JPH0921559A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機本体200 の前面に設けられていた
サービス情報を表示するための液晶表示部を廃止するこ
とによってコストを低減する。 【解決手段】 ワイヤレスリモートコントローラ100 の
液晶表示部２に空気調和機本体側のサービス情報表示機
能を付加し、空気調和機本体200 に制御プリント基板21
と連結された端子31を設けるとともにワイヤレスリモー
トコントローラ100 の本体１にその液晶表示部２と連結
された端子32を設ける。そして、サービス時にはアダプ
タ端子線30の両端30A 、30B を空気調和機本体100 の端
子31及びワイヤレスリモートコントローラ本体の端子32
に接続してサービス情報をワイヤレスリモートコントロ
ーラ100 の液晶表示部２に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はワイヤレスリモート
コントローラによって遠隔操作される空気調和機に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来のワイヤレスリモートコントローラ
の１例が図３に示されている。ワイヤレスリモートコン
トローラ100 の本体１の表面には液晶表示部２及び各種
操作ボタン３ないし10が配設されている。

【０００３】運転切換ボタン３はこれを押す度に冷房、
ドライ、送風、暖房、ファジィオートの順に切り換わ
る。温度設定ボタン４はその右側を押す度に室温の設定
温度が１℃づつ上昇し、左側を押す度に設定温度が１℃
づつ降下する。

【０００４】モード切換ボタン５はこれを押すとパワー
がワープ、自動、強、弱の順に切り換わる。風の流れボ
タン６はこれを押す度に風の流れが１／ｆ即ちゆらぎ、
自動、スイング、停止の順に切り換わる。入タイマーボ
タン７はこれを押す度に入タイマー、時計表示の順に切
り換わる。

【０００５】時分ボタン８は現在時刻及び入タイマー時
刻をセットするためのもので、その左側を押す度に時の
表示が１時間づつ進み、右を押す度に分の表示が１分づ
つ進む。お休みボタン９はこれを押す度にセット時間が
順次増大し、セット時間が経過すると空気調和機が停止
する。運転／停止ボタン10は停止時にこれを押すと運転
を開始し、運転中に押すと停止する。

【０００６】しかして、図２に示すように、ワイヤレス
リモートコントローラ100 の本体１を握持してその上端
面に設けられた発信部を空気調和機本体200 の前面に設
けられた受信部22に向けてボタン３ないし10を操作する
と、この操作に対応する信号が発信部から発信されて受
信部22に受信され、空気調和機本体200 内に設置された
制御プリント基板21に入力される。

【０００７】これによって、空気調和機は上記操作に対
応して運転制御され、かつ、運転操作状況がワイヤレス
リモートコントローラ100 の液晶表示部２に表示され
る。

【０００８】また、空気調和機本体200 の前面には液晶
表示部23が設けられ、この液晶表示部23は制御プリント
基板21と連結されていて、サービス時に空気調和機の故
障の種類、テスト結果、ユニット番号等のサービス情報
が表示されるようになっている。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気調和機
においては、空気調和機本体200 にサービス情報を表示
するための液晶表示部23を設けていたため、そのコスト
が嵩むという問題があった。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その特徴とすると
ころは、ワイヤレスリモートコントローラの液晶表示部
に空気調和機本体側のサービス情報表示機能を付加し、
空気調和機本体に制御プリント基板と連結された端子を
設けるとともに上記ワイヤレスリモートコントローラ本
体にその液晶表示部と連結された端子を設け、サービス
時にアダプタ端子線の両端を空気調和機本体に設けた端
子及びワイヤレスリモートコントローラ本体に設けた端
子に接続して上記サービス情報をワイヤレスリモートコ
ントローラの液晶表示部に表示可能としたことにある。

【００１１】

【発明の実施の形態】本発明の１実施形態が図１に示さ
れている。空気調和機本体200 にはアダプタ端子線30の
一端30A を接続するための端子31が設けられ、リモート
コントローラ100 の本体１にはアダプタ端子線30の他端
30B を接続するための端子32が設けられている。

【００１２】上記端子31はリード線34を介して制御プリ
ント基板21に接続され、端子32は液晶表示部２の一部に
形成されたサービス情報表示部33にリード線35を介して
接続されている。そして、空気調和機本体200 の液晶表
示部23は廃止されている。他の構成は図２及び図３に示
す従来のものと同様であり、対応する部材には同じ符号
を付してその説明を省略する。

【００１３】しかして、空気調和機の据え付け時、点検
整備時、故障発生時等のサービス時には、アダプタ端子
線30の一端30A を端子31に接続し、他端を端子32に接続
すると、制御プリント基板21はリード線34、端子31、ア
ダプタ端子線30、端子32、リード線35を介してサービス
情報表示部33に接続され、故障の種類、テスト結果、ユ
ニット番号等のサービス情報がサービス情報表示部33に
表示される。

【００１４】通常運転時にはアダプタ端子線30を端子3
1、32から取り外し、従来のものと同様ワイヤレスリモ
ートコントローラ100 の本体１を握持してその上端に設
けられた発信部を空気調和機本体200 の前面に設けられ
た受信部22に向けてボタン３ないし10を操作する。

【００１５】これによって、この操作に対応する信号が
発信部から発信されて受信部22に受信され、リード線36
を介して制御プリント基板21に入力され、空気調和機は
上記操作に対応して運転制御され、上記運転操作状況が
液晶表示部２に表示される。

【００１６】

【発明の効果】本発明においては、ワイヤレスリモート
コントローラの液晶表示部に空気調和機本体側のサービ
ス情報表示機能を付加し、空気調和機本体に制御プリン
ト基板と連結された端子を設けるとともにワイヤレスリ
モートコントローラ本体にその液晶表示部と連結された
端子を設けたため、サービス時にアダプタ端子線の両端
を空気調和機本体に設けた端子及びワイヤレスリモート
コントローラ本体に設けた端子に接続してサービス情報
をワイヤレスリモートコントローラの液晶表示部に表示
しうるので、サービス情報を表示するための液晶表示部
を空気調和機本体から廃止することができ、従って、そ
のコストを節減できる。また、サービス情報がワイヤレ
スリモートコントローラの液晶表示部33に表示されるの
で、これを容易に見ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の１実施形態を示す略示的構成図であ
る。

【図２】従来の空気調和機の略示的構成図である。

【図３】従来のワイヤレスリモートコントローラの正面
図である。

【符号の説明】

200 空気調和機本体 21 制御プリント基板 100 ワイヤレスリモートコントローラ １ 本体 ２ 液晶表示部 ３〜10 操作ボタン 30 アダプタ端子線 31、32 端子 33 サービス情報表示部 34、35、36 リード線

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 空気調和機本体に制御プリント基板を設
   け、運転操作状況を表示する液晶表示部を有するワイヤ
   レスリモートコントローラにより遠隔操作する空気調和
   機において、 上記ワイヤレスリモートコントローラの液晶表示部に上
   記空気調和機本体側のサービス情報表示機能を付加し、
   上記空気調和機本体に上記制御プリント基板と連結され
   た端子を設けるとともに上記ワイヤレスリモートコント
   ローラ本体にその液晶表示部と連結された端子を設け、
   サービス時にアダプタ端子線の両端を上記空気調和機本
   体に設けた端子及び上記ワイヤレスリモートコントロー
   ラ本体に設けた端子に接続して上記サービス情報を上記
   ワイヤレスリモートコントローラの液晶表示部に表示可
   能としたことを特徴とする空気調和機。