JPH09140845A

JPH09140845A - ドリームゴルフ用具

Info

Publication number: JPH09140845A
Application number: JP7325200A
Authority: JP
Inventors: Yoshikatsu Shirai; 義勝白井; Hidenari Watanabe; 秀成渡邊
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-11-20
Filing date: 1995-11-20
Publication date: 1997-06-03

Abstract

(57)【要約】【課題】老若男女や健常者・身障者を問わずゴルフ同
様の楽しさを味わうことのできる夢のゴルフ（ドリーム
ゴルフ）を開発し、その用具を提供する。【解決手段】テニスボール大のボールと、該ボールの
２倍径以上のホールを有するターゲットと、該ターゲッ
トのホールの底部に嵌合できる受け皿の中央部に突設し
た筒体に下端を固定し、上端に旗を取付けたポールとを
備えてなり、ボールを手や足で転がしてコース上に置い
たターゲットのホールに入れ、その転がし数の多少によ
って勝敗を争うとともに、ホールに入れたボールをポー
ルを抜くことにより簡単に取出せるように構成してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、いつでも、どこで
も、誰でもできる新規なドリームゴルフゲームに使用す
るドリームゴルフ用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般にゴルフはゴム製の小さな硬いボー
ルをクラブで打ち、コース上の１８若しくはそれ以上の
ホール（穴）に順次入れ、打数の多少によって勝敗を争
うスポーツである。このスポーツはコースを歩くことが
中心であって、激しい運動ではないことから、年齢や体
力にかかわらず楽しめること、ハンディキャップの導入
により初心者もベテランもゲームに参加できるなどの長
所があることから広く普及した。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴルフ
は広大なコース（全長６Ｋｍ以上ある）を必要とし、ゴ
ム製の小さな硬いボールを金属または木製のクラブで叩
いて遠くへ飛ばすことに醍醐味があることから、いつで
も、どこでも、だれでもできるスポーツとは一概には言
えなかった。

【０００４】本発明は上記の点に鑑み、庭先のような狭
い場所でも小学校の校庭や公園などのある程度の広さが
ある場所でもコースになり、しかも老若男女や健常者・
身障者を問わずゴルフ同様の楽しさを味わうことのでき
る夢のゴルフ（ドリームゴルフ）を開発し、その用具を
提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、テニスボール大のボールと、該ボールの
２倍径以上のホールを有するターゲットと、該ターゲッ
トのホールの底部に嵌合できる受け皿の中央部に突設し
た筒体に下端を固定し、上端に旗を取付けたポールとを
備えてなり、ボールを手や足で転がしてコース上に置い
たターゲットのホールに入れ、その転がし数の多少によ
って勝敗を争うとともに、ホールに入れたボールをポー
ルを抜くことにより簡単に取出せるように構成してい
る。

【０００６】また、請求項２に記載の発明は、前記ター
ゲットが、頂面にホールを設けた緩い斜面の山状のもの
にし、手や足でボールを転がして斜面をかけ上げさせて
ホールインさせる、或る程度の困難性によりゲームの面
白さが醸し出せるように構成している。

【０００７】さらに、請求項３に記載の発明は、前記タ
ーゲットが、少なくとも２つに縦割りできるようにし、
小さくして何処にでも持ち運んだり、保管できるように
構成している。

【０００８】さらにまた、請求項４に記載の発明は、前
記ポールが、少なくても幼児の目の高さ以上にし、大人
でも車椅子に乗った人でもポールが抜き易く、しかも幼
児がターゲットに乗って遊んだとしても目を刺すような
危険が一切ないように構成している。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明を添付の図面に基づ
いて説明する。図において、１はボールで、該ボール１
はテニスボール（直径約６．５ｃｍ）の大きさが好まし
い。具体的には中古のテニスボールをスプレーで赤、
黄、緑などに着色している。テニスボールは軽柔で扱い
易い点で好ましいが、硬いゲートボール用の球を利用し
てもよい。

【００１０】２はターゲットで、該ターゲット２は緩い
斜面を持つ山形状に形成され、頂面３にボール１の直径
の２倍以上の直径をもつホール４を有している。これは
競技者（通常四人一組）の総てのボール（４個）が同時
収容できること、ホールインの確率を高めるために有効
である。具体的にはターゲット２は裾径Ｌ₁＝１１０ｃ
ｍ、高さ＝１２．５ｃｍ、頂面径Ｌ₂＝３６ｃｍ、ホー
ル径Ｌ₃＝２０ｃｍに形成されている。勿論、上記数値
はこれに限定する趣旨ではない。

【００１１】前記ターゲット２の頂面３の外縁３ａと内
縁（ホール上縁）３ｂとの間には環状テーブル部５が形
成されている。該環状テーブル部５は図３の如く、中央
に向かって下がり傾斜になっている。即ち、投げたり蹴
ったりしたボール１がホールインの方向にキックし易く
するためである。

【００１２】前記ターゲット２は鉄板等の金属板或いは
プラスチックで形成されている。該ターゲット２は持ち
運び易くするため、あるいは小さくして保管できるよう
にするために、図２の如く２つに縦割りになっている。
各縦割り体２ａ、２ｂはその突き合わせ面６ａ、６ｂに
突片７ａ、７ｂを設け、該突片７ａ、７ｂに開けた小孔
７ａ′、７ｂ′に通したボルトとナットで固定するか、
突片７ａ、７ｂに図示しない雄雌結合手段を形成して嵌
合固定できるようにしても良い。また、２つ縦割りには
限定されず、３つ割りでも４つ割りでも可能である。

【００１３】なお、図示していないが、ターゲット２は
これを折り畳み式にして持ち運び易くしてもよい。例え
ば、番傘のように窄められる構造にしたり、カメラのス
トロボの反射傘のように円周方向にスライドさせて折り
畳める構造にしてもよい。

【００１４】８は前記ホール４の底に嵌合できる受け
皿、９はポールである。ポール９は前記受け皿８の中央
部に突設した筒体８ａに下端をピン８ｂにて貫通固定さ
れ、上端に旗１０を取付けている。前記受け皿８は図１
の如くインボールを回収する役目と、ポール９を直立さ
せる役目とがある。従って、これらの役目が果たせるな
らば、針金を材料にして籠状に編んだものでも、プラス
チックで籠状に成形したものであってもよい。

【００１５】前記ポール９に旗１０を取付けたのはター
ゲット（目標）を明確にするため及び本物のゴルフの雰
囲気を醸すためである。該ポール９は少なくとも幼児の
目の高さ以上、具体的には６５ｃｍ以上あることがよ
い。大人が立ったまま或いは車椅子の者が容易にポール
９を把持できるようにため、及び幼児がターゲット２に
登って遊んでも目を刺す危険がないようにするためであ
る。

【００１６】次に、コース作りについて説明する。ま
ず、例えば、校庭などに図４の如きコースａを作る。コ
ースａは場所の広狭により３ホール、５ホール、７ホー
ル、９ホールとするが、図の場合には７ホールを示して
いる。

【００１７】各ホールにはスターティングスクエア（又
はスターティングサークル）ｂを置くとともに、スター
ティングスクエアｂから最短１０〜１２ｍ、最長２０〜
２５ｍの位置に、本願ターゲット２を置く。そして距離
の合計は、３ホールでは５０ｍ、５ホールでは８５ｍ、
７ホールでは１５０ｍ、９ホールでは２００ｍ以内を目
安とする。この場合、スターティングスクエアｂの近傍
に何番ホールかを示す標識ｃを設け、パーの数と距離を
同時に表示するとよい。

【００１８】また、各ホールはそのエリアを示す境界線
ｄを設けるとよい。隣接ホールのプレーヤーと交錯した
り、ボールが混同したりすることが避けられるし、境界
線ｄから出たボールの扱い（例えば、１ペナルティ或い
は２ペナルティ）を決めることにより本物のゴルフによ
り近づけ得るからである。

【００１９】さらに、各ホール内にバンカー、植木、池
などの障害物ｅを置いて難度を高めることも楽しさを倍
増させることとなる。なお、同時に図示の如く練習コー
ス若しくは初歩コースｆを設けておくとよい。

【００２０】次いで、競技方法について説明する。一組
の人数は特に定めないが、通常、四人一組とする。競技
の開始（スタート）の順番はクジかジャンケンで決め
る。スタート（第１投ないし第１蹴）は両足共スターテ
ィングスクエアｂ内に着地し、ボール１を下手投か、足
で蹴って転がす。

【００２１】第２投目（第２蹴目）以降はターゲット２
から最も遠い者から先に行い（遠球先投）、ターゲット
２の頂面３に設けたホール４にボール１をホールインさ
せて終了する。そして第１投からホールインまでの投げ
数ないし蹴り数（スコア）をスコア用紙にメモする。

【００２２】ボール１は一組の全員がホールイン（ホー
ルインとはホール４の中にボールが停止したときをい
う。）した後、競技者の一人がポール９を持ち上げるこ
とにより全員が同時にホールアウトする。しかして、１
番ホールをホールアウトし、２番ホール以降は前ホール
での最も少ないスコアの者からの順番でプレーを行うよ
うにする。その他、障害物内のボールの扱い、紛失した
ボールの扱い、誤球の扱いなど或いはマナーなども定め
られる。

【００２３】

【発明の効果】以上の如く、本発明は、テニスボール大
のボールと、該ボールの２倍径以上のホールを有するタ
ーゲットと、該ターゲットのホールの底に嵌合できる受
け皿の中央部に突設した筒体に下端を固定し、上端に旗
を取付けたポールと、を備えたことを特徴としているか
ら、これを用いることにより庭先から校庭や公園などに
自在にコースを作り、ゴルフプレーを楽しむことができ
る。しかも、テニスボール大のボールを使用すること、
ボールは手や足で転がすことを基本とすることから、老
若男女、健常者・身障者を問わず、いつでも、どこで
も、誰でもゴルフプレーを楽しむことができるという優
れた効果を奏するものである。

【００２４】また、請求項２に記載の発明は、前記ター
ゲットが、頂面にホールを設けた緩い斜面の山状のもの
としたから、手や足で転がして斜面をかけ上げてホール
インさせることに或る程度の困難性があり、面白さが倍
増するという効果を奏するものである。

【００２５】さらに、請求項３に記載の発明は、前記タ
ーゲットが、少なくとも２つに縦割りできるようになっ
ているから、小さくして何処にでも持ち運んだり、保管
できるという効果を奏するものである。

【００２６】さらにまた、請求項４に記載の発明は、前
記ポールが、少なくとも幼児の目の高さ以上になってい
るから、ホールアウトは大人でも車椅子に乗った人でも
楽にポールを抜くことができるし、幼児がターゲットに
乗って遊んだとしてもポールの先で目を刺す危険もない
などの優れた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本願ドリームゴルフ用具の外観斜視図である。

【図２】ターゲットの分割状態を示す斜視図である。

【図３】ターゲットの頂部に設けたホールと受け皿、受
け皿とポールとの関係を示す部分拡大断面図である。

【図４】ドリームゴルフコースを示す平面図である。

【符号の説明】１ボール２ターゲット３頂面３ａ外縁３ｂ内縁（ホール上縁）４ホール５環状テーブル部６突き合わせ面７ａ、７ｂ突片８受け皿９ポール１０旗ａコースｂスターティングスクエア（又はスターティングサー
クル）ｃ標識ｄ境界線ｅ障害物ｆ練習コース若しくは初歩コース

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】テニスボール大のボールと、該ボールの
２倍径以上のホールを有するターゲットと、該ターゲッ
トのホールの底に嵌合できる受け皿の中央部に突設した
筒体に下端を固定し、上端に旗を取付けたポールと、を
備えたことを特徴とするドリームゴルフ用具。
【請求項２】前記ターゲットが、頂面にホールを設け
た緩い斜面の山状のものである請求項１に記載のドリー
ムゴルフ用具。
【請求項３】前記ターゲットが、少なくとも２つに縦
割りできるようになっていることを特徴とする請求項１
又は２に記載のドリームゴルフ用具。
【請求項４】前記ポールが、少なくとも幼児の目の高
さ以上あることを特徴とする請求項１〜３のうちの１に
記載のドリームゴルフ用具。