JPH09214929A - 課金システム装置 - Google Patents

課金システム装置

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Publication number
JPH09214929A
JPH09214929A JP8022790A JP2279096A JPH09214929A JP H09214929 A JPH09214929 A JP H09214929A JP 8022790 A JP8022790 A JP 8022790A JP 2279096 A JP2279096 A JP 2279096A JP H09214929 A JPH09214929 A JP H09214929A
Authority
JP
Japan
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signal
pay
recording
program code
pay program
Prior art date
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Application number
JP8022790A
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English (en)
Inventor
Takashi Kano
高志 狩野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH09214929A publication Critical patent/JPH09214929A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 VTRで記録した有料番組信号の再生時及び
ダビング時でも、番組に応じて確実に課金を行い、未課
金における再生信号のダビングを防止する。 【解決手段】 STB12の有料番組コード・コピー防
止策付加回路14は受信信号に有料番組コードを多重し
かつコピー防止処理を施してVTR22へ供給する。V
TR22では、入力信号に多重された有料番組コードを
検出して有料番組であるか否かを判定し、コピー防止処
理を解除した後、映像音声スクランブル回路26により
スクランブルをかけそのままの状態で記録・再生部27
により記録する。再生信号は再びコピー防止処理及び有
料番組コード化された後にSTB12に供給する。課金
システム部15は検出した有料番組コードに基づき課金
を行うと共に、課金実施信号をVTR22に送信する。
このとき、映像音声デスクランブル回路29は課金実施
信号が供給された期間のみスクランブルを解除して出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する分野】本発明は、有料番組の送受信を行
う有料放送における課金システムに関し、特に受信信号
を記録再生する記録再生装置を用いて記録再生に伴う課
金を行うのに好適の課金システム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、有料放送においては、少なくと
も2種類の課金方法がある。1つは、例えば、視聴者が
有料番組を放送する放送局に対してある一定期間受信契
約を交わして加入者となり、その一定期間に応じた料金
(一定金額)を支払うといった課金方法である。この課
金方法は、通常定額制課金方法と呼ばれる課金方法で、
定額料金を支払えば契約した期間内で全有料番組が視聴
することができる。定額制課金方法を採用した一例とし
ては、通信衛星を利用した衛星放送等の有料放送があ
り、上述のように加入者となることによって、スクラン
ブル等の暗号化されたテレビジョン信号をデコードする
放送用デコーダ(セットトップボックスともいう)を得
て有料番組の視聴を可能にする。
【0003】もう1つは、同様に受信契約を交わして加
入者となり、加入者の所望の有料番組の視聴時間等の課
金情報をセットトップボックスに入力することによっ
て、視聴した時間に応じて課金値が設定され、ある一定
期間後にまとめて支払うといった課金方法もある。この
課金方法は、一般に従量制課金方法と呼ばれるもので、
いわゆる視聴した番組の分だけ料金を支払うというペイ
パービュー方式である。ペイパービュー方式は、最近の
高能率圧縮符号化等のディジタル化に伴い動画像信号の
高速伝送を可能とし且つ多種の番組の視聴が可能なディ
ジタル放送等や、双方向通信可能なビデオオンデマンド
システムでの採用も考えられている。例えば、有料番組
を受信する受信機(セットトップボックス)に課金装置
を設け、所望する有料番組を受信し且つ視聴すると同時
に、即座に受信番組に対応する課金値が設定されるよう
になっている。
【0004】ところで、このようなペイパービュー方式
などの課金方法を採用した放送用デコーダを用いて有料
放送信号を受信した後に、単に受信した有料放送信号を
視聴するだけでなく、個人的に受信した有料放送信号の
記録再生を行う場合も考えられる。このような場合に
は、受信装置としてのセットトップボックスに受信信号
の記録再生を行う記録再生装置を接続することにより、
課金システム装置としてシステムを構成する。このよう
な従来の課金システム装置の一例を図6に示す。
【0005】図6は従来の課金システム装置の一例を示
すブロックである。
【0006】図6に示すように、従来の課金システム装
置は、例えば衛星アンテナ1にて受信した有料放送信号
をデコードし、アナログ映像信号として出力する放送用
デコーダ(以下、セットトップボックスと記載)2と、
セットトップボックス2の出力映像信号を記録又は再生
する記録再生装置としてのVTR8とで課金システムを
構成している。また、セットトップボックス2の出力映
像信号またはVTR8の再生信号を画面に表示する表示
機器としてのモニタ6が接続されて構成している。
【0007】セットトップボックス2においては、衛星
アンテナ1により受信した有料放送信号がデコーダ3に
供給される。デコーダ3は、図示しないチューナ部を有
しており、所望するチャンネルの有料番組を選択すると
共に、選択したチャンネルの有料番組信号にデコード処
理を施しアナログ映像信号として、アナログ出力端子5
へと出力する。このとき、デコーダ3では、デコーダ処
理した際に有料放送信号に多重された課金情報を分離し
て課金システム部4に与える。つまり、受信した放送信
号が有料放送信号である場合には、有料放送信号には課
金を行うための課金情報が多重されていることから、課
金を行うために多重している課金情報を分離して課金シ
ステム制御部4に与える。
【0008】課金システム部4は、与えられた課金情報
に基づいて課金値を計測し、計測した課金値を例えば図
示しないメモリ等の一時記憶する。
【0009】いま、受信した有料番組を視聴するものと
すると、デコード処理が施されたアナログ映像信号はア
ナログ出力端子5を介して、セットトップボックス2と
接続さたモニタ6のアナログ入力端子7aに与える。ま
た、記録再生装置からの再生信号をモニタ表示する場合
には、例えばVTR8からのアナログ再生信号を別に設
けられたアナログ入力端子7bに与える。これにより、
モニタ6は入力されたアナログ映像信号に対して画面表
示するための信号処理を施すことによって、入力された
アナログ映像信号に基づく画像を画面6aに表示するこ
とができ、有料放送番組の視聴あるいはVTR6による
記録番組の視聴を可能にする。
【0010】一方、VTR8においては、セットトップ
ボックス2のアナログ出力端子5から出力されたアナロ
グ映像信号がVTR8のアナログ入力端子9aに供給さ
れるようになっている。アナログ入力端子9aを介して
入力されたアナログ映像信号は、図示しない信号処理手
段によって例えばテープ上に記録するために必要なフォ
ーマットに変換する信号処理等が施され、その後、記録
・再生部10に与える。記録・再生部10は記録・再生
部信号をテープ上に記録する。これにより、受信した有
料放送信号であるアナログ映像信号の記録を行うことが
できる。
【0011】再生時には、記録・再生部10によりテー
プ上の記録信号を再生し、再生信号としてアナログ出力
端子9bに与える。
【0012】いま、VTR8の再生信号を視聴するもの
とすると、再生アナログ再生信号はVTR8のアナログ
出力端子を介してモニタ6のアナログ入力端子7bに与
える。これにより、同様に入力されたアナログ映像信号
に対して画面表示するための信号処理を施すことによっ
て、再生信号に基づく画像を表示することができ、記録
番組の視聴を可能にすることができる。
【0013】ところで、上記構成の課金システム装置に
おける課金について考慮すると、セットトップボックス
2での受信信号のデコード時のみに課金が行われること
になる。つまり、セットトップボックス2により一度課
金が行われた後の使用モード(動作状態)については、
課金の対象とはならない。即ち、アナログ出力端子5を
介して出力されたアナログ映像信号を課金せずに自由に
記録することができ、また、記録した記録信号を再生し
て視聴する場合にも同様に課金せずに視聴することがで
きることになる。更に、このVTR8により記録した記
録信号を他のVTRを用いてダビング(コピーともい
う)することも可能であり、この場合も同様にダビング
に対する公平な課金も行うことができないと不都合も生
じてしまう。
【0014】従来技術では、ダビングを防止する方法と
して、特開61−288582号公報にて提案されてい
るものがある。この提案では、セットトップボックス2
の出力信号に所定の信号処理を施してコピー防止信号を
多重した映像信号を生成することにより、他のVTRに
よる前記映像信号の記録を不可能にするというコピー防
止方法(マクロビジョン方式ともいう)である。しか
し、このようなコピー防止方法を採用してコピーを防止
しようすると、VTR8でのセットトップボックス2の
出力映像信号の記録が全く不可能になってしまうという
不都合もある。
【0015】したがって、従来の課金システム装置で
は、一度の課金で受信した有料放送信号を記録し、また
その後課金されないで再生することができると共にコピ
ーも行えることから、ユーザにとっては都合が良いが、
放送局側(送信側)にとっては、公平な課金が行えない
というのが現状である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の課
金システム装置では、セットトップボックスからモニタ
へ出力されるアナログ映像信号をVTRによって記録
し、その後、再生して視聴しようとする場合には、再生
時における課金が不可能であり、また、課金せずともダ
ビング可能となってしまうという問題点があった。この
ため、セットトップボックスの出力映像信号にコピーを
防止するためのコピー防止処理を施した場合には、VT
Rでの記録が行えないという問題点もあった。
【0017】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、VTRで記録した有料番組信号の再生時及
びダビング時でも、番組に応じて確実に課金を行うこと
ができると共に、未課金における再生信号のダビングを
防止することのできる課金システム装置の提供を目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の課金システム装置は、送信手段により送信された番組
放送データを受信してアナログ受信信号を出力する受信
手段と、前記アナログ受信信号の記録再生を行う記録再
生手段と、前記番組放送データが有料番組であるか否か
を検出し、有料番組であった場合には有料番組であるこ
とを示す有料情報を前記アナログ受信信号に多重して出
力する有料情報多重手段と、前記有料情報多重手段の出
力信号にスクランブル処理を施して前記記録再生手段に
供給することにより、前記アナログ受信信号の記録をス
クランブルが施された状態で行わせるためのスクランブ
ル処理手段と、前記記録再生手段により再生した再生信
号から前記有料情報を検出し、前記記録再生手段により
出力する前記再生信号に対して、検出した有料情報に基
づく課金を行うと共に、課金が行われている期間のみス
クランブル処理を解除する課金手段と、を具備したもの
である。
【0019】請求項1記載の本発明においては、受信手
段は、送信手段により送信された番組放送データを受信
してアナログ受信信号を出力する。記録再生手段は前記
アナログ受信信号の記録再生を行う。有料情報多重手段
は前記番組放送データが有料番組であるか否かを検出
し、有料番組であった場合には有料番組であることを示
す有料情報を前記アナログ受信信号に多重して出力す
る。その後、スクランブル処理手段は前記有料情報多重
手段の出力信号にスクランブル処理を施して前記記録再
生手段に供給することにより、前記アナログ受信信号の
記録をスクランブルが施された状態で行わせる。そして
再生時、課金手段は前記記録再生手段により再生した再
生信号から前記有料情報を検出し、前記記録再生手段に
より出力する前記再生信号に対して、検出した有料情報
に基づく課金を行うと共に、課金が行われている期間の
みスクランブル処理を解除する。これにより、再生時の
再生信号についての課金を確実に行うことができ、ダビ
ング等の再記録を行う場合にも課金を行うことができ
る。
【0020】請求項3に記載の本発明の課金システム装
置は、受信側において、送信手段により送信された番組
放送データを受信してアナログ受信信号を出力する受信
手段と、前記番組放送データが有料番組であるか否かを
検出し、有料番組であった場合には有料番組であること
を示す有料番組コードを前記アナログ受信信号に多重し
て出力する有料番組コード多重手段と、前記有料番組コ
ード多重手段の出力信号にコピー防止処理を施して出力
するコピー防止処理手段と、前記アナログ受信信号を記
録する記録再生手段により再生されたアナログ再生信号
を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された
前記アナログ再生信号に含まれる有料番組コードを検出
する有料番組コード検出手段と、前記入力手段により入
力されたアナログ再生信号に対して、前記有料番組コー
ド検出手段により検出した前記有料番組コードに基づい
て課金を行うと共に、課金が実施されていることを示す
課金実施信号を生成して記録再生側に出力する課金手段
と、を具備すると共に、記録再生側において、前記受信
手段からの前記アナログ受信信号の記録再生を行う記録
再生手段と、前記コピー防止処理手段からの出力信号を
入力し、入力信号に多重された前記有料番組コードを検
出する有料番組コード検出手段と、前記有料番組コード
検出手段による前記有料番組コード検出後の信号に施さ
れたコピー防止処理を解除して出力するコピー防止処理
解除手段と、前記コピー防止処理解除手段の出力信号に
スクランブル処理を施して前記記録再生手段に供給する
ことにより、前記アナログ受信信号の記録をスクランブ
ルが施された状態で行わせるためのスクランブル処理手
段と、前記記録再生手段により再生したアナログ再生信
号から前記有料情報を検出する有料番組コード検出手段
と、前記有料番組コード検出手段による前記有料番組コ
ード検出後の信号に対して、コピー防止処理を施して出
力する再コピー防止処理手段と、前記再コピー防止処理
手段からの出力信号に、前記番組コード検出手段により
検出した前記有料番組コードを再度多重して出力する番
組コード多重手段と、前記受信側の前記課金手段からの
前記課金実施信号を受信する受信手段を有し、受信した
課金実施信号を受信した期間のみ、記録時に施されたス
クランブル処理を解除するスクランブル処理解除手段
と、とを具備したものである。
【0021】請求項3記載の本発明においては、受信側
において、受信手段は送信手段により送信された番組放
送データを受信してアナログ受信信号を出力する。その
後、有料番組コード多重手段は前記番組放送データが有
料番組であるか否かを検出し、有料番組であった場合に
は有料番組であることを示す有料番組コードを前記アナ
ログ受信信号に多重して出力する。そして、コピー防止
処理手段は前記有料番組コード多重手段の出力信号にコ
ピー防止処理を施して出力する。また、入力手段によっ
て、前記アナログ受信信号を記録する記録再生手段によ
り再生されたアナログ再生信号を入力する。有料番組コ
ード検出手段は前記入力手段により入力された前記アナ
ログ再生信号に含まれる有料番組コードを検出する。課
金手段は前記入力手段により入力されたアナログ再生信
号に対して、前記有料番組コード検出手段により検出し
た前記有料番組コードに基づいて課金を行うと共に、課
金が実施されていることを示す課金実施信号を生成して
記録再生側に出力する。
【0022】一方、記録再生側において、記録再生手段
は前記受信手段からの前記アナログ受信信号の記録再生
を行う。有料番組コード検出手段は前記コピー防止処理
手段からの出力信号を入力し、入力信号に多重された前
記有料番組コードを検出する。その後、前記コピー防止
処理解除手段は前記有料番組コード検出手段による前記
有料番組コード検出後の信号に施されたコピー防止処理
を解除して出力する。スクランブル処理手段は、前記コ
ピー防止処理解除手段の出力信号にスクランブル処理を
施して前記記録再生手段に供給することにより、前記ア
ナログ受信信号の記録をスクランブルが施された状態で
行わせる。そして再生時、有料番組コード検出手段によ
って、前記記録再生手段により再生したアナログ再生信
号から前記有料情報を検出する。その後、再コピー防止
処理手段によって、前記有料番組コード検出手段による
前記有料番組コード検出後の信号に対して、コピー防止
処理を施し、また番組コード多重手段によって、前記番
組コード検出手段により検出した前記有料番組コードを
再度多重して出力する。このとき、スクランブル処理手
段は、前記受信側の前記課金手段からの前記課金実施信
号を受信する受信手段を有し、受信した課金実施信号を
受信した期間のみ、記録時に施されたスクランブル処理
を解除する。これにより、再生時の再生信号についての
課金を確実に行うことができ、ダビング等の再記録を行
う場合でも確実に行うことができると共に、番組に応じ
た課金も可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0024】図1は本発明に係る課金システム装置の一
実施形態例を示し、装置を課金システムとして構成した
場合のブロック図である。
【0025】図1に示すように、本発明の課金システム
装置は、例えば衛星アンテナ11にて受信した有料放送
信号をデコードし、アナログ映像信号として出力する放
送用デコーダ(以下、セットトップボックスと記載)1
2と、セットトップボックス12の出力映像信号を記録
又は再生する記録再生装置としてのVTR22とで課金
システムを構成している。また、セットトップボックス
12の出力映像信号またはVTR22の再生信号を画面
に表示する表示機器としてのモニタ20が接続して設け
られている。
【0026】セットトップボックス12においては、衛
星アンテナ11により受信した有料放送信号がデコーダ
13に供給される。デコーダ13は、図示しないチュー
ナ部を有しており、所望するチャンネルの有料番組を選
択すると共に、選択したチャンネルの有料番組信号にデ
コード処理を施しアナログ映像信号として、有料番組コ
ード・コピー防止策付加回路14に与える。また、デコ
ーダ13は受信した放送信号が有料放送信号である場合
には、デコーダ処理した際に有料放送信号に多重された
課金情報(有料情報ともいう)を分離して、有料番組コ
ード・コピー防止策付加回路14及び課金システム部1
5に与える。
【0027】課金システム制御部15は受信した有料放
送信号の課金を行うために、与えられた課金情報に基づ
いて課金値を計測し、計測した課金値を例えば図示しな
いメモリ等の一時記憶する。このとき、課金システム制
御部15は後述する有料情報としての有料番組コードが
検出されると、課金を実施することを示す課金実施信号
を生成して課金実施信号出力端子19に与える。課金実
施信号出力端子19は与えられた課金実施信号を記録再
生装置としてのVTR32側へと出力する。
【0028】一方、有料番組コード・コピー防止策付加
回路14は、入力されたアナログ映像信号が有料番組で
あると、デコーダ13により検出した有料情報(番組の
時間あたりの単価と番組識別情報)をコード化し、コー
ド化した有料情報をVIDEO IDとしてアナログ映像信号に
付加すると共に、該アナログ映像信号に対しセットトッ
プボックス1の出力後のコピーを防止するためのコピー
防止処理を施してアナログ出力端子16に出力する。こ
のように有料情報が付加され且つコピー防止処理が施さ
れたアナログ映像信号は、アナログ出力端子16を介し
てモニタ20及びVTR22の各アナログ入力端子2
1、23へと夫々供給される。
【0029】図2は有料番組コード・コピー防止策付加
回路14による有料情報の付加を説明するための説明図
である。上述したように有料番組コード・コピー防止策
付加回路14は検出した有料情報をコード化して、アナ
ログ映像信号に内挿する。このときのデータ内挿方法と
しては、例えば、社団法人日本電子機械工業会(Elelct
ronic Industries Association of Japan の略で、EI
AJ)により提案され、民生機器技術合同委員会(Exec
utive Technical Committee on Consumer Electronic E
quipment )にて承認された日本電子機器工業会規格
(EIAJ CPX−1204))によるデータ内挿方
法を採用する。この規格は、映像信号上に識別信号を挿
入することにより、様々な入力映像信号の識別を容易に
行うことをできるようにして、受像機等の他の機器の対
応を容易にする。
【0030】この規格では、1水平ライン(1H)の有
効映像成分に70IREのレファレンス信号と振巾70
IRE又は0IREで表示される20ビットのディジタ
ル信号を配し、この20ビットのディジタル信号を識別
信号としてコード化する。このときのクロック周波数f
cは、fc=色副搬送波周波数fsc/8=447kH
zである。この識別信号の信号波形が図2に示されてい
る。また、このような識別信号は輝度信号の垂直ブラン
キング期間の第20ライン及び第283ラインを利用し
て、図2に示す信号波形の20ビット期間にコード化し
て伝送されるようになっている。即ち、画面の一番上と
一番下との走査線に付加する。
【0031】このように、識別信号は映像信号1フィー
ルドにつき20ビット伝送される。しかしながら、この
規格では同じデータを2フィールド続けて伝送し、更に
20ビット中6ビットはパリティに割り当てることとし
ている。したがって、データ伝送量は14ビット/フレ
ームである。14ビット中2ビットにおける使用方法は
既に定義されている。残りの12ビットについては4ビ
ットのヘッダーと8ビットのデータとして定義されてお
り、他のビット数については、現状では定義されていな
い。このため、本実施形態例では、この定義されていな
いビット数を有料情報として利用する。これにより、例
えば1つのヘッダーを有料番組と定義すると共に、デー
タ部分に時間単価情報を割り当てることは容易となる。
尚、この場合に、64種類の有料情報を定義することも
可能である。
【0032】また、有料番組コード・コピー防止策付加
回路14は、アナログ映像信号に対しコピー防止処理を
施す。このようなコピー防止処理方法を図3に示す。
【0033】図3は本発明のコピー防止処理を説明する
ための説明図である。図3に示すように、本実施形態例
に用いるコピー処理方法は、周知のように特開61−2
88582号公報にて提案されているマクロビジョン等
のコピー防止処理を採用する。具体的には、このコピー
防止処理方法は映像の垂直同期信号のピークレベルを部
分的に本来OIREから100IREに上げることで、
VTRによる記録動作を正常に行わせないようにする。
つまり、図3に示すように所定期間の垂直同期部にホワ
イトピークレベルの高いコピー防止信号を多重すること
により、コピー防止処理が施されたアナログ映像信号
(マクロビジョン信号ともいう)を生成する。また、民
生用ディジタルVCRでは、このようなマクロビジョン
信号が検出されると、記録動作を行わないものもある。
【0034】したがって、セットトップボックス12か
ら出力するアナログ映像信号をVTRにて記録しようと
する場合には、上述した如く出力アナログ映像信号はコ
ピー防止処理が施されていることから、既存のVTRで
は前記コピー防止策が効果的に動作することにより、正
常な記録再生が行えなくなるという利点がある。
【0035】モニタ20では、アナログ入力端子21を
介して入力されたアナログ映像信号は、図示しない信号
処理手段によって画面20aに表示するために必要な信
号処理が施されることにより、画面20aには入力アナ
ログ映像信号に基づく画像が表示される。
【0036】一方、課金システム対応のVTR22にお
いては、アナログ映像信号入力端子23を介して入力さ
れたセットトップボックス12からのアナログ映像信号
は、例えばディジタル化された後に有料番組コード検出
回路24に与える。有料番組コード検出回路24は、記
録時、入力映像信号中に内挿された番組コードを検出
し、有料番組であるか否かを検出する。つまり、この検
出によって、番組コードにおけるVIDEO IDのヘッダが有
料番組を示しているか否かを判定する。このとき、検出
結果が有料番組コードであるものと判定された場合に
は、映像信号をコピー防止策解除回路25に与える。
【0037】コピー防止策解除回路25は、映像信号に
対しセットトップボックス12のコピー防止策付加回路
14にて施されたコピー防止処理を解除して、元の正常
に映像信号に戻す。即ち、映像信号の垂直同期部分のピ
ークレベルを通常の垂直同期信号のレベルに戻す。その
後、コピー防止処理が解除された映像信号は映像信号ス
クランブル回路26に与える。
【0038】映像信号スクランブル回路26は、映像信
号及び音声信号に所定のスクランブル処理を施して記録
・再生部27に与える。本実施形態例における映像音声
スクランブル処理方法としては、例えば図4に示すよう
に6mmディジタルVTR規格におけるシャッフリング
を用いて映像信号にスクランブル処理を施す。この場合
のスクランブル方法を図4を参照して説明する。
【0039】図4は本実施形態例に用いられるスクラン
ブル方法を説明するため説明図である。6mmディジタ
ルVTR規格におけるシャッフリングについては、例え
ば、図4に示すように、走査線525本、フィールド周
波数60Hzの信号の時のシャッフリング方法が示され
ており、1フレームのデータをA〜Eの5つの領域に分
割する。更に各領域は27個のマクロブロック毎に10
個のブロックに分割する。この1つは「スーパーブロッ
ク」と呼ばれるものである。各領域からマクロブロック
を1つずつ取り出していく。このとき、ある決まりに基
づいて毎回異なるスーパーブロックからマクロブロック
を選択する。これを順次繰り返すことによってシャッフ
リング処理を施す。各領域から1つずつ選択した5つの
マクロブロックは、データ圧縮して可変長符号化した
後、符号量が一定になるようにする。その後に、マクロ
ブロックを通常の順番に戻して(デシャッフリング処
理)、テープ上に記録する。よって、これでシャッフリ
ング処理をバイパスしてテープに記録することで、スク
ランブルが容易に実現できる。尚、このスクランブル処
理をかけた記録信号を通常のVTRで再生する場合に
は、通常に読み出すことになるから正常な映像にはなら
ず、逆に正常な映像にするためには再生時にスクランブ
ルを解除(デシャッフリング処理)することが必要とな
る。記録・再生部27は、このようにスクランブル処理
された映像信号に、記録するために必要な所定の処理を
施してテープ上に記録する。このとき、アナログ映像信
号はスクランブルが施された状態でテープ上に記録され
ると共に、アナログ映像信号中に内挿された有料番組コ
ードもそのままの状態で記録される。尚、本システムの
VTRがディジタルVTRである場合には、垂直同期部
分を映像データとして記録しないため、有料番組情報は
ディジタルVTR規格(SD規格)の記録フォーマット
に基づくVAUXエリア等に記録する。
【0040】再生時には、記録・再生部27は、記録さ
れた映像信号を再生し、再生するために必要な所定の処
理を施した後に再生信号を有料番組コード検出回路28
に与える。有料番組コード検出回路28は、再生信号か
ら有料番組コードを検出して、再生信号が有料番組であ
るか否かを検出する。即ち、再生した映像信号中にコー
ドが内挿されている場合には、前記有料番組コード検出
回路24と同様にVIDEO IDを読むことで判定する。ま
た、ディジタルVTRの場合は、VAUXエリアの所定
位置に記録された有料番組情報を再生データの中から検
出して同様の判定を行う。有料番組コード検出回路28
によって、再生信号が有料番組であるものと判定される
と、再生信号は映像音声デスクランブル回路29に与え
る。
【0041】映像音声デスクランブル回路29は、バイ
パス機能が設けられており、初期状態(再生開始直後)
では、再生信号におけるスクランブルを解除せずにその
まの状態で、有料番組コード・コピー防止策付加回路3
0に与える。また、セットトップボックス12側の課金
実施信号が課金実施信号入力端子32を介して供給され
ると、映像音声デスクランブル回路29は再生信号に施
されているスクランブルを解除して正常な映像信号に戻
し、有料番組コード・コピー防止策付加回路30に与え
る。即ち、再生信号が有料番組であった場合のみ、スク
ランブルを解除するためである。
【0042】有料番組コード・コピー防止策付加回路3
0は、スクランブルかけられた状態の再生映像信号に、
再生時に検出した有料番組コードを再度内挿する。この
場合、再生された映像信号に既に内挿されている場合に
は内装する必要かないが、ダビングする場合の信号波形
劣化を防止するためには、再度内挿した方がより効果的
である。更に、有料番組コード・コピー防止策付加回路
30は、映像信号の垂直同期部にコピー防止信号(マク
ロビジョン信号ともいう)を多重してコピー防止処理を
施す。これにより、VTR22から出力される再生信号
は課金の実施の伴うスクランブル解除しない限り、ダビ
ング等の記録を正常に行うことができなくなる。その
後、有料番組コード・コピー防止策付加回路30の出力
信号は、アナログ出力端子31を介して、セットトップ
ボックス12のアナログ入力端子17に再度を入力す
る。
【0043】一方、セットトップボックス12では、ア
ナログ入力端子17を介して再生信号が入力されると、
再生信号は有料番組コード検出回路18に与える。有料
番組コード検出回路18は、再生信号中に有料番組コー
ドが内装されている場合には、有料番組コードを検出
し、再生信号が有料番組であるか否かを判定する。即
ち、検出した有料番組コードのVIDEO IDを読むことによ
り、判定を行う。再生信号が有料番組である場合には、
検出した有料番組コードが課金システム部15に与えら
れ、課金システム部15は、検出した有料番組コードの
内容(時間単価情報)に基づいて計測を行い、課金値を
設定するように課金を行う。また、課金システム制御部
15は、課金を開始すると同時に課金実施信号(この場
合、課金を実施していることを示す課金中フラグと時間
単価情報とで形成されている。)を発生して、課金実施
信号出力端子19を介してVTR22へと送信する。
【0044】前記課金実施信号がVTR22の課金実施
信号入力端子32を介して供給されると、VTR22側
では、映像音声デスクランブル回路29によって、課金
実施信号中の時間単価情報が現在再生中の信号から検出
した有料番組コード中の時間単価情報と一致しているか
を確認する。このとき、この時間単価情報の一致と課金
中であることとが確認されると、映像音声デスクランブ
ル回路29が動作して、再生信号にかけられていたスク
ランブルを解除する。即ち、有料番組と確認された期間
のみ、スクランブルを解除して正常な再生信号を得る。
【0045】正常な再生信号は、再度有料番組コード・
コピー防止策付加回路30に与えられ、ダビング等の記
録を防止するためにコピー防止処理が施された後、アナ
ログ出力端子31、セットトップボックス12のアナロ
グ入力端子17、アナログ出力端子16を介してモニタ
20のアナログ入力端子21へと供給される。これによ
り、再生信号に基づく画像がモニタ20の画面20aに
表示されるようになっている。
【0046】尚、有料番組コード検出回路18により、
再生信号が有料番組でないものと判定された場合には、
課金実施信号は出力されないことから、スクランブルを
解除しないまま、更にコピー防止処理が施された状態の
再生信号がアナログ出力端子31を介して出力する。こ
れにより、再生信号に基づく視聴及び再記録を防止する
ことができるようになっている。
【0047】次に、図1に示す装置の動作を詳細に説明
する。
【0048】いま、セットトップボックス12より受信
した有料番組における有料放送信号をVTRを用いて記
録するものとする。このとき、セットトップボックス1
2では、デコード部13により有料放送信号がデコード
され、有料番組コード・コピー防止策付加回路14によ
って有料情報の有料番組コードが内挿されると共に、コ
ピー防止処理が施された状態のアナログ映像信号がアナ
ログ出力端子16を介してVTR22のアナログ入力端
子23に供給する。すると、VTR22では、例えばデ
ィジタル化した後に、有料番組コード検出回路24によ
って入力した映像信号から内挿している有料番組コード
を検出する。その後、映像信号が有料番組であると判定
された場合には、コピー防止策解除回路25によって、
多重されているコピー防止信号が解除され、正常な映像
信号を得る。その後、この正常な映像信号は映像音声ス
クランブル回路26により、例えば図4に示すスクラン
ブル方法でスクランブルがかけられた後、そのままの状
態で記録・再生部27により、テープ上に記録する。
【0049】いま、このように記録した記録信号を再生
して再生信号に基づく画像を視聴するとものとする。す
ると、記録・再生部27によってテープが再生されて再
生信号を得、再生信号は有料番組コード検出回路28に
与える。そして、有料番組コード検出回路28により再
生信号中に内挿されている有料番組コードを検出し、再
生信号が有料番組であると判定されると、再生信号は映
像音声デスクランブル回路29を通過して有料番組コー
ド・コピー防止策付加回路30に与える。このとき、再
生信号は有料番組コード・コピー防止策付加回路20に
より再度有料番組コードが内挿されると共にコピー防止
処理が施され、その後、アナログ出力端子31を介して
再びセットトップボックス12のアナログ入力端子17
に供給される。
【0050】その後、セットトップボックス12では、
アナログ入力端子17を介して供給された再生信号は有
料番組コード検出回路18に与えられ、該検出回路によ
って内挿している有料番組コードを検出すると共に、検
出した有料情報(時間単価情報)を課金システム部15
に与える。すると、課金システム制御部15は、与えら
れた有料情報に基づいて計測を行い課金値を設定するよ
うに、再生時における課金を開始する。同時に課金シス
テム制御部15は課金開始と共に、課金中であることを
示す課金実施中フラグ及び時間単価情報で形成される課
金実施信号を生成して、VTR22の課金実施信号入力
端子32を介して映像音声デスクランブル回路29に供
給する。
【0051】すると、課金実施信号がVTR22の課金
実施信号入力端子32により受信されると、映像音声デ
スクランブル回路29によって、課金実施信号中の時間
単価情報が現在再生中の信号から検出した有料番組コー
ド中の時間単価情報と一致しているか否か確認する。そ
して、確認されると、映像音声デスクランブル回路29
が動作することにより、再生信号にかけられていたスク
ランブルを解除する。これにより、再生信号は有料番組
と確認された期間のみスクランブルが解除されて正常な
信号となる。その後、正常な再生信号は有料番組コード
・コピー防止策付加回路30、アナログ出力端子31、
アナログ入力端子17及びアナログ出力端子16を介し
てモニタ20のアナログ入力端子21に供給される。こ
れにより、モニタ20の図示しない信号処理手段によっ
て、入力再生信号に所定の処理が施された後、画面20
aには再生信号に基づく画像が表示される。
【0052】したがって、本実施形態例によれば、セッ
トトップボックス12のからの受信有料放送信号をVT
R22によって記録し、再生した場合でも、セットトッ
プボックス1を用いて課金を行うために必要な処理を行
う必要があることから、確実に課金を行うことができ
る。また、課金方法については、入出力する映像信号中
の有料情報の有料番組コードを用いて課金することにな
ることから、番組に応じた課金も行うことができるとい
う効果を得る。更に、VTR22と同じ構成の他のVT
Rを用いてダビングを行う場合にも、一度スクランブル
を解除する必要があることから、確実に課金を行うこと
もできるという効果がある。
【0053】尚、本実施形態例においては、映像音声ス
クランブル処理回路26によるスクランブル処理方法
は、6mmディジタルVTR規格のシャッフリング時に
おけるデータの読出し・書き込みの順序を変更すること
でスクランブルをかけるように説明したが、例えば通常
の映像信号が入力された場合には、前記標準規格に基づ
く順序でシャッフリングを行うように必要に応じて切り
替えるように構成しても良い。
【0054】ところで、本発明の課金システム装置を構
成するVTRとして、6mmディジタルVTRを用いる
ことも可能である。この場合においても、有料番組でな
い通常の映像データと有料番組である映像データとが入
力される場合も考えられ、これら入力データに応じてス
クランブル処理を施すか否かを決定することが望まれ
る。このように入力データに応じてスクランブル処理の
有無を決定すると共に、6mmディジタルVTRを用い
て構成した実施形態例を図5に示す。
【0055】図5は本発明に係る課金システム装置の他
の実施形態例を示し、6mmディジタルVTRにおける
スクランブル方法を説明するための図である。尚、図5
(a)は従来の6mmディジタルVTRの概略構成を示
すブロック図、図5(b)は本実施形態例における6m
mディジタルVTRの構成を示すブロック図を示してい
る。
【0056】通常の6mmディジタルVTRにおける記
録方法を考慮すると、図5(a)に示すように、有料番
組でない通常の映像データが入力されると、映像データ
はシャッフリング回路26aによって、シャッフリング
処理が施され、圧縮処理回路26bによって圧縮処理が
施された後に、デシャッフリング処理回路29aに与え
る。その後、デシャッフリング処理回路29aによっ
て、デシャッフリング処理が施された後に、映像データ
は記録・再生部27aによって記録される。
【0057】一方、本実施形態例における6mmディジ
タルVTRでは、記録についての課金を行うためにデシ
ャッフリング処理を記録の前には行わず、再生時に行う
ことによってスクランブルを実現するものであることか
ら、例えば図5(b)に示すように、記録・再生部27
aの両端に入力データに応じてデシャッフリング処理を
施すか否かを切り替えるための2つのスイッチ(SW
1、SW2)を設けて構成する。これにより、入力映像
データが有料番組のものである場合には、圧縮処理回路
26bからの出力をデシャッフリング処理を行わずに記
録・再生部27aに与えることより記録することがで
き、また、再生時には再生信号をデシャッフリング処理
回路29aに与えるパイパス手段を用いることにより、
再生時にてスクランブル処理を実現することができる。
また、有料番組でない通常の映像データが入力した場合
には、前記SW1、SW2を適宜切り替えることによ
り、図5(a)に示す従来の装置と同様に記録前にデシ
ャッフリング処理を行うことができる。
【0058】したがって、本実施形態例によれば、6m
mディジタルVTRを用いた場合でも、前記実施形態例
と同様の効果を得ることができると共に、課金を行うた
めのスクランブル処理を入力データに応じて施すことが
可能となる。
【0059】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
VTRで記録した有料番組信号の再生時における課金
を、番組に応じて確実に行うことができる。また、他の
VTRを用いてダビングする場合でも、確実に課金を行
うことができると共に、未課金の場合のダビングを防止
することもできるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る課金システム装置の一実施形態例
を示すブロック図。
【図2】本発明に用いられる有料番組コードの付加動作
を説明するための説明図。
【図3】本発明に用いられるコピー防止方法を説明する
ための説明図。
【図4】本発明に用いられる6mmDVTR用のスクラ
ンブル方法を説明するための説明図。
【図5】本発明に係る課金システム装置の他の実施形態
例を示すブロック図。
【図6】従来の課金システム装置の一例を示すブロック
図。
【符号の説明】
11…衛星アンテナ、12…セットトップボックス(S
TB)、13…デコード部、14、30…有料番組コー
ド・コピー防止策付加回路、15…課金システム部、1
8、24、28…有料番組コード検出回路、20…モニ
タ、22…記録再生装置(VTR)、25…コピー防止
策解除回路、26…映像音声スクランブル回路、27…
記録・再生部、29…映像音声デスクランブル回路、1
9…課金実施信号入力端子、16、31…アナログ出力
端子、17、21、23…アナログ入力端子。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信手段により送信された番組放送デー
    タを受信してアナログ受信信号を出力する受信手段と、 前記アナログ受信信号の記録再生を行う記録再生手段
    と、 前記番組放送データが有料番組であるか否かを検出し、
    有料番組であった場合には有料番組であることを示す有
    料情報を前記アナログ受信信号に多重して出力する有料
    情報多重手段と、 前記有料情報多重手段の出力信号にスクランブル処理を
    施して前記記録再生手段に供給することにより、前記ア
    ナログ受信信号の記録をスクランブルが施された状態で
    行わせるためのスクランブル処理手段と、 前記記録再生手段により再生した再生信号から前記有料
    情報を検出し、前記記録再生手段により出力する前記再
    生信号に対して、検出した有料情報に基づく課金を行う
    と共に、課金が行われている期間のみスクランブル処理
    を解除する課金手段と、 を具備したことを特徴とする課金システム装置。
  2. 【請求項2】 前記有料情報は、前記番組放送データの
    使用状態に基づく課金を行うための時間単価情報及び有
    料番組を識別するための番組識別情報を示す有料番組コ
    ードであることを特徴とする請求項1に記載の課金シス
    テム装置。
  3. 【請求項3】 受信側において、 送信手段により送信された番組放送データを受信してア
    ナログ受信信号を出力する受信手段と、 前記番組放送データが有料番組であるか否かを検出し、
    有料番組であった場合には有料番組であることを示す有
    料番組コードを前記アナログ受信信号に多重して出力す
    る有料番組コード多重手段と、 前記有料番組コード多重手段の出力信号にコピー防止処
    理を施して出力するコピー防止処理手段と、 前記アナログ受信信号を記録する記録再生手段により再
    生されたアナログ再生信号を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された前記アナログ再生信号に
    含まれる有料番組コードを検出する有料番組コード検出
    手段と、 前記入力手段により入力されたアナログ再生信号に対し
    て、前記有料番組コード検出手段により検出した前記有
    料番組コードに基づいて課金を行うと共に、課金が実施
    されていることを示す課金実施信号を生成して記録再生
    側に出力する課金手段と、 を具備すると共に、 記録再生側において、 前記受信手段からの前記アナログ受信信号の記録再生を
    行う記録再生手段と、 前記コピー防止処理手段からの出力信号を入力し、入力
    信号に多重された前記有料番組コードを検出する有料番
    組コード検出手段と、 前記有料番組コード検出手段による前記有料番組コード
    検出後の信号に施されたコピー防止処理を解除して出力
    するコピー防止処理解除手段と、 前記コピー防止処理解除手段の出力信号にスクランブル
    処理を施して前記記録再生手段に供給することにより、
    前記アナログ受信信号の記録をスクランブルが施された
    状態で行わせるためのスクランブル処理手段と、 前記記録再生手段により再生したアナログ再生信号から
    前記有料情報を検出する有料番組コード検出手段と、 前記有料番組コード検出手段による前記有料番組コード
    検出後の信号に対して、コピー防止処理を施して出力す
    る再コピー防止処理手段と、 前記再コピー防止処理手段からの出力信号に、前記番組
    コード検出手段により検出した前記有料番組コードを再
    度多重して出力する番組コード多重手段と、 前記受信側の前記課金手段からの前記課金実施信号を受
    信する受信手段を有し、この受信手段により前記課金実
    施信号を受信した期間のみ、記録時に施されたスクラン
    ブル処理を解除するスクランブル処理解除手段と、 とを具備したことを特徴とする課金システム装置。
  4. 【請求項4】 前記課金手段は、前記有料番組コードに
    基づいて、前記記録再生手段による記録についての課金
    と再生についての課金との少なくとも一方を行うことを
    特徴とする請求項3に記載の課金システム装置。
  5. 【請求項5】 前記スクランブル処理手段は、6mmデ
    ィジタルVTR規格におけるデシャッフリング処理をバ
    イパスすることによりスクランブル処理を行うことを特
    徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の
    課金システム装置。
JP8022790A 1996-02-08 1996-02-08 課金システム装置 Pending JPH09214929A (ja)

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