JP7485196B2 - 端子モジュール - Google Patents

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Description

本開示は、端子モジュールに関する。
本出願は、2021年3月4日出願の日本出願第2021-034209号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
特許文献1には、コイルスプリング(コイルばね)が収容されているケースに第1端子(電気接触部材)が取り付けられている端子モジュールが開示されている。第1端子は、相手方端子部材(相手側端子)に押圧されることで、ケースに対して相対移動可能である。第1端子の被ガイド(第2張り出し部)は、ケースの側壁に設けられている長孔状の貫通孔の内壁に摺接することで、第1端子の移動方向を規制できる。被ガイド部は、ケースの側壁に設けられている貫通孔を貫通している。
特開2018-200777号公報
本開示の端子モジュールは、相手方端子部材と電気的に接続可能な端子モジュールであって、弾性変形可能なコイルスプリングと、前記コイルスプリングを収容するケースと、前記ケースに取り付けられる端子部材と、を備え、前記コイルスプリングは、第1端部と、前記第1端部の反対側に配置される第2端部と、を有し、前記ケースは、前記コイルスプリングの前記第1端部と接触する天井壁と、前記天井壁から前記コイルスプリングの前記第2端部の側に向かって延びるとともに互いに対向している一対の側壁と、を有し、前記端子部材は、前記一対の側壁に取り付けられるとともに前記一対の側壁に対して相対移動可能である第1端子を有し、前記一対の側壁の各々は、前記天井壁に連なる側壁基部と、前記側壁基部に連なる第1分割壁部と、前記側壁基部に連なるとともに前記第1分割壁部から離隔する第2分割壁部と、を有し、前記第1端子は、前記コイルスプリングの前記第2端部に押圧される第1面と、前記第1面の反対側に配置される第2面と、前記第1分割壁部と接触可能な被ガイド部と、前記第1分割壁部と係合可能な第1係合部と、前記第2分割壁部と係合可能な第2係合部と、を有し、前記第1分割壁部は、前記側壁基部に連なる第1基部と、前記第1基部から前記第2分割壁部の反対側に向かって延びる第1延在部と、前記コイルスプリングに押圧される前記第1端子を受け止め可能な第1端子受け部と、を有し、前記第2分割壁部は、前記コイルスプリングに押圧される前記第1端子を受け止め可能な第2端子受け部を有し、前記第1端子受け部は、前記第1延在部に配置されており、前記第1端子は、第1位置と、前記第1位置とは異なる第2位置と、を可逆的に取ることが可能であり、前記第1位置において、前記第1面は、前記コイルスプリングによって押圧されており、前記被ガイド部は、前記第1分割壁部と前記第2分割壁部との間に配置されており、前記第1係合部は、前記天井壁の側から前記第1端子受け部と係合しており、前記第2係合部は、前記天井壁の側から前記第2端子受け部と係合している。
図1は、実施形態の端子モジュールを示す斜視図である。 図2は、実施形態の端子モジュールと相手方端子部材とを示す斜視図である。 図3は、実施形態の端子モジュールと相手方端子部材とを示す正面図である。 図4は、実施形態の端子モジュールを示す右側面図である。 図5は、実施形態の端子モジュールを示す底面図である。 図6は、図3におけるVI-VI断面図である。 図7は、実施形態の端子モジュールと相手側端子部材とを示す斜視図である。 図8は、図7における端子モジュールと相手方端子部材との縦断面図である。
<発明が解決しようとする課題>
特許文献1に記載の端子モジュールにあっては、被ガイド部をケースの側壁の貫通孔に通すために、ケースに第1端子を取り付ける際に、ケースを治具で開く必要がある。よって、組立作業性の観点において、端子モジュールにはさらなる改善の余地がある。
本開示の目的は、組立作業性を向上できる端子モジュールを提供することにある。
<発明の効果>
本開示の端子モジュールによれば、組立作業性を向上できるという効果を奏する。
<本開示の実施形態の説明>
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
(1)本開示の端子モジュールは、相手方端子部材と電気的に接続可能な端子モジュールであって、弾性変形可能なコイルスプリングと、前記コイルスプリングを収容するケースと、前記ケースに取り付けられる端子部材と、を備え、前記コイルスプリングは、第1端部と、前記第1端部の反対側に配置される第2端部と、を有し、前記ケースは、前記コイルスプリングの前記第1端部と接触する天井壁と、前記天井壁から前記コイルスプリングの前記第2端部の側に向かって延びるとともに互いに対向している一対の側壁と、を有し、前記端子部材は、前記一対の側壁に取り付けられるとともに前記一対の側壁に対して相対移動可能である第1端子を有し、前記一対の側壁の各々は、前記天井壁に連なる側壁基部と、前記側壁基部に連なる第1分割壁部と、前記側壁基部に連なるとともに前記第1分割壁部から離隔する第2分割壁部と、を有し、前記第1端子は、前記コイルスプリングの前記第2端部に押圧される第1面と、前記第1面の反対側に配置される第2面と、前記第1分割壁部と接触可能な被ガイド部と、前記第1分割壁部と係合可能な第1係合部と、前記第2分割壁部と係合可能な第2係合部と、を有し、前記第1分割壁部は、前記側壁基部に連なる第1基部と、前記第1基部から前記第2分割壁部の反対側に向かって延びる第1延在部と、前記コイルスプリングに押圧される前記第1端子を受け止め可能な第1端子受け部と、を有し、前記第2分割壁部は、前記コイルスプリングに押圧される前記第1端子を受け止め可能な第2端子受け部を有し、前記第1端子受け部は、前記第1延在部に配置されており、前記第1端子は、第1位置と、前記第1位置とは異なる第2位置と、を可逆的に取ることが可能であり、前記第1位置において、前記第1面は、前記コイルスプリングによって押圧されており、前記被ガイド部は、前記第1分割壁部と前記第2分割壁部との間に配置されており、前記第1係合部は、前記天井壁の側から前記第1端子受け部と係合しており、前記第2係合部は、前記天井壁の側から前記第2端子受け部と係合している。
この構成によれば、互いに対向する一対の側壁の各々は、第1分割壁部と、第1分割壁部と離隔している第2分割壁部とを有している。第1分割壁部は、第2分割壁部の反対側に向かって延びる第1延在部を有している。第1端子は、第1分割壁部と第2分割壁部との間に入り込む被ガイド部と、第1延在部と係合する第1係合部と、第2分割壁部と係合する第2係合部とを有している。よって、第1係合部を第1延在部に引っ掛けた後に第1端子を回転させることで、第2係合部は第2分割壁部と係合できる。さらに、被ガイド部は、第1係合部を第1延在部に引っ掛けた後に第1端子を回転させることで、第1分割壁部と第2分割壁部との間の隙間に入り込むことができる。したがって、ケースに端子部材を取り付ける際に、ケースを治具で開く工程を省略できる。ひいては、端子モジュールの組立作業性を向上できる。
(2)前記一対の側壁の各々に設けられている前記第1延在部は、互いに平行である、ことが好ましい。
この構成によれば、一対の第1延在部は、互いに平行である。よって、第1延在部に第1端子受け部を設けるために、ケースに折り曲げ加工を施す工程を省略できる。したがって、端子モジュールの製造性を向上できる。
(3)前記第1端子は、前記ケースの前記一対の側壁と少なくとも一部が対向する一対の側面を有し、前記被ガイド部は、前記一対の側面から突出しており、前記第1係合部は、前記一対の側面から突出しており、前記第2係合部は、前記一対の側面から突出している、ことが好ましい。
この構成によれば、被ガイド部と第1係合部と第2係合部とは、一対の側面から突出している。よって、第1端子をプレス加工により板材から打ち抜く際に、被ガイド部と第1係合部と第2係合部を設けることができる。したがって、第1端子に被ガイド部と第1係合部と第2係合部とを設けるために、第1端子に折り曲げ加工を施す工程を省略できる。ひいては、端子モジュールの製造性を向上できる。
(4)前記第1係合部は、前記一対の側面の各々から突出しており、前記第2係合部は、前記一対の側面の各々から突出している、ことが好ましい。
この構成によれば、第1係合部は、第1端子の一対の側面の両面から突出している。よって、第1係合部を第1延在部に引っ掛けた後に第1端子を回転させる際に、第1端子がケースに対して傾くことを抑制できる。よって、第2係合部を第2分割壁部とより容易に係合できる。したがって、端子モジュールの組立作業性を向上できる。さらに、第1係合部と第2係合部とは、それぞれ一対の側面の両面から突出している。よって、第1端子は、少なくとも4点でケースに受け止められている。したがって、第1端子が3点でケースに受け止められている場合と比べて、第1端子がケースから脱落することを抑制できる。ひいては、端子モジュールの耐久性を向上できる。
(5)前記第1端子は、前記第2係合部よりも前記被ガイド部の側に配置される第1端子端部を有し、前記第1係合部は、前記第1端子端部に配置されている、ことが好ましい。
この構成によれば、第1係合部は、第1端子端部に配置されている。よって、第1係合部が第1端子端部と被ガイド部との間に配置されている場合と比べて、ケースに対する第1端子の突出量を抑制できる。したがって、端子モジュールを小型化できる。
(6)前記第2分割壁部は、前記側壁基部と連なる第2基部と、前記第2基部から前記第1分割壁部と反対側に向かって延びる第2延在部と、を有し、前記第2端子受け部は、前記第2延在部に配置されており、前記第2延在部は、前記天井壁の反対側に向かうにつれて前記第1分割壁部の側に近づくように傾斜する第2傾斜部を有し、前記第2端子受け部は、前記第2傾斜部よりも前記天井壁に近い、ことが好ましい。
この構成によれば、第2分割壁部に第2傾斜部が設けられているため、第1端子を回転させる際に、第1端子の第2係合部が第2分割壁部に引っ掛かることを抑制できる。よって、端子モジュールの組立作業性を向上できる。
(7)前記第1端子は、前記コイルスプリングの前記第2端部と接触する第1部分と、前記第1部分に連なるとともに前記ケースの前記天井壁の側に向かって延在する第2部分と、を有し、前記第1係合部は、前記第1部分に配置されており、前記第2係合部は、前記第2部分に配置されており、前記第2端子受け部は、前記第1端子受け部よりも前記天井壁に近い、ことが好ましい。
この構成によれば、第1係合部が第1部分に配置されており、第2係合部が第1部分と交差する第2部分に配置されている。さらに、第1端子受け部と第2端子受け部との位置は、第1係合部と第2係合部との位置にあわせて調整されている。よって、第1端子をケースに取り付けるために、第1係合部を中心にして第1端子を回転させる際に、第2係合部が第2分割壁部に引っ掛かることを抑制できる。したがって、端子モジュールの組立作業性を向上できる。
(8)前記端子部材は、前記第1端子と電気的に接続される柔軟導体を有し、前記柔軟導体は、前記第2部分における前記第2面に接合している、ことが好ましい。
この構成によれば、柔軟導体が第1端子における第2部分の第2面に接合している。よって、第1端子をケースに取り付ける際に、柔軟導体がケースと接触することを抑制できる。したがって、端子モジュールの組立作業性を更に向上することができる。
(9)前記第1分割壁部は、前記第1端子の前記被ガイド部と接触可能な第1傾斜部を有し、前記第1傾斜部は、前記被ガイド部と対向する面であるとともに、前記天井壁の反対側に向かうにつれて前記第2分割壁部の側から離れるように傾斜しており、前記第1端子は、前記相手方端子部材に前記第2面が押圧されて、前記被ガイド部が前記第1傾斜部に摺動することで前記第2位置を取ることが可能であり、前記第2位置における前記被ガイド部の位置は、前記第1位置における前記被ガイド部の位置よりも前記天井壁に近く、且つ、前記第1延在部から離れている、ことが好ましい。
この構成によれば、第1端子が第1位置から第2位置に移動する際に、被ガイド部は第1傾斜部と接触して、第1端子の移動方向が規制される。すなわち、被ガイド部は、第1傾斜部に沿って摺動することでガイドされる。さらに、第1傾斜部は、第2分割壁部と対向する面である。よって、第1端子のガイドをケースに設けるために、ケースに折り曲げ加工を施す必要がない。したがって、端子モジュールの製造性を向上できる。
(10)前記第1傾斜部は、連続的に傾斜している、ことが好ましい。
この構成によれば、第1傾斜部が連続的に傾斜しているため、第1端子はケースに対して滑らかに移動できる。よって、第1端子と相手方端子部材とを滑らかに電気的に接続できる。したがって、端子モジュールの電気的接続作業性を向上できる。
(11)前記第1傾斜部は、直線的に傾斜している、ことが好ましい。
この構成によれば、第1傾斜部が直線的に傾斜しているため、第1端子はケースに対して滑らかに移動できる。よって、第1端子と相手方端子部材とを滑らかに電気的に接続できる。したがって、端子モジュールの電気的接続作業性を向上できる。
<本開示の実施形態の詳細>
本開示の端子モジュールの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示は、これらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本開示において、平行とは幾何学的に厳密な意味での平行を意味するものではなく、平行とみなされる範囲であれば本発明の効果を奏する範囲で幅をもつ意味である。また、本開示において、直交とは幾何学的に厳密な意味での直交を意味するものではなく、直交とみなされる範囲であれば本発明の効果を奏する範囲で幅をもつ意味である。また、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材については符号を省略する場合がある。
<端子モジュール10>
図2と図7に示すように、端子モジュール10は、相手方端子部材12と電気的に接続可能である。端子モジュール10と相手方端子部材12とは、例えば、図示しない複数の車載機器を電気的に接続するために用いられる。端子モジュール10は、例えば、図示しないコネクタハウジングによって保持されている。端子モジュール10は、例えば、コネクタハウジングを介して車載機器に取り付けられている。車載機器としては、例えば、バッテリパック、インバーター、モーターなどが挙げられる。図1に示すように、端子モジュール10は、コイルスプリング14と、コイルスプリング14を収容するケース16と、ケース16に取り付けられる端子部材18と、を備えている。
<端子部材18>
図1と図2に示すように、端子部材18は、相手方端子部材12と電気的に接続可能な第1端子46と、図示しない外部機器と電気的に接続される第2端子48と、第1端子46と第2端子48との間を電気的に接続する柔軟導体50と、を有している。第1端子46は、ケース16に取り付けられている。
<コイルスプリング14>
コイルスプリング14は、弾性変形可能な弾性部材の一例である。コイルスプリング14は、例えば、金属材料を用いることができる。図3と図6に示すように、コイルスプリング14は、例えば、線材を中心軸14cまわりに巻回することで成形されている。コイルスプリング14は、第1端部14aと、第2端部14bと、を有している。
以下の説明では、便宜上、コイルスプリング14の中心軸14cに沿う方向をコイルスプリング14の軸方向と称する。第1端部14aは、コイルスプリング14の軸方向の端部である。第2端部14bは、第1端部14aの軸方向反対側の端部である。すなわち、第2端部14bは、第1端部14aの軸方向反対側に配置されている。第1端部14aと第2端部14bとは、コイルスプリングの軸方向に沿って並んでいる。コイルスプリング14は、コイルスプリング14の軸方向に沿って弾性変形可能である。コイルスプリング14は、コイルスプリング14の軸方向に沿って伸縮可能である。
第1端部14aは、ケース16と接触している。第2端部14bは、第1端子46と接触している。コイルスプリング14は、ケース16と第1端子46とによって挟持されている。ケース16と第1端子46とに挟持されているコイルスプリング14は、コイルスプリング14の自然長よりも短くなっている。すなわち、ケース16と第1端子46とに挟持されているコイルスプリング14は、軸方向において、圧縮されている。したがって、コイルスプリング14は、ケース16を押圧するとともに、第1端子46を押圧している。
<ケース16>
ケース16は、例えば、ステンレス鋼などの金属材料を用いることができる。ケース16は、例えば、プレス加工により所定の形状に成形されている。図4と図5に示すように、ケース16は、天井壁20と、天井壁20から延びる一対の側壁22,22と、を有している。天井壁20は、例えば、矩形状を有している。天井壁20は、コイルスプリング14の第1端部14aと接触している。一対の側壁22,22は、天井壁20からコイルスプリング14の第2端部14bの側に向かって延びている。一対の側壁22,22は、例えば、コイルスプリング14の軸方向に沿って延びている。一対の側壁22,22は、互いに対向している。ケース16は、例えば、コイルスプリング14の軸方向において、天井壁20と反対側が開口している。第1端子46は、一対の側壁22,22に取り付けられている。
図4に示すように、一対の側壁22,22の各々は、天井壁20に連なる側壁基部24と、側壁基部24に連なる第1分割壁部26と、側壁基部24に連なるとともに第1分割壁部26から離隔する第2分割壁部28と、を有している。側壁基部24は、例えば、矩形状を有している。第1分割壁部26は、側壁基部24からコイルスプリング14の第2端部14bの側に向かって延びている。第2分割壁部28は、側壁基部24からコイルスプリング14の第2端部14bの側に向かって延びている。第1分割壁部26は、コイルスプリング14の軸方向と一対の側壁22,22の対向方向とに直交する方向において、第2分割壁部28と離隔している。
以下の説明では、便宜上、コイルスプリング14の軸方向を上下方向と称する。一対の側壁22,22の対向方向を左右方向と称する。コイルスプリング14の軸方向と一対の側壁22,22の対向方向とに直交する方向を前後方向と称する。以下の説明では、便宜上、上下方向において、第1端部14aの側を上方、第2端部14bの側を下方と称する。前後方向において、第1分割壁部26の側を前方、第2分割壁部28の側を後方と称する。
図4に示すように、第1分割壁部26は、例えば、側壁基部24の下端から下方に向かって延びている。第2分割壁部28は、例えば、側壁基部24の下端から下方に向かって延びている。第1分割壁部26は、第2分割壁部28と前後方向において離隔している。第1分割壁部26は、例えば、側壁基部24の下端において、前後方向の中間部分から延びている。第2分割壁部28は、例えば、側壁基部24の下端において、前後方向の後方部分から延びている。第1分割壁部26は、第2分割壁部28よりも前方に位置している。第1分割壁部26の後端面は、第2分割壁部28と対向している。第1分割壁部26は、第1端子46と係合可能である。
第1分割壁部26は、側壁基部24に連なる第1基部30と、第1基部30から第2分割壁部28と反対側向かって延びる第1延在部32と、第1端子受け部34と、第2分割壁部28と対向する第1傾斜部36と、を有している。
第1基部30は、側壁基部24の下端から下方に向かって延びている。第1基部30は、例えば、全体として下方に向かうにつれて前方に向かうように延びている。第1基部30は、例えば、下方に向かうにつれて前方に向かうように傾斜する前端を含んでいる。第1基部30は、第2分割壁部28よりも前方に位置している。第1基部30の後端面は、例えば、第2分割壁部28と対向している。
第1延在部32は、第1基部30から前方に向かって延びている。第1延在部32は、例えば、第1基部30の下端から前方に向かって延びている。第1延在部32は、例えば、第1端子46と係合可能である。第1延在部32の上端は、例えば、第1端子46と係合可能である。第1延在部32の上端面は、例えば、第1端子46と係合可能である。
第1端子受け部34は、コイルスプリング14によって下方に向かって押圧されている第1端子46を受け止めることができる。第1端子受け部34は、コイルスプリング14によって下方に向かって押圧されている第1端子46と係合可能である。第1端子受け部34は、第1分割壁部26に配置されている。第1端子受け部34は、例えば、第1延在部32に配置されている。第1端子受け部34は、例えば、第1延在部32において、天井壁20の側を向いている端面の一部である。第1端子受け部34は、例えば、第1延在部32の上端面の一部である。
第1傾斜部36は、第1分割壁部26の後端に配置されている。第1傾斜部36は、例えば、第1分割壁部26の後端面の一部である。第1傾斜部36は、例えば、第1基部30の後端に配置されている。第1傾斜部36は、例えば、第1基部30の後端面の一部である。
第1傾斜部36は、天井壁20の反対側に向かうにつれて、第2分割壁部28の側から離れるように傾斜している。すなわち、第1傾斜部36は、下方に向かうにつれて前方に向かうように傾斜している。第1傾斜部36は、例えば、天井壁20の側に向かうにつれて、第1延在部32の側から離れるように傾斜している。すなわち、第1傾斜部36は、上方に向かうにつれて後方に向うように傾斜している。第1傾斜部36は、例えば、連続的に傾斜している。第1傾斜部36は、例えば、直線的に傾斜している。第1傾斜部36は、例えば、第1端子46と接触可能である。
図3と図5に示すように、第1分割壁部26は、一対の側壁22,22の各々に設けられている。一対の第1分割壁部26,26は、例えば、互いに平行である。一対の第1基部30,30は、例えば、互いに平行である。一対の第1延在部32,32は、例えば、互いに平行である。
図4に示すように、第2分割壁部28は、側壁基部24に連なる第2基部38と、第2基部38から第1分割壁部26の反対側に向かって延びる第2延在部40と、第2端子受け部42と、天井壁20の反対側に向かうにつれて第1分割壁部26の側に近づくように傾斜する第2傾斜部44と、を有している。
第2基部38は、側壁基部24の下端から下方に向かって延びている。第2基部38の上部は、例えば、下方に向かって延びている。第2基部38の下部は、例えば、下方に向かうにつれて前方に向うように傾斜するように延びている。第2基部38の前端面は、例えば、第1端子46の少なくとも一部と対向している。第2基部38の前端面は、例えば、第1基部30の少なくとも一部と対向している。
第2延在部40は、第2基部38から後方に向かって延びている。第2延在部40は、例えば、第2基部38の上部と下部とに跨っている。第2延在部40は、例えば、側壁基部24よりも後方に延びている。第2延在部40の上端は、前後方向に延びている。第2延在部40の上端は、例えば、第1延在部32の上端よりも天井壁20に近い。第2延在部40の上端面は、例えば、第1延在部32の上端面よりも上方に位置する。第2延在部40は、例えば、第1端子46と係合可能である。第2延在部40の上端は、例えば、第1端子46と係合可能である。第2延在部40の上端面は、例えば、第1端子46と係合可能である。
第2端子受け部42は、コイルスプリング14によって下方に向かって押圧されている第1端子46を受け止めることができる。第2端子受け部42は、コイルスプリング14によって下方に向かって押圧されている第1端子46と係合可能である。第2端子受け部42は、第2分割壁部28に配置されている。第2端子受け部42は、例えば、第2延在部40に配置されている。第2端子受け部42は、例えば、第2延在部40において、天井壁20の側を向いている端面の一部である。第2端子受け部42は、例えば、第2延在部40の上端面の一部である。第2端子受け部42は、例えば、第1端子受け部34よりも天井壁20に近い。第2端子受け部42は、例えば、第1端子受け部34よりも上方に位置している。
第2傾斜部44は、第2分割壁部28に配置されている。第2傾斜部44は、例えば、第2延在部40に配置されている。第2傾斜部44は、例えば、第2延在部40の後端に配置されている。第2傾斜部44は、例えば、第2延在部40の後端面の一部である。第2傾斜部44は、天井壁20の反対側に向かうにつれて第1分割壁部26の側に近づくように傾斜している。第2傾斜部44は、下方に向かうにつれて前方に向かうように傾斜している。
図3と図5に示すように、第2分割壁部28は、一対の側壁22,22の各々に設けられている。一対の第2分割壁部28,28は、例えば、互いに平行である。一対の第2基部38,38は、例えば、互いに平行である。一対の第2延在部40,40は、例えば、互いに平行である。
<第1端子46>
第1端子46は、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属材料を用いることができる。第1端子46は、例えば、板材を用いることができる。図2に示すように、第1端子46は、例えば、左右方向からみたとき、L字状である。第1端子46は、例えば、プレス加工により所定の形状に成形されている。
第1端子46は、ケース16の一対の側壁22,22に取り付けられている。第1端子46は、一対の側壁22,22に対して相対移動可能である。図1から図6に示すように、第1端子46がコイルスプリング14によって下方に向かって押圧されることで、第1端子46は一対の側壁22,22と係合している第1位置を取ることができる。図7と図8に示すように、第1位置に配置されている第1端子46は、相手方端子部材12によって上方に向かって押圧されることで、第1位置よりも上方に位置する第2位置を取ることができる。
第2位置に配置されている第1端子46は、コイルスプリング14によって下方に向かって押圧されている。第2位置に配置されている第1端子46は、相手方端子部材12を下方に移動させることで、再び第1位置を取ることができる。すなわち、第1端子46は、相手方端子部材12との機械的接続状態に合わせて、第1位置と第2位置とを可逆的に取ることができる。
図4と図6に示すように、第1端子46は、第1部分52と、第1部分52に連なる第2部分54と、第1面56と、第1面56の反対側に配置される第2面58と、一対の側面60,60と、第1端子端部64と、第1端子端部64の反対側に配置される第2端子端部66と、を有している。第1端子46は、柔軟導体50が接合される接合部55と、端子傾斜部62と、被ガイド部68と、第1係合部70と、第2係合部72と、を有している。
第1部分52は、例えば、前後方向に延びている。第1部分52は、コイルスプリング14の第2端部14bと接触している。第1部分52は、例えば、第1分割壁部26と係合可能である。第1部分52は、例えば、第1延在部32よりも上方に配置されている。第1部分52の少なくとも一部は、例えば、ケース16の内部に配置されている。第1部分52の少なくとも一部は、例えば、一対の側壁22,22の間に配置されている。
第2部分54は、第1部分52に連なっている。第2部分54は、例えば、第1部分52から天井壁20の側に向かって延びている。第2部分54は、例えば、上方に向かって延びている。第2部分54は、例えば、第1部分52と交差している。第2部分54は、例えば、第1部分52と直交している。第2部分54の少なくとも一部は、ケース16の外部に配置されている。
第1面56は、例えば、第1部分52と第2部分54とに跨っている。第1面56は、例えば、第1部分52の上面と第2部分54の前面とを含んでいる。第1部分52における第1面56は、コイルスプリング14の第2端部14bと接触している。第1部分52における第1面56は、例えば、ケース16の天井壁20の側を向いている。第2部分54における第1面56は、例えば、コイルスプリング14の側を向いている。第2部分54における第1面56は、例えば、ケース16の側壁基部24の側を向いている。第2部分54における第1面56は、例えば、ケース16の第2分割壁部28の側を向いている。
第2面58は、第1面56の反対側の面である。第2面58は、例えば、第1部分52と第2部分54とに跨っている。第2面58は、例えば、第1部分52の下面と第2部分54の後面とを含んでいる。第2部分54における第2面58は、例えば、柔軟導体50と接合されている。第2部分54における第2面58は、例えば、ケース16の外部に配置されている。第2部分54における第2面58は、例えば、ケース16よりも後方に配置されている。
一対の側面60,60の少なくとも一部は、一対の側壁22,22と対向している。一対の側面60,60の一方は、例えば、左方を向いている。一対の側面60,60の他方は、例えば、右方を向いている。一対の側面60,60は、例えば、第1部分52と第2部分54とに跨っている。一対の側面60,60は、例えば、第1部分52の左端面と第2部分54の左端面とを含んでいる。一対の側面60,60は、例えば、第1部分52の右端面と第2部分54の右端面とを含んでいる。第1部分52における一対の側面60,60の少なくとも一部は、例えば、第1分割壁部26と対向している。第1部分52における一対の側面60,60の少なくとも一部は、例えば、第2分割壁部28と対向している。
第1端子端部64は、例えば、第1部分52の前方に位置する端部である。第1端子端部64は、例えば、第1端子46の前端部である。第1端子端部64は、例えば、第1端子46の第1部分52の前端部である。
第2端子端部66は、第1端子端部64の反対側に位置する端部である。第2端子端部66は、例えば、第1端子46の延在方向において、第1端子端部64の反対側に位置する端部である。第2端子端部66は、例えば、第1端子46の第2部分54の上端部である。第2端子端部66は、例えば、第1端子端部64よりも上方に位置している。
図4と図5に示すように、被ガイド部68は、第1端子46の一対の側面60,60から突出している。被ガイド部68は、例えば、一対の側面60,60の各々から突出している。被ガイド部68は、例えば、一対の側面60,60の一方から左方に向かって突出している。被ガイド部68は、例えば、一対の側面60,60の他方から右方に向かって突出している。被ガイド部68は、例えば、上下方向からみたとき、第1分割壁部26よりも左右方向に突出している。被ガイド部68は、例えば、上下方向からみたとき、第2分割壁部28よりも左右方向に突出している。
被ガイド部68は、例えば、第1端子46における第1部分52に配置されている。被ガイド部68は、例えば、第1端子端部64と第2端子端部66との間に配置されている。被ガイド部68は、例えば、前後方向において、第1係合部70と第2係合部72との間に配置されている。被ガイド部68は、例えば、前後方向において、第1分割壁部26と第2分割壁部28との間に配置されている。被ガイド部68は、例えば、第1分割壁部26の後端面と対向している。被ガイド部68は、例えば、第1傾斜部36と対向している。被ガイド部68は、例えば、第1傾斜部36と接触可能である。被ガイド部68は、例えば、第2分割壁部28の前端面と対向している。
第1係合部70は、第1端子46がコイルスプリング14により下方に向かって押圧される際に、第1端子受け部34に受け止められることが可能である。第1係合部70は、第1端子46がコイルスプリング14により下方に向かって押圧されることで、第1端子受け部34と係合可能である。すなわち、第1端子46が第1位置を取るとき、第1係合部70は、第1端子受け部34と係合している。
第1係合部70は、例えば、第1端子46の一対の側面60,60から突出している。第1係合部70は、例えば、一対の側面60,60の各々から突出している。第1係合部70は、例えば、一対の側面60,60の一方から左方に向かって突出している。第1係合部70は、例えば、一対の側面60,60の他方から右方に向かって突出している。図5に示すように、第1係合部70は、例えば、上下方向からみたとき、側壁22よりも左右方向に突出している。第1係合部70は、例えば、第1分割壁部26よりも左右方向に突出している。第1係合部70は、例えば、上下方向からみたとき、第1延在部32よりも左右方向に突出している。
図4に示すように、第1係合部70は、例えば、第1端子46における第1部分52に配置されている。第1係合部70は、例えば、第1端子端部64に配置されている。第1係合部70は、例えば、被ガイド部68よりも前方に配置されている。第1係合部70は、例えば、第2係合部72よりも前方に配置されている。第1係合部70は、例えば、第1基部30よりも前方に配置されている。第1係合部70は、例えば、第1延在部32よりも上方に配置されている。第1係合部70は、例えば、前後方向において、第1延在部32よりも短い。
第2係合部72は、第1端子46がコイルスプリング14により下方に向かって押圧される際に、第2端子受け部42に受け止められることが可能である。第2係合部72は、第1端子46がコイルスプリング14により下方に向かって押圧されることで、第2端子受け部42と係合可能である。すなわち、第1端子46が第1位置を取るとき、第2係合部72は、第2端子受け部42と係合している。
第2係合部72は、第1端子46の一対の側面60,60から突出している。第2係合部72は、例えば、一対の側面60,60の各々から突出している。第2係合部72は、例えば、一対の側面60,60の一方から左方に向かって突出している。第2係合部72は、例えば、一対の側面60,60の他方から右方に向かって突出している。図5に示すように、第2係合部72は、例えば、上下方向からみたとき、側壁22よりも左右方向に突出している。第2係合部72は、例えば、上下方向からみたとき、第2分割壁部28よりも左右方向に突出している。第2係合部72は、例えば、上下方向からみたとき、第2延在部40よりも左右方向に突出している。
図4に示すように、第2係合部72は、例えば、第1端子46における第2部分54に配置されている。第2係合部72は、例えば、第1端子46の延在方向において、被ガイド部68と第2端子端部66との間に配置されている。第2係合部72は、例えば、第1係合部70よりも上方に配置されている。第2係合部72は、例えば、接合部55よりも下方に配置されている。第2係合部72は、例えば、第2基部38よりも後方に配置されている。第2係合部72は、例えば、第2延在部40よりも上方に配置されている。
接合部55は、柔軟導体50が接合されている第1端子46の一部分である。接合部55は、例えば、第2部分54における第2面58に配置されている。接合部55は、例えば、第2端子端部66と第2係合部72との間に配置されている。接合部55は、例えば、第2係合部72よりもケース16の天井壁20に近い位置にある。接合部55は、例えば、第2係合部72よりも上方に配置されている。接合部55は、ケース16の一対の側壁22,22が対向する方向からみたとき、ケース16の外部に配置されている。接合部55は、例えば、左右方向からみたとき、ケース16よりも後方に配置されている。接合部55は、例えば、左右方向からみたとき、ケース16の側壁基部24よりも後方に配置されている。
端子傾斜部62は、第2部分54における第2面58に配置されている。端子傾斜部62は、第1端子46の延在方向において、第1部分52の反対側に向かうにつれて第1面56に近づくように傾斜している。端子傾斜部62は、例えば、接合部55よりも天井壁20の近くに配置されている。端子傾斜部62は、接合部55よりも第2端子端部66の側に配置されている。端子傾斜部62は、例えば、接合部55よりも上方に配置されている。端子傾斜部62は、例えば、第2端子端部66に配置されている。端子傾斜部62は、前後方向において、柔軟導体50と対向可能である。
<第2端子48>
図1に示すように、第2端子48は、例えば、金属材料を用いることができる。第2端子48は、例えば、板状である。第2端子48は、例えば、プレス加工により所定の形状に成形される。第2端子48の一方の端部は、柔軟導体50が接合されている。第2端子48の他方の端部は、図示しない外部機器と電気的に接続可能である。第2端子48は、例えば、図示しないハウジングによって、第1端子46よりも上方の位置に保持されている。
<柔軟導体50>
柔軟導体50は、柔軟性を有する導体である。柔軟導体50は、第1端子46よりも柔軟性に優れる導体である。柔軟導体50は、第2端子48よりも柔軟性に優れる導体である。柔軟導体50は、例えば、繰り返し変形可能である。
柔軟導体50は、第1端子46と第2端子48とに接合されている。柔軟導体50は、溶接等の公知の技術によって、第1端子46と第2端子48とに接合されている。柔軟導体50は、第1端子46と電気的に接続されている。柔軟導体50は、第2端子48と電気的に接続されている。
柔軟導体50は、例えば、複数本の金属線が編まれた編組部材である。編組部材は、例えば、筒状に編まれている。編組部材の外周面は、例えば、第1端子46と第2端子48とに接合されている。
<相手方端子部材12>
相手方端子部材12は、例えば、金属の材料を用いることができる。相手方端子部材12は、例えば、板材を用いることができる。相手方端子部材12は、例えば、L字形状を有する。相手方端子部材12は、例えば、プレス加工により、所定の形状に成形される。相手方端子部材12が第1端子46と接触することで、相手方端子部材12は第1端子46と電気的に接続できる。
<第1端子46の第1位置と第1端子46の第2位置>
図2から図6に示すように、第1端子は第1位置を取ることできる。図7と図8に示すように、第1端子46は、第2位置を取ることができる。第1端子46は、例えば、相手方端子部材12との電気的接続状態に合わせて、第1位置と第2位置とを可逆的に取ることができる。図2に示すように、第1端子46は、例えば、相手方端子部材12と電気的に接続される前は、第1位置を取る。図7に示すように、第1端子46は、例えば、相手方端子部材12と電気的に接続されると、第2位置を取る。図2に示すように、第1端子46は、例えば、相手方端子部材12との電気的接続が解除されると、第1位置を取る。
図2と図7に示すように、第1端子46は、例えば、相手方端子部材12との機械的接続状態に合わせて、第1位置と第2位置とを可逆的に取ることができる。第1端子46は、例えば、相手方端子部材12と機械的に接続される前は、第1位置を取る。第1端子46は、例えば、相手方端子部材12と機械的に接続されると、第2位置を取る。第1端子46は、例えば、相手方端子部材12との機械的接続が解除されると、第1位置を取る。
図4に示すように、第1端子46は、コイルスプリング14によって下方に押圧されることで第1位置を取ることができる。第1位置における被ガイド部68は、第1分割壁部26と第2分割壁部28との間に配置されている。
第1位置において、第1端子46の第1係合部70は、第1端子受け部34と係合している。第1位置において、第1係合部70は、例えば、第1分割壁部26と係合している。第1位置において、第1係合部70は、例えば、第1延在部32と係合している。
第1位置において、第1端子46の第2係合部72は、第2端子受け部42と係合している。第1位置において、第2係合部72は、例えば、第2分割壁部28と係合している。第1位置において、第2係合部72は、例えば、第2延在部40と係合している。よって、第1位置において、第1端子46は、例えば、ケース16とコイルスプリング14とによって挟持されている。
第1位置において、接合部55は、ケース16の一対の側壁22,22が対向する方向からみたとき、ケース16の外部に配置されている。第1位置において、接合部55は、左右方向からみたとき、ケース16よりも後方に配置されている。第1位置において、接合部55は、左右方向からみたとき、ケース16の側壁基部24よりも後方に配置されている。
図7と図8に示すように、第1位置における第1端子46が相手方端子部材12によって天井壁20の側に向かって押圧されることで、第1端子46は第2位置を取ることができる。第1端子46が第1位置から第2位置に移動する際に、第1端子46の被ガイド部68は第1傾斜部36に沿って摺動する。すなわち、被ガイド部68は、第1傾斜部36によってガイドされる。したがって、第1端子46が第1位置から第2位置へ移動する際に、第1端子46の移動方向は、第1傾斜部36によって規制されている。
第1傾斜部36は、例えば、天井壁20の側に向かうにつれて第1延在部32の側から離れるように傾斜している。第1端子46が相手方端子部材12によって天井壁20の側に向かって押圧されることで、被ガイド部68は、天井壁20の側に近づくにつれて第1延在部32から離れるように、第1傾斜部36によってガイドされる。すなわち、被ガイド部68は、第1傾斜部36によって、上方に向かうにつれて後方に向かうようにガイドされる。したがって、第2位置における第1端子46の被ガイド部68は、第1位置における第1端子46の被ガイド部68よりも上方且つ後方に位置している。すなわち、第1端子46は、相手方端子部材12によって上方に向かって押圧されることで、上方且つ後方に移動する。
被ガイド部68は、上下方向からみたとき、第1分割壁部26よりも左右方向に突出している。さらに、被ガイド部68は、上下方向からみたとき、第2分割壁部28よりも左右方向に突出している。よって、第1端子46が被ガイド部68を1つのみ有する場合と比べて、第1端子46が第1位置から第2位置に移動する際に、第1端子46が傾くことを抑制できる。したがって、第1端子46と相手方端子部材12との接触面積が減少することを抑制でき、第1端子46と相手方端子部材12との間の接触抵抗が増大することを抑制できる。ひいては、端子モジュール10の発熱を抑制できる。
第2位置において、第1端子46の第1係合部70は、第1端子受け部34から離れている。すなわち、第2位置において、第1係合部70は、第1端子受け部34との係合が解除されている。第2位置において、第1端子46の第2係合部72は、第2端子受け部42から離れている。すなわち、第2位置において、第2係合部72は、第2端子受け部42との係合が解除されている。よって、第2位置において、第1端子46は、例えば、コイルスプリング14と相手方端子部材12とによって挟持されている。
第2位置において、柔軟導体50が接合されている第1端子46の接合部55は、左右方向からみたとき、ケース16の外部に位置している。すなわち、接合部55は、ケース16よりも後方に位置している。図6と図8に示すように、第2位置における接合部55は、第1位置における接合部55よりもケース16から離れている。すなわち、第2位置における接合部55は、第1位置における接合部55よりも後方に位置している。
第2位置における第1端子46は、コイルスプリング14によって、下方に向かって押圧されている。第2位置における第1端子46は、相手方端子部材12によって、下方から支持されている。すなわち、第2位置における第1端子46は、相手方端子部材12によって、下方に移動することを抑制されている。したがって、相手方端子部材12を下方に移動させると、第1端子46は第2位置から下方に向かって移動する。
相手方端子部材12を下方に移動させ続けると、第1端子46はケース16と係合するとともに下方への移動が停止する。より詳しくは、第1端子46の第1係合部70は、ケース16の第1端子受け部34と係合する。第1端子46の第2係合部72は、ケース16の第2端子受け部42と係合する。すなわち、第1端子46は、再び第1位置を取る。したがって、第1端子46は、第1位置と第2位置とを可逆的に取ることができる。
第1端子46が第1位置と第2位置との間を可逆的に移動する際に、柔軟導体50は第1端子46の動きに合わせて変形可能である。すなわち、柔軟導体50が変形することで、第1端子46は第1位置と第2位置とを可逆的に取ることをできる。柔軟導体50は、例えば、第1端子46が第1位置から第2位置に移動する際に、第1端子46に押されて撓む。よって、端子モジュール10は、第1端子46と第2端子48との間の距離が短くなることに対応可能である。また、柔軟導体50は、例えば、第1端子46が第2位置から第1位置に移動する際に、第1端子46に引っ張られて伸びる。よって、端子モジュール10は、第1端子46と第2端子48との間の距離が長くなることに対応可能である。
<端子モジュール10の組立方法>
端子モジュール10は、例えば、次のようにして組み立てられる。まず、所定の形状に形成されたケース16を準備する。次に、柔軟導体50を第1端子46と第2端子48とに接合して、端子部材18を準備する。次に、コイルスプリング14をケース16内に収容する。次に、第1端子46の第1係合部70を第1分割壁部26の第1延在部32の上端面に引っ掛ける。この状態において、第1係合部70は、第1延在部32よりも上方に位置している。被ガイド部68は、第1延在部32よりも下方に位置している。
次に、第1端子46をケース16の天井壁20の側に押し込むとともに、第1端子46をケース16に対して回転させる。第1端子46の回転方向は、例えば、図4において、半時計回りである。第1端子46は、例えば、第1係合部70を中心として、ケース16に対して回転する。この際、ケース16に収容されているコイルスプリング14は、第1端子46によって上下方向に圧縮される。第1端子46の被ガイド部68は、第1分割壁部26と第2分割壁部28との間に入り込む。第1端子46の第2係合部72は、第2延在部40の第2端子受け部42の上方に回り込む。第2分割壁部28に設けられている第2傾斜部44は傾斜形状を有するため、第2係合部72が第2端子受け部42の上方に回り込み易い。すなわち、第2傾斜部44は、第2係合部72が第2分割壁部28に引っ掛かることを抑制する。
第1係合部70と第2係合部72とがそれぞれ第1端子受け部34と第2端子受け部42の上方に位置する状態では、上下方向における天井壁20と第1端子46との間の距離は、コイルスプリング14の自然長よりも短い。すなわち、この状態においてコイルスプリング14は、天井壁20と第1端子46とによって上下方向に圧縮されている。この状態においてコイルスプリング14には上下方向の復元力が生じるため、第2係合部72が第2端子受け部42の上方に回り込んだ後、第1端子46の第1面56は、コイルスプリング14の第2端部14bによって下方に向かって押圧される。その結果、第1端子46の第1係合部70は、第1端子受け部34に対して、上方から係合する。
第1端子46の第2係合部72は、第2端子受け部42に対して、上方から係合する。すなわち、第1係合部70と第2係合部72とは、それぞれ第1端子受け部34と第2端子受け部42とに受け止められる。以上のようなケース16と第1端子46との係合により、端子モジュール10が完成する。なお、組み立てられた端子モジュール10の第1端子46は、第1位置を取っている。
組み立てられた端子モジュール10において、天井壁20と第1端子46の第1部分52との間の距離は、コイルスプリング14の自然長よりも短い。よって、第1係合部70は、コイルスプリング14によって、第1端子受け部34に押し付けられている。第2係合部72は、コイルスプリング14によって、第2端子受け部42に押し付けられている。よって、ケース16と第1端子46との係合状態は、コイルスプリング14によって維持されている。すなわち、端子モジュール10の第1端子46は、例えば、相手方端子部材12と接続されるまで第1位置を維持できる。
なお、ケース16に対して第1端子46を組み付けた後に、第1端子46に対して柔軟導体50および第2端子48を接続して、端子モジュール10を完成させてもよい。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
(1)第1端子46は、第1分割壁部26と第2分割壁部28との間に入り込む被ガイド部68と、第1延在部32と係合する第1係合部70と、第2分割壁部28と係合する第2係合部72とを有している。よって、第2係合部72は、第1係合部70を第1延在部32に引っ掛けた後に第1端子46を回転させることで、第2分割壁部28と係合できる。さらに、被ガイド部68は、第1係合部70を第1延在部32に引っ掛けた後に第1端子46を回転させることで、第1分割壁部26と第2分割壁部28との間に入り込むことができる。したがって、ケース16に端子部材18を取り付ける際に、ケース16を治具で開く工程を省略できる。端子モジュール10の組立作業性を向上できる。
(2)一対の側壁22の各々に設けられている第1延在部32は、互いに平行である。よって、第1延在部32に第1端子受け部34を設けるために、第1端子46に折り曲げ加工を施す工程を省略できる。したがって、端子モジュール10の製造性を向上できる。
(3)被ガイド部68と第1係合部70と第2係合部72とは、第1端子46の一対の側面60から突出している。よって、第1端子46をプレス加工で板材から打ち抜く際に、被ガイド部68と第1係合部70と第2係合部72を設けることができる。したがって、第1端子46に被ガイド部68と第1係合部70と第2係合部72とを設けるために、第1端子46に折り曲げ加工を施す工程を省略できる。ひいては、端子モジュール10の製造性を向上できる。
(4)第1係合部70は、第1端子46の一対の側面60の両面から突出している。よって、第1係合部70を第1延在部32に引っ掛けて第1端子46を回転させることで第2係合部72を第2分割壁部28と係合させる際に、第1端子46がケース16に対して傾くことを抑制できる。よって、端子モジュール10の組立作業性を向上できる。さらに、第1係合部70と第2係合部72とは、それぞれ一対の側面60の両面から突出している。よって、第1端子46は、少なくとも4点でケース16に受け止められている。したがって、第1端子46が3点でケース16に受け止められている場合と比べて、第1端子46がケース16から脱落することを抑制できる。ひいては、端子モジュール10の耐久性を向上できる。
(5)第1係合部70は、第1端子端部64に配置されている。よって、第1係合部70が第1端子端部64と被ガイド部68との間に配置されている場合と比べて、ケース16に対する第1端子46の突出量を抑制できる。したがって、端子モジュール10を小型化できる。
(6)第2端子受け部42が配置されている第2延在部40は、第2傾斜部44を有している。第2端子受け部42は、第2傾斜部44よりも天井壁20の側に配置されている。第2傾斜部44は、天井壁20の反対側に向かうにつれて第1分割壁部26の側に近づくように傾斜している。作業者は、第1端子46を第1分割壁部26に引っ掛けた後に、第1端子46をケースに対して回転させることで、第2係合部72を第2端子受け部42に係合させる。第2傾斜部44は、第1端子46の第2係合部72が第2分割壁部28に引っ掛かることを抑制する。よって、第2傾斜部44は、第2係合部72が第2端子受け部42よりも天井壁20の側に回り込み易くする。したがって、端子モジュール10の製造性を向上できる。
(7)第1係合部70は第1部分52に配置されており、第2係合部72は第1部分52と交差する第2部分54に配置されている。すなわち、第2係合部72は、第1係合部70よりも上方に位置している。さらに、第2端子受け部42は、第1端子受け部34よりも上方に位置している。すなわち、第1係合部70と第2係合部72との位置にあわせて、第1端子受け部34と第2端子受け部42との位置が調整されている。よって、第1端子46をケース16に取り付けるために第1係合部70を中心にして第1端子46を回転させる際に、第2係合部72が第2分割壁部28に引っ掛かることを抑制できる。したがって、端子モジュール10の組立作業性を向上できる。
(8)柔軟導体50は、第2部分54における第2面58に接合している。第2部分54における第2面58は、第2部分54における第1面56と反対側の面である。第2部分54における第1面56は、ケース16の側を向いている面である。よって、第1端子46をケース16に取り付ける際に、柔軟導体50がケース16と接触することを抑制できる。したがって、端子モジュール10の組立作業性を向上できる。
(9)第1端子46が第1位置から第2位置に移動する際に、被ガイド部68は第1傾斜部36と接触して、第1端子46の移動方向が規制される。すなわち、被ガイド部68は、第1傾斜部36に沿って摺動することでガイドされる。さらに、第1傾斜部36は、第2分割壁部28と対向する第1分割壁部26の後端面の一部である。よって、第1端子46のガイドをケース16に設けるために、ケース16に折り曲げ加工を施す必要がない。したがって、端子モジュール10の製造性を向上できる。
<他の実施形態>
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・柔軟導体50は、編組部材でなくとも良い。柔軟導体50は、柔軟性を有しており、第1端子の移動に合わせて繰り返し変形できれば良い。柔軟導体50は、例えば、複数の金属線が撚られている撚線でもよく、撚線を芯線とする絶縁被覆電線でも良い。柔軟導体50は、例えば、複数の薄板状の導体が重ねられている薄板積層導体でも良い。
・第1端子46は、第1部分52と第2部分54とを有していなくともよい。すなわち、第1端子46は、例えば、第2部分54を省略し、平板状であってもよい。
・柔軟導体50は、第2部分54の第2面58以外に接合されても良い。接合部55は、例えば、第1部分52の第1面56に接合されても良い。接合部55は、例えば、第2係合部72よりも天井壁20に遠くても良い。
・端子傾斜部62は、省略しても良い。
・端子傾斜部62は、第2端子端部66以外に設けられていても良い。
・被ガイド部68は、1つまたは3つ以上設けられていても良い。
・被ガイド部68は、側面60以外から突出していても良い。
・被ガイド部68は、第1部分52以外に配置されていても良い。
・被ガイド部68は、前後方向において、第1係合部70と第2係合部72との間以外に配置されても良い。
・被ガイド部68が複数設けられているとき、複数の被ガイド部68は、前後方向において、互いに異なる位置に設けられても良い。
・第1係合部70は、1つまたは3つ以上設けられていても良い。
・第1係合部70は、側面60以外から突出していても良い。
・第1係合部70は、第1部分52以外に配置されていても良い。
・第1係合部70が複数設けられているとき、複数の第1係合部70は、前後方向において、互いに異なる位置に設けられても良い。
・第2係合部72は、1つまたは3つ以上設けられていても良い
・第2係合部72は、側面60以外から突出していても良い。
・第2係合部72は、第2部分54以外に配置されていても良い。
・第2係合部72が複数設けられているとき、複数の第2係合部72は、前後方向において、互いに異なる位置に設けられていても良い。
・相手方端子部材12は、第1端子46に向かって突出する突状部を有しても良い。
・第1端子46は、相手方端子部材12に向かって突出する突状部を有しても良い。
・第1分割壁部26は、側壁22の側壁基部24の中間部の下端以外から延びていても良い。
・第2分割壁部28は、側壁22の側壁基部24の後端の下端以外から延びていても良い。
・第1延在部32は、第1基部30の下端以外から延びていても良い。
・第1延在部32は、省略しても良い。
・第1端子受け部34は、第1延在部32の上端面でなくとも良い。第1端子受け部34は、コイルスプリング14によって下方に向かって押圧されている第1端子46の第1係合部70と係合できるならば、第1分割壁部26に自由に配置できる。
・第2延在部40は、第2基部38の下端以外から延びていても良い。
・第2延在部40は、省略しても良い。
・第2端子受け部42は、第2延在部40の上端面でなくとも良い。第2端子受け部42は、コイルスプリング14によって下方に向かって押圧されている第1端子46の第2係合部72と係合できるならば、第2分割壁部28に自由に配置できる。
・第1傾斜部36は、第2位置における第1端子46の被ガイド部68が第1位置における第1端子46の被ガイド部68よりも、上方且つ後方に位置する様に、第1端子46の被ガイド部68をガイドできれば良い。
・第1傾斜部36は、連続的に傾斜していなくとも良い。
・第1傾斜部36は、第1基部30の後端面の全域にわたって設けられていなくとも良い。第1傾斜部36は、例えば、第1端子46の被ガイド部68と接触可能な領域にのみ設けられていても良い。
・第1傾斜部36は、第1基部30の後端面でなくてもよい。第1傾斜部36は、例えば、第1基部30の一部をプレス加工で折り曲げることで設けても良い。
・第1傾斜部36は、省略しても良い。第1傾斜部36を省略する場合は、例えば、端子モジュール10を収容する図示しないコネクタハウジングに被ガイド部68をガイドするための構造が設けられていても良い。すなわち、第1端子46が相手方端子部材12よって上方に向かって押圧される際に、第1端子46を第1位置から第2位置へガイドするための構造は、必ずしも端子モジュール10自身に設けられていなくても良い。
10 端子モジュール
12 相手方端子部材
14 コイルスプリング
14a 第1端部
14b 第2端部
14c 中心軸
16 ケース
18 端子部材
20 天井壁
22 側壁
24 側壁基部(基部)
26 第1分割壁部
28 第2分割壁部
30 第1基部(第1分割壁側基部)
32 第1延在部(第1分割壁側延在部)
34 第1端子受け部
36 第1傾斜部(第1分割壁側傾斜部)
38 第2基部(第2分割壁側基部)
40 第2延在部(第2分割壁側延在部)
42 第2端子受け部
44 第2傾斜部(第2分割壁側傾斜部)
46 第1端子
48 第2端子
50 柔軟導体
52 第1部分
54 第2部分
55 接合部
56 第1面
58 第2面
60 側面
62 端子傾斜部(第1端子側傾斜部)
64 第1端子端部(第1端子側第1端部)
66 第2端子端部(第1端子側第2端部)
68 被ガイド部
70 第1係合部
72 第2係合部

Claims (11)

  1. 相手方端子部材と電気的に接続可能な端子モジュールであって、
    弾性変形可能なコイルスプリングと、
    前記コイルスプリングを収容するケースと、
    前記ケースに取り付けられる端子部材と、を備え、
    前記コイルスプリングは、第1端部と、前記第1端部の反対側に配置される第2端部と、を有し、
    前記ケースは、前記コイルスプリングの前記第1端部と接触する天井壁と、前記天井壁から前記コイルスプリングの前記第2端部の側に向かって延びるとともに互いに対向している一対の側壁と、を有し、
    前記端子部材は、前記一対の側壁に取り付けられるとともに前記一対の側壁に対して相対移動可能である第1端子を有し、
    前記一対の側壁の各々は、前記天井壁に連なる側壁基部と、前記側壁基部に連なる第1分割壁部と、前記側壁基部に連なるとともに前記第1分割壁部から離隔する第2分割壁部と、を有し、
    前記第1端子は、前記コイルスプリングの前記第2端部に押圧される第1面と、前記第1面の反対側に配置される第2面と、前記第1分割壁部と接触可能な被ガイド部と、前記第1分割壁部と係合可能な第1係合部と、前記第2分割壁部と係合可能な第2係合部と、を有し、
    前記第1分割壁部は、前記側壁基部に連なる第1基部と、前記第1基部から前記第2分割壁部の反対側に向かって前記側壁基部と平行な方向に延びる第1延在部と、前記第1延在部の一部であって前記第1基部から前記側壁基部と平行な方向に延び前記コイルスプリングに押圧される前記第1端子を受け止め可能な第1端子受け部と、を有し、
    前記第2分割壁部は、前記コイルスプリングに押圧される前記第1端子を受け止め可能な第2端子受け部を有し、
    前記第1端子受け部は、前記第1延在部に配置されており、
    前記第1端子は、第1位置と、前記第1位置とは異なる第2位置と、を可逆的に取ることが可能であり、
    前記第1位置において、
    前記第1面は、前記コイルスプリングによって押圧されており、
    前記被ガイド部は、前記第1分割壁部と前記第2分割壁部との間に配置されており、
    前記第1係合部は、前記天井壁の側から前記第1端子受け部と係合しており、
    前記第2係合部は、前記天井壁の側から前記第2端子受け部と係合している、
    端子モジュール。
  2. 前記一対の側壁の各々に設けられている前記第1延在部は、互いに平行である、
    請求項1に記載の端子モジュール。
  3. 前記第1端子は、前記ケースの前記一対の側壁と少なくとも一部が対向する一対の側面を有し、
    前記被ガイド部は、前記一対の側面から突出しており、
    前記第1係合部は、前記一対の側面から突出しており、
    前記第2係合部は、前記一対の側面から突出している、
    請求項1または請求項2に記載の端子モジュール。
  4. 前記第1係合部は、前記一対の側面の各々から突出しており、
    前記第2係合部は、前記一対の側面の各々から突出している、
    請求項3に記載の端子モジュール。
  5. 前記第1端子は、前記第2係合部よりも前記被ガイド部の側に配置される第1端子端部を有し、
    前記第1係合部は、前記第1端子端部に配置されている、
    請求項3または請求項4に記載の端子モジュール。
  6. 前記第2分割壁部は、前記側壁基部と連なる第2基部と、前記第2基部から前記第1分割壁部と反対側に向かって延びる第2延在部と、を有し、
    前記第2端子受け部は、前記第2延在部に配置されており、
    前記第2延在部のうち前記第1分割壁部と反対側を向く端面の一部は、前記天井壁の反対側に向かうにつれて前記第1分割壁部の側に近づくように傾斜する第2傾斜部を有し、
    前記第2端子受け部は、前記第2傾斜部よりも前記天井壁に近い、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の端子モジュール。
  7. 前記第1端子は、前記コイルスプリングの前記第2端部と接触する第1部分と、前記第1部分に連なるとともに前記ケースの前記天井壁の側に向かって延在する第2部分と、を有し、
    前記第1係合部は、前記第1部分に配置されており、
    前記第2係合部は、前記第2部分に配置されており、
    前記第2端子受け部は、前記第1端子受け部よりも前記天井壁に近い、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の端子モジュール。
  8. 前記端子部材は、前記第1端子と電気的に接続される柔軟導体を有し、
    前記柔軟導体は、前記第2部分における前記第2面に接合している、
    請求項7に記載の端子モジュール。
  9. 前記第1分割壁部は、前記第1端子の前記被ガイド部と接触可能な第1傾斜部を有し、 前記第1傾斜部は、前記被ガイド部と対向する面であるとともに、前記天井壁の反対側に向かうにつれて前記第2分割壁部の側から離れるように傾斜しており、
    前記第1端子は、前記相手方端子部材に前記第2面が押圧されて、前記被ガイド部が前記第1傾斜部に摺動することで前記第2位置を取ることが可能であり、
    前記第2位置における前記被ガイド部の位置は、前記第1位置における前記被ガイド部の位置よりも前記天井壁に近く、且つ、前記第1延在部から離れている、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の端子モジュール。
  10. 前記第1傾斜部は、連続的に傾斜している、
    請求項9に記載の端子モジュール。
  11. 前記第1傾斜部は、直線的に傾斜している、
    請求項9または請求項10に記載の端子モジュール。
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