JPH09216330A - スクリーンマスクの製造方法 - Google Patents

スクリーンマスクの製造方法

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Publication number
JPH09216330A
JPH09216330A JP2632396A JP2632396A JPH09216330A JP H09216330 A JPH09216330 A JP H09216330A JP 2632396 A JP2632396 A JP 2632396A JP 2632396 A JP2632396 A JP 2632396A JP H09216330 A JPH09216330 A JP H09216330A
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JP
Japan
Prior art keywords
screen
screen mesh
mesh
printing
roller member
Prior art date
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Pending
Application number
JP2632396A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiro Nishijima
信広 西島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Original Assignee
Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
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Publication date
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  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーンマスクの印刷初期段階の伸びを少
なくして、印刷パターンの寸法精度を向上させる。 【解決手段】 スクリーンメッシュ11をスクリーン版
枠12に紗張りした後、平坦な基台13上にスペーサ1
4を介してスクリーン版枠12をセットする。その後、
ゴム製のローラ部材15を上方からスクリーンメッシュ
11に押し付けて該スクリーンメッシュ11を基台13
まで撓ませながら、該ローラ部材15をX方向とY方向
にそれぞれ3回程度ずつ平行移動させて、スクリーンメ
ッシュ11のほぼ全面にまんべんなくテンションを付加
することで、メッシュの交差部を締め付けて伸ばす。そ
の後、スクリーンメッシュ11に感光乳剤を塗布し、乾
燥させて感光膜を形成した後、この感光膜にフォトマス
クを密着させて露光・現像を行ってレジストパターンを
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導体パターン等の
スクリーン印刷に使用するスクリーンマスクの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、基板上に導体パターンを形成
する手段として、スクリーン印刷法が広く使用されてい
る。このスクリーン印刷法は、スクリーン版枠に張られ
たスクリーンマスクを基板上に僅かな距離を離してセッ
トし、該スクリーンマスク上にペーストを供給し、スキ
ージの圧力によりスクリーンマスクを基板に押し付けな
がら、スクリーンマスクの開口部からペーストを基板上
面に押し出すことで、ペーストのパターンを基板上面に
転写するものである。
【0003】近年の高密度実装化されたセラミック基板
等に微細なパターンをスクリーン印刷する場合には、非
常に高い印刷精度が要求される。このような印刷精度が
要求されるスクリーンマスクは、直接製版法によって次
のように製造される。まず、スクリーンメッシュをスク
リーン版枠に紗張りし、該スクリーンメッシュに感光乳
剤(エマルジョン)を塗布し、乾燥させて感光膜を形成
した後、この感光膜にフォトマスクを密着させて露光・
現像を行い、印刷用のレジストパターンを形成するよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スクリーン
マスクを形成するスクリーンメッシュの材料には、シル
クやナイロン、ポリエステル等の樹脂繊維、ステンレス
メッシュがあるが、印刷精度が要求される場合には、伸
び縮みが少なく、寸法精度が良いステンレスメッシュが
用いられる。
【0005】しかし、印刷工程では、スキージの圧力に
よりスクリーンマスクにテンションが加えられるため、
新品のスクリーンマスクを用いてスクリーン印刷を繰り
返す場合には、伸び縮みが少ないと言われているステン
レスメッシュのスクリーンマスクを用いても、図2に示
すように印刷初期段階(印刷回数が10回程度まで)で
0.03〜0.05%程度伸びる現象が発生する。この
印刷初期段階の伸びはステンレスメッシュを形成するス
テンレス細線の交差部が締め付けられて発生するものと
考えられている。このようなスクリーンマスクの印刷初
期段階の伸びは印刷パターンの寸法精度を低下させる原
因となり、印刷パターンの微細化(ファインパターン
化)にとって好ましくない現象である。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、スクリーンマスクの
印刷初期段階の伸びを少なくすることができて、印刷パ
ターンの寸法精度を向上することができるスクリーンマ
スクの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のスクリーンマスクの製造方法
は、スクリーンメッシュをスクリーン版枠に紗張りした
後、このスクリーンメッシュにテンションを加えること
で、メッシュの交差部を締め付けて伸ばす。その後、ス
クリーンメッシュに感光乳剤を塗布し、乾燥させて感光
膜を形成した後、この感光膜にフォトマスクを密着させ
て露光・現像を行ってレジストパターンを形成するもの
である。
【0008】この方法では、スクリーンメッシュに感光
乳剤を塗布してレジストパターンを形成する前に、予め
スクリーンメッシュにテンションを加えて伸ばすため、
その後の印刷工程でのスクリーンメッシュの伸びが従来
より少なくなる。
【0009】また、請求項2では、スクリーンメッシュ
へのテンションの付加を、ローラ部材をスクリーンメッ
シュに押し付けながら転動させることによって行う。こ
の方法では、ローラ部材がスクリーンメッシュの面に沿
って移動すると、それに応じてローラ部材が自由に転動
するため、スクリーンメッシュが強く擦られずに済み、
スクリーンメッシュの傷付きやメッシュのずれが防止さ
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】本実施形態のスクリーンマスクの
製造工程は、(1)紗張り工程、(2)スクリーンメッ
シュ伸ばし工程、(3)レジストパターン形成工程を順
に実行するものであり、従来の製造工程に対してスクリ
ーンメッシュ伸ばし工程を追加したものである。以下、
これらの工程を順に説明する。
【0011】(1)紗張り工程 図1(a)に示すように、ステンレス製のスクリーンメ
ッシュ11をスクリーン版枠12に紗張りする。この紗
張りは、従来と同じ方法で行えば良い。
【0012】(2)スクリーンメッシュ伸ばし工程 図1(b)に示すように、平坦な基台13上にスペーサ
14を介してスクリーン版枠12をセットする。ここ
で、スペーサ14の高さ寸法は2mm以上に設定し、ス
クリーンメッシュ11と基台13との間に2mm以上の
隙間を開ける。そして、ゴム製のローラ部材15を上方
からスクリーンメッシュ11に押し付けて該スクリーン
メッシュ11を基台13まで撓ませながら、該ローラ部
材15をX方向(スキージ幅方向)とY方向(スキージ
進行方向)にそれぞれ3回程度ずつ平行移動させて、ス
クリーンメッシュ11のほぼ全面にまんべんなくテンシ
ョンを付加し、それによってメッシュの交差部を締め付
けて伸ばす。この際、ローラ部材15をスクリーンメッ
シュ11上を自由に転動させながら移動させることで、
スクリーンメッシュ11が強く擦られることを防止す
る。尚、ローラ部材15をX方向とY方向に移動させる
回数は、3回に限定されず、2回以下、或は4回以上で
あっても良い。
【0013】(3)レジストパターン形成工程 この工程では、スクリーンメッシュ11を脱脂した後、
スクリーンメッシュ11に感光乳剤を塗布し、乾燥させ
て感光膜を形成する。その後、この感光膜にフォトマス
クを密着させて紫外線による露光を行い、その露光部分
を硬化させる。そして、このスクリーンメッシュ11を
水槽に浸して感光膜の未硬化部分を水に溶かし、更にこ
のスクリーンメッシュ11にスプレー等で水を吹き付け
て感光膜の未硬化部分を完全に取り除く。これにより、
スクリーンメッシュ11にレジストパターンが現像され
る。
【0014】以上のようにして製造されたスクリーンマ
スクを用いてスクリーン印刷する場合には、スクリーン
マスクを基板上に僅かな距離を離してセットし、該スク
リーンマスク上にペーストを供給し、スキージの圧力に
よりスクリーンマスクを基板に押し付けながら、スクリ
ーンマスクの開口部からペーストを基板上面に押し出す
ことで、ペーストのパターンを基板上面に転写する。
【0015】このようなスクリーン印刷を繰り返す場合
のスクリーンマスクの伸び率ひいては印刷パターンの伸
び率について、上記実施形態のスクリーンマスクと従来
のそれとを比較する試験を行ったので、その試験結果を
図2に示す。試験条件は下記の通りである。
【0016】 [印刷条件] スクリーン版枠のサイズ ……450×450(mm) スキージ幅 ……250(mm) スキージストローク ……220(mm) スクリーンマスクとワーク(基板)とのギャップ ……2(mm) 測定寸法 ……100(mm) [スクリーンメッシュ伸ばし工程の条件] スペーサ14の高さ寸法 ……8(mm) ローラ部材15の寸法 ……長さ250(mm)、直径(30mm) 伸ばし動作の回数 ……X方向、Y方向にそれぞれ3回ずつ
【0017】従来は、スクリーンメッシュ伸ばし工程が
ないため、印刷初期段階(印刷回数が10回程度まで)
にスキージの圧力によりスクリーンメッシュを形成する
ステンレス細線の交差部が締め付けられ、スクリーンマ
スクがX、Y両方向に0.03〜0.05%程度伸びる
現象が発生し、それによって印刷パターンがX、Y両方
向に0.03〜0.05%程度伸びていた。
【0018】これに対し、本実施形態のスクリーンマス
クでは、レジストパターン形成前に予めスクリーンメッ
シュ11をローラ部材15で押し付けてスクリーンメッ
シュ11にテンションを加えるため、そのテンションに
よりスクリーンメッシュ11を形成するステンレス細線
の交差部が締め付けられ、それによってスクリーンメッ
シュ11が伸ばされる。このため、印刷初期段階(印刷
回数が10回程度まで)のスクリーンマスクの伸びを従
来よりも少なくできて、印刷パターンの伸び率を従来の
約1/2程度まで低減できる。これにより、印刷パター
ンの寸法精度を向上することができて、印刷パターンの
微細化(ファインパターン化)に貢献できる。
【0019】更に、上記実施形態では、レジストパター
ン形成前にスクリーンメッシュ11にテンションを付加
する手段としてローラ部材15を用いているので、ロー
ラ部材15をスクリーンメッシュ11の面に沿って移動
させる際に、ローラ部材15が自由に転動することで、
スクリーンメッシュ11が強く擦られずに済み、スクリ
ーンメッシュ11の傷付きやステンレス細線の交差部の
ずれが防止され、スクリーンマスクの品質を損なうこと
がない。
【0020】この場合、スクリーンメッシュ11の保護
の観点からローラ部材15をゴム等の弾性変形可能な材
料で形成することが最も好ましいが、硬度の高い材料で
形成したローラ部材を用いても、自由に回転するので、
スクリーンメッシュ11の品質低下を抑えることができ
る。
【0021】また、スクリーンメッシュ11にテンショ
ンを付加する手段は、自由に回転するローラ部材に限定
されず、回転しない部材を用いても良く、また、印刷工
程と同様にスキージをスクリーンメッシュ11に押し付
けてテンションを付加するようにしても良い。
【0022】また、上記実施形態では、スクリーンメッ
シュ11としてステンレスメッシュを用いたが、シルク
やナイロン、ポリエステル等の樹脂繊維で形成されたメ
ッシュを用いる場合でも、同様にメッシュ伸ばし工程を
追加することで、印刷パターンの伸び率を少なくするこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1のスクリーンマスクの製造方法によれば、レ
ジストパターン形成前に、予めスクリーンメッシュにテ
ンションを加えて伸ばすため、印刷初期段階のスクリー
ンマスクの伸びを少なくできて印刷パターンの伸び率を
大幅に低減でき、印刷パターンの寸法精度を向上するこ
とができて、印刷パターンの微細化(ファインパターン
化)に貢献できる。
【0024】更に、請求項2では、スクリーンメッシュ
へのテンションの付加を、ローラ部材をスクリーンメッ
シュに押し付けながら転動させることによって行うよう
にしたので、スクリーンメッシュが強く擦られずに済
み、スクリーンメッシュの傷付きやメッシュのずれを防
止できて、スクリーンメッシュの品質低下を抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるスクリーンマスク
の製造工程を説明する図
【図2】印刷作業回数と印刷パターンの伸び率との関係
を示す図
【符号の説明】
11…スクリーンメッシュ、12…スクリーン版枠、1
3…基台、14…スペーサ、15…ローラ部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーンメッシュをスクリーン版枠に
    紗張りし、該スクリーンメッシュに感光乳剤を塗布し、
    乾燥させて感光膜を形成した後、この感光膜にフォトマ
    スクを密着させて露光・現像を行ってレジストパターン
    を形成するスクリーンマスクの製造方法において、 前記スクリーン版枠に紗張りしたスクリーンメッシュに
    テンションを加えて該スクリーンメッシュを伸ばした
    後、感光乳剤を塗布することを特徴とするスクリーンマ
    スクの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記スクリーンメッシュへのテンション
    の付加は、ローラ部材を該スクリーンメッシュに押し付
    けながら転動させることにより行われることを特徴とす
    る請求項1に記載のスクリーンマスクの製造方法。
JP2632396A 1996-02-14 1996-02-14 スクリーンマスクの製造方法 Pending JPH09216330A (ja)

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JP2632396A JPH09216330A (ja) 1996-02-14 1996-02-14 スクリーンマスクの製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103240950A (zh) * 2013-04-24 2013-08-14 昆山恒盛电子有限公司 碾压器
JP2018500193A (ja) * 2014-09-30 2018-01-11 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 広い線幅を有する導電性パターン及びその製造方法

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