JPH0921528A - ガス溶接・溶断用安全器 - Google Patents
ガス溶接・溶断用安全器Info
- Publication number
- JPH0921528A JPH0921528A JP18766295A JP18766295A JPH0921528A JP H0921528 A JPH0921528 A JP H0921528A JP 18766295 A JP18766295 A JP 18766295A JP 18766295 A JP18766295 A JP 18766295A JP H0921528 A JPH0921528 A JP H0921528A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flow path
- valve body
- combustion gas
- flow
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Gas Burners (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 逆流と正常流状態の認知と正常流状態への復
帰操作が容易にできる溶接・溶断用安全器。 【解決手段】 第1流路8を有しトーチ側に接続される
筒状本体1と、筒状本体からそれと交差する方向に延び
その内部に第1流路に連通する第2流路9を有しガス供
給側に接続される筒状分岐体2と、第1流路内に往復動
可能に組込まれて第1流路を開閉する棒状の遮断弁体1
0と、第2流体に組込まれ逆流を阻止する逆止弁体17
と、第1流路に組込まれて逆火の通過を阻止するフィル
ター35を具備し、上記遮断弁体は第1ばね11の力で
開弁方向に付勢され逆に逆流弁で閉弁方向に付勢される
関係にあり、この遮断弁体は閉弁されると同時に、主と
して連結溝21と連結球23と拘束リング24で構成さ
れた拘束手段で自動的に拘束され、拘束リングの手動操
作でその拘束を解除して第1ばねで遮断弁体を開弁させ
る。
帰操作が容易にできる溶接・溶断用安全器。 【解決手段】 第1流路8を有しトーチ側に接続される
筒状本体1と、筒状本体からそれと交差する方向に延び
その内部に第1流路に連通する第2流路9を有しガス供
給側に接続される筒状分岐体2と、第1流路内に往復動
可能に組込まれて第1流路を開閉する棒状の遮断弁体1
0と、第2流体に組込まれ逆流を阻止する逆止弁体17
と、第1流路に組込まれて逆火の通過を阻止するフィル
ター35を具備し、上記遮断弁体は第1ばね11の力で
開弁方向に付勢され逆に逆流弁で閉弁方向に付勢される
関係にあり、この遮断弁体は閉弁されると同時に、主と
して連結溝21と連結球23と拘束リング24で構成さ
れた拘束手段で自動的に拘束され、拘束リングの手動操
作でその拘束を解除して第1ばねで遮断弁体を開弁させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス溶接・溶断用安
全器に関するものである。
全器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のガス溶接・溶断用の安全器とし
て、逆火を伴う燃焼ガスの逆流が生じた場合に、その逆
火の通過をフイルタ−で阻止し、流路を逆止弁体で遮断
してト−チ側から燃焼ガス供給側への逆流を阻止すると
共に流路を遮断弁体で遮断して燃焼ガス供給側からト−
チ側への正常流を阻止するものが知られている。
て、逆火を伴う燃焼ガスの逆流が生じた場合に、その逆
火の通過をフイルタ−で阻止し、流路を逆止弁体で遮断
してト−チ側から燃焼ガス供給側への逆流を阻止すると
共に流路を遮断弁体で遮断して燃焼ガス供給側からト−
チ側への正常流を阻止するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の安全器にお
いて、遮断弁体はその開弁位置にて拘束手段で拘束さ
れ、逆流圧でその拘束が解除されているので、2次3次
と逆火を伴う逆流が波状的に発生すると、その逆流圧で
遮断弁体がその都度開弁されて、燃焼ガスがその供給側
からト−チ側へ送られ、異常に高い圧力で生じるホ−ス
の裂目や切断された部分から火が吹くのを阻止できなく
なる恐れがあり、またその遮断弁体の開弁に伴って逆止
弁体が開弁され、燃焼ガスの混合ガスが供給タンク側に
逆流して爆発する恐れがある。
いて、遮断弁体はその開弁位置にて拘束手段で拘束さ
れ、逆流圧でその拘束が解除されているので、2次3次
と逆火を伴う逆流が波状的に発生すると、その逆流圧で
遮断弁体がその都度開弁されて、燃焼ガスがその供給側
からト−チ側へ送られ、異常に高い圧力で生じるホ−ス
の裂目や切断された部分から火が吹くのを阻止できなく
なる恐れがあり、またその遮断弁体の開弁に伴って逆止
弁体が開弁され、燃焼ガスの混合ガスが供給タンク側に
逆流して爆発する恐れがある。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解消して、
ホ−スの裂目や切断面から火が吹いたり、かつ供給タン
クが爆発したりする恐れを一層確実に阻止できて、溶接
・溶断作業上の安全性が高く、しかも安全器全体の構成
が簡単で、その取扱がきわめて容易にできるものを提供
するものである。
ホ−スの裂目や切断面から火が吹いたり、かつ供給タン
クが爆発したりする恐れを一層確実に阻止できて、溶接
・溶断作業上の安全性が高く、しかも安全器全体の構成
が簡単で、その取扱がきわめて容易にできるものを提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の安全器は、逆火の通過を阻止するフイルタ
−と、ト−チ側から燃焼ガス供給側への逆流を阻止する
逆止弁体と、燃焼ガス供給側からト−チ側への正常流を
阻止する遮断弁体を具備し、上記遮断弁体は主として環
状の連結溝とこの連結溝に係合する連結球とこの係合を
保持する拘束リングで構成された拘束手段で遮断位置に
て逆火逆流の発生と同時に自動的に拘束され、この拘束
にて逆止弁体をも閉弁位置に拘束される。上記遮断弁体
と逆止弁体の拘束解除は拘束リングに対する一押しの手
動操作にてなされる。
に、本発明の安全器は、逆火の通過を阻止するフイルタ
−と、ト−チ側から燃焼ガス供給側への逆流を阻止する
逆止弁体と、燃焼ガス供給側からト−チ側への正常流を
阻止する遮断弁体を具備し、上記遮断弁体は主として環
状の連結溝とこの連結溝に係合する連結球とこの係合を
保持する拘束リングで構成された拘束手段で遮断位置に
て逆火逆流の発生と同時に自動的に拘束され、この拘束
にて逆止弁体をも閉弁位置に拘束される。上記遮断弁体
と逆止弁体の拘束解除は拘束リングに対する一押しの手
動操作にてなされる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のガス溶接・溶断用安全器
は、直線状の筒状本体(1)と、この本体からそれと交
差する方向に延びる筒状分岐体(2)を具備している。
上記筒状本体(1)は、本体部分(3)と該本体部分に
ねじ(4)で接続された継手部分(5)で構成され、継
手部分(5)はその外周のおねじ(6)でト−チ(図示
略)側のホ−ス継手(図示略)に接続される。上記筒状
分岐体(2)は、本体部分(3)に一体に接続され、筒
状分岐体の一端の袋ナット(7)で燃焼ガス供給側の計
器(図示略)に接続される。
は、直線状の筒状本体(1)と、この本体からそれと交
差する方向に延びる筒状分岐体(2)を具備している。
上記筒状本体(1)は、本体部分(3)と該本体部分に
ねじ(4)で接続された継手部分(5)で構成され、継
手部分(5)はその外周のおねじ(6)でト−チ(図示
略)側のホ−ス継手(図示略)に接続される。上記筒状
分岐体(2)は、本体部分(3)に一体に接続され、筒
状分岐体の一端の袋ナット(7)で燃焼ガス供給側の計
器(図示略)に接続される。
【0007】筒状本体(1)はその本体部分(3)と継
手部分(5)に形成された燃焼ガス用の直線状の第1流
路(8)を有し、該流路(8)はト−チ側に連通してい
る。筒状分岐体(2)は第1流路(8)に連通する第2
流路(9)を有し、この流路(9)は燃焼ガス供給側に
連通している。
手部分(5)に形成された燃焼ガス用の直線状の第1流
路(8)を有し、該流路(8)はト−チ側に連通してい
る。筒状分岐体(2)は第1流路(8)に連通する第2
流路(9)を有し、この流路(9)は燃焼ガス供給側に
連通している。
【0008】第1流路(8)内には、棒状の遮断弁体(1
0)が組み込まれ、この遮断弁体(10)は第1流路(8)を
遮断する位置(後退位置)(図1)と開放する位置(前
進位置)(図2)の間を往復動する。遮断弁体(10)はさ
らに、その外周に第1圧縮コイルばね(11)が巻装され、
該ばね(11)の両端が遮断弁体(10)の肩部と流路(8)の
肩部に受け止められ、このばね(11)の力で流路(8)の
開放位置方向(矢印A方向)に常時付勢されている。
0)が組み込まれ、この遮断弁体(10)は第1流路(8)を
遮断する位置(後退位置)(図1)と開放する位置(前
進位置)(図2)の間を往復動する。遮断弁体(10)はさ
らに、その外周に第1圧縮コイルばね(11)が巻装され、
該ばね(11)の両端が遮断弁体(10)の肩部と流路(8)の
肩部に受け止められ、このばね(11)の力で流路(8)の
開放位置方向(矢印A方向)に常時付勢されている。
【0009】正常流状態(矢印A方向)においては、遮
断弁体(10)はばね(11)で流路(8)の開放位置に保持さ
れている(図1)。逆火を伴う異常に高い逆流(矢印B
方向)が発生すると、遮断弁体(10)は、その後端面(14)
が逆流圧を受けて、流路(8)を遮断する位置方向(矢
印B方向)にばね(11)に抗して移動され、遮断位置にて
後述の拘束手段で自動的に拘束される(図2)。拘束手
段の拘束が手動操作で解除されると、遮断弁体(10)は流
路(8)の開放位置にばね(11)で復帰する(図1)。
断弁体(10)はばね(11)で流路(8)の開放位置に保持さ
れている(図1)。逆火を伴う異常に高い逆流(矢印B
方向)が発生すると、遮断弁体(10)は、その後端面(14)
が逆流圧を受けて、流路(8)を遮断する位置方向(矢
印B方向)にばね(11)に抗して移動され、遮断位置にて
後述の拘束手段で自動的に拘束される(図2)。拘束手
段の拘束が手動操作で解除されると、遮断弁体(10)は流
路(8)の開放位置にばね(11)で復帰する(図1)。
【0010】筒状分岐体(2)の流路(9)内には、逆
流を阻止する手段が組み込まれている。この手段とし
て、ゴム製で環状の弁座(15)が流路(9)内に挿入され
て押えねじ(16)で固定され、弁座(15)に気密状に接触す
る逆止弁体(17)が流路(9)内に往復動可能に挿入され
ている。逆止弁体(17)は、該弁体と流路(9)の肩部と
の間に設けられた弱い第3圧縮コイルばね(19)で、弁座
(15)方向に常時付勢され、正常流圧と逆流圧がほゞ均衡
状態に近づいたとき、積極的に流路(9)を遮断して、
逆流による事故を防止する。
流を阻止する手段が組み込まれている。この手段とし
て、ゴム製で環状の弁座(15)が流路(9)内に挿入され
て押えねじ(16)で固定され、弁座(15)に気密状に接触す
る逆止弁体(17)が流路(9)内に往復動可能に挿入され
ている。逆止弁体(17)は、該弁体と流路(9)の肩部と
の間に設けられた弱い第3圧縮コイルばね(19)で、弁座
(15)方向に常時付勢され、正常流圧と逆流圧がほゞ均衡
状態に近づいたとき、積極的に流路(9)を遮断して、
逆流による事故を防止する。
【0011】燃焼ガスが供給されない状態においては、
逆止弁体(17)はばね(19)で弁座(15)に押しつけられて流
路(9)を閉じる。ガスが供給されると、逆止弁体(17)
は押し込まれて流路(9)を開き、ガスは逆止弁体(17)
の通気孔(20)を外側から内側に通過して流路(9)から
流路(8)に流出する。逆流が発生すると、その逆流圧
の高低のいかんにかかわらず、逆止弁体(17)は弁座(15)
に押しつけられて、流路(9)を閉じる。
逆止弁体(17)はばね(19)で弁座(15)に押しつけられて流
路(9)を閉じる。ガスが供給されると、逆止弁体(17)
は押し込まれて流路(9)を開き、ガスは逆止弁体(17)
の通気孔(20)を外側から内側に通過して流路(9)から
流路(8)に流出する。逆流が発生すると、その逆流圧
の高低のいかんにかかわらず、逆止弁体(17)は弁座(15)
に押しつけられて、流路(9)を閉じる。
【0012】遮断弁体(10)用の前記拘束手段は、遮断弁
体(10)に形成された環状の連結溝(21)と、筒状本体
(1)の本体部分(3)に環状に所定の間隔をあけて穿
設された複数個の保持孔(22)と、これらの保持孔内に充
填されてその一部が連結溝(21)に係合する連結球(23)
と、本体部分(3)の外周に往復動可能に嵌合されて連
結球(23)を連結溝(21)に係合させたり、その係合を解除
する拘束リング(24)と、この拘束リング(24)を連結球(2
3)と連結溝(21)の係合を保持する方向に付勢する第2圧
縮コイルばね(25)で構成されている。
体(10)に形成された環状の連結溝(21)と、筒状本体
(1)の本体部分(3)に環状に所定の間隔をあけて穿
設された複数個の保持孔(22)と、これらの保持孔内に充
填されてその一部が連結溝(21)に係合する連結球(23)
と、本体部分(3)の外周に往復動可能に嵌合されて連
結球(23)を連結溝(21)に係合させたり、その係合を解除
する拘束リング(24)と、この拘束リング(24)を連結球(2
3)と連結溝(21)の係合を保持する方向に付勢する第2圧
縮コイルばね(25)で構成されている。
【0013】燃焼ガスの正常流状態(矢印A方向)にお
いては、遮断弁体(10)はその連結溝(21)が連結球(23)と
の係合位置から外れて、流路(8)を開放する後退位置
にばね(11)で移動されている(図1)。この状態におい
て、遮断弁体(10)は、その先端(26)が本体部分(3)の
端面(27) 内に引き込んで、ガスの流れは正常流状態で
あることを示している。拘束リング(24)は、その内周面
の環状突起(28)の肩面(29)が連結球(23)に係合して、ば
ね(25)に抗して後退した拘束解除位置に制止されている
(図1)。
いては、遮断弁体(10)はその連結溝(21)が連結球(23)と
の係合位置から外れて、流路(8)を開放する後退位置
にばね(11)で移動されている(図1)。この状態におい
て、遮断弁体(10)は、その先端(26)が本体部分(3)の
端面(27) 内に引き込んで、ガスの流れは正常流状態で
あることを示している。拘束リング(24)は、その内周面
の環状突起(28)の肩面(29)が連結球(23)に係合して、ば
ね(25)に抗して後退した拘束解除位置に制止されている
(図1)。
【0014】ばね(11)の強さ次第では、逆火を伴わない
比較的低圧の逆流が発生した際には、遮断弁体(10)はそ
の後端面(14)が逆流圧を受けても、ばね(11)に抗して逆
流方向(矢印B方向)に前進することができず、流路
(8)を開放する位置(図1)に静止していて、逆止弁
体(17)のみが弁座(15)方向に移動して、流路(9)を閉
じる。逆火を伴う異常に高い圧力の逆流が発生すると、
逆止弁体(17)が弁座(15)に押しつけられて流路(9)を
閉じて逆流を阻止すると共に、遮断弁体(10)もばね(11)
に抗して逆流方向(矢印B方向)に前進し、遮断弁体(1
0)に固着されたゴム製の第1環状パッキング(30)が流路
(8)の壁面(31)に気密状に接触して流路(8)を閉
じ、逆流と正常流を阻止する。これにより、逆止弁体(1
7)と遮断弁体(10)で囲まれた流路(8),(9)の部分
のガスは密封状態となり、この密封圧が逆止弁体(17)を
弁座(15)に押しつけた状態に拘束する。
比較的低圧の逆流が発生した際には、遮断弁体(10)はそ
の後端面(14)が逆流圧を受けても、ばね(11)に抗して逆
流方向(矢印B方向)に前進することができず、流路
(8)を開放する位置(図1)に静止していて、逆止弁
体(17)のみが弁座(15)方向に移動して、流路(9)を閉
じる。逆火を伴う異常に高い圧力の逆流が発生すると、
逆止弁体(17)が弁座(15)に押しつけられて流路(9)を
閉じて逆流を阻止すると共に、遮断弁体(10)もばね(11)
に抗して逆流方向(矢印B方向)に前進し、遮断弁体(1
0)に固着されたゴム製の第1環状パッキング(30)が流路
(8)の壁面(31)に気密状に接触して流路(8)を閉
じ、逆流と正常流を阻止する。これにより、逆止弁体(1
7)と遮断弁体(10)で囲まれた流路(8),(9)の部分
のガスは密封状態となり、この密封圧が逆止弁体(17)を
弁座(15)に押しつけた状態に拘束する。
【0015】遮断弁体(10)が流路(8)を閉じる位置に
前進すると(矢印B方向)、該弁体の連結溝(21)が連結
球(23)の位置に達する(図2)。この際、拘束リング(2
4)は連結球(23)を連結溝(21)内に押し込みながらばね(2
5)で前進し(矢印B方向)、その内周面の環状突起(28)
の隆起平面(32)で連結球(23)を押えつけて、連結球(23)
と連結溝(21)の係合状態を保持する(図2)。遮断弁体
(10)はその先端(26)が本体部分(3)の端面(27) から
突き出て、異常に高い逆流圧が生じたことを示す。
前進すると(矢印B方向)、該弁体の連結溝(21)が連結
球(23)の位置に達する(図2)。この際、拘束リング(2
4)は連結球(23)を連結溝(21)内に押し込みながらばね(2
5)で前進し(矢印B方向)、その内周面の環状突起(28)
の隆起平面(32)で連結球(23)を押えつけて、連結球(23)
と連結溝(21)の係合状態を保持する(図2)。遮断弁体
(10)はその先端(26)が本体部分(3)の端面(27) から
突き出て、異常に高い逆流圧が生じたことを示す。
【0016】遮断弁体(10)が拘束手段で流路(8)の遮
断位置に拘束されると(図2)、遮断弁体(10)の後端面
(14)に作用する逆流圧が解消しても、逆止弁体(17)と遮
断弁体(10)間に密封されたガスの圧力は保持され、逆止
弁体(17)は遮断弁体(10)と同様に開かない。
断位置に拘束されると(図2)、遮断弁体(10)の後端面
(14)に作用する逆流圧が解消しても、逆止弁体(17)と遮
断弁体(10)間に密封されたガスの圧力は保持され、逆止
弁体(17)は遮断弁体(10)と同様に開かない。
【0017】逆流圧を解消させたのち、拘束リング(24)
を手でばね(25)に抗して(矢印A方向)に押し込むと、
その環状突起(28)の隆起平面(32)が連結球(23)から外れ
て連結球(23)に対する押圧力が解除される。その結果、
遮断弁体(10)はばね(11)で流路(8)の開方向(矢印
A)に後退され、逆止弁体(17)に対する密封圧も解消す
る。
を手でばね(25)に抗して(矢印A方向)に押し込むと、
その環状突起(28)の隆起平面(32)が連結球(23)から外れ
て連結球(23)に対する押圧力が解除される。その結果、
遮断弁体(10)はばね(11)で流路(8)の開方向(矢印
A)に後退され、逆止弁体(17)に対する密封圧も解消す
る。
【0018】逆流の発生を知らせる赤色の逆流マ−ク(3
3)を遮断弁体(10)の突き出る先端部(26)に設けたり、ま
た赤色の逆流マ−ク(34)を本体部分(3)の外周に設
け、このマ−ク(34)を拘束リング(24)の後退(矢印A方
向)で遮蔽し、前進(矢印B方向)で露出するようにす
れば、逆流の認知が一層容易となる。
3)を遮断弁体(10)の突き出る先端部(26)に設けたり、ま
た赤色の逆流マ−ク(34)を本体部分(3)の外周に設
け、このマ−ク(34)を拘束リング(24)の後退(矢印A方
向)で遮蔽し、前進(矢印B方向)で露出するようにす
れば、逆流の認知が一層容易となる。
【0019】筒状のフイルタ−(35)は、燃焼ガスの通過
は許すが逆火の通過は阻止するものであり、継手部分
(5)の筒部(36)内に受座(37)で組み込まれ、この受座
(37)の案内筒部(38)が遮断弁体(10)の後端部分(39)を往
復動可能に支持している。
は許すが逆火の通過は阻止するものであり、継手部分
(5)の筒部(36)内に受座(37)で組み込まれ、この受座
(37)の案内筒部(38)が遮断弁体(10)の後端部分(39)を往
復動可能に支持している。
【0020】受座(37)は、案内筒部(38)の他にその一端
に連設されたフランジ(40)と、そのフランジに連設され
た二つ割の軸部(41)を有する。フランジ(40)と交る案内
筒部(38)の角部は大径部(42)に形成され、この大径部(4
2)にフイルタ−(35)が嵌合し、大径部(42)に連らなる小
径部(43)とフイルタ−(35)の間に環状流路(44)が形成さ
れている。フイルタ−(35)は、一方の端面がゴム製の環
状パッキング(45)を介してフランジ(40)に突き当り、他
方の端面も同様のパッキング(46)を介して本体部分
(3)の流路(8)内の肩部(47)に突き当って、固定さ
れている。フイルタ−(35)と継手部分(5)の筒部分(3
6)の間にも環状の流路(48)が形成されている。受座(37)
の軸部(41)は継手部分(5)の小径の流路壁面(49)に嵌
合して、支持されている。
に連設されたフランジ(40)と、そのフランジに連設され
た二つ割の軸部(41)を有する。フランジ(40)と交る案内
筒部(38)の角部は大径部(42)に形成され、この大径部(4
2)にフイルタ−(35)が嵌合し、大径部(42)に連らなる小
径部(43)とフイルタ−(35)の間に環状流路(44)が形成さ
れている。フイルタ−(35)は、一方の端面がゴム製の環
状パッキング(45)を介してフランジ(40)に突き当り、他
方の端面も同様のパッキング(46)を介して本体部分
(3)の流路(8)内の肩部(47)に突き当って、固定さ
れている。フイルタ−(35)と継手部分(5)の筒部分(3
6)の間にも環状の流路(48)が形成されている。受座(37)
の軸部(41)は継手部分(5)の小径の流路壁面(49)に嵌
合して、支持されている。
【0021】正常流(矢印A方向)は、フイルタ−(35)
を内側から外側に通過し、フランジ(40)と遮断弁体(10)
の後端面(14)を経由して、継手部分(5)の端部(50)か
ら流出する。逆流(矢印B方向)は上記と逆の経路に流
れる。
を内側から外側に通過し、フランジ(40)と遮断弁体(10)
の後端面(14)を経由して、継手部分(5)の端部(50)か
ら流出する。逆流(矢印B方向)は上記と逆の経路に流
れる。
【0022】遮断弁体(10)は、前記ゴム製の第1環状パ
ッキング(30)の他に、ゴム製の第2環状パッキング(51)
が第1パッキング(30)と弁体(10)の連結溝(21)の間でか
つこの連結溝の近傍に取り付けられると共にゴム製の第
3環状パッキング(52)が第1パッキング(30)と弁体(10)
の後端(14)の間でかつ後端の近傍に取り付けられてい
る。第2パッキング(51)は、第2流路(9)に連通する
第1流路(8)の部分(53)と保持孔(22)間の筒状本体
(1)の第1流路(8)の壁面(54)に常時気密状に接触
して、ガスが筒状本体(1)と遮断弁体(10)の先端部分
(26)との嵌合面から漏れるのを阻止する。第3パッキン
グ(52)も案内筒部(38)の内壁面(55)に常時気密状に接触
して、ガスが案内筒部(38)と遮断弁体(10)の後端部分(3
9)との嵌合面から漏れるのを阻止すると共に正常流と逆
流のいずれのガスもフイルタ−(35)を通過するように受
座(37)のフランジ(40)と遮断弁体(10)の後端面(14)で円
滑に案内する。
ッキング(30)の他に、ゴム製の第2環状パッキング(51)
が第1パッキング(30)と弁体(10)の連結溝(21)の間でか
つこの連結溝の近傍に取り付けられると共にゴム製の第
3環状パッキング(52)が第1パッキング(30)と弁体(10)
の後端(14)の間でかつ後端の近傍に取り付けられてい
る。第2パッキング(51)は、第2流路(9)に連通する
第1流路(8)の部分(53)と保持孔(22)間の筒状本体
(1)の第1流路(8)の壁面(54)に常時気密状に接触
して、ガスが筒状本体(1)と遮断弁体(10)の先端部分
(26)との嵌合面から漏れるのを阻止する。第3パッキン
グ(52)も案内筒部(38)の内壁面(55)に常時気密状に接触
して、ガスが案内筒部(38)と遮断弁体(10)の後端部分(3
9)との嵌合面から漏れるのを阻止すると共に正常流と逆
流のいずれのガスもフイルタ−(35)を通過するように受
座(37)のフランジ(40)と遮断弁体(10)の後端面(14)で円
滑に案内する。
【0023】
【発明の効果】本発明の安全器は、上記のように、燃焼
ガス用の第1流路(8)を有しガス溶接または溶断用の
ト−チ側に接続される筒状本体(1)と、該筒状本体か
らそれと交差する方向に延びてその内部に上記第1流路
(8)に連通する燃焼ガス用の第2流路(9)を有し燃
焼ガス供給側に接続される筒状分岐体(2)と、上記第
1流路(8)内に往復動可能に組み込まれて第1ばね(1
1)の力で燃焼ガスの正常流方向に移動して第1流路
(8)を開放すると共に燃焼ガスの逆流方向の圧力を受
けてその方向に第1ばね(11)の力に抗して移動して第1
流路(8)を遮断する棒状の遮断弁体(10)と、該遮断弁
体を第1流路(8)の遮断位置に第1ばね(11)の力に抗
して拘束する拘束手段と、上記第2流路(9)内に組み
込まれて逆流を阻止する弁座(15)と逆止弁体(17)で構成
された逆止弁手段と、上記第1流路(8)内に組み込ま
れて燃焼ガスの通過は許容するが逆火の通過は阻止する
フイルタ−(35)を具備し、上記拘束手段は遮断弁体(10)
に設けられた環状の連結溝(21)と、筒状本体(1)に環
状に配置された保持孔(22)に充填されて上記連結溝(21)
と係合する連結球(23)と、上記筒状本体(1)の外周に
往復動可能に嵌合され第2ばね(25)の力で前進方向に移
動されて連結溝(21)と連結球(23)の係合を保持し手動操
作で第2ばね(25)の力に抗して後退方向に移動されて連
結溝(21)と連結球(23)の係合を解除し、その解除位置に
て連結球(23)で第2ばね(25)の力に抗して制止される拘
束リング(24)で構成されているので、2次3次と逆火を
伴う逆流が波状的に発生しても、遮断弁体(10)と逆止弁
体(17)は全く開弁されず、そのために燃焼ガスがその供
給側からト−チ側へ送られずホ−スの裂目や切断面が火
が吹くのを完全に阻止でき、また燃焼ガスが供給タンク
側に逆流しても爆発する恐れもなく、しかも安全器全体
の構成が簡単であり、また拘束リング(24)の一押し操作
で遮断弁体(10)を開弁位置に復帰させることができて、
その取り扱いがきわめて容易である。本発明の安全器
は、またその棒状の遮断弁体(10)が、第1ばね(11)の力
で燃焼ガスの正常流方向に移動して、第1流路(8)を
開放する位置に存する状態においては、その先端部分(2
6)が筒状本体(1)の端面(27) 内に引き込んで燃焼ガ
スが正常流状態であることを示し、燃焼ガスの逆流方向
の圧力を受けてその方向に第1ばね(11)の力に抗して移
動して第1流路(8)を遮断する位置に存する状態にお
いては、その先端部分(26)が筒状本体(1)の端面(2
7) 外に突き出て燃焼ガスが逆流状態であることを示す
ように構成されているので、正常流状態と逆流状態の認
知を簡単にすることができて、安心して作業を行うこと
ができる。本発明の安全器は、さらにまた逆流の発生を
知らせる逆流マ−ク(33,34) が、逆流状態において筒状
本体(1)の端面(27) から突き出る前記遮断弁体(10)
の先端部分(26)か、または正常流状態において拘束リン
グ(24)で遮蔽され逆流状態においては露出される筒状本
体(1)の外周部分のいずれか一方または双方に設けら
れているので、上記正常流状態と逆流状態の認知をより
一層簡単かつ確実にすることができて便利である。
ガス用の第1流路(8)を有しガス溶接または溶断用の
ト−チ側に接続される筒状本体(1)と、該筒状本体か
らそれと交差する方向に延びてその内部に上記第1流路
(8)に連通する燃焼ガス用の第2流路(9)を有し燃
焼ガス供給側に接続される筒状分岐体(2)と、上記第
1流路(8)内に往復動可能に組み込まれて第1ばね(1
1)の力で燃焼ガスの正常流方向に移動して第1流路
(8)を開放すると共に燃焼ガスの逆流方向の圧力を受
けてその方向に第1ばね(11)の力に抗して移動して第1
流路(8)を遮断する棒状の遮断弁体(10)と、該遮断弁
体を第1流路(8)の遮断位置に第1ばね(11)の力に抗
して拘束する拘束手段と、上記第2流路(9)内に組み
込まれて逆流を阻止する弁座(15)と逆止弁体(17)で構成
された逆止弁手段と、上記第1流路(8)内に組み込ま
れて燃焼ガスの通過は許容するが逆火の通過は阻止する
フイルタ−(35)を具備し、上記拘束手段は遮断弁体(10)
に設けられた環状の連結溝(21)と、筒状本体(1)に環
状に配置された保持孔(22)に充填されて上記連結溝(21)
と係合する連結球(23)と、上記筒状本体(1)の外周に
往復動可能に嵌合され第2ばね(25)の力で前進方向に移
動されて連結溝(21)と連結球(23)の係合を保持し手動操
作で第2ばね(25)の力に抗して後退方向に移動されて連
結溝(21)と連結球(23)の係合を解除し、その解除位置に
て連結球(23)で第2ばね(25)の力に抗して制止される拘
束リング(24)で構成されているので、2次3次と逆火を
伴う逆流が波状的に発生しても、遮断弁体(10)と逆止弁
体(17)は全く開弁されず、そのために燃焼ガスがその供
給側からト−チ側へ送られずホ−スの裂目や切断面が火
が吹くのを完全に阻止でき、また燃焼ガスが供給タンク
側に逆流しても爆発する恐れもなく、しかも安全器全体
の構成が簡単であり、また拘束リング(24)の一押し操作
で遮断弁体(10)を開弁位置に復帰させることができて、
その取り扱いがきわめて容易である。本発明の安全器
は、またその棒状の遮断弁体(10)が、第1ばね(11)の力
で燃焼ガスの正常流方向に移動して、第1流路(8)を
開放する位置に存する状態においては、その先端部分(2
6)が筒状本体(1)の端面(27) 内に引き込んで燃焼ガ
スが正常流状態であることを示し、燃焼ガスの逆流方向
の圧力を受けてその方向に第1ばね(11)の力に抗して移
動して第1流路(8)を遮断する位置に存する状態にお
いては、その先端部分(26)が筒状本体(1)の端面(2
7) 外に突き出て燃焼ガスが逆流状態であることを示す
ように構成されているので、正常流状態と逆流状態の認
知を簡単にすることができて、安心して作業を行うこと
ができる。本発明の安全器は、さらにまた逆流の発生を
知らせる逆流マ−ク(33,34) が、逆流状態において筒状
本体(1)の端面(27) から突き出る前記遮断弁体(10)
の先端部分(26)か、または正常流状態において拘束リン
グ(24)で遮蔽され逆流状態においては露出される筒状本
体(1)の外周部分のいずれか一方または双方に設けら
れているので、上記正常流状態と逆流状態の認知をより
一層簡単かつ確実にすることができて便利である。
【図1】本発明の正常流状態を示す溶接・溶断用安全器
の一部縦断正面図である。
の一部縦断正面図である。
【図2】図1の安全器において、逆流阻止状態を示す一
部縦断正面図ある。
部縦断正面図ある。
【図3】図1の安全器に使用される受座の斜視図であ
る。
る。
【図4】図1の安全器に使用される拘束リングの一部縦
断拡大正面図ある。
断拡大正面図ある。
1 筒状本体 2 筒状分岐体 3 本体部分
5 継手部分 8 第1流路 9 第2流路 10 遮断弁体 11
第1圧縮コイルばね 15 弁座 17 逆止弁体 19 第3圧縮コイルばね
21 連結溝 22 保持孔 23 連結球 24 拘束リング 25
第2圧縮コイルばね 28 環状突起 30 第1環状パッキング 33 逆流
マ−ク 34 逆流マ−ク 35 フイルタ− 37 受座 38 案内筒部 40 フ
ランジ 41 軸部 44 環状流路 48 環状流路 51 第2環状パッキ
ング 52 第3環状パッキング
5 継手部分 8 第1流路 9 第2流路 10 遮断弁体 11
第1圧縮コイルばね 15 弁座 17 逆止弁体 19 第3圧縮コイルばね
21 連結溝 22 保持孔 23 連結球 24 拘束リング 25
第2圧縮コイルばね 28 環状突起 30 第1環状パッキング 33 逆流
マ−ク 34 逆流マ−ク 35 フイルタ− 37 受座 38 案内筒部 40 フ
ランジ 41 軸部 44 環状流路 48 環状流路 51 第2環状パッキ
ング 52 第3環状パッキング
Claims (4)
- 【請求項1】 燃焼ガス用の第1流路(8)を有しガス
溶接または溶接用のト−チ側に接続される筒状本体
(1)と、該筒状本体からそれと交差する方向に延びて
その内部に上記第1流路(8)に連通する燃焼ガス用の
第2流路(9)を有し燃焼ガス供給側に接続される筒状
分岐体(2)と、上記第1流路(8)内に往復動可能に
組み込まれて第1ばね(11)の力で燃焼ガスの正常流方向
に移動して第1流路(8)を開放すると共に燃焼ガスの
逆流方向の圧力を受けてその方向に第1ばね(11)の力に
抗して移動して第1流路(8)を遮断する棒状の遮断弁
体(10)と、該遮断弁体を第1流路(8)の遮断位置に第
1ばね(11)の力に抗して拘束する拘束手段と、上記第2
流路(9)内に組み込まれて逆流を阻止する弁座(15)と
逆止弁体(17)で構成された逆止弁手段と、上記第1流路
(8)内に組み込まれて燃焼ガスの通過は許容するが逆
火の通過は阻止するフイルタ−(35)を具備し、上記拘束
手段は遮断弁体(10)に設けられた環状の連結溝(21)と、
筒状本体(1)に環状に配置された保持孔(22)に充填さ
れて上記連結溝(21)と係合する連結球(23)と、上記筒状
本体(1)の外周に往復動可能に嵌合され第2ばね(25)
の力で前進方向に移動されて連結溝(21)と連結球(23)の
係合を保持し手動操作で第2ばね(25)の力に抗して後退
方向に移動されて連結溝(21)と連結球(23)の係合を解除
し、その解除位置にて連結球(23)で第2ばね(25)の力に
抗して制止される拘束リング(24)で構成されたガス溶接
・溶断用安全器。 - 【請求項2】 前記棒状の遮断弁体(10)は、第1ばね(1
1)の力で燃焼ガスの正常流方向に移動して第1流路
(8)を開放する位置に存する状態においては、その先
端部分(26)が筒状本体(1)の端面(27) 内に引き込ん
で燃焼ガスが正常流状態であることを示し、燃焼ガスの
逆流圧を受けてその逆流方向に第1ばね(11)の力に抗し
て移動して第1流路(8)を遮断する位置に存する状態
においては、その先端部分(26)が筒状本体(1)の端面
(27) 外に突き出て燃焼ガスが逆流状態であることを示
す請求項1記載ガス溶接・溶断用安全器。 - 【請求項3】 逆流の発生を知らせる逆流マ−ク(33,3
4) が、逆流状態において筒状本体(1)の端面(27)
から突き出る前記遮断弁体(10)の先端部分(26)か、また
は正常流状態において拘束リング(24)で遮蔽され逆流状
態においては露出される筒状本体(1)の外周部分のい
ずれか一方または双方に設けられた請求項3記載のガス
溶接・溶断用安全器。 - 【請求項4】 前記フイルタ−(35)は筒状形態であっ
て、案内筒部(38)を有する受座(37)で支持され、このフ
イルタ−(35)内に上記案内筒部(38)が嵌合し、該案内筒
部(38)内に前記遮断弁体(10)の後端部分(39)が揺動可能
に挿入され、遮断弁体(10)は、その両端の中間に第1環
状パッキング(30)が、またその先端の連結溝(21)の近傍
に第2環状パッキング(51)が、さらにその後端の近傍に
第3環状パッキング(52)が、各々取り付けられ、上記第
1環状パッキング(30)は、遮断弁体(10)が正常流状態指
示位置に存するときには、第1流路(8)の壁面(31)と
の間に通気用の隙間が生じて第1流路(8)を開放し、
遮断弁体(10)が逆流状態指示位置に存するときには、第
1流路(8)の壁面(31)に気密状に接触して第1流路
(8)を遮断し、上記第2環状パッキング(51)は第2流
路(9)に連通する第1流路(8)の部分(53)と連結球
(23)用の保持孔(22)との間の筒状本体(1)の第1流路
(8)の壁面(54)に常時気密状に接触して、燃焼ガスが
筒状本体(1)と遮断弁体(10)の先端部分(26)との嵌合
面から漏れるのを阻止し、第3環状パッキング(52)も、
受座(37)の案内筒部(38)の内壁面(55)に気密状に接触し
て、燃焼ガスが案内筒部(38)と遮断弁体(10)の後端部分
(39)との嵌合面から漏れるのを阻止すると共に正常流と
逆流のいずれの燃焼ガスもフイルタ−(35)を通過するよ
うに受座(37)と遮断弁体(10)の後端面(14)で案内する請
求項1から請求項3までのいずれかに記載のガス溶接・
溶断用安全器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7187662A JP2879315B2 (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | ガス溶接・溶断用安全器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7187662A JP2879315B2 (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | ガス溶接・溶断用安全器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0921528A true JPH0921528A (ja) | 1997-01-21 |
JP2879315B2 JP2879315B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=16209990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7187662A Expired - Fee Related JP2879315B2 (ja) | 1995-07-03 | 1995-07-03 | ガス溶接・溶断用安全器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2879315B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004150794A (ja) * | 2002-10-31 | 2004-05-27 | Illinois Tool Works Inc <Itw> | 一体型乾式安全器を有するトーチ |
JP2006251103A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Casio Comput Co Ltd | カメラ装置、レンズ収納方法、電子機器 |
US7178548B2 (en) * | 2003-09-02 | 2007-02-20 | Kabushiki Kaisha Sanki | Dry safety device for an inflammable gas |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4812976U (ja) * | 1971-06-24 | 1973-02-13 | ||
JPS6210569U (ja) * | 1985-07-03 | 1987-01-22 |
-
1995
- 1995-07-03 JP JP7187662A patent/JP2879315B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4812976U (ja) * | 1971-06-24 | 1973-02-13 | ||
JPS6210569U (ja) * | 1985-07-03 | 1987-01-22 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004150794A (ja) * | 2002-10-31 | 2004-05-27 | Illinois Tool Works Inc <Itw> | 一体型乾式安全器を有するトーチ |
JP4503981B2 (ja) * | 2002-10-31 | 2010-07-14 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | 一体型乾式安全器を有するトーチ |
US7178548B2 (en) * | 2003-09-02 | 2007-02-20 | Kabushiki Kaisha Sanki | Dry safety device for an inflammable gas |
JP2006251103A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Casio Comput Co Ltd | カメラ装置、レンズ収納方法、電子機器 |
JP4635653B2 (ja) * | 2005-03-09 | 2011-02-23 | カシオ計算機株式会社 | カメラ装置、レンズ収納方法、及びプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2879315B2 (ja) | 1999-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4774983A (en) | Safety device for gas welding | |
JPS6141514Y2 (ja) | ||
JPH0921528A (ja) | ガス溶接・溶断用安全器 | |
JPH07333100A (ja) | ガス漏れ検査用プラグ | |
KR101761904B1 (ko) | 과열 감지 폐쇄밸브를 구비한 역화방지장치 | |
JP4131435B2 (ja) | 乾式ガス安全器 | |
US4193419A (en) | Connector apparatus for pressurized lines | |
US20190323709A1 (en) | Torch with integral flashback arrestor and thermal shut-off device | |
JP2015180827A (ja) | 過流出防止機構付きガス栓 | |
KR200290326Y1 (ko) | 차단 장치 내장형 가스용 퓨즈콕 | |
US7066193B2 (en) | Poppet shear protection apparatus and system | |
JP3146347U (ja) | 可燃性ガス流路の乾式安全器 | |
JP2001314964A (ja) | ガス溶接・切断作業用安全器 | |
US2544556A (en) | Nozzle | |
JPH078700U (ja) | 乾式逆火防止器 | |
KR102572988B1 (ko) | 역화방지기 | |
US5794916A (en) | High pressure fluid valve sealing apparatus | |
JP7448192B2 (ja) | 乾式安全器 | |
JPH0539278Y2 (ja) | ||
JP2001141161A (ja) | 流体継手 | |
JP2005016593A (ja) | ガス溶接、溶断用安全器 | |
JP2596875B2 (ja) | 溶接用安全器 | |
JPH0539279Y2 (ja) | ||
JP4976175B2 (ja) | ガス供給接続具 | |
JP3378284B2 (ja) | 逆火防止装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090129 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100129 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |