JPH09218947A - 画像データ変換装置 - Google Patents

画像データ変換装置

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JPH09218947A
JPH09218947A JP8046806A JP4680696A JPH09218947A JP H09218947 A JPH09218947 A JP H09218947A JP 8046806 A JP8046806 A JP 8046806A JP 4680696 A JP4680696 A JP 4680696A JP H09218947 A JPH09218947 A JP H09218947A
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JP8046806A
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Inventor
Yoshibumi Kato
義文 加藤
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転画像の出力を短時間で行うことができ、
しかも、出力の度に画像の回転処理を繰り返す必要のな
いデータ変換装置を提供する。 【解決手段】 データ変換装置1は下記の要件を含んで
構成される。第一記憶手段4b:回転前の元画像デー
タを記憶する。第二記憶手段4c:回転後の回転画像
データを記憶する。データ読出手段:記憶された元画
像データを、画素座標上において縦横所定個数ずつの複
数のブロックB1に分割し、そのブロック単位で元画像
データを読み出す。データ配列回転手段:読み出され
た元画像データの配列に対し、設定角度の回転を施す。
記憶制御手段:第一記憶手段4bに対して設定された
ものと同一のブロック配列を、上記設定角度だけ回転し
た状態で第二記憶手段4cの記憶エリアQに対して設定
し、回転が施された各ブロックB1の元画像データを、
該第二記憶手段4cにおいて対応するブロックB2のエ
リアに記憶させることにより回転画像データを生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを、そ
の画像を設定角度だけ回転して得られる画像のデータに
変換するデータ変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のようなデータ変換装置としては、
例えば特開昭57−130144号及び昭61−830
48に開示されているように、画像をプリンタ等の出力
装置へ出力する際に、そのデータに回転処理を施しなが
ら出力装置にシリアルに転送する方式のものが知られて
いる。このような装置においては、回転後の画像データ
は出力装置内で完成することとなり、画像出力とともに
消去されるようになっているものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記データ変換装置に
おいては、回転処理を施しつつデータが出力装置に転送
されるので回転処理及びその出力処理に時間がかかる問
題がある。また、回転後のデータが出力とともに消去さ
れるので、例えば回転後の画像データを繰返し使用した
い場合には、その度に回転処理を施さなければならない
ので能率が悪い。また、回転後のデータが残らないの
で、回転後の画像データを元に別の画像データを作成し
たりすることが実質的に行えず、融通性に欠ける難点が
ある。
【0004】本発明の課題は、回転画像の出力を短時間
で行うことができ、しかも、出力の度に画像の回転処理
を繰り返す必要のないデータ変換装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明
は、出力装置の多数の画素の濃度情報の組合せにより記
述される画像のデータを、それら画素を規定する画素座
標上において、90°を単位とする設定角度だけ回転し
て得られる画像のデータに変換する装置に係り、上述の
課題を解決するために下記の要件を含んで構成されるこ
とを特徴とする。 第一記憶手段:回転前の元画像データを記憶する。 第二記憶手段:回転後の回転画像データを記憶する。 データ読出手段:記憶された元画像データを、画素座
標上において縦横所定個数ずつの複数のブロックに分割
し、そのブロック単位で元画像データを読み出す。 データ配列回転手段:読み出された元画像データの配
列に対し、設定角度の回転を施す。 記憶制御手段:第一記憶手段に対して設定されたもの
と同一のブロック配列を、上記設定角度だけ回転した状
態で第二記憶手段の記憶エリアに対して設定し、回転が
施された各ブロックの元画像データを、該第二記憶手段
において対応するブロックのエリアに記憶させることに
より回転画像データを生成する。
【0006】上記構成によれば、第一記憶手段に記憶さ
れた元画像データが複数のブロックに分割され、そのブ
ロック毎に回転処理が施されるので、回転処理を効率的
に行うことができる。また、その回転結果としての回転
画像データを第二記憶手段に記憶しておくことができ、
その記憶された回転画像データに基づき、回転後の画像
を高速で出力させることができる。また、回転後の画像
データを繰返し使用したい場合にも、いちいち回転処理
を施す必要がなくなる他、回転後の画像データを元に別
の画像データを作成したりすることも容易である。
【0007】上記構成には、下記の要件を付加すること
ができる。 データ配列判定手段:元画像データにおける画素の濃
度情報の配列が、データ配列回転手段による回転前と回
転後との間で変化しているか否かを、各ブロック毎に判
定する。 回転制御手段:濃度情報の配列が回転前と回転後とで
変化していないと判定されたブロックの元画像データに
対しては、データ配列回転手段による回転処理が行われ
ないようにこれを制御する。
【0008】これにより、回転前と回転後との間で、濃
度情報配列が不変なブロックに対しては回転処理が行わ
れないので、画像データ全体の回転処理に要する時間を
さらに短縮することができる。この場合、データ配列判
定手段は、各画素の濃度情報がすべて同一であるか否か
に基づいて、濃度情報の配列の不変性を判定するものと
できる。これによれば、判定処理の内容が比較的単純な
ものとなり、データの回転処理をさらに効率的に行うこ
とができる。例えば、濃度情報を数値で表示した場合
(例えば、2値濃度情報の場合は「0」又は「1」)
に、各ブロックの数値による濃度情報の和が、すべて同
一濃度となっている場合の和と等しいか否かに基づいて
判定を容易に行うことができる。
【0009】また、下記の要件を付加する構成とするこ
ともできる。 初期化手段:第二記憶手段において、画素平面上のす
べての画素に対し同一の濃度情報を設定することにより
これを初期化する。 濃度判定手段:元画像データにおける各画素の濃度情
報が、初期化手段により設定される濃度情報とすべて同
一であるか否かを各ブロック毎に判定する。 この場合、記憶制御手段は、元画像データにおける各画
素の濃度情報がすべて同一であると判定されたブロック
に対しては、その濃度情報の書換えが行われないように
これを制御する。
【0010】上記構成によれば、第二記憶手段の各ブロ
ックの画素が初期化手段によりすべて同一濃度に設定さ
れ、元画像データにおける各画素の濃度情報が上記初期
化手段により設定される濃度情報とすべて同一であるブ
ロックに対しては、第二記憶手段における濃度情報の書
換えが行われない。これにより、画像データ全体の回転
処理に要する時間をさらに短縮することができる。
【0011】各画素の濃度情報は、そのオン状態又はオ
フ状態に対応して定められる2値データとすることがで
きる。この場合、上記データ変換装置を下記のように構
成することができる。すなわち、各ブロックは、縦又は
横のいずれか一方を第一方向、他方を第二方向として、
第一記憶手段に対してはその第一方向においてX個、第
二方向においてY個の画素がマトリックス状に配列する
ものとし、また第二記憶手段に対しては第一方向におい
てY個、第二方向においてX個の画素がマトリックス状
に配列するものとする。データ読出手段は、第一記憶手
段から、各ブロックの画素の2値データを、第一方向に
沿うX個の画素からなる列(第一方向画素列)単位で、
前記第二方向に沿って順次読み出すものとされる。
【0012】そして、データ配列回転手段は、下記のシ
フトレジスタ群を備えたものとして構成される。 第一のシフトレジスタ:第一方向画素列の各画素に対
応してX個設けられ、それぞれ該第一方向画素列の2値
データのうち対応するものが読出し順にシリアル入力さ
れることにより、第二方向に沿うY個の画素からなる列
(第二方向画素列)の各画素の2値データを格納し、そ
の格納された2値データをパラレル出力する。 第二のシフトレジスタ:第二方向画素列の各画素に対
応してY個設けられ、それぞれ各第一のシフトレジスタ
からパラレル出力される2値データのうち、各第一方向
画素列を構成するX個が一まとめとしてパラレル入力さ
れるとともに、該X個の2値データを所定の順序でシリ
アル出力する。
【0013】また、上記Y個の第二のシフトレジスタか
ら互いに対応するタイミングで出力される2値データ
は、それぞれ各第二方向画素列のY個の2値データを形
成するものとされる。また、記憶制御手段は、それら各
第二方向画素列のY個の2値データを、第二記憶手段に
おいて対応するブロックに対し、その第一方向に沿って
配列するように格納することにより、元画像データの配
列を90°ないし270°回転させる。
【0014】上記構成によれば、データ配列回転手段が
シフトレジスタを用いたハードウェアにより構成される
ので、データの回転変換処理をより迅速に行うことがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に示すいくつかの実施例を参照しつつ説明する。図1
に、本発明の一実施例たるデータ変換装置1のブロック
図を示す。データ変換装置1は、例えば証明書発行装置
として構成されており、CPU3、RAM4及びROM
5とそれらが接続されるI/Oポート6とを備えた制御
部2を備える。I/Oポート6には、ハードディスク装
置等で構成されたデータ記憶装置7、モニタ制御部8及
びキーボード等の入力部9が接続され、モニタ制御部8
にはCRTや液晶ディスプレイ等のモニタ10が接続さ
れる。さらに、I/Oポート6には出力装置としてのプ
リンタ11が接続されている。なお、CPU3は、デー
タ配列回転手段、記憶制御手段、データ配列判定手段及
び回転制御手段の主体をなす。
【0016】データ記憶装置7には画像データ記憶部7
aが形成されており、ここに、文字や記号等のキャラク
タをはじめとする各種画像をプリンタ11の多数の画素
のオン・オフ情報の集合として記述する、2値画像デー
タが多数記憶されている。また、データ記憶装置7に
は、各種証明書フォーム等の文書データを記憶する文書
記憶部7bが形成されている。
【0017】図2(a)は、上記文書を各種証明書とし
た例を示しており、証明書の所定の文面Dを構成する個
々のキャラクタの画像データがプリンタ11に送られ、
そこで縦長の用紙Pにそれらキャラクタが印刷されて証
明書Cが発行される。ここで、文面Dの文字配列方向が
用紙Pの横方向(短辺方向)とされ、その印字領域の幅
は用紙Pの横幅よりも少し小さい程度に設定されている
が、例えば、用紙Pの左端をホッチキス等で綴じ合わせ
たい場合、上記フォーマットでは左マージンが狭すぎて
綴じ代が形成できない。そこで、同図(b)に示すよう
に、文面Dを反時計方向に90°回転させて、文字配列
方向を用紙Pの縦方向(長辺方向)に合わせれば、綴じ
代Mが形成できることとなる。この場合、文面Dを回転
させるには、各キャラクタもすべて回転させる必要があ
る。
【0018】上記データ変換装置1は、このような目的
が達成されるよう、各キャラクタ(画像)の元画像デー
タを、設定された角度だけ回転させた場合の画像データ
(回転画像データ)に変換する機能を備えたものとして
構成されている。すなわちRAM4には、入力部9等か
ら入力された設定回転角度を格納するための回転角度設
定メモリ4a、回転前の画像のデータ(元画像データ)
を記憶する第一記憶手段としての第一メモリ4b、回転
後の画像のデータ(回転画像データ)を記憶する第二記
憶手段としての第二メモリ4cが形成されている。ま
た、ROM5には、元画像データに回転変換を施して回
転画像データを生成するための変換プログラム5aが格
納されている。
【0019】以下、データ変換装置1における処理の流
れをフローチャートを用いて説明する。すなわち、図3
のS1において、所望の設定回転角度が入力部9から入
力される。この設定回転角度は、正立状態の画像を基準
として反時計方向に90°、180°及び270°のい
ずれかから選択される。S2において、文書を構成する
キャラクタの画像データが画像データ記憶部7aから読
み出され、これがRAM4の第一メモリ4bに格納され
る。そして、S3において第一メモリ4bと第二メモリ
4cに対し、その画像データの記憶エリアを区切るブロ
ックが設定される。
【0020】図4は、そのブロックの設定例を示してい
る。図4(a)は、第一メモリ4bにおけるブロックの
設定例を示しており、画素座標K上に設定された記憶エ
リアQ内に正立状態で記憶されたキャラクタIに対し、
その記憶エリアQを縦横所定の個数ずつ(本実施例で
は、縦横各5づつ)のマトリックス状に分割する形でブ
ロックB1が設定されている。一方、図4(b)は、第
二メモリ4c内のブロックの設定例を示している。第二
メモリ4c内の各ブロックB2は、それぞれ第一メモリ
4bに対する各ブロックB1と一対一に対応するものと
され、その配列は、第一メモリ4bのブロック配列を画
素座標Kに対して前述の設定回転角度(本実施例では9
0°)だけ回転させたものに相当する。一方、第一メモ
リ4bの各ブロックB1内のエリア配列は図5(a)に
示す通りであって、各画素に対応する2値データの格納
領域Rが縦横所定の個数ずつ(本実施例では、縦横4ビ
ットずつ)のマトリックス状に配列したものとして構成
されている。一方、第二メモリ4cの各ブロックB2の
エリア配列は、図5(b)に示すように、ブロックB1
内のエリア配列を上記設定角度だけ回転したものとなる
ように設定されている。
【0021】図3に戻り、S4において、第一メモリ4
bの最初のブロックB1に含まれる2値データを読み出
す。次にS5において、そのブロックB1内の2値デー
タの値をすべて加算する演算を行い、その加算値をS1
とする。そして、S6及びS7において、その加算値S
1が、すべての2値データを「1」とした場合の加算値
Smax(図6(a))、ないし「0」とした場合の加算
値Smin(図6(b))と等しいか否かが判定される。
【0022】S1がSmin及びSmaxのいずれとも等しく
ない場合は、S8に進んで読み出された2値データの配
列に設定角度の回転処理が施され、さらにS9において
第二メモリ4cの対応するブロックB2に対し回転が施
された状態で上書き・格納される。一方、S1がSmin及
びSmaxのいずれかと等しい場合であるが、例えばキャ
ラクタIのイメージ形成領域部分が「1」で表され、背
景領域部分が「0」で表される場合においては、S1=
SmaxはそのブロックB1全体がイメージ形成領域内に存
在していることを意味し、S1=SminはブロックB1全
体が背景領域に属していることを意味する。いずれにし
ろ、ブロックB1の2値データはすべて等しいわけであ
るから、2値データの配列には回転を施す前と回転後に
おいて何ら変化が生じないこととなる(以下、「データ
配列が回転不変であるという」)。このような場合はS
8がスキップされ、読み出されたデータは回転が施され
ない状態で対応するブロックB2に上書き・格納され
る。
【0023】そして、S10及びS11を経てS5へ返
り、次のブロックB1について以下同様の処理が繰り返
され、すべてのブロックB1について処理が終了する
と、図4(b)に示すように、キャラクタIのイメージ
が設定角度だけ回転した回転画像I’のデータが第二メ
モリ4c内に形成されることとなる。そして、次のキャ
ラクタ(画像)が残っていれば、S2へ戻ってそのキャ
ラクタについて同様の処理が行われ、文書中のすべての
キャラクタについての処理がなされると、全体の処理が
終了となる。
【0024】なお、各ブロックB1の2値データの回転
不変性に基づいて画像データに回転を施すか否かの判定
を行うルーチンを省略し、すべてのブロックB1につい
て必ず回転処理を行うように処理することも可能であ
る。この場合、画像データとして、多階調のビットマッ
プデータ、あるいはカラーのビットマップデータを採用
することも可能である。
【0025】こうして形成された回転画像のデータは、
第二メモリ4cから読み出されてプリンタ11へ送ら
れ、図2(b)に示すように各キャラクタがそれぞれ設
定角度回転した状態で印刷される。ここで、データ記憶
装置7に回転画像データ記憶部7cを設け、上述のよう
にして得られた各キャラクタの回転画像のデータを、例
えば文書単位で上記回転画像データ記憶部7cに記憶・
保存することができる。このようにして回転画像のデー
タを保存しておけば、必要なときにはこれを読み出すこ
とで、回転後の文書をいつでも迅速に印字出力すること
ができるほか、保存された回転画像データに対し新たな
画像を追加するなど、適当な加工を施して再利用する処
理も容易に行うことができる。例えば、図2(b)にお
いては、回転後の文面Dの背景に地紋Uを施した例を示
している。
【0026】次に、図7は、データ変換装置1における
別の処理例を示すフローチャートである。この場合の処
理は、図3に示す処理の流れとおおむね同一であるが、
S3の後のS31において、第二メモリ4cのすべての
画素の2値情報が「0」(又は「1」)に初期化される
ようになっている。そして、S6においてブロックB1
の2値情報の加算値S1がSmin(又はSmax)である場
合には、そのブロックB1の2値情報はすべて「0」
(又は「1」)であることを意味しており、データ配列
は回転不変となる。この場合、第二メモリ4cの格納先
のブロックのデータ値配列は上記初期化処理によりすべ
て「0」となっているわけであるから、これをそのまま
使用することが可能となる。すなわち、S6においてS
1がSmin(又はSmax)である場合には、S8の回転処
理とS9のデータ格納処理がいずれもスキップされるこ
ととなる。この場合、CPU3は、濃度判定手段の主体
をなす。
【0027】以上説明した実施例では、各ブロックB1
の2値データの回転処理は、すべてCPU3によるプロ
グラム処理とされていたが、これをシフトレジスタを利
用したハードウェアを用いて実行することも可能であ
る。そのハードウェアの回路構成例を図8〜図10に示
す。なお、本実施例では、各ブロックが4ビット×4ビ
ットで構成される場合を例にとって説明する。
【0028】すなわち図8(b)に示すように、各ブロ
ックB1の横方向をX方向(第一方向)、縦方向をY方
向(第二方向)とし、各2値データが、X方向に沿う4
つ(図では「1、2、3、4」の各番号に対応)を単位
として、Y方向に沿って順次読み出されるようになって
いる。そして、データ配列の回転手段として、図8
(a)に示すように、下記のシフトレジスタ群が設けら
れている。 第一のシフトレジスタ21〜24:ブロックB1の、
X方向に沿う4列の2値データ列(すなわち、「1、
2、3、4」、「5、6、7、8」、「9、10、1
1、12」及び「13、14、15、16」)にそれぞ
れ対応して設けられ、各列の2値データが、クロックの
立ち下がりに同期して一定の順序でシリアル入力され
る。そして、4回のクロックを受けることにより、ブロ
ックB1のY方向に沿う4個の2値データを各々格納す
るとともに、これをポートQ1〜Q4からパラレル出力す
る。すなわち、レジスタ21には「13、9、5、1」
が、同22には「14、10、6、2」が、同23には
「15、11、7、3」が、同24には「16、12、
8、4」がそれぞれ格納される。 第二のシフトレジスタ31〜34:上記4クロック後
に、ロード信号を入力すことにより、各第一のシフトレ
ジスタ21〜24からパラレル出力される2値データの
うち、ブロックB1のX方向に沿って配列する4個が一
まとまりとなって、ポートQ1〜Q4からパラレル入力さ
れる。以後は、クロックを1回受る毎に、それぞれ格納
された4個の2値データをシリアル出力する。すなわ
ち、レジスタ31には「13、14、15、16」が、
同32には「9、10、11、12」が、同23には
「5、6、7、8」が、同24には「1、2、3、4」
がそれぞれ格納され、それぞれ上記記載の順序でシリア
ル出力される。
【0029】そして、各第二のシフトレジスタ31〜3
4から、同じクロックで出力される2値データは、ブロ
ックB1のY方向に沿って並ぶ各2値データ列を形成す
るものとなり、図8(c)に示すように、これら2値デ
ータを、第二メモリ4cの対応するブロックB2におい
て、そのX方向に沿って順次格納することにより、元画
像データの配列を90°回転することができる。
【0030】なお、第二のシフトレジスタ31〜34に
各2値データを格納する際に、各入力ポートQ1〜Q4に
対し上記実施例とは逆の配列で格納するか、あるいはシ
フトレジスタのデータシフト方向を逆転させれば、デー
タ配列を逆方向に90°(すなわち270°)回転させ
ることができる。図9は、後者の場合において、第二の
シフトレジスタのデータシフト方向を切換可能に構成す
ることにより、正逆両方向に90°ずつの回転を可能と
した回路構成を示すものである。すなわち、同図に示す
各シフトレジスタ31〜34は、2つのシリアル出力ポ
ートL、Rにおいてセレクタ41〜44に接続されてお
り、格納された4つの2値データを、それらポートL、
Rから互いに逆方向にシフトさせつつ上記各セレクタ4
1〜44に対し同時にシリアル出力する。そして、切換
入力ポートR/−Lへの入力信号を切り換えることによ
り、セレクタ41〜44は各ポートL、Rからの出力の
どちらを選択するかを決定する。同図においては、Rが
選択された場合は図8に示すのと同順のデータ出力とな
り(90°回転に対応)、−Lが選択されると逆順のデ
ータ出力(270°回転に対応)となる。
【0031】また、図10に示すように、第一のシフト
レジスタ21〜24の各ポートQ1〜Q4にAND回路5
0を接続することができる。こうすれば、AND回路5
0からの出力電圧が所定の値よりも高いか否か(すなわ
ち、各ポートからの出力の論理積が「1」であるか否
か)に基づき、ブロックB1の2値データがすべて
「1」であるかを否かを判定することができる。一方、
AND回路50に代えてOR回路を使用すれば、その出
力電圧が所定の値よりも低いか否か(すなわち、各ポー
トからの出力の論理和が「0」であるか否か)に基づ
き、ブロックB1の2値データがすべて「0」であるか
を否かを判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのデータ変換装置の構
成を示すブロック図。
【図2】キャラクタを用いた文書の出力例を示す説明
図。
【図3】図1のデータ変換装置における処理の流れを示
すフローチャート。
【図4】第一メモリ及び第二メモリに対するブロックの
設定例を示す説明図。
【図5】各ブロックのデータ配置例を示す説明図。
【図6】ブロック内のすべての2値データが同一値とな
る場合の例を示す説明図。
【図7】図1のデータ変換装置における別の処理の流れ
を示すフローチャート。
【図8】データ配列に回転を施すためのハードウェア構
成例を示す回路図。
【図9】その変形例を示す回路図。
【図10】同じく別の変形例を示す回路図。
【符号の説明】
1 データ変換装置 3 CPU(データ配列回転手段、記憶制御手段、デー
タ配列判定手段、回転制御手段) 4 RAM 4b 第一メモリ(第一記憶手段) 4c 第二メモリ(第二記憶手段) 11 プリンタ(出力装置) 21〜24 第一のシフトレジスタ 31〜34 第二のシフトレジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力装置の多数の画素の濃度情報の組合
    せにより記述される画像のデータを、それら画素を規定
    する画素座標上において、90°を単位とする設定角度
    だけ回転して得られる画像のデータに変換する装置であ
    って、 回転前の元画像データを記憶する第一記憶手段と、 回転後の回転画像データを記憶する第二記憶手段と、 前記記憶された元画像データを、前記画素座標上におい
    て縦横所定個数ずつの複数のブロックに分割し、そのブ
    ロック単位で前記元画像データを読み出すデータ読出手
    段と、 その読み出された元画像データの配列に対し、前記設定
    角度の回転を施すデータ配列回転手段と、 前記第一記憶手段に対して設定されたものと同一のブロ
    ック配列を、前記設定角度だけ回転した状態で前記第二
    記憶手段の記憶エリアに対して設定し、前記回転が施さ
    れた各ブロックの元画像データを、該第二記憶手段にお
    いて対応するブロックのエリアに記憶させることにより
    前記回転画像データを生成する記憶制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像データ変換装置。
  2. 【請求項2】 前記元画像データにおける前記画素の濃
    度情報の配列が、前記データ配列回転手段による回転前
    と回転後との間で変化しているか否かを、前記各ブロッ
    ク毎に判定するデータ配列判定手段と、 前記濃度情報の配列が前記回転前と回転後とで変化して
    いないと判定されたブロックの元画像データに対して
    は、前記データ配列回転手段による回転処理が行われな
    いようにこれを制御する回転制御手段と、 を備える請求項1記載の画像データ変換装置。
  3. 【請求項3】 前記データ配列判定手段は、前記各画素
    の濃度情報がすべて同一であるか否かに基づいて、前記
    濃度情報の配列の不変性を判定するものである請求項2
    記載の画像データ変換装置。
  4. 【請求項4】 前記第二記憶手段において、前記画素平
    面上のすべての画素に対し同一の濃度情報を設定するこ
    とによりこれを初期化する初期化手段と、 前記元画像データにおける前記各画素の濃度情報が、前
    記初期化手段により設定される濃度情報とすべて同一で
    あるか否かを前記各ブロック毎に判定する濃度判定手段
    とを備え、 前記記憶制御手段は、前記元画像データにおける各画素
    の濃度がすべて同一であると判定されたブロックに対し
    ては、前記第二記憶手段におけるその濃度情報の書換え
    が行われないようにこれを制御するものである請求項1
    記載の画像データ変換装置。
  5. 【請求項5】 前記各画素の濃度情報は、そのオン状態
    又はオフ状態に対応して定められる2値データとされ、 前記各ブロックは、縦又は横のいずれか一方を第一方
    向、他方を第二方向として、前記第一記憶手段に対して
    はその第一方向においてX個、第二方向においてY個の
    画素がマトリックス状に配列するものとされ、また前記
    第二記憶手段に対しては第一方向においてY個、第二方
    向においてX個の画素がマトリックス状に配列するもの
    とされ、 前記データ読出手段は、前記第一記憶手段から、各ブロ
    ックの画素の2値データを、前記第一方向に沿うX個の
    画素からなる列(以下、第一方向画素列という)単位
    で、前記第二方向に沿って順次読み出すものとされ、 前記データ配列回転手段は、 前記第一方向画素列の各画素に対応してX個設けられ、
    それぞれ該第一方向画素列の2値データのうち対応する
    ものが前記読出し順にシリアル入力されることにより、
    前記第二方向に沿うY個の画素からなる列(以下、第二
    方向画素列という)の各画素の2値データを格納し、そ
    の格納された2値データをパラレル出力する第一のシフ
    トレジスタと、 前記第二方向画素列の各画素に対応してY個設けられ、
    それぞれ前記各第一のシフトレジスタからパラレル出力
    される2値データのうち、前記各第一方向画素列を構成
    するX個が一まとめとしてパラレル入力されるととも
    に、該X個の2値データを所定の順序でシリアル出力す
    る第二のシフトレジスタとを含むものとされ、 前記Y個の第二のシフトレジスタから互いに対応するタ
    イミングで出力される2値データは、それぞれ前記各第
    二方向画素列のY個の2値データを形成するとともに、 前記記憶制御手段は、それら各第二方向画素列のY個の
    2値データを、前記第二記憶手段において対応するブロ
    ックに対し、その第一方向に沿って配列するように格納
    することにより、前記元画像データの配列を90°ない
    し270°回転させる請求項1ないし4のいずれかに記
    載の画像データ変換装置。
JP8046806A 1996-02-07 1996-02-07 画像データ変換装置 Pending JPH09218947A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009194841A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置、画像形成装置及びプレビュー画像生成方法
CN102044062A (zh) * 2010-12-23 2011-05-04 福州瑞芯微电子有限公司 基于图像块处理实现图像xy轴镜像和180度旋转系统

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