JPH09219331A - 変流器 - Google Patents
変流器Info
- Publication number
- JPH09219331A JPH09219331A JP8022257A JP2225796A JPH09219331A JP H09219331 A JPH09219331 A JP H09219331A JP 8022257 A JP8022257 A JP 8022257A JP 2225796 A JP2225796 A JP 2225796A JP H09219331 A JPH09219331 A JP H09219331A
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- JP
- Japan
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- iron core
- detection
- magnetic
- current transformer
- core
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- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】外形の増加を防ぐとともに、測定電流の範囲を
増やす。 【解決手段】環状の鉄心１Ａに形成された空隙に対し
て、略コ字状の角形鉄心７の片側を遊嵌する。この角形
鉄心８の片側に形成された角形鉄心７の空隙部に対し
て、磁気検出素子２を遊嵌する。角形鉄心７の他側に
は、検出用巻線５Ａを巻装し、この検出用巻線５Ａの片
側には、検出用抵抗器６を接続し、この検出用抵抗器６
の両端の電圧で導体９に流れる被測定電流Ｉ１の値を測
定する。
増やす。 【解決手段】環状の鉄心１Ａに形成された空隙に対し
て、略コ字状の角形鉄心７の片側を遊嵌する。この角形
鉄心８の片側に形成された角形鉄心７の空隙部に対し
て、磁気検出素子２を遊嵌する。角形鉄心７の他側に
は、検出用巻線５Ａを巻装し、この検出用巻線５Ａの片
側には、検出用抵抗器６を接続し、この検出用抵抗器６
の両端の電圧で導体９に流れる被測定電流Ｉ１の値を測
定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気素子を組み込
んだ変流器に関する。
んだ変流器に関する。
【０００２】
【従来の技術】図３は、磁気素子を組み込んだ従来の変
流器の一例を示す説明図で、特開昭55−118617号公報に
開示されている。図３において、被測定電流Ｉ１が通電
される導体９には、右側に空隙部が形成された環状の鉄
心１Ｃが同軸に遊嵌されている。
流器の一例を示す説明図で、特開昭55−118617号公報に
開示されている。図３において、被測定電流Ｉ１が通電
される導体９には、右側に空隙部が形成された環状の鉄
心１Ｃが同軸に遊嵌されている。
【０００３】この鉄心１Ｃの空隙部には、図３において
は長方形で偏平な磁気検出素子２が遊嵌されている。こ
の磁気検出素子２の図示しない電源側端子には、直流電
源３が接続され、出力側端子の片側は、信号増幅器４の
入力側に接続されている。
は長方形で偏平な磁気検出素子２が遊嵌されている。こ
の磁気検出素子２の図示しない電源側端子には、直流電
源３が接続され、出力側端子の片側は、信号増幅器４の
入力側に接続されている。
【０００４】鉄心１Ｃの下部には、検出用巻線５Ｂが巻
き付けられ、この検出用巻線５Ｂの片側は、検出用抵抗
器６の入力側端子に接続され、検出用巻線５Ｂの他側
は、前述した信号増幅器４の出力側端子に接続されてい
る。
き付けられ、この検出用巻線５Ｂの片側は、検出用抵抗
器６の入力側端子に接続され、検出用巻線５Ｂの他側
は、前述した信号増幅器４の出力側端子に接続されてい
る。
【０００５】このように構成された変流器においては、
導体９に被測定電流Ｉ１が通電されると、この被測定電
流Ｉ１によって発生しこの電流の値に対応した磁束Φ１
が鉄心１Ｃを通過する。すると、磁気検出素子２は、こ
の磁気検出素子２を通過する磁束に対応した電圧を出力
側端子間に発生する。
導体９に被測定電流Ｉ１が通電されると、この被測定電
流Ｉ１によって発生しこの電流の値に対応した磁束Φ１
が鉄心１Ｃを通過する。すると、磁気検出素子２は、こ
の磁気検出素子２を通過する磁束に対応した電圧を出力
側端子間に発生する。
【０００６】この電圧は、信号増幅器４で増幅され、こ
の結果、検出用巻線５Ｂには、励磁電流Ｉ２が通電され
る。この励磁電流Ｉ２の値は、この励磁電流Ｉ２で発生
する磁束Φ２が、前述した鉄心１Ｃを通過する磁束Φ１
と同一となり、この結果、磁気検出素子２の出力電圧
は、零となって、励磁電流Ｉ２は一定となる。このとき
の検出用抵抗器６の両端の電圧降下を求め、検出用巻線
５Ｂの巻数と所定の係数で乗算することによって、被測
定電流Ｉ１の値を測定する。
の結果、検出用巻線５Ｂには、励磁電流Ｉ２が通電され
る。この励磁電流Ｉ２の値は、この励磁電流Ｉ２で発生
する磁束Φ２が、前述した鉄心１Ｃを通過する磁束Φ１
と同一となり、この結果、磁気検出素子２の出力電圧
は、零となって、励磁電流Ｉ２は一定となる。このとき
の検出用抵抗器６の両端の電圧降下を求め、検出用巻線
５Ｂの巻数と所定の係数で乗算することによって、被測
定電流Ｉ１の値を測定する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された変流器においては、導体９に流れる被測定電
流Ｉ１が増えて磁束Φ１が増えた場合には、このΦ１に
見合った磁束Φ２を発生させるためには、信号増幅器４
の増幅率を上げ、検出用巻線５の通電容量と巻数を増や
さなければならない。
構成された変流器においては、導体９に流れる被測定電
流Ｉ１が増えて磁束Φ１が増えた場合には、このΦ１に
見合った磁束Φ２を発生させるためには、信号増幅器４
の増幅率を上げ、検出用巻線５の通電容量と巻数を増や
さなければならない。
【０００８】すると、この大形化した信号増幅器４と検
出用巻線５のために、変流器の外形も大形となり、消費
電力が増えるだけでなく、この変流器を組み込んだ装置
の外形も大形化する。そこで、本発明の目的は、外形の
大形化と消費電力の増加を防ぐことのできる変流器を得
ることである。
出用巻線５のために、変流器の外形も大形となり、消費
電力が増えるだけでなく、この変流器を組み込んだ装置
の外形も大形化する。そこで、本発明の目的は、外形の
大形化と消費電力の増加を防ぐことのできる変流器を得
ることである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の変流器は、第１
の空隙部が形成され測定電流が通電される導体が貫通す
る環状鉄心と、この環状鉄心の第１の空隙部に片側が遊
嵌し、この片側に第２の空隙部が形成された検出鉄心
と、この検出鉄心の第２の空隙部に遊嵌された磁気検出
素子と、検出鉄心に巻装され磁気検出素子の出力信号に
より環状鉄心を通過する磁束と逆向きの磁束を発生する
検出コイルと、この検出コイルに接続され測定電流を計
量する計量部とを備えたことを特徴とする。
の空隙部が形成され測定電流が通電される導体が貫通す
る環状鉄心と、この環状鉄心の第１の空隙部に片側が遊
嵌し、この片側に第２の空隙部が形成された検出鉄心
と、この検出鉄心の第２の空隙部に遊嵌された磁気検出
素子と、検出鉄心に巻装され磁気検出素子の出力信号に
より環状鉄心を通過する磁束と逆向きの磁束を発生する
検出コイルと、この検出コイルに接続され測定電流を計
量する計量部とを備えたことを特徴とする。
【００１０】なお、環状鉄心に磁気抵抗調整部を設けて
もよく、また、磁気検出素子の出力側に対して、出力側
が検出コイルに接続される増幅器を設けてもよい。
もよく、また、磁気検出素子の出力側に対して、出力側
が検出コイルに接続される増幅器を設けてもよい。
【００１１】このような手段によって、本発明では環状
鉄心と角形鉄心との間に形成した空隙によって、環状鉄
心を通過する磁束を減らし、この磁束に対応する逆方向
の磁束を発生させる検出コイルの起磁力を減らす。
鉄心と角形鉄心との間に形成した空隙によって、環状鉄
心を通過する磁束を減らし、この磁束に対応する逆方向
の磁束を発生させる検出コイルの起磁力を減らす。
【００１２】また、環状鉄心の磁気抵抗を磁気抵抗調整
部で調整することで、検出コイルの起磁力を一定とし
て、被測定電流の計量範囲を増やす。
部で調整することで、検出コイルの起磁力を一定とし
て、被測定電流の計量範囲を増やす。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の変流器の一実施形
態を図面を参照して説明する。図１は、本発明の変流器
の第１の一実施形態を示す図で、従来の技術で示した図
３に対応する図である。
態を図面を参照して説明する。図１は、本発明の変流器
の第１の一実施形態を示す図で、従来の技術で示した図
３に対応する図である。
【００１４】図１において、従来の技術で示した図３と
異るところは、環状の鉄心の空隙部に対して、以下説明
する略Ｃ形の小形鉄心を組み込み、この小形鉄心に対し
て検出用巻線を巻き付けていることで、他は、図３と同
一である。したがって、図３と同一要素には、同一符号
を付して説明を省略する。
異るところは、環状の鉄心の空隙部に対して、以下説明
する略Ｃ形の小形鉄心を組み込み、この小形鉄心に対し
て検出用巻線を巻き付けていることで、他は、図３と同
一である。したがって、図３と同一要素には、同一符号
を付して説明を省略する。
【００１５】すなわち、環状の鉄心１Ａには、従来の技
術で示した図３の鉄心１Ｃに形成された空隙と比べて、
幅の広い空隙が図１においては右側に形成されている。
術で示した図３の鉄心１Ｃに形成された空隙と比べて、
幅の広い空隙が図１においては右側に形成されている。
【００１６】この空隙には、略ロ字状で左端に空隙部が
形成された角形鉄心７の左端が遊嵌されている。
形成された角形鉄心７の左端が遊嵌されている。
【００１７】この角形鉄心７の空隙部には、図３で示し
た磁気検出器２と同一の磁気検出素子２が同様に遊嵌さ
れている。この磁気検出素子２の図示しない電源側端子
には、直流電源３が図３と同様に接続され、出力側端子
の片側は、信号増幅器４の入力側に接続されている。
た磁気検出器２と同一の磁気検出素子２が同様に遊嵌さ
れている。この磁気検出素子２の図示しない電源側端子
には、直流電源３が図３と同様に接続され、出力側端子
の片側は、信号増幅器４の入力側に接続されている。
【００１８】角形鉄心７の右端には、検出用巻線５Ａが
巻き付けられ、この検出用巻線５Ａの片側は、検出用抵
抗器６の入力側端子に接続され、検出用巻線５Ａの他側
は、前述した信号増幅器４の出力側端子に接続されてい
る。
巻き付けられ、この検出用巻線５Ａの片側は、検出用抵
抗器６の入力側端子に接続され、検出用巻線５Ａの他側
は、前述した信号増幅器４の出力側端子に接続されてい
る。
【００１９】このように構成された変流器においては、
導体10に被測定電流Ｉ１が通電されると、この被測定電
流Ｉ１の値に対応した磁束Φ１が鉄心１Ａに形成された
空隙に遊嵌された角形鉄心８と磁気検出素子２を介して
通過する。すると、磁気検出素子２は、従来の変流器と
同様に、この磁気検出素子２を通過する磁束に対応した
電圧を出力側端子間に発生する。
導体10に被測定電流Ｉ１が通電されると、この被測定電
流Ｉ１の値に対応した磁束Φ１が鉄心１Ａに形成された
空隙に遊嵌された角形鉄心８と磁気検出素子２を介して
通過する。すると、磁気検出素子２は、従来の変流器と
同様に、この磁気検出素子２を通過する磁束に対応した
電圧を出力側端子間に発生する。
【００２０】この電圧は、従来の変流器と同様に、信号
増幅器４で増幅され、この結果、検出用巻線５Ａには、
励磁電流Ｉ２が通電される。この励磁電流Ｉ２の値は、
この励磁電流Ｉ２で発生する磁束Φ２が、前述した鉄心
１Ａを通過する磁束Φ１と同一となり、この結果、磁気
検出素子２の出力電圧は、零となって、励磁電流Ｉ２は
一定となる。
増幅器４で増幅され、この結果、検出用巻線５Ａには、
励磁電流Ｉ２が通電される。この励磁電流Ｉ２の値は、
この励磁電流Ｉ２で発生する磁束Φ２が、前述した鉄心
１Ａを通過する磁束Φ１と同一となり、この結果、磁気
検出素子２の出力電圧は、零となって、励磁電流Ｉ２は
一定となる。
【００２１】このときの検出用抵抗器６の両端の電圧降
下を求め、検出用巻線５Ａの巻数と乗算することによっ
て、被測定電流Ｉ１の値を測定する。このように構成さ
れた変流器においては、鉄心１Ａに形成された空隙の間
に対して、角形鉄心７を所定の空隙を介して遊嵌するこ
とで、導体９を流れる被測定電流Ｉ１で発生する磁束の
うちの、角形鉄心７の空隙部を通過する磁束が、図３で
示した変流器と比べて減少する。
下を求め、検出用巻線５Ａの巻数と乗算することによっ
て、被測定電流Ｉ１の値を測定する。このように構成さ
れた変流器においては、鉄心１Ａに形成された空隙の間
に対して、角形鉄心７を所定の空隙を介して遊嵌するこ
とで、導体９を流れる被測定電流Ｉ１で発生する磁束の
うちの、角形鉄心７の空隙部を通過する磁束が、図３で
示した変流器と比べて減少する。
【００２２】したがって、検出用巻線５Ａで発生させる
磁束Φ２も減らすことができるので、信号増幅器４の増
幅率や検出用巻線５Ａの巻数及び通電容量を減らすこと
ができ、変流器の外形と消費電力を減らすことができ
る。
磁束Φ２も減らすことができるので、信号増幅器４の増
幅率や検出用巻線５Ａの巻数及び通電容量を減らすこと
ができ、変流器の外形と消費電力を減らすことができ
る。
【００２３】次に、図２は、本発明の変流器の第２の実
施形態を示す図で、図１に対応する図である。図２にお
いて、図１と異るところは、図１で示した環状の鉄心１
Ａの左側に対して、空隙部を形成した鉄心１Ｂを採用
し、この鉄心１Ｂの空隙に対して、短い鉄心片８を遊嵌
し、図示しない引出装置で、矢印Ａに示すように遊嵌位
置を調整自在としたことで、他は、図１と同一であり、
同一要素には、同一符号を付している。
施形態を示す図で、図１に対応する図である。図２にお
いて、図１と異るところは、図１で示した環状の鉄心１
Ａの左側に対して、空隙部を形成した鉄心１Ｂを採用
し、この鉄心１Ｂの空隙に対して、短い鉄心片８を遊嵌
し、図示しない引出装置で、矢印Ａに示すように遊嵌位
置を調整自在としたことで、他は、図１と同一であり、
同一要素には、同一符号を付している。
【００２４】このように構成された変流器においては、
導体９に流れる被測定電流Ｉ１が増えた場合には、鉄心
片８を矢印Ａで示す方向に所定の値だけ引出装置で引き
出すことで、検出用巻線５Ａによって発生させる磁束Φ
２を減らすことができるので、被測定電流の増加に伴
う、検出用巻線５Ａや信号増幅器４の容量の増加を抑え
ることができる。
導体９に流れる被測定電流Ｉ１が増えた場合には、鉄心
片８を矢印Ａで示す方向に所定の値だけ引出装置で引き
出すことで、検出用巻線５Ａによって発生させる磁束Φ
２を減らすことができるので、被測定電流の増加に伴
う、検出用巻線５Ａや信号増幅器４の容量の増加を抑え
ることができる。
【００２５】すなわち、被測定電流Ｉ１の値の範囲を、
鉄心１Ｂに対して磁気抵抗調整部として設けた鉄心片８
の位置の調整で増やすことができ、異る測定電流に対し
て、同一構成部品で組み立てることができるので、機種
の数を減らすことができ、量産することができるので、
製造も容易となる。
鉄心１Ｂに対して磁気抵抗調整部として設けた鉄心片８
の位置の調整で増やすことができ、異る測定電流に対し
て、同一構成部品で組み立てることができるので、機種
の数を減らすことができ、量産することができるので、
製造も容易となる。
【００２６】なお、上記実施例においては、鉄心片８の
引出方向は、図２の矢印Ａに示すように、左の方向とし
たが、変流器の構造によっては紙面直交方向としてもよ
く、また、紙面前後方向としてよく、さらに、両者を組
み合わせてもよい。
引出方向は、図２の矢印Ａに示すように、左の方向とし
たが、変流器の構造によっては紙面直交方向としてもよ
く、また、紙面前後方向としてよく、さらに、両者を組
み合わせてもよい。
【００２７】さらに、鉄心片８が遊嵌される空隙部は、
図１で示した鉄心１Ａに対して、鉄心挿入穴を貫設し、
鉄心穴に対して丸棒状又は角柱状の調整用の鉄心を挿入
し、この挿入位置を変えることで、異る測定電流に対応
するようにしてもよい。また、鉄心片８は、角形鉄心７
が遊嵌する空隙を広げて、角形鉄心７と図１に示した鉄
心１Ａの端面との間に設けてもよい。
図１で示した鉄心１Ａに対して、鉄心挿入穴を貫設し、
鉄心穴に対して丸棒状又は角柱状の調整用の鉄心を挿入
し、この挿入位置を変えることで、異る測定電流に対応
するようにしてもよい。また、鉄心片８は、角形鉄心７
が遊嵌する空隙を広げて、角形鉄心７と図１に示した鉄
心１Ａの端面との間に設けてもよい。
【００２８】
【発明の効果】以上、本発明によれば、第１の空隙が形
成され測定電流が通電される導体が貫通する環状鉄心
と、この環状鉄心の第１の空隙部に片側が遊嵌し、この
片側に第２の空隙部が形成された検出鉄心と、この検出
鉄心の第２の空隙部に遊嵌された磁気検出素子と、検出
鉄心に巻装され磁気検出素子の出力信号により環状鉄心
を通過する磁束と逆向きの磁束を発生する検出コイル
と、この検出コイルに接続され測定電流を計量する計量
部とを備えることで、環状鉄心と角形鉄心との間に形成
した空隙によって、環状鉄心を通過する磁束を減らし、
この磁束に対応する逆方向の磁束を発生させる検出コイ
ルの起磁力を減らしたので、また、環状鉄心の磁気抵抗
を磁気抵抗調整部で調整することで、検出コイルの起磁
力を一定として、被測定電流の計量範囲を増やしたの
で、外形の大形化を防ぐことのできる変流器を得ること
ができる。
成され測定電流が通電される導体が貫通する環状鉄心
と、この環状鉄心の第１の空隙部に片側が遊嵌し、この
片側に第２の空隙部が形成された検出鉄心と、この検出
鉄心の第２の空隙部に遊嵌された磁気検出素子と、検出
鉄心に巻装され磁気検出素子の出力信号により環状鉄心
を通過する磁束と逆向きの磁束を発生する検出コイル
と、この検出コイルに接続され測定電流を計量する計量
部とを備えることで、環状鉄心と角形鉄心との間に形成
した空隙によって、環状鉄心を通過する磁束を減らし、
この磁束に対応する逆方向の磁束を発生させる検出コイ
ルの起磁力を減らしたので、また、環状鉄心の磁気抵抗
を磁気抵抗調整部で調整することで、検出コイルの起磁
力を一定として、被測定電流の計量範囲を増やしたの
で、外形の大形化を防ぐことのできる変流器を得ること
ができる。
【図１】本発明の変流器の第１の実施形態を示す図。
【図２】本発明の変流器の第２の実施形態を示す図。
【図３】従来の変流器の一例を示す図。
１Ａ，１Ｂ，１Ｃ…鉄心、２…磁気検出素子、３…直流
電源、４…信号増幅器、５Ａ，５Ｂ…検出用巻線、６…
検出用抵抗器、７…角形鉄心、８…鉄心片、９…導体、
Ｉ１…被測定電流、Ｉ２…励磁電流。
電源、４…信号増幅器、５Ａ，５Ｂ…検出用巻線、６…
検出用抵抗器、７…角形鉄心、８…鉄心片、９…導体、
Ｉ１…被測定電流、Ｉ２…励磁電流。
Claims (5)
- 【請求項１】 第１の空隙部が形成され測定電流が通電
される導体が貫通する環状鉄心と、この環状鉄心の前記
第１の空隙部に片側が遊嵌し、この片側に第２の空隙部
が形成された検出鉄心と、この検出鉄心の前記第２の空
隙部に遊嵌された磁気検出素子と、前記検出鉄心に巻装
され前記磁気検出素子の出力信号により前記環状鉄心を
通過する磁束と逆向きの磁束を発生する検出コイルと、
この検出コイルに接続され前記測定電流を計量する計量
部とを備えた変流器。 - 【請求項２】 前記環状鉄心に磁気抵抗調整部を設けた
ことを特徴とする請求項１に記載の変流器。 - 【請求項３】 前記磁気検出素子の出力側に対して、出
力側が前記検出コイルに接続される増幅器を設けたこと
を特徴とする請求項１又は請求項２に記載の変流器。 - 【請求項４】 前記磁気抵抗調整部を、前記環状鉄心に
形成された第３の空隙部とこの第３の空隙部に挿脱自在
に遊嵌された鉄心片で構成したことを特徴とする請求項
２又は請求項３に記載の変流器。 - 【請求項５】 前記検出鉄心を、略コ字状の角形とした
ことを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれかに記
載の変流器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8022257A JPH09219331A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 変流器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8022257A JPH09219331A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 変流器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09219331A true JPH09219331A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12077730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8022257A Pending JPH09219331A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 変流器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09219331A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104576004A (zh) * | 2015-01-08 | 2015-04-29 | 日九（大连）互感器有限公司 | 一种可调负荷的电力计量用电压互感器 |
| CN106610442A (zh) * | 2015-10-26 | 2017-05-03 | 日置电机株式会社 | 电流传感器和测定装置 |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP8022257A patent/JPH09219331A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104576004A (zh) * | 2015-01-08 | 2015-04-29 | 日九（大连）互感器有限公司 | 一种可调负荷的电力计量用电压互感器 |
| CN106610442A (zh) * | 2015-10-26 | 2017-05-03 | 日置电机株式会社 | 电流传感器和测定装置 |
| CN106610442B (zh) * | 2015-10-26 | 2020-11-17 | 日置电机株式会社 | 电流传感器和测定装置 |
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