JPH08248618A - レチクル - Google Patents

レチクル

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Publication number
JPH08248618A
JPH08248618A JP5410695A JP5410695A JPH08248618A JP H08248618 A JPH08248618 A JP H08248618A JP 5410695 A JP5410695 A JP 5410695A JP 5410695 A JP5410695 A JP 5410695A JP H08248618 A JPH08248618 A JP H08248618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reticle
circuit pattern
film
metal film
oxide
Prior art date
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Pending
Application number
JP5410695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Ikeda
和斎 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 散乱光の発生を防ぎ、解像度を上げられるレ
チクルを得ること。 【構成】 この発明のレチクル1は、ガラス基板11の
表面に形成されたクロムの回路パターン15の表面を酸
化膜13Aで覆うのみならず、その側面も酸化膜13B
で覆って散乱光の発生を防止するようにしている。この
ような回路パターン15をペリクルのようなカバー2で
覆い、その内部に窒素ガスN2 を充満させて、酸化の進
行を防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路装置
(IC)、液晶表示装置(LCD)などの電子回路パタ
ーンを基板にフォトリソグラフィ手法を用いて形成する
場合に用いられるレチクル、特にその解像度を上げるこ
と主眼にしたレチクルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、図を用いて、従来技術のレチクル
を説明する。図3は従来技術のレチクルの一部の断面図
であり、図4は従来技術のレチクルの現象を説明するた
めのレチクルの一部とその光感応特性を示したグラフで
ある。
【0003】図3において、符号10は従来技術のレチ
クルを指す。このレチクル10は透明なガラスの基板1
1の表面に、例えば、クロムをスパッタリングのような
薄膜形成手法で厚さ80nm程度の金属膜12を成膜
し、そしてその表面に、例えば、酸化クロムをスパッタ
リングで厚さ30nm程度の酸化膜13Aを成膜されて
いて、全体を薄膜14とする。
【0004】このような薄膜14に、例えば、電子線露
光装置、パターンジェネレータ、カメラ工程などによっ
て、ICの或る工程の回路パターン15やアライメント
マークなどが形成される。
【0005】このようなレチクル10をステッパに装着
して、g線またはi線の光源を用いて、表面にレジスト
膜が成膜されている半導体ウエハに、順次、前記回路パ
ターン15などを露光して行くと、ICの或る工程の回
路パターン15やアライメントマークを形成することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示した
ように、光源からの露光光の内、或る露光光は前記回路
パターン15などの金属膜12の側面に当たり散乱光1
6となり、露光光の強度は低下し、そして広がり、半導
体ウエハの表面を被覆しているレジスト膜に所定の線幅
で露光できなくなる。現在、ICの高集積化に伴い、回
路パターン15の線を益々細線化する必要があり、露光
により投影されるレチクル10の回路パターン15の解
像度が高いことが求められている。
【0007】この解像度を上げるためには、 1.光源を短波長化する 2.レジスト材料の高解像度化 3.ステッパ制御用のソフト面での対処 などが挙げられるが、レチクルそのものを改良して、前
記解像度を上げようとする試みは余り行われていない。
この発明では、このような問題点を解決することを課題
とするものであって、前記のような散乱光が生じない改
良したレチクルを得ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、この発明のレチ
クルは、透明基板の表面に形成された金属パターンの表
面のみならず、その側面をも酸化膜で被覆して、前記課
題を解決した。
【0009】
【作用】従って、この発明のレチクルによれば、回路パ
ターンを形成する金属膜の側面に露光光が当たっても、
酸化膜で吸収され、散乱光が生ぜず、レジスト膜上に露
光された回路パターンの解像度を上げることができる。
【0010】
【実施例】次に、図1及び図2を用いて、この発明のレ
チクルを説明する。図1はこの発明のレチクルの一部断
面図であり、図2はこの発明のレチクルの現象を説明す
るためのレチクルの一部とその光感応特性を示したグラ
フである。なお、従来技術のレチクルの構成部分と同一
の構成部分には同一の符号を付して説明する。
【0011】図1において、符号1はこの発明のレチク
ルを指す。このレチクル1は透明なガラスの基板11の
表面に、従来技術と同様に、例えば、クロムの金属膜1
2を成膜し、そしてその表面に、例えば、酸化クロムの
酸化膜13Aを成膜し、前記金属膜12の厚さはできる
だけ厚くし、従来技術の厚さの2倍以上の厚さとし、薄
膜14を形成する。このような薄膜14に、従来技術の
レチクル10の形成方法と同様の形成方法でICの或る
工程の回路パターン15やアライメントマークなどを形
成する。
【0012】回路パターン15などを形成し終えると、
次に、全体を酸素ガスO2 の雰囲気中に晒し、前記全金
属膜12の側面を酸化し、酸化膜13Bを形成する。そ
して金属膜12の酸化の進行を防止するため、全回路パ
ターン15をペリクルのようなカバー2で覆い、その内
部を窒素ガスN2 で充満した。
【0013】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明のレチ
クル1によれば、図2に示したように、露光光が金属膜
12の酸化膜13Bに当たっても、その酸化膜13Bで
吸収され、従来技術のレチクル10で見受けられたよう
な散乱光16の発生を防止することができる。従って、
半導体ウエハの表面に被覆されているレジスト膜には直
射光のみが当たり、その強度も高く、尖鋭な細線で回路
パターンを露光することができる。また、金属膜12に
厚さを厚くしたので露光光の直進性を助成することがで
きるなど数々の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のレチクルの一部の断面図である。
【図2】 この発明のレチクルの現象を説明するための
レチクルの一部とその光感応特性を示したグラフであ
る。
【図3】 従来技術のレチクルの一部の断面図である。
【図4】 従来技術のレチクルの現象を説明するための
レチクルの一部とその光感応特性を示したグラフであ
る。
【符号の説明】
1 この発明のレチクル 2 カバー 11 ガラス基板 12 金属膜 13A 酸化膜 13B 酸化膜 14 薄膜 15 回路パターン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板の表面に形成された金属パター
    ンの表面のみならず、その側面をも酸化膜で被覆したこ
    とを特徴とするレチクル。
  2. 【請求項2】 透明基板の表面に形成された金属パター
    ンの表面のみならず、その側面をも酸化膜で被覆し、こ
    の酸化膜で被覆された前記金属パターン全体をカバーで
    覆い、その中に不活性ガスを充満させたことを特徴とす
    るレチクル。
  3. 【請求項3】 前記金属パターンの厚みを可能な限り厚
    くしたことを特徴とする請求項1または2に記載のレチ
    クル。
JP5410695A 1995-03-14 1995-03-14 レチクル Pending JPH08248618A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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