745号公報等参照)。
おける把持部寄りの端部にコードリールを付設し、吸引
パイプの伸縮に応じて配線部も伸縮させることが考えら
れている(特開平6−165745号公報等参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】摺動接点装置を具備す
る吸引パイプでは、レール材と集電ブラシとの間の通電
性に確実性が出せないという問題があった。この問題
は、摺動時における集電ブラシの弾性変動や集電ブラシ
の変形、或いは集電ブラシの製作精度等に起因して接触
が線接触状又は点接触状の不安定状態になり易く、接触
不良を起こすおそれがあるためである。
る吸引パイプでは、レール材と集電ブラシとの間の通電
性に確実性が出せないという問題があった。この問題
は、摺動時における集電ブラシの弾性変動や集電ブラシ
の変形、或いは集電ブラシの製作精度等に起因して接触
が線接触状又は点接触状の不安定状態になり易く、接触
不良を起こすおそれがあるためである。
【0006】なお、このことは集電ブラシの弾性力を強
めれば解消できるかのように思われがちであるが、集電
ブラシに強弾性力を持たせると摺動抵抗が大きくなるの
で、吸引パイプの伸縮がやり難くなるという欠点をはじ
め、集電ブラシやレール材の磨耗を早めて寿命が短くな
るという欠点等につながるおそれがあった。また、摺動
接点装置として構造の複雑化や大型化はできないため、
簡単に解消できる問題ではなかった。
めれば解消できるかのように思われがちであるが、集電
ブラシに強弾性力を持たせると摺動抵抗が大きくなるの
で、吸引パイプの伸縮がやり難くなるという欠点をはじ
め、集電ブラシやレール材の磨耗を早めて寿命が短くな
るという欠点等につながるおそれがあった。また、摺動
接点装置として構造の複雑化や大型化はできないため、
簡単に解消できる問題ではなかった。
【0007】一方、コードリールを具備する吸引パイプ
では、コードリールによる全体としての大型化及び重量
化を伴うため、吸引パイプの取り扱い(掃除だけでなく
収納や移動等を含む)が不便になるという欠点があっ
た。また、コードリールは動作が頻繁になることで故障
や断線を起こしやすく、しかも製造コストの高騰化を招
来する等、各種の欠点を有していた。
では、コードリールによる全体としての大型化及び重量
化を伴うため、吸引パイプの取り扱い(掃除だけでなく
収納や移動等を含む)が不便になるという欠点があっ
た。また、コードリールは動作が頻繁になることで故障
や断線を起こしやすく、しかも製造コストの高騰化を招
来する等、各種の欠点を有していた。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、通電性に確実性が持て、長寿命化が図れ、動
作抵抗が小さく、構造簡潔で、故障や断線が生じ難く、
更に製造コストの低廉化をも図ることができる摺動接点
装置と、この摺動接点装置を用いた電気掃除機用吸引パ
イプを提供することを目的とする。
であって、通電性に確実性が持て、長寿命化が図れ、動
作抵抗が小さく、構造簡潔で、故障や断線が生じ難く、
更に製造コストの低廉化をも図ることができる摺動接点
装置と、この摺動接点装置を用いた電気掃除機用吸引パ
イプを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、請求
項1記載の本発明(摺動接点装置)では、導電性を有す
る条材と該条材を挿通可能にする摺動受具とを有し、摺
動受具には導電性を有して条材へ弾性的に接触可能とさ
れた接点体が取り付けられていることを特徴としてい
る。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、請求
項1記載の本発明(摺動接点装置)では、導電性を有す
る条材と該条材を挿通可能にする摺動受具とを有し、摺
動受具には導電性を有して条材へ弾性的に接触可能とさ
れた接点体が取り付けられていることを特徴としてい
る。
【0010】また請求項2記載の本発明(摺動接点装
置)では、導電性を有する条材と該条材を挿通可能にす
る導電性を有する摺動受具とを有し、摺動受具には条材
を挿通させる部分の一部で条材へ弾性的に接触可能とさ
れた接点部が設けられていることを特徴としている。こ
のように摺動受具が条材を挿通させる構造を有している
ため、摺動受具と条材とが接触する相対的な位置関係は
略一定に保持されることになり、請求項1に係る摺動受
具の接点体や、請求項2に係る摺動受具の接点部が、そ
の摺動時に弾性変動や変形を起こし難くなる。従って、
これら両者間での通電性が確実化される。
置)では、導電性を有する条材と該条材を挿通可能にす
る導電性を有する摺動受具とを有し、摺動受具には条材
を挿通させる部分の一部で条材へ弾性的に接触可能とさ
れた接点部が設けられていることを特徴としている。こ
のように摺動受具が条材を挿通させる構造を有している
ため、摺動受具と条材とが接触する相対的な位置関係は
略一定に保持されることになり、請求項1に係る摺動受
具の接点体や、請求項2に係る摺動受具の接点部が、そ
の摺動時に弾性変動や変形を起こし難くなる。従って、
これら両者間での通電性が確実化される。
【0011】前記摺動受具は、条材の挿入を軸方向にわ
たって案内可能とする長尺のパイプ状に形成することが
できる(請求項3)。このようにすることで摺動受具に
おける構造の簡潔化、低コスト化が図れることになる。
前記摺動受具は条材の挿入開始部に相当する短尺形状に
形成され、該摺動受具から必要部までは導電体で接続さ
れるようにしてもよい(請求項4)。
たって案内可能とする長尺のパイプ状に形成することが
できる(請求項3)。このようにすることで摺動受具に
おける構造の簡潔化、低コスト化が図れることになる。
前記摺動受具は条材の挿入開始部に相当する短尺形状に
形成され、該摺動受具から必要部までは導電体で接続さ
れるようにしてもよい(請求項4)。
【0012】導電体にはリード線や導電性のある帯板等
を用いることができるが、このように別部材としての導
電体を用いることにより、摺動受具の小型化及び構造の
一層の簡潔化を図ることができる。なおこのとき摺動受
具には、条材の挿入を軸方向にわたって案内可能とする
例えばパイプ状のガイド等を付設するのが好適である。
を用いることができるが、このように別部材としての導
電体を用いることにより、摺動受具の小型化及び構造の
一層の簡潔化を図ることができる。なおこのとき摺動受
具には、条材の挿入を軸方向にわたって案内可能とする
例えばパイプ状のガイド等を付設するのが好適である。
【0013】請求項1記載の摺動接点装置において、接
点体は摺動受具に対して条材が摺動する方向に沿って所
定範囲で移動自在に保持しておくことができる(請求項
5)。このようにしておけば、摺動受具と条材とを相対
的に摺動させる場合、当初、接点体は条材に連れられ、
これと一体的に移動しようとする。そのため、この摺動
が円滑、軽快に行えるものとなる。また、摺動当初に発
生しがちなビビリ振動等も防止でき、この影響により接
点体と条材との間の通電性が害されるということはなく
なる。
点体は摺動受具に対して条材が摺動する方向に沿って所
定範囲で移動自在に保持しておくことができる(請求項
5)。このようにしておけば、摺動受具と条材とを相対
的に摺動させる場合、当初、接点体は条材に連れられ、
これと一体的に移動しようとする。そのため、この摺動
が円滑、軽快に行えるものとなる。また、摺動当初に発
生しがちなビビリ振動等も防止でき、この影響により接
点体と条材との間の通電性が害されるということはなく
なる。
【0014】請求項1記載の摺動接点装置において、摺
動受具は条材まわりの少なくとも相反する二面を包囲す
る壁部を有すると共に、これら壁部間で条材外面へ臨む
開口部を形成させており、該開口部内で前記接点体を条
材へ接触可能とすることができる(請求項6)。すなわ
ち、摺動受具として、例えば条材を挿通可能な角パイプ
や丸パイプ等を用いた場合では、パイプ外周面(壁部)
の一箇所又は対向する二箇所に開口部を形成させたよう
な構造であるから、その開口部に対応して接点体を取り
つけることで、この接点体と摺動受具内の条材とを接触
させることが構造上、簡単にできるものなる。なお、摺
動受具として角パイプや丸パイプ等を用いることは限定
されるものではなく、また開口部も一か所だけの場合を
含むため、その意味で、摺動受具は少なくとも二面の壁
部を有しているものとしてある。
動受具は条材まわりの少なくとも相反する二面を包囲す
る壁部を有すると共に、これら壁部間で条材外面へ臨む
開口部を形成させており、該開口部内で前記接点体を条
材へ接触可能とすることができる(請求項6)。すなわ
ち、摺動受具として、例えば条材を挿通可能な角パイプ
や丸パイプ等を用いた場合では、パイプ外周面(壁部)
の一箇所又は対向する二箇所に開口部を形成させたよう
な構造であるから、その開口部に対応して接点体を取り
つけることで、この接点体と摺動受具内の条材とを接触
させることが構造上、簡単にできるものなる。なお、摺
動受具として角パイプや丸パイプ等を用いることは限定
されるものではなく、また開口部も一か所だけの場合を
含むため、その意味で、摺動受具は少なくとも二面の壁
部を有しているものとしてある。
【0015】そして、摺動受具を上記構成とする場合に
は、摺動受具の壁部まわりに対してその開口部を横切る
ように線材を嵌め付けることで、これを接点体として構
成させることができる(請求項7)。このようにすれ
ば、線材において開口部内を横切る部分で弾性が生じる
ことになることから、接点体としての一層の構造簡潔化
が図れることになる。
は、摺動受具の壁部まわりに対してその開口部を横切る
ように線材を嵌め付けることで、これを接点体として構
成させることができる(請求項7)。このようにすれ
ば、線材において開口部内を横切る部分で弾性が生じる
ことになることから、接点体としての一層の構造簡潔化
が図れることになる。
【0016】接点体を上記のように線材により形成させ
る場合、摺動受具の開口部に対してこれを横切る状態で
線材を複数回巻き付けた後、開口部とは違う一か所で分
断するという手順をとるのが好適である(請求項8)。
このような手順であれば、接点体の製作が容易である。
なお、巻回後の線材を分断する理由は、巻回方向の拘束
力(張力)を解除し、線材が摺動受具に嵌め付けられた
状態での保形的な復元力だけを接点体の弾性として利用
できるようになるためである。すなわち、接点体におけ
る条材への接触力(弾性力)を適度に逃がすことができ
るので、その摺動抵抗を小さく抑えることができるとい
う利点が得られる。
る場合、摺動受具の開口部に対してこれを横切る状態で
線材を複数回巻き付けた後、開口部とは違う一か所で分
断するという手順をとるのが好適である(請求項8)。
このような手順であれば、接点体の製作が容易である。
なお、巻回後の線材を分断する理由は、巻回方向の拘束
力(張力)を解除し、線材が摺動受具に嵌め付けられた
状態での保形的な復元力だけを接点体の弾性として利用
できるようになるためである。すなわち、接点体におけ
る条材への接触力(弾性力)を適度に逃がすことができ
るので、その摺動抵抗を小さく抑えることができるとい
う利点が得られる。
【0017】前記条材はパイプ材とすることができる
(請求項9)。このようにすることで条材として極めて
低コスト化が可能となる。請求項10記載の本発明(吸
引パイプ)では、内外のパイプが二重管構造により伸縮
自在に組み立てられた吸引パイプにおいて、上記摺動接
点装置のうちいずれかにおける摺動受具が内パイプに設
けられ、条材が外パイプの内部に設けられていることを
特徴としている。
(請求項9)。このようにすることで条材として極めて
低コスト化が可能となる。請求項10記載の本発明(吸
引パイプ)では、内外のパイプが二重管構造により伸縮
自在に組み立てられた吸引パイプにおいて、上記摺動接
点装置のうちいずれかにおける摺動受具が内パイプに設
けられ、条材が外パイプの内部に設けられていることを
特徴としている。
【0018】従って、上記した摺動接点装置の利点をそ
のまま吸引パイプの利点として活用できるものである。
のまま吸引パイプの利点として活用できるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1乃至図9は本発明に係る吸引
パイプ1の一実施形態を示している。この吸引パイプ1
は、図2及び図3に示すように外パイプ2と内パイプ3
とが二重管構造を有して伸縮自在に組み立てられたもの
で、外パイプ2側の端部には掃除機本体6に設けられた
可撓性ホース7(なお7aは操作把持部である)との接
合・離脱を可能にする差込部8が設けられ、内パイプ3
側の端部には吸引ヘッド部10等との接合・離脱を可能
にする受口部11が設けられている。
施の形態を説明する。図1乃至図9は本発明に係る吸引
パイプ1の一実施形態を示している。この吸引パイプ1
は、図2及び図3に示すように外パイプ2と内パイプ3
とが二重管構造を有して伸縮自在に組み立てられたもの
で、外パイプ2側の端部には掃除機本体6に設けられた
可撓性ホース7(なお7aは操作把持部である)との接
合・離脱を可能にする差込部8が設けられ、内パイプ3
側の端部には吸引ヘッド部10等との接合・離脱を可能
にする受口部11が設けられている。
【0020】外パイプ2の内部には、差込部8寄りで片
持ち状に支持された状態で、当該外パイプ2の長手方向
に沿うようにして2本(図4参照)の条材14が設けら
れている。これら条材14は、いずれも直径1.6mm
の黄銅製のパイプ材又は同径・同材質の中実棒によって
形成されている。一方、内パイプ3には、その周壁部の
一部内部で、当該内パイプ3の長手方向に沿うようにし
て2本の摺動受具15が埋設されている。これら摺動受
具15は、いずれも直径2mm・板厚0.2mm(即
ち、内径は1.6mm)で上記条材14を挿入可能とな
る黄銅製のパイプ材によって形成されている。
持ち状に支持された状態で、当該外パイプ2の長手方向
に沿うようにして2本(図4参照)の条材14が設けら
れている。これら条材14は、いずれも直径1.6mm
の黄銅製のパイプ材又は同径・同材質の中実棒によって
形成されている。一方、内パイプ3には、その周壁部の
一部内部で、当該内パイプ3の長手方向に沿うようにし
て2本の摺動受具15が埋設されている。これら摺動受
具15は、いずれも直径2mm・板厚0.2mm(即
ち、内径は1.6mm)で上記条材14を挿入可能とな
る黄銅製のパイプ材によって形成されている。
【0021】これら条材14及び摺動受具15は、外パ
イプ2と内パイプ3とを組み合わせるときに各条材14
がそれぞれ摺動受具15内へ差し込まれるようになさ
れ、これによって2組の摺動接点装置18が構成される
ものとなっている(本例のものを第1実施形態とす
る)。この説明から明らかなように、条材14において
片持ち状とされる長さ及び摺動受具15の奥行きの長さ
は、吸引パイプ1として最も縮めた状態から最も延ばし
た状態までの間で、常に両者の挿通状態が維持されるよ
うな長さとして形成されている。
イプ2と内パイプ3とを組み合わせるときに各条材14
がそれぞれ摺動受具15内へ差し込まれるようになさ
れ、これによって2組の摺動接点装置18が構成される
ものとなっている(本例のものを第1実施形態とす
る)。この説明から明らかなように、条材14において
片持ち状とされる長さ及び摺動受具15の奥行きの長さ
は、吸引パイプ1として最も縮めた状態から最も延ばし
た状態までの間で、常に両者の挿通状態が維持されるよ
うな長さとして形成されている。
【0022】図1及び図5乃至図7に示すように、摺動
受具15には、そのパイプ外周面の相反する二箇所に開
口部20が形成されており、これら開口部20相互間で
残された対向する二つの壁部21に対して、別部材より
成る接点体23が取り付けられている。この接点体23
は、細い線材をU字状に折曲することによって形成した
複数の二股部品23aを、一方の壁部21側から他方の
壁部21側へ向けて嵌め付け、その両脚先端を内側へ折
り曲げるようにして構成したもので、各二股部品23a
の両脚部が開口部20を横切るかたちとされている。そ
して、図5及び図6から明らかなように、この開口部2
0を横切る部分は摺動受具15の内方へ入り込むかたち
となっている。
受具15には、そのパイプ外周面の相反する二箇所に開
口部20が形成されており、これら開口部20相互間で
残された対向する二つの壁部21に対して、別部材より
成る接点体23が取り付けられている。この接点体23
は、細い線材をU字状に折曲することによって形成した
複数の二股部品23aを、一方の壁部21側から他方の
壁部21側へ向けて嵌め付け、その両脚先端を内側へ折
り曲げるようにして構成したもので、各二股部品23a
の両脚部が開口部20を横切るかたちとされている。そ
して、図5及び図6から明らかなように、この開口部2
0を横切る部分は摺動受具15の内方へ入り込むかたち
となっている。
【0023】二股部品23aは、リン青銅製の線材等を
用いるのが好適である。このようなことから、図7に示
すように摺動受具15に条材14を挿入した場合、条材
14は各二股部品23aの両脚部を押し開くようになっ
てこれに抗する弾性力を受け、これによって条材14と
接点体23とが複数点によって確実に接触することにな
る。またこのとき、各二股部品23aは条材14に連れ
られてその摺動方向へ移動し、開口部20の一端側へ寄
せつけられるので、ここで全ての二股部品23aが相互
に接触し合うようになる。その結果、条材14と接点体
23との接触状態は線接触と同等なものとなる。このよ
うなことから、条材14と摺動受具15との間の通電性
は確実化される。
用いるのが好適である。このようなことから、図7に示
すように摺動受具15に条材14を挿入した場合、条材
14は各二股部品23aの両脚部を押し開くようになっ
てこれに抗する弾性力を受け、これによって条材14と
接点体23とが複数点によって確実に接触することにな
る。またこのとき、各二股部品23aは条材14に連れ
られてその摺動方向へ移動し、開口部20の一端側へ寄
せつけられるので、ここで全ての二股部品23aが相互
に接触し合うようになる。その結果、条材14と接点体
23との接触状態は線接触と同等なものとなる。このよ
うなことから、条材14と摺動受具15との間の通電性
は確実化される。
【0024】なお、上記のように二股部品23aが条材
14と一体的に移動することは、条材14と摺動受具1
5との相対的な摺動を円滑、且つ軽快に行えるようにす
る利点につながると共に、摺動当初に発生しがちのビビ
リ振動等の影響で通電性が瞬間的に途切れるといった不
具合を防止できる点で有益である。条材14及び摺動受
具15の組み合わせにおいて構成される摺動接点装置1
8は、上記したように吸引パイプ1内において2組設け
られているが、これらが互いに接触してショートするの
を防止するため、及び塵埃及び水滴等の付着を防止する
ため、図3、8に示すように、断面ヒョウタン型の内外
カバー27,28を設けている。
14と一体的に移動することは、条材14と摺動受具1
5との相対的な摺動を円滑、且つ軽快に行えるようにす
る利点につながると共に、摺動当初に発生しがちのビビ
リ振動等の影響で通電性が瞬間的に途切れるといった不
具合を防止できる点で有益である。条材14及び摺動受
具15の組み合わせにおいて構成される摺動接点装置1
8は、上記したように吸引パイプ1内において2組設け
られているが、これらが互いに接触してショートするの
を防止するため、及び塵埃及び水滴等の付着を防止する
ため、図3、8に示すように、断面ヒョウタン型の内外
カバー27,28を設けている。
【0025】前記内カバー27は外パイプ2に取り付け
られ、条材14を略全長に渡って包囲しており、外カバ
ー28は内パイプ3のホルダ部3a内に取り付けられ、
摺動受具15を略全長に渡って包囲しており、内パイプ
3に保持された外カバー28内に、内カバー27を嵌入
すると共にこの内カバー27で2本の摺動受具15を分
離保持している。
られ、条材14を略全長に渡って包囲しており、外カバ
ー28は内パイプ3のホルダ部3a内に取り付けられ、
摺動受具15を略全長に渡って包囲しており、内パイプ
3に保持された外カバー28内に、内カバー27を嵌入
すると共にこの内カバー27で2本の摺動受具15を分
離保持している。
【0026】なお、内カバー27を内パイプ3に、外カ
バー28を外パイプ2にそれぞれ取り付けることは可能
であり、また、条材14は外パイプ2内の空気流通路に
露出するのでカバーを設けた方がよいが、摺動受具15
はホルダ部3a内に位置していて内パイプ3内の空気流
通路に露出しなく、かつ条材14及びそれ用のカバーで
分離保持されるので、摺動受具15用のカバーは割愛し
てもよい。
バー28を外パイプ2にそれぞれ取り付けることは可能
であり、また、条材14は外パイプ2内の空気流通路に
露出するのでカバーを設けた方がよいが、摺動受具15
はホルダ部3a内に位置していて内パイプ3内の空気流
通路に露出しなく、かつ条材14及びそれ用のカバーで
分離保持されるので、摺動受具15用のカバーは割愛し
てもよい。
【0027】図3に示すように外パイプ2に対し、条材
14は、差込部8の近傍で外向きの接続端子31と接続
されている。一方、内パイプ3に対し、摺動受具15
は、受口部11近傍において図9に示すようにパイプ形
状を扁平に潰し且つクランク形状した折曲部分32を形
成させ、この折曲部分32でソケット金具33と接続さ
せるようになっている。なお、この折曲部分32は、リ
ード線等によって形成することもできる。
14は、差込部8の近傍で外向きの接続端子31と接続
されている。一方、内パイプ3に対し、摺動受具15
は、受口部11近傍において図9に示すようにパイプ形
状を扁平に潰し且つクランク形状した折曲部分32を形
成させ、この折曲部分32でソケット金具33と接続さ
せるようになっている。なお、この折曲部分32は、リ
ード線等によって形成することもできる。
【0028】なお、図2乃至図4に示すように内パイプ
3の外面には長手方向に所定間隔で複数の位置決め凹部
35が凹設され、外パイプ2にはこれら位置決め凹部3
5と適宜係合・離脱可能な梃式操作レバー装置36(図
9参照)が設けられていて、吸引パイプ1の長さ調節が
簡単に行えるようになっている。内パイプ3において、
位置決め凹部35を使用状態に対する下面側へ向け、操
作レバー装置36がこの位置決め凹部35に対して係合
・離脱可能な構造を有したものとすることも可能であ
る。
3の外面には長手方向に所定間隔で複数の位置決め凹部
35が凹設され、外パイプ2にはこれら位置決め凹部3
5と適宜係合・離脱可能な梃式操作レバー装置36(図
9参照)が設けられていて、吸引パイプ1の長さ調節が
簡単に行えるようになっている。内パイプ3において、
位置決め凹部35を使用状態に対する下面側へ向け、操
作レバー装置36がこの位置決め凹部35に対して係合
・離脱可能な構造を有したものとすることも可能であ
る。
【0029】ところで、摺動受具15において接点体2
3を設けるに際しては、二股部品23aを用いない方法
もある。例えば、図10に示すように開口部20を横切
るように壁部21まわりに線材23bを複数回巻き付け
て切断した後、開口部20とは違う一か所、即ち、いず
れか一方の壁部21に相当する部位でこれら線材23b
を摺動受具15の長手方向に沿って分断させるようにす
る。完成後の形状及びその作用は図1、図5、図6、図
7で説明したものと略同様であるが、この方法であれば
接点体23の製作が容易であり、大量生産に向いてい
る。
3を設けるに際しては、二股部品23aを用いない方法
もある。例えば、図10に示すように開口部20を横切
るように壁部21まわりに線材23bを複数回巻き付け
て切断した後、開口部20とは違う一か所、即ち、いず
れか一方の壁部21に相当する部位でこれら線材23b
を摺動受具15の長手方向に沿って分断させるようにす
る。完成後の形状及びその作用は図1、図5、図6、図
7で説明したものと略同様であるが、この方法であれば
接点体23の製作が容易であり、大量生産に向いてい
る。
【0030】図11は、本発明に係る摺動接点装置18
の第2実施形態で用いられる摺動受具15を示してお
り、この摺動受具15は、条材14の挿入を軸方向全部
で案内するような長尺のものではなく、条材14の挿入
開始部分だけに相当する短尺のものとして形成されてい
る。そして、この摺動受具15には、帯板状又はリード
線等の導電体38が接続され、ソケット金具33(図9
参照)との結線が行われている。
の第2実施形態で用いられる摺動受具15を示してお
り、この摺動受具15は、条材14の挿入を軸方向全部
で案内するような長尺のものではなく、条材14の挿入
開始部分だけに相当する短尺のものとして形成されてい
る。そして、この摺動受具15には、帯板状又はリード
線等の導電体38が接続され、ソケット金具33(図9
参照)との結線が行われている。
【0031】なお、図11に示した摺動受具15につい
てもパイプ状をしているが、これはパイプ素材に対して
開口部20を形成させて製作したものではなく、平板素
材に予め開口部20を形成しておきこれをパイプ状に丸
めることによって製作してある(39はその継ぎ合わせ
部を示している)。第1実施形態及び第2実施形態の摺
動受具15において、接点体23は線材を素材とするこ
とが限定されるものではなく、板材(二股部品23aの
所定個数分に相当する板幅のもの)をコ字状に折曲して
用いることも可能である。また、この場合等において、
接点体23に直接的に導電体38を接続できる場合に
は、摺動受具15を樹脂製等とすることが可能である。
てもパイプ状をしているが、これはパイプ素材に対して
開口部20を形成させて製作したものではなく、平板素
材に予め開口部20を形成しておきこれをパイプ状に丸
めることによって製作してある(39はその継ぎ合わせ
部を示している)。第1実施形態及び第2実施形態の摺
動受具15において、接点体23は線材を素材とするこ
とが限定されるものではなく、板材(二股部品23aの
所定個数分に相当する板幅のもの)をコ字状に折曲して
用いることも可能である。また、この場合等において、
接点体23に直接的に導電体38を接続できる場合に
は、摺動受具15を樹脂製等とすることが可能である。
【0032】図12及び図13は、本発明に係る摺動接
点装置18の第3実施形態を示している。この第3実施
形態で用いられる摺動受具15は、帯板状をした基板部
42と、この基板部42に対して嵌め付けられた複数の
コ字状金具43とを有している。基板部42は導電性を
有する帯板材により形成されており、導電体38が一体
的に延設されたものとされている。またコ字状金具43
は導電性を有する線材により形成されており、基板部4
2へ取付状態での縦・横の内法寸法が条材14の直径よ
り若干小さくなるように形成されている。
点装置18の第3実施形態を示している。この第3実施
形態で用いられる摺動受具15は、帯板状をした基板部
42と、この基板部42に対して嵌め付けられた複数の
コ字状金具43とを有している。基板部42は導電性を
有する帯板材により形成されており、導電体38が一体
的に延設されたものとされている。またコ字状金具43
は導電性を有する線材により形成されており、基板部4
2へ取付状態での縦・横の内法寸法が条材14の直径よ
り若干小さくなるように形成されている。
【0033】従って、基板部42とコ字状金具43とで
囲まれた部分へ条材14を挿通させれば、コ字状金具4
3が押し広げられるようになり、その内縁部や基板部4
2の上面によって条材14との接点部45が構成される
ものである。なお、コ字状金具43は、基板部42に対
して設けられた条材14の摺動方向に沿って長い長孔4
7に係合されているので、条材14の摺動に連れて移動
自在となり、この点において上記各実施形態と同様な効
果が得られる。
囲まれた部分へ条材14を挿通させれば、コ字状金具4
3が押し広げられるようになり、その内縁部や基板部4
2の上面によって条材14との接点部45が構成される
ものである。なお、コ字状金具43は、基板部42に対
して設けられた条材14の摺動方向に沿って長い長孔4
7に係合されているので、条材14の摺動に連れて移動
自在となり、この点において上記各実施形態と同様な効
果が得られる。
【0034】図14は、本発明に係る摺動接点装置18
の第4実施形態で用いられる摺動受具15を示してお
り、この摺動受具15では、基板部42の材料となる板
材がそのまま上側へ折曲されて角パイプ状を呈するよう
になっていると共に、両側の側壁部48には内方へ向け
て「く」字状に折曲された切起こし片50が設けられて
いる。そして、これら切起こし片50の内縁に接点部4
5が設けられている。
の第4実施形態で用いられる摺動受具15を示してお
り、この摺動受具15では、基板部42の材料となる板
材がそのまま上側へ折曲されて角パイプ状を呈するよう
になっていると共に、両側の側壁部48には内方へ向け
て「く」字状に折曲された切起こし片50が設けられて
いる。そして、これら切起こし片50の内縁に接点部4
5が設けられている。
【0035】すなわち、この第4実施形態の摺動受具1
5は、接点部45を含めた全体が一体的に設けられた構
成となっている。但し、導電体38は別部材として形成
され、接続されている。図15は、本発明に係る摺動接
点装置18の第5実施形態で用いられる摺動受具15を
示しており、この摺動受具15でも、基板部42の材料
となる板材がそのまま上側へ折曲されて角パイプ状を呈
するようになっている。そして、その上側の突き合わせ
部53がクシ歯状に形成され、その内面で接点部45が
設けられるようになっている。
5は、接点部45を含めた全体が一体的に設けられた構
成となっている。但し、導電体38は別部材として形成
され、接続されている。図15は、本発明に係る摺動接
点装置18の第5実施形態で用いられる摺動受具15を
示しており、この摺動受具15でも、基板部42の材料
となる板材がそのまま上側へ折曲されて角パイプ状を呈
するようになっている。そして、その上側の突き合わせ
部53がクシ歯状に形成され、その内面で接点部45が
設けられるようになっている。
【0036】本発明は、上記各実施形態以外にも、例え
ば条材14を角棒や帯板材にするとか、材質を変えると
かの各種の変更が可能である。また本発明は、掃除機へ
の実施が限定されるものでもない。
ば条材14を角棒や帯板材にするとか、材質を変えると
かの各種の変更が可能である。また本発明は、掃除機へ
の実施が限定されるものでもない。
【0037】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
及び2記載の本発明では、摺動受具が条材を挿通させる
構造を有しているため、これら両者が接触するうえで相
対的な位置関係は略一定に保持されることになり、請求
項1に係る摺動受具の接点体や、請求項2に係る摺動受
具の接点部が、その摺動時に弾性変動や変形を起こし難
くなる。従って、これら両者間での通電性は確実化され
る。
及び2記載の本発明では、摺動受具が条材を挿通させる
構造を有しているため、これら両者が接触するうえで相
対的な位置関係は略一定に保持されることになり、請求
項1に係る摺動受具の接点体や、請求項2に係る摺動受
具の接点部が、その摺動時に弾性変動や変形を起こし難
くなる。従って、これら両者間での通電性は確実化され
る。
【0038】摺動受具を長尺のパイプ状に形成すれば
(請求項3)、その構造簡潔化及び低コスト化が図れる
ことになる。摺動受具を条材の挿入開始部に相当する短
尺形状に形成し、リード線等の導電体で必要部分への接
続を行うようにすれば(請求項4)、摺動受具の小型化
及び構造の一層の簡潔化を図ることができる。
(請求項3)、その構造簡潔化及び低コスト化が図れる
ことになる。摺動受具を条材の挿入開始部に相当する短
尺形状に形成し、リード線等の導電体で必要部分への接
続を行うようにすれば(請求項4)、摺動受具の小型化
及び構造の一層の簡潔化を図ることができる。
【0039】請求項1記載の摺動接点装置において、摺
動受具において接点体を移動自在に保持させれば(請求
項5)、摺動受具と条材との相対摺動時に接点体が条材
と一体的に移動することになるので、この摺動が円滑、
軽快に行える利点がある。また、摺動当初に発生しがち
のビビリ振動等も防止でき、通電性に悪影響がでること
もない。
動受具において接点体を移動自在に保持させれば(請求
項5)、摺動受具と条材との相対摺動時に接点体が条材
と一体的に移動することになるので、この摺動が円滑、
軽快に行える利点がある。また、摺動当初に発生しがち
のビビリ振動等も防止でき、通電性に悪影響がでること
もない。
【0040】請求項1記載の摺動接点装置において、摺
動受具が、条材まわりの少なくとも相反する二面を囲む
壁部を有した構造とすれば(請求項6)、この壁部相互
間にできる開口部により接点体を条材へ接触させるよう
にできる。特に、この開口部を横切るように線材を嵌め
付ける構造とすれば(請求項7)、その弾性を利用して
接点体を構成できるので、構造の簡潔化が図れる。
動受具が、条材まわりの少なくとも相反する二面を囲む
壁部を有した構造とすれば(請求項6)、この壁部相互
間にできる開口部により接点体を条材へ接触させるよう
にできる。特に、この開口部を横切るように線材を嵌め
付ける構造とすれば(請求項7)、その弾性を利用して
接点体を構成できるので、構造の簡潔化が図れる。
【0041】なお、接点体を上記のように線材により形
成させる場合、摺動受具の開口部を横切る状態で複数回
巻き付けた後に開口部とは違う一か所で分断するような
手順をとると(請求項8)、製作が容易である。条材を
パイプ材とすれば(請求項9)、その低コスト化が可能
となる。請求項10記載の本発明(吸引パイプ)では、
内外のパイプが二重管構造により伸縮自在に組み立てら
れた吸引パイプにおいて、上記摺動接点装置のうちいず
れかにおける摺動受具が内パイプに設けられ、条材が外
パイプの内部に設けられているものであり、上記した摺
動接点装置の利点をそのまま吸引パイプの利点として活
用できるものである。
成させる場合、摺動受具の開口部を横切る状態で複数回
巻き付けた後に開口部とは違う一か所で分断するような
手順をとると(請求項8)、製作が容易である。条材を
パイプ材とすれば(請求項9)、その低コスト化が可能
となる。請求項10記載の本発明(吸引パイプ)では、
内外のパイプが二重管構造により伸縮自在に組み立てら
れた吸引パイプにおいて、上記摺動接点装置のうちいず
れかにおける摺動受具が内パイプに設けられ、条材が外
パイプの内部に設けられているものであり、上記した摺
動接点装置の利点をそのまま吸引パイプの利点として活
用できるものである。
【図1】本発明に係る摺動接点装置の第1実施形態を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図2】本発明に係る吸引パイプの一実施形態において
その使用状況を示す斜視図である。
その使用状況を示す斜視図である。
【図3】図2の吸引パイプを分解して示す側断面図であ
る。
る。
【図4】吸引パイプにおける内外パイプの接続側端部を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図5】図1のA−A線拡大断面図である。
【図6】図1のB−B線拡大断面図である。
【図7】図5の状態から条材を摺動受具内へ挿入した状
況を示す図である。
況を示す図である。
【図8】図3のC−C線拡大断面図である。
【図9】内パイプの受口部近傍を拡大して示す一部破砕
側面図である。
側面図である。
【図10】本発明に係る摺動接点装置の第1実施形態に
つきその摺動受具を別の方法で製作する状況を示す斜視
図である。
つきその摺動受具を別の方法で製作する状況を示す斜視
図である。
【図11】本発明に係る摺動接点装置の第2実施形態に
用いられる摺動受具を示す分解斜視図である。
用いられる摺動受具を示す分解斜視図である。
【図12】本発明に係る摺動接点装置の第3実施形態を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図13】図12の摺動接点装置において条材を摺動受
具内へ挿入した状況を示す正面断面図である。
具内へ挿入した状況を示す正面断面図である。
【図14】本発明に係る摺動接点装置の第4実施形態に
用いられる摺動受具を示す視図である。
用いられる摺動受具を示す視図である。
【図15】本発明に係る摺動接点装置の第5実施形態に
用いられる摺動受具を示す視図である。
用いられる摺動受具を示す視図である。
1 吸引パイプ 2 外パイプ 3 内パイプ 14 条材 15 摺動受具 18 摺動接点装置 20 開口部 21 壁部 23 接点体 23a 線材(二股部品) 23b 線材 38 導電体 45 接点部
Claims (10)
- 【請求項1】 導電性を有する条材(14)と該条材
(14)を挿通可能にする摺動受具(15)とを有し、
摺動受具(15)には導電性を有して条材(14)へ弾
性的に接触可能とされた接点体(23)が取り付けられ
ていることを特徴とする摺動接点装置。 - 【請求項2】 導電性を有する条材(14)と該条材
(14)を挿通可能にする導電性を有する摺動受具(1
5)とを有し、摺動受具(15)には条材(14)を挿
通させる部分の一部で条材(14)へ弾性的に接触可能
とされた接点部(45)が設けられていることを特徴と
する摺動接点装置。 - 【請求項3】 前記摺動受具(15)は、条材(14)
の挿入を軸方向にわたって案内可能とする長尺のパイプ
状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求
項2記載の摺動接点装置。 - 【請求項4】 前記摺動受具(15)は条材(14)の
挿入開始部に相当する短尺形状に形成され、該摺動受具
(15)から必要部までは導電体(38)で接続されて
いることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の摺動
接点装置。 - 【請求項5】 請求項1記載の摺動接点装置において、
接点体(23)は摺動受具(15)に対して条材(1
4)が摺動する方向に沿って所定範囲で移動自在に保持
されていることを特徴とする摺動接点装置。 - 【請求項6】 請求項1記載の摺動接点装置において、
摺動受具(15)は条材(14)まわりの少なくとも相
反する二面を包囲する壁部(21)を有すると共に、こ
れら壁部(21)間で条材(14)外面へ臨む開口部
(20)を形成させており、該開口部(20)内で前記
接点体(23)が条材(14)と接触可能とされている
ことを特徴とする摺動接点装置。 - 【請求項7】 前記接点体(23)は、摺動受具(1
5)に対しその開口部(20)を横切るように嵌め付け
られた線材(23a)(23b)により形成されている
ことを特徴とする請求項6記載の摺動接点装置。 - 【請求項8】 前記接点体(23)は、摺動受具(1
5)の開口部(20)を横切る状態で複数回巻き付けた
後、開口部(20)とは違う一か所で分断されているこ
とを特徴とする請求項7記載の摺動接点装置。 - 【請求項9】 前記条材(14)がパイプ材とされてい
ることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに
記載の摺動接点装置。 - 【請求項10】 内外のパイプ(2,3)が二重管構造
により伸縮自在に組み立てられた吸引パイプにおいて、
請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の摺動接点装置
(18)における摺動受具(15)が内パイプ(3)に
設けられ、条材(14)が外パイプ(2)の内部に設け
られていることを特徴とする電気掃除機用吸引パイプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2963096A JPH09220180A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 摺動接点装置及びこれを用いた電気掃除機用吸引パイプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2963096A JPH09220180A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 摺動接点装置及びこれを用いた電気掃除機用吸引パイプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09220180A true JPH09220180A (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=12281415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2963096A Pending JPH09220180A (ja) | 1996-02-16 | 1996-02-16 | 摺動接点装置及びこれを用いた電気掃除機用吸引パイプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09220180A (ja) |
-
1996
- 1996-02-16 JP JP2963096A patent/JPH09220180A/ja active Pending
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