JPH09215776A - 不規則運動をするゴルフボール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロとアマチュアが一緒になって行なう「エ
キビジョン・ゲーム」の時、技術や経験などに全く左右
されず、ハンディキャップ無しで、意外性に飛んだゲー
ムを楽しめるように、非常に不規則な飛び方や転がり方
をするゴルフボールを提供する。 【解決手段】 〔図１〕では、ボールの中心でなく偏心
した位置に偏心センター（１）を設けて、成形製作す
る。〔図２〕では、ボールの形状をＡのような楕円形
や、Ｂのような四角形などの異形に成形製作する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は通常のゴルフのよ
うに技術と経験を競うのでなく、ベテランと初心者が混
合して楽しく平等に競う、「エキジビジョン・ゲーム」
用などに使うゴルフボールに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のゴルフボールは、重心が球の中心
にあって、形状も正確な球形のため、飛び方や転がり方
は比較的に規則的で、突風や小石などに当らない限り、
あまり不規則にはならなかった。そのため成績は殆んど
プレーヤの技術と経験で決まった。それでプロ、アマ合
同で、或いはベテランと初心者が入り混じって「エキジ
ビジョン・ゲーム」をする時などでは、ハンディキャッ
プを付けても、やはり大きな技術格差は隠しようがな
く、必らずしも楽しいゲームができない嫌いがあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、その欠点を
解決するため、故意にボールの飛び方や転がり方を非常
に不規則にする事によって、ゴルフ経験や技術とは技術
とは全く無関係にゲームを競うことが出来るようにする
事を課題として研究した。

【０００４】

【課題を解決するための手段】種々の試作とテストの結
果、ボールの動きを不規則にするために、一つは重心位
置を大きく偏心させる方法〔請求項１〕と、いま一つは
形状を正しい球形でなく、ラグビーボールのような楕円
形や、サイコロのような四角形などの異形にする方法
〔請求項２〕が、最も好適な手段である事を発見した。

【０００５】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例にもと
づき、図面にて説明する。〔図１〕は、重心を偏心させ
るため比重の重い硬質ゴム製などのセンターを適度に偏
心した位置に設けて、成形製作した実施例である。

【０００６】〔図２〕は、Ａのようなラグビー状の楕円
形や、Ｂのようなサイコロ状の四角形などの金型を使っ
て、成形製作した実施例である。

【０００７】

【発明の効果】本発明は以上のような構成のため、この
ゴルフボールの飛び方や転がり方は非常に不規則になっ
て殆んど予測不可能になるため、ゴルフ経験の長短や技
術の優劣や、或は体力などと全く無関係にプレーの結果
が出て、意外性のある大変に楽しい「エキビジョン・ゲ
ーム」が実現できる効果がある。なお、参考に付記する
と、このボールを使った実際のゲーム方式は次記のよう
なものになる。主に「エキビジョン・ゲーム」用の方式
として、従来のカップインさせる方式でなく、カップま
での近接距離を競う方式、いわゆる「ゾーンゴルフ」方
式が良いだろう。それはボールの転がり方が余り不規則
でカップイン困難なためである。また、ドライバーやア
イアンの強打が余り不規則に飛んでロストボールや危険
性が大きくなれば、これには従来通りのボールを使い、
グリーン上のパッティングのみ本発明のボールを使う併
用式を考えれば良いだろう。

【図面の簡単な説明】

【図１】〔請求項１〕の場合の断面図である。

【図２】〔請求項２〕の場合の断面図である。具体的な
形状としてＡ、およびＢなどがある。

【符号の説明】

（１）偏心センター （２）コアー （３）カバー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ボールの重心位置が大きく偏心している
   ため、非常に不規則な飛び方や転がり方をするゴルフボ
   ール
2. 【請求項２】 ボール形状が正しい球形でなく、ラグビ
   ーボールのような楕円形やサイコロのような四角形など
   の異形をしているため非常に不規則な飛び方や転がり方
   をするゴルフボール