JPH09216489A - 筆記具 - Google Patents
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- JPH09216489A JPH09216489A JP8026793A JP2679396A JPH09216489A JP H09216489 A JPH09216489 A JP H09216489A JP 8026793 A JP8026793 A JP 8026793A JP 2679396 A JP2679396 A JP 2679396A JP H09216489 A JPH09216489 A JP H09216489A
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- cap
- liquid tank
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 手軽にキャップの着脱を行うとともに、キャ
ップと液タンク先口との密接状態を長期に亘り安定的に
保つ。 【解決手段】キャップ4装着時に、キャップの内面をチ
ップ1を保持する液タンク2の先口3外面に対して密接
にかん合させて、チップ1を密封する。キャップの内部
底4-20が回転体5をスプリング6に抗して内向きの先端
縁1-1 から離間する様に、チップ内方に押動させて加圧
縮されたキャップ4内の圧縮空気を液タンク2内に送り
込む構成とする。先口3の先端部3-1 とチップとの両者
間に隙間13を設ける。この隙間があることで、キャップ
装着時に、キャップ内面に設けた環状嵌合部11の密接に
より先端部3-1 の筒壁3-10が弾性変形する。
ップと液タンク先口との密接状態を長期に亘り安定的に
保つ。 【解決手段】キャップ4装着時に、キャップの内面をチ
ップ1を保持する液タンク2の先口3外面に対して密接
にかん合させて、チップ1を密封する。キャップの内部
底4-20が回転体5をスプリング6に抗して内向きの先端
縁1-1 から離間する様に、チップ内方に押動させて加圧
縮されたキャップ4内の圧縮空気を液タンク2内に送り
込む構成とする。先口3の先端部3-1 とチップとの両者
間に隙間13を設ける。この隙間があることで、キャップ
装着時に、キャップ内面に設けた環状嵌合部11の密接に
より先端部3-1 の筒壁3-10が弾性変形する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、キャップの装着時
に、チップを密封すると共に、チップ先端内部の回転体
をスプリングに抗してチップ内方に押動させて加圧縮さ
れたキャップ内の圧縮空気を液タンク内に送り込んで、
液タンク内の内圧を上昇させる誤字修正用の塗布具、或
いはボールペン等のキャップ加圧式の筆記具に係り、特
にキャップの装着時における液タンクの先口に対するキ
ャップの密接構造に関する。
に、チップを密封すると共に、チップ先端内部の回転体
をスプリングに抗してチップ内方に押動させて加圧縮さ
れたキャップ内の圧縮空気を液タンク内に送り込んで、
液タンク内の内圧を上昇させる誤字修正用の塗布具、或
いはボールペン等のキャップ加圧式の筆記具に係り、特
にキャップの装着時における液タンクの先口に対するキ
ャップの密接構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、キャップの装着時に、チップ
を密封せしめた後の装着過程において、キャップ内の空
気を加圧縮せしめると共にチップの先端内部に抱持され
ている回転体をスプリングに抗して内向きの先端縁から
離間させる様にチップ内方に押動後退させて、加圧縮せ
しめたキャップ内の圧縮空気を液タンク内に強制的に送
り込んで、該液タンク内の内圧上昇を図るキャップ加圧
式の筆記具は数多く知られている。
を密封せしめた後の装着過程において、キャップ内の空
気を加圧縮せしめると共にチップの先端内部に抱持され
ている回転体をスプリングに抗して内向きの先端縁から
離間させる様にチップ内方に押動後退させて、加圧縮せ
しめたキャップ内の圧縮空気を液タンク内に強制的に送
り込んで、該液タンク内の内圧上昇を図るキャップ加圧
式の筆記具は数多く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、従来筆記
具はチップを保持する液タンクの先口とチップを密封す
るキャップとは共に剛体に近い状態に形成されているこ
とから、キャップ装着時における両者間の密接は剛体に
近い状態で行われる。従って、従来の筆記具はキャップ
の着脱にかなりの大きな力が必要となり、指先の力がさ
ほどない男性、或いは子供や女性等においては取扱性が
非常に悪い。然るに、従来の筆記具はキャップの装着時
に、互いに密接嵌合し合うキャップと液タンクの先口と
の嵌合部分は双方共に弾性が全くない剛体に近い状態に
形成されているために、両者間の嵌合状態(嵌合力)が
直接キャップの着脱力となって指先に掛かることから、
キャップの着脱にはその着脱力に相当するかなり大きな
力が必要となる。又、従来の筆記具は剛体同士の密接嵌
合であることから、両者の密接面(嵌合面)が短期間で
摩耗し、結果として両者間の密接嵌合が摩耗と共に徐々
に失われて最終的にはガタガタになってしまって両者間
にチップを密封する密接状態が完全に失われてしまう。
即ち、インクの揮発を防ぐキャップの密封機能が完全に
失われてしまう。同時に、キャップの装着時に、キャッ
プ内の空気を加圧縮せしめて液タンク内の内圧上昇を図
る等の本来の加圧機能が完全に失われてしまって液タン
ク内にインクが残っているにも拘らず使用不能となり、
無駄になることがあった。
具はチップを保持する液タンクの先口とチップを密封す
るキャップとは共に剛体に近い状態に形成されているこ
とから、キャップ装着時における両者間の密接は剛体に
近い状態で行われる。従って、従来の筆記具はキャップ
の着脱にかなりの大きな力が必要となり、指先の力がさ
ほどない男性、或いは子供や女性等においては取扱性が
非常に悪い。然るに、従来の筆記具はキャップの装着時
に、互いに密接嵌合し合うキャップと液タンクの先口と
の嵌合部分は双方共に弾性が全くない剛体に近い状態に
形成されているために、両者間の嵌合状態(嵌合力)が
直接キャップの着脱力となって指先に掛かることから、
キャップの着脱にはその着脱力に相当するかなり大きな
力が必要となる。又、従来の筆記具は剛体同士の密接嵌
合であることから、両者の密接面(嵌合面)が短期間で
摩耗し、結果として両者間の密接嵌合が摩耗と共に徐々
に失われて最終的にはガタガタになってしまって両者間
にチップを密封する密接状態が完全に失われてしまう。
即ち、インクの揮発を防ぐキャップの密封機能が完全に
失われてしまう。同時に、キャップの装着時に、キャッ
プ内の空気を加圧縮せしめて液タンク内の内圧上昇を図
る等の本来の加圧機能が完全に失われてしまって液タン
ク内にインクが残っているにも拘らず使用不能となり、
無駄になることがあった。
【0004】本発明はこの様な従来事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とする処は、大きな力を必要とせず
に簡単且つ手軽にキャップの着脱を行うことができ、し
かもキャップと液タンクの先口との両者間の密接状態を
長期に亘り安定良く保つことができ、更にはその密接状
態を空気圧を利用して効果的に図り得る様に改良を加え
たキャップ加圧式の筆記具を提供することである。
たもので、その目的とする処は、大きな力を必要とせず
に簡単且つ手軽にキャップの着脱を行うことができ、し
かもキャップと液タンクの先口との両者間の密接状態を
長期に亘り安定良く保つことができ、更にはその密接状
態を空気圧を利用して効果的に図り得る様に改良を加え
たキャップ加圧式の筆記具を提供することである。
【0005】
【課題を達成するための手段】課題を達成するために本
発明は、チップの先端内部に、スプリングで弾発されて
チップの内向きの先端縁に接触し且つ一部をその内向き
の先端縁から突出させた状態で回転体が抱持されてお
り、キャップの装着時に、キャップの内面が前記チップ
を保持する液タンクの先口の外面に対して密接嵌合せし
めてチップを密封すると共に、キャップの内部底が前記
回転体をスプリングに抗して内向きの先端縁から離間す
る様にチップ内方に押動せしめて加圧縮されたキャップ
内の圧縮空気を液タンク内に送り込む構成の筆記具に於
いて、先口の先端部とチップとの両者間に隙間を設け
て、キャップの装着時に、キャップの内面に設けた環状
嵌合部の密接により先端部の筒壁が隙間側に弾性変形す
る様に形成したことである。斯る請求項1の技術的手段
によれば、キャップの装着時に、キャップ内面の環状嵌
合部がチップを保持する先口の先端部外面に対する密接
嵌合を開始すると、該先端部の筒壁は隙間側に緩やかな
弓なりに撓む様に逃げる動きを成す。そして、先口の先
端部に対する密接が環状嵌合部による線接触により行わ
れる。
発明は、チップの先端内部に、スプリングで弾発されて
チップの内向きの先端縁に接触し且つ一部をその内向き
の先端縁から突出させた状態で回転体が抱持されてお
り、キャップの装着時に、キャップの内面が前記チップ
を保持する液タンクの先口の外面に対して密接嵌合せし
めてチップを密封すると共に、キャップの内部底が前記
回転体をスプリングに抗して内向きの先端縁から離間す
る様にチップ内方に押動せしめて加圧縮されたキャップ
内の圧縮空気を液タンク内に送り込む構成の筆記具に於
いて、先口の先端部とチップとの両者間に隙間を設け
て、キャップの装着時に、キャップの内面に設けた環状
嵌合部の密接により先端部の筒壁が隙間側に弾性変形す
る様に形成したことである。斯る請求項1の技術的手段
によれば、キャップの装着時に、キャップ内面の環状嵌
合部がチップを保持する先口の先端部外面に対する密接
嵌合を開始すると、該先端部の筒壁は隙間側に緩やかな
弓なりに撓む様に逃げる動きを成す。そして、先口の先
端部に対する密接が環状嵌合部による線接触により行わ
れる。
【0006】又、上記隙間はチップが圧入保持される先
端部の開口部近傍を除く、即ちチップを保持する環状保
持部を先端部の開口部内面に形成する様にその開口部近
傍を除く内方部位から少なくともキャップの装着時に、
キャップ内面の環状嵌合部が密接摺動する軸方向に向け
た範囲にて先端部の内面に設けた環状凹欠部とチップと
の間に設けたことである。斯る請求項2の技術的手段に
よれば、隙間は開口部内面の環状保持部により外部との
流通が完全に密閉された密閉室状態にて環状凹欠部とチ
ップの外面との間に形成され、上記した請求項1の如く
キャップの装着時に、先口の先端部外面に対するキャッ
プ内面の環状嵌合部の密接嵌合により該先端部の筒壁が
隙間側に緩やかな弓なりに撓む様に逃げる動きを成す。
すると、その動きに伴い密閉された隙間内の空気は加圧
縮される。即ち、隙間内には弓なりに弾性変形せしめた
先端部の筒壁を、環状嵌合部との密接力を助長する様に
押圧する押圧作用を発揮する圧縮空気が発生する。
端部の開口部近傍を除く、即ちチップを保持する環状保
持部を先端部の開口部内面に形成する様にその開口部近
傍を除く内方部位から少なくともキャップの装着時に、
キャップ内面の環状嵌合部が密接摺動する軸方向に向け
た範囲にて先端部の内面に設けた環状凹欠部とチップと
の間に設けたことである。斯る請求項2の技術的手段に
よれば、隙間は開口部内面の環状保持部により外部との
流通が完全に密閉された密閉室状態にて環状凹欠部とチ
ップの外面との間に形成され、上記した請求項1の如く
キャップの装着時に、先口の先端部外面に対するキャッ
プ内面の環状嵌合部の密接嵌合により該先端部の筒壁が
隙間側に緩やかな弓なりに撓む様に逃げる動きを成す。
すると、その動きに伴い密閉された隙間内の空気は加圧
縮される。即ち、隙間内には弓なりに弾性変形せしめた
先端部の筒壁を、環状嵌合部との密接力を助長する様に
押圧する押圧作用を発揮する圧縮空気が発生する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の具体例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明筆記具の実施の一例を示
した要部の縦断面図であり、1はチップ、2はこのチッ
プ1を先口3を介して保持するインク或いは塗布液Mを
貯蔵する液タンク、4はチップ1を密封する様に先口3
の先端部3-1 に対して密接嵌合せしめた状態で先口3に
装着されるキャップであり、キャップ4の装着時に、キ
ャップ4の後述する内キャップ4-2 の内面がチップ1を
保持する先口3の先端部3-1 に密接嵌合せしめてチップ
1を密封すると共に、内キャップ4-2 の内部底4-20がチ
ップ1の後述する回転体5をスプリング6に抗してチッ
プ1の内方に向けて押動後退させて加圧縮された内キャ
ップ4-2 内の圧縮空気を液タンク2内に送り込んで、該
液タンク2の内圧上昇を図る様に形成してなる。
づいて説明する。図1は本発明筆記具の実施の一例を示
した要部の縦断面図であり、1はチップ、2はこのチッ
プ1を先口3を介して保持するインク或いは塗布液Mを
貯蔵する液タンク、4はチップ1を密封する様に先口3
の先端部3-1 に対して密接嵌合せしめた状態で先口3に
装着されるキャップであり、キャップ4の装着時に、キ
ャップ4の後述する内キャップ4-2 の内面がチップ1を
保持する先口3の先端部3-1 に密接嵌合せしめてチップ
1を密封すると共に、内キャップ4-2 の内部底4-20がチ
ップ1の後述する回転体5をスプリング6に抗してチッ
プ1の内方に向けて押動後退させて加圧縮された内キャ
ップ4-2 内の圧縮空気を液タンク2内に送り込んで、該
液タンク2の内圧上昇を図る様に形成してなる。
【0008】チップ1は、金属パイプ等から先端側を細
くした先細状に形成され、その先端内部に回転体5が回
転可能に抱持されており、この回転体5はスプリング6
で前方に弾発されて内向きの先端縁1-1 に接触させてイ
ンク或いは塗布液Mが吐出しない様に構成してなる。即
ち、回転体5と内向きの先端縁1-1 で弁構造を成して、
不使用時にはインク或いは塗布液Mが吐出しない様にな
っており、そして、使用時に回転体5がスプリング6の
弾発力に抗して内向きの先端縁1-1 から離間する様にチ
ップ1内方に押動後退せしめられることで、インク或い
は塗布液Mが筆記用紙に転写される様になっている。
くした先細状に形成され、その先端内部に回転体5が回
転可能に抱持されており、この回転体5はスプリング6
で前方に弾発されて内向きの先端縁1-1 に接触させてイ
ンク或いは塗布液Mが吐出しない様に構成してなる。即
ち、回転体5と内向きの先端縁1-1 で弁構造を成して、
不使用時にはインク或いは塗布液Mが吐出しない様にな
っており、そして、使用時に回転体5がスプリング6の
弾発力に抗して内向きの先端縁1-1 から離間する様にチ
ップ1内方に押動後退せしめられることで、インク或い
は塗布液Mが筆記用紙に転写される様になっている。
【0009】因みに、チップ1の内部にはチップ1の内
面との間に液誘導路7を形成確保する形状に形成された
入子8が固定的に圧入内設されており(図3乃至図4参
照)、この入子8によりチップ1の長さよりも短く形成
した短尺のスプリング6をチップ1内先端側に同軸状に
内在保持させて、回転体5を内向きの先端縁1-1 に弾発
的に接触させる様にしてなる(図1の拡大図参照)。
面との間に液誘導路7を形成確保する形状に形成された
入子8が固定的に圧入内設されており(図3乃至図4参
照)、この入子8によりチップ1の長さよりも短く形成
した短尺のスプリング6をチップ1内先端側に同軸状に
内在保持させて、回転体5を内向きの先端縁1-1 に弾発
的に接触させる様にしてなる(図1の拡大図参照)。
【0010】液タンク2は、所望の合成樹脂材料を用い
てペンタイプ或いはボトルタイプに成形した一体成形品
であり、その開口部に先口3を圧入により接続してな
る。
てペンタイプ或いはボトルタイプに成形した一体成形品
であり、その開口部に先口3を圧入により接続してな
る。
【0011】先口3は、液タンク2と同様に所望の合成
樹脂材料を用いて成形した一体成形品であり、キャップ
装着基端3-2 からチップ1を圧入により保持させる先端
部3-1 側に向けた途中までをペンタイプの液タンク2の
外径と略同径とする外径にて軸方向にストレートに形成
した円筒筒部3-3 とし、この円筒筒部3-3 から先端部3-
1 に向けて漸次連設させた先細状を成す。そして、キャ
ップ装着基端3-2 の後方には液タンク2の内径と略同径
とする後端接続部3-4 を設けて、この後端接続部3-4 を
液タンク2に対して圧入により接続せしめて液タンク2
に装着する様にしてなる。又、円筒筒部3-3 には弾性ゴ
ム材料等からなる弾性筒体9を被嵌状に嵌着備えて、キ
ャップ4の装着時に、キャップ4を先口3に対してキャ
ップ装着基端3-2 側まで押し込み装着した後にその押し
込み操作を解放することで、キャップ4が弾性筒体9の
基端弾性部9-1 の弾性力(復元力)により先口3の正規
の装着位置まで自動的に押し戻される様にしてなる。
樹脂材料を用いて成形した一体成形品であり、キャップ
装着基端3-2 からチップ1を圧入により保持させる先端
部3-1 側に向けた途中までをペンタイプの液タンク2の
外径と略同径とする外径にて軸方向にストレートに形成
した円筒筒部3-3 とし、この円筒筒部3-3 から先端部3-
1 に向けて漸次連設させた先細状を成す。そして、キャ
ップ装着基端3-2 の後方には液タンク2の内径と略同径
とする後端接続部3-4 を設けて、この後端接続部3-4 を
液タンク2に対して圧入により接続せしめて液タンク2
に装着する様にしてなる。又、円筒筒部3-3 には弾性ゴ
ム材料等からなる弾性筒体9を被嵌状に嵌着備えて、キ
ャップ4の装着時に、キャップ4を先口3に対してキャ
ップ装着基端3-2 側まで押し込み装着した後にその押し
込み操作を解放することで、キャップ4が弾性筒体9の
基端弾性部9-1 の弾性力(復元力)により先口3の正規
の装着位置まで自動的に押し戻される様にしてなる。
【0012】因みに、先口3に対するキャップ4の正規
の装着位置とはキャップ4の後述する内キャップ4-2 の
内部底4-20がチップ1の先端から突出する回転体5から
離れている状態である。即ち、キャップ4の装着時に、
キャップ4を先口3のキャップ装着基端3-2 側まで押し
込んで、内キャップ4-2 の内部底4-20がチップ1の先端
から突出する回転体5をスプリング6の弾発力に抗して
チップ1内方に押動後退せしめる様に該回転体5に当接
せしめた状態からキャップ4が弾性筒体9により先口3
から抜ける方向に後退戻されて内キャップ4-2 の内部底
4-20が回転体5から離れることで、回転体5がスプリン
グ6で弾発されてチップ1の内向きの先端縁1-1 に接触
し、チップ1の弁構造が閉弁された状態となる(図1の
拡大図の二点鎖線の状態から実線の状態)。
の装着位置とはキャップ4の後述する内キャップ4-2 の
内部底4-20がチップ1の先端から突出する回転体5から
離れている状態である。即ち、キャップ4の装着時に、
キャップ4を先口3のキャップ装着基端3-2 側まで押し
込んで、内キャップ4-2 の内部底4-20がチップ1の先端
から突出する回転体5をスプリング6の弾発力に抗して
チップ1内方に押動後退せしめる様に該回転体5に当接
せしめた状態からキャップ4が弾性筒体9により先口3
から抜ける方向に後退戻されて内キャップ4-2 の内部底
4-20が回転体5から離れることで、回転体5がスプリン
グ6で弾発されてチップ1の内向きの先端縁1-1 に接触
し、チップ1の弁構造が閉弁された状態となる(図1の
拡大図の二点鎖線の状態から実線の状態)。
【0013】先端部3-1 は、キャップ4の内キャップ4-
2 の内径と略同径とする外径にて軸方向にストレートに
形成した円筒状を成し、チップ1が圧入されるその内面
には開口部近傍を除く、即ちチップ1を保持する環状保
持部10を形成する様にその開口部近傍を除く内方部位か
ら少なくともキャップ4の装着時に、キャップ4内面の
後述する環状嵌合部11が密接摺動する軸方向に向けた範
囲にて環状凹欠部12を設けて、この環状凹欠部12と圧入
されるチップ1との間に隙間13を形成してなる。
2 の内径と略同径とする外径にて軸方向にストレートに
形成した円筒状を成し、チップ1が圧入されるその内面
には開口部近傍を除く、即ちチップ1を保持する環状保
持部10を形成する様にその開口部近傍を除く内方部位か
ら少なくともキャップ4の装着時に、キャップ4内面の
後述する環状嵌合部11が密接摺動する軸方向に向けた範
囲にて環状凹欠部12を設けて、この環状凹欠部12と圧入
されるチップ1との間に隙間13を形成してなる。
【0014】隙間13は、キャップ4の装着時に、キャッ
プ4内面の環状嵌合部11が先口3の先端部3-1 の外面に
密接嵌合するに伴い環状凹欠部12を内面に設けた該先端
部3-1 の筒壁3-10が緩やかな弓なりに撓む弾性変形を起
す様に環状嵌合部11が密接嵌合を開始する先端部3-1 の
開口部近傍から密接摺動する軸方向に向けた範囲にて設
ける。そして、この隙間13の開口部内面の環状保持部10
の環状突出径をチップ1の外径と同径か、それよりも小
径とすることで、隙間13を外部との空気の流通を完全に
閉鎖せしめた密接状態にて圧入されるチップ1の外面に
密接(密着)せしめた該チップ1を保持する様にしてな
る。
プ4内面の環状嵌合部11が先口3の先端部3-1 の外面に
密接嵌合するに伴い環状凹欠部12を内面に設けた該先端
部3-1 の筒壁3-10が緩やかな弓なりに撓む弾性変形を起
す様に環状嵌合部11が密接嵌合を開始する先端部3-1 の
開口部近傍から密接摺動する軸方向に向けた範囲にて設
ける。そして、この隙間13の開口部内面の環状保持部10
の環状突出径をチップ1の外径と同径か、それよりも小
径とすることで、隙間13を外部との空気の流通を完全に
閉鎖せしめた密接状態にて圧入されるチップ1の外面に
密接(密着)せしめた該チップ1を保持する様にしてな
る。
【0015】而して、隙間13は先端部3-1 の開口部内面
の環状保持部10により外部との流通が完全に密閉された
密閉室状態にて環状凹欠部12とチップ1の外面との間に
形成される。従って、キャップ4の装着時に、先口3の
先端部3-1 外面に対するキャップ4内面の環状嵌合部11
の密接嵌合により該先端部3-1 の筒壁3-10が隙間13側に
緩やかな弓なりに撓む様に逃げる動きを成す(図2の二
点鎖線の状態)ことから、その弾性作用により先端部3-
1 の環状嵌合部11との密接嵌合による摩耗が軽減され
る。そして、筒壁3-10が隙間13側に逃げる動きに伴い密
閉された隙間13内の空気は加圧縮される。即ち、密閉さ
れた隙間13内には弓なりに弾性変形せしめた先端部3-1
の筒壁3-10(図2の二点鎖線の状態)を、環状嵌合部11
との密接力を助長する様に押圧する押圧作用を発揮する
圧縮空気が筒壁3-10の前記動きに伴い発生することか
ら、キャップ4と先口3との両者間の密接状態を圧縮空
気所謂空気圧を利用して長期に亙り効果的且つ安定良く
保つことができる。
の環状保持部10により外部との流通が完全に密閉された
密閉室状態にて環状凹欠部12とチップ1の外面との間に
形成される。従って、キャップ4の装着時に、先口3の
先端部3-1 外面に対するキャップ4内面の環状嵌合部11
の密接嵌合により該先端部3-1 の筒壁3-10が隙間13側に
緩やかな弓なりに撓む様に逃げる動きを成す(図2の二
点鎖線の状態)ことから、その弾性作用により先端部3-
1 の環状嵌合部11との密接嵌合による摩耗が軽減され
る。そして、筒壁3-10が隙間13側に逃げる動きに伴い密
閉された隙間13内の空気は加圧縮される。即ち、密閉さ
れた隙間13内には弓なりに弾性変形せしめた先端部3-1
の筒壁3-10(図2の二点鎖線の状態)を、環状嵌合部11
との密接力を助長する様に押圧する押圧作用を発揮する
圧縮空気が筒壁3-10の前記動きに伴い発生することか
ら、キャップ4と先口3との両者間の密接状態を圧縮空
気所謂空気圧を利用して長期に亙り効果的且つ安定良く
保つことができる。
【0016】キャップ4は、キャップ本体4-1 と、キャ
ップ本体4-1 の尾端側に同軸状に組み込み内設され、キ
ャップ本体4-1 が先口3に装着される過程において、先
口3の先端部3-1 の外面に密接せしめて該先端部3-1 か
ら突出するチップ1を密封する内キャップ4-2 とからな
る二重筒構造を成す。
ップ本体4-1 の尾端側に同軸状に組み込み内設され、キ
ャップ本体4-1 が先口3に装着される過程において、先
口3の先端部3-1 の外面に密接せしめて該先端部3-1 か
ら突出するチップ1を密封する内キャップ4-2 とからな
る二重筒構造を成す。
【0017】キャップ本体4-1 は、所望の合成樹脂材料
を用いて成形した一体成形品であり、先口3の円筒筒部
3-3 の外径と略同径とする内径を有する円筒状に成形さ
れ、その尾端側開口部に嵌合掛止させた固着状態で該尾
端側に内キャップ4-2 を同軸状に組み込み内設してな
る。又、先口3の円筒筒部3-3 を被嵌する部位における
内面には該円筒筒部3-3 に掛止させる掛止突起14を環状
又は周方向数カ所に設けて、先口3への装着状態におい
て不用意に抜け外れない様にしてなる。
を用いて成形した一体成形品であり、先口3の円筒筒部
3-3 の外径と略同径とする内径を有する円筒状に成形さ
れ、その尾端側開口部に嵌合掛止させた固着状態で該尾
端側に内キャップ4-2 を同軸状に組み込み内設してな
る。又、先口3の円筒筒部3-3 を被嵌する部位における
内面には該円筒筒部3-3 に掛止させる掛止突起14を環状
又は周方向数カ所に設けて、先口3への装着状態におい
て不用意に抜け外れない様にしてなる。
【0018】内キャップ4-2 は、キャップ本体4-1 と同
様に所望の合成樹脂材料を用いて成形した一体成形品で
あり、先口3の先端部3-1 の外径と略同径とする内径に
て適宜の長さを有する有底筒状に成形され、その開口部
内面に先端部3-1 の外面に密接嵌合させる環状嵌合部11
を設けてなる。この環状嵌合部11の環状突出径は先端部
3-1 の外径と同径か、それよりも若干小径とすること
で、キャップ4の装着時に、先端部3-1 に対して確実に
密接せしめる様にしてなる。即ち、チップ1の密封する
密封機能を確実に発揮し得る様にしてなる。図中15は内
キャップ4-2 の開口部からその内方に適宜向けた内面部
位に設けた掛止段部であり、キャップ4の先口3に対す
る装着過程において、前記先端部3-1 の先端面に当接せ
しめて先口3に対するキャップ4の装着移動量を規制す
る役目を成す(図1の拡大図の二点鎖線の状態)。
様に所望の合成樹脂材料を用いて成形した一体成形品で
あり、先口3の先端部3-1 の外径と略同径とする内径に
て適宜の長さを有する有底筒状に成形され、その開口部
内面に先端部3-1 の外面に密接嵌合させる環状嵌合部11
を設けてなる。この環状嵌合部11の環状突出径は先端部
3-1 の外径と同径か、それよりも若干小径とすること
で、キャップ4の装着時に、先端部3-1 に対して確実に
密接せしめる様にしてなる。即ち、チップ1の密封する
密封機能を確実に発揮し得る様にしてなる。図中15は内
キャップ4-2 の開口部からその内方に適宜向けた内面部
位に設けた掛止段部であり、キャップ4の先口3に対す
る装着過程において、前記先端部3-1 の先端面に当接せ
しめて先口3に対するキャップ4の装着移動量を規制す
る役目を成す(図1の拡大図の二点鎖線の状態)。
【0019】次に、以上の如く構成した本実施例筆記具
の作用を説明すると、キャップ4の装着時に、内キャッ
プ4-2 はその内面の環状嵌合部11の先端部3-1 外面に対
する密接嵌合によりチップ1を密封する。そして、キャ
ップ本体4-1 の開口部が先口3の外面の弾性筒体9の基
端弾性部9-1 に当接して該基端弾性部9-1 を変形せしめ
る先口3のキャップ装着基端3-2 域まで押し込み装着さ
れる過程で、内キャップ4-2 内の空気を加圧縮すると共
に、その内部底4-20はチップ1の先端から突出する回転
体5に当接し、該回転体5をスプリング6に抗してチッ
プ1内方に押動後退せしめてチップ1の弁構造を開弁せ
しめて加圧縮された内キャップ4-2 内の圧縮空気を開弁
せしめたチップ1の内向きの先端縁1-1 と回転体5との
隙間から液タンク2内に送り込んで、該液タンク2の内
圧上昇を図る。この装着時に、内キャップ4-2 内面の環
状嵌合部11が先口3の先端部3-1 外面に対して密接嵌合
を開始すると、該先端部3-1 の筒壁3-10は徐々に隙間13
側に緩やかな弓なり撓む様に逃げる動きを成す。この
際、隙間13内には筒壁3-10の前記動きに伴い圧縮空気が
発生し、この圧縮された空気圧が環状嵌合部11との密接
力を助長する様に弓なりに弾性変形せしめた先端部3-1
の筒壁3-10を外方(環状嵌合部11との密接方向)に押圧
する役目を成す。そして、内キャップ4-2 の掛止段部15
が先口3の先端面に当接せしめて先口3に対する装着移
動量が規制された時点で、その押し込み操作を解放する
と、キャップ4の押し込み操作時に変形せしめた弾性筒
体9の基端弾性部9-1 の弾発力によりキャップ4は先口
3に対する正規の装着位置まで自動的に押し戻される
(図1の拡大図の二点鎖線の状態から実線の状態)。
の作用を説明すると、キャップ4の装着時に、内キャッ
プ4-2 はその内面の環状嵌合部11の先端部3-1 外面に対
する密接嵌合によりチップ1を密封する。そして、キャ
ップ本体4-1 の開口部が先口3の外面の弾性筒体9の基
端弾性部9-1 に当接して該基端弾性部9-1 を変形せしめ
る先口3のキャップ装着基端3-2 域まで押し込み装着さ
れる過程で、内キャップ4-2 内の空気を加圧縮すると共
に、その内部底4-20はチップ1の先端から突出する回転
体5に当接し、該回転体5をスプリング6に抗してチッ
プ1内方に押動後退せしめてチップ1の弁構造を開弁せ
しめて加圧縮された内キャップ4-2 内の圧縮空気を開弁
せしめたチップ1の内向きの先端縁1-1 と回転体5との
隙間から液タンク2内に送り込んで、該液タンク2の内
圧上昇を図る。この装着時に、内キャップ4-2 内面の環
状嵌合部11が先口3の先端部3-1 外面に対して密接嵌合
を開始すると、該先端部3-1 の筒壁3-10は徐々に隙間13
側に緩やかな弓なり撓む様に逃げる動きを成す。この
際、隙間13内には筒壁3-10の前記動きに伴い圧縮空気が
発生し、この圧縮された空気圧が環状嵌合部11との密接
力を助長する様に弓なりに弾性変形せしめた先端部3-1
の筒壁3-10を外方(環状嵌合部11との密接方向)に押圧
する役目を成す。そして、内キャップ4-2 の掛止段部15
が先口3の先端面に当接せしめて先口3に対する装着移
動量が規制された時点で、その押し込み操作を解放する
と、キャップ4の押し込み操作時に変形せしめた弾性筒
体9の基端弾性部9-1 の弾発力によりキャップ4は先口
3に対する正規の装着位置まで自動的に押し戻される
(図1の拡大図の二点鎖線の状態から実線の状態)。
【0020】
【発明の効果】本発明の筆記具は叙上の如く構成してな
るから、下記の作用効果を奏する。 .請求項1によれば、キャップの装着時に、キャップ
内面の環状嵌合部がチップを保持する先口の先端部外面
に対する密接嵌合を開始すると、該先端部の筒壁は隙間
側に緩やかな弓なりに撓む様に逃げる動きを成す。そし
て、先口の先端部に対する密接が面接触ではなく環状嵌
合部による線接触であることから、この線接触と筒壁の
弾性作用により従来の筆記具に比べて大きな力を必要と
せずに液タンクの先口にキャップを装着することができ
ると共に、キャップと先口との両者間の摩耗を防ぐこと
ができる。
るから、下記の作用効果を奏する。 .請求項1によれば、キャップの装着時に、キャップ
内面の環状嵌合部がチップを保持する先口の先端部外面
に対する密接嵌合を開始すると、該先端部の筒壁は隙間
側に緩やかな弓なりに撓む様に逃げる動きを成す。そし
て、先口の先端部に対する密接が面接触ではなく環状嵌
合部による線接触であることから、この線接触と筒壁の
弾性作用により従来の筆記具に比べて大きな力を必要と
せずに液タンクの先口にキャップを装着することができ
ると共に、キャップと先口との両者間の摩耗を防ぐこと
ができる。
【0021】.請求項2によれば、隙間は開口部内面
の環状保持部により外部との流通が完全に密閉された密
閉室状態にて先端部内面の環状凹欠部とチップの外面と
の間に形成される。即ち、キャップの装着時に、先口の
先端部外面に対するキャップ内面の環状嵌合部の密接嵌
合により該先端部の筒壁が隙間側に緩やかな弓なりに撓
む様に逃げる動きを成すと、その動きに伴い密閉された
隙間内の空気は外部に漏れることなく同隙間内で加圧縮
され、加圧縮された隙間内の圧縮空気は弓なりに弾性変
形せしめた先端部の筒壁を、環状嵌合部との密接力を助
長する様に外方に向けて押圧する押圧作用を発揮して、
キャップと液タンクの先口との両者間の密接状態を保
つ。
の環状保持部により外部との流通が完全に密閉された密
閉室状態にて先端部内面の環状凹欠部とチップの外面と
の間に形成される。即ち、キャップの装着時に、先口の
先端部外面に対するキャップ内面の環状嵌合部の密接嵌
合により該先端部の筒壁が隙間側に緩やかな弓なりに撓
む様に逃げる動きを成すと、その動きに伴い密閉された
隙間内の空気は外部に漏れることなく同隙間内で加圧縮
され、加圧縮された隙間内の圧縮空気は弓なりに弾性変
形せしめた先端部の筒壁を、環状嵌合部との密接力を助
長する様に外方に向けて押圧する押圧作用を発揮して、
キャップと液タンクの先口との両者間の密接状態を保
つ。
【0022】従って、本発明の筆記具によれば、液タン
クの先口に対するキャップの着脱を大きな力を必要とせ
ずに簡単に行うことができることから、子供や女性等も
手軽に取り扱うことができる取扱性の向上が図られる。
又、キャップと液タンクの先口との両者間の摩耗を防い
で、しかも両者間の密接状態を隙間内の空気圧を利用し
て効果的に図り得ることから、インクの揮発を防ぐキャ
ップの密封機能、そしてキャップの装着時に、キャップ
内の空気を加圧縮せしめて液タンク内の内圧上昇を図る
キャップ加圧式筆記具としての加圧機能を長期に亙り安
定良く確実に図り得る。
クの先口に対するキャップの着脱を大きな力を必要とせ
ずに簡単に行うことができることから、子供や女性等も
手軽に取り扱うことができる取扱性の向上が図られる。
又、キャップと液タンクの先口との両者間の摩耗を防い
で、しかも両者間の密接状態を隙間内の空気圧を利用し
て効果的に図り得ることから、インクの揮発を防ぐキャ
ップの密封機能、そしてキャップの装着時に、キャップ
内の空気を加圧縮せしめて液タンク内の内圧上昇を図る
キャップ加圧式筆記具としての加圧機能を長期に亙り安
定良く確実に図り得る。
【図1】 本発明筆記具の要部を示した縦断面図
【図2】 キャップを先口に対して装着する状態を示し
た同縦断面図
た同縦断面図
【図3】 図2の III−III 線拡大横断面図
【図4】 図2の IV −IV線拡大横断面図
1…チップ 1-1 …内向きの先端縁 2…液タンク 3…先口 3-1 …先端部 3-10…筒壁 3-2 …キャップ装着基端 4…キャップ 4-1 …キャップ本体 4-2 …内キャップ 5…回転体 6…スプリング 10…環状保持部 11…環状嵌合部 12…環状凹欠部 13…隙間
Claims (2)
- 【請求項1】 チップの先端内部に、スプリングで弾発
されてチップの内向きの先端縁に接触し且つ一部をその
内向きの先端縁から突出させた状態で回転体が抱持さ
れ、キャップの装着時に、キャップが前記チップを圧入
保持する液タンクの先口に密接嵌合してチップを密封す
ると共に、前記回転体をスプリングに抗して押動する筆
記具に於いて、 先口の先端部とチップとの両者間に隙間を設けて、キャ
ップの装着時に、キャップの内面に設けた環状嵌合部の
密接により先端部が隙間側に弾性変形する様に形成して
なる筆記具。 - 【請求項2】 請求項1記載の筆記具において、 隙間はチップが圧入保持される先端部の開口部近傍を除
くその内方部位から少なくともキャップの装着時に、キ
ャップ内面の環状嵌合部が密接摺動する軸方向に向けた
範囲にて先端部の内面に設けた環状凹欠部とチップとの
間に設けてなる筆記具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8026793A JPH09216489A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8026793A JPH09216489A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 筆記具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09216489A true JPH09216489A (ja) | 1997-08-19 |
Family
ID=12203208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8026793A Pending JPH09216489A (ja) | 1996-02-14 | 1996-02-14 | 筆記具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09216489A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102574416A (zh) * | 2009-09-01 | 2012-07-11 | 三菱铅笔株式会社 | 带有阀的涂布器 |
CN103738079A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-23 | 宁波江北瑞臣工艺品设计有限公司 | 小孩无法打开的笔 |
-
1996
- 1996-02-14 JP JP8026793A patent/JPH09216489A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102574416A (zh) * | 2009-09-01 | 2012-07-11 | 三菱铅笔株式会社 | 带有阀的涂布器 |
CN102574416B (zh) * | 2009-09-01 | 2015-03-11 | 三菱铅笔株式会社 | 带有阀的涂布器 |
CN103738079A (zh) * | 2013-12-25 | 2014-04-23 | 宁波江北瑞臣工艺品设计有限公司 | 小孩无法打开的笔 |
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