JPH09216443A - リボンカセット - Google Patents

リボンカセット

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JPH09216443A
JPH09216443A JP2408196A JP2408196A JPH09216443A JP H09216443 A JPH09216443 A JP H09216443A JP 2408196 A JP2408196 A JP 2408196A JP 2408196 A JP2408196 A JP 2408196A JP H09216443 A JPH09216443 A JP H09216443A
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Hiroshi Kobayashi
浩 小林
Masayoshi Kawamura
昌義 川村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱溶融転写用インクリボンおよび熱昇華転写
用インクリボンによって適正にテンションを変化させる
ことができ、インクリボンの種類に応じて適正なテンシ
ョンによる良好な印刷を行なうこと。 【解決手段】 キャリッジ13に搭載されるサーマルヘ
ッド14よりインクリボンの供給側に位置しこのインク
リボン2に対してテンションを付与する第2送出しボビ
ン37に係合される送出しガイドローラ5を配設し、こ
の送出しガイドローラ5を、熱溶融転写用インクリボン
2が収納されるリボンカセット1にあっては前記第2送
出しボビン37に係合される内径とし、熱昇華転写用イ
ンクリボン2が収納されるリボンカセット1にあっては
前記第2送出しボビン37に遊嵌して自由回転自在とな
るように大きな内径としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリボンカセットに係
り、特に、熱溶融転写用インクリボンおよび熱昇華転写
用インクリボンをそれぞれ収納し、インクリボンの種類
に応じて適正なテンションを付与することを可能とした
リボンカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プラテンと記録ヘッドとの間
に所定の用紙を搬送し、その後、サーマルヘッドを用紙
に対して所定の圧接力で圧接させ、この状態で、キャリ
ッジを移動させるとともに、リボンカセットのインクリ
ボンを巻取りながら、所望の印字信号に基づいてサーマ
ルヘッドに形成された発熱素子に通電し、この発熱素子
を加熱してインクリボンのインクを溶融して用紙に転写
することにより、前記用紙に所望の印刷を行なう熱転写
プリンタが多く用いられている。
【0003】このように熱転写プリンタとして、従来、
例えば、特開平6−127069号公報に開示されてい
るような熱転写プリンタがある。
【0004】この熱転写プリンタは、プラテンに沿って
往復動自在とされたキャリッジの上面に、送出しボビン
および巻取りボビンを配設するとともに、前記インクリ
ボンの走行経路の中途部に第2送出しボビンおよび第2
巻取りボビンを配設して構成されている。また、この熱
転写プリンタに装着されるリボンカセットには、前記キ
ャリッジの巻取りボビンおよび送出しボビンにそれぞれ
係合されインクリボンが巻回された巻取りリールおよび
送出しリールを配設するとともに、前記キャリッジに形
成された第2送出しボビンおよび第2巻取りボビンに係
合される巻取りガイドローラおよび送出しガイドローラ
を配設するようにしたものである。
【0005】このような従来の熱転写プリンタにおいて
は、前記キャリッジを移動させることにより、巻取りボ
ビンを回転駆動させてインクリボンを巻取るとともに、
前記第2送出しボビンおよび第2巻取りボビンに回転力
を付与して前記リボンカセットのインクリボンに所定の
テンションを付与しながら、サーマルヘッドを駆動する
ことにより所望の印刷を行なうものである。
【0006】また、近年、通常の熱溶融転写用インクリ
ボンの他に熱昇華転写用インクリボンが開発されてきて
おり、この熱昇華転写用インクリボンにおいては、所定
の色のインクをサーマルヘッドの熱により溶融するもの
ではなく、昇華させることにより用紙に転写するもので
あるため、濃度階調表現が優れ、写真画像等を印刷する
場合に適している。そして、この熱昇華転写用インクリ
ボンは、インクリボンの用紙からの引き剥がし力が低い
ため、インクリボンのテンションが低くても適正な印刷
を行なうことができるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の熱転写プリンタにおいては、熱溶融転写用インクリ
ボンを用いた印刷の場合には、問題はないが、熱昇華転
写用インクリボンを用いて印刷を行なう場合には、イン
クリボンの用紙からの引き剥がし力は低くてよいもの
の、サーマルヘッドを高出力で駆動してインクリボンに
対して熱を加える必要があり、前記従来の熱転写プリン
タのようにインクリボンに対して高いテンションを付与
する構造では、熱昇華転写用インクリボンに加わるテン
ションによりインクリボンの熱変形あるいは場合によっ
てはインクリボンの切断等が生じてしまうという問題を
有している。
【0008】そのため、前記熱転写プリンタにおいて、
熱昇華転写用インクリボンを用いた印刷を行なうことが
できず、熱昇華転写用インクリボンによる印刷を行なう
場合に、インクリボンに対して強いテンションを付与し
ない構造のプリンタを用意する必要があり、1つのプリ
ンタで熱溶融転写用インクリボンおよび熱昇華転写用イ
ンクリボンを使用した適正な印刷を行なうことができな
いという問題を有している。
【0009】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、熱溶融転写用インクリボンおよび熱昇華転写用イン
クリボンによって適正にテンションを変化させることが
でき、インクリボンの種類に応じて適正なテンションに
よる良好な印刷を行なうことのできるリボンカセットを
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の発明に係るリボンカセットは、プラテ
ンに沿って往復動自在とされたキャリッジの上面に着脱
自在に装着されるとともに、内部に前記キャリッジの上
面に配設された送出しボビンおよび巻取りボビンにそれ
ぞれ係合されインクリボンが巻回された送出しリールお
よび巻取りリールを配設し、前記キャリッジに搭載され
るサーマルヘッドよりインクリボンの供給側に位置し前
記インクリボンに対してテンションを付与する第2送出
しボビンに係合される送出しガイドローラを配設してな
るリボンカセットであって、前記送出しガイドローラの
内径をインクリボンの種類に応じて変化させたことを特
徴とするものである。
【0011】この請求項1に記載の発明によれば、リボ
ンカセットの送出しガイドローラの内径をインクリボン
の種類に応じて変化させるようにしているので、インク
リボンの種類による送出しガイドローラの内径により、
キャリッジの第2送出しボビンによるテンションが変化
し、各種インクリボンに応じてテンションを適正に調整
して印刷を行なうことができるものである。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、熱溶融転
写用インクリボンが収納されるリボンカセットの前記送
出しガイドローラの内径を前記キャリッジの第2送出し
ボビンに係合される内径とし、熱昇華転写用インクリボ
ンが収納されるリボンカセットの前記送出しガイドロー
ラの内径を前記第2送出しボビンに遊嵌して自由回転自
在となるように大きな内径としたことを特徴とするもの
である。
【0013】この請求項2に記載の発明によれば、リボ
ンカセットの送出しガイドローラの内径を、熱溶融転写
用インクリボンが収納されるリボンカセットの場合はキ
ャリッジの第2送出しボビンに係合される内径とし、熱
昇華転写用インクリボンが収納されるリボンカセットの
場合は第2送出しボビンに遊嵌して自由回転自在となる
ように大きな内径となるようにしているので、熱溶融転
写用インクリボンが収納されたリボンカセットの場合に
は、送出しガイドローラが第2送出しボビンに係合され
てこの第2送出しボビンによる負荷がかかることにな
り、インクリボンに対して熱溶融転写印刷に必要なテン
ションを付与することができる。また、熱昇華転写用イ
ンクリボンの場合には、送出しガイドローラが第2送出
しボビンに遊嵌してインクリボンの走行時に送出しガイ
ドローラが自由に回転されることになり、インクリボン
に負荷が与えないようにすることができるものである。
【0014】さらに、請求項3に記載の発明は、前記熱
昇華転写用インクリボンが収納されるリボンカセットの
内部であって前記サーマルヘッドよりインクリボンの供
給側に、前記インクリボンにわずかなテンションを付与
する負荷付与部材を配設したことを特徴とするものであ
る。
【0015】この請求項3に記載の発明によれば、前記
熱昇華転写用インクリボンが収納されるリボンカセット
の内部に配設した負荷付与部材により、前記インクリボ
ンに対してわずかなテンションを付与するようにしてい
るので、送出しガイドローラによりインクリボンにテン
ションを付与しない場合でも、インクリボンにテンショ
ンを付与することができ、インクリボンのたるみ等が生
じてしまうことを防止することができるものである。
【0016】また、請求項4に記載の発明は、前記負荷
付与部材によるテンションは、10〜50g・cmであ
ることを特徴とするものである。
【0017】この請求項4に記載の発明によれば、負荷
付与部材によるテンションを10〜50g・cm程度と
することにより、熱溶融転写用インクリボンに対して第
2送出しボビンにより付与されるテンションよりも少な
い適正なテンションを付与することができるものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図4を参照して説明する。
【0019】図1および図2は本発明に係るリボンカセ
ットの実施の一形態を示したもので、このリボンカセッ
ト1の内部には、所定のインクリボン2が巻回される送
出しリール3および巻取りリール4がそれぞれ回転自在
に配設されており、前記リボンカセット1の内部の一側
両端部分には、前記インクリボン2を案内する円筒状の
送出しガイドローラ5および巻取りガイドローラ6がそ
れぞれ回転自在に配設されている。この場合に、本実施
形態においては、前記インクリボン2として熱溶融転写
用インクリボン2と熱昇華転写用インクリボン2とが用
いられるものであり、熱溶融転写用インクリボン2を収
納するリボンカセット1の場合は、前記送出しガイドロ
ーラ5は、図示しないが前記巻取りガイドローラ6と同
様の内径を有するように形成されている。一方、熱昇華
転写用インクリボン2を収納するリボンカセット1の場
合は、図1に示すように、前記送出しガイドローラ5
は、前記巻取りガイドローラ6より内径を大きく形成す
るようになされており、さらに、前記送出しガイドロー
ラ5の近傍に、前記インクリボン2に対して10〜50
g・cm程度の負荷を付与する板ばね等からなる負荷付
与部材7を配設するようになされている。
【0020】また、前記リボンカセット1の一側中央部
には、サーマルヘッド挿入用の凹部8が形成されてお
り、前記リボンカセット1の前記凹部8の両側対称位置
には、切り欠き部9,9がそれぞれ形成されている。ま
た、前記リボンカセット1の内部の前記送出しリール3
と送出しガイドローラ5との間部分、前記巻取りリール
4と巻取りガイドローラ6との間部分および前記凹部
8、各切り欠き部9の先端部分には、それぞれ複数のガ
イド部材10a,10b,10c,10d,10eが配
設されており、前記インクリボン2は、前記送出しリー
ル3からガイド部材10および送出しガイドローラ5に
より案内されて切欠き部および凹部8により外部に露出
され、各ガイド部材10の内側に沿って案内されて巻取
りガイドローラ6、ガイド部材10を介して巻取りリー
ル4に巻取られるようになっている。
【0021】さらに、前記リボンカセット1には、複数
の検出孔11が穿設されており、インクリボン2の種類
に応じて特定の検出孔11を形成することにより、イン
クリボン2の種類を検出することができるようになされ
ている。
【0022】また、図2乃至図4は本発明に係るリボン
カセット1を装着する熱転写プリンタの一実施形態を示
したもので、プラテン12に沿って往復動自在とされた
キャリッジ13には、サーマルヘッド14のプラテン1
2への接離動作およびインクリボン2の巻取り制御を行
なうモータ15が配設されており、このモータ15の出
力ピニオンギア16には、伝達ギア17が噛合されてい
る。この伝達ギア17には、カム18の外周面に形成さ
れたギア部19が噛合されており、このカム18の上面
には、ヘッド接離用カム溝20およびリボン巻取り用カ
ム溝21がそれぞれ形成されている。
【0023】また、ほぼL字状のヘッド圧接レバー22
が支持軸23を中心として揺動自在に取付けられてお
り、このヘッド圧接レバー22の一端部には、前記カム
18のヘッド接離用カム溝20に係合されるピン24が
形成されている。前記ヘッド圧接レバー22の他端部に
は、ヘッド取付台25の背面が図示しない圧接ばねを介
して当接されており、このヘッド取付台25の前面に
は、サーマルヘッド14が前記プラテン12に対向する
ように取付けられている。さらに、前記ヘッド圧接レバ
ー22の他端には、レバー26が連結されており、前記
カム18の回転に伴うヘッド圧接レバー22の回動によ
り、サーマルヘッド14のプラテン12への接離動作が
行なわれるとともに、前記レバー26がヘッド圧接レバ
ー22と連動して回動するようになされている。
【0024】また、前記キャリッジ13には、プリンタ
に形成されたラック27に噛合される駆動ギア28が支
軸29を中心として回転自在に配設されており、この支
軸29には、インクリボン2の巻取り力の伝達機構を構
成する揺動板30がこの支軸29を中心として揺動自在
に、かつ、付勢ばね31の付勢力により図において反時
計方向に付勢されるように取付けられている。さらに、
この揺動板30の一端部には、前記カム18のリボン巻
取り用カム溝21に係合されるピン32が形成されてお
り、この揺動板30の他端部には、前記駆動ギア28に
噛合される伝達ギア33が回転自在に取付けられてい
る。
【0025】また、図2に示すように、前記キャリッジ
13には、前記リボンカセット1の送出しリール3およ
び巻取りリール4がそれぞれ係合されるインクリボン2
の送出しボビン34および巻取りボビン35がそれぞれ
配設されており、図3に示すように、前記巻取りボビン
35の下方には、前記伝達ギア33に噛合される巻取り
ギア36が図示しない摩擦機構を介して同軸状に取付け
られている。
【0026】さらに、本実施形態においては、前記キャ
リッジ13には、前記リボンカセット1の送出しガイド
ローラ5および巻取りガイドローラ6がそれぞれ係合さ
れる第2送出しボビン37および第2巻取りボビン38
がそれぞれ配設されており、前記第2送出しボビン37
の下方には、この第2送出しボビン37に対して50〜
80g・cm程度の回転負荷を付与する図示しない摩擦
機構が配設されている。また、前記第2巻取りボビン3
8の下方には、前記巻取りボビン35の巻取りギア36
に伝達ギア39を介して噛合される第2巻取りギア40
が図示しない摩擦機構を介して同軸状に取付けられてい
る。そして、前記カム18の回転により揺動板30が揺
動することにより、前記伝達ギア33がサーマルヘッド
14のヘッドダウン動作に連動して巻取りギア36に噛
合され、これにより、巻取りボビン35および第2巻取
りボビン38を回転駆動するようになされている。
【0027】また、前記ヘッド圧接レバー22に連結さ
れたレバー26の先端部には、板ばねからなる巻取りば
ね41が取付けられており、この巻取りばね41の先端
部は、前記サーマルヘッド14がヘッドダウン状態のと
きに伝達ギア39から離隔され、サーマルヘッド14が
ヘッドアップ状態のときに伝達ギア39の歯部と係合す
るようになされている。
【0028】さらに、前記キャリッジ13の上面には、
使用するインクリボン2の終端を検出したり、カラーイ
ンクリボン2のカラーマーカを検出するためのフォトセ
ンサ42が配設されている。
【0029】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0030】まず、リボンカセット1の送出しリール3
がキャリッジ13の送出しボビン34に、巻取りリール
4が巻取りボビン35に、送出しガイドローラ5が第2
送出しボビン37に、巻取りガイドローラ6が第2巻取
りボビン38にそれぞれ係合させるとともに、リボンカ
セット1の凹部8に前記サーマルヘッド14が位置する
ようにリボンカセット1をキャリッジ13に装着する。
【0031】そして、図4に示すように、ヘッド圧接レ
バー22のピン24がカム18のヘッド接離用カム溝2
0の最外周に位置している状態では、ヘッド圧接レバー
22が図4おいて最も左方向に揺動されており、ヘッド
取付台25がヘッド圧接レバー22とともに動作される
ので、このヘッド圧接レバー22の揺動によりサーマル
ヘッド14がプラテン12から離隔したヘッドアップ状
態に保持されている。この状態においては、揺動板30
のピン32がリボン巻取り用カム溝21の最内周に位置
するので、揺動板30が図4において最も右方向に揺動
された状態となり、伝達ギア33が巻取りギア36から
離隔した状態に保持される。このため、キャリッジ13
をプラテン12に沿って移動させても巻取りギア36が
回転されず、インクリボン2の巻取りは行なわれない。
さらに、ヘッド圧接レバー22の回動によりレバー26
が連動して回動され、この回動動作の途中で、巻取りば
ね41が伝達ギア39の歯部に噛合され、さらなるレバ
ー26の回動により、伝達ギア39をリボン巻取り方向
に回転させることができ、インクリボン2の弛みを巻取
ることができるものである。
【0032】次に、所定の印字を行なう場合は、図3に
示すように、図4に示す状態から、モータ15を駆動し
てカム18を回転させることにより、前記ヘッド圧接レ
バー22のピン24がヘッド接離用カム溝20の回転中
心に最も近接した位置に位置することから、前記ヘッド
圧接レバー22が支持軸23を中心として最も右方向に
揺動される。これにより、ヘッド取付台25が前記ヘッ
ド圧接レバー22とともに動作され、サーマルヘッド1
4がプラテン12に圧接されたヘッドダウン状態に保持
される。
【0033】一方、この状態で、前記揺動板30のピン
32がリボン巻取り用カム溝21の最外周に位置するの
で、揺動板30は、図4に示す状態から、左方向に回動
され、揺動板30の伝達ギア33が巻取りギア36に噛
合されることになる。
【0034】この状態で、前記キャリッジ13をプラテ
ン12に沿って移動させることにより、ラック27を介
して駆動ギア28が回転駆動され、これにより、伝達ギ
ア33を介して巻取りギア36および第2巻取りギア4
0が回転される。これにより、巻取りボビン35および
第2巻取りボビン38が所定速度で回転駆動され、巻取
りリール4および巻取りガイドローラ6をそれぞれ回転
させてリボンカセット1のインクリボン2を巻取りなが
ら、所望の印字信号に基づいて、サーマルヘッド14を
駆動することにより、所定の用紙に印刷を行なうように
なっている。
【0035】この場合に、本実施形態においては、熱溶
融転写用インクリボン2が収納されるリボンカセット1
の送出しガイドローラ5の内径をキャリッジ13の第2
送出しボビン37に係合される内径としているので、リ
ボンカセット1の送出しガイドローラ5がキャリッジ1
3の第2送出しボビン37に適正に係合され、第2送出
しボビン37による負荷が送出しガイドローラ5に付与
され、これにより、インクリボン2に対して所定のテン
ションが付与されることになり、熱溶融転写印刷に必要
な適正なテンションでインクリボン2の送出しを行なう
ことができる。
【0036】また、熱昇華転写用インクリボン2が収納
されるリボンカセット1の送出しガイドローラ5の内径
を第2送出しボビン37に遊嵌して自由回転自在となる
ように大きな内径としているので、インクリボン2の走
行時に送出しガイドローラ5が自由に回転されることに
なり、送出しガイドローラ5による負荷がかからなくな
る。そして、前記負荷付与部材7により、前記インクリ
ボン2に対して、例えば、第2送出しボビン37に付与
される負荷より小さいわずかなテンションを付与するよ
うにしているので、送出しガイドローラ5によりインク
リボン2にテンションを付与しない場合でも、インクリ
ボン2にテンションを付与することができ、インクリボ
ン2のたるみ等が生じてしまうことを防止して弱いテン
ションによる熱昇華転写印刷を行なうことができる。
【0037】したがって、本実施形態においては、収容
されるインクリボン2が、熱溶融転写用インクリボン2
であるか、あるいは熱昇華転写用インクリボン2である
かによってリボンカセット1の送出しガイドローラ5の
内径を変化させることにより、インクリボン2に付与さ
れるテンションを変化させることができるので、インク
リボン2の種類に応じて、適正なテンションが付与され
ることになり、熱溶融転写印刷あるいは熱昇華転写印刷
に応じた適正なテンションによる良好な印刷を行なうこ
とができる。
【0038】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るリボンカ
セットは、収容されるインクリボンが、熱溶融転写用イ
ンクリボンであるか、あるいは熱昇華転写用インクリボ
ンであるかによってリボンカセットの送出しガイドロー
ラの内径を変化させることにより、インクリボンに付与
されるテンションを変化させることができるので、イン
クリボンの種類に応じて、適正なテンションが付与され
ることになり、熱溶融転写印刷あるいは熱昇華転写印刷
に応じた適正なテンションによる良好な印刷を行なうこ
とができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る熱昇華転写用インクリボンが収
容されるリボンカセットの実施の一形態を示す平面断面
【図2】 本発明に係るリボンカセットを装着する熱転
写プリンタの実施の一形態を示す概略斜視図
【図3】 図2の熱転写プリンタのヘッドダウン状態を
示す内部平面図
【図4】 図2の熱転写プリンタのヘッドアップ状態を
示す内部平面図
【符号の説明】
1 リボンカセット 2 インクリボン 3 送出しリール 4 巻取りリール 5 送出しガイドローラ 6 巻取りガイドローラ 7 負荷付与部材 12 プラテン 13 キャリッジ 14 サーマルヘッド 34 送出しボビン 35 巻取りボビン 37 第2送出しボビン 38 第2巻取りボビン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに沿って往復動自在とされたキ
    ャリッジの上面に着脱自在に装着されるとともに、内部
    に前記キャリッジの上面に配設された送出しボビンおよ
    び巻取りボビンにそれぞれ係合されインクリボンが巻回
    された送出しリールおよび巻取りリールを配設し、前記
    キャリッジに搭載されるサーマルヘッドよりインクリボ
    ンの供給側に位置し前記インクリボンに対してテンショ
    ンを付与する第2送出しボビンに係合される送出しガイ
    ドローラを配設してなるリボンカセットであって、前記
    送出しガイドローラの内径をインクリボンの種類に応じ
    て変化させたことを特徴とするリボンカセット。
  2. 【請求項2】 熱溶融転写用インクリボンが収納される
    リボンカセットの前記送出しガイドローラの内径を前記
    キャリッジの第2送出しボビンに係合される内径とし、
    熱昇華転写用インクリボンが収納されるリボンカセット
    の前記送出しガイドローラの内径を前記第2送出しボビ
    ンに遊嵌して自由回転自在となるように大きな内径とし
    たことを特徴とする請求項1に記載のリボンカセット。
  3. 【請求項3】 前記熱昇華転写用インクリボンが収納さ
    れるリボンカセットの内部であって前記サーマルヘッド
    よりインクリボンの供給側に、前記インクリボンにわず
    かなテンションを付与する負荷付与部材を配設したこと
    を特徴とする請求項2に記載のリボンカセット。
  4. 【請求項4】 前記負荷付与部材によるテンションは、
    10〜50g・cmであることを特徴とする請求項3に
    記載のリボンカセット。
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