JPH09219722A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JPH09219722A
JPH09219722A JP8025412A JP2541296A JPH09219722A JP H09219722 A JPH09219722 A JP H09219722A JP 8025412 A JP8025412 A JP 8025412A JP 2541296 A JP2541296 A JP 2541296A JP H09219722 A JPH09219722 A JP H09219722A
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JP
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user
communication terminal
file
call
communication
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JP8025412A
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English (en)
Inventor
Tokuyuki Tanaka
徳幸 田中
Keiko Takahara
桂子 高原
Kazuma Yumoto
一磨 湯本
Naoko Iwami
直子 岩見
Toru Hoshi
徹 星
Toshiaki Koyama
俊明 小山
Susumu Matsui
進 松井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management
    • G06Q10/107Computer-aided management of electronic mailing [e-mailing]

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】通信端末のユーザが、通信を希望する相手ユー
ザの通信端末に割当てられている端末アドレスを知らな
い場合でも、相手ユーザとの間で通信を行うことを可能
とする通信システムを提供する。 【解決手段】通信端末1000aは、自身のユーザAが
通信を希望するユーザBの通信端末の端末アドレスを知
らない場合に、自身の端末アドレス(自局アドレス)を
格納した発信ファイル6210を、ユーザB宛の電子メ
ールとして送信する。ユーザBの通信端末1000b
は、発信ファイル6210を電子メールとして受信した
場合に、折返し発信する旨をユーザBが指示可能なアイ
コン302を表示し、ユーザBがアイコン302を操作
すると、発信ファイル6210に格納されている端末ア
ドレスが示す通信端末1000aに折返し発信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の通信端末が
接続される通信システムにおいて、通信端末のユーザ
が、通信を希望する相手ユーザの通信端末に固有に割当
てられている端末アドレスを知らない場合でも、相手ユ
ーザとの間で通信を行うことを可能とする技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の通信端末が接続される通
信システムにおいては、通信端末のユーザが、通信を希
望する相手ユーザの通信端末に固有に割当てられている
端末アドレスに基づいて、該通信端末に発信すること
で、相手ユーザとの間で通信を行うようになっているの
で、端末アドレスを知らない通信端末に発信することは
できない。
【0003】また、通信システムの中には、有限資源で
ある端末アドレスを節約するために、システムに加入し
ているユーザの通信端末が接続した時点で、該通信端末
に端末アドレスを動的に割当てるようにしているものが
多い。例えば、インターネットにおいては、専用線によ
って常時接続している通信端末には、静的に端末アドレ
ス(インターネットでは、「IPアドレス」と呼ぶ。)
が割当てられているが、公衆網を介して必要なときに接
続(インターネットでは、「ダイヤルアップIP接続」
と呼ぶ。)する通信端末には、接続時に、動的にIPア
ドレスが割当てられるようになっている。
【0004】このように、通信を希望する相手ユーザの
通信端末が接続時に動的に端末アドレスが割当てられる
ような通信端末である場合には、相手ユーザの通信端末
は、未接続時には、端末アドレスが割当てられていない
状態となり、また、接続中には、端末アドレスが割当て
られている状態となるが、割当てられる端末アドレスが
接続する度に変化するので、このような相手ユーザの通
信端末に発信することは難しいという問題点があった。
【0005】そこで、通信端末のユーザ間で通信を行う
ことを容易にするために、従来、文献「Net.Speech:Des
ktop Audio Comes to the Net(COMMUNICATIONS OF THE
ACM,Vol.38,No.10,October 1995)」に記載のよう
に、接続中の通信端末を監視する監視サーバを設けるよ
うにした通信システムが考案されている。
【0006】上記文献に記載の通信システムにおいて
は、通信端末のユーザが、システムへの接続時に、ま
ず、監視サーバにユーザ名を通知することで、接続した
旨を宣言するようにしており、監視サーバが、接続した
旨を宣言した全てのユーザの通信端末について、該通信
端末のユーザが通知したユーザ名、および、該通信端末
に割当てられた端末アドレスを管理するようにしてい
る。そして、通信端末のユーザが、監視サーバが管理し
ている全てのユーザ名の一覧を入手し、入手したユーザ
名の一覧の中から通信を希望する相手ユーザのユーザ名
を指定して監視サーバに通知すると、監視サーバは、通
知されたユーザ名に対応する端末アドレスに基づいて、
相手ユーザの通信端末を呼出すようにしている。
【0007】これにより、通信端末のユーザは、通信を
希望する相手ユーザの通信端末に割当てられている端末
アドレスを知らない場合でも、相手ユーザとの間で通信
を行うことが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記文献に記
載の通信システムにおいては、通信端末のユーザは、監
視サーバの仲介によって、接続中の任意の通信端末を呼
出すことができる反面、自身の通信端末があらゆる通信
端末から呼出される可能性があり、通信を希望しないユ
ーザの通信端末からの呼出しにも応じなければならなく
なるので、ユーザに煩わしさを与えるという問題点があ
る。
【0009】また、通信端末のユーザは、他の通信端末
のユーザとの間で通信中であっても、あらゆる通信端末
から呼出される可能性があり、円滑な通信を妨げるとい
う問題点もある。
【0010】また、通信端末のユーザは、監視サーバか
ら入手したユーザ名の一覧の中から通信を希望する相手
ユーザのユーザ名を指定する際に、監視サーバが管理し
ているユーザ名の数が多い場合には、相手ユーザのユー
ザ名を探出すのに手間がかかるという問題点もある。
【0011】また、ユーザ名を監視サーバに通知しない
ユーザの通信端末については、依然として、該通信端末
の端末アドレスを知らない限り、該通信端末に発信する
ことができないので、そのような通信端末のユーザとの
間で通信を行うことができず、通信を行うことが可能な
相手ユーザが限られてしまうという問題点もある。
【0012】本発明の目的は、監視サーバを用いること
なく、通信端末のユーザが通信を希望する相手ユーザの
通信端末の端末アドレスを知らない場合でも、相手ユー
ザと間で通信を行うことを可能とする通信システムを提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の通信端末が接続される通信システ
ムに、複数の通信端末間で送受信される電子メールを蓄
積するメールサーバを接続するようにするようにしてい
る。
【0014】そして、各通信端末が、(1)任意のユー
ザ宛の電子メールをメールサーバに送信し、自身のユー
ザ宛の電子メールをメールサーバから受信する電子メー
ル手段、(2)自身に固有に割当てられている端末アド
レスを含むファイル(以下、発信ファイルと称す。)を
作成する発信ファイル作成手段、(3)発信ファイル作
成手段が作成した発信ファイルを、自身のユーザが通信
を希望するユーザ宛の電子メールとして、電子メール手
段に送信させる発信ファイル送信手段、(4)電子メー
ル手段が受信した電子メールが発信ファイルである場合
に、該発信ファイルに含まれている端末アドレスが示す
通信端末に折返し発信するか否かの指示を受付ける折返
し発信可否受付手段、(5)発信可否受付手段が折返し
発信する旨の指示を受付けた場合に、電子メール手段が
電子メールとして受信した発信ファイルに含まれている
端末アドレスが示す通信端末に折返し発信する折返し発
信手段、を備えるようにしている。
【0015】従って、各通信端末においては、自身のユ
ーザが通信を希望する相手ユーザの通信端末に割当てら
れている端末アドレスを知らない場合には、自身に割当
てられている端末アドレスを含む発信ファイルを、相手
ユーザ宛の電子メールとしてメールサーバに送信するこ
とで、相手ユーザにのみ、自身の端末アドレスを通知す
ると共に、折返し発信してくれるよう依頼することがで
きる。
【0016】ところで、発信ファイルを相手ユーザ宛の
電子メールとして送信した通信端末が、接続時に動的に
端末アドレスが割当てられるような通信端末である場合
には、接続を終了すると、端末アドレスが割当てられて
いない状態となるばかりではなく、それまで割当てられ
ていた端末アドレスがその後に接続した他の通信端末に
割当てられてしまう可能性がある。そこで、相手ユーザ
の通信端末が電子メールとして受信した発信ファイルに
含まれている端末アドレスが示す通信端末に折返し発信
した時点で、該電子メールを送信したユーザ(すなわ
ち、折返し発信を依頼したユーザ)の通信端末が接続を
終了していると、該当する通信端末がなかったり、折返
し発信を依頼したユーザとは異なるユーザの通信端末に
着信してしまったりすることがある。
【0017】このように、折返し発信を依頼したユーザ
以外のユーザの通信端末に対する不必要な折返し発信を
未然に防ぐために、本発明においては、各通信端末が、
折返し発信による着信を受付ける期限を示す応答期限の
入力を受付ける応答期限受付手段を備えるようにするこ
とができる。このとき、発信ファイル作成手段は、応答
期限受付手段が受付けた応答期限をさらに含む発信ファ
イルを作成するようにし、折返し発信手段は、現在時刻
が、電子メール手段が電子メールとして受信した発信フ
ァイルに含まれている応答期限を超えている場合には、
動作を行わないようにする。
【0018】従って、各通信端末においては、応答期限
をさらに含む発信ファイルを、通信を希望する相手ユー
ザ宛の電子メールとしてメールサーバに送信すること
で、相手ユーザに対して、通信を希望したユーザの時間
的な都合に応じた折返し発信を依頼することができる。
【0019】また、折返し発信を依頼したユーザ以外の
ユーザの通信端末に対する不必要な折返し発信を未然に
防ぐために、本発明においては、発信ファイル作成手段
が、自身のユーザを認証するための認証情報をさらに含
む発信ファイルを作成するようにし、折返し発信手段
が、電子メール手段が電子メールとして受信した発信フ
ァイルに含まれている端末アドレスが示す通信端末に折
返し発信する際に、該発信ファイルに含まれている認証
情報を、発信先の通信端末に送信するようにすることが
できる。このとき、各通信端末は、他の通信端末から着
信があり、同時に認証情報が送信されてきた場合に、該
認証情報が正当な認証情報であるならば、該着信を受付
ける選択的応答手段を備えるようにする。
【0020】従って、各通信端末においては、他の通信
端末から着信があり、同時に認証情報が送信されきた場
合は、折返し発信による着信であることを意味している
が、このとき、同時に送信されてきた認証情報が正当な
認証情報であるときにのみ、該着信を受付けることで、
自身のユーザが折返し発信を依頼した相手ユーザの通信
端末からの折返し発信による着信のみを受付けることが
できる。
【0021】特に、発信ファイル作成手段が作成する発
信ファイルにさらに含ませる認証情報が、自身のユーザ
宛の電子メールの宛先となる、自身のユーザのユーザI
Dであるようにした場合には、各通信端末が、複数のユ
ーザのユーザIDを記憶しているユーザID記憶手段を
備えるようにし、折返し発信可否受付手段が、電子メー
ル手段が電子メールとして受信した発信ファイルに含ま
れているユーザIDをユーザID記憶手段が記憶してい
る場合には、動作を行わず、折返し発信手段が、電子メ
ール手段が電子メールとして受信した発信ファイルに含
まれているユーザIDをユーザID記憶手段が記憶して
いる場合には、該発信ファイルに含まれている端末アド
レスが示す通信端末に折返し発信するようにすることが
できる。
【0022】これは、発信ファイルを電子メールとして
受信することで折返し発信を依頼されたユーザが、該発
信ファイルに認証情報として含まれているユーザID
(すなわち、折返し発信を依頼したユーザのユーザI
D)を知っている場合には、両ユーザが旧知の間柄であ
ることを意味していると考えられるからであり、このよ
うな場合には、各通信端末が、折返し発信するか否かの
指示を自身のユーザから受付けなくても、折返し発信す
るようにすることができる。
【0023】なお、本発明においては、折返し発信を依
頼されたユーザが折返し発信するか否かの指示を入力す
るための操作を容易にするために、折返し発信可否受付
手段が、電子メール手段が電子メールとして受信した発
信ファイルに含まれている端末アドレス、および、該端
末アドレスが示す通信端末に折返し発信する旨を自身の
ユーザが指示可能なアイコンを画面表示するようにする
ことができる。
【0024】また、特に、発信ファイル作成手段が作成
する発信ファイルにさらに含ませる認証情報が、自身の
ユーザ宛の電子メールの宛先となる、自身のユーザのユ
ーザIDであるようにした場合にも、同様に、折返し発
信可否受付手段が、電子メール手段が電子メールとして
受信した発信ファイルに含まれているユーザID、およ
び、該ユーザIDが示すユーザの通信端末に折返し発信
する旨を自身のユーザが指示可能なアイコンを画面表示
するようにすることができる。
【0025】従って、各通信端末においては、折返し発
信を依頼されたユーザが、画面表示されたアイコンをマ
ウス等でクリックするだけで、折返し発信手段が動作を
行うようにすることができる。
【0026】さらに、各通信端末が、複数のユーザID
ごとに、ユーザ名を含むユーザ情報を対応付けて記憶し
ているユーザ情報記憶手段を備えるようにし、折返し発
信可否受付手段が、画面表示するユーザIDに対応する
ユーザ情報をユーザ情報記憶手段が記憶している場合
に、該ユーザ情報をさらに画面表示することで、折返し
発信を依頼されたユーザが、折返し発信を依頼したユー
ザのユーザ情報を知ることができるようになる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0028】図1は本発明の通信システムを適用するネ
ットワークの構成図である。
【0029】図中、1000a〜1000cは通信端
末、2000はメールサーバ、2100は電子メールを
蓄積するファイル装置、3000は通信網である。
【0030】なお、通信端末1000aは、図1に示す
ように、音声・映像・データ等の各種情報を入力する入
力装置1100と、音声・映像・データ等の各種情報を
出力する出力装置1200と、メモリ1300と、通信
網2000との間のインタフェース処理を行う回線イン
タフェース部1400と、CPU1500と、利用者が
設定した個人アドレス帳データ等の各種情報を格納して
いる蓄積装置1600と、内部バス1700とを備えて
構成されており、通信端末1000の動作は、CPU1
500が、メモリ1300に格納されている各種ソフト
ウェアを読出して実行することで実現される。
【0031】また、他の通信端末1000bおよび通信
端末1000cの構成も、通信端末1000aの構成と
同様である。
【0032】従来の通信システムにおいては、監視サー
バを用いるようにしているので、通信端末のユーザは、
通信を希望する相手ユーザの通信端末の端末アドレス
(以下の説明では、「局アドレス」と称す。)を知らな
い場合でも、監視サーバの仲介によって、相手ユーザと
の間で通信を行うことができる反面、通信を希望しない
ユーザの通信端末からの呼出しにも応じなければならな
いという問題点が生じてしまっていた。
【0033】本発明の通信システムは、監視サーバを用
いなくても、通信端末1000のユーザが、通信を希望
する相手ユーザの通信端末1000の局アドレスを知ら
ない場合でも、相手ユーザとの間で通信を行うことを可
能とするものであり、さらに、監視サーバを用いた場合
に生じた問題点を生じさせないようにするものである。
【0034】そのために、本発明の通信システムにおい
ては、メールサーバ2000を通信網3000に接続す
ることで、通信端末1000のユーザが、任意のユーザ
宛の電子メールをメールサーバ2000に送信し、自身
宛の電子メールをメールサーバ2000から受信するこ
とができるようにしている。そして、通信端末1000
が、自身のユーザが通信を希望する相手ユーザの通信端
末1000の局アドレスを知らない場合に、自身の局ア
ドレスを含む発信ファイルを、相手ユーザ宛の電子メー
ルとして送信することで、相手ユーザの通信端末100
0から折返し発信してくれるよう依頼し、相手ユーザが
折返し発信を許可した場合にのみ、両ユーザ間で通信を
行うことが可能となるようにしている。
【0035】すなわち、通信端末1000は、メールサ
ーバ2000から受信した自身のユーザ宛の電子メール
が発信ファイルである場合には、該発信ファイルを電子
メールとして送信したユーザが折返し発信を依頼してい
ることを意味しているので、自身のユーザが折返し発信
を許可すれば、該発信ファイルに含まれている局アドレ
スが示す通信端末(すなわち、折返し発信を依頼したユ
ーザの通信端末)1000に折返し発信するようにして
いる。
【0036】以下、本発明の通信システムの第1の実施
形態について説明する。
【0037】図2は通信端末1000の機能ブロック図
である。
【0038】図2において、5000は通信制御部、6
000は応用ソフト管理部、7000は発信要求コマン
ドである。
【0039】通信制御部5000は、自身のユーザが入
力装置1100から入力した指示の内容や、応用ソフト
管理部6000から出力された要求の内容に従って、他
の通信端末1000やメールサーバ2000との間の通
信路を確立させるよう、回線インタフェース1400を
制御する。
【0040】そして、通信制御部5000は、回線イン
タフェース1400が他の通信端末1000との間の通
信路を確立させると、回線インタフェース部1400を
介して、音声・映像・データ等の各種情報を他の通信端
末1000との間で送受信する。また、回線インタフェ
ース部1400がメールサーバ2000との間の通信路
を確立させると、回線インタフェース部1400を介し
て、任意のユーザ宛の電子メールをメールサーバ200
0に送信し、自身のユーザ宛の電子メールをメールサー
バ2000から受信する。
【0041】一方、応用ソフト管理部6000は、自身
のユーザが入力装置1100から入力した指示の内容に
従って、文書処理や表計算処理等を行う各種応用ソフト
ウェアを起動すると共に、その処理結果(例えば、文字
データや図表データ)を出力装置1200に出力する。
【0042】応用ソフト管理部6000は、特に、自身
のユーザが入力装置1100から入力した指示の内容
が、他の通信端末1000に発信する旨を示している場
合には、自身のユーザが発信先の通信端末1000の局
アドレス(相手局アドレス)を知っており、相手局アド
レスが特定されているならば、他の通信端末1000に
発信する旨を示す要求を、通信制御部5000に出力す
る。
【0043】また、応用ソフト管理部6000は、自身
のユーザが入力装置1100から入力した指示の内容
が、他の通信端末1000に発信する旨を示している場
合には、自身のユーザが発信先の通信端末1000の相
手局アドレスを知らず、相手局アドレスが特定されてい
ないならば、通信端末1000の局アドレス(自局アド
レス)を含む発信ファイルを作成する。
【0044】応用ソフト管理部6000が作成した発信
ファイルは、通信制御部5000によって、自身のユー
ザが通信を希望する相手ユーザ宛の電子メールとしてメ
ールーサーバ2000に送信されることとなる。
【0045】なお、通信制御部5000が回線インタフ
ェース部1400を介して受信した自身のユーザ宛の電
子メールが、発信ファイルである場合に、自身のユーザ
が折返し発信を許可するならば、折返し発信する旨を示
す指示が入力装置1100から入力されることとなる。
そこで、応用ソフト管理部6000は、自身のユーザが
入力装置1100から入力した指示の内容が、折返し発
信する旨を示している場合には、電子メールとして受信
した発信ファイルの内部に、折返し発信先の通信端末1
000の相手局アドレス(電子メールを送信したユーザ
の通信端末1000にとっては、自局アドレスであ
る。)が設定されており、相手局アドレスが特定される
ので、他の通信端末1000に発信する旨を示す要求
を、通信制御部5000に出力する。
【0046】図2において、発信要求コマンド7000
は、応用ソフト管理部6000が他の通信端末1000
に発信する旨を示す要求を通信制御部5000に出力す
る際に、応用ソフト管理部6000から通信制御部50
00に発行されるコマンドであり、発信要求である旨を
示す識別子および発信先の通信端末1000の相手局ア
ドレスが内部に設定されている。
【0047】図3は通信制御部5000の詳細な機能ブ
ロック図である。
【0048】図中、5100は通信管理部、5200は
データ通信制御部、5300は音声通信制御部、540
0は映像通信制御部、5500は他メディア通信制御部
である。
【0049】通信管理部5100は、データ通信制御
部,音声通信制御部5300,映像通信制御部540
0,他メディア通信制御部5500を制御することで、
各メディアの同時通信や切替え等の通信管理を行うもの
であり、音声・映像・データ等の各種情報を回線インタ
フェース部1400との間で入出力する。
【0050】また、データ通信制御部5200は、デー
タ系の通信制御を行い、音声通信制御部5300は、音
声系の通信制御を行い、映像通信制御部5400は、映
像系の通信制御そ行い、他メディア通信制御部5500
は、電子メールシステムやFAXシステム等の他のメデ
ィアの通信制御を行うものである。
【0051】なお、応用ソフト管理部6000が作成し
た発信ファイルは、他メディア通信制御部5500によ
って、自身のユーザが通信を希望する相手ユーザ宛の電
子メールとしてメールサーバ2000に送信されること
となる。
【0052】また、通信制御部5000において、応用
ソフト管理部6000から発行された発信要求コマンド
7000は、データ通信制御部5200によって受付け
られるようになっているので、ここで、データ通信制御
部5200について説明する。
【0053】図4はデータ通信制御部5200の詳細な
機能ブロック図である。
【0054】図中、5210はコマンド入手部、522
0はイベント入手部、5230はデータ解析部、524
0はデータ入手部、5250はコマンド生成部である。
【0055】コマンド受付部5210は、通信相手の通
信端末1000から送信されたコマンドやデータを通信
管理部5100を介して入手し、イベント入手部522
0は、通信端末1000のユーザが入力装置1100か
ら入力したイベントやデータを入手する。
【0056】データ解析部5230は、コマンド入手部
5210が入手したコマンドやイベント入手部5220
が入手したイベントを解析することで、実行すべき処理
を決定し、決定した処理を実行する。データ解析部52
30は、他の通信端末1000との間で行う通信の開始
および終了を制御する発着信制御部5231と、他の通
信端末1000との間で任意のユーザデータを送受信す
るユーザデータ制御部5233とを備えて構成されてい
る。
【0057】データ入手部5240は、通信端末100
0のユーザに通知すべきデータをデータ解析部5230
から入手し、入手したデータを出力装置1200に出力
する。なお、データ入手部5240は、入手したデータ
を適切な表示形式に変換してから、出力装置1200に
出力するようにすることができる。
【0058】コマンド生成部5250は、音声通信制御
部5300,映像通信制御部5400,他メディア通信
制御部5500に通知すべきデータや、通信相手の通信
端末1000に通知すべきデータを、データ解析部52
30から入手し、入手したデータの内容を示すコマンド
を生成する。
【0059】なお、データ通信制御部5200におい
て、応用ソフト管理部6000から発行された発信要求
コマンド7000は、発着信制御部5231によって受
付けられるようになっているので、発着信制御部523
1については後述する。
【0060】図5は応用ソフト管理部6000の詳細な
機能ブロック図である。
【0061】図中、6110は文書ファイル、6100
は文書編集処理部、6210は発信ファイル、6200
は自動発信開始処理部、6310はメール宛先管理ファ
イル、6300はメール宛先編集処理部、6400は画
面入出力処理部である。
【0062】文書ファイル6110は、文字データや図
表データ等の各種情報を格納しているファイルであり、
発信ファイル6210は、通信端末1000の局アドレ
ス(自局アドレス)または発信先となる他の通信端末1
000の局アドレス(相手局アドレス)を格納している
ファイルであり、メール宛先管理ファイル6310は、
電子メールの宛先となるユーザのユーザID、および、
該ユーザの氏名・所属等のユーザ情報を1組の宛先情報
とし、少なくとも1組以上の宛先情報を格納しているフ
ァイルである。これらの文書ファイル6110,発信フ
ァイル6210,メール宛先管理ファイル6310は、
蓄積装置1600に蓄積されている。
【0063】文書編集処理部6100は、自身のユーザ
が指定した文書ファイル6110を蓄積装置1600か
ら読出して、読出した文書ファイル6110の内容を出
力装置1200に出力する旨を示す要求を画面入出力処
理部6400に出力したり、画面入出力処理部6400
から出力された要求に従って、蓄積装置1600から読
出した文書ファイル6110の内容を編集する。
【0064】自動発信開始処理部6200は、通信端末
1000の自局アドレスが格納された発信ファイル62
10を作成して、蓄積装置1600に蓄積したり、自身
のユーザが指定した発信ファイル6210を蓄積装置1
600から読出して、読出した発信ファイル6210に
格納されている相手局アドレスを内部に設定した発信要
求コマンド7000を作成して、通信制御部5000に
発行する。
【0065】メール宛先編集処理部6300は、自身の
ユーザが指定したメール宛先管理ファイル6310を蓄
積装置1600から読出して、読出したメール宛先管理
ファイル6310の内容を出力装置1200に出力する
旨を示す要求を画面入出力処理部6400に出力した
り、画面入出力処理部6400から出力された要求に従
って、蓄積装置1600から読出したメール宛先管理フ
ァイル6310の内容を編集する。
【0066】なお、応用ソフト管理部6000は、文書
編集処理部6100,自動発信開始処理部6200,メ
ール宛先編集処理部6300のほかにも、図示していな
いが、例えば、電子メールの送受信処理を行う電子メー
ル送受信処理部等の各種処理部を備えている。
【0067】また、画面入出力処理部6400は、文書
編集処理部6100,自動発信開始処理部6200,メ
ール宛先編集処理部6300等の各種処理部から出力さ
れた要求の内容に従って、出力装置1200に出力すべ
き各種情報を適切な表示形式に変換したり、自身のユー
ザが入力装置1100から入力した指示の内容に応じた
要求を、文書編集処理部6100,自動発信開始処理部
6200,メール宛先編集処理部6300等の各種処理
部に出力する。
【0068】図6は自動発信開始処理部6200が行う
自動発信開始処理の処理フローチャートである。
【0069】自動発信開始処理は、自身のユーザが入力
装置1100から入力した指示の内容が、他の通信端末
1000に発信する旨を示している場合や、他の通信端
末1000に折返し発信する旨を示している場合に起動
される。
【0070】図6に示すように、自動発信開始処理部6
200は、まず、任意の発信ファイル6210の指定が
関連付けられて自動発信開始処理が起動されたか否かを
判定する(ステップ2)。
【0071】自身のユーザが入力装置1100から入力
した指示の内容が、他の通信端末1000に発信する旨
を示している場合に、自身のユーザが発信先の通信端末
1000の相手局アドレスを知っているならば、相手局
アドレスが格納されている発信ファイル6210を特定
できるので、任意の発信ファイル6210の指定が関連
付けられて自動発信開始処理が起動されることとなる。
また、自身のユーザが入力装置1100から入力した指
示の内容が、他の通信端末1000に折返し発信する旨
を示している場合には、折返し発信先の通信端末100
0の相手局アドレス(電子メールを送信したユーザの通
信端末1000にとっては、自局アドレスである。)を
含む発信ファイル6210を電子メールとして受信して
おり、発信ファイル6210を特定できるので、任意の
発信ファイル6210の指定が関連付けられて自動発信
開始処理が起動されることとなる。
【0072】そこで、自動発信開始処理部6200は、
自動発信開始処理の起動時に関連付けられている発信フ
ァイル6210に格納されている局アドレス(相手局ア
ドレス)を読出し(ステップ16)、読出した相手局ア
ドレスを内部に設定した発信要求コマンド7000を作
成して、通信制御部5000に発行する(ステップ1
8)。
【0073】これにより、通信制御部5000の発着信
制御部5231が行う発信処理によって、相手局アドレ
スが示す通信端末1000への発信または折返し発信が
なされることとなる。
【0074】一方、自身のユーザが入力装置1100か
ら入力した指示の内容が、他の通信端末1000に発信
する旨を示している場合に、自身のユーザが発信先の通
信端末1000の相手局アドレスを知らないならば、相
手局アドレスが格納されている発信ファイル6210を
特定できないので、任意の発信ファイル6210の指定
が関連付けられずに自動発信開始処理が起動されること
となる。
【0075】そこで、自動発信開始処理部6200は、
自動発信開始処理が起動された時点で通信端末1000
に割当てられている自局アドレスを入手し(ステップ
4)、自局アドレスの入手に成功すると(ステップ
6)、発信ファイル6210を作成し(ステップ8)、
作成した発信ファイル6210に入手した自局アドレス
を格納して蓄積装置1600に蓄積する(ステップ1
0)。
【0076】なお、通信端末1000によっては、自動
発信開始処理部6200が自局アドレスを入手できず、
自身のユーザが、自局アドレスを入手可能なソフトウェ
アを起動して調べなければならない場合も考えられるの
で、自局アドレスの入手に成功しなかった場合には(ス
テップ6)、発信ファイル6210に格納すべき自局ア
ドレスを自身のユーザに入力させるべく、ステップ12
に進む。
【0077】すなわち、ステップ12では、自局アドレ
ス、および、該自局アドレスを発信ファイル6210に
格納するか否かの指示を自身のユーザが入力するための
自局アドレス登録画面を、出力装置1200を実現する
ディスプレイに表示する。
【0078】例えば、自局アドレス登録画面は、図11
に示すようにすることができる。図11において、20
0は自局アドレス登録画面、201は自局アドレスを発
信ファイル6210に登録する旨を自身のユーザが指示
可能な登録ボタン、202は自局アドレスを発信ファイ
ル6210に登録しない旨を自身のユーザが指示可能な
取消ボタン、203は自局アドレスを自身のユーザが入
力可能な自局アドレス入力エリアである。
【0079】自局アドレス登録画面200において、自
身のユーザが、自局アドレスを自局アドレス入力エリア
203に入力し、登録ボタン201を入力装置1100
を実現するマウスでクリックすることで、入力した自局
アドレスを発信ファイル6210に登録する旨の指示を
入力した場合には(ステップ14)、ステップ8に進ん
で、発信ファイル6210を作成する。また、自局アド
レス登録画面200において、自身のユーザが、取消ボ
タン202をクリックすることで、自局アドレスを発信
ファイル6210に登録しない旨の指示を入力した場合
には(ステップ14)、処理を終了する。
【0080】なお、ステップ6からステップ8に進む際
に、ステップ4で入手した自局アドレスを発信ファイル
6210に格納すべきか否かの指示を自身のユーザに入
力させるために、自局アドレス確認画面(図示せず。)
をディスプレイに表示するようにしてもよい。自局アド
レス確認画面は、図11に示した自局アドレス登録画面
2000と同様にすることができ、自局アドレス入力エ
リア203に、ステップ4で入手した自局アドレスを表
示するようにすればよい。
【0081】また、ステップ10で蓄積装置1600に
蓄積された発信ファイル6210は、自身のユーザが電
子メールの送受信処理を起動したときに、電子メールの
送受信処理を行う電子メール送受信処理部によって、他
メディア通信制御部5500を介して、自身のユーザが
通信を希望する相手ユーザ宛の電子メールとしてメール
サーバ2000に送信されることとなる。
【0082】図7は発着信制御部5231が行う発信処
理の処理フローチャートである。
【0083】発信処理は、自動発信開始処理部6200
から発信要求コマンド7000が発行された場合に起動
される。
【0084】図7に示すように、発着信制御部5231
は、自動発信開始処理部6200が発行した発信要求コ
マンド7000を受付けた場合に(ステップ20)、ま
ず、発信要求コマンド7000の内部に設定されている
相手局アドレスが示す通信端末1000に、該通信端末
1000との間の通信路を確立するためのコマンドであ
る「接続要求」を送信することで、該通信端末1000
に発信する(ステップ22)。
【0085】続いて、発着信制御部5231は、「接続
要求」に対する応答として返送されてくるコマンドが
「呼出通知」であるか「切断応答」であるかを判定し
(ステップ24)、「呼出通知」である場合には、発信
先の通信端末1000のユーザを呼出していることを意
味しているので、呼出中である旨を示す呼出中画面をデ
ィスプレイに表示し(ステップ26)、発信先の通信端
末1000からさらなる応答としてコマンドが返送され
てくるのを待つ。
【0086】発信先の通信端末1000からさらなる応
答としてコマンドが返送されると(ステップ28)、返
送されたコマンドが「接続応答」であるか「切断応答」
であるかを判定し(ステップ30)、「接続応答」であ
る場合には、発信先の通信端末1000のユーザが着信
を受付け、発信先の通信端末1000との間の通信路が
確立されたことを意味しているので、その旨を示す通信
開始画面をディスプレイに表示し(ステップ32)、自
身のユーザと発信先の通信端末1000のユーザとの間
で通信を行うことが可能となる。
【0087】一方、「接続要求」に対する応答として返
送されてくるコマンドが「切断応答」である場合には
(ステップ24)、相手局アドレスが示す通信端末10
00が接続中でなかったり、通信不良であったりするこ
とを意味しているので、着信できなかった旨を示す着信
拒否画面をディスプレイに表示する(ステップ34)。
なお、第1の実施形態の通信システムにおいては、後述
する着信処理で説明するように、通信端末1000が他
の通信端末1000との間で通信している最中に「接続
要求」が送信されてきた場合には、「接続要求」を送信
した通信端末1000からの着信を受付けないようにし
ているので、このような場合にも、「切断応答」が返送
されてくることとなる。
【0088】また、発信先の通信端末1000からさら
なる応答としてコマンドが返送されなかった場合には
(ステップ28)、呼出中画面において、呼出しを中止
する旨を自身のユーザが指示しているか否かを判定し
(ステップ36)、呼出しを中止する旨を自身のユーザ
が指示していないならば、ステップ28に戻る。また、
呼出中画面において、呼出しを中止する旨を自身のユー
ザが指示しているならば(ステップ36)、発信先の通
信端末1000に、該通信端末1000との間の通信路
を確立させないためのコマンドである「切断応答」を送
信すると共に(ステップ38)、呼出しを中止した旨を
示す呼出中止画面をディスプレイに表示する(ステップ
40)。
【0089】さらに、発信先の通信端末1000からさ
らなる応答として返送されたコマンドが「切断応答」で
ある場合には(ステップ30)、発信先の通信端末10
00のユーザが着信を受付けなかったことを意味してい
るので、ステップ34に進んで、着信できなかった旨を
示す着信拒否画面をディスプレイに表示する。
【0090】図8は発着信制御部5231が行う着信処
理の処理フローチャートである。
【0091】着信処理は、他の通信端末1000から
「接続要求」を受信した場合に起動される。
【0092】図8に示すように、発着信制御部5231
は、他の通信端末1000から通信網3000を介して
「接続要求」を受信した場合に(ステップ42)、ま
ず、現在通信中の通信端末1000があるか否かを判定
する(ステップ44)。
【0093】第1の実施形態の通信システムにおいて
は、通信端末1000が他の通信端末1000との間で
通信している最中に、さらに別の通信端末1000から
の着信に応答しなけらばならないという煩わしさから自
身のユーザを解放するために、通信端末1000が他の
通信端末1000との間で通信している最中に「接続要
求」が送信されてきた場合には、「接続要求」を送信し
た通信端末1000からの着信を受付けないようにして
いる。
【0094】そこで、現在通信中の通信端末1000が
ある場合には(ステップ44)、「接続要求」を送信し
た通信端末1000に、該通信端末1000との間の通
信路を確立しないためのコマンドである「切断応答」を
送信する(ステップ58)。ただし、このとき、着信が
あったことを自身のユーザが分かるようにするために、
着信を拒否した旨を示す着信拒否画面をディスプレイに
表示する(ステップ60)。
【0095】一方、現在通信中の通信端末1000がな
い場合には(ステップ44)、「接続要求」を送信した
通信端末1000に、自身のユーザを呼出している旨を
通知するためのコマンドである「呼出通知」を送信する
と共に(ステップ46)、着信があった旨を示す着信画
面をディスプレイに表示する(ステップ48)。
【0096】続いて、発着信制御部5231は、着信画
面において、自身のユーザが何らかの指示を入力した場
合には(ステップ50)、その指示が着信を受付ける旨
を示す接続指示であるか着信を受付けない旨を示す接続
拒否指示であるかを判定する(ステップ52)。
【0097】接続指示である場合には(ステップ5
2)、「接続要求」を送信した通信端末1000に、自
身のユーザが着信を受付けた旨を通知するためのコマン
ドである「接続応答」を送信すると共に(ステップ5
4)、通信路が確立された旨を示す通信開始画面をディ
スプレイに表示し(ステップ56)、自身のユーザと
「接続要求」を送信した通信端末1000のユーザとの
間で通信を行うことが可能となる。
【0098】また、着信画面において、自身のユーザが
何の指示も入力していない場合には(ステップ50)、
「接続要求」を送信した通信端末1000から「切断応
答」を受信していないならば(ステップ62)、ステッ
プ50に戻り、「切断応答」を受信したならば(ステッ
プ62)、呼出しが中止された旨を示す呼出中止画面を
ディスプレイに表示する(ステップ64)。
【0099】さらに、着信画面において、自身のユーザ
が入力した指示が接続拒否指示である場合には(ステッ
プ52)、ステップ58に進んで、「接続要求」を送信
した通信端末1000に「切断応答」を送信する。
【0100】図9は発着信制御部5231が行う通信終
了処理の処理フローチャートである。
【0101】通信終了処理は、他の通信端末1000と
の間で通信している最中に、通信を終了する旨の指示が
自身のユーザから入力された場合に起動される。
【0102】図9に示すように、発着信制御部5231
は、通信開始画面において、通信を終了する旨を示す通
信終了指示を自身のユーザが入力した場合に(ステップ
66)、まず、通信相手の通信端末1000に、該通信
端末1000との間の通信路を切断するためのコマンド
である「切断要求」を送信し(ステップ68)、「切断
要求」に対する応答として返送されてくるコマンドであ
る「切断応答」を受信すると(ステップ70)、通信が
終了した旨を示す通信終了画面をディスプレイ表示し
(ステップ72)、自身のユーザと通信相手の通信端末
1000のユーザとの間で行っていた通信が終了する。
【0103】一方、発着信制御部5231は、通信開始
画面において、通信を終了する旨を示す通信終了指示を
自身のユーザが入力していない場合には(ステップ6
6)、通信相手の通信端末1000から「切断要求」を
受信していないならば(ステップ74)、ステップ66
に戻り、「切断要求」を受信したならば(ステップ7
4)、通信相手の通信端末1000に「切断応答」を送
信してから(ステップ76)、ステップ72に進んで、
通信が終了した旨を示す通信終了画面をディスプレイ表
示する。
【0104】さて、第1の実施形態の通信システムにお
ける通信端末1000の具体的な動作について、図10
を用いて説明する。
【0105】ここでは、通信端末1000aのユーザA
が、通信を希望する相手ユーザBの通信端末1000b
の局アドレスを知らない場合に、ユーザBに折返し発信
を依頼する際のシーケンスについて説明する。また、こ
こでは、通信端末1000aの局アドレスが「1.2.
3.4」であるものとする。
【0106】図10に示すように、通信端末1000a
は、まず、自局アドレス「1.2.3.4」を入手し、入
手した自局アドレス「1.2.3.4」を格納した発信フ
ァイル6210を蓄積装置1600に蓄積する。続い
て、通信端末1000aは、蓄積装置1600に蓄積さ
れている発信ファイル6210を、ユーザB宛の電子メ
ールとしてメールサーバ2000に送信する。
【0107】通信端末1000bは、自身のユーザBが
メールサーバ2000からユーザB宛の電子メールを受
信すると、受信した電子メールが発信ファイル6210
である場合には、折返し発信を依頼されていることを意
味しているので、発信ファイル6210に格納されてい
る自局アドレス「1.2.3.4」が示す通信端末100
0aに折返し発信する旨をユーザBが指示可能なアイコ
ン302を、ディスプレイに表示する。ここで、ユーザ
Bがアイコン302をマウスでクリックすると、発信フ
ァイル6210が関連付けられて自動発信開始処理が起
動されるので、発信処理が起動されて、通信端末100
0aに折返し発信することとなる。
【0108】このとき、通信端末1000aにおいて
は、着信画面700がディスプレイに表示され、通信端
末1000bにおいては、呼出中画面400がディスプ
レイに表示される。
【0109】着信画面700において、ユーザAが着信
を受付ける旨を示す接続指示を入力すると、通信端末1
000aと通信端末1000bとの間の通信路が確立さ
れ、ユーザAとユーザBとの間で通信を行うことが可能
となる。
【0110】このとき、通信端末1000aおよび通信
端末1000bにおいては、通信開始画面800がディ
スプレイに表示される。
【0111】なお、通信端末1000は、電子メールの
受信処理において、自身のユーザ宛の電子メールを複数
受信し、これらの電子メールをリストアップしたメーリ
ングリストをディスプレイに表示することができる。そ
こで、通信端末1000bは、自身のユーザB宛の電子
メールを複数受信した場合には、メーリングリストの中
から発信ファイル6210を検索し、発信ファイル62
10の検索に成功したならば、アイコン302を表示す
るようにする。
【0112】図10において、着信画面700は、図8
に示した着信処理のステップ48でディスプレイに表示
される着信画面に相当しており、呼出中画面400は、
図7に示した発信処理のステップ26でディスプレイに
表示される呼出中画面に相当しており、通信開始画面8
00は、図7に示した発信処理のステップ32でディス
プレイに表示される通信開始画面、および、図8に示し
た着信処理のステップ56でディスプレイに表示される
通信開始画面に相当している。
【0113】以上説明したように、第1の実施形態の通
信システムによれば、通信端末1000のユーザは、通
信を希望する相手ユーザの通信端末1000に割当てら
れている局アドレスを知らない場合でも、監視サーバを
用いなくても、自身の通信端末1000に割当てられて
いる局アドレスを格納した発信ファイル6210を、相
手ユーザ宛の電子メールとしてメールサーバ2000に
送信することで、相手ユーザの通信端末1000から折
返し発信してくれるよう依頼することができる。
【0114】また、折返し発信を依頼された相手ユーザ
は、発信ファイル6210を自身宛の電子メールとして
受信した場合に、発信ファイル6210に格納されてい
る局アドレスが示す通信端末(すなわち、折返し発信を
依頼したユーザの通信端末)1000に折返し発信する
旨の指示を入力するだけで、両ユーザ間で通信を行うこ
とが可能となる。
【0115】なお、特に、通信端末1000が、受信し
た電子メールが発信ファイル6210である場合に、折
返し発信する旨を自身のユーザが指示可能なアイコン3
02をディスプレイに表示することで、発信ファイル6
210を電子メールとして受信したユーザ(すなわち、
折返し発信を依頼されたユーザ)は、マウスでアイコン
302をクリックすることで、折返し発信する旨の指示
を入力することができるようになるので、折返し発信す
る旨の指示を入力する際のユーザの操作を、電子メール
を受信する際のユーザの操作と連携させた容易な操作と
することが可能となる。
【0116】また、通信端末1000のユーザは、自身
の通信端末1000に割当てられている局アドレスが動
的に割当てられた局アドレスであり、通信を希望する相
手ユーザが該局アドレスを知らない場合にも、該局アド
レスを格納した発信ファイル6210を、相手ユーザ宛
の電子メールとしてメールサーバ2000に送信するこ
とで、該局アドレスを相手ユーザに通知することができ
る。
【0117】さらに、第1の実施形態の通信システムに
よれば、通信端末1000のユーザは、通信を希望する
相手ユーザ以外に自局アドレスを知られることがないの
で、通話を希望しないユーザの通信端末1000からの
不必要な着信を未然に防ぐことができる。
【0118】さらに、第1の実施形態の通信システムに
よれば、他の通信端末1000との間で通信している最
中に着信があった場合に、該着信を拒否するようにして
いるので、円滑な通信を行うことができる。
【0119】ところで、発信ファイル6210を相手ユ
ーザ宛の電子メールとして送信した通信端末1000
が、接続時に動的に局アドレスが割当てられるような通
信端末である場合には、接続を終了すると、局アドレス
が割当てられていない状態となるばかりではなく、それ
まで割当てられていた局アドレスがその後に接続した他
の通信端末1000に割当てられてしまう可能性があ
る。そこで、相手ユーザの通信端末1000が電子メー
ルとして受信した発信ファイル6210に含まれている
局アドレスが示す通信端末1000に折返し発信した時
点で、発信ファイル6210を電子メールとして送信し
たユーザ(すなわち、折返し発信を依頼したユーザ)の
通信端末1000が接続を終了していると、該当する通
信端末1000がなかったり、折返し発信を依頼したユ
ーザとは異なるユーザの通信端末1000に着信してし
まったりすることがある。
【0120】折返し発信を依頼したユーザ以外のユーザ
が、折返し発信による着信を受付けなくても済むように
するためには、通信端末1000が、折返し発信による
着信があった場合に、自身のユーザが折返し発信を依頼
したユーザであることを認証するようにすればよい。
【0121】本発明の通信システムにおいては、自局ア
ドレスに加えて、自身のユーザを認証するための認証情
報を発信ファイル6210に格納するようにし、発信フ
ァイル6210を電子メールとして受信した相手ユーザ
の通信端末1000が、発信ファイル6210に格納さ
れている認証情報を折返し発信するときに返送するよう
にすれば、通信端末1000において、折返し着信があ
ったときに、電子メールとして送信した発信ファイル6
210に格納した認証情報と返送されてきた認証情報と
を照合することができるので、自身のユーザが折返し発
信を依頼したユーザであるか否かを判断することが可能
となる。
【0122】以下、認証情報を発信ファイル6210に
格納するようにした通信システムの実施形態を、第2の
実施形態として、ユーザが入力したパスワードを認証情
報として用いた場合を例にして説明する。
【0123】第2の実施形態の通信システムにおいて
は、自動発信開始処理部6200が行う自動発信開始処
理,発着信制御部5231が行う発信処理および着信処
理の処理内容が、上述した処理内容と一部が異なるもの
となる。
【0124】図12は自動発信開始処理部6200が行
う自動発信開始処理の処理フローチャートである。
【0125】図12に示すように、自動発信開始処理部
6200は、ステップ2,ステップ4,ステップ6,ス
テップ8では、図6に示した自動発信開始処理と同様の
処理を行う。
【0126】ただし、第2の実施形態の通信システムに
おける自動発信開始処理においては、自動発信開始処理
部6200は、自局アドレスの入手に成功した場合には
(ステップ6)、自身のユーザを認証するための認証情
報(ここでは、パスワードである。)を自身のユーザに
入力させるべく、ステップ78に進み、パスワードを自
身のユーザが入力するためのパスワード入力画面をディ
スプレイに表示する。
【0127】そして、パスワード入力画面おいて、自身
のユーザがパスワードを入力した場合には(ステップ8
0)、ステップ8に進んで、発信ファイル6210を作
成し、自局アドレスおよびパスワードを発信ファイル6
210に格納して蓄積装置1600に蓄積する(ステッ
プ84)。
【0128】なお、第2の実施形態の通信システムで
は、折返し発信による着信があった場合に、自身のユー
ザが入力したパスワードと同時に返送されてくるパスワ
ードとを照合するようにすることから、自身のユーザが
入力したパスワードを、パスワードを格納するための専
用のファイルであるパスワード格納ファイルに格納して
蓄積装置1600に蓄積しておくようにしている(ステ
ップ86)。
【0129】また、自局アドレスの入手に成功しなかっ
た場合には(ステップ6)、発信ファイル6210に格
納すべき自局アドレスおよびパスワードを自身のユーザ
に入力させるべく、ステップ88に進む。
【0130】すなわち、ステップ88では、自局アドレ
スおよびパスワード、並びに、該自局アドレスおよびパ
スワードを発信ファイル6210に格納するか否かの指
示を自身のユーザが入力するための自局アドレス&パス
ワード登録画面を、ディスプレイに表示する。
【0131】自局アドレス&パスワード登録画面におい
て、自身のユーザが、自局アドレスおよびパスワードを
入力し、入力した自局アドレスおよびパスワードを発信
ファイル6210に登録する旨の指示を入力した場合に
は(ステップ90)、ステップ8に進んで、発信ファイ
ル6210を作成する。また、自局アドレス&パスワー
ド登録画面において、自身のユーザが、自局アドレスお
よびパスワードを発信ファイル6210に登録しない旨
の指示を入力した場合には(ステップ90)、処理を終
了する。
【0132】第2の実施形態の通信システムにおいて
は、このようにして、自局アドレスおよびパスワードが
発信ファイル6210に格納されるようになっているの
で、自動発信開始処理部6200は、任意の発信ファイ
ル6210の指定が関連付けられて自動発信開始処理が
起動された場合には(ステップ2)、自動発信開始処理
の起動時に関連付けられている発信ファイル6210に
格納されている局アドレス(相手局アドレス)およびパ
スワードを読出し(ステップ92)、読出した相手局ア
ドレスおよびパスワードを内部に設定した発信要求コマ
ンド7000を作成して、通信制御部5000に発行す
ることとなる(ステップ94)。
【0133】そこで、第2の実施形態の通信システムで
は、図7に示した発信処理において、発着信制御部52
31は、自動発信開始処理部6200が発行した発信要
求コマンド7000を受付けた場合に(ステップ2
0)、ステップ22で、発信要求コマンド7000の内
部に設定されている相手局アドレスが示す通信端末10
00に、該通信端末1000との間の通信路を確立する
ためのコマンドである「接続要求」を送信するが、この
とき、発信要求コマンド7000の内部に設定されてい
るパスワードを「接続要求」に付加してから送信するよ
うにする。
【0134】また、第2の実施形態の通信システムで
は、図8に示す着信処理において、発着信制御部523
1は、現在通信中の通信端末1000がない場合に(ス
テップ44)、「接続要求」に付加されて送信されてき
たパスワードとパスワード格納ファイルに格納されてい
るパスワードとを照合する照合処理を追加して行うよう
にする。そして、この照合処理で、両方のパスワードが
一致しているならば、ステップ46に進み、一致しない
ならば、ステップ58に進むようにする。
【0135】さて、第2の実施形態の通信システムにお
ける通信端末1000の具体的な動作について、図13
を用いて説明する。
【0136】ここでは、通信端末1000aのユーザA
が、通信を希望する相手ユーザBの通信端末1000b
の局アドレスを知らない場合に、ユーザBに折返し発信
を依頼する際のシーケンスについて説明する。また、こ
こでは、通信端末1000aの局アドレスが「1.2.
3.4」であるものとする。
【0137】図13に示すように、通信端末1000a
は、まず、自局アドレス「1.2.3.4」を入手し、パ
スワード入力画面210において、自身のユーザにパス
ワードを入力させる。例えば、自身のユーザが入力した
パスワードが「abcd」であるとすると、通信端末1
000aは、入手した自局アドレス「1.2.3.4」お
よび自身のユーザが入力したパスワード「abcd」を
格納した発信ファイル6210を蓄積装置1600に蓄
積すると共に、パスワード「abcd」を格納したパス
ワード格納ファイル6220を蓄積装置1600に蓄積
する。続いて、通信端末1000aは、蓄積装置160
0に蓄積されている発信ファイル6210を、ユーザB
宛の電子メールとしてメールサーバ2000に送信す
る。
【0138】通信端末1000bは、自身のユーザBが
メールサーバ2000からユーザB宛の電子メールを受
信すると、受信した電子メールが発信ファイル6210
である場合には、折返し発信を依頼されていることを意
味しているので、発信ファイル6210に格納されてい
る自局アドレス「1.2.3.4」が示す通信端末100
0aに折返し発信する旨をユーザBが指示可能なアイコ
ン302を、ディスプレイに表示する。ここで、ユーザ
Bがアイコン302をマウスでクリックすると、発信フ
ァイル6210が関連付けられて自動発信開始処理が起
動されるので、発信処理が起動されて、通信端末100
0aに折返し発信することとなる。第2の実施形態の通
信システムでは、上述したように、折返し発信時に送信
する「接続要求」に、発信ファイル6210に格納され
ているパスワード「abcd」が付加されるようになっ
ている。
【0139】通信端末1000aは、「接続要求」を受
信すると、「接続要求」に付加されているパスワード
「abcd」とパスワード格納ファイル6220に格納
されているパスワード「abcd」とを照合する。ここ
では、両方のパスワードが一致しているので、自身のユ
ーザであるユーザAが、折返し発信した通信端末100
0bのユーザBに折返し発信を依頼したユーザであると
判断し、「接続要求」を送信した通信端末1000bに
「呼出通知」を送信する。
【0140】このとき、通信端末1000aにおいて
は、着信画面700がディスプレイに表示され、通信端
末1000bにおいては、呼出中画面400がディスプ
レイに表示される。
【0141】着信画面700において、ユーザAが着信
を受付ける旨を示す接続指示を入力すると、通信端末1
000aと通信端末1000bとの間の通信路が確立さ
れ、ユーザAとユーザBとの間で通信を行うことが可能
となる。
【0142】このとき、通信端末1000aおよび通信
端末1000bにおいては、通信開始画面800がディ
スプレイに表示される。
【0143】なお、通信端末1000は、電子メールの
受信処理において、自身のユーザ宛の電子メールを複数
受信し、これらの電子メールをリストアップしたメーリ
ングリストをディスプレイに表示することができる。そ
こで、通信端末1000bは、自身のユーザB宛の電子
メールを複数受信した場合には、メーリングリストの中
から発信ファイル6210を検索し、発信ファイル62
10の検索に成功したならば、アイコン302を表示す
るようにする。
【0144】図13において、パスワード格納ファイル
6220は、図12に示した自動発信開始処理のステッ
プ86でパスワードが格納されるパスワード格納ファイ
ルに相当しており、パスワード入力画面210は、図1
2に示した自動発信開始処理のステップ78でディスプ
レイに表示されるパスワード入力画面に相当している。
なお、図13では、説明を分かりやすくするために、自
身のユーザが入力したパスワード「abcd」をそのま
まパスワード入力画面210上に表示しているが、第三
者にパスワードを知られないようにするために、パスワ
ードそのものを表示しないようにしてもよい。
【0145】以上説明したように、第2の実施形態の通
信システムによれば、折返し発信を依頼したユーザを認
証するための認証情報(パスワード)を利用すること
で、通信端末1000において、他の通信端末1000
から折返し発信による着信があった場合に、「接続要
求」に付加されて送信されてきた認証情報に基づいて、
自身のユーザが折返し発信を依頼した相手ユーザの通信
端末1000からの折返し発信による着信であるか否か
を判断することが可能となるので、自身のユーザが折返
し発信を依頼した相手ユーザの通信端末1000からの
折返し発信による着信であるときにのみ、該着信を受付
けることで、自身のユーザにとって不必要な着信を防ぐ
ことができる。
【0146】なお、上記第2の実施形態の通信システム
においては、通信端末1000が、発信ファイル621
0に格納すべきパスワードをパスワード格納ファイル6
220に格納しておき、「接続要求」に付加されて送信
されてきたパスワードとの照合処理に用いるようにして
いるが、パスワード格納ファイル6220を用いずに、
パスワードが付加された「接続要求」送信されてきた時
点で、照合処理に用いるパスワードを自身のユーザに再
び入力させるようにすることもできる。
【0147】以下、照合処理に用いるパスワードを自身
のユーザに再び入力させるようにした通信システムの実
施形態を、第3実施形態として説明する。
【0148】第3の実施形態の通信システムにおいて
は、自動発信開始処理部6200が行う自動発信開始処
理,発着信制御部5231が行う着信処理の処理内容
が、上述した処理内容と一部が異なるものとなる。
【0149】すなわち、第3の実施形態の通信システム
では、図12に示した自動発信開始処理において、自動
発信開始処理部6200は、ステップ84の後に、ステ
ップ86を行わずに、処理を終了するようにする。
【0150】また、第3の実施形態の通信システムで
は、図8に示した着信処理において、発着信処理部52
31は、現在通信中の通信端末1000がない場合に
(ステップ44)、照合用のパスワードを自身のユーザ
が入力するためのパスワード照合画面をディスプレイに
表示する処理を追加して行うようにする。
【0151】そして、パスワード照合画面において、自
身のユーザがパスワードを入力した場合には、「接続要
求」に付加されて送信されてきたパスワードと自身のユ
ーザが入力したパスワードとを照合する照合処理を追加
して行うようにする。そして、この照合処理で、両方の
パスワードが一致しているならば、ステップ46に進
み、一致しないならば、ステップ58に進むようにす
る。
【0152】例えば、パスワード照合画面は、図14に
示すようにすることができる。図14において、220
はパスワード照合画面、223はパスワードを自身のユ
ーザが入力可能なパスワード入力エリア、221はパス
ワード入力エリア223に入力したパスワードを照合処
理用のパスワードとして用いる旨を自身のユーザが指示
可能な確認ボタンである。
【0153】以上説明したように、第3の実施形態の通
信システムによれば、折返し発信を依頼したユーザを認
証するための認証情報(パスワード)を利用すること
で、通信端末1000において、他の通信端末1000
から折返し発信による着信があった場合に、「接続要
求」に付加されて送信されてきた認証情報に基づいて、
自身のユーザが折返し発信を依頼した相手ユーザの通信
端末1000からの折返し発信による着信であるか否か
を判断することが可能となるので、自身のユーザが折返
し発信を依頼した相手ユーザの通信端末1000からの
折返し発信による着信であるときにのみ、該着信を受付
けることで、自身のユーザにとって不必要な着信を防ぐ
ことができる。
【0154】また、特に、第3の実施形態の通信システ
ムによれば、通信端末1000に割当てられている局ア
ドレスに変更はないが、折返し発信を依頼した時点と折
返し発信による着信があった時点とで、ユーザが交替し
ているような場合にも、効果がある。
【0155】上記第2の実施形態および上記第3の実施
形態の通信システムにおいては、ユーザが入力したパス
ワードを認証情報として用いるようにしているが、これ
に限るものではなく、例えば、電子メールの宛先となる
ユーザのユーザIDを認証情報として用いることもでき
る。
【0156】以下、ユーザIDを認証情報として用いる
ようにした通信システムの実施形態を、第4の実施形態
として説明する。
【0157】第4の実施形態の通信システムにおいて
は、自動発信開始処理部6200が行う自動発信開始処
理,発着信制御部5231が行う発信処理および着信処
理の処理内容が、上述した処理内容と一部が異なるもの
となる。
【0158】図15は自動発信開始処理部6200が行
う自動発信開始処理の処理フローチャートである。
【0159】図15に示すように、自動発信開始処理部
6200は、ステップ2,ステップ4,ステップ6,ス
テップ8では、図6に示した自動発信開始処理と同様の
処理を行う。
【0160】ただし、第4の実施形態の通信システムに
おける自動発信開始処理においては、自動発信開始処理
部6200は、自局アドレスの入手に成功した場合には
(ステップ6)、自身のユーザを認証するための認証情
報(ここでは、ユーザIDである。)を自身のユーザに
入力させるべく、ステップ96に進み、ユーザIDを自
身のユーザが入力するためのユーザID入力画面をディ
スプレイに表示する。
【0161】そして、ユーザID入力画面において、自
身のユーザがユーザIDを入力した場合には(ステップ
98)、ステップ8に進んで、発信ファイル6210を
作成し、自局アドレスおよびユーザIDを発信ファイル
6210に格納して蓄積装置1600に蓄積する(ステ
ップ100)。
【0162】なお、第4の実施形態の通信システムで
は、折返し発信による着信があった場合に、自身のユー
ザが入力したユーザIDと同時に返送されてくるユーザ
IDとを照合するようにすることから、自身のユーザが
入力したユーザIDを、ユーザIDを格納するための専
用のファイルであるユーザID格納ファイルに格納して
蓄積装置1600に蓄積しておくようにしている(ステ
ップ102)。
【0163】また、自局アドレスの入手に成功しなかっ
た場合には(ステップ6)、発信ファイル6210に格
納すべき自局アドレスおよびユーザIDを自身のユーザ
に入力させるべく、ステップ104に進む。
【0164】すなわち、ステップ104では、自局アド
レスおよびユーザID、並びに、該自局アドレスおよび
ユーザIDを発信ファイル6210に格納するか否かの
指示を自身のユーザが入力するための自局アドレス&ユ
ーザID登録画面を、ディスプレイに表示する。
【0165】自局アドレス&ユーザID登録画面におい
て、自身のユーザが、自局アドレスおよびユーザIDを
入力し、入力した自局アドレスおよびユーザIDを発信
ファイル6210に登録する旨の指示を入力した場合に
は(ステップ106)、ステップ8に進んで、発信ファ
イル6210を作成する。また、自局アドレス&ユーザ
ID登録画面において、自身のユーザが、自局アドレス
およびユーザIDを発信ファイル6210に登録しない
旨の指示を入力した場合には(ステップ106)、処理
を終了する。
【0166】第4の実施形態の通信システムにおいて
は、このようにして、自局アドレスおよびユーザIDが
発信ファイル6210に格納されるようになっているの
で、自動発信開始処理部6200は、任意の発信ファイ
ル6210の指定が関連付けられて自動発信開始処理が
起動された場合には(ステップ2)、自動発信開始処理
の起動時に関連付けられている発信ファイル6210に
格納されている局アドレス(相手局アドレス)およびユ
ーザIDを読出し(ステップ108)、読出した相手局
アドレスおよびユーザIDを内部に設定した発信要求コ
マンド7000を作成して、通信制御部5000に発行
することとなる(ステップ110)。
【0167】そこで、第4の実施形態の通信システムで
は、図7に示した発信処理において、発着信制御部52
31は、自動発信開始処理部6200が発行した発信要
求コマンド7000を受付けた場合に(ステップ2
0)、ステップ22で、発信要求コマンド7000の内
部に設定されている相手局アドレスが示す通信端末10
00に、該通信端末1000との間の通信路を確立する
ためのコマンドである「接続要求」を送信するが、この
とき、発信要求コマンド7000の内部に設定されてい
るユーザIDを「接続要求」に付加してから送信するよ
うにする。
【0168】また、第4の実施形態の通信システムで
は、図8に示す着信処理において、発着信制御部523
1は、現在通信中の通信端末1000がない場合に(ス
テップ44)、「接続要求」に付加されて送信されてき
たユーザIDとユーザID格納ファイルに格納されてい
るユーザIDとを照合する照合処理を追加して行うよう
にする。そして、この照合処理で、両方のユーザIDが
一致しているならば、ステップ46に進み、一致しない
ならば、ステップ58に進むようにする。
【0169】さて、第4の実施形態の通信システムにお
ける通信端末1000の具体的な動作について、図16
を用いて説明する。
【0170】ここでは、通信端末1000aのユーザA
が、通信を希望する相手ユーザBの通信端末1000b
の局アドレスを知らない場合に、ユーザBに折返し発信
を依頼する際のシーケンスについて説明する。また、こ
こでは、通信端末1000aの局アドレスが「1.2.
3.4」であるものとする。
【0171】図16に示すように、通信端末1000a
は、まず、自局アドレス「1.2.3.4」を入手し、ユ
ーザID入力画面230において、自身のユーザにユー
ザIDを入力させる。例えば、自身のユーザが入力した
ユーザIDが「aoba@abc」であるとすると、通
信端末1000aは、入手した自局アドレス「1.2.
3.4」および自身のユーザが入力したユーザID「a
oba@abc」を格納した発信ファイル6210を蓄
積装置1600に蓄積すると共に、ユーザID「aob
a@abc」を格納したユーザID格納ファイル623
0を蓄積装置1600に蓄積する。続いて、通信端末1
000aは、蓄積装置1600に蓄積されている発信フ
ァイル6210を、ユーザB宛の電子メールとしてメー
ルサーバ2000に送信する。
【0172】通信端末1000bは、自身のユーザBが
メールサーバ2000からユーザB宛の電子メールを受
信すると、受信した電子メールが発信ファイル6210
である場合には、折返し発信を依頼されていることを意
味しているので、発信ファイル6210に格納されてい
る自局アドレス「1.2.3.4」が示す通信端末100
0aに折返し発信する旨をユーザBが指示可能なアイコ
ン302を、ディスプレイに表示する。ここで、ユーザ
Bがアイコン302をマウスでクリックすると、発信フ
ァイル6210が関連付けられて自動発信開始処理が起
動されるので、発信処理が起動されて、通信端末100
0aに折返し発信することとなる。第4の実施形態の通
信システムでは、上述したように、折返し発信時に送信
する「接続要求」に、発信ファイル6210に格納され
ているユーザID「aoba@abc」が付加されるよ
うになっている。
【0173】通信端末1000aは、「接続要求」を受
信すると、「接続要求」に付加されているユーザID
「aoba@abc」とユーザID格納ファイル623
0に格納されているユーザID「aoba@abc」と
を照合する。ここでは、両方のユーザIDが一致してい
るので、自身のユーザであるユーザAが、折返し発信し
た通信端末1000bのユーザBに折返し発信を依頼し
たユーザであると判断し、「接続要求」を送信した通信
端末1000bに「呼出通知」を送信する。
【0174】このとき、通信端末1000aにおいて
は、着信画面700がディスプレイに表示され、通信端
末1000bにおいては、呼出中画面400がディスプ
レイに表示される。
【0175】着信画面700において、ユーザAが着信
を受付ける旨を示す接続指示を入力すると、通信端末1
000aと通信端末1000bとの間の通信路が確立さ
れ、ユーザAとユーザBとの間で通信を行うことが可能
となる。
【0176】このとき、通信端末1000aおよび通信
端末1000bにおいては、通信開始画面800がディ
スプレイに表示される。
【0177】なお、通信端末1000は、電子メールの
受信処理において、自身のユーザ宛の電子メールを複数
受信し、これらの電子メールをリストアップしたメーリ
ングリストをディスプレイに表示することができる。そ
こで、通信端末1000bは、自身のユーザB宛の電子
メールを複数受信した場合には、メーリングリストの中
から発信ファイル6210を検索し、発信ファイル62
10の検索に成功したならば、アイコン302を表示す
るようにする。
【0178】図16において、ユーザID格納ファイル
6230は、図15に示した自動発信開始処理のステッ
プ102でユーザIDが格納されるユーザID格納ファ
イルに相当しており、ユーザID入力画面230は、図
15に示した自動発信開始処理のステップ96でディス
プレイに表示されるユーザID入力画面に相当してい
る。
【0179】以上説明したように、第4の実施形態の通
信システムによれば、折返し発信を依頼したユーザを認
証するための認証情報(ユーザID)を利用すること
で、通信端末1000において、他の通信端末1000
から折返し発信による着信があった場合に、「接続要
求」に付加されて送信されてきた認証情報に基づいて、
自身のユーザが折返し発信を依頼した相手ユーザの通信
端末1000からの折返し発信による着信であるか否か
を判断することが可能となるので、自身のユーザが折返
し発信を依頼した相手ユーザの通信端末1000からの
折返し発信による着信であるときにのみ、該着信を受付
けることで、自身のユーザにとって不必要な着信を防ぐ
ことができる。
【0180】なお、上記第4の実施形態の通信システム
においては、通信端末1000が、発信ファイル621
0に格納すべきユーザIDをユーザID格納ファイル6
230に格納しておき、「接続要求」に付加されて送信
されてきたユーザIDとの照合処理に用いるようにして
いるが、ユーザID格納ファイル6230を用いずに、
ユーザIDが付加された「接続要求」送信されてきた時
点で、照合処理に用いるユーザIDを自身のユーザに再
び入力させるようにすることもできる。
【0181】以下、照合処理に用いるユーザIDを自身
のユーザに再び入力させるようにした通信システムの実
施形態を、第5の実施形態として説明する。
【0182】第5の実施形態の通信システムにおいて
は、自動発信開始処理部6200が行う自動発信開始処
理,発着信制御部5231が行う着信処理の処理内容
が、上述した処理内容と一部が異なるものとなる。
【0183】すなわち、第5の実施形態の通信システム
では、図15に示した自動発信開始処理において、自動
発信開始処理部6200は、ステップ1000の後に、
ステップ102を行わずに、処理を終了するようにす
る。
【0184】また、第5の実施形態の通信システムで
は、図8に示した着信処理において、発着信処理部52
31は、現在通信中の通信端末1000がない場合に
(ステップ44)、照合用のユーザIDを自身のユーザ
が入力するためのユーザID照合画面をディスプレイに
表示する処理を追加して行うようにする。
【0185】そして、ユーザID照合画面おいて、自身
のユーザがユーザIDを入力した場合には、「接続要
求」に付加されて送信されてきたユーザIDと自身のユ
ーザが入力したユーザIDとを照合する照合処理を追加
して行うようにする。そして、この照合処理で、両方の
ユーザIDが一致しているならば、ステップ46に進
み、一致しないならば、ステップ58に進むようにす
る。
【0186】例えば、ユーザID照合画面は、図17に
示すようにすることができる。図17において、240
はユーザID照合画面、243はユーザIDを自身のユ
ーザが入力可能なユーザID入力エリア、241はユー
ザID入力エリア243に入力したユーザIDを照合処
理用のユーザIDとして用いる旨を自身のユーザが指示
可能な確認ボタンである。
【0187】以上説明したように、第5の実施形態の通
信システムによれば、折返し発信を依頼したユーザを認
証するための認証情報(ユーザID)を利用すること
で、通信端末1000において、他の通信端末1000
から折返し発信による着信があった場合に、「接続要
求」に付加されて送信されてきた認証情報に基づいて、
自身のユーザが折返し発信を依頼した相手ユーザの通信
端末1000からの折返し発信による着信であるか否か
を判断することが可能となるので、自身のユーザが折返
し発信を依頼した相手ユーザの通信端末1000からの
折返し発信による着信であるときにのみ、該着信を受付
けることで、自身のユーザにとって不必要な着信を防ぐ
ことができる。
【0188】また、特に、第5の実施形態の通信システ
ムによれば、通信端末1000に割当てられている局ア
ドレスに変更はないが、折返し発信を依頼した時点と折
返し発信による着信があった時点とで、ユーザが交替し
ているような場合にも、効果がある。
【0189】上記第4の実施形態および上記第5の実施
形態の通信システムにおいては、ユーザIDが発信ファ
イル6210に格納されるようになっているので、さら
に、通信端末1000が、発信ファイル6210に格納
されている相手局アドレスが示す通信端末1000に発
信または折返し発信する前に、発信ファイル6210に
格納されているユーザIDを自身のユーザに通知するこ
とで、発信先または折返し発信先の通信端末1000の
ユーザを、自身のユーザに確認させるようにすることが
可能となる。
【0190】特に、折返し発信時には、電子メールとし
て受信した発信ファイル6210に格納されているユー
ザIDが示すユーザの通信端末1000に折返し発信す
るか否かを、自身のユーザに確認させることが可能とな
るので、不必要な折返し発信を未然に防ぐためには一層
効果的である。
【0191】以下、発信先または折返し発信先の通信端
末1000のユーザを自身のユーザに確認させるように
した通信システムの実施形態を、第6の実施形態として
説明する。
【0192】第6の実施形態の通信システムにおいて
は、自動発信開始処理部6200が行う自動発信開始処
理が、上述した処理内容と一部が異なるものとなる。
【0193】図18は自動発信開始処理部6200が行
う自動発信開始処理の処理フローチャートである。
【0194】図18に示すように、自動発信開始処理部
6200は、ステップ2,ステップ4,ステップ6,ス
テップ8,ステップ96,ステップ98,ステップ10
0,ステップ102,ステップ104,ステップ10
6,ステップ108,ステップ110では、図15に示
した自動発信開始処理と同様の処理を行う。
【0195】ただし、第6の実施形態の通信システムに
おける自動発信開始処理においては、自動発信開始処理
部6200は、任意の発信ファイル6210が関連付け
られて自動発信開始処理が起動された場合には(ステッ
プ2)、発信ファイル6210に格納されている局アド
レス(相手局アドレス)およびユーザIDを読出した後
(ステップ108)、発信ファイル6210から読出し
たユーザIDが示すユーザの通信端末1000に発信す
るか否かを自身のユーザに判断させるべく、ステップ1
12に進む。
【0196】すなわち、ステップ112では、発信ファ
イル6210から読出したユーザID、および、該ユー
ザIDが示すユーザの通信端末1000に発信するか否
かの指示を自身のユーザが入力するための発信相手確認
画面を、ディスプレイに表示する。
【0197】例えば、発信相手確認画面は、図19に示
すようにすることができる。図19において、500は
発信相手確認画面、503は発信ファイル6210から
読出したユーザIDを表示するためのユーザID表示エ
リア、501はユーザID表示エリア503に表示され
たユーザIDが示すユーザの通信端末1000に発信す
る旨を自身のユーザが指示可能な発信ボタン、502は
ユーザID表示エリア503に表示されたユーザIDが
示すユーザの通信端末1000に発信しない旨を自身の
ユーザが指示可能な取消ボタンである。
【0198】発信相手確認画面500において、自身の
ユーザが、発信ボタン501をマウスでクリックするこ
とで、ユーザID表示エリア503に表示されたユーザ
IDが示すユーザの通信端末1000に発信する旨の指
示を入力した場合には(ステップ114)、ステップ1
10に進んで、発信ファイル6210から読出した相手
局アドレスおよびユーザIDを内部に設定した発信要求
コマンド7000を作成して、通信制御部5000に発
行する。また、発信相手確認画面500において、自身
のユーザが、取消ボタン502をクリックすることで、
ユーザID表示エリア503に表示されたユーザIDが
示すユーザの通信端末1000に発信しない旨の指示を
入力した場合には(ステップ14)、処理を終了する。
【0199】以上説明したように、第6の実施形態の通
信システムによれば、通信端末1000のユーザは、発
信先または折返し発信先の通信端末1000のユーザが
適当であるか否かを、発信相手確認画面500に表示さ
れたユーザIDで確認すると共に、発信または折返し発
信を行うか否かの指示を入力することが可能となるの
で、自身のユーザにとって不必要な発信を防ぐことがで
きる。
【0200】また、特に、第6の実施形態の通信システ
ムによれば、発信ファイル6210を電子メールとして
受信した通信端末1000において、不必要な折返し発
信を未然に防ぐことができるので、一層効果的である。
【0201】なお、上記第6の実施形態の通信システム
においては、発信相手確認画面500に表示する内容が
ユーザIDであるようにしているが、さらに、蓄積装置
1600に蓄積されているメール宛先管理ファイル63
10を利用することで、ユーザIDが示すユーザのユー
ザ情報を発信相手確認画面500に表示することができ
る。
【0202】以下、ユーザ情報を発信相手確認画面50
0に表示するようにした通信システムの実施形態を、第
7の実施形態として説明する。
【0203】上述したように、メール宛先管理ファイル
6310は、電子メールの宛先となるユーザのユーザI
D、および、該ユーザの氏名・所属等のユーザ情報を1
組の宛先情報とし、少なくとも1組以上の宛先情報を格
納しているファイルである。
【0204】図20はメール宛先管理ファイル6310
の構成例を示す図である。
【0205】図中、6310aは電子メールの宛先とな
るユーザのユーザIDを格納するためのユーザID格納
エリア、6310b〜6310dはユーザID格納エリ
ア6310aに格納されているユーザIDが示すユーザ
のユーザ情報を格納するためのユーザ情報格納エリアで
ある。
【0206】図20の例では、ユーザ情報格納エリア
は、ユーザの名前を格納するための名前格納エリア63
10bと、ユーザの勤務先を格納するための勤務先格納
エリア6310cと、ユーザの勤務先の所属を格納する
ための所属格納エリア6310dとから構成されてい
る。
【0207】そこで、第7の実施形態の通信システムに
おいては、発信ファイル6210に格納されているユー
ザIDと一致するユーザIDが、メール宛先管理ファイ
ル6310中のユーザID格納エリア6310aに格納
されている場合には、該ユーザIDが格納されているユ
ーザID格納エリア6310aに対応するユーザ情報格
納エリア6310b〜6310dに各々格納されている
ユーザ情報(ここでは、名前,勤務先,所属)を、発信
相手確認画面500に表示するようにしている。
【0208】すなわち、第7の実施形態の通信システム
においては、図18に示した自動発信開始処理におい
て、自動発信開始処理部6200は、任意の発信ファイ
ル6210が関連付けられて自動発信開始処理が起動さ
れた場合に(ステップ2)、発信ファイル6210に格
納されている局アドレス(相手局アドレス)およびユー
ザIDを読出した後(ステップ108)、ステップ11
2では、発信ファイル6210から読出したユーザID
および該ユーザIDに対応するユーザ情報、並びに、該
ユーザIDが示すユーザの通信端末1000に発信する
か否かの指示を自身のユーザが入力するための発信相手
確認画面500を、ディスプレイに表示するようにす
る。
【0209】ステップ112では、詳しくは、自動発信
開始処理部6200は、ステップ108で読出したユー
ザIDと一致するユーザIDが、メール宛先管理ファイ
ル6310中のユーザID格納エリア6310aに格納
されているか否かを検索する。そして、検索に成功した
場合には、該ユーザIDが格納されているユーザID格
納エリア6310aに対応する名前格納エリア6310
bに格納されている名前,勤務先格納エリア6310c
に格納されている勤務先,所属格納エリア6310dに
格納されている所属を各々読出し、読出した名前,勤務
先,所属を発信相手確認画面500に表示する。
【0210】例えば、発信相手確認画面500は、図2
1に示すようにすることができる。図21において、5
04はユーザID表示エリア503に表示されたユーザ
IDが格納されているユーザID格納エリア6310a
に対応する名前格納エリア6310bから読出した名前
を表示するための名前表示エリア、505はユーザID
表示エリア503に表示されたユーザIDが格納されて
いるユーザID格納エリア6310aに対応する勤務先
格納エリア6310cから読出した勤務先を表示する勤
務先表示エリア、506はユーザID表示エリア503
に表示されたユーザIDが格納されているユーザID格
納エリア6310aに対応する所属格納エリア6310
dから読出した所属を表示する所属表示エリアである。
【0211】以上説明したように、第7の実施形態の通
信システムによれば、通信端末1000のユーザは、発
信先または折返し発信先の通信端末1000のユーザが
適当であるか否かを、発信相手確認画面500に表示さ
れたユーザIDおよびユーザ情報で確認すると共に、発
信または折返し発信を行うか否かの指示を入力すること
が可能となるので、自身のユーザにとって不必要な発信
を防ぐことができる。
【0212】また、特に、第7の実施形態の通信システ
ムによれば、発信ファイル6210を電子メールとして
受信した通信端末1000において、不必要な折返し発
信を未然に防ぐことができるので、一層効果的である。
【0213】ところで、上記第7の実施形態の通信シス
テムにおいては、通信端末1000が、蓄積装置160
0に蓄積されているメール宛先管理ファイル6310を
利用することで、ユーザIDが示すユーザのユーザ情報
を自身のユーザに通知するようにしているが、以下に説
明するように、メール宛先管理ファイル6310の別の
利用の仕方が考えられる。
【0214】すなわち、通信端末1000において、自
身のユーザと、メール宛先管理ファイル6310中のユ
ーザID格納エリア6310aにユーザIDが格納され
ているようなユーザとは、旧知の間柄であることが考え
られるので、発信ファイル6210に格納されているユ
ーザIDがそのようなユーザのユーザIDであるなら
ば、図21に示した発信相手確認画面500をディスプ
レイに表示せずに、そうでないユーザのユーザIDであ
るときにのみ、図19に示した発信相手確認画面500
をディスプレイに表示するようにすることができる。
【0215】以下、発信ファイル6210に格納されて
いるユーザIDがメール宛先管理ファイル6310中の
ユーザID格納エリア6310aに格納されていないと
きにのみ発信相手確認画面500をディスプレイに表示
するようにした通信システムの実施形態を、第8の実施
形態として説明する。
【0216】第8の実施形態の通信システムにおいて
は、自動発信開始処理部6200が行う自動発信開始処
理が、上述した処理内容と一部が異なるものとなる。
【0217】図22は自動発信開始処理部6200が行
う自動発信開始処理の処理フローチャートである。
【0218】図22に示すように、自動発信開始処理部
6200は、ステップ2,ステップ4,ステップ6,ス
テップ8,ステップ96,ステップ98,ステップ10
0,ステップ102,ステップ104,ステップ10
6,ステップ108,ステップ110,ステップ11
2,ステップ114では、図18に示した自動発信開始
処理と同様の処理を行う。
【0219】ただし、第8の実施形態の通信システムに
おける自動発信開始処理においては、自動発信開始処理
部6200は、任意の発信ファイル6210が関連付け
られて自動発信開始処理が起動された場合には(ステッ
プ2)、発信ファイル6210に格納されている局アド
レス(相手局アドレス)およびユーザIDを読出した後
(ステップ108)、読出したユーザIDと一致するユ
ーザIDが、メール宛先管理ファイル6310中のユー
ザID格納エリア6310aに格納されているか否かを
検索するようにしている(ステップ116)。
【0220】そして、検索に成功した場合には、自身の
ユーザと折返し発信を依頼したユーザとが旧知の間柄で
あるか、または、自身のユーザと発信先の通信端末10
00のユーザとが旧知の間柄であることが考えられるの
で、ステップ110に進んで、発信ファイル6210か
ら読出した相手局アドレスおよびユーザIDを内部に設
定した発信要求コマンド7000を作成して、通信制御
部5000に発行する。また、検索に成功しなかった場
合には、自身のユーザが折返し発信を依頼したユーザを
知らないということが考えられるので、ステップ112
に進んで、図19に示した発信相手確認画面500をデ
ィスプレイに表示する。
【0221】以上説明したように、第8の実施形態の通
信システムによれば、通信端末1000において、発信
ファイル6210に格納されているユーザIDと一致す
るユーザIDが、メール宛先管理ファイル6310中の
ユーザID格納エリア6310aに格納されている場合
には、発信相手を確認するための自身のユーザの操作を
省略することができる。
【0222】これは、言い替えれば、特に、折返し発信
時に、通信端末1000において、電子メールとして受
信した発信ファイル6210に格納されているユーザI
Dと一致するユーザIDが、メール宛先管理ファイル6
310中のユーザID格納エリア6310aに格納され
ていない場合、すなわち、自身のユーザが見知らぬ相手
から折返し発信を依頼された可能性がある場合にのみ、
折返し発信を依頼したユーザを確認することが可能とな
るので、見知らぬ相手への不必要な折返し発信を未然に
かつ迅速に防止することができる。
【0223】なお、上記第6の実施形態〜上記第8の実
施形態の通信システムは、ユーザIDを認証情報として
用いた通信システムにおいて、さらに、通信端末100
0が、発信ファイル6210に格納されているユーザI
Dを少なくとも自身のユーザに通知するために、発信相
手確認画面500をディスプレイに表示するようにして
いるものであるが、相手局アドレスのみを発信ファイル
6210に格納するようにした実施形態の通信システム
やパスワードを認証情報として用いた通信システムにお
いても、さらに、通信端末1000が、発信ファイル6
210に格納されている相手局アドレスが示す通信端末
1000に発信または折返し発信する前に、発信相手確
認画面をディスプレイに表示するようにしてもよい。こ
のとき、発信相手確認画面に表示される情報は、自動発
信開始処理部6200が自動発信開始処理の起動時に関
連付けられて指定された発信ファイル6210に基づい
て入手可能な情報であれば何でもよい。
【0224】また、上述した全ての実施形態の通信シス
テムにおいては、発信ファイル6210を電子メールと
して送信するユーザが1人であるものとしているが、同
じ発信ファイル6210を複数のユーザ宛の電子メール
として送信することも可能であり、また、例えば、メー
ル宛先管理ファイル6310に格納されている宛先情報
の一覧をディスプレイに表示し、その中から自身のユー
ザが指定した1つ以上のユーザIDを宛先として、同じ
発信ファイル6210を1人以上のユーザ宛の電子メー
ルとして送信することも可能である。
【0225】さらに、上述した全ての実施形態の通信シ
ステムにおいては、自動発信開始処理部6200が蓄積
装置1600に蓄積した発信ファイル6210は、通信
端末1000のユーザが電子メールの送受信処理を起動
したときに、電子メールの送受信処理を行う電子メール
送受信処理部によって、他メディア通信制御部5500
を介して、自身のユーザが通信を希望する相手ユーザ宛
の電子メールとしてメールサーバ2000に送信される
ようになっているが、自動発信開始処理部6200が、
発信ファイル6210を蓄積装置1600に蓄積後、直
ちに、電子メール送受信処理部が行う電子メール送受信
処理を起動するようにすることで、最新の自局アドレス
を相手ユーザに通知するようにすることができる。
【0226】以下、自動発信開始処理部6200が電子
メール送受信処理を起動するようにした通信システムの
実施形態を、第9の実施形態として説明する。
【0227】第9の実施形態の通信システムにおいて
は、自動発信開始処理部6200が行う自動発信開始処
理が、上述した処理内容と一部が異なるものとなる。
【0228】図23は自動発信開始処理部6200が行
う自動発信開始処理の処理フローチャートである。
【0229】図23に示すように、自動発信開始処理部
6200は、ステップ2,ステップ4,ステップ6,ス
テップ8,ステップ10,ステップ12,ステップ1
4,ステップ16,ステップ18では、図6に示した自
動発信開始処理と同様の処理を行う。
【0230】ただし、第9の実施形態の通信システムに
おける自動発信開始処理においては、自動発信開始処理
部6200は、ステップ8で作成した発信ファイル62
10に自局アドレスを格納して蓄積装置1600に蓄積
した後(ステップ10)、発信ファイル6210を電子
メールとして送信する宛先となるユーザのユーザID、
すなわち、通信を希望する相手ユーザのユーザIDを自
身のユーザに入力させ、自身のユーザが入力したユーザ
IDを入手すると(ステップ132)、ステップ10で
蓄積装置1600に蓄積した発信ファイル6210を、
ステップ132で入手したユーザIDを宛先とする電子
メールとしてメールサーバ2000に送信するために、
電子メール送受信処理を起動するようにする(ステップ
134)。
【0231】以上説明したように、第9の実施形態の通
信システムによれば、通信端末1000において、自動
発信開始処理部6200が、自局アドレスを格納した発
信ファイル6210を作成して蓄積装置1600に蓄積
したことを契機として、電子メール送受信処理を起動す
ることで、蓄積装置1600に蓄積した発信ファイル6
210を通信を希望する相手ユーザ宛の電子メールとし
て送信することが可能となるので、最新の自局アドレス
を相手ユーザに迅速に通知することができる。
【0232】なお、第9の実施形態の通信システムにお
いて、電子メール送受信処理を行う電子メール送受信処
理部が、自動発信開始処理部6200から電子メール送
受信処理が起動されたときに、電子メールの宛先となる
ユーザのユーザIDを自身のユーザに入力させることが
可能であれば、図23に示した自動発信開始処理におけ
るステップ132の処理は不要となる。
【0233】また、第9の実施形態の通信システムにお
いて、図23に示した自動発信開始処理におけるステッ
プ132では、自動発信開始処理部6200は、自身の
ユーザが入力したユーザIDを入手するだけではなく、
例えば、メール宛先管理ファイル6310に格納されて
いる宛先情報の一覧をディスプレイに表示し、その中か
ら自身のユーザが指定した1つ以上のユーザIDを入手
するようにすることもでき、このようにすれば、同じ発
信ファイル6210を1人以上のユーザ宛の電子メール
として送信することが可能となる。
【0234】このようにした場合の通信端末1000の
具体的な動作について、図24を用いて説明する。
【0235】ここでは、通信端末1000aのユーザA
が、通信を希望する相手ユーザBの通信端末1000b
およびユーザCの通信端末1000cの局アドレスを知
らない場合に、ユーザBおよびユーザCに折返し発信を
依頼する際のシーケンスについて説明する。また、ここ
では、通信端末1000aの局アドレスが「1.2.3.
4」であるものとする。
【0236】図24に示すように、通信端末1000a
は、まず、自局アドレス「1.2.3.4」を入手し、メ
ール宛先管理ファイル6310に格納されている宛先情
報の中から、通信を希望する相手ユーザ(ここでは、ユ
ーザBおよびユーザC)のユーザIDを自身のユーザに
指定させる。例えば、ユーザBのユーザIDが「iid
a@xyz」であり、ユーザCのユーザIDが「sat
o@pqr」であるとすると、通信端末1000aは、
入手した自局アドレス「1.2.3.4」を格納した発信
ファイル6210を蓄積装置1600に蓄積する。続い
て、通信端末1000aは、自身のユーザが指定したユ
ーザID「iida@xyz」および「sato@pq
r」を宛先とし、蓄積装置1600に蓄積されている発
信ファイル6210を、ユーザBおよびユーザCの両ユ
ーザ宛の電子メールとしてメールサーバ2000に送信
する。
【0237】この後、同じ発信ファイル6210が、ユ
ーザBおよびユーザCの両ユーザに電子メールとして受
信されることとなるが、ここでは、ユーザBがユーザC
より先に受信するものとする。
【0238】通信端末1000bは、自身のユーザBが
メールサーバ2000からユーザB宛の電子メールを受
信すると、受信した電子メールが発信ファイル6210
である場合には、折返し発信を依頼されていることを意
味しているので、発信ファイル6210に格納されてい
る自局アドレス「1.2.3.4」が示す通信端末100
0aに折返し発信する旨をユーザBが指示可能なアイコ
ン302を、ディスプレイに表示する。ここで、ユーザ
Bがアイコン302をマウスでクリックすると、発信フ
ァイル6210が関連付けられて自動発信開始処理が起
動されるので、発信処理が起動されて、通信端末100
0aに折返し発信することとなる。
【0239】このとき、通信端末1000aにおいて
は、着信画面700がディスプレイに表示され、通信端
末1000bにおいては、呼出中画面400がディスプ
レイに表示される。
【0240】着信画面700において、ユーザAが着信
を受付ける旨を示す接続指示を入力すると、通信端末1
000aと通信端末1000bとの間の通信路が確立さ
れ、ユーザAとユーザBとの間で通信を行うことが可能
となる。
【0241】このとき、通信端末1000aおよび通信
端末1000bにおいては、通信開始画面800がディ
スプレイに表示される。
【0242】一方、通信端末1000cは、ユーザAと
ユーザBとの間で通信を行っている最中に、自身のユー
ザCがメールサーバ2000からユーザC宛の電子メー
ルを受信すると、通信端末1000bと同様に、通信端
末1000aに折返し発信することとなるが、通信端末
1000aは、現在通信中の他の通信端末1000(通
信端末1000b)があるので、通信端末1000cか
ら送信されてくる「接続要求」を受信すると、通信端末
1000cに「切断応答」を返送し、ユーザAとユーザ
Cとの間で通信を行うことはできない。
【0243】このとき、通信端末1000aおよび通信
端末1000cにおいては、着信拒否画面900がディ
スプレイに表示される。
【0244】なお、通信端末1000は、電子メールの
受信処理において、自身のユーザ宛の電子メールを複数
受信し、これらの電子メールをリストアップしたメーリ
ングリストをディスプレイに表示することができる。そ
こで、通信端末1000b(または、通信端末1000
c)は、自身のユーザB(または、ユーザC)宛の電子
メールを複数受信した場合には、メーリングリストの中
から発信ファイル6210を検索し、発信ファイル62
10の検索に成功したならば、アイコン302を表示す
るようにする。
【0245】さらに、第9の実施形態の通信システムに
おいては、複数のメール宛先管理ファイル6310を蓄
積装置1600に蓄積させるようにしてもよく、このよ
うにした場合は、通信端末1000のユーザは、発信フ
ァイル6210を電子メールとして送信する際の宛先と
なる1つ以上のユーザIDを格納しているメール宛先管
理ファイル6310自体を指定するようにすることがで
きる。すなわち、図23に示した自動発信開始処理にお
けるステップ132では、自動発信開始処理部6200
は、自身のユーザが指定したメール宛先管理ファイル6
310に格納されているユーザIDを入手するようにす
ることができる。
【0246】そこで、例えば、通信端末1000が、通
常時は、専用線によって接続されて、静的に局アドレス
が割当てられている通信端末であって、専用線から離脱
させて携帯利用することが可能であり、携帯利用時には
動的に局アドレスが割当てられるようになる通信端末で
ある場合を想定すると、通信端末1000のユーザは、
静的に割当てられている局アドレスを知っている旧知の
間柄のユーザのユーザIDのみを1つのメール宛先管理
ファイル6310に格納しておくと、携帯利用時に動的
に局アドレスが割当てられた時点で、該メール宛先管理
ファイル6310を電子メールの宛先として指定して、
発信ファイル6210を電子メールとして送信すること
で、最新の自局アドレスを旧知の間柄のユーザに通知す
ることができる。
【0247】さて、上述した全ての実施形態の通信シス
テムにおいては、折返し発信を依頼したユーザの通信端
末1000が、発信ファイル6210を通信を希望する
相手ユーザ宛の電子メールとして送信した後は、相手ユ
ーザの通信端末1000が折返し発信を行うまで待つこ
とを前提としているので、折返し発信を依頼した時点に
通信端末1000に割当てられていた局アドレスと同じ
局アドレスが、相手ユーザの通信端末1000が折返し
発信を行った時点には割当てられていないような場合に
は、折返し発信が無駄となってしまう。
【0248】例えば、折返し発信を依頼したユーザの通
信端末1000が、接続時に動的に局アドレスが割当て
られるような通信端末である場合には、接続を終了する
と、局アドレスが割当てられていない状態となるばかり
ではなく、それまで割当てられていた局アドレスがその
後に接続した他の通信端末1000に割当てられてしま
う可能性があるので、相手ユーザの通信端末1000が
折返し発信を行った時点で、折返し発信を依頼したユー
ザの通信端末1000が接続を終了していると、該当す
る通信端末1000がなかったり、折返し発信を依頼し
たユーザとは異なるユーザの通信端末1000に着信し
てしまったりすることがある。
【0249】そこで、本発明の通信システムにおいて
は、さらに、折返し発信を依頼するユーザの通信端末1
000が、折返し発信による着信を受付ける期限を示す
応答期限を、発信ファイル6210にさらに格納するよ
うにし、発信ファイル6210を電子メールとして受信
した相手ユーザの通信端末1000において、現在時刻
が、電子メールとして受信した発信ファイル6210に
格納されている応答期限を超えていないときにのみ、折
返し発信を行うようにすることで、折返し発信を依頼し
たユーザの時間的な都合に応じた折返し発信が可能とな
る。
【0250】以下、応答期限を発信ファイル6210に
格納するようにした通信システムの実施形態を、第10
の実施形態として説明する。
【0251】第10の実施形態の通信システムにおいて
は、自動発信開始処理部6200が行う自動発信開始処
理の処理内容が、上述した処理内容と一部が異なるもの
となる。
【0252】図25は自動発信開始処理部6200が行
う自動発信開始処理の処理フローチャートである。
【0253】図25に示すように、自動発信開始処理部
6200は、ステップ2,ステップ4,ステップ6,ス
テップ8,ステップ18では、図6に示した自動発信開
始処理と同様の処理を行う。
【0254】ただし、第10の実施形態の通信システム
における自動発信開始処理においては、自動発信開始処
理部6200は、自局アドレスの入手に成功した場合に
は(ステップ6)、折返し発信による着信を受付ける期
限を示す応答期限を自身のユーザに入力させるべく、ス
テップ118に進み、応答期限を自身のユーザが入力す
るための応答期限入力画面をディスプレイに表示する。
【0255】そして、応答期限入力画面おいて、自身の
ユーザが応答期限を入力した場合には(ステップ12
0)、ステップ8に進んで、発信ファイル6210を作
成し、自局アドレスおよび応答期限を発信ファイル62
10に格納して蓄積装置1600に蓄積する(ステップ
122)。
【0256】また、自局アドレスの入手に成功しなかっ
た場合には(ステップ6)、発信ファイル6210に格
納すべき自局アドレスおよび応答期限を自身のユーザに
入力させるべく、ステップ124に進む。
【0257】すなわち、ステップ124では、自局アド
レスおよび応答期限、並びに、該自局アドレスおよび応
答期限を発信ファイル6210に格納するか否かの指示
を自身のユーザが入力するための自局アドレス&応答期
限登録画面を、ディスプレイに表示する。
【0258】自局アドレス&応答期限登録画面におい
て、自身のユーザが、自局アドレスおよび応答期限を入
力し、入力した自局アドレスおよび応答期限を発信ファ
イル6210に登録する旨の指示を入力した場合には
(ステップ126)、ステップ8に進んで、発信ファイ
ル6210を作成する。また、自局アドレス&応答期限
登録画面において、自身のユーザが、自局アドレスおよ
び応答期限を発信ファイル6210に登録しない旨の指
示を入力した場合には(ステップ126)、処理を終了
する。
【0259】第10の実施形態の通信システムにおいて
は、このようにして、自局アドレスおよび応答期限が発
信ファイル6210に格納されるようになっているの
で、自動発信開始処理部6200は、任意の発信ファイ
ル6210の指定が関連付けられて自動発信開始処理が
起動された場合には(ステップ2)、自動発信開始処理
の起動時に関連付けられている発信ファイル6210に
格納されている局アドレス(相手局アドレス)および応
答期限を読出し(ステップ128)、現在時刻がステッ
プ128で読出した応答期限を超えているか否かを判定
し(ステップ130)、超えている場合には、処理を終
了し、超えていない場合には、ステップ18に進んで、
ステップ128で読出した相手局アドレスを内部に設定
した発信要求コマンド7000を作成して、通信制御部
5000に発行するようにする。
【0260】さて、第10の実施形態の通信システムに
おける通信端末1000の具体的な動作について、図2
6を用いて説明する。
【0261】ここでは、通信端末1000aのユーザA
が、通信を希望する相手ユーザBの通信端末1000b
の局アドレスを知らない場合に、ユーザBに折返し発信
を依頼する際のシーケンスについて説明する。また、こ
こでは、通信端末1000aの局アドレスが「1.2.
3.4」であるものとする。
【0262】図26に示すように、通信端末1000a
は、まず、自局アドレス「1.2.3.4」を入手し、応
答期限入力画面250において、自身のユーザに応答期
限を入力させる。例えば、自身のユーザが入力した応答
期限が「18:30」であるとすると、通信端末100
0aは、入手した自局アドレス「1.2.3.4」および
自身のユーザが入力した応答期限「18:30」を格納
した発信ファイル6210を蓄積装置1600に蓄積す
る。続いて、通信端末1000aは、蓄積装置1600
に蓄積されている発信ファイル6210を、ユーザB宛
の電子メールとしてメールサーバ2000に送信する。
【0263】通信端末1000bは、自身のユーザBが
メールサーバ2000からユーザB宛の電子メールを受
信すると、受信した電子メールが発信ファイル6210
である場合には、折返し発信を依頼されていることを意
味しているので、発信ファイル6210に格納されてい
る自局アドレス「1.2.3.4」が示す通信端末100
0aに折返し発信する旨をユーザBが指示可能なアイコ
ン302を、ディスプレイに表示する。ここで、ユーザ
Bがアイコン302をマウスでクリックすると、発信フ
ァイル6210が関連付けられて自動発信開始処理が起
動される。第10の実施形態の通信システムでは、上述
したように、自動発信開始処理部6200が、タイマ1
800が計時している現在時刻(ここでは、「15:0
0」であるものとする。)が、発信ファイル6210に
格納されている応答期限「18:00」を超えているか
否かを判定するようになっている。ここでは、現在時刻
「15:00」が応答期限「18:00」を超えていない
ので、発信処理が起動されて、通信端末1000aに折
返し発信することとなる。
【0264】このとき、通信端末1000aにおいて
は、着信画面700がディスプレイに表示され、通信端
末1000bにおいては、呼出中画面400がディスプ
レイに表示される。
【0265】着信画面700において、ユーザAが着信
を受付ける旨を示す接続指示を入力すると、通信端末1
000aと通信端末1000bとの間の通信路が確立さ
れ、ユーザAとユーザBとの間で通信を行うことが可能
となる。
【0266】このとき、通信端末1000aおよび通信
端末1000bにおいては、通信開始画面800がディ
スプレイに表示される。
【0267】なお、通信端末1000は、自身のユーザ
宛の電子メールを複数受信し、これらの電子メールをリ
ストアップしたメーリングリストをディスプレイに表示
することができる。そこで、通信端末1000bは、自
身のユーザB宛の電子メールを複数受信した場合には、
メーリングリストの中から発信ファイル6210を検索
し、発信ファイル6210の検索に成功したならば、ア
イコン302を表示するようにする。
【0268】図26において、応答期限入力画面250
は、図25に示した自動発信開始処理のステップ118
でディスプレイに表示される応答期限入力画面に相当し
ている。
【0269】以上説明したように、第10の実施形態の
通信システムによれば、通信端末1000のユーザは、
通信を希望する相手ユーザに折返し発信を依頼する際
に、折返し発信による着信を受付ける期限を示す応答期
限を相手ユーザに通知することで、相手ユーザの通信端
末1000において、折返し発信時の現在時刻が応答期
限を超えている場合には、折返し発信を行わないように
することが可能となるので、折返し発信を依頼したユー
ザが時間的に都合が悪い時期の折返し発信や、折返し発
信を依頼したユーザ以外のユーザの通信端末に対する不
必要な折返し発信を未然に防ぐことができる。
【0270】さらに、上述した全ての実施形態の通信シ
ステムにおいては、通信端末1000のユーザは、発信
ファイル6210を通信を希望する相手ユーザ宛の電子
メールとして送信することで、折返し発信を依頼するよ
うにしているが、これに限らず、例えば、発信ファイル
6210を含む文書ファイル6110を、通信を希望す
る相手ユーザ宛の電子メールとして送信することで、折
返し発信を依頼するようにすることもできる。
【0271】以下、発信ファイル6210を含む文書フ
ァイル6110を相手ユーザ宛の電子メールとして送信
するようにした通信システムの実施形態を、第11の実
施形態として説明する。
【0272】第11の実施形態の通信システムにおいて
は、発信ファイル6210を関連付けて自動発信開始処
理を起動するためのアイコン302を用意し、通信端末
1000のユーザが、発信ファイル6210が蓄積装置
1600に蓄積されている状態で、文書編集処理部61
00が行う文書編集処理を起動することで、任意の文書
ファイル6110の内容を文書画面としてディスプレイ
に表示させ、このアイコン302を文書画面に貼付けた
上で、文書編集処理を終了させると、通信端末1000
は、蓄積装置1600に蓄積されている発信ファイル6
210を文書ファイル6110に含ませてから、文書フ
ァイル6110を蓄積装置1600に蓄積するようにし
ている。
【0273】そこで、通信端末1000のユーザは、発
信ファイル6210を含む文書ファイル6110を電子
メールとして受信した場合に、文書編集処理部6100
が行う文書編集処理を起動することで、電子メールとし
て受信した文書ファイル6110の内容を文書画面とし
てディスプレイに表示させると、文書画面にはアイコン
302が貼付けられているので、このアイコン302を
マウスでクリックすることで、折返し発信する旨の指示
を入力することができるようになる。
【0274】さて、第11の実施形態の通信システムに
おける通信端末1000の具体的な動作について、図2
7を用いて説明する。
【0275】ここでは、通信端末1000aのユーザA
が、通信を希望する相手ユーザBの通信端末1000b
の局アドレスを知らない場合に、ユーザBに折返し発信
を依頼する際のシーケンスについて説明する。また、こ
こでは、通信端末1000aの局アドレスが「1.2.
3.4」であるものとする。
【0276】図27に示すように、通信端末1000a
は、まず、自局アドレス「1.2.3.4」を入手し、入
手した自局アドレス「1.2.3.4」を格納した発信フ
ァイル6210を蓄積装置1600に蓄積する。続い
て、通信端末1000aは、自身のユーザが起動した文
書編集処理を行う文書編集処理部6100が、任意の文
書ファイル6110の内容を文書画面300としてディ
スプレイに表示し、自身のユーザがアイコン302を文
書画面300に貼付けた上で、文書編集処理を終了させ
ると、蓄積装置1600に蓄積されている発信ファイル
6210を文書ファイル6110に含ませてから、文書
ファイル6110を蓄積装置1600に蓄積する。続い
て、通信端末1000aは、蓄積装置1600に蓄積さ
れている文書ファイル6110を、ユーザB宛の電子メ
ールとしてメールサーバ2000に送信する。
【0277】通信端末1000bは、自身のユーザBが
メールサーバ2000からユーザB宛の電子メールを受
信した場合に、自身のユーザが起動した文書編集処理を
行う文書編集処理部6100が、電子メールとして受信
した文書ファイル6110の内容を文書画面300とし
てディスプレイに表示する。ここで、文書ファイル61
10が発信ファイル6210を含んでいる場合には、文
書画面300にはアイコン302が貼付けらているの
で、ユーザBは、折返し発信を依頼されていることが分
かる。
【0278】そこで、通信端末1000bは、ユーザB
がアイコン302をマウスでクリックすると、文書ファ
イル6110に含まれている発信ファイル6210が関
連付けられて自動発信開始処理が起動されるので、発信
処理が起動されて、発信ファイル6210に格納されて
いる相手局アドレス(すなわち、通信端末1000aの
自局アドレス)「1.2.3.4」が示す通信端末100
0aに折返し発信することとなる。
【0279】このとき、通信端末1000aにおいて
は、着信画面700がディスプレイに表示され、通信端
末1000bにおいては、呼出中画面400がディスプ
レイに表示される。
【0280】着信画面700において、ユーザAが着信
を受付ける旨を示す接続指示を入力すると、通信端末1
000aと通信端末1000bとの間の通信路が確立さ
れ、ユーザAとユーザBとの間で通信を行うことが可能
となる。
【0281】このとき、通信端末1000aおよび通信
端末1000bにおいては、通信開始画面800がディ
スプレイに表示される。
【0282】なお、通信端末1000は、自身のユーザ
宛の電子メールを複数受信し、これらの電子メールをリ
ストアップしたメーリングリストをディスプレイに表示
することができる。
【0283】以上説明したように、第11の実施形態の
通信システムによれば、通信端末1000のユーザが、
発信ファイル6210を含む文書ファイル6110を、
通信を希望する相手ユーザ宛の電子メールとして送信す
ることで、相手ユーザに対して、折返し発信を依頼する
と同時に、文書によるメッセージを伝えることができ
る。
【0284】なお、第11の実施形態の通信システムに
おいては、発信ファイル6210を文書ファイル611
0に含む文書ファイル6110を、相手ユーザ宛の電子
メールとして送信するようにしているが、発信ファイル
6210と文書ファイル6110とを関連付けた上で、
これらの発信ファイル6210および文書ファイル61
10を、相手ユーザ宛の1つの電子メールとして送信す
るようにしてもよい。
【0285】なお、上述した全ての実施形態の通信シス
テムにおいて、ユーザ間で通信を行う際に、両ユーザの
通信端末1000間で確立された通信路上を伝送される
各種情報は、例えば、ユーザが発した音声,ユーザ自身
の映像,VTRが再生した映像および音声,イメージス
キャナが取込んだ静止画等の、様々な情報であってもよ
く、通信路上を伝送される情報の種類が本発明の通信シ
ステムに影響を及ぼすことはない。
【0286】また、上述した全ての実施形態の通信シス
テムのうちの2つ以上を組合せるようにしてもよい。
【0287】例えば、認証情報を利用した実施形態の通
信システムと、応答期限を利用した実施形態の通信シス
テムとを組合せることができる。また、例えば、パスワ
ードを認証情報として用いた実施形態の通信システム
と、ユーザIDを認証情報として用いた実施形態の通信
システムとを組合せ、パスワードおよびユーザIDの両
方を認証情報として用いることができる。また、例え
ば、折返し発信時にユーザIDを利用した実施形態の通
信システムと、折返し発信による着信時にユーザIDを
利用した実施形態の通信システムとを組合せることがで
きる。
【0288】また、上述した全ての実施形態の通信シス
テムにおいては、折返し発信を依頼されたユーザが折返
し発信する旨の指示を入力するために、アイコン302
をディスプレイに表示するようにしているが、これに限
らず、相手局アドレス自体,折返し発信する旨を意味す
る文字で表現されたマーク等、様々な表示形態であって
もよい。
【0289】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信シス
テムによれば、上述した従来技術で用いていた監視サー
バを用いなくても、通信端末のユーザは、通信を希望す
る相手ユーザの通信端末の局アドレスを知らない場合
に、両通信端末の間の通信路を確立させ、相手ユーザと
の間で通信を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信システムを適用するネットワーク
の構成図。
【図2】通信端末の機能ブロック図。
【図3】通信制御部の詳細な機能ブロック図。
【図4】データ通信制御部の詳細な機能ブロック図。
【図5】応用ソフト管理部の詳細な機能ブロック図。
【図6】自動発信開始処理部が行う自動発信開始処理の
処理フローチャート。
【図7】第1の実施形態の通信システムにおいて発着信
制御部が行う発信処理の処理フローチャート。
【図8】第1の実施形態の通信システムにおいて発着信
制御部が行う着信処理の処理フローチャート。
【図9】第1の実施形態の通信システムにおいて発着信
制御部が行う通信終了処理の処理フローチャート。
【図10】第1の実施形態の通信システムにおける通信
端末の具体的な動作を示すシーケンス図。
【図11】自局アドレス登録画面の例を示す説明図。
【図12】第2の実施形態の通信システムにおいて自動
発信開始処理部が行う自動発信開始処理の処理フローチ
ャート。
【図13】第2の実施形態の通信システムにおける通信
端末の具体的な動作を示すシーケンス図。
【図14】パスワード照合画面の例を示す説明図。
【図15】第4の実施形態の通信システムにおいて自動
発信開始処理部が行う自動発信開始処理の処理フローチ
ャート。
【図16】第4の実施形態の通信システムにおける通信
端末の具体的な動作を示すシーケンス図。
【図17】ユーザID照合画面の例を示す説明図。
【図18】第6の実施形態の通信システムにおいて自動
発信開始処理部が行う自動発信開始処理の処理フローチ
ャート。
【図19】発信相手確認画面の例を示す説明図。
【図20】メール宛先管理ファイルの構成例を示す説明
図。
【図21】発信相手確認画面の別の例を示す説明図。
【図22】第8の実施形態の通信システムにおいて自動
発信開始処理部が行う自動発信開始処理の処理フローチ
ャート。
【図23】第9の実施形態の通信システムにおいて自動
発信開始処理部が行う自動発信開始処理の処理フローチ
ャート。
【図24】第9の実施形態の通信システムにおける通信
端末の具体的な動作を示すシーケンス図。
【図25】第10の実施形態の通信システムにおいて自
動発信開始処理部が行う自動発信開始処理の処理フロー
チャート。
【図26】第10の実施形態の通信システムにおける通
信端末の具体的な動作を示すシーケンス図。
【図27】第11の実施形態の通信システムにおける通
信端末の具体的な動作を示すシーケンス図。
【符号の説明】
1000a〜1000c…通信端末、2000…メール
サーバ、2100…ファイル装置、3000…通信網、
1100…入力装置、1200…出力装置、1300…
メモリ、1400…回線インタフェース部、1500…
CPU、1600…蓄積装置と、1700…内部バス、
5000…通信制御部、6000…応用ソフト管理部、
7000…発信要求コマンド、5100…通信管理部、
5200…データ通信制御部、5300…音声通信制御
部、5400…映像通信制御部、5500…他メディア
通信制御部、5210…コマンド入手部、5220…イ
ベント入手部、5230…データ解析部、5240…デ
ータ入手部、5250…コマンド生成部、5231…発
着信制御部、5233…ユーザデータ制御部、6110
…文書ファイル、6100…文書編集処理部、6210
…発信ファイル、6200…自動発信開始処理部、63
10…メール宛先管理ファイル、6300…メール宛先
編集処理部、6400…画面入出力処理部、200…自
局アドレス登録画面、201…登録ボタン、202…取
消ボタン、203…自局アドレス入力エリア、302…
アイコン、400…呼出中画面、700…着信画面、8
00…通信開始画面、210…パスワード入力画面、6
220…パスワード格納ファイル、220…パスワード
照合画面、221…確認ボタン、223…パスワード入
力エリア、230…ユーザID入力画面、6230…ユ
ーザID格納ファイル、240…ユーザID照合画面、
241…確認ボタン、243…ユーザID入力エリア、
500…発信相手確認画面、501…発信ボタン、50
2…取消ボタン、503…ユーザID表示エリア、50
4…名前表示エリア、505…勤務先表示エリア、50
6…所属表示エリア、6310a…ユーザID格納エリ
ア、6310b…名前格納エリア、6310c…勤務先
格納エリア、6310d…所属格納エリア、900…着
信拒否画面、250…応答期限入力画面、1800…タ
イマ、300…文書画面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩見 直子 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 星 徹 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 小山 俊明 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 (72)発明者 松井 進 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の通信端末が接続される通信システム
    であって、 上記複数の通信端末間で送受信される電子メールを蓄積
    するメールサーバが接続され、 上記複数の通信端末は、 任意のユーザ宛の電子メールを上記メールサーバに送信
    し、自身のユーザ宛の電子メールを上記メールサーバか
    ら受信する電子メール手段と、 自身に固有に割当てられている端末アドレスを含むファ
    イル(以下、発信ファイルと称す。)を作成する発信フ
    ァイル作成手段と、 上記発信ファイル作成手段が作成した発信ファイルを、
    自身のユーザが通信を希望するユーザ宛の電子メールと
    して、上記電子メール手段に送信させる発信ファイル送
    信手段と、 上記電子メール手段が受信した電子メールが発信ファイ
    ルである場合に、該発信ファイルに含まれている端末ア
    ドレスが示す通信端末に折返し発信するか否かの指示を
    受付ける折返し発信可否受付手段と、 上記発信可否受付手段が折返し発信する旨の指示を受付
    けた場合に、上記電子メール手段が電子メールとして受
    信した発信ファイルに含まれている端末アドレスが示す
    通信端末に折返し発信する折返し発信手段とを備えたこ
    とを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の通信システムにおいて、 上記複数の通信端末は、 折返し発信による着信を受付ける期限を示す応答期限の
    入力を受付ける応答期限受付手段を備え、 上記発信ファイル作成手段は、上記応答期限受付手段が
    受付けた応答期限をさらに含む発信ファイルを作成し、 上記折返し発信手段は、現在時刻が、上記電子メール手
    段が電子メールとして受信した発信ファイルに含まれて
    いる応答期限を超えている場合には、動作を行わないこ
    とを特徴とする通信システム。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の通信システムにお
    いて、 上記発信ファイル作成手段は、自身のユーザを認証する
    ための認証情報をさらに含む発信ファイルを作成し、 上記折返し発信手段は、上記電子メール手段が電子メー
    ルとして受信した発信ファイルに含まれている端末アド
    レスが示す通信端末に折返し発信する際に、該発信ファ
    イルに含まれている認証情報を、発信先の通信端末に送
    信し、 上記複数の通信端末は、 他の通信端末から着信があり、同時に認証情報が送信さ
    れてきた場合に、該認証情報が正当な認証情報であるな
    らば、該着信を受付ける選択的応答手段を備えたことを
    特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の通信システムにおいて、 上記複数の通信端末は、 自身のユーザを認証するための認証情報を記憶している
    認証情報記憶手段を備え、 上記発信ファイル作成手段は、上記認証情報記憶手段が
    記憶している認証情報をさらに含む発信ファイルを作成
    し、 上記選択的応答手段は、他の通信端末から着信と同時に
    送信されてきた認証情報が、上記認証情報記憶手段が記
    憶している認証情報と一致する場合に、正当な認証情報
    であると判定することを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】請求項4記載の通信システムにおいて、 上記複数の通信端末は、 自身のユーザを認証するための認証情報の入力を受付け
    る認証情報受付手段を備え、 上記認証情報記憶手段は、上記認証情報受付手段が受付
    けた認証情報を記憶することを特徴とする通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】請求項5記載の通信システムにおいて、 上記複数の通信端末は、 自身のユーザを認証するための認証情報の入力を受付け
    る認証情報受付手段を備え、 上記発信ファイル作成手段は、上記認証情報受付手段が
    受付けた認証情報をさらに含む発信ファイルを作成し、 上記認証情報受付手段は、他の通信端末から着信があ
    り、同時に認証情報が送信されてきた場合に、その時点
    で、自身のユーザを認証するための認証情報の入力を受
    付け、 上記選択的応答手段は、他の通信端末から着信と同時に
    送信されてきた認証情報が、上記認証情報受付手段がそ
    の時点で受付けた認証情報と一致する場合に、正当な認
    証情報であると判定することを特徴とする通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】請求項3,4,5または6記載の通信シス
    テムにおいて、 上記認証情報は、自身のユーザ宛の電子メールの宛先と
    なる、自身のユーザのユーザIDであり、 上記折返し発信可否受付手段は、上記電子メール手段が
    電子メールとして受信した発信ファイルに含まれている
    ユーザID、および、該ユーザIDが示すユーザの通信
    端末に折返し発信する旨を自身のユーザが指示可能なア
    イコンを画面表示することを特徴とする通信システム。
  8. 【請求項8】請求項7記載の通信システムにおいて、 上記複数の通信端末は、 複数のユーザのユーザIDを記憶しているユーザID記
    憶手段を備え、 上記折返し発信可否受付手段は、上記電子メール手段が
    電子メールとして受信した発信ファイルに含まれている
    ユーザIDを上記ユーザID記憶手段が記憶している場
    合には、動作を行わず、 上記折返し発信手段は、上記電子メール手段が電子メー
    ルとして受信した発信ファイルに含まれているユーザI
    Dを上記ユーザID記憶手段が記憶している場合には、
    該発信ファイルに含まれている端末アドレスが示す通信
    端末に折返し発信することを特徴とする通信システム。
  9. 【請求項9】請求項1〜6のいずれか記載の通信システ
    ムにおいて、 上記折返し発信可否受付手段は、上記電子メール手段が
    電子メールとして受信した発信ファイルに含まれている
    端末アドレス、および、該端末アドレスが示す通信端末
    に折返し発信する旨を自身のユーザが指示可能なアイコ
    ンを画面表示することを特徴とする通信システム。
  10. 【請求項10】請求項7または9記載の通信システムに
    おいて、 上記複数の通信端末は、 複数のユーザIDごとに、ユーザ名を含むユーザ情報を
    対応付けて記憶しているユーザ情報記憶手段を備え、 上記折返し発信可否受付手段は、画面表示するユーザI
    Dに対応するユーザ情報を上記ユーザ情報記憶手段が記
    憶している場合に、該ユーザ情報をさらに画面表示する
    ことを特徴とする通信システム。
  11. 【請求項11】複数の通信端末間で送受信される電子メ
    ールを蓄積するメールサーバが接続された通信システム
    に接続される通信端末であって、 任意のユーザ宛の電子メールを上記メールサーバに送信
    し、自身のユーザ宛の電子メールを上記メールサーバか
    ら受信する電子メール手段と、 上記電子メール手段が受信した電子メールが、他の通信
    端末に固有に割当てられている端末アドレスが含まれて
    いるファイル(以下、発信ファイルと称す。)である場
    合に、該発信ファイルに含まれている端末アドレスが示
    す通信端末に折返し発信するか否かの指示を受付ける折
    返し発信可否受付手段と、 上記発信可否受付手段が折返し発信する旨の指示を受付
    けた場合に、上記電子メール手段が電子メールとして受
    信した発信ファイルに含まれている端末アドレスが示す
    通信端末に折返し発信する折返し発信手段とを備えたこ
    とを特徴とする通信端末。
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