JPH09218155A - 2次元蛍光寿命測定方法および装置 - Google Patents

2次元蛍光寿命測定方法および装置

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JPH09218155A
JPH09218155A JP2529096A JP2529096A JPH09218155A JP H09218155 A JPH09218155 A JP H09218155A JP 2529096 A JP2529096 A JP 2529096A JP 2529096 A JP2529096 A JP 2529096A JP H09218155 A JPH09218155 A JP H09218155A
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JP2529096A
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Masayuki Ishida
雅之 石田
Shigetoshi Okazaki
茂俊 岡崎
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BUNSHI BIO PHOTONICS KENKYUSHO
Bunshi Biophotonics Kenkyusho KK
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BUNSHI BIO PHOTONICS KENKYUSHO
Bunshi Biophotonics Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成であって短時間に精度よく2次元
蛍光寿命を測定する。 【解決手段】 パルス光源10から出力されたパルス励
起光Aが被測定物30に照射されて発生した蛍光Bは、
ビームスプリッタ50によって蛍光B1およびB2とに
分岐される。この蛍光B1およびB2は、遅延光学系6
0によって両者間に所定の光路長差が与えられた後、撮
像タイミング生成部80から出力された撮像タイミング
信号が指示する所定時刻に、撮像部70によって光像が
撮像される。ここで撮像された蛍光B1およびB2それ
ぞれの光像は、被測定物30において互いに異なる時刻
に発生した蛍光の像であるので、演算部90によって、
撮像された蛍光B1およびB2それぞれの光像の強度比
に基づいて2次元蛍光寿命が算出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光物質を含む被
測定物に励起光が照射されて発生した蛍光の寿命を2次
元像として測定する2次元蛍光寿命測定技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】被測定物に励起光を照射すると、その被
測定物に含まれる蛍光物質から蛍光が発生する。その蛍
光の強度は、励起光照射時刻から時間を経るに従って指
数関数的に減衰していく。この蛍光減衰曲線の減衰特性
を表すのが蛍光寿命τであり、この蛍光寿命τは、蛍光
物質の種類によって決まっている。したがって、この蛍
光減衰曲線から蛍光寿命を測定することにより、蛍光物
質を同定することも可能である。又、被測定物から発生
する蛍光を2次元の光像として捉え、蛍光像の各位置に
おける蛍光寿命を測定することにより、被測定物中の蛍
光物質の密度分布や種類を知ることもできる。
【0003】従来より、蛍光寿命を測定する技術とし
て、パルスサンプリング法、時間相関単一光子計数法、
位相変調法、ストリークカメラ法および励起プローブ法
が知られている。
【0004】パルスサンプリング法は、被測定物にパル
ス励起光を照射し、発生した蛍光を分光した後、その蛍
光を光電子増倍管で検出し、そして、その光電子増倍管
の陽極電流を高速オシロスコープ等で観測・記録するも
のであり、構成が簡単であるという特徴を有する。
【0005】時間相関単一光子計数法は、1回の励起事
象によって発生する蛍光が光子1個である場合に励起時
刻から蛍光発生時刻までの時間の確率分布が、蛍光強度
の時間変化に一致するという概念に基づくものである。
この手法では、1パルスの励起光の照射によって発生す
る蛍光光子の平均個数が1個になるように励起光の強度
を調整し、その励起光を被測定物に照射した後に単一蛍
光光子が発生するまでの時間を測定し、この時間を多数
回繰り返して測定してヒストグラムを作成し、このヒス
トグラムから蛍光寿命を求める。
【0006】位相変調法では、例えば正弦波状に強度変
調した励起光を被測定物に照射すると、発生する蛍光の
強度も正弦波状のものとなるが、蛍光の強度変化と励起
光の強度変化とは、励起光強度と蛍光寿命に応じた位相
差が生ずるので、この位相差に基づいて蛍光寿命を測定
するものである。
【0007】ストリークカメラ法は、蛍光を光電変換面
で受光して発生した光電子ビームを、掃引信号が印加さ
れた偏向電極間を通過させ、その光電子ビームを時刻に
応じて異なる角度に偏向させることによって、蛍光強度
の時間変化を空間変化に変換して、蛍光減衰曲線を測定
するものである。
【0008】励起プローブ法は、Kerrセル等の光シ
ャッタを用い、この光シャッタが開く時刻を順次変更し
て、この光シャッタを通過した蛍光の強度を測定し、蛍
光減衰曲線すなわち蛍光寿命を測定するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では以下のような問題点がある。パルスサンプリング
法は、感度が悪く、更に、約10nsよりも短い蛍光寿
命の測定が困難である。時間相関単一光子計数法は、励
起光の1パルス毎に単一光子しか測定できないので、ヒ
ストグラムを作成するのに長時間を要するという問題点
がある。位相変調法は、時間分解能が低く、蛍光寿命の
測定精度が悪い。ストリークカメラ法は、時間分解能お
よび感度が高いものの高価である。さらに、これらの従
来技術では、2次元蛍光寿命を測定するには不適であ
る。
【0010】これらに対し、励起プローブ法は、高い時
間分解能と高い感度で2次元蛍光寿命の測定が可能であ
る。しかし、Kerrセル等の光シャッタを開閉させる
ために大出力のレーザ光源が必要であって測定システム
が大規模となり、また、光シャッタが開く時刻を順次変
更して1点毎に測定するため測定に長時間を要するとい
う問題点がある。さらに、被測定物に多数パルスの励起
光を照射する必要があるため、蛍光物質に褪色現象が発
生し、その蛍光物質が励起光を吸収する割合が減少し
て、発生する蛍光も減少するので、蛍光寿命を正確に測
定することはできないという問題点もある。
【0011】本発明は、上記問題点を解消する為になさ
れたものであり、簡単な構成であって短時間に精度よく
2次元蛍光寿命を測定することができる2次元蛍光寿命
測定方法および装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る2次元蛍光
寿命測定方法は、(1) 被測定物にパルス励起光を照射す
る第1のステップと、(2) パルス励起光が照射された被
測定物から発生した蛍光を分岐し第1の光束と第2の光
束とを形成する第2のステップと、(3) 第1および第2
の光束の間に所定の光路長差を与える第3のステップ
と、(4) 所定の光路長差が与えられた第1および第2の
光束それぞれの像を、パルス励起光の散乱光がもはや存
在しない所定時刻に撮像する第4のステップと、(5) 撮
像された第1および第2の光束それぞれの像に基づい
て、被測定物上の各位置から発生した蛍光の寿命を算出
する第5のステップと、を備えることを特徴とする。
【0013】この2次元蛍光寿命測定方法では、第1の
ステップで被測定物にパルス励起光が照射されて発生し
た蛍光は、第2のステップで第1の光束と第2の光束と
に分岐される。この第1の光束および第2の光束は、第
3のステップで両者間に所定の光路長差が与えられた
後、第4のステップで、パルス励起光の散乱光がもはや
存在しない所定時刻に光像が撮像される。ここで撮像さ
れた第1および第2の光束それぞれの光像は、被測定物
において互いに異なる時刻に発生した蛍光の像であるの
で、第5のステップで、撮像された第1および第2の光
束それぞれの光像の強度比に基づいて2次元蛍光寿命が
算出される。
【0014】また、第3のステップで所定の光路長差が
可変に設定されることとしてもよく、この場合には広い
蛍光寿命範囲に亘って蛍光寿命が測定される。
【0015】本発明に係る2次元蛍光寿命測定装置は、
(1) 被測定物にパルス励起光を照射するパルス光源と、
(2) パルス励起光が照射された被測定物から発生した蛍
光を分岐し第1の光束と第2の光束とを形成する光束分
岐手段と、(3) 第1および第2の光束の間に所定の光路
長差を与える遅延光学系と、(4) 励起光源からパルス励
起光が出力されたタイミングに基づいて、パルス励起光
の散乱光がもはや存在しない所定時刻を指示する撮像タ
イミング信号を出力する撮像タイミング生成手段と、
(5) 所定の光路長差が与えられた第1および第2の光束
それぞれの像を、撮像タイミング信号に基づいて所定時
刻に撮像する撮像手段と、(6) 撮像された第1および第
2の光束それぞれの像に基づいて、被測定物上の各位置
から発生した蛍光の寿命を算出する演算手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0016】この2次元蛍光寿命測定装置では、パルス
光源から出力されたパルス励起光が被測定物に照射され
て発生した蛍光は、光束分岐手段によって第1の光束と
第2の光束とに分岐される。この第1の光束および第2
の光束は、遅延光学系によって両者間に所定の光路長差
が与えられた後、撮像タイミング生成手段から出力され
た撮像タイミング信号が指示する所定時刻に、撮像手段
によって光像が撮像される。ここで所定時刻とは、パル
ス励起光の散乱光がもはや存在しない時刻であり、撮像
された第1および第2の光束それぞれの光像は、被測定
物において互いに異なる時刻に発生した蛍光の像である
ので、演算手段によって、撮像された第1および第2の
光束それぞれの光像の強度比に基づいて2次元蛍光寿命
が算出される。
【0017】また、遅延光学系は、所定の光路長差を可
変に設定する遅延量可変手段を備えることとしてもよ
く、この場合には広い蛍光寿命範囲に亘って蛍光寿命が
測定される。
【0018】また、遅延光学系は、第1の光束の像を伝
搬させる第1の光ファイバ束を備えることとしてもよ
く、さらに、第2の光束の像を伝搬させる第2の光ファ
イバ束をも備えることとしてもよい。この場合には、第
1および第2の光束それぞれの光像が、第1および第2
の光ファイバ束それぞれによって撮像手段まで伝搬す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。尚、図面の説明におい
て同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省
略する。
【0020】(第1の実施形態)まず、第1の実施形態
に係る2次元蛍光寿命測定装置について説明する。図1
は、本実施形態に係る2次元蛍光寿命測定装置の構成図
である。
【0021】パルス光源10は、蛍光物質を含む被測定
物30に照射されるパルス励起光Aを出力する。顕微鏡
20は、このパルス励起光Aを入力して、反射鏡21で
被測定物30に向けて反射し、ダイクロイックミラー2
2を透過させ、レンズ23で集光して、被測定物30に
照射させる。ここで、ダイクロイックミラー22は、パ
ルス励起光Aを透過させるが、被測定物30から発生し
た蛍光Bを反射させるものである。したがって、顕微鏡
20は、被測定物30から発生した蛍光Bを、レンズ2
3で平行光束とし、ダイクロイックミラー22で反射さ
せ、顕微鏡20外に出力する。
【0022】顕微鏡20から出力された蛍光Bを入力す
るバンドパスフィルタ40は、その蛍光Bを透過させ
る。しかし、バンドパスフィルタ40は、被測定物30
に励起光Aが照射されて発生した反射光や散乱光を透過
させない。したがって、バンドパスフィルタ40は、蛍
光Bのみを出力する。
【0023】バンドパスフィルタ40から出力された蛍
光Bを入力したビームスプリッタ50は、その蛍光Bの
一部を透過し残部を反射させて2光束に分岐し、光束B
1およびB2を生成する。ビームスプリッタ50を透過
した光束B1は、直接に撮像部70に到達する。
【0024】一方、ビームスプリッタ50で反射した光
束B2は、遅延光学系60に入力する。この遅延光学系
60は、2個の反射鏡61および62からなり、ビーム
スプリッタ50で反射した光束B2を反射鏡61で反射
し、続いて反射鏡62で反射する。反射鏡51は、遅延
光学系60から出力された蛍光B2を撮像部70に向け
て反射させる。
【0025】なお、蛍光B1およびB2それぞれが撮像
部70に至るまでの光学系には、適当にリレーレンズ
(図示せず)やフィールドレンズ(図示せず)が配置さ
れており、撮像部70のゲート付きイメージングインテ
ンシファイア71の光電変換面71a上には、蛍光B1
およびB2それぞれの2次元像が結像される。また、こ
れら蛍光B1およびB2それぞれの2次元像は、ゲート
付きイメージングインテンシファイア71の光電変換面
71a上の異なる領域に結像される。
【0026】ビームスプリッタ50を透過した光束B
1、および、ビームスプリッタ50で反射した後に遅延
光学系60を経て到達した光束B2を入力する撮像部7
0は、所定時刻に蛍光B1およびB2それぞれの2次元
像を検出する。この撮像部70は、ゲート付きイメージ
ングインテンシファイア71、ゲート付きイメージング
インテンシファイア用電源72および光検出器73から
なる。
【0027】このゲート付きイメージングインテンシフ
ァイア71は、その光電変換面71a上に結像された蛍
光B1およびB2それぞれの2次元像を入力して、その
像の強度に応じた光電子を放出し、その光電子をマイク
ロチャンネルプレートで増倍し、その増倍された2次電
子を蛍光面に入力して再び光像に変換する。光検出器7
3は、ゲート付きイメージングインテンシファイア71
の蛍光面上の光像を入力して、その光像の2次元強度分
布を検出するものであり、例えば、2次元CCDが用い
られる。
【0028】また、このゲート付きイメージングインテ
ンシファイア71は、ゲート付きイメージングインテン
シファイア用電源72から電力が供給された時のみ、そ
の光電変換面71a上に結像された像を増倍する。さら
に、このゲート付きイメージングインテンシファイア用
電源72は、撮像タイミング生成部80から出力される
撮像タイミング信号を入力して、この撮像タイミング信
号が指示する時刻にのみ、ゲート付きイメージングイン
テンシファイア71に電力を供給する。この撮像タイミ
ング生成部80は、パルス光源10がパルス励起光Aを
出力した時刻を示すタイミング信号を入力し、パルス励
起光Aが出力された時刻から一定時間が経過した後の所
定時刻を指示する撮像タイミング信号を生成して出力す
る。
【0029】このようにして光検出器73によって撮像
された所定時刻の蛍光B1およびB2の光像は演算部9
0に入力される。演算部90は、例えばコンピュータで
あり、蛍光B1およびB2それぞれの光像の強度分布の
比と、蛍光B1およびB2それぞれがゲート付きイメー
ジングインテンシファイア71に到達するまでの光路長
差すなわち遅延時間差とに基づいて2次元蛍光寿命を求
める。
【0030】次に、この2次元蛍光寿命測定装置の作用
とともに、本発明に係る2次元蛍光寿命測定方法につい
て説明する。図2は、蛍光減衰曲線を示す図である。
【0031】パルス光源10から出力されたパルス励起
光Aは、顕微鏡20に入射する。顕微鏡20に入射した
パルス励起光Aは、顕微鏡20内で、反射鏡21で反射
されて、ダイクロイックミラー22を透過し、レンズ2
3で集光されて、被測定物30に照射される。そして、
被測定物30にパルス励起光Aが照射されると、その被
測定物30内に含まれる蛍光物質から蛍光Bが発生す
る。この蛍光Bの強度分布の時間変化I(t) は、 I(t) =I0・exp(−t/τ) … (1) で表される(図2(a))。ここで、tは、パルス励起
光Aが被測定物30に照射された時刻を基準とする時間
変数である。I0 は、時刻t=0における蛍光Bの強度
分布であり、レンズ23から被測定物30を見たときの
2次元の位置変数の関数である。τは、被測定物30の
蛍光寿命であり、被測定物30上の2次元の位置変数の
関数である。
【0032】この蛍光Bは、レンズ23に入射して平行
光束とされ、ダイクロイックミラー22で反射されて、
顕微鏡20から出力される。顕微鏡23から出力された
蛍光Bは、バンドパスフィルタ40を透過した後、ビー
ムスプリッタ50によって蛍光B1およびB2の2つの
光束に分岐される。なお、被測定物30表面からはパル
ス励起光Aの反射光・散乱光も発生するが、この反射光
・散乱光は、ダイクロイックミラー22で反射される割
合が極僅かであり、更に、バンドパスフィルタ40を透
過する割合も極僅かであるので、ビームスプリッタ50
に到達する量が殆どない。
【0033】ビームスプリッタ50を透過した蛍光B1
は、直接に撮像部70のゲート付きイメージングインテ
ンシファイア71の光電変換面71aに到達し結像され
る。その光電変換面71aに到達した蛍光B1の強度分
布の時間変化I1(t) は、 I1(t) =I(t−t1) =I0・exp(−(t−t1)/τ) … (2) で表される(図2(b))。ここでも、tはパルス励起
光Aが被測定物30に照射された時刻を基準とする時間
変数である。また、t1は、被測定物30で発生した蛍
光Bが、ビームスプリッタ50を透過して蛍光B1とし
てゲート付きイメージングインテンシファイア71の光
電変換面71aに到達するまでに要する時間である。
【0034】一方、ビームスプリッタ50で反射した蛍
光B2は、遅延光学系60を経由して、撮像部70のゲ
ート付きイメージングインテンシファイア71の光電変
換面71aに到達し結像される。その光電変換面71a
に到達した蛍光B2の強度分布の時間変化I2(t) は、 I2(t) =I(t−t2) =I0・exp(−(t−t2)/τ) … (3) で表される(図2(c))。ここでも、tはパルス励起
光Aが被測定物30に照射された時刻を基準とする時間
変数である。また、t2は、被測定物30で発生した蛍
光Bが、ビームスプリッタ50で反射して遅延光学系6
0を経て蛍光B2としてゲート付きイメージングインテ
ンシファイア71の光電変換面71aに到達するまでに
要する時間である。
【0035】このゲート付きイメージングインテンシフ
ァイア71の光電変換面71aに到達した蛍光B1およ
びB2それぞれは、その光電変換面71a上の異なる領
域に結像され、所定時刻Tに光検出器73によって撮像
される(図2(b),(c))。この所定時刻Tを指示
する撮像タイミング信号は、パルス光源10からパルス
励起光Aが出力されたタイミングを入力した撮像タイミ
ング生成部80から出力され、その撮像タイミング信号
が指示する時刻にゲート付きイメージングインテンシフ
ァイア用電源72からゲート付きイメージングインテン
シファイア71に電力が供給さる。すなわち、撮像タイ
ミング生成部80で設定された時刻Tに、ゲート付きイ
メージングインテンシファイア71の光電変換面71a
に結像されている光像が、光検出器73によって撮像さ
れる。この時、光検出器73で撮像された蛍光B1およ
びB2それぞれの強度分布I1(T) およびI2(T) は、 I1(T) =I0・exp(−(T−t1)/τ) … (4) I2(T) =I0・exp(−(T−t2)/τ) … (5) で表される(図2(d))。
【0036】このようにして光検出器73で検出された
蛍光B1およびB2それぞれの強度分布I1(T) および
I2(T) は、演算部90に入力される。演算部90で
は、この2つの強度分布I1(T) およびI2(T) に基づ
いて、 τ=Δt/ln(I2(T) /I1(T) ) … (6) なる演算を行なって、被測定物30に含まれる蛍光物質
の蛍光寿命τを求める。ここで、Δtは、 Δt=t2−t1 … (7) であり、蛍光B1およびB2がゲート付きイメージング
インテンシファイア71に到達する遅延時間差を表すも
のであり、遅延光学系60で設定された蛍光B1とB2
との間の光路長差に対応するものである。ここで求めら
れた蛍光寿命τは、被測定物30上の2次元の位置変数
の関数であり、被測定物30上の各位置における蛍光寿
命を表すものである。また、被測定物30上の時刻t=
0における蛍光強度分布I0 をも求めることができる。
【0037】なお、光検出器73が検出する蛍光B1お
よびB2の強度が弱い場合には、パルス励起光Aの1パ
ルスについてのみの測定では、蛍光B1およびB2それ
ぞれの光像の検出はS/N比が悪い。その場合には、多
くのパルス数のパルス励起光Aを被測定物30に照射し
て、その多数のパルス励起光Aについて、蛍光B1およ
びB2それぞれの光像を積算して検出する。これによっ
て、S/N比を改善することができる。
【0038】また、実際には、ゲート付きイメージング
インテンシファイア71は、蛍光B1およびB2それぞ
れの光像を、所定時刻Tの瞬間だけ増倍するのではな
く、一定時間に亘って増倍する。すなわち、光検出器7
3が検出する光像は、蛍光B1およびB2それぞれの光
像の当該一定時間に亘る積分量である。しかし、その場
合であっても、2次元蛍光寿命τは、(6)式および
(7)式で求めることができる。
【0039】このように、1台の光検出器で同時に蛍光
B1およびB2それぞれの像を撮像することから、これ
ら2蛍光像を撮像する時刻Tは全く同一であり、かつ、
2蛍光像それぞれの撮像時間(ゲートが開いている時
間)は互いに全く同一である。また、これら2蛍光像の
間の遅延時間Δtは、それぞれの光路長の差によって決
まるものであるので、これも極めて安定していて精度が
よい。仮に、撮像タイミング生成部80で設定される時
刻Tが安定せず変動する場合であっても、(4)式〜
(6)式で判るように、蛍光寿命τは時刻Tに依存しな
い。したがって、精度のよい蛍光寿命τの測定が可能と
なる。
【0040】また、以上の説明では蛍光B,B1および
B2それぞれの初期強度I0 は等しいとして述べてき
た。しかし、実際には、蛍光B1およびB2の強度は蛍
光Bの強度よりも小さい。また、ビームスプリッタ50
が蛍光Bを透過・反射する割合は1対1であるとは限ら
ず、したがって、蛍光B1およびB2それぞれの初期強
度も一致するとは限らない。しかし、例えば、蛍光Bの
光軸と同一の光軸上に連続光をビームスプリッタ50に
入射させ、ビームスプリッタ50で透過・反射した2光
束を光検出器73で検出して、両者の強度比を予め求め
ておけば、(4)式および(5)式に示すように両者の
初期強度I0 が一致するよう補正することができる。
【0041】また、T−t2およびT−t1の値は、共
に、パルス励起光Aのパルス幅より大きい必要がある。
これは以下の理由による。すなわち、T−t2およびT
−t1の何れか一方の値がパルス励起光Aのパルス幅よ
り小さい場合には、撮像部70に到達する蛍光B1およ
びB2のうち何れか一方は、未だパルス励起光Aが照射
されている最中における蛍光であり、他方はパルス励起
光Aの照射が終了した時刻以降における蛍光となるた
め、両者を比較することは無意味である。したがって、
撮像部70に到達する蛍光B1およびB2の何れも、パ
ルス励起光Aの照射が終了した時刻以降における蛍光と
なるように、T−t2およびT−t1の値は、共に、パ
ルス励起光Aのパルス幅より大きくする必要がある。
【0042】また、(6)式から判るように、I2(T)
/I1(T) の値が1に近いときには、I2(T) /I1
(T) の値の僅かの誤差でも、(6)式から得られる蛍光
寿命τの値は大きく変化するので、測定精度が悪くな
る。このようなことは、遅延時間差Δtの値が蛍光寿命
τの値に比して非常に小さい場合に発生する。したがっ
て、蛍光寿命τが長い場合には、遅延時間差Δtも長く
設定することが望ましい。一方、遅延時間差Δtの値が
蛍光寿命τの値の数倍程度以上に長く設定されると、今
度は、蛍光B1の強度I1(T) が小さくなり、蛍光寿命
τの測定精度はやはり悪くなる。以上のことから判るよ
うに、遅延時間差Δtは、測定しようとする被測定物3
0に含まれる蛍光物質の蛍光寿命τの値の大きさに応じ
て適切に設定する必要がある。
【0043】そこで、この問題に対処するため、遅延光
学系60を、蛍光B2に対して与える遅延時間すなわち
光路長を可変に設定できる構成にする。すなわち、ビー
ムスプリッタ50から反射鏡61に向かう蛍光B2の光
軸と、反射鏡62から反射鏡51に向かう蛍光B2の光
軸とを互いに平行にし、また、反射鏡61および62を
移動台(図示せず)の上に固定し、この移動台を上述の
光軸に平行な方向に移動可能な構成とする。このような
構成とすることによって、移動台を移動させることによ
り遅延時間差Δtを適切に設定することができるので、
広い蛍光寿命範囲に亘って蛍光寿命τを精度よく測定す
ることができる。
【0044】(第2の実施形態)次に、第2の実施形態
に係る2次元蛍光寿命測定装置について説明する。図3
は、本実施形態に係る2次元蛍光寿命測定装置の構成図
である。
【0045】本実施形態では、第1の実施形態と比較し
て、ビームスプリッタ50で形成された蛍光B1および
B2それぞれをゲート付きイメージングインテンシファ
イア71の光電変換面71aに導く光学系それぞれが、
光ファイバ束63および64で構成される点が異なる。
【0046】光ファイバ束63は、同一長さの多数本の
光ファイバが束ねられ、これら多数本の光ファイバが入
射端63aおよび出射端63bそれぞれで平面状に揃え
られたものであり、入射端63a面上に到達している光
像をその入射端63aから入力して、その内部を導光さ
せ、その入射光像と同形状または相似形状の出射光像を
出射端63b面上に出力するものである。光ファイバ束
64も同様である。
【0047】ビームスプリッタ50を透過した蛍光B1
の光像は、光ファイバ束63の入射端63a面上に結像
されて、その入射端63aに入力し、光ファイバ束63
内を導光され、出射端63b面上に出力される。同様
に、ビームスプリッタ50で反射された蛍光B2の光像
は、光ファイバ束64の入射端64a面上に結像され
て、その入射端64aに入力し、光ファイバ束64内を
導光され、出射端64b面上に出力される。
【0048】光ファイバ束63の出射端63bおよび光
ファイバ束64の出射端64bは、ゲート付きイメージ
ングインテンシファイア71の光電変換面71aに接し
て配置されており、出射端63bおよび出射端64bそ
れぞれから出力された蛍光B1およびB2の光像は、撮
像部70によって所定時刻Tに検出される。
【0049】本実施形態の場合も、第1の実施形態と同
様にして、所定時刻Tにおいて蛍光B1およびB2の光
像を撮像部70で検出し、同様の演算を行なって2次元
蛍光寿命τを求めることができる。なお、遅延時間差Δ
tは、光ファイバ束63および64それぞれ長さの差に
応じて定まるものであるので、測定しようとする被測定
物30に含まれる蛍光物質の蛍光寿命τの値に応じて、
光ファイバ束63および64それぞれの長さを適切に選
択することが重要である。
【0050】このように光ファイバ束63および64に
よって蛍光B1およびB2それぞれを導光することとす
れば、これら光ファイバ束63および64の可撓性によ
って、2次元蛍光寿命測定装置を小型のものにすること
ができ、また、その取扱いが容易になる。なお、図3で
は、蛍光B1およびB2それぞれを共に光ファイバ束で
導光することとしたが、何れか一方のみを光ファイバ束
で導光することとしても構わない。
【0051】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく種々の変形が可能である。例えば、第1の実施
形態では、遅延光学系60に2枚の反射鏡61および6
2を備え、これによって蛍光B2に遅延を与えたが、反
射鏡の枚数は2に限られることはなく、より多数の反射
鏡を備えて、これらの多数の反射鏡で順次に蛍光B2を
反射させて遅延を与える構成としてもよい。この場合、
2次元蛍光寿命測定装置を更に小型化することも可能
で、しかも、大きな遅延時間差Δtを設定することがで
きる。
【0052】また、一方の蛍光B2の遅延時間を可変に
設定するだけでなく、蛍光B1およびB2の双方の遅延
時間を可変に設定する手段を備えてもよい。この場合、
蛍光B1および蛍光B2それぞれについて撮像部70に
到達する時刻を設定することができる。
【0053】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり本発明によ
れば、被測定物にパルス励起光が照射されて発生した蛍
光は、第1の光束と第2の光束とに分岐され、この第1
の光束および第2の光束は、両者間に所定の光路長差が
与えられた後、所定時刻に光像が撮像される。ここで、
所定時刻とは励起光の散乱光がもはや存在しない時刻で
あり、撮像された第1および第2の光束それぞれの光像
は、被測定物において互いに異なる時刻に発生した蛍光
の像であるので、撮像された第1および第2の光束それ
ぞれの光像の強度比に基づいて2次元蛍光寿命が算出さ
れる。
【0054】このような構成としたことにより、励起プ
ローブ法が必要とするような大出力レーザ光源を用いる
必要がなく、また、CCDカメラ等の撮像装置は1台し
か使用しないので、光検出器が簡単・小型となるだけで
なく安価となる。
【0055】また、1台の光検出器で同時に2つの蛍光
像を撮像することから、これら2蛍光像の間の遅延時間
は極めて安定していて精度よく、2蛍光像それぞれの撮
像時間(ゲートが開いている時間)は互いに全く同一で
あるので、精度のよい蛍光寿命の測定が可能となる。
【0056】さらに、蛍光を撮像部に導く光学系として
光ファイバ束を用いれば、更に小型化が可能となり、取
扱が容易となる。
【0057】また、1パルスの励起光の照射に対して、
異なる2つの時刻における蛍光強度を検出することがで
きるので、短い時間で2次元蛍光寿命を測定することが
でき、また、褪色の問題が発生しないので精度よく測定
することができる。
【0058】さらに、遅延光学系が光路長差を可変に設
定する構成とすることにより、広い蛍光寿命範囲に亘っ
て蛍光寿命を精度よく測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る2次元蛍光寿命測定装置
の構成図である。
【図2】蛍光減衰曲線を示す図である。
【図3】第2の実施形態に係る2次元蛍光寿命測定装置
の構成図である。
【符号の説明】
10…パルス光源、20…顕微鏡、21…反射鏡、22
…ダイクロイックミラー、23…レンズ、30…被測定
物、40…バンドパスフィルタ、50…ビームスプリッ
タ、51…反射鏡、60…遅延光学系、61,62…反
射鏡、63,64…光ファイバ束、70…撮像部、71
…ゲート付きイメージングインテンシファイア、71a
…光電変換面、72…ゲート付きイメージングインテン
シファイア用電源、73…光検出器、80…撮像タイミ
ング生成部、90…演算部、A…パルス励起光、B,B
1,B2…蛍光。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物にパルス励起光を照射する第1
    のステップと、 前記パルス励起光が照射された前記被測定物から発生し
    た蛍光を分岐し第1の光束と第2の光束とを形成する第
    2のステップと、 前記第1および前記第2の光束の間に所定の光路長差を
    与える第3のステップと、 前記所定の光路長差が与えられた前記第1および前記第
    2の光束それぞれの像を、前記パルス励起光の散乱光が
    もはや存在しない所定時刻に撮像する第4のステップ
    と、 撮像された前記第1および前記第2の光束それぞれの像
    に基づいて、前記被測定物上の各位置から発生した蛍光
    の寿命を算出する第5のステップと、 を備えることを特徴とする2次元蛍光寿命測定方法。
  2. 【請求項2】 前記第3のステップは、前記所定の光路
    長差が可変に設定される、ことを特徴とする請求項1記
    載の2次元蛍光寿命測定方法。
  3. 【請求項3】 被測定物にパルス励起光を照射するパル
    ス光源と、 前記パルス励起光が照射された前記被測定物から発生し
    た蛍光を分岐し第1の光束と第2の光束とを形成する光
    束分岐手段と、 前記第1および前記第2の光束の間に所定の光路長差を
    与える遅延光学系と、 前記励起光源から前記パルス励起光が出力されたタイミ
    ングに基づいて、前記パルス励起光の散乱光がもはや存
    在しない所定時刻を指示する撮像タイミング信号を出力
    する撮像タイミング生成手段と、 前記所定の光路長差が与えられた前記第1および前記第
    2の光束それぞれの像を、前記撮像タイミング信号に基
    づいて前記所定時刻に撮像する撮像手段と、 撮像された前記第1および前記第2の光束それぞれの像
    に基づいて、前記被測定物上の各位置から発生した蛍光
    の寿命を算出する演算手段と、 を備えることを特徴とする2次元蛍光寿命測定装置。
  4. 【請求項4】 前記遅延光学系は、前記所定の光路長差
    を可変に設定する遅延量可変手段を備える、ことを特徴
    とする請求項3記載の2次元蛍光寿命測定装置。
  5. 【請求項5】 前記遅延光学系は、前記第1の光束の像
    を伝搬させる第1の光ファイバ束を備える、ことを特徴
    とする請求項3記載の2次元蛍光寿命測定装置。
  6. 【請求項6】 前記遅延光学系は、前記第2の光束の像
    を伝搬させる第2の光ファイバ束を更に備える、ことを
    特徴とする請求項5記載の2次元蛍光寿命測定装置。
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