JP3346659B2 - 信号伝送方法、記録再生方法および再生方法 - Google Patents

信号伝送方法、記録再生方法および再生方法

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JP3346659B2
JP3346659B2 JP22398794A JP22398794A JP3346659B2 JP 3346659 B2 JP3346659 B2 JP 3346659B2 JP 22398794 A JP22398794 A JP 22398794A JP 22398794 A JP22398794 A JP 22398794A JP 3346659 B2 JP3346659 B2 JP 3346659B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種信号を伝送および記
録再生する方法に係り、特に盗視聴防止のためにスクラ
ンブルされた信号を伝送および記録再生するのに好適な
信号伝送方法、記録再生方法および再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】盗視聴防止のためにスクランブルされた
信号を伝送する従来例として、コロナ社発行、真利藤雄
監修「最新のAV機器とディジタル技術」に掲載されて
いるアドレッサブルCATVシステムがあげられる。こ
のようなシステムでは、視聴者はCATV局からスクラ
ンブルを解くためのキー情報を送ってもらい、デコーダ
でスクランブルを解いてテレビ受像器で視聴する。
【0003】ここで、視聴者が送られてきた番組を後で
あるいはいつでも好きなときに視聴したいという欲求を
持った場合には、スクランブルを解いたデコーダ出力の
ビデオ信号をVTRに録画することになる。これにより
視聴者は録画した番組を後で好きなときに視聴すること
が可能になるが、一方CATV局側から見れば、有料で
特定視聴者向けに配信した番組を、不特定多数に任意の
場所で料金を課金することなく視聴される可能性がある
という問題がある。
【0004】また、見た番組単位の料金課金であるペイ
パービューシステムでは、CATV局側は視聴者が番組
を視聴する度に課金を行いたいので、やはりVTRに録
画して繰返し視聴することは制限することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CAT
V局側で上記のような措置を講ずると、今度は視聴者
の、送られてきた番組を今ではなく後で好きなときに見
たいという要求が満足できなくなるという問題が生じ
る。このように、従来の技術は例えばCATV局側の要
求と視聴者側の要求を共に満たすことができないという
欠点を持っている。
【0006】なお、本発明に関連する従来技術として、
例えば特開平5−48996号公報、特開平6−624
02号公報に開示されているものがある。前者の公報に
は、テレビ等の映像や音声を、暗唱情報と共に、スクラ
ンブルを掛けて録画装置に記録し、再生時には、該暗唱
情報が一致した時のみに、スクランブル解除を行って、
正規な画像や音声の復元再生を行うようにすることによ
り、録画された映像情報の保護を図るようにした技術が
開示されている。
【0007】また、後者の公報には、配給用映画テープ
をダビングする時に、映像情報にスクランブルを掛けて
ダビングを行い、スクランブルを解除するのに必要なス
クランブル鍵とビデオシアタを制御する情報をICカー
ドに記録しておき、これを配給テープと一緒に送付し、
映写時に該ICカードを使用してスクランブルの解除を
することにより、配給用テープの不正なダビング行為を
防止するようした技術が開示されている。
【0008】しかしながら、これらの先行技術は、いず
れも録画装置における映像情報の保護、およびダビング
時の映画情報の保護を図ったものであり、映像情報を有
料で提供するCATV局側と、該映像情報の提供を受け
る視聴者側との関係には何らの配慮もされていない。
【0009】本発明の目的は、上記したような従来技術
の欠点をなくし、例えばCATV局側から見れば、有料
で特定視聴者向けに配信した番組に課金でき、一方視聴
者は送られてきた番組をいつでも好きなときに自由に視
聴できる信号伝送方法および信号記録再生方法を提供す
ることにある。もちろん、これはCATVに限ったこと
ではなく、衛星放送やその他の有料番組配信システムに
対しても同様の課題の解決になる。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、スクランブルを施された信号を送信す
る信号伝送方法であって、該信号の送信局側は、スクラ
ンブルされた信号と共に、該スクランブルを解くための
キー情報の要求に必要なキー情報要求信号を受信局側に
送信し、該信号の受信局側は、該スクランブルされた信
号および該キー情報要求信号を記録し、記録されている
該キー情報要求信号によって該送信局側に該キー情報を
要求し、該信号の送信局側は、受信局側から該キー情報
の要求があった場合に、前記キー情報を受信局側に送信
するようにした点に特徴がある。
【0011】また、本発明は、スクランブルを施された
入力信号を受信して記録再生する記録再生方法であっ
て、前記入力信号をスクランブルされたまま記録すると
共に、該スクランブルされた入力信号と共に伝送され
る、該スクランブルを解くためのキー情報の要求に必要
キー情報要求信号を記録し、再生時にはスクランブル
された信号の再生に先立って該キー情報要求信号を再生
し、該キー情報要求信号によって該キー情報を外部に要
求し、キー情報を受信し、再生された信号のスクランブ
ルを解いて出力を行うようにした点に特徴がある。さら
に、前記キー情報要求信号の記録再生は、音声帯域信号
として音声信号記録領域に行うようにした点、キー情報
の要求および受信を電話回線を通じて行う場合に、前記
キー情報要求信号はキー情報の要求および受信を行う電
話回線の電話番号のトーンダイヤル信号と共に記録再生
されるようにした点に特徴がある。
【0012】
【作用】本発明の信号伝送方法によれば、送信局側は、
受信局側から送られてきた該キー情報要求信号を受信し
た場合に、改めて前記キー情報を送信するようにするの
で、受信局側は送信局側から該キー情報を受信しない
と、スクランブルを施された信号のスクランブルを解く
ことができない。このため、送信局側は、前記キー情報
要求信号を受信する都度課金することができるようにな
り、盗視聴を防止できるようになる。前記キー情報要求
信号を、送信局側の電話回線の電話番号と共に受信局側
に送信するようにした場合には、受信局側は、自動的に
送信局側にキー情報の送信を要求し、信号のスクランブ
ルを解くことができるようになる。このため、操作性が
向上する。
【0013】また、本発明の記録再生方法によれば、再
生時にはスクランブルされた信号の再生に先立ってキー
情報要求信号を再生出力し、キー情報を受信してからス
クランブルされた信号が再生出力される。このため、受
信局側は記録した信号を単に再生すれば自動的に送信局
側にキー情報要求信号を送信し、続いて該送信局側から
キー情報を受信することができ、簡単な操作で、スクラ
ンブルの解かれた信号を得ることができるようになる。
また、受信局側は、好きな時にいつでも、スクランブル
の解かれた信号を得ることができるようになる。さら
に、キー情報要求信号を、音声帯域信号として音声信号
記録領域に記録することにより、電話回線を介して自動
的に送信局側にキー情報要求信号を送信し、続いて該送
信局側からキー情報を受信することができるようにな
る。
【0014】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。なお、ここでは本発明を、有料でキー情報と共
にCATV回線を通じて配信されるスクランブルされた
ビデオ信号を記録再生する、ヘリカルスキャン型のディ
ジタルVTRに適用した例について述べるが、もちろん
他の媒体、信号のシステムについても同様に適用でき、
同様の効果があることを断っておく。また、説明は信号
伝送方法および記録再生方法について、本発明を実現す
る装置の構成例として行うが、番組信号については再生
機能しかもたない装置を構成する場合もある。その場合
も再生部分の動作説明と同じ動作、機能によって、同様
の効果が得られることをあらかじめ断わっておく。
【0015】まず、本発明による信号伝送方法および記
録再生方法を実現する全体システムの動作を、図1に示
す構成例により説明する。図1は本発明による信号伝送
および記録再生システムの構成の一実施例を示すブロッ
ク図である。図1において、1は番組を配信するCAT
V局等の番組配信局、2は視聴者が番組信号を録画する
VTR、3は番組信号のスクランブルを解くデコーダ、
4は番組を視聴するためのTV受像機である。
【0016】番組の配信を行う番組配信局(CATV
局)1は、視聴者からの要求に応じてCATV回線aを
通じて番組信号a1 を送信する。番組信号a1 には盗視
聴防止のためのスクランブルが施される。通常の番組配
信システムでは、この番組配信時に視聴者の持つデコー
ダによりスクランブルを解くためのキー情報となるアド
レッサブル信号を送ると共に課金を行うが、本発明では
番組配信時にはキー情報要求信号b1 が回線bを通じて
視聴者側に送られる。このキー情報要求信号b1は番組
コードとデコーダのアドレス信号とからなり、番組配信
局1がどのようなキー情報をどのデコーダに対して送れ
ば良いかを示す情報を持っている。もちろん、必要に応
じてこれ以外の情報を含むこともできるし、逆にデコー
ダのアドレス信号は、キー情報を要求するときにデコー
ダから発生させるようにすることもできる。これらのス
クランブルの施された番組信号とスクランブルを解くた
めのキー情報を要求するためのキー情報要求信号は視聴
者のVTR2に録画され、視聴者が望むときに再生でき
るようになる。
【0017】VTR2再生による番組視聴時には、スク
ランブルのかかった番組信号の再生出力に先立って、キ
ー情報要求信号b2 が回線cを通じて番組配信局1に送
られる。これらのキー情報要求信号と番組信号は、いず
れもこのようなタイミングでVTR2から再生出力でき
るように配慮されて、テープ上に記録されている。番組
配信局1では、キー情報要求信号b2 を受信すると、そ
の番組コードとデコーダアドレスを見て、スクランブル
を解くのに必要なキー情報d1 を回線dを通じてその視
聴者のデコーダ3に送る。そして、ここでその視聴者に
対して課金を行う。キー情報d1 は、所定のデコーダア
ドレスに対してのみ有効とできるので、複数の視聴者の
デコーダが同時につながっている回線を通じて送っても
何らさしつかえない。
【0018】このようにしてデコーダ3にキー情報d1
が送られ、引き続きVTR2からは再生されたスクラン
ブルのかかった番組信号eがデコーダ3に入力される。
デコーダ3では送られてきたキー情報d1 によりVTR
2から入力された番組信号eのスクランブルを解き、T
V受像器4に出力する。以上のように、視聴者はVTR
2により録画しておいた番組を、いつでも好きなときに
再生してTV受像機4により楽しむことができる。一
方、番組配信局1では、番組のスクランブルを解くため
のキー情報d1 を送る度に課金する事ができるので、盗
視聴を防止することができる。
【0019】なお、図1の実施例では、番組信号a1 の
送信、キー情報要求信号b1 、b2の送受信、キー情報
d1 の送信をそれぞれ別の回線を用いて行うような表現
になっているが、もちろん、これらを全部、または一部
を例えば時分割多重された回線、すなわち物理的には1
つの回線により行っても何らさしつかえない。もちろん
周波数多重でも問題はない。さらに、これらを全てVT
R2により行うような表現となっているが、一部または
全部をデコーダ3を経由して行うような方法を用いるこ
ともできる。次に述べるもう1つの実施例では、キー情
報要求信号の再生出力とキー情報の受信とを電話回線に
よりVTRと番組配信局との間で行うが、VTRからの
音声出力をデコーダ3に入力し、デコーダ3に接続した
電話回線によってキー情報の要求と受信を行うようにす
ることもできる。しかし、このようなシステム構成上の
バリエーションは、VTRとデコーダの範囲をどこで切
り分けるかにすぎないと考えられるので、詳しい説明は
省略する。
【0020】次に、本発明の第2実施例を説明する。前
記第1実施例では、VTR2がキー情報要求信号b2 を
番組配信局1に出力してから、番組配信局1からデコー
ダ3にキー情報d1 が送られ、デコーダ3でスクランブ
ルを解く準備ができるまでの間に、VTR2からスクラ
ンブルのかかった番組信号eが再生されると、その間の
スクランブルが解けなくなる。これを回避するために
は、スクランブルのかかった番組信号eが早く再生され
ないように、キー情報要求信号の記録位置と番組信号の
記録位置を調整しておけば良い。しかし、キー情報要求
信号b2 を再生してからキー情報が送られてくるまで
の時間が不定である場合には、この対策は十分とはいえ
ない。そこで、このような場合にも対応できるようにし
たのが、第2実施例である。
【0021】図2は、該第2実施例の信号伝送および記
録再生システムの構成を示すブロック図である。図2に
おいて、5は番組を配信するCATV局、6は視聴者が
番組信号を録画するVTR、3は番組信号のスクランブ
ルを解くデコーダ、4は番組を視聴するためのTV受像
機であり、3、4は図1の実施例と同じである。本実施
例では、番組配信局5から送られる番組信号a1 とキー
情報要求信号b1 はCATV回線fを、また、視聴者側
のVTR6から番組配信局5へのキー情報要求信号b2
と番組配信局5からのキー情報d1 は電話回線gを用い
るようにしている。なお、前記キー情報要求信号b1 は
CATV回線fではなく、電話回線gを用いるようにし
てもよい。
【0022】次に、本実施例の動作を説明する。まず、
番組配信局5は、スクランブルを施された番組信号a1
とその番組のスクランブルを解くキー情報を要求するた
めのキー情報要求信号b1 とを視聴者側に送る。ただ
し、本実施例では、番組信号a1 はCATV回線fを通
じて視聴者側のVTR6に送られるが、キー情報要求信
号b1 はその番組信号a1 の送信に先立って同じCAT
V回線fを通じて番組配信局5からVTR6へ送信され
る。このように、本実施例ではキー情報要求信号b1 の
送信と番組信号a1 の送信とが、同一のCATV回線f
を通じて時分割で行われる。このようにして、番組配信
局5から送られたキー情報要求信号b1 とスクランブル
のかかった番組信号a1 は、共にVTR6によりテープ
に記録される。
【0023】VTR6によるテープ再生時には、図1の
実施例の場合と同様に、まずスクランブルのかかった番
組信号の再生に先立ってキー情報要求信号b2 が再生さ
れ、電話回線gを通じて番組配信局5に送られる。番組
配信局5では、図1の実施例の場合と同様にキー情報要
求信号b2 を受信すると、その番組コードとデコーダア
ドレスを見て、スクランブルを解くのに必要なキー情報
d1 を、やはり電話回線gを通じてその視聴者のVTR
6に返す。そして、図1の実施例と同様に、この時点
で、視聴者に対して課金を行う。
【0024】このようにしてVTR6にキー情報d1 が
送られてくると、VTR6はデコーダ3にこのキー情報
d1 を出力するとともに、引き続きスクランブルのかか
った番組信号の再生信号eをデコーダ3に出力する。以
下、図1の実施例と同様デコーダ3によりスクランブル
を解かれた番組信号はTV受像機4に出力され、視聴者
は番組を楽しむことができる。
【0025】以上のように、本実施例によれば、キー要
求信号b2 に応じたキー情報d1 はVTR6に入力され
るので、スクランブルのかかった番組信号を再生出力す
るVTR6でスクランブルを解くためのキー情報が得ら
れたタイミングを知ることができる。そこで、VTR6
を、キー情報要求信号b2 を再生したら一時停止状態に
し、番組配信局5からキー情報d1 を受け取ったら、あ
るいは受け取りこれをデコーダ3に出力したら、一時停
止を解除して、スクランブルのかかった番組信号の出力
を開始するようにすることができる。このようにするこ
とによって、図1の実施例のようにキー情報要求信号と
スクランブルのかかった番組信号のテープ上の記録位置
を調整したりする必要もなく、また、キー情報要求信号
を再生してからキー情報が送られてくるまでの時間が不
定である場合においても不都合を生じないようにでき
る。
【0026】本実施例ではキー情報要求信号b2 の番組
配信局5への送信とキー情報d1 の番組配信局5からの
受信を、電話回線により行うようにしているが、もちろ
ん電話回線以外の回線を利用してもさしつかえない。本
実施例のように電話回線を使う場合には、キー情報要求
信号b1 またはb2 の先頭部分に、番組配信局5のキー
情報の送信に用いる回線の電話番号をトーンダイヤル信
号で入れて置くと便利である。この電話番号は、番組信
号配信時にキー情報要求信号b1 の先頭に付加して番組
配信局5からVTR6に送るようにしても良いし、視聴
者側のVTR6にあらかじめ所定の電話番号を記憶させ
て置き、これを送られてきたキー情報要求信号b1 に付
加してテープに記録したり、または再生時にキー情報要
求信号b2 の前に挿入して出力するようにしても良い。
【0027】本実施例では、電話回線gを利用して情報
のやりとりを行う訳であるから、情報は音声帯域の信号
に変換されて送受信される。そこで、VTR6によるテ
ープ再生開始時に、まずVTR6に接続された電話回線
gを開き、ここに電話番号から始まるキー情報要求信号
b2 を出力すれば、自動的に電話回線gは番組配信局5
につながり、キー情報d1 の送信を受けることができ
る。該キー情報d1 はダイヤルトーンにしておくことが
できる。この場合には、受信したキー情報はダイヤルト
ーンのデコーダにより、容易にディジタル信号に変換で
きる。もちろん、FSKのように一般のモデムで用いら
れる変調方式を用いてもさしつかえない。そして、キー
情報d1 を受信した後電話回線gを解放すれば良い。
【0028】このようにすれば、視聴者はVTR6を再
生状態にするだけで、特に外の操作を行うことなく番組
の視聴ができる。このような効果は、VTR6にあらか
じめ電話番号を記憶させておく場合には、キー情報要求
信号とは別に、電話回線の接続のみを行うこともできる
ので、視聴者が加入している電話回線がパルスダイヤル
回線であっても、再生時にパルスダイヤラーを用いるこ
とで、同様の効果を得ることができる。
【0029】次に、本発明の第3実施例を説明する。こ
の実施例は、本発明による記録再生方法を実現する装置
に関するものである。前述したように、ここではヘリカ
ルスキャン方式のディジタルVTRに適用した例につい
て述べるが、もちろん他の記録再生装置にも適用するこ
ともできる。なお、これから述べる実施例では、キー情
報の入出力部分について図示しているものもいないもの
もあるが、前述した図1の実施例のようにキー情報が直
接デコーダに送られる場合には該入出力部分は必要がな
い。一方、図2の実施例のような構成の場合にはキー情
報の伝送方式とデコーダ3への入力方式により、信号入
力回路、ダイヤルトーンのデコーダまたはモデム、アナ
ログまたはディジタルの信号出力回路などが必要となる
が、本実施例はどちらにも対応可能である。また、テー
プ上のヘリカルトラックに記録再生する磁気ヘッドにつ
いても、図の簡単化のために通常の固定ヘッドと同様の
図示の仕方になっていることを予め断っておく。さら
に、説明を分かりやすくするために記録ヘッドと再生ヘ
ッドを別々に記述しているが、録再兼用ヘッドを用いて
も何らさしつかえない。
【0030】図3は本発明の記録再生方法に使用される
VTRの一実施例を示すブロック図、図4はそのテープ
上の信号記録パターンを示す模式図であり、図3のブロ
ック図では番組信号とキー情報要求信号の入出力を図1
の実施例に対応させて独立に記述している。
【0031】図3において、11は番組信号入出力端
子、12は番組信号の入力回路、13は番組信号の記録
信号処理回路、14は回転ドラムに取付けられた磁気記
録ヘッド、15はキー情報要求信号入力端子、16はキ
ー情報要求信号を受信するデータレシーバ、17はキー
情報要求信号の記録信号処理回路、18は固定磁気記録
ヘッド、19はVTR各部分を制御するコントローラ、
20は磁気テープ、21は回転ドラムに取り付けられた
磁気再生ヘッド、22は番組信号の再生信号処理回路、
23は番組信号の出力回路、24は番組信号出力端子、
25は固定磁気再生ヘッド、26はキー情報要求信号の
再生信号処理回路、27はキー情報要求信号の出力回
路、28はキー情報要求信号出力端子である。
【0032】番組信号入力端子11には、CATV回線
を通じて盗視聴防止のためのスクランブルを施されたビ
デオ信号が番組信号a1 として入力され、信号入力回路
12に送られる。この入力信号の形態は、番組配信局1
とスクランブルを解くためのデコーダ3と本発明を適用
した記録再生装置とのインタフェースの取り方とにより
いくつかが考えられるが、ここでは発明の本質に関わる
部分のみの説明とするため、選局され、信号伝送のため
に施された変調などは復調され、また、ディジタル伝送
の場合には伝送中の符号誤りの検出訂正などが行われた
後の信号が記録再生装置に入力されるものとして説明す
る。したがって、デコーダとのインタフェースの取り方
によっては、信号入力回路12にチューナや復調器、誤
り訂正回路などが含まれる構成もあり得る。同様に後述
する信号出力回路23には誤り訂正符号生成回路、変調
器、RFコンバータなどが含まれる構成があり得る。
【0033】本実施例では記録再生装置の入出力はスク
ランブルされたディジタルビデオ信号であるものとす
る。その場合は時間軸圧縮された入力信号を高速記録
し、再生時に時間軸を伸長して出力信号とするようなこ
とも考えられるが、本実施例では時間軸については特に
操作を加えない場合の説明を行う。これらの点は後述す
る他の実施例においても同様である。信号入力回路12
はスクランブルがかかったままのディジタルビデオ信号
を、番組信号のための記録信号処理回路13に送る。
【0034】一方、キー情報要求信号入力端子15から
は、この番組にかけられたスクランブルを所定の登録さ
れたアドレスを持つデコーダにより解除するためのキー
情報の送信を番組配信局1に要求するためのキー情報要
求信号b1 が入力される。キー情報要求信号入力端子1
5からのキー情報要求信号b1 はデータレシーバ16に
入力され、キー情報要求信号として受け取られた後、キ
ー情報要求信号のための記録信号処理回路17に送られ
る。
【0035】記録信号処理回路13および記録信号処理
回路17は、それぞれ、スクランブルされたディジタル
ビデオ信号a1 およびキー情報要求信号b1 に対して、
テープに記録するための信号処理、すなわち信号のブロ
ック分割、誤り検出符号や誤り訂正符号の付加、記録変
調などを行う。そしてコントローラ19によりタイミン
グを制御されて、ディジタルビデオ信号a1 は回転磁気
記録ヘッド14により、またキー情報要求信号b1 は固
定磁気再生ヘッド18により磁気テープ20に記録され
る。
【0036】ここで、コントローラ19は記録信号処理
回路13と記録信号処理回路17が記録信号を出力する
タイミングを、図4に模擬的に示すような記録信号とな
るように調整する。つまり、番組信号であるスクランブ
ルのかかったディジタルビデオ信号は図4のpに示す位
置を先頭に、1、2、3、4、・・・・・の順にヘリカ
ルトラックに記録され、一方キー情報は図4のqに示
す、ディジタルビデオ信号の先頭よりも前に再生できる
位置に記録される。なお、実際のビデオ信号の先頭pと
キー情報qとの位置関係は、回転ヘッドと固定ヘッドの
実際の位置関係により左右され、図4と全く同じにはな
らないことを断っておく。図4はあくまで一例を模擬的
に示したものである。
【0037】再生時には、図4に示したように記録され
た磁気テープ20から、まず固定磁気再生ヘッド25に
よりリニアトラックのqの部分のキー情報要求信号が再
生されて、キー情報要求信号のための再生信号処理回路
26に入力される。続いて、回転磁気再生ヘッド21に
よりヘリカルトラックのpの部分から図4の1、2、
3、4、・・・・・の順にスクランブルのかかったディ
ジタルビデオ信号が再生され、番組信号のための再生信
号処理回路22に入力される。再生信号処理回路22お
よび再生信号処理回路26は、それぞれ、磁気再生ヘッ
ド21、磁気再生ヘッド25により磁気テープ20から
再生されたスクランブルされたディジタルビデオ信号お
よびキー情報要求信号に施された記録変調を復調し、ま
た記録再生で生じた符号誤りの検出や訂正を行い、さら
にブロックに分割された信号については元の連続した信
号に戻して、信号出力回路23およびキー情報要求信号
出力回路27を介して、番組信号出力端子24およびキ
ー情報要求信号出力端子28から、それぞれスクランブ
ルされたディジタルビデオ信号eとキー情報要求信号b
2 を出力する。
【0038】以上のように、まずキー情報出力端子28
からスクランブルを解くためのキー情報の送信を要求す
るキー情報要求信号b2 が出力されて、図1の実施例で
説明したように番組配信局1へ送られると、番組配信局
1はその視聴者に対して課金を行うとともに、その視聴
者の持つデコーダ3によってそのビデオ信号に施された
スクランブルを解くためのキー情報d1 をデコーダ3に
送る。これに続いて、番組信号出力端子24からスクラ
ンブルがかかったままのビデオ信号eが出力されるタイ
ミングになるように、コントローラ19により磁気テー
プ20上の信号記録位置を設定しておけば、番組信号出
力端子24をデコーダ3に接続しておくことにより、視
聴者は任意の時間に所望の番組を視聴することができ
る。
【0039】一方、このテープを再び再生した場合に
も、同様にその視聴者に対して課金が行われるととも
に、その視聴者の持つデコーダ3によってそのディジタ
ルビデオ信号に施されたスクランブルを解くためのキー
情報が番組配信局1からデコーダ3に送られる。したが
って、視聴者はいつでも何度でもその番組を楽しむこと
ができるし、一方番組を配信する側としては料金を課金
することなく視聴されることを防止でき、盗視聴を防止
できる効果がある。
【0040】なお、キー情報要求信号b1 が音声信号帯
域の信号である場合は、図4のqのキー情報要求信号が
記録される領域は、音声信号トラックでよい。その場合
は、VTR2の音声信号トラックの記録方式がアナログ
方式であっても良いが、図3のキー情報要求信号のため
の記録信号処理回路17、再生信号処理回路26はアナ
ログ回路となり、イコライザやバイアス回路などから構
成されることになる。もちろんこの場合には誤り訂正回
路など、ディジタル信号処理独特の回路は含まれないこ
とは言うまでもない。
【0041】次に、本発明の第4実施例を説明する。こ
の実施例は、キー情報要求信号の送受信を電話回線によ
り行い、また番組信号とキー情報要求信号とを同等のヘ
リカルトラック上に記録する場合の記録再生装置を示す
ものであり、その構成を図5、図6を用いて説明する。
図5の実施例では、番組信号、キー情報要求信号、キー
情報の伝送については、図2の実施例に対応したものと
している。もちろんこの場合にキー情報要求信号、キー
情報についてはいろいろな受信方法が考えられるが、こ
こでは同じ電話回線で受信する場合の説明を行う。
【0042】図5は本実施例の記録再生装置の構成を示
すブロック図、図6はそのテープ上での信号記録パター
ンを模式的に示す図である。図5において、30は信号
入力端子、31は信号入力回路、32は電話回線接続端
子、33はキー情報要求信号入力回路、34は記録信号
処理回路、35は回転ドラムに取り付けられた磁気記録
ヘッド、36はコントローラ、37は磁気テープ、38
は回転ドラムに取り付けられた磁気再生ヘッド、39は
再生信号処理回路、40は信号出力回路、41はキー情
報要求信号出力回路、42はモデム、43は信号出力端
子、44はキー情報出力回路、45はキー情報出力端子
である。
【0043】信号入力端子30を通して、スクランブル
がかけられたディジタルビデオ信号a1 が信号入力回路
31に入力されるが、それに先だって、電話回線接続端
子32に接続された電話回線を介してキー情報要求信号
b1 が入力される。このキー情報要求信号b1 は、電話
回線で送受信できるように、音声帯域の信号に変調され
たディジタル信号であり、モデム42によりディジタル
信号に復調されてキー情報要求信号入力回路33に入力
される。そして、信号入力回路31の出力と、キー情報
要求信号入力回路33の出力とは、共に記録信号処理回
路34に入力される。記録信号処理回路34は、コント
ローラ36により、テープ上の記録信号が図6に示すよ
うになるように、キー情報要求信号とスクランブルされ
たディジタルビデオ信号とを回転磁気記録ヘッド35を
介して磁気テープ37に記録する。 コントローラ36
は、磁気テープ37上の記録パターンが、図6にsで示
したヘリカルトラックにキー情報要求信号b1 が記録さ
れ、続いて図6にrで示したヘリカルトラックからスク
ランブルがかかったディジタルビデオ信号が1、2、
3、4、5、・・・・・の順になるように記録信号処理
回路34を制御する。なお、ここで必要に応じて再生時
のキー情報要求信号の出力からキー情報の入手までの時
間差を補償するため、図6のキー情報要求信号が記録さ
れるヘリカルトラックsと、番組信号であるディジタル
ビデオ信号が記録されるヘリカルトラックrとの間に、
空のヘリカルトラックが挿入されるようにタイミングを
調整することも考えられる。
【0044】再生時には、回転磁気再生ヘッド38は、
磁気テープ37から、まず図6のsのキー情報要求信号
を再生し、再生信号処理回路39に入力する。引き続き
磁気再生ヘッド38はディジタルビデオ信号の再生を、
図6のrから1、2、3、4、5、・・・・・の順に行
い再生信号処理回路39に入力する。以下、図3の実施
例と同様に、再生信号処理回路39は、コントローラ3
6により制御され、入力されたキー情報要求信号および
スクランブルされたディジタルビデオ信号に施された記
録変調を復調し、また記録再生で生じた符号誤りの検出
や訂正を行い、さらにブロックに分割された信号につい
ては元の連続した信号に戻して、ディジタルビデオ信号
は信号出力回路40に、キー情報要求信号はキー情報要
求信号出力回路41に送る。
【0045】キー情報要求信号出力回路41は、信号出
力回路40がディジタルビデオ信号eを出力する前に、
モデム42を介して電話回線接続端子32から番組配信
局5に接続された電話回線を通してキー情報要求信号b
2 を送る。番組配信局5では、このキー情報要求信号b
2 の内容を見て、要求した視聴者のデコーダでこのディ
ジタルビデオ信号に施されたスクランブルを解くための
キー情報d1 を、同じ電話回線を通して返送する。
【0046】このようにして得られたキー情報d1 は、
電話回線接続端子32からモデム42に入力される。モ
デム42によりディジタル信号に復調されたキー情報は
キー情報出力回路44に入力され、キー情報出力端子4
5からデコーダ3に向けて出力される。その後、信号出
力回路40はスクランブルのかかったディジタルビデオ
信号eを、信号出力端子43を介してデコーダ3に出力
する。ここで、本実施例ではキー情報d1 はVTRに送
られてくるので、ディジタルビデオ信号の出力をキー情
報を受信してデコーダ3に送り出すまでVTRの再生を
停止し、キー情報d1 をデコーダ3に送ってからディジ
タルビデオ信号eの再生を再開するように、コントロー
ラ36により制御することができる。
【0047】以上のように、図5の実施例においても、
図3の実施例と同様の効果をあげることができる。な
お、図5の実施例では、キー情報d1 とディジタルビデ
オ信号eの出力を別々の端子45、43によりデコーダ
3に出力するような説明になっていたが、キー情報出力
回路44の出力を信号出力回路40に接続し、コントロ
ーラ36によって信号出力端子43からの出力を切り換
えるようにしても良い。その場合にはデコーダ3との接
続はこの信号出力1本のみとなり、まずキー情報が、引
き続きスクランブルのかかったディジタルビデオ信号が
出力されることになる。
【0048】次に、本発明の第5実施例を説明する。こ
の実施例は、キー情報要求信号をディジタルビデオ信号
と同じヘリカルトラック上に領域分割方式で記録するこ
とができるようにした記録再生装置を示すものである。
ディジタルVTRでは、オーディオ信号とビデオ信号を
同一ヘリカルトラックに領域分割で記録することが多い
が、ここでもキー情報要求信号をディジタルオーディオ
領域を利用して記録する場合を説明する。さらに、キー
情報要求信号はVTRからはディジタルオーディオ信号
の再生回路を利用して、オーディオ帯域の信号として出
力され電話回線で番組配信局に送られるものとするが、
もちろん記録領域についても再生および送信の仕方につ
いてもこれに限られるわけではない。
【0049】図7は本実施例の記録再生装置の構成を示
すブロック図、図8はそのテープ上での信号記録パター
ンを模式的に示す図である。図7において、50は信号
入力端子、51は信号入力回路、52はキー情報要求信
号抽出回路、53は記録信号処理回路、54は回転ドラ
ムに取り付けられた磁気記録ヘッド、55はコントロー
ラ、56は磁気テープ、57は回転ドラムに取り付けら
れた磁気再生ヘッド、58は再生信号処理回路、59は
キー情報要求信号出力回路、60はキー情報要求信号出
力端子、その他は図5と同じである。
【0050】信号入力端子50にはキー情報要求信号b
1 と、それに引き続きスクランブルがかけられたディジ
タルビデオ信号a1 が入力される。本実施例では、キー
情報要求信号b1 には、番組配信局がキー情報要求信号
の受信並びにキー情報の送信に用いる電話回線の電話番
号が、情報として含まれるものとする。また、視聴者が
加入している電話回線はプッシュフォン回線であるもの
とする。これらの入力信号は信号入力回路51に入力さ
れ、ここでキー情報要求信号はキー情報要求信号抽出回
路52により分離抽出されるとともに、キー情報要求信
号のに含まれる電話番号はトーンダイヤル信号をA/D
変換した形式の信号に、それ以外の信号も所定の変調を
施されて音声帯域に変換されてからA/D変換した形式
の信号に変換されて、本VTRで用いられるディジタル
オーディオ信号のフォーマットに組み立てられる。そし
て、信号入力回路51からはスクランブルがかけられた
ままのディジタルビデオ信号a1 が、また、キー情報抽
出回路52からはそのスクランブルを解くためのキー情
報を要求するディジタルオーディオフォーマット化され
たキー情報要求信号b1 が、それぞれタイミングを調整
されて記録信号処理回路53に送られる。
【0051】記録信号処理回路53はコントローラ55
によりタイミングを制御されて、入力されたキー情報要
求信号とディジタルビデオ信号とをそれぞれテープに記
録するための信号処理、すなわち信号のブロック分割、
誤り検出符号や誤り訂正符号の付加などを行い、キー情
報要求信号はディジタルオーディオ信号としてディジタ
ルビデオ信号と多重させ、記録変調を行う。そして、回
転磁気記録ヘッド54により、図8に示すように磁気テ
ープ56上に記録する。コントローラ55は、図8のu
で示した領域にディジタルオーディオ信号フォーマット
化されたキー情報要求信号を、その続きのtで示した領
域を先頭に1、2、3、4、5、・・・・・・の順にス
クランブルがかかったままのディジタルビデオ信号を記
録するように、記録信号処理回路53を制御する。な
お、図6の場合と同様に、図8においてもキー情報要求
信号の記録位置は一例を示したに過ぎず、番組信号であ
るディジタルビデオ信号よりも先に再生できる位置であ
れば、例えばもう10トラック前にすることなどもでき
るし、信号量によっては複数トラックの該当領域にまた
がらせることもできる。
【0052】再生時には、回転磁気再生ヘッド57によ
り、図8のように記録された磁気テープ56から図8の
uのキー情報要求信号に引き続き、図8のtのスクラン
ブルされたディジタルビデオ信号が1、2、3、4、
5、・・・・の順に再生され、再生信号処理回路58に
入力される。再生信号処理回路58は、コントローラ5
5により制御され、入力されたキー情報要求信号とスク
ランブルされたディジタルビデオ信号に施された記録変
調を復調し、また記録再生で生じた符号誤りの検出や訂
正を行い、さらにブロックに分割された信号については
元の連続した信号に戻して、ディジタルビデオ信号は信
号出力回路40に、キー情報要求信号はディジタルオー
ディオ信号と同様の処理を行い、D/A変換して音声帯
域の信号にしてからキー情報要求信号出力回路59に送
る。
【0053】キー情報要求信号出力回路59は、信号出
力回路40がディジタルビデオ信号を出力する前に、キ
ー情報要求信号出力端子60に接続された電話回線を開
き、キー情報要求信号b2 の出力を開始する。電話回線
にトーンダイヤル信号を出力すると、電話回線は番組配
信局につながる。キー情報要求信号出力回路59はキー
情報要求信号b2 の先頭の電話番号部分の出力を終える
と、電話が番組配信局につながるのを待ち、電話がつな
がったら残りのキー情報要求信号を出力する。このよう
にしてキー情報要求信号b2 が番組配信局に送られる
と、他の実施例と同様に番組配信局はその視聴者に課金
を行い、キー情報d1 を送り返してくるので、本実施例
図には示されていないがこのキー情報をデコーダ3に入
力し、引き続き信号出力回路40が信号出力端子43か
らスクランブルされたディジタルビデオ信号をデコーダ
3に出力する。
【0054】以上のように、図7の実施例においても他
の実施例と同様に、視聴者はいつでも何度でもその番組
を楽しむことができるし、一方番組を配信する側はキー
情報を送る度に課金を行うことができるので、料金を課
金することなく視聴されことがなく、盗視聴を防止する
ことができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信局側(例えば番組配信側あるいはCATV局側)か
ら見れば、有料で特定視聴者向けに配信した番組に課金
でき、一方視聴者は送られてきた番組をいつでも好きな
ときに自由に視聴できるようになる。
【0056】また、本発明では、送信局側にとっては視
聴回数に応じた課金を行うことができる。一方視聴者側
にとっては繰り返し視聴したい場合にもテープ等の記録
媒体に受信した信号を記録し、これを保存しておけば、
再度配信してもらう必要がなくなるので、番組配信を行
なう側にとっても、視聴する側にとっても便利な記録再
生方法および装置が実現できる。
【0057】さらに、キー信号を要求するための信号に
電話番号を入れておくことにより、VTRを再生操作す
るだけで自動的にスクランブルを解くためのキー情報を
得ることができるので、操作が面倒になることもないと
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の信号伝送方法の第1実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】 本発明の信号伝送方法の第2実施例を示すブ
ロック図である。
【図3】 本発明の第3実施例の記録再生方法を実施す
る装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 図3の装置によって記録された信号記録パタ
ーンの模式図である。
【図5】 本発明の第4実施例の記録再生方法を実施す
る装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 図5の装置によって記録された信号記録パタ
ーンの模式図である。
【図7】 本発明の第5実施例の記録再生方法を実施す
る装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 図7の装置によって記録された信号記録パタ
ーンの模式図である。
【符号の説明】
1、5…番組配信局、2、6…VTR、3…デコーダ、
4…TV受像機、12、31、51…信号入力回路、1
3、17、34、53…記録信号処理回路、17、3
6、55…コントローラ、33…キー情報要求信号入力
回路、22、26、39、58…再生信号処理回路、2
3、40…信号出力回路、27、41、59…キー情報
要求信号出力回路、42…モデム、44…キー情報出力
回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/10 H04N 7/14 - 7/173 H04N 7/20 - 7/22

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクランブルを施された信号を送信する
    信号伝送方法であって、 該信号の送信局側は、スクランブルされた信号と共に、
    該スクランブルを解くためのキー情報の要求に必要な
    ー情報要求信号を受信局側に送信し、該信号の受信局側は、該スクランブルされた信号および
    該キー情報要求信号を記録し、記録されている該キー情
    報要求信号によって該送信局側に該キー情報を要求し、 該信号の送信局側は、受信局側から該キー情報の要求が
    あった場合に、 前記キー情報を受信局側に送信するよう
    にしたことを特徴とする信号伝送方法。
  2. 【請求項2】 前記信号の送信局側は、前記受信局側か
    らのキー情報の要求を電話回線を通じて受信し、前記キ
    ー情報を電話回線を通じて送信するようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の信号伝送方法。
  3. 【請求項3】 前記受信局側からのキー情報の要求は、
    前記電話回線の電話番号と共に送信されるようにしたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の信号伝送方法。
  4. 【請求項4】 スクランブルを施された入力信号を受信
    して記録再生する記録再生方法であって、 前記入力信号をスクランブルされたまま記録すると共
    に、該スクランブルされた入力信号と共に伝送される、
    該スクランブルを解くためのキー情報の要求に必要な
    ー情報要求信号を記録し、再生時にはスクランブルされ
    た信号の再生に先立って該キー情報要求信号を再生し、
    該キー情報要求信号によって該キー情報を外部に要求
    し、キー情報を受信し、再生された信号のスクランブル
    を解いて出力を行うようにしたことを特徴とする記録再
    生方法。
  5. 【請求項5】 前記キー情報要求信号の記録再生は、音
    声帯域信号として音声信号記録領域に行うようにしたこ
    とを特徴とする請求項4に記載の記録再生方法。
  6. 【請求項6】 キー情報の要求および受信を電話回線を
    通じて外部に行う場合に、前記キー情報要求信号キー
    情報の要求および受信を行う電話回線の電話番号のトー
    ンダイヤル信号と共に記録るようにしたことを特徴と
    する請求項5に記載の記録再生方法。
  7. 【請求項7】 スクランブルを施された信号を送信する
    信号伝送方法であって、 該信号の送信局側は、スクランブルされた信号と共に、
    該スクランブルを解くためのキー情報の要求に必要なキ
    ー情報要求信号を受信局側に送信し、 受信局側から受信局側に記録されている該キー情報要求
    信号によって該キー情報の要求があった場合に、前記キ
    ー情報を受信局側に 送信するようにしたことを特徴とす
    る信号伝送方法。
  8. 【請求項8】 スクランブルを施された信号および該ス
    クランブルを解くためのキー情報の要求に必要なキー情
    報要求信号が記録された記録媒体を再生する再生方法で
    あって、 前記スクランブルを施された信号の再生に先立って該キ
    ー情報要求信号を再生し、該キー情報要求信号によって
    該キー情報を要求し、キー情報を受信し、再生された信
    号のスクランブルを解いて出力を行うようにしたことを
    特徴とする再生方法。
  9. 【請求項9】 前記送信局側は、前記キー情報を送信し
    た時に課金を行うことを特徴とする請求項1または請求
    項7に記載の信号伝送方法。
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