JPH0545330Y2 - - Google Patents

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JPH0545330Y2
JPH0545330Y2 JP17564486U JP17564486U JPH0545330Y2 JP H0545330 Y2 JPH0545330 Y2 JP H0545330Y2 JP 17564486 U JP17564486 U JP 17564486U JP 17564486 U JP17564486 U JP 17564486U JP H0545330 Y2 JPH0545330 Y2 JP H0545330Y2
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golf ball
golf
official
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surface layer
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Golf Clubs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、ゴルフボールに係り、特に従来のド
ライバー等のゴルフクラブによるフルシヨツトで
公式ゴルフボールの約1/2の飛距離が得られ、該
公式ゴルフボールと同一直径、同一重量で、同一
のアプローチ及びパツテイング感覚が得られるよ
うにした新規なゴルフボールに関する。
従来技術 ゴルフは、従来広大な敷地(約70万m2=20数万
坪)を必要とするスポーツであり、公式のゴルフ
コースは一定の広さと長さを有するものでなけれ
ばならない。このためゴルフを楽しむための費用
も必然的に高額となり、ゴルフをより一層大衆化
するためにはゴルフ場の広さと規模が大きな障害
となつている。
そこで本願考案者は、このゴルフ場の規模を従
来の1/2程度(約33万m2=10万坪)に縮小して、
安価にゴルフが楽しめ、しかもアプローチやグリ
ーン上におけるパツテイング等は公式のゴルフと
全く同一感覚でプレーできるゴルフ場を作る必要
があると考えるに至つた。
しかし、そのためには従来のドライバー等のゴ
ルフクラブによるフルシヨツトで公式ゴルフボー
ルの約1/2(100m程度)の飛距離を持ち、かつ直
径及び重量が公式ゴルフボールと同一で同一のア
プローチ及びパツテイング感覚が得られるゴルフ
ボールを実現させなければならないが、従来技術
では「いかに飛距離を伸ばすか」にのみ努力が払
われていたため、このようなゴルフボール(軟質
ゴルフボール)は実用化できなかつた。
また特開昭110144号明細書(特公昭9−4119)
には、高圧液ヲ充填シタル「ゴルフボール」が開
示されているが、該従来例は、公式ゴルフボール
の飛距離をより伸ばすことを目的としたものであ
り、本願考案とは全く逆のことを目的としたもの
である。またゴルフボールの内部をその円周方向
に4分割した空所と、該空所を連通させる小孔を
設け、かつ各空所には高圧の液体を充填している
点で構成が全く異なり、この構成では考案の目的
通りゴルフボールの飛距離を伸ばすことはできて
も、該飛距離を公式ゴルフボールの約1/2を縮め
ることは絶対にできないという欠点があつた。ま
た内部に高圧の液体が充填されているので、もし
ゴルフボールに亀裂が入つた場合には、容易にこ
れが破裂して外部に飛散し、ゴルフアーにとつて
危険であるという欠点があり、実用化は到底でき
ないものであつた。
目 的 本考案は、上記した従来技術の欠点を除くため
になされたものであつて、その目的とするところ
は、従来の公式ゴルフボールと同一直径、同一重
量でありながら、その内部構造を表層部、中間層
部及び中心部の3つの層に分割し、軟質の中間層
部が衝撃を吸収する構造とすることによつて従来
のドライバー等のゴルフクラブによるフルシヨツ
トで公式ゴルフボールの約1/2(100m程度)の飛
距離しか得られないゴルフボールであつて、しか
もアプローチ及びパツテイング感覚は公式ゴルフ
ボールと何ら変わなないゴルフボール(軟式ゴル
フボール)を得ることであり、またこれによつて
ゴルフコースの長さを従来の公式コースの約1/2
に短縮し、ゴルフ場の規模を同様に約1/2に縮小
しても十分にゴルフが楽しめるようにし、ゴルフ
に要する費用を低減させ、ゴルフをより多くの人
が健全なスポーツとして楽しむことができるよう
にすることである。
構 成 要するに本考案は、直径が41.15mm乃至42.67mm
の範囲に、重量が44.50g乃至45.92gの範囲に夫々
設定されると共に、表層部、中間層部及び中心部
に3分割され、前記表層部はゴムと充填剤とを含
む公式のゴフルボールと同一の組成物で構成さ
れ、前記中間層部は前記表層部の組成物よりも比
重が小さくかつより軟質の組成物で構成され、前
記中心部は前記表層部の組成物よりも比重が大き
くかつより硬質の組成物で構成されたことを特徴
とするものである。
以下本考案を図面に示す実施例に基いて説明す
る。第1図及び第2図において、本考案に係るゴ
ルフボール1は、直径が従来の公式ゴルフボール
の直径の範囲、即ち41.15mm乃至42.67mmの範囲
に、重量が従来の公式ゴルフボールの重量の範
囲、即ち44.50g乃至45.92gの範囲に夫々設定され
ており、表層部1a、中間層部1b及び中心部1
cに3分割され、表層部1aはゴムと充填剤とを
含む公式ゴルフボールと同一の組成物で構成さ
れ、中間層部1bは表層部1aの組成物よりも比
重が小さくかつより軟質の組成物で構成され、中
心部1cは表層部1aの組成物よりも比重が大き
くかつより硬質の鉄、鉛等の組成物で構成されて
いる。
公式のゴルフボールの組成物としては、従来か
ら種々の組成、配合率等が周知であり、例えば特
公昭52−31772に開示されているように、トーナ
メントや競技に使用するゴルフボールは耐久性、
飛行性並びに競技性能に関し高度の品質が必要で
あり、これらのボールは一般に液体を充填したゴ
ム芯に、良質の糸ゴムを高伸張させて巻きしめ、
バラタ、ガツタパーチヤ、合成バラタ等を主成分
とするカバー外被で被覆した後ポリウレタン塗料
を塗布して完成するものである。また一体成型式
ゴルフボールとしては、特公昭52−32290に開示
されているように、高分子重合体、一般には各種
の合成ゴム、例えばポリブタジエン、ポリイソプ
レン及びブタジエンースチレンコポリマー、及び
充填剤、例えばシリカ、珪酸カルシウム、珪酸ア
ルミニウム、酸化亜鉛、二酸化チタン、炭酸カル
シウム、カーボンブラツクなどの無機室、を含む
一体成型式ゴルフボールが知られている。
要するに本考案ゴルフボール1の表層部1aに
は、上記のような従来周知の公式ゴルフボールに
使用されている組成物を適宜選択して用いればよ
い。
また、従来の公式ゴルフボールと同一のアプロ
ーチ感覚及びパツテイング感覚を得るためには、
表層部1aの重量と中間層部1b及び中心部1c
の合計重量が、公式ゴルフボールの重量と等しく
なければならない。従つて中間層部1bを構成す
る組成物の比重は、中心部1cの比重が表層部1
aの比重より大きいため、表層部1aの比重より
も小さくなければならない。このように、中間層
部1bの組成物の比重を表層部1aの比重よりも
小さくするためには、表層部が一般的に合成ゴム
を組成物としているのであるから、それ以下の比
重の組成物を用いればよく、例えば合成ゴムや生
ゴムよりも密度が小さく粗な物質である従来周知
のスポンジや発泡樹脂等を適宜選択して用いるこ
とができる。
本考案に係るゴルフボール1は、上記のように
従来の公式ゴルフボールのフルシヨツト時におけ
る飛距離の約1/2の飛距離(100m程度)が得られ
るように構成され、飛距離のでるゴルフクラブで
いかに強烈なフルシヨツトを行つたとしてもそれ
以上の飛距離は得られないように構成されてい
る。
作 用 本考案は、上記のように構成されており、以下
その作用について説明する。本考案に係るゴルフ
ボール1は、表層部1aが従来の公式ゴルフボー
ルで使用されているソリツドボールを構成するも
のと同一の組成物で構成され、また中間層部1b
は表層部1aよりも硬度が小さい組成物であつ
て、表層部1aの組成物よりも比重の小さい組成
物で構成されているため、第3図に示すように、
ゴルフクラブ2によつてゴルフボール1をフルシ
ヨツトした場合には、その衝撃力が表層部1aの
みでは吸収しきれず、これが中間層部1b及び中
心部1cにも及ぶため、打つた瞬間にゴルフボー
ル1全体が従来の公式ゴルフボールよりも大き
く、特に軟質の中間層部1bが大きく変形してフ
ルシヨツト時の衝撃が吸収され、初速が約1/2と
なる。このため同図に示すように、フルシヨツト
時における最大飛距離Lは従来の公式ゴルフボー
ル10の200m程度の約1/2、即ち100m程度とな
る。このためドライバー等のゴルフクラブ2を使
用してフルシヨツトを行つても、本考案に係るゴ
ルフボール1はその飛距離が約1/2となるため、
必然的にゴルフコースの長さは従来のゴルフコー
スの1/2でよいことになる。
また9番アイアン等でピツチングを行つた場合
には、そのシヨツト時の衝撃があまり大きくない
ため、そのほとんどが表層部1aで吸収され、こ
の結果従来の公式ゴルフボール10をピツチング
したと同様なアプローチ感覚が得られる。
また第4図に示すように、パター3によつて本
考案に係るゴルフボール1をパツテインググリー
ン(図示せず)上においてパツテイングした場合
には、ピツチングにおけるよりも更にその衝撃が
小さいので、その衝撃は表層部1aのみで吸収さ
れるため、従来の公式ゴルフボール10における
パツテイング感覚と全く同一の感覚でパツテイン
グを行うことができる。従つてグリーン上におけ
るプレーは従来の公式ゴルフボール10は使用し
たと全く同一の感覚で楽しむことができ、何ら違
和感がないのである。なお同じ強さでパツテイン
グを行つた場合、本考案のゴルフボール1はその
硬さが全体として軟かい分だけ従来の公式ゴルフ
ボール10に比べて到達距離lがわずかに短くな
ることもあり得るが、実用上問題はない。
効 果 本考案は、上記のような従来の公式ゴルフボー
ルと同一直径、同一重量でありながら、その内部
構造を表層部、中間層部及び中心部の3つの層に
分割し、軟質の中間層部が衝撃を吸収する構造と
したので、従来のクラブによるフルシヨツトで公
式ゴルフボールの約1/2(100m程度)の飛距離し
か得られないゴルフボールであつて、しかもアプ
ローチ及びパツテイング感覚は従来の公式ゴルフ
ボールと何ら変わらないゴルフボールを提供する
ことができる効果がある。またゴルフコースの長
さを従来の公式コースの約1/2に短縮し、ゴルフ
場の規模を同様に約1/2に縮小しても充分にゴル
フが楽しめるようになり、ゴルフに要する費用を
低減させ、ゴルフをより多くの人々が健全なスポ
ーツとして楽しめるようにすることができる効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例に係り、第1図はゴルフ
ボールの斜視図、第2図はゴルフボールの内部構
造を示す部分破断斜視図、第3図はゴルフボール
をフルシヨツトした場合の飛距離を従来の公式ゴ
ルフボールと比較して示す説明図、第4図はパツ
テイング状態を示す説明図である。 1はゴルフボール、1aは表層部、1bは中間
層部、1cは中心部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直径が41.15mm乃至42.67mmの範囲に、重量が
    44.50g乃至45.92gの範囲に夫々設定されると共
    に、表層部、中間層部及び中心部に3分割され、
    前記表層部はゴムと充填剤とを含む公式のゴルフ
    ボールと同一の組成物で構成され、前記中間層部
    は前記表層部の組成物よりも比重が小さくかつよ
    り軟質の組成物で構成され、前記中心部は前記表
    層部の組成物よりも比重が大きくかつより硬質の
    組成物で構成されたことを特徴とするゴルフボー
    ル。
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