JP2529246Y2 - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

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JP2529246Y2
JP2529246Y2 JP1989065954U JP6595489U JP2529246Y2 JP 2529246 Y2 JP2529246 Y2 JP 2529246Y2 JP 1989065954 U JP1989065954 U JP 1989065954U JP 6595489 U JP6595489 U JP 6595489U JP 2529246 Y2 JP2529246 Y2 JP 2529246Y2
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golf ball
present
golf
ball
center
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昌夫 山田
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TAMAPACK Co.,Ltd.
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はゴルフボールに係り、特にフルショットした
場合でも飛距離が延びないようにしたゴルフボールに関
する。
〔従来技術及びその問題点〕 従来ゴルフボールは飛距離を延ばすことを目標に改良
を重ね、ゴルフボールの材質を変えたり、積層構造にし
たり、表面に小弧面状の凹部を多数設ける等種々の工夫
を凝らしていた。
しかし、そうした従来の飛距離の延びるゴルフボール
をゴルフ場のコースで使用してプレーをすると、飛距離
が延びすぎるためミスショットも大きなものとなりアウ
トオブバウンズにボールが飛び込んだりロストボールと
なることもしばしば起きる。また、ゴルフ場としてはか
なり広大な土地が必要になり、そうした広大な土地を要
するゴルフ場の建設は都市部においては、ほとんど実現
不可能となっている。そのため、ゴルフ愛好者は郊外の
ゴルフ場に出向くことが多い。しかしながら、一方では
もっと近所で手軽にゴルフを楽しみたいという要望も強
い。
〔考案の目的〕
本考案は前記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
り、ミスショットが大きなものとならず、しかも、従来
のゴルフ場と比較して縮小したゴルフ場にてショット感
覚が従来のゴルフボールと全く同じ感覚のフルショット
でプレーが楽しめる飛距離を抑制し得るゴルフボールを
提供することを目的とする。
〔考案の要点〕
上記目的は本考案によれば、少なくとも表面部、中層
部及び中心部により形成されたゴルフボール体を有し、
前記中層部は比重の大きな軟質材料で形成し、前記中心
部は空洞に形成し、且つ、前記中心部の空洞から前記表
面部の開口へ抜ける6本の貫通孔を形成すると共に各貫
通孔の側壁は前記表面部の開口から前記中心部の空洞に
近付くにつれて拡がるテーパ面に形成したことを特徴と
するゴルフボール。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
第1図は本考案のゴルフボールの正面図であり、第2
図は本考案のゴルフボールを示す断面図である。
また第3図は本考案のゴルフボールの内部構造を示す
一部切欠き斜視図である。
これらの図面を参照して、ゴルフボール1は直径及び
重量が次のごとくに設定される。
直径はスモール(イングリッシュサイズ=4.1cm)以上
ラージ(アメリカンサイズ=4.3cm)以下の範囲にあ
り、また重量は1.6オンス(46g)以内の範囲にある。こ
れは公式ボールの直径及び重量の範囲とほぼ同じであ
る。該ゴルフボール1の三方の直径軸に貫通孔2をそれ
ぞれ形成してあり、該貫通孔2はそれぞれ該ゴルフボー
ル1の中心部で互いに直交するように形成してある。し
たがって該ゴルフボール1の表面上には合計6ヵ所の貫
通孔2の開口が臨んでいる。
前記ゴルフボール1のボール体は中層部4を表面部3
で包囲して形成してあり、前記中層部4の中心部5は空
胴に形成している。そして、前記表面部3は公式のゴル
フボールと同一の硬質プラスチックで形成してある。ま
た、前記中層部4は例えば比重が大きなゴムまたは軟質
プラスチック等で形成してあり、前記貫通孔2の側壁は
表面部3から中心部5の空洞に近付くにつれて次第に拡
がるテーパ面に形成している。
而して、上記構成のゴルフボール1を不図示のゴルフ
クラブでフルショットした際に滑空中にあるゴルフボー
ル1の表面上を急激に流れる空気(以下高圧空気)に対
し、前記ゴルフボール1の中心部5内にある空気は流動
せずに一定圧の状態になっている。また、前記ゴルフボ
ール1がいかなる向きになってもその進行方向を向く半
球面には前記6個の貫通孔2のいずれかが位置する。こ
のため前記ゴルフボール1の表面上にある高圧空気と前
記ゴルフボール1内の空気との間で圧力差を生じ、前記
貫通孔2を介して前記高圧空気が前記ゴルフボール1内
に流入する。該流入した前記高圧空気が該ゴルフボール
1内に充満し圧縮され、前記高圧空気が流入した前記貫
通孔2以外の貫通孔2を通って該ゴルフボール1の外部
に流出される。該高圧空気が前記ゴルフボール1内への
流入、流出を行う過程において前記滑空中のゴルフボー
ル1の運動エネルギーが消耗され飛距離が縮まる。
第4図は本考案のゴルフボールと従来のゴルフボール
との飛距離を比較したことを示す図である。
同図において、例えばティーアップした従来のゴルフ
ボール6をウッド7でフルショットした場合、飛距離は
距離Lまで延びていた。
しかし、本考案のゴルフボール1によると前記中間層
が例えば比重が大きくかつ軟質の組成物で構成されてい
るためフルショットの際の衝撃をまず前記中間層が吸収
し、次に該ゴルフボール1に形成された貫通孔により前
記のごとく滑空中の該ゴルフボール1の運動エネルギー
を消耗して、飛距離は従来のゴルフボール6と比較して
距離L′に大幅に縮まってしまう。
さらに前記ウッド7でのフルショット以外にも不図示
のアイアンでも同様に従来のゴルフボールと比較して飛
距離が大きく縮まる。
第5図は本考案のゴルフボールと従来のゴルフボール
のパッティング距離を比較したことを示す図である。
同図において、本考案のゴルフボール1をパター8で
パットした場合、前記中間層の材質が従来のゴルフボー
ル6と比較して軟質材料であるもののウッドやアイアン
によるフルショットと異なりパットの際の衝撃が小さ
い。このため該衝撃を前記中間層が吸収してもパット後
の前記本考案のゴルフボール1の滑走距離L′は従来の
ゴルフボール6の滑走距離Lと比較しても大きな差はな
く、不図示のグリーン上を、ほぼ同じ距離の滑走を行
う。また前記本考案のゴルフボール1は地面又はグリー
ン上を滑走するため貫通孔から流入、流出する空気によ
る前記ゴルフボール1の運動エネルギーの消耗は無視し
てよい位に小さいものである。
上記本考案のゴルフボール1はディーグランド上での
ウッド及びフェアウェイ上でのアイアンによるフルショ
ットでは従来のゴルフボール6とショット時の手応えは
おのおのゴルフボールの重量が同じであるため同様な感
覚が得られるが、本考案のゴルフボール1の場合、中間
層の材質及び貫通孔を有する構成により飛距離が縮ま
る。また、グリーン上でのパットでは従来のゴルフボー
ル6と手応えが同じばかりか滑走距離はほぼ同じであ
る。
なお、本考案のゴルフボール1の中間層を単層以外に
も積層に構成してもよい。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、本考案によれば飛距離が
延びないために大きなミスショットが減少し、アウトオ
ブバウンズやロストボールも減り、ミスショットにより
余計に歩き回ることもなく、しかも従来のゴルフボール
をショットするのと同じショット感覚が得られる。さら
に、本考案のゴルフボールを使用してプレーするゴルフ
場は従来のゴルフ場と比べて縮小することができ、これ
によりゴルフ場建設のための土地を広く必要とすること
がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のゴルフボールの正面図、 第2図は本考案のゴルフボールを示す断面図、 第3図は本考案のゴルフボールの内部構造を示す一部切
欠き斜視図、 第4図は本考案のゴルフボールと従来のゴルフボールと
の飛距離を比較したことを示す図、 第5図は本考案のゴルフボールと従来のゴルフボールの
パッティング距離を比較したことを示す図である。 1……ゴルフボール、2……貫通孔、3……表面部、4
……中層部、5……中心部、6……従来のゴルフボー
ル、7……ウッド、8……パター.

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも表面部、中層部及び中心部によ
    り形成されたゴルフボール体を有し、前記中層部はゴム
    または軟質プラスチック等の軟質材料で形成し、前記中
    心部は空洞に形成し、且つ、前記中心部の空洞から前記
    表面部の開口へ抜ける6本の貫通孔を形成すると共に各
    貫通孔の側壁は前記表面部の開口から前記中心部の空洞
    に近付くにつれて拡がるテーパ面に形成したことを特徴
    とするゴルフボール。
JP1989065954U 1989-06-06 1989-06-06 ゴルフボール Expired - Lifetime JP2529246Y2 (ja)

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