JPH09214535A - 車両内伝送制御装置及びその伝送制御方法 - Google Patents
車両内伝送制御装置及びその伝送制御方法Info
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- JPH09214535A JPH09214535A JP8022494A JP2249496A JPH09214535A JP H09214535 A JPH09214535 A JP H09214535A JP 8022494 A JP8022494 A JP 8022494A JP 2249496 A JP2249496 A JP 2249496A JP H09214535 A JPH09214535 A JP H09214535A
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- transmission
- electronic control
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 開発時間を短縮し、システムの低コスト化を
図ることができるとともに、バスラインにおける伝送効
率を向上する。 【解決手段】 収集専用電子制御ユニット7は、外部か
ら入力された入力信号を収集し、クロック入力用通信ラ
インL2 を介して入力される一の電子制御ユニット6か
らの同期用クロック信号に同期して、データ送信用通信
ラインL3 を介して一の電子制御ユニット6に対しデー
タ送信を行なうので、一の電子制御ユニット6における
最適なタイミングでデータ収集を行なうことができ、一
の電子制御ユニット6は、効率的な制御が行なえるとと
もに、収集専用電子制御ユニット7の送信は、バスライ
ン8を占有することがなく、バスライン8の実質的な伝
送効率を向上させることができる。
図ることができるとともに、バスラインにおける伝送効
率を向上する。 【解決手段】 収集専用電子制御ユニット7は、外部か
ら入力された入力信号を収集し、クロック入力用通信ラ
インL2 を介して入力される一の電子制御ユニット6か
らの同期用クロック信号に同期して、データ送信用通信
ラインL3 を介して一の電子制御ユニット6に対しデー
タ送信を行なうので、一の電子制御ユニット6における
最適なタイミングでデータ収集を行なうことができ、一
の電子制御ユニット6は、効率的な制御が行なえるとと
もに、収集専用電子制御ユニット7の送信は、バスライ
ン8を占有することがなく、バスライン8の実質的な伝
送効率を向上させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両内伝送制御装
置及び車両の伝送制御方法に係り、特に車両内に配置さ
れた複数の車載用電子機器間を通信線(バスライン)を
介して接続し、マスタ−スレーブ方式で通信線をアクセ
スすることにより車載用電子機器のデータ送受信を行な
う車両内伝送制御装置及び車両内伝送制御方法に関す
る。
置及び車両の伝送制御方法に係り、特に車両内に配置さ
れた複数の車載用電子機器間を通信線(バスライン)を
介して接続し、マスタ−スレーブ方式で通信線をアクセ
スすることにより車載用電子機器のデータ送受信を行な
う車両内伝送制御装置及び車両内伝送制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図15に従来の車両内伝送制御システム
をオートマチックトランスミッション搭載車に適用した
場合の概要構成ブロック図を示す。車両内伝送制御シス
テム51は、エンジンルーム内に配置され、オートマチ
ックトランスミッション関係の電子制御を行なうオート
マチックトランスミッションECU(以下、A/TEC
Uという。)52と、エンジンルーム内に配置され、A
/TECU52と通信ラインL11を介して接続され、A
/TECU2の制御下でエンジン関係の電子制御を行な
うエンジンECU53と、フード(HOOD)開/閉状態、
油圧等を監視し電子制御を行なうフロントECU54
と、車両室内に配置され各種情報を表示するためのディ
スプレイ、メータ等の電子制御を行なうコンビメータE
CU55と、車両室内に配置され、車両内伝送制御シス
テム全体の制御を行なうメインECU56と、車両室内
に配置され、各種スイッチの状態を検出してスイッチ状
態データを出力するコラムスイッチECU57と、を備
えて構成されている。
をオートマチックトランスミッション搭載車に適用した
場合の概要構成ブロック図を示す。車両内伝送制御シス
テム51は、エンジンルーム内に配置され、オートマチ
ックトランスミッション関係の電子制御を行なうオート
マチックトランスミッションECU(以下、A/TEC
Uという。)52と、エンジンルーム内に配置され、A
/TECU52と通信ラインL11を介して接続され、A
/TECU2の制御下でエンジン関係の電子制御を行な
うエンジンECU53と、フード(HOOD)開/閉状態、
油圧等を監視し電子制御を行なうフロントECU54
と、車両室内に配置され各種情報を表示するためのディ
スプレイ、メータ等の電子制御を行なうコンビメータE
CU55と、車両室内に配置され、車両内伝送制御シス
テム全体の制御を行なうメインECU56と、車両室内
に配置され、各種スイッチの状態を検出してスイッチ状
態データを出力するコラムスイッチECU57と、を備
えて構成されている。
【0003】A/TECU52、フロントECU54、
コンビメータECU55、メインECU56及びコラム
スイッチECU57は、互いにバスライン58により接
続されている。この場合において、A/TECU52、
フロントECU54、メインECU56及びコラムスイ
ッチECU57は、バスライン58を介したデータ伝送
方式としてトークンパッシング方式を採用している。こ
の場合において、コンビメータECU55が含まれてい
ないのは、コンビメータECU55は、データ受信の機
能のみを有しており、データ送信機能を有していないか
らである。
コンビメータECU55、メインECU56及びコラム
スイッチECU57は、互いにバスライン58により接
続されている。この場合において、A/TECU52、
フロントECU54、メインECU56及びコラムスイ
ッチECU57は、バスライン58を介したデータ伝送
方式としてトークンパッシング方式を採用している。こ
の場合において、コンビメータECU55が含まれてい
ないのは、コンビメータECU55は、データ受信の機
能のみを有しており、データ送信機能を有していないか
らである。
【0004】ここで、トークンパッシング方式について
説明する。トークンパッシング方式は、トークン(送信
権)を各ECU間で順番に巡回させ、サイクリックに通
信を行なう方式であり、トークンを保持しているECU
のみがバスライン58をアクセスしてデータ送信を行な
えるようになっている。
説明する。トークンパッシング方式は、トークン(送信
権)を各ECU間で順番に巡回させ、サイクリックに通
信を行なう方式であり、トークンを保持しているECU
のみがバスライン58をアクセスしてデータ送信を行な
えるようになっている。
【0005】従って、各ECUに送信の機会を均等に与
えることができるとともに、ノード間の通信を確実に、
かつ、高速に行なうことができるという特徴がある。A
/TECU52には、センサとしてホールド状態か否か
を判別するホールドセンサ、オーバードライブ状態を検
出するオバードライブセンサ及びシフトポジションを判
別するシフトポジションセンサが接続されている。
えることができるとともに、ノード間の通信を確実に、
かつ、高速に行なうことができるという特徴がある。A
/TECU52には、センサとしてホールド状態か否か
を判別するホールドセンサ、オーバードライブ状態を検
出するオバードライブセンサ及びシフトポジションを判
別するシフトポジションセンサが接続されている。
【0006】フロントECU54には、センサとしてフ
ードの開閉状態を検出するためのフードセンサ、バッテ
リーの電圧状態を判別するためのチャージセンサ、ブレ
ーキオイルの圧力を検出するための油圧センサ、ブレー
キオイルの量を判別するためのブレーキ液レベルセンサ
及びウォッシャ液の量を判別するためのウォッシャ液レ
ベルセンサが接続されている。
ードの開閉状態を検出するためのフードセンサ、バッテ
リーの電圧状態を判別するためのチャージセンサ、ブレ
ーキオイルの圧力を検出するための油圧センサ、ブレー
キオイルの量を判別するためのブレーキ液レベルセンサ
及びウォッシャ液の量を判別するためのウォッシャ液レ
ベルセンサが接続されている。
【0007】コラムスイッチECU57には、スイッチ
として、ヘッドランプスイッチ、テイルランプスイッ
チ、ディマ(dimmer)スイッチ、ターンランプスイッチ
(左右)、ワイパスイッチ、フロントウォッシャスイッ
チ、フロントワイパミストスイッチ、リヤワイパスイッ
チ、リヤウォッシャスイッチ及びヘッドランプウォッシ
ャスイッチが接続されている。
として、ヘッドランプスイッチ、テイルランプスイッ
チ、ディマ(dimmer)スイッチ、ターンランプスイッチ
(左右)、ワイパスイッチ、フロントウォッシャスイッ
チ、フロントワイパミストスイッチ、リヤワイパスイッ
チ、リヤウォッシャスイッチ及びヘッドランプウォッシ
ャスイッチが接続されている。
【0008】次に上記従来の車両内伝送制御システムに
おける各ECU間の概要通信動作を説明する。この場合
において、トークン(送信権)は、A/TECU52
(トークンアドレス=1)→フロントECU54(トー
クンアドレス=2)→メインECU56(トークンアド
レス=3)→コラムスイッチECU57(トークンアド
レス=4)→A/TECU52(トークンアドレス=
1)→……の順番でサイクリックに渡されるものとす
る。
おける各ECU間の概要通信動作を説明する。この場合
において、トークン(送信権)は、A/TECU52
(トークンアドレス=1)→フロントECU54(トー
クンアドレス=2)→メインECU56(トークンアド
レス=3)→コラムスイッチECU57(トークンアド
レス=4)→A/TECU52(トークンアドレス=
1)→……の順番でサイクリックに渡されるものとす
る。
【0009】トークンを有するトークンアドレス=1の
A/TECU52がトークンアドレス=2としてバスラ
イン58を介してデータD1 を送信すると、トークンア
ドレス=2のフロントECU54は、当該データD1 を
受信する。そしてデータD1 を受信したフロントECU
54は、トークンを得ることとなるので、トークンアド
レス=3としてバスライン58を介してデータD2 を送
信する。従って、バスライン58上には、データD1 及
びデータD2 が順次出力された状態となる。
A/TECU52がトークンアドレス=2としてバスラ
イン58を介してデータD1 を送信すると、トークンア
ドレス=2のフロントECU54は、当該データD1 を
受信する。そしてデータD1 を受信したフロントECU
54は、トークンを得ることとなるので、トークンアド
レス=3としてバスライン58を介してデータD2 を送
信する。従って、バスライン58上には、データD1 及
びデータD2 が順次出力された状態となる。
【0010】これによりトークンアドレス=3のメイン
ECU56は、データD2 を受信し、トークンを得て、
トークンアドレス=4としてバスライン58を介してデ
ータD3 を送信する。従って、バスライン58上には、
データD1 、データD2 及びデータD3 が順次出力され
た状態となる。
ECU56は、データD2 を受信し、トークンを得て、
トークンアドレス=4としてバスライン58を介してデ
ータD3 を送信する。従って、バスライン58上には、
データD1 、データD2 及びデータD3 が順次出力され
た状態となる。
【0011】さらにトークンアドレス=4のコラムスイ
ッチECU57は、データD3 を受信して、トークンを
得、トークンアドレス=1としてデータD4 をバスライ
ン58を介して送信する。これらの結果、トークンアド
レス=1のA/TECU52は、再びトークンを得るこ
ととなり、以上の通信動作を1サイクルとしてサイクリ
ックに通信動作を行なうこととなる。
ッチECU57は、データD3 を受信して、トークンを
得、トークンアドレス=1としてデータD4 をバスライ
ン58を介して送信する。これらの結果、トークンアド
レス=1のA/TECU52は、再びトークンを得るこ
ととなり、以上の通信動作を1サイクルとしてサイクリ
ックに通信動作を行なうこととなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車両内伝送
制御システムにおいては、被制御装置を有せず状態検出
のみを行なって状態検出データを出力する機能のみを有
するECUもバスラインに接続されており、状態検出デ
ータを利用しようとするECUが一あるいは少ない場合
であっても、当該状態検出データを出力する機能のみを
有するECUに他のECUと同様の通信機能を持たせる
必要があるので、コストが割高になるとともに、当該E
CUにもトークンを与える必要があるためシステム全体
としての伝送効率が低下してしまうという問題点があっ
た。
制御システムにおいては、被制御装置を有せず状態検出
のみを行なって状態検出データを出力する機能のみを有
するECUもバスラインに接続されており、状態検出デ
ータを利用しようとするECUが一あるいは少ない場合
であっても、当該状態検出データを出力する機能のみを
有するECUに他のECUと同様の通信機能を持たせる
必要があるので、コストが割高になるとともに、当該E
CUにもトークンを与える必要があるためシステム全体
としての伝送効率が低下してしまうという問題点があっ
た。
【0013】より具体的には、コラムスイッチECU5
7は、接続されている図示しないスイッチのオン/オフ
等を検出し、各スイッチングのチャタリング除去を行な
った後に状態検出データとしてのスイッチデータを生成
して出力するものであり、被制御装置が接続されている
わけではない。
7は、接続されている図示しないスイッチのオン/オフ
等を検出し、各スイッチングのチャタリング除去を行な
った後に状態検出データとしてのスイッチデータを生成
して出力するものであり、被制御装置が接続されている
わけではない。
【0014】しかしながら、このコラムスイッチECU
57をバスラインに接続させるためには、コラムスイッ
チECU57もバスアクセス等の通信プロトコルに対応
させる必要がありハードウェア及びソフトウェアの開発
時間がかかるという問題点があった。
57をバスラインに接続させるためには、コラムスイッ
チECU57もバスアクセス等の通信プロトコルに対応
させる必要がありハードウェア及びソフトウェアの開発
時間がかかるという問題点があった。
【0015】また、仮にハードウェア及びソフトウェア
の開発を行なったとしても、ハードウェア及びソフトウ
ェアの規模が大きくなるため、カスタムIC化を行なう
場合には、ゲート数が多く必要(数千ゲート以上必要)
となり、システムの低コスト化が困難であるという問題
点があった。
の開発を行なったとしても、ハードウェア及びソフトウ
ェアの規模が大きくなるため、カスタムIC化を行なう
場合には、ゲート数が多く必要(数千ゲート以上必要)
となり、システムの低コスト化が困難であるという問題
点があった。
【0016】さらにコラムスイッチECU57をバスラ
インに接続した場合には、バスラインに接続された複数
のECUのうちスイッチデータを使用するECUが一つ
あるいは非常に少ない場合であっても、コラムスイッチ
ECU57がスイッチデータを送信するためだけにバス
ラインが占有される時間が発生するので、伝送効率が低
下してしまうという問題点があった。
インに接続した場合には、バスラインに接続された複数
のECUのうちスイッチデータを使用するECUが一つ
あるいは非常に少ない場合であっても、コラムスイッチ
ECU57がスイッチデータを送信するためだけにバス
ラインが占有される時間が発生するので、伝送効率が低
下してしまうという問題点があった。
【0017】そこで、本発明の目的は、開発時間を短縮
し、システムの低コスト化を図ることができるととも
に、バスラインにおける伝送効率を向上することが可能
な車両内伝送制御システム及び車両内伝送制御システム
の伝送制御方法を提供することにある。
し、システムの低コスト化を図ることができるととも
に、バスラインにおける伝送効率を向上することが可能
な車両内伝送制御システム及び車両内伝送制御システム
の伝送制御方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の電子制御ユニットが互いにバスラインを介して接
続されデータ送受信を行なう車両内伝送制御装置におい
て、前記複数の電子制御ユニットのうちいずれか一の電
子制御ユニットに前記バスラインとは独立した通信ライ
ンにより接続され、かつ、外部から入力された入力信号
を収集し、送信データを生成して前記通信ラインを介し
て前記一の電子制御ユニットに対して出力する収集専用
電子制御ユニットを備えて構成する。
複数の電子制御ユニットが互いにバスラインを介して接
続されデータ送受信を行なう車両内伝送制御装置におい
て、前記複数の電子制御ユニットのうちいずれか一の電
子制御ユニットに前記バスラインとは独立した通信ライ
ンにより接続され、かつ、外部から入力された入力信号
を収集し、送信データを生成して前記通信ラインを介し
て前記一の電子制御ユニットに対して出力する収集専用
電子制御ユニットを備えて構成する。
【0019】請求項1記載の発明によれば、収集専用電
子制御ユニットは、外部から入力された入力信号を収集
して送信データを生成し、通信ラインを介して当該通信
ラインを介して接続された一の電子制御ユニットに対し
てバスラインを介したデータ送受信動作と並行して出力
する。
子制御ユニットは、外部から入力された入力信号を収集
して送信データを生成し、通信ラインを介して当該通信
ラインを介して接続された一の電子制御ユニットに対し
てバスラインを介したデータ送受信動作と並行して出力
する。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記複数の電子制御ユニットは、前記バス
ラインを介して非同期伝送方式によりデータ送受信を行
なっており、前記収集専用電子制御ユニットは、前記通
信ラインを介して同期伝送方式によりデータ送信を行な
うように構成する。
明において、前記複数の電子制御ユニットは、前記バス
ラインを介して非同期伝送方式によりデータ送受信を行
なっており、前記収集専用電子制御ユニットは、前記通
信ラインを介して同期伝送方式によりデータ送信を行な
うように構成する。
【0021】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用に加えて、複数の電子制御ユニットは、
バスラインを介して非同期伝送方式により相互にデータ
送受信を行なっており、収集専用電子制御ユニットは、
通信ラインを介して同期伝送方式により当該通信ライン
を介して接続された一の電子制御ユニットに対しデータ
送信を行なう。
載の発明の作用に加えて、複数の電子制御ユニットは、
バスラインを介して非同期伝送方式により相互にデータ
送受信を行なっており、収集専用電子制御ユニットは、
通信ラインを介して同期伝送方式により当該通信ライン
を介して接続された一の電子制御ユニットに対しデータ
送信を行なう。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明において、前記複数の電子制御ユニット
相互間においては、前記バスラインを介して、マスタ−
スレーブ方式によりデータ送受信を行ない、前記収集専
用電子制御ユニットが接続される電子制御ユニットは、
マスタ装置として機能するように構成する。
項2記載の発明において、前記複数の電子制御ユニット
相互間においては、前記バスラインを介して、マスタ−
スレーブ方式によりデータ送受信を行ない、前記収集専
用電子制御ユニットが接続される電子制御ユニットは、
マスタ装置として機能するように構成する。
【0023】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は請求項2記載の発明の作用に加えて、収集専用電子制
御ユニットが接続される電子制御ユニットをマスタ装置
として複数の電子制御ユニット相互間においてバスライ
ンを介して、マスタ−スレーブ方式によりデータ送受信
を行なう。
は請求項2記載の発明の作用に加えて、収集専用電子制
御ユニットが接続される電子制御ユニットをマスタ装置
として複数の電子制御ユニット相互間においてバスライ
ンを介して、マスタ−スレーブ方式によりデータ送受信
を行なう。
【0024】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれかに記載の発明において、前記収集専用電
子制御ユニットは、前記通信ラインを介してクロック同
期伝送方式によりデータ送信を行なうように構成する。
請求項4記載の発明によれば、請求項1乃至請求項3の
いずれかに記載の発明の作用に加えて、収集専用電子制
御ユニットは、通信ラインを介してクロック同期伝送方
式によりデータ送信を行なう。
項3のいずれかに記載の発明において、前記収集専用電
子制御ユニットは、前記通信ラインを介してクロック同
期伝送方式によりデータ送信を行なうように構成する。
請求項4記載の発明によれば、請求項1乃至請求項3の
いずれかに記載の発明の作用に加えて、収集専用電子制
御ユニットは、通信ラインを介してクロック同期伝送方
式によりデータ送信を行なう。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前記通信ラインは、クロック入力用通信ラ
インと、データ送信用通信ラインと、を有し、前記収集
専用電子制御ユニットには、前記クロック入力用通信ラ
インを介して前記マスタ装置を構成する電子制御ユニッ
トから同期用クロック信号が入力されるように構成す
る。
明において、前記通信ラインは、クロック入力用通信ラ
インと、データ送信用通信ラインと、を有し、前記収集
専用電子制御ユニットには、前記クロック入力用通信ラ
インを介して前記マスタ装置を構成する電子制御ユニッ
トから同期用クロック信号が入力されるように構成す
る。
【0026】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の作用に加えて、収集専用電子制御ユニット
は、クロック入力用通信ラインを介してマスタ装置を構
成する電子制御ユニットから同期用クロック信号が入力
され、同期用クロック信号に同期してデータ送信用通信
ラインを介してデータを送信する。
載の発明の作用に加えて、収集専用電子制御ユニット
は、クロック入力用通信ラインを介してマスタ装置を構
成する電子制御ユニットから同期用クロック信号が入力
され、同期用クロック信号に同期してデータ送信用通信
ラインを介してデータを送信する。
【0027】請求項6記載の発明は、複数の電子制御ユ
ニットが互いにバスラインを介して接続されデータ送受
信を行なう車両内伝送制御装置において、前記複数の電
子制御ユニットのうち少なくとも一の電子制御ユニット
は、前記バスラインに直接接続され、前記データ送受信
を行なう制御ユニットと、前記制御ユニットとは物理的
に隔離された位置に配置され、前記制御ユニットに前記
バスラインとは独立した通信ラインにより接続され、か
つ、外部から入力された入力信号を収集し、送信データ
を生成して前記通信ラインを介して前記制御ユニットに
対して出力する収集専用ユニットと、を備えて構成す
る。
ニットが互いにバスラインを介して接続されデータ送受
信を行なう車両内伝送制御装置において、前記複数の電
子制御ユニットのうち少なくとも一の電子制御ユニット
は、前記バスラインに直接接続され、前記データ送受信
を行なう制御ユニットと、前記制御ユニットとは物理的
に隔離された位置に配置され、前記制御ユニットに前記
バスラインとは独立した通信ラインにより接続され、か
つ、外部から入力された入力信号を収集し、送信データ
を生成して前記通信ラインを介して前記制御ユニットに
対して出力する収集専用ユニットと、を備えて構成す
る。
【0028】請求項6記載の発明によれば、収集専用ユ
ニットは、外部から入力された入力信号を収集し、送信
データを生成して通信ラインを介して制御ユニットに対
して出力する。これと並行して制御ユニットは、バスラ
インを介して他の電子制御ユニットとの間で直接的にデ
ータ送受信を行なう。
ニットは、外部から入力された入力信号を収集し、送信
データを生成して通信ラインを介して制御ユニットに対
して出力する。これと並行して制御ユニットは、バスラ
インを介して他の電子制御ユニットとの間で直接的にデ
ータ送受信を行なう。
【0029】従って、制御ユニットは、収集専用ユニッ
トの送信データから得られた情報も含めて他の電子制御
ユニットとデータ送受信を行なえる。請求項7記載の発
明は、請求項6記載の発明において、前記複数の電子制
御ユニットは、前記バスラインを介して非同期伝送方式
によりデータ送受信を行なっており、前記収集専用ユニ
ットは、前記通信ラインを介して同期伝送方式により前
記制御ユニットにデータ送信を行なうように構成する。
トの送信データから得られた情報も含めて他の電子制御
ユニットとデータ送受信を行なえる。請求項7記載の発
明は、請求項6記載の発明において、前記複数の電子制
御ユニットは、前記バスラインを介して非同期伝送方式
によりデータ送受信を行なっており、前記収集専用ユニ
ットは、前記通信ラインを介して同期伝送方式により前
記制御ユニットにデータ送信を行なうように構成する。
【0030】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の発明の作用に加えて、複数の電子制御ユニットは、
バスラインを介して非同期伝送方式によりデータ送受信
を行なっており、収集専用ユニットは、通信ラインを介
して同期伝送方式により制御ユニットにデータ送信を行
なう。
載の発明の作用に加えて、複数の電子制御ユニットは、
バスラインを介して非同期伝送方式によりデータ送受信
を行なっており、収集専用ユニットは、通信ラインを介
して同期伝送方式により制御ユニットにデータ送信を行
なう。
【0031】請求項8記載の発明は、請求項6又は請求
項7記載の発明において、前記複数の電子制御ユニット
相互間においては、前記バスラインを介して、マスタ−
スレーブ方式によりデータ送受信を行ない、前記収集専
用ユニットを備えた電子制御ユニットは、マスタ装置と
して機能するように構成する。
項7記載の発明において、前記複数の電子制御ユニット
相互間においては、前記バスラインを介して、マスタ−
スレーブ方式によりデータ送受信を行ない、前記収集専
用ユニットを備えた電子制御ユニットは、マスタ装置と
して機能するように構成する。
【0032】請求項8記載の発明によれば、請求項6又
は請求項7記載の発明の作用に加えて、収集専用ユニッ
トを備えた電子制御ユニットをマスタ装置として複数の
電子制御ユニット相互間においては、バスラインを介し
て、マスタ−スレーブ方式によりデータ送受信を行な
う。
は請求項7記載の発明の作用に加えて、収集専用ユニッ
トを備えた電子制御ユニットをマスタ装置として複数の
電子制御ユニット相互間においては、バスラインを介し
て、マスタ−スレーブ方式によりデータ送受信を行な
う。
【0033】請求項9記載の発明は、請求項6乃至請求
項8のいずれかに記載の発明において、前記収集専用ユ
ニットは、前記通信ラインを介してクロック同期伝送方
式によりデータ送信を行なうように構成する。請求項9
記載の発明によれば、請求項6乃至請求項8のいずれか
に記載の発明の作用に加えて、収集専用ユニットは、通
信ラインを介してクロック同期伝送方式によりデータ送
信を行なう。
項8のいずれかに記載の発明において、前記収集専用ユ
ニットは、前記通信ラインを介してクロック同期伝送方
式によりデータ送信を行なうように構成する。請求項9
記載の発明によれば、請求項6乃至請求項8のいずれか
に記載の発明の作用に加えて、収集専用ユニットは、通
信ラインを介してクロック同期伝送方式によりデータ送
信を行なう。
【0034】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明において、前記通信ラインは、クロック入力用通信
ラインと、データ送信用通信ラインと、を有し、前記収
集専用ユニットには、前記クロック入力用通信ラインを
介して前記制御ユニットから同期用クロック信号が入力
されるように構成する。
発明において、前記通信ラインは、クロック入力用通信
ラインと、データ送信用通信ラインと、を有し、前記収
集専用ユニットには、前記クロック入力用通信ラインを
介して前記制御ユニットから同期用クロック信号が入力
されるように構成する。
【0035】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の発明の作用に加えて、収集専用ユニットは、クロ
ック入力用通信ラインを介して入力される制御ユニット
からの同期用クロック信号に同期して、データ送信用通
信ラインを介して制御ユニットに対し、データ送信を行
なう。
記載の発明の作用に加えて、収集専用ユニットは、クロ
ック入力用通信ラインを介して入力される制御ユニット
からの同期用クロック信号に同期して、データ送信用通
信ラインを介して制御ユニットに対し、データ送信を行
なう。
【0036】請求項11記載の発明は、データ送受信を
行なうべく互いにバスラインを介して接続された複数の
電子制御ユニットと、前記複数の電子制御ユニットのう
ちいずれか一の電子制御ユニットに前記バスラインとは
独立した通信ラインにより接続され、かつ、外部から入
力された入力信号を収集し、送信データを生成して前記
通信ラインを介して前記一の電子制御ユニットに対して
出力する収集専用電子制御ユニットを備えた車両内伝送
制御装置の伝送制御方法であって、前記バスラインを介
して非同期伝送方式により前記電子制御ユニット間でデ
ータ送受信を行なう第1伝送工程と、前記通信ラインを
介して同期伝送方式により前記収集専用電子制御ユニッ
トが前記一の電子制御ユニットに対しデータ送信を行な
う第2伝送工程と、を備えて構成する。
行なうべく互いにバスラインを介して接続された複数の
電子制御ユニットと、前記複数の電子制御ユニットのう
ちいずれか一の電子制御ユニットに前記バスラインとは
独立した通信ラインにより接続され、かつ、外部から入
力された入力信号を収集し、送信データを生成して前記
通信ラインを介して前記一の電子制御ユニットに対して
出力する収集専用電子制御ユニットを備えた車両内伝送
制御装置の伝送制御方法であって、前記バスラインを介
して非同期伝送方式により前記電子制御ユニット間でデ
ータ送受信を行なう第1伝送工程と、前記通信ラインを
介して同期伝送方式により前記収集専用電子制御ユニッ
トが前記一の電子制御ユニットに対しデータ送信を行な
う第2伝送工程と、を備えて構成する。
【0037】請求項11記載の発明によれば、第1伝送
工程は、バスラインを介して非同期伝送方式により電子
制御ユニット間でデータ送受信を行なう。これと並行し
て第2伝送工程は、通信ラインを介して同期伝送方式に
より収集専用電子制御ユニットが一の電子制御ユニット
に対しデータ送信を行なう。
工程は、バスラインを介して非同期伝送方式により電子
制御ユニット間でデータ送受信を行なう。これと並行し
て第2伝送工程は、通信ラインを介して同期伝送方式に
より収集専用電子制御ユニットが一の電子制御ユニット
に対しデータ送信を行なう。
【0038】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明において、前記第1伝送工程は、マスタ−スレー
ブ方式によりデータ送受信を行ない、前記第2伝送工程
は、請求項12記載の発明によれば、請求項11記載の
発明の作用に加えて、第1伝送工程は、マスタ−スレー
ブ方式によりデータ送受信を行ない、第2伝送工程は、
クロック同期方式によりデータ送信を行なう。クロック
同期方式によりデータ送信を行なうように構成する。
の発明において、前記第1伝送工程は、マスタ−スレー
ブ方式によりデータ送受信を行ない、前記第2伝送工程
は、請求項12記載の発明によれば、請求項11記載の
発明の作用に加えて、第1伝送工程は、マスタ−スレー
ブ方式によりデータ送受信を行ない、第2伝送工程は、
クロック同期方式によりデータ送信を行なう。クロック
同期方式によりデータ送信を行なうように構成する。
【0039】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の発明において、前記第2伝送工程は、前記一の電子制
御ユニットが前記収集専用電子制御ユニットに対して動
作用クロック信号を入力するクロック入力工程と、入力
された前記動作用クロック信号に基づいて前記収集専用
電子制御ユニットが生成した前記送信データを前記一の
電子制御ユニットに対して送信するデータ送信工程と、
を備えて構成する。
の発明において、前記第2伝送工程は、前記一の電子制
御ユニットが前記収集専用電子制御ユニットに対して動
作用クロック信号を入力するクロック入力工程と、入力
された前記動作用クロック信号に基づいて前記収集専用
電子制御ユニットが生成した前記送信データを前記一の
電子制御ユニットに対して送信するデータ送信工程と、
を備えて構成する。
【0040】請求項13記載の発明によれば、請求項1
2記載の発明の作用に加えて、第2伝送工程のクロック
入力工程は、一の電子制御ユニットが収集専用電子制御
ユニットに対して動作用クロック信号を入力する。これ
によりデータ送信工程は、入力された動作用クロック信
号に基づいて収集専用電子制御ユニットが生成した送信
データを一の電子制御ユニットに対して送信する。
2記載の発明の作用に加えて、第2伝送工程のクロック
入力工程は、一の電子制御ユニットが収集専用電子制御
ユニットに対して動作用クロック信号を入力する。これ
によりデータ送信工程は、入力された動作用クロック信
号に基づいて収集専用電子制御ユニットが生成した送信
データを一の電子制御ユニットに対して送信する。
【0041】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態を説明する。図1に車両内伝送制御システム
をオートマチックトランスミッション搭載車に適用した
場合の概要構成ブロック図を示す。
な実施形態を説明する。図1に車両内伝送制御システム
をオートマチックトランスミッション搭載車に適用した
場合の概要構成ブロック図を示す。
【0042】車両内伝送制御システム1は、エンジンル
ーム内に配置され、オートマチックトランスミッション
関係の電子制御を行なうA/TECU2と、エンジンル
ーム内に配置され、A/TECU2と通信ラインL1 を
介して接続され、A/TECU2の制御下でエンジン関
係の電子制御を行なうエンジンECU3と、フード(HO
OD)開/閉状態、油圧等を監視し電子制御を行なうフロ
ントECU4と、車両室内に配置され各種情報を表示す
るためのディスプレイ、メータ等の電子制御を行なうコ
ンビメータECU5と、車両室内に配置され、車両内伝
送制御システム全体の制御を行なうメインECU6と、
車両室内に配置され、メインECU6に2本の通信ライ
ンL2 、L3 を介して接続され、各種スイッチの状態を
検出してスイッチ状態データを出力するコラムスイッチ
ECU7と、を備えて構成されている。
ーム内に配置され、オートマチックトランスミッション
関係の電子制御を行なうA/TECU2と、エンジンル
ーム内に配置され、A/TECU2と通信ラインL1 を
介して接続され、A/TECU2の制御下でエンジン関
係の電子制御を行なうエンジンECU3と、フード(HO
OD)開/閉状態、油圧等を監視し電子制御を行なうフロ
ントECU4と、車両室内に配置され各種情報を表示す
るためのディスプレイ、メータ等の電子制御を行なうコ
ンビメータECU5と、車両室内に配置され、車両内伝
送制御システム全体の制御を行なうメインECU6と、
車両室内に配置され、メインECU6に2本の通信ライ
ンL2 、L3 を介して接続され、各種スイッチの状態を
検出してスイッチ状態データを出力するコラムスイッチ
ECU7と、を備えて構成されている。
【0043】A/TECU2、フロントECU4、コン
ビメータECU5及びメインECU6は、互いにバスラ
イン8により接続されている。この場合において、A/
TECU2、フロントECU4、コンビメータECU5
及びメインECU6は、マスタ−スレーブ方式、かつ、
ポーリング方式でデータ伝送を行なっており、メインE
CU6は、マスタ装置として機能し、A/TECU2、
フロントECU4及びコンビメータECU5はスレーブ
装置として機能している。
ビメータECU5及びメインECU6は、互いにバスラ
イン8により接続されている。この場合において、A/
TECU2、フロントECU4、コンビメータECU5
及びメインECU6は、マスタ−スレーブ方式、かつ、
ポーリング方式でデータ伝送を行なっており、メインE
CU6は、マスタ装置として機能し、A/TECU2、
フロントECU4及びコンビメータECU5はスレーブ
装置として機能している。
【0044】A/TECU2には、センサとしてホール
ド状態か否かを判別するホールドセンサ、オーバードラ
イブ状態を検出するオバードライブセンサ及びシフトポ
ジションを判別するシフトポジションセンサが接続され
ている。フロントECU4には、センサとしてフードの
開閉状態を検出するためのフードセンサ、バッテリーの
電圧状態を判別するためのチャージセンサ、ブレーキオ
イルの圧力を検出するための油圧センサ、ブレーキオイ
ルの量を判別するためのブレーキ液レベルセンサ及びウ
ォッシャ液の量を判別するためのウォッシャ液レベルセ
ンサが接続されている。
ド状態か否かを判別するホールドセンサ、オーバードラ
イブ状態を検出するオバードライブセンサ及びシフトポ
ジションを判別するシフトポジションセンサが接続され
ている。フロントECU4には、センサとしてフードの
開閉状態を検出するためのフードセンサ、バッテリーの
電圧状態を判別するためのチャージセンサ、ブレーキオ
イルの圧力を検出するための油圧センサ、ブレーキオイ
ルの量を判別するためのブレーキ液レベルセンサ及びウ
ォッシャ液の量を判別するためのウォッシャ液レベルセ
ンサが接続されている。
【0045】コラムスイッチECU7には、スイッチと
して、ヘッドランプスイッチ、テイルランプスイッチ、
ディマ(dimmer)スイッチ、ターンランプスイッチ(左
右)、ワイパスイッチ、フロントウォッシャスイッチ、
フロントワイパミストスイッチ、リヤワイパスイッチ、
リヤウォッシャスイッチ及びヘッドランプウォッシャス
イッチが接続されている。
して、ヘッドランプスイッチ、テイルランプスイッチ、
ディマ(dimmer)スイッチ、ターンランプスイッチ(左
右)、ワイパスイッチ、フロントウォッシャスイッチ、
フロントワイパミストスイッチ、リヤワイパスイッチ、
リヤウォッシャスイッチ及びヘッドランプウォッシャス
イッチが接続されている。
【0046】メインECU6とコラムスイッチECU7
とを結ぶ通信ラインL2 は、メインECUが生成した同
期クロックデータをコラムスイッチECU7側に伝送
し、通信ラインL3 は、コラムスイッチECU7が生成
したスイッチ状態データをメインECU側に伝送する。
とを結ぶ通信ラインL2 は、メインECUが生成した同
期クロックデータをコラムスイッチECU7側に伝送
し、通信ラインL3 は、コラムスイッチECU7が生成
したスイッチ状態データをメインECU側に伝送する。
【0047】図2にバスライン上でデータ伝送を行なう
ための最小伝送単位であるキャラクタデータの構成を示
す。キャラクタデータCDは、データの開始を意味する
1ビットのスタートビットBSTRTと、伝送すべきデータ
そのものである8ビットのデータビットB0 〜B7と、
エラー判定を行なうための1ビットのパリティビットB
P と、データの終了を意味する1ビットのストップビッ
トBSTOPと、を備えて構成されている。
ための最小伝送単位であるキャラクタデータの構成を示
す。キャラクタデータCDは、データの開始を意味する
1ビットのスタートビットBSTRTと、伝送すべきデータ
そのものである8ビットのデータビットB0 〜B7と、
エラー判定を行なうための1ビットのパリティビットB
P と、データの終了を意味する1ビットのストップビッ
トBSTOPと、を備えて構成されている。
【0048】この場合において、実際のキャラクタ時間
(キャラクタ長)Tc としてはおよそ2.3msecと
なっている。実際のデータ伝送においては、キャラクタ
データCD単位で伝送を行なっているわけではなく、フ
レームデータ単位でデータ伝送を行なっている。
(キャラクタ長)Tc としてはおよそ2.3msecと
なっている。実際のデータ伝送においては、キャラクタ
データCD単位で伝送を行なっているわけではなく、フ
レームデータ単位でデータ伝送を行なっている。
【0049】図3にフレームデータの構成説明図を示
す。フレームデータFDは、大別すると、図3(b)に
示すように、それぞれキャラクタデータCDで構成され
ているヘッダ部10、データ部11及びブロックチェッ
クキャラクタ部(以下、BCC部という。)12からな
るが、後述のポーリング時においては、ヘッダ部10の
みで構成されている。
す。フレームデータFDは、大別すると、図3(b)に
示すように、それぞれキャラクタデータCDで構成され
ているヘッダ部10、データ部11及びブロックチェッ
クキャラクタ部(以下、BCC部という。)12からな
るが、後述のポーリング時においては、ヘッダ部10の
みで構成されている。
【0050】ヘッダ10部−データ部11間又はデータ
部11−ブロックチェックキャラクタ部12間には、図
3(a)に示すように、各部を構成するキャラクタデー
タCD同士を分離するための許容インターバル時間Tci
が設けられている。ヘッダ部10を構成するデータビッ
トB0 〜B7 は、図3(b)の下部に示すように、第8
ビットB7 が通信モード制御を行なうためのID部とな
り、第7ビットB6 がポーリングか否かを表すポーリン
グ部となり、第6ビットB5 がポーリング時にはスリー
プ制御を設定あるいは解除するかを表し、ポーリング時
以外には後述の拡張データを制御するための拡張制御デ
ータとして機能するスリープ拡張機能部となり、第5〜
第3ビットB4 〜B2 は拡張データを表す拡張データ部
となり、第2ビットB1 及び第1ビットB0 は通信先あ
るいは通信元を表すアドレス部となる。
部11−ブロックチェックキャラクタ部12間には、図
3(a)に示すように、各部を構成するキャラクタデー
タCD同士を分離するための許容インターバル時間Tci
が設けられている。ヘッダ部10を構成するデータビッ
トB0 〜B7 は、図3(b)の下部に示すように、第8
ビットB7 が通信モード制御を行なうためのID部とな
り、第7ビットB6 がポーリングか否かを表すポーリン
グ部となり、第6ビットB5 がポーリング時にはスリー
プ制御を設定あるいは解除するかを表し、ポーリング時
以外には後述の拡張データを制御するための拡張制御デ
ータとして機能するスリープ拡張機能部となり、第5〜
第3ビットB4 〜B2 は拡張データを表す拡張データ部
となり、第2ビットB1 及び第1ビットB0 は通信先あ
るいは通信元を表すアドレス部となる。
【0051】図4にID部である第8ビットB7 の設定
説明図を示す。ID部である第8ビットB7 が“0”で
ある場合には、当該通信モードはボディー系制御データ
の送受信を行なう通信モードであることを表す。また、
第8ビットB7 が“1”である場合には、当該通信モー
ドはメインECUからの要求により故障診断データの送
受信を行なう通信モードであることを表す。
説明図を示す。ID部である第8ビットB7 が“0”で
ある場合には、当該通信モードはボディー系制御データ
の送受信を行なう通信モードであることを表す。また、
第8ビットB7 が“1”である場合には、当該通信モー
ドはメインECUからの要求により故障診断データの送
受信を行なう通信モードであることを表す。
【0052】図5にアドレス部である第2ビットB1 及
び第1ビットB0 の設定説明図を示す。アドレス部であ
る第2ビットB1 及び第1ビットB0 が双方とも“0”
である場合には、当該通信先あるいは通信元はマスタ装
置であるメインECU6であることを表す。
び第1ビットB0 の設定説明図を示す。アドレス部であ
る第2ビットB1 及び第1ビットB0 が双方とも“0”
である場合には、当該通信先あるいは通信元はマスタ装
置であるメインECU6であることを表す。
【0053】また、第2ビットB1 が“0”、第1ビッ
トB0 が“1”である場合には、当該通信先あるいは通
信元はスレーブ装置であるA/TECU2であることを
表す。さらに、第2ビットB1 が“1”、第1ビットB
0 が“0”である場合には、当該通信先あるいは通信元
はスレーブ装置であるフロントECU4であることを表
す。
トB0 が“1”である場合には、当該通信先あるいは通
信元はスレーブ装置であるA/TECU2であることを
表す。さらに、第2ビットB1 が“1”、第1ビットB
0 が“0”である場合には、当該通信先あるいは通信元
はスレーブ装置であるフロントECU4であることを表
す。
【0054】なお、本実施形態においては、第2ビット
B1 及び第1ビットB0 の双方とも“1”である場合に
ついては、使用していないが、さらにもう1台のECU
を接続することが可能である。さらに接続可能なECU
数を増加させるためには、アドレス部のビット数を3ビ
ット以上に設定すれば可能である。この場合において、
マスタ装置は1台に限られるものではなく、マルチマス
タ装置構成とすることも可能である。
B1 及び第1ビットB0 の双方とも“1”である場合に
ついては、使用していないが、さらにもう1台のECU
を接続することが可能である。さらに接続可能なECU
数を増加させるためには、アドレス部のビット数を3ビ
ット以上に設定すれば可能である。この場合において、
マスタ装置は1台に限られるものではなく、マルチマス
タ装置構成とすることも可能である。
【0055】図6にメインECU6が出力するフレーム
データを構成するヘッダ部及びデータ部の具体的なフォ
ーマットを示す。図6(a)は、通常モード時にメイン
ECU6からバスライン8に出力されるポーリング要求
データとしてのフレームデータのヘッダ部のフォーマッ
トである。
データを構成するヘッダ部及びデータ部の具体的なフォ
ーマットを示す。図6(a)は、通常モード時にメイン
ECU6からバスライン8に出力されるポーリング要求
データとしてのフレームデータのヘッダ部のフォーマッ
トである。
【0056】ヘッダ部の第8ビットB7 は“0”であ
り、通常モードであることを表している。ヘッダ部の第
7ビットB6 は“1”であり、ポーリングであることを
表している。
り、通常モードであることを表している。ヘッダ部の第
7ビットB6 は“1”であり、ポーリングであることを
表している。
【0057】ヘッダ部の第6ビットB5 はスリープ制御
ビット(S)であり、S=“1”の場合にはスリープ制
御に設定し、S=“0”の場合にはスリープ制御を解除
する。ヘッダ部の第5ビットB4 〜第3ビットB2 はポ
ーリング時には使用しないので全て“0”となってい
る。
ビット(S)であり、S=“1”の場合にはスリープ制
御に設定し、S=“0”の場合にはスリープ制御を解除
する。ヘッダ部の第5ビットB4 〜第3ビットB2 はポ
ーリング時には使用しないので全て“0”となってい
る。
【0058】ヘッダ部の第2ビットB1 及び第1ビット
B0 はポーリング相手のアドレスに対応する値となる。
例えば、ポーリング相手がフロントECU4である場合
には、第2ビットB1 =“1”、第1ビットB0 =
“0”となる(図5参照)。ここで、スリープ制御及び
スリープ制御後のウェークアップ制御について説明す
る。
B0 はポーリング相手のアドレスに対応する値となる。
例えば、ポーリング相手がフロントECU4である場合
には、第2ビットB1 =“1”、第1ビットB0 =
“0”となる(図5参照)。ここで、スリープ制御及び
スリープ制御後のウェークアップ制御について説明す
る。
【0059】スリープ制御は、イグニションスイッチオ
フ、かつ、アクセサリスイッチオフ状態でスリープ条件
が成立した場合に通常動作モードから消費電力の少ない
スリープ動作モード(スリープ状態)に移行させる制御
である。より具体的には、スリープ条件が成立すると、
マスタ装置であるメインECUからスレーブ装置である
A/TECU2、フロントECU4及びコンビメータE
CU5に対してヘッダ部の第6ビットB5 であるスリー
プ制御ビットS=“1”のポーリング要求データを出力
する。
フ、かつ、アクセサリスイッチオフ状態でスリープ条件
が成立した場合に通常動作モードから消費電力の少ない
スリープ動作モード(スリープ状態)に移行させる制御
である。より具体的には、スリープ条件が成立すると、
マスタ装置であるメインECUからスレーブ装置である
A/TECU2、フロントECU4及びコンビメータE
CU5に対してヘッダ部の第6ビットB5 であるスリー
プ制御ビットS=“1”のポーリング要求データを出力
する。
【0060】この結果、A/TECU2、フロントEC
U4及びコンビメータECU5は、後述するウェークア
ップ制御(復帰制御)を監視するだけの最小限度の構成
(例えば、通信監視制御部分のみ)で動作するスリープ
状態に直ちに移行し、消費電力の低減を図っている。
U4及びコンビメータECU5は、後述するウェークア
ップ制御(復帰制御)を監視するだけの最小限度の構成
(例えば、通信監視制御部分のみ)で動作するスリープ
状態に直ちに移行し、消費電力の低減を図っている。
【0061】また、メインECUもスリープ制御ビット
S=“1”のポーリング要求データの出力後、スリープ
状態に移行する。なお、バスラインのアイドル状態(デ
ータラインが変化しない状態)が所定時間以上継続して
いる場合、例えば、バスラインのアイドル状態が200
msec以上継続している場合にもA/TECU2、フ
ロントECU4及びコンビメータECU5はスリープ状
態に移行する。
S=“1”のポーリング要求データの出力後、スリープ
状態に移行する。なお、バスラインのアイドル状態(デ
ータラインが変化しない状態)が所定時間以上継続して
いる場合、例えば、バスラインのアイドル状態が200
msec以上継続している場合にもA/TECU2、フ
ロントECU4及びコンビメータECU5はスリープ状
態に移行する。
【0062】一方、ウェークアップ制御は、マスタ装置
であるメインECU6のウェークアップ入力信号が、例
えば、“L”レベルから“H”レベルに変化した場合及
びコラムスイッチECU7からのウェークアップ報知が
あった場合に行なわれ、メインECUはスリープ動作モ
ードから通常動作モードにウェークアップ(復帰)す
る。
であるメインECU6のウェークアップ入力信号が、例
えば、“L”レベルから“H”レベルに変化した場合及
びコラムスイッチECU7からのウェークアップ報知が
あった場合に行なわれ、メインECUはスリープ動作モ
ードから通常動作モードにウェークアップ(復帰)す
る。
【0063】そして、所定時間以内(例えば、20ms
ec以内)にバスラインを所定時間(例えば、10ms
ec)中、“L”レベルとする。この結果、スレーブ装
置であるA/TECU2、フロントECU4及びコンビ
メータECU5は、メインECU6によりバスラインが
所定時間“L”レベルとなると、直ちにスリープ動作モ
ードから通常動作モードにウェークアップ(復帰)す
る。
ec以内)にバスラインを所定時間(例えば、10ms
ec)中、“L”レベルとする。この結果、スレーブ装
置であるA/TECU2、フロントECU4及びコンビ
メータECU5は、メインECU6によりバスラインが
所定時間“L”レベルとなると、直ちにスリープ動作モ
ードから通常動作モードにウェークアップ(復帰)す
る。
【0064】図6(b)は、故障診断モード時にメイン
ECUからバスラインに出力されるポーリング要求デー
タとしてのフレームデータのヘッダ部のフォーマットで
ある。ヘッダ部の第8ビットB7 は“1”であり、故障
診断モードであることを表している。
ECUからバスラインに出力されるポーリング要求デー
タとしてのフレームデータのヘッダ部のフォーマットで
ある。ヘッダ部の第8ビットB7 は“1”であり、故障
診断モードであることを表している。
【0065】ヘッダ部の第7ビットB6 は“1”であ
り、ポーリングであることを表している。ヘッダ部の第
6ビットB5 はスリープ制御ビット(S)であり、S=
“1”の場合にはスリープ制御に設定し、S=“0”の
場合にはスリープ制御を解除する。
り、ポーリングであることを表している。ヘッダ部の第
6ビットB5 はスリープ制御ビット(S)であり、S=
“1”の場合にはスリープ制御に設定し、S=“0”の
場合にはスリープ制御を解除する。
【0066】ヘッダ部の第5ビットB4 〜第3ビットB
2 はポーリング時には使用しないので全て“0”となっ
ている。ヘッダ部の第2ビットB1 及び第1ビットB0
はポーリング相手のアドレスに対応する値となる。
2 はポーリング時には使用しないので全て“0”となっ
ている。ヘッダ部の第2ビットB1 及び第1ビットB0
はポーリング相手のアドレスに対応する値となる。
【0067】図6(c)は、通常モード時にメインEC
Uからバスラインに出力される出力データとしてのフレ
ームデータのヘッダ部、データ部及びBCC部のフォー
マットである。ヘッダ部の第8ビットB7 は“0”であ
り、通常モードであることを表している。
Uからバスラインに出力される出力データとしてのフレ
ームデータのヘッダ部、データ部及びBCC部のフォー
マットである。ヘッダ部の第8ビットB7 は“0”であ
り、通常モードであることを表している。
【0068】ヘッダ部の第7ビットB6 は“0”であ
り、データであることを表している。ヘッダ部の第6ビ
ットB5 は“0”であり、拡張制御データではないこと
を表している。ヘッダ部の第5ビットB4 は、ドアオー
プン対応ビットDOORであり、DOOR=“1”の場合には、
いずれかのドアが開いていることを表し、DOOR=“0”
の場合には全てのドアが閉じていることを表す。
り、データであることを表している。ヘッダ部の第6ビ
ットB5 は“0”であり、拡張制御データではないこと
を表している。ヘッダ部の第5ビットB4 は、ドアオー
プン対応ビットDOORであり、DOOR=“1”の場合には、
いずれかのドアが開いていることを表し、DOOR=“0”
の場合には全てのドアが閉じていることを表す。
【0069】ヘッダ部の第4ビットB3 は、パーキング
ブレーキ対応ビットPKBであり、PKB=“1”の場合に
は、パーキングブレーキが解除されていることを表し、
PKB=“0”の場合には、パーキングブレーキが設定さ
れていることを表している。ヘッダ部の第3ビットB2
は、シートベルトインディケータ対応ビットSBELTであ
り、SBELT=“1”の場合には運転席シートベルトが未
装着であることを表し、SBELT=“0”の場合には運転
席シートベルトが装着済みであることを表している。
ブレーキ対応ビットPKBであり、PKB=“1”の場合に
は、パーキングブレーキが解除されていることを表し、
PKB=“0”の場合には、パーキングブレーキが設定さ
れていることを表している。ヘッダ部の第3ビットB2
は、シートベルトインディケータ対応ビットSBELTであ
り、SBELT=“1”の場合には運転席シートベルトが未
装着であることを表し、SBELT=“0”の場合には運転
席シートベルトが装着済みであることを表している。
【0070】ヘッダ部の第2ビットB1 及び第1ビット
B0 は、通信元がメインECUであることを表してお
り、双方とも“0”となる。データ部の第8ビットB7
は、パワーウインドタイマ対応ビットPWTIMEであり、PW
TIME=“1”の場合にパワーウインドタイマがオン状態
にあることを表し、P2WTIME=“0”の場合にはパワー
ウインドタイマがオフ状態にあることを表す。
B0 は、通信元がメインECUであることを表してお
り、双方とも“0”となる。データ部の第8ビットB7
は、パワーウインドタイマ対応ビットPWTIMEであり、PW
TIME=“1”の場合にパワーウインドタイマがオン状態
にあることを表し、P2WTIME=“0”の場合にはパワー
ウインドタイマがオフ状態にあることを表す。
【0071】データ部の第7ビットB6 は、警戒セット
インディケータ対応ビットTINDであり、TIND=“1”の
場合には警戒セットインディケータ点灯条件が成立して
いることを表し、TIND=“0”の場合には警戒セットイ
ンディケータ点灯条件が未成立であることを表してい
る。
インディケータ対応ビットTINDであり、TIND=“1”の
場合には警戒セットインディケータ点灯条件が成立して
いることを表し、TIND=“0”の場合には警戒セットイ
ンディケータ点灯条件が未成立であることを表してい
る。
【0072】データ部の第6ビットB5 は、スタータリ
レー駆動警報対応ビットSTRYであり、STRY=“1”の場
合にはスタータリレー駆動警報が出力されていることを
表し、STRY=“0”の場合には、スタータリレー駆動警
報が未出力であることを表す。
レー駆動警報対応ビットSTRYであり、STRY=“1”の場
合にはスタータリレー駆動警報が出力されていることを
表し、STRY=“0”の場合には、スタータリレー駆動警
報が未出力であることを表す。
【0073】データ部の第5ビットB4 は、ホーン駆動
警報対応ビットHNRYであり、HNRY=“1”の場合には、
ホーン駆動警報が出力されていることを表し、HNRY=
“0”の場合には、ホーン駆動警報が未出力であること
を表す。データ部の第4ビットB3 は、フォグランプ点
消灯対応ビットFOG であり、FOG =“1”の場合には、
フォグランプ点灯条件が成立していることを表し、FOG
=“0”の場合には、フォグランプ点灯条件が未成立で
あることを表している。
警報対応ビットHNRYであり、HNRY=“1”の場合には、
ホーン駆動警報が出力されていることを表し、HNRY=
“0”の場合には、ホーン駆動警報が未出力であること
を表す。データ部の第4ビットB3 は、フォグランプ点
消灯対応ビットFOG であり、FOG =“1”の場合には、
フォグランプ点灯条件が成立していることを表し、FOG
=“0”の場合には、フォグランプ点灯条件が未成立で
あることを表している。
【0074】データ部の第3ビットB2 は、ヘッドラン
プHI(ハイビーム)点消灯対応ビットHDHIであり、HD
HI=“1”の場合には、ヘッドランプHI点灯条件成立
時であることを表し、HDHI=“0”の場合には、ヘッド
ランプHI点灯条件未成立であることを表している。
プHI(ハイビーム)点消灯対応ビットHDHIであり、HD
HI=“1”の場合には、ヘッドランプHI点灯条件成立
時であることを表し、HDHI=“0”の場合には、ヘッド
ランプHI点灯条件未成立であることを表している。
【0075】データ部の第2ビットB1 は、ヘッドラン
プLO(ロウビーム)点消灯対応ビットHDLOであり、HD
LO=“1”の場合には、ヘッドランプLO点灯条件成立
時であることを表し、HDLO=“0”の場合には、ヘッド
ランプLO点灯条件未成立であることを表している。
プLO(ロウビーム)点消灯対応ビットHDLOであり、HD
LO=“1”の場合には、ヘッドランプLO点灯条件成立
時であることを表し、HDLO=“0”の場合には、ヘッド
ランプLO点灯条件未成立であることを表している。
【0076】データ部の第1ビットB0 は、テールラン
プ点消灯対応ビットTAILであり、TAIL=“1”の場合に
は、テールランプ点灯条件成立時であることを表し、TA
IL=“0”の場合にはテールランプ点灯条件未成立であ
ることを表している。BCC部は、上記ヘッダ部及びデ
ータ部の内容に対応するビット列となる。
プ点消灯対応ビットTAILであり、TAIL=“1”の場合に
は、テールランプ点灯条件成立時であることを表し、TA
IL=“0”の場合にはテールランプ点灯条件未成立であ
ることを表している。BCC部は、上記ヘッダ部及びデ
ータ部の内容に対応するビット列となる。
【0077】図6(d)は、故障診断モード時にメイン
ECUからバスラインに出力される出力データとしての
フレームデータのヘッダ部、データ部及びBCC部のフ
ォーマットである。ヘッダ部の第8ビットB7 は“1”
であり、故障診断モードであることを表している。
ECUからバスラインに出力される出力データとしての
フレームデータのヘッダ部、データ部及びBCC部のフ
ォーマットである。ヘッダ部の第8ビットB7 は“1”
であり、故障診断モードであることを表している。
【0078】ヘッダ部の第7ビットB6 は“0”であ
り、データであることを表している。ヘッダ部の第6ビ
ットB5 〜第3ビットB2 までは故障内容に相当するビ
ット列となる。ヘッダ部の第2ビットB1 及び第1ビッ
トB0 は、通信元がメインECUであることを表してお
り、双方とも“0”となる。
り、データであることを表している。ヘッダ部の第6ビ
ットB5 〜第3ビットB2 までは故障内容に相当するビ
ット列となる。ヘッダ部の第2ビットB1 及び第1ビッ
トB0 は、通信元がメインECUであることを表してお
り、双方とも“0”となる。
【0079】データ部は、故障内容に相当するビット列
となり、BCC部は、上記ヘッダ部及びデータ部の内容
に対応するビット列となる。図7にA/TECUの応答
データのフォーマットを示す。図7(a)は、通常モー
ドにA/TECU2からバスライン8に出力される応答
データとしてのフレームデータのヘッダ部、データ部及
びBCC部のフォーマットである。
となり、BCC部は、上記ヘッダ部及びデータ部の内容
に対応するビット列となる。図7にA/TECUの応答
データのフォーマットを示す。図7(a)は、通常モー
ドにA/TECU2からバスライン8に出力される応答
データとしてのフレームデータのヘッダ部、データ部及
びBCC部のフォーマットである。
【0080】ヘッダ部の第8ビットB7 は“0”であ
り、通常モードであることを表している。ヘッダ部の第
7ビットB6 は“0”であり、データであることを表し
ている。ヘッダ部の第6ビットB5 は“0”であり、拡
張制御データではないことを表している。
り、通常モードであることを表している。ヘッダ部の第
7ビットB6 は“0”であり、データであることを表し
ている。ヘッダ部の第6ビットB5 は“0”であり、拡
張制御データではないことを表している。
【0081】ヘッダ部の第5ビットB4 は、ホールドイ
ンディケータ対応ビットHOLDであり、HOLD=“1”の場
合には、ホールドインディケータ点灯条件が成立してい
る場合を表し、HOLD=“0”の場合にはホールドインデ
ィケータ点灯条件未成立であることを表す。ヘッダ部の
第4ビットB3 は、オーバドライブインディケータ対応
ビットODであり、OD=“1”の場合には、オーバドライ
ブインディケータ点灯条件が成立している場合を表し、
OD=“0”の場合にはオーバドライブインディケータ点
灯条件未成立であることを表す。
ンディケータ対応ビットHOLDであり、HOLD=“1”の場
合には、ホールドインディケータ点灯条件が成立してい
る場合を表し、HOLD=“0”の場合にはホールドインデ
ィケータ点灯条件未成立であることを表す。ヘッダ部の
第4ビットB3 は、オーバドライブインディケータ対応
ビットODであり、OD=“1”の場合には、オーバドライ
ブインディケータ点灯条件が成立している場合を表し、
OD=“0”の場合にはオーバドライブインディケータ点
灯条件未成立であることを表す。
【0082】ヘッダ部の第3ビットB2 は、シフトポジ
ション(P)対応ビットであり、シフトポジションがパ
ーキング(Parking)にある場合に“1”となり、その
他の場合に“0”となる。ヘッダ部の第2ビットB1 及
び第1ビットB0 は、通信元がA/TECU2であるこ
とを表しており、第2ビットB1 =“0”、第1ビット
B0 =“1”となる。
ション(P)対応ビットであり、シフトポジションがパ
ーキング(Parking)にある場合に“1”となり、その
他の場合に“0”となる。ヘッダ部の第2ビットB1 及
び第1ビットB0 は、通信元がA/TECU2であるこ
とを表しており、第2ビットB1 =“0”、第1ビット
B0 =“1”となる。
【0083】データ部の第8ビットB7 は、シフトポジ
ション(R)対応ビットであり、シフトポジションがリ
バース(Reverse)にあるある場合に“1”となり、そ
の他の場合に“0”となる。データ部の第7ビットB6
は、シフトポジション(N)対応ビットであり、シフト
ポジションがニュートラル(Neutral)にある場合に
“1”となり、その他の場合に“0”となる。
ション(R)対応ビットであり、シフトポジションがリ
バース(Reverse)にあるある場合に“1”となり、そ
の他の場合に“0”となる。データ部の第7ビットB6
は、シフトポジション(N)対応ビットであり、シフト
ポジションがニュートラル(Neutral)にある場合に
“1”となり、その他の場合に“0”となる。
【0084】データ部の第6ビットB5 は、シフトポジ
ション(D)対応ビットであり、シフトポジションがド
ライブ(Drive)にある場合に“1”となり、その他の
場合に“0”となる。データ部の第5ビットB4 は、シ
フトポジション(5)対応ビットSHIFT5であり、シフト
ポジションが5速にある場合にSHIFT5=“1”となり、
その他の場合にSHIFT5=“0”となる。
ション(D)対応ビットであり、シフトポジションがド
ライブ(Drive)にある場合に“1”となり、その他の
場合に“0”となる。データ部の第5ビットB4 は、シ
フトポジション(5)対応ビットSHIFT5であり、シフト
ポジションが5速にある場合にSHIFT5=“1”となり、
その他の場合にSHIFT5=“0”となる。
【0085】データ部の第4ビットB3 は、シフトポジ
ション(4)対応ビットSHIFT4であり、シフトポジショ
ンが4速にある場合にSHIFT4=“1”となり、その他の
場合にSHIFT4=“0”となる。データ部の第3ビットB
2 は、シフトポジション(3)対応ビットSHIFT3であ
り、シフトポジションが3速にある場合にSHIFT3=
“1”となり、その他の場合にSHIFT3=“0”となる。
ション(4)対応ビットSHIFT4であり、シフトポジショ
ンが4速にある場合にSHIFT4=“1”となり、その他の
場合にSHIFT4=“0”となる。データ部の第3ビットB
2 は、シフトポジション(3)対応ビットSHIFT3であ
り、シフトポジションが3速にある場合にSHIFT3=
“1”となり、その他の場合にSHIFT3=“0”となる。
【0086】データ部の第2ビットB1 は、シフトポジ
ション(2)対応ビットSHIFT2であり、シフトポジショ
ンが2速にある場合にSHIFT2=“1”となり、その他の
場合にSHIFT2=“0”となる。データ部の第1ビットB
0 は、シフトポジション(1)対応ビットSHIFT1であ
り、シフトポジションが5速にある場合にSHIFT1=
“1”となり、その他の場合にSHIFT1=“0”となる。
ション(2)対応ビットSHIFT2であり、シフトポジショ
ンが2速にある場合にSHIFT2=“1”となり、その他の
場合にSHIFT2=“0”となる。データ部の第1ビットB
0 は、シフトポジション(1)対応ビットSHIFT1であ
り、シフトポジションが5速にある場合にSHIFT1=
“1”となり、その他の場合にSHIFT1=“0”となる。
【0087】BCC部は、上記ヘッダ部及びデータ部の
内容に対応するビット列となる。図7(b)は、故障診
断モード時にA/TECU2からバスライン8に出力さ
れる応答データとしてのフレームデータのヘッダ部、デ
ータ部及びBCC部のフォーマットである。
内容に対応するビット列となる。図7(b)は、故障診
断モード時にA/TECU2からバスライン8に出力さ
れる応答データとしてのフレームデータのヘッダ部、デ
ータ部及びBCC部のフォーマットである。
【0088】ヘッダ部の第8ビットB7 は“1”であ
り、故障診断モードであることを表している。ヘッダ部
の第7ビットB6 は“0”であり、データであることを
表している。ヘッダ部の第6ビットB5 〜第3ビットB
2 は故障内容に相当するビット列となる。
り、故障診断モードであることを表している。ヘッダ部
の第7ビットB6 は“0”であり、データであることを
表している。ヘッダ部の第6ビットB5 〜第3ビットB
2 は故障内容に相当するビット列となる。
【0089】ヘッダ部の第2ビットB1 及び第1ビット
B0 は、通信元がA/TECU2であることを表してお
り、第2ビットB1 =“0”、第1ビットB0 =“1”
となる。データ部は、故障内容に相当するビット列とな
り、BCC部は、上記ヘッダ部及びデータ部の内容に対
応するビット列となる。
B0 は、通信元がA/TECU2であることを表してお
り、第2ビットB1 =“0”、第1ビットB0 =“1”
となる。データ部は、故障内容に相当するビット列とな
り、BCC部は、上記ヘッダ部及びデータ部の内容に対
応するビット列となる。
【0090】図8にフロントECUの応答データのフォ
ーマットを示す。図8(a)は、通常モードにフロント
ECU4からバスライン8に出力される応答データとし
てのフレームデータのヘッダ部、データ部及びBCC部
のフォーマットである。
ーマットを示す。図8(a)は、通常モードにフロント
ECU4からバスライン8に出力される応答データとし
てのフレームデータのヘッダ部、データ部及びBCC部
のフォーマットである。
【0091】ヘッダ部の第8ビットB7 は“0”であ
り、通常モードであることを表している。ヘッダ部の第
7ビットB6 は“0”であり、データであることを表し
ている。ヘッダ部の第6ビットB5 は“0”であり、拡
張制御データではないことを表している。
り、通常モードであることを表している。ヘッダ部の第
7ビットB6 は“0”であり、データであることを表し
ている。ヘッダ部の第6ビットB5 は“0”であり、拡
張制御データではないことを表している。
【0092】ヘッダ部の第5ビットB4 〜第3ビットB
2 は未使用であり、常時“0”となる。ヘッダ部の第2
ビットB1 及び第1ビットB0 は、通信元がフロントE
CU4であることを表しており、第2ビットB1 =
“1”、第1ビットB0 =“0”となる。
2 は未使用であり、常時“0”となる。ヘッダ部の第2
ビットB1 及び第1ビットB0 は、通信元がフロントE
CU4であることを表しており、第2ビットB1 =
“1”、第1ビットB0 =“0”となる。
【0093】データ部の第8ビットB7 〜第6ビットB
5 は未使用であり、常時“0”となる。データ部の第5
ビットB4 は、フードオープン対応ビットHOODであり、
フードが開状態にある場合にHOOD=“1”となり、フー
ドが閉状態にある場合にHOOD=“0”となる。
5 は未使用であり、常時“0”となる。データ部の第5
ビットB4 は、フードオープン対応ビットHOODであり、
フードが開状態にある場合にHOOD=“1”となり、フー
ドが閉状態にある場合にHOOD=“0”となる。
【0094】データ部の第4ビットB3 は、チャージイ
ンディケータ対応ビットCHG であり、チャージインディ
ケータ点灯条件が成立した場合にCHG =“1”となり、
チャージインディケータ点灯条件未成立の場合にCHG =
“0”となる。データ部の第3ビットB2 は、油圧イン
ディケータ対応ビットOILPであり、油圧インディケータ
点灯条件が成立した場合にOILP=“1”となり、油圧イ
ンディケータ点灯条件未成立の場合にOILP=“0”とな
る。
ンディケータ対応ビットCHG であり、チャージインディ
ケータ点灯条件が成立した場合にCHG =“1”となり、
チャージインディケータ点灯条件未成立の場合にCHG =
“0”となる。データ部の第3ビットB2 は、油圧イン
ディケータ対応ビットOILPであり、油圧インディケータ
点灯条件が成立した場合にOILP=“1”となり、油圧イ
ンディケータ点灯条件未成立の場合にOILP=“0”とな
る。
【0095】データ部の第2ビットB1 は、ブレーキ液
レベルインディケータ対応ビットBRKLV であり、ブレー
キ液レベルインディケータ点灯条件が成立した場合にBR
KLV=“1”となり、ブレーキ液レベルインディケータ
点灯条件未成立の場合にBRKLV =“0”となる。
レベルインディケータ対応ビットBRKLV であり、ブレー
キ液レベルインディケータ点灯条件が成立した場合にBR
KLV=“1”となり、ブレーキ液レベルインディケータ
点灯条件未成立の場合にBRKLV =“0”となる。
【0096】データ部の第1ビットB0 は、ウォッシャ
液レベルインディケータ対応ビットWSHKLV であり、ウ
ォッシャ液レベルインディケータ点灯条件が成立した場
合にWSHLV =“1”となり、ウォッシャ液レベルインデ
ィケータ点灯条件未成立の場合にWSHLV =“0”とな
る。
液レベルインディケータ対応ビットWSHKLV であり、ウ
ォッシャ液レベルインディケータ点灯条件が成立した場
合にWSHLV =“1”となり、ウォッシャ液レベルインデ
ィケータ点灯条件未成立の場合にWSHLV =“0”とな
る。
【0097】BCC部は、上記ヘッダ部及びデータ部の
内容に対応するビット列となる。図8(b)は、故障診
断モード時にフロントECU4からバスライン8に出力
される応答データとしてのフレームデータのヘッダ部、
データ部及びBCC部のフォーマットである。
内容に対応するビット列となる。図8(b)は、故障診
断モード時にフロントECU4からバスライン8に出力
される応答データとしてのフレームデータのヘッダ部、
データ部及びBCC部のフォーマットである。
【0098】ヘッダ部の第8ビットB7 は“1”であ
り、故障診断モードであることを表している。ヘッダ部
の第7ビットB6 は“0”であり、データであることを
表している。ヘッダ部の第6ビットB5 〜第3ビットB
2 は故障内容に相当するビット列となる。
り、故障診断モードであることを表している。ヘッダ部
の第7ビットB6 は“0”であり、データであることを
表している。ヘッダ部の第6ビットB5 〜第3ビットB
2 は故障内容に相当するビット列となる。
【0099】ヘッダ部の第2ビットB1 及び第1ビット
B0 は、通信元がフロントECU4であることを表して
おり、第2ビットB1 =“1”、第1ビットB0 =
“0”となる。データ部は、故障内容に相当するビット
列となり、BCC部は、上記ヘッダ部及びデータ部の内
容に対応するビット列となる。
B0 は、通信元がフロントECU4であることを表して
おり、第2ビットB1 =“1”、第1ビットB0 =
“0”となる。データ部は、故障内容に相当するビット
列となり、BCC部は、上記ヘッダ部及びデータ部の内
容に対応するビット列となる。
【0100】次に図9及び図10を参照してポーリング
による基本シーケンスを説明する。図9(a)にスレー
ブ装置側がマスタ装置側に応答データを出力すべきタイ
ミングのタイミングチャートを示す。A/TECU2等
のスレーブ装置は、マスタ装置であるメインECU6が
ポーリング要求データとしてのフレームデータの出力終
了時刻t1 からポーリング許容応答時間Tstmax (例え
ば、Tstmax =2msec)内に応答データを出力しな
ければならない。
による基本シーケンスを説明する。図9(a)にスレー
ブ装置側がマスタ装置側に応答データを出力すべきタイ
ミングのタイミングチャートを示す。A/TECU2等
のスレーブ装置は、マスタ装置であるメインECU6が
ポーリング要求データとしてのフレームデータの出力終
了時刻t1 からポーリング許容応答時間Tstmax (例え
ば、Tstmax =2msec)内に応答データを出力しな
ければならない。
【0101】より具体的には、A/TECU2等のスレ
ーブ装置は、ポーリング要求データとしてのフレームデ
ータの出力終了時刻t1 から応答時間Tst(Tst≦Tst
max)が経過した時刻に応答データを出力することとな
る。図9(b)にマスタ装置側がスレーブ装置側にポー
リング要求データとしてのフレームデータを出力すべき
タイミングのタイミングチャートを示す。
ーブ装置は、ポーリング要求データとしてのフレームデ
ータの出力終了時刻t1 から応答時間Tst(Tst≦Tst
max)が経過した時刻に応答データを出力することとな
る。図9(b)にマスタ装置側がスレーブ装置側にポー
リング要求データとしてのフレームデータを出力すべき
タイミングのタイミングチャートを示す。
【0102】マスタ装置であるメインECU6は、A/
TECU2等のスレーブ装置側から応答データを受信
後、最小ポーリング許容発生時間Tptmin から最大ポー
リング許容発生時間Tptmax の間に次のポーリング要求
データを出力しなければならない。
TECU2等のスレーブ装置側から応答データを受信
後、最小ポーリング許容発生時間Tptmin から最大ポー
リング許容発生時間Tptmax の間に次のポーリング要求
データを出力しなければならない。
【0103】より詳細には、マスタ装置であるメインE
CU6は、A/TECU2等のスレーブ装置からの応答
データ出力終了時刻t2 から最小ポーリング許容発生時
間Tptmin を経過し、最大ポーリング許容発生時間Tpt
max が経過する前であるポーリング要求時間Tpt(Tpt
min ≦Tpt≦Tptmax)経過時に次のポーリング要求デ
ータを出力することとなる。
CU6は、A/TECU2等のスレーブ装置からの応答
データ出力終了時刻t2 から最小ポーリング許容発生時
間Tptmin を経過し、最大ポーリング許容発生時間Tpt
max が経過する前であるポーリング要求時間Tpt(Tpt
min ≦Tpt≦Tptmax)経過時に次のポーリング要求デ
ータを出力することとなる。
【0104】この場合において、例えば、最小ポーリン
グ許容発生時間Tptmin =4msecとし、最大ポーリ
ング許容発生時間Tptmax =6msecとする。図10
にバスライン8を介して行なわれるメインECU6、A
/TECU2、フロントECU4及びコンビメータEC
U5の通信動作のタイミングチャートを示す。この場合
において、コンビメータECU5は受信専用であるの
で、バスラインを監視し、受信を行なっているだけであ
り、タイミングチャート上には現れていない。
グ許容発生時間Tptmin =4msecとし、最大ポーリ
ング許容発生時間Tptmax =6msecとする。図10
にバスライン8を介して行なわれるメインECU6、A
/TECU2、フロントECU4及びコンビメータEC
U5の通信動作のタイミングチャートを示す。この場合
において、コンビメータECU5は受信専用であるの
で、バスラインを監視し、受信を行なっているだけであ
り、タイミングチャート上には現れていない。
【0105】まず、マスタ装置であるメインECU6が
時刻t10にバスラインを介して送信データDM1の送信を
開始し、時刻t11に送信を終了したとする。一方、A/
TECU2、フロントECU4及びコンビメータECU
5は常時バスラインを監視し、自己に関連する送信デー
タDM1あるいは自己に対するデータポーリング要求デー
タが送信された場合には当該送信データDM1あるいは当
該ポーリング要求データを取り込み、対応する処理を行
なうこととなる。
時刻t10にバスラインを介して送信データDM1の送信を
開始し、時刻t11に送信を終了したとする。一方、A/
TECU2、フロントECU4及びコンビメータECU
5は常時バスラインを監視し、自己に関連する送信デー
タDM1あるいは自己に対するデータポーリング要求デー
タが送信された場合には当該送信データDM1あるいは当
該ポーリング要求データを取り込み、対応する処理を行
なうこととなる。
【0106】次にメインECU6は、送信データDM1の
送信終了時刻である時刻t11から予め定めたポーリング
要求時間Tptが経過した時刻t12にA/TECU2に対
するポーリング要求データDPAをバスライン8を介して
送信する。従って、A/TECU2は、自己に対するポ
ーリング要求データDPAを受信し、受信が終了した時刻
t13から予め定めた応答時間Tstが経過した時刻である
時刻t14に応答データDA をバスライン8に出力する。
送信終了時刻である時刻t11から予め定めたポーリング
要求時間Tptが経過した時刻t12にA/TECU2に対
するポーリング要求データDPAをバスライン8を介して
送信する。従って、A/TECU2は、自己に対するポ
ーリング要求データDPAを受信し、受信が終了した時刻
t13から予め定めた応答時間Tstが経過した時刻である
時刻t14に応答データDA をバスライン8に出力する。
【0107】応答データDA を受信したメインECU6
は、当該応答データDA に対応する処理を行なうととも
に応答データDA の送信終了時刻である時刻t15から予
め定めたポーリング要求時間Tptが経過した時刻t16に
フロントECU4に対するポーリング要求データDPFを
バスライン8を介して送信する。
は、当該応答データDA に対応する処理を行なうととも
に応答データDA の送信終了時刻である時刻t15から予
め定めたポーリング要求時間Tptが経過した時刻t16に
フロントECU4に対するポーリング要求データDPFを
バスライン8を介して送信する。
【0108】これにより、フロントECU4は、自己に
対するポーリング要求データDPFを受信し、受信が終了
した時刻t17から予め定めた応答時間Tstが経過した時
刻である時刻t18に応答データDF をバスライン8に出
力する。応答データDF を受信したメインECU6は、
応答データDF の送信終了時刻である時刻t19から予め
定めたポーリング要求時間Tptが経過した時刻t20に応
答データDA 及び応答データDF に基づく情報及び自己
が収集した情報に基づいて送信データDM2をバスライン
8を介して送信する。
対するポーリング要求データDPFを受信し、受信が終了
した時刻t17から予め定めた応答時間Tstが経過した時
刻である時刻t18に応答データDF をバスライン8に出
力する。応答データDF を受信したメインECU6は、
応答データDF の送信終了時刻である時刻t19から予め
定めたポーリング要求時間Tptが経過した時刻t20に応
答データDA 及び応答データDF に基づく情報及び自己
が収集した情報に基づいて送信データDM2をバスライン
8を介して送信する。
【0109】これによりA/TECU2、フロントEC
U4及びコンビメータECU5は、送信データDM2が自
己に関連する情報を含む場合には、当該送信データDM2
に対応する処理を行なうこととなる。以上の説明におけ
る時刻t10から時刻t20までの時間、すなわち、一の送
信データの送信タイミングから次の送信データの送信タ
イミングまでの時間がデータ送受信の1通信サイクルで
あり、平均通信サイクル時間Tcyc の代表値はおよそ5
0msecとなる。
U4及びコンビメータECU5は、送信データDM2が自
己に関連する情報を含む場合には、当該送信データDM2
に対応する処理を行なうこととなる。以上の説明におけ
る時刻t10から時刻t20までの時間、すなわち、一の送
信データの送信タイミングから次の送信データの送信タ
イミングまでの時間がデータ送受信の1通信サイクルで
あり、平均通信サイクル時間Tcyc の代表値はおよそ5
0msecとなる。
【0110】次に本発明に係る通信ラインL2 及び通信
ラインL3 を用いて行なわれるメインECU6とコラム
スイッチECU7との間の通信動作について説明する。
このメインECU6とコラムスイッチECU7との間の
通信動作は、上述のバスライン8を介して行なわれるメ
インECU6、A/TECU2、フロントECU4及び
コンビメータECU5の通信動作と並行して行なわれて
いる。
ラインL3 を用いて行なわれるメインECU6とコラム
スイッチECU7との間の通信動作について説明する。
このメインECU6とコラムスイッチECU7との間の
通信動作は、上述のバスライン8を介して行なわれるメ
インECU6、A/TECU2、フロントECU4及び
コンビメータECU5の通信動作と並行して行なわれて
いる。
【0111】本実施形態においては、メインECU6と
コラムスイッチECU7との間の通信動作は、クロック
同期伝送方式を採用している。図11に通信ラインL3
を介してコラムスイッチECU7がメインECU6に対
してデータ伝送(データ送信)を行なうためのキャラク
タデータ及び3個のキャラクタデータから構成されるフ
レームデータの構成を示す。
コラムスイッチECU7との間の通信動作は、クロック
同期伝送方式を採用している。図11に通信ラインL3
を介してコラムスイッチECU7がメインECU6に対
してデータ伝送(データ送信)を行なうためのキャラク
タデータ及び3個のキャラクタデータから構成されるフ
レームデータの構成を示す。
【0112】図11(a)〜(c)には、フレームデー
タを構成する3個のキャラクタデータの構成を通信ライ
ンL2 を介してメインECU6がコラムスイッチECU
7に出力している同期クロック信号とともに示してあ
る。第1キャラクタデータ(図中、キャラクタ1と示
す。)CD1 は、図11(a)に示すように、第8ビッ
トB7 に割り当てられ、フレームデータの開始を意味す
る1ビットのスタートビットSTARTと、第7ビットB6
〜第2ビットB1 に割り当てられた伝送すべきデータそ
のものである6ビットのデータビットP0 〜P5 と、第
1ビットB0 に割り当てられ、エラー判定を行なうため
の1ビットのパリティビットPARITYと、を備えて構成さ
れている。
タを構成する3個のキャラクタデータの構成を通信ライ
ンL2 を介してメインECU6がコラムスイッチECU
7に出力している同期クロック信号とともに示してあ
る。第1キャラクタデータ(図中、キャラクタ1と示
す。)CD1 は、図11(a)に示すように、第8ビッ
トB7 に割り当てられ、フレームデータの開始を意味す
る1ビットのスタートビットSTARTと、第7ビットB6
〜第2ビットB1 に割り当てられた伝送すべきデータそ
のものである6ビットのデータビットP0 〜P5 と、第
1ビットB0 に割り当てられ、エラー判定を行なうため
の1ビットのパリティビットPARITYと、を備えて構成さ
れている。
【0113】第2キャラクタデータ(図中、キャラクタ
2と示す。)CD2 は、図11(b)に示すように、第
8ビットB7 〜第2ビットB1 に割り当てられた伝送す
べきデータそのものである7ビットのデータビットP6
〜P12と、第1ビットB0 に割り当てられ、エラー判定
を行なうための1ビットのパリティビットPARITYと、を
備えて構成されている。
2と示す。)CD2 は、図11(b)に示すように、第
8ビットB7 〜第2ビットB1 に割り当てられた伝送す
べきデータそのものである7ビットのデータビットP6
〜P12と、第1ビットB0 に割り当てられ、エラー判定
を行なうための1ビットのパリティビットPARITYと、を
備えて構成されている。
【0114】第3キャラクタデータ(図中、キャラクタ
3と示す。)は、図11(c)に示すように、第8ビッ
トB7 〜第2ビットB2 に割り当てられた伝送すべきデ
ータそのものである6ビットのデータビットP13〜P18
と、第1ビットB0 に割り当てられ、エラー判定を行な
うための1ビットのパリティビットPARITYと、フレーム
データの終了を意味する1ビットのストップビットSTOP
と、を備えて構成されている。
3と示す。)は、図11(c)に示すように、第8ビッ
トB7 〜第2ビットB2 に割り当てられた伝送すべきデ
ータそのものである6ビットのデータビットP13〜P18
と、第1ビットB0 に割り当てられ、エラー判定を行な
うための1ビットのパリティビットPARITYと、フレーム
データの終了を意味する1ビットのストップビットSTOP
と、を備えて構成されている。
【0115】図11(d)にフレームデータの構成を示
す。フレームデータFD1 は、図11(d)に示すよう
に、各8ビットの第1キャラクタデータCD1 〜第3キ
ャラクタデータCD3 を接続した24ビット構成となっ
ている。
す。フレームデータFD1 は、図11(d)に示すよう
に、各8ビットの第1キャラクタデータCD1 〜第3キ
ャラクタデータCD3 を接続した24ビット構成となっ
ている。
【0116】図12に各キャラクタデータの詳細構成を
示す。第1キャラクタデータCD1 の第8ビットB7
は、フレームデータの開始を示すスタートビットSTART
であり、常に“0”となる。第1キャラクタデータCD
1 の第7ビットB6 は、ヘッドランプスイッチビットHE
ADSWであり、HEADSW=“1”の場合にはヘッドランプス
イッチがオンであり、HEADSW=“0”の場合にはヘッド
ランプスイッチがオフであることを表している。
示す。第1キャラクタデータCD1 の第8ビットB7
は、フレームデータの開始を示すスタートビットSTART
であり、常に“0”となる。第1キャラクタデータCD
1 の第7ビットB6 は、ヘッドランプスイッチビットHE
ADSWであり、HEADSW=“1”の場合にはヘッドランプス
イッチがオンであり、HEADSW=“0”の場合にはヘッド
ランプスイッチがオフであることを表している。
【0117】第1キャラクタデータCD1 の第6ビット
B5 は、テイルランプスイッチビットTAILSWであり、TA
ILSW=“1”の場合にはテイルランプスイッチがオンで
あり、TAILSW=“0”の場合にはテイルランプスイッチ
がオフであることを表している。
B5 は、テイルランプスイッチビットTAILSWであり、TA
ILSW=“1”の場合にはテイルランプスイッチがオンで
あり、TAILSW=“0”の場合にはテイルランプスイッチ
がオフであることを表している。
【0118】第1キャラクタデータCD1 の第5ビット
B4 は、ディマHIスイッチビットDIMHI であり、DIMH
I =“1”の場合には、ディマHIスイッチがオンであ
り、DIMHI =“0”の場合にはディマHIスイッチがオ
フであることを表している。第1キャラクタデータCD
1 の第4ビットB3 は、ディマLOスイッチビットDIML
O であり、DIMLO =“1”の場合には、ディマLOスイ
ッチがオンであり、DIMLO =“0”の場合にはディマL
Oスイッチがオフであることを表している。
B4 は、ディマHIスイッチビットDIMHI であり、DIMH
I =“1”の場合には、ディマHIスイッチがオンであ
り、DIMHI =“0”の場合にはディマHIスイッチがオ
フであることを表している。第1キャラクタデータCD
1 の第4ビットB3 は、ディマLOスイッチビットDIML
O であり、DIMLO =“1”の場合には、ディマLOスイ
ッチがオンであり、DIMLO =“0”の場合にはディマL
Oスイッチがオフであることを表している。
【0119】第1キャラクタデータCD1 の第3ビット
B2 及び第2ビットB1 は、未使用であり、双方とも
“0”となっている。第1キャラクタデータCD1 の第
1ビットB0 は、パリティビットPARITYであり、第1キ
ャラクタデータCD1 の第8ビットB7 〜第2ビットB
1 の値で定まる値を採る。
B2 及び第2ビットB1 は、未使用であり、双方とも
“0”となっている。第1キャラクタデータCD1 の第
1ビットB0 は、パリティビットPARITYであり、第1キ
ャラクタデータCD1 の第8ビットB7 〜第2ビットB
1 の値で定まる値を採る。
【0120】第2キャラクタデータCD2 の第8ビット
B7 は、ターンランプRスイッチビットTURNRであり、T
URNR=“1”の場合にはターンランプRスイッチがオン
であり、TURNR=“0”の場合にはターンランプRスイ
ッチがオフであることを表している。
B7 は、ターンランプRスイッチビットTURNRであり、T
URNR=“1”の場合にはターンランプRスイッチがオン
であり、TURNR=“0”の場合にはターンランプRスイ
ッチがオフであることを表している。
【0121】第2キャラクタデータCD2 の第7ビット
B6 は、ターンランプLスイッチビットTURNLであり、T
URNL=“1”の場合にはターンランプLスイッチがオン
であり、TURNL=“0”の場合にはターンランプLスイ
ッチがオフであることを表している。
B6 は、ターンランプLスイッチビットTURNLであり、T
URNL=“1”の場合にはターンランプLスイッチがオン
であり、TURNL=“0”の場合にはターンランプLスイ
ッチがオフであることを表している。
【0122】第2キャラクタデータCD2 の第6ビット
B5 は、ワイパHIスイッチビットWIPHIであり、WIPHI
=“1”の場合にはワイパHIスイッチがオンであり、
WIPHI=“0”の場合にはワイパHIスイッチがオフで
あることを表している。第2キャラクタデータCD2 の
第5ビットB4 は、ワイパLOスイッチビットWIPLOで
あり、WIPLO=“1”の場合にはワイパLOスイッチが
オンであり、WIPLO=“0”の場合にはワイパLOスイ
ッチがオフであることを表している。
B5 は、ワイパHIスイッチビットWIPHIであり、WIPHI
=“1”の場合にはワイパHIスイッチがオンであり、
WIPHI=“0”の場合にはワイパHIスイッチがオフで
あることを表している。第2キャラクタデータCD2 の
第5ビットB4 は、ワイパLOスイッチビットWIPLOで
あり、WIPLO=“1”の場合にはワイパLOスイッチが
オンであり、WIPLO=“0”の場合にはワイパLOスイ
ッチがオフであることを表している。
【0123】第2キャラクタデータCD2 の第4ビット
B3 は、ワイパインターバル(INT)スイッチビット
WIPINTであり、WIPINT=“1”の場合にはワイパインタ
ーバルスイッチがオンであり、WIPINT=“0”の場合に
はワイパインターバルスイッチがオフであることを表し
ている。
B3 は、ワイパインターバル(INT)スイッチビット
WIPINTであり、WIPINT=“1”の場合にはワイパインタ
ーバルスイッチがオンであり、WIPINT=“0”の場合に
はワイパインターバルスイッチがオフであることを表し
ている。
【0124】第2キャラクタデータCD2 の第3ビット
B2 は、フロントウォッシャスイッチビットWSHSWであ
り、WSHSW=“1”の場合にはフロントウォッシャスイ
ッチがオンであり、WSHSW=“0”の場合にはフロント
ウォッシャスイッチがオフであることを表している。
B2 は、フロントウォッシャスイッチビットWSHSWであ
り、WSHSW=“1”の場合にはフロントウォッシャスイ
ッチがオンであり、WSHSW=“0”の場合にはフロント
ウォッシャスイッチがオフであることを表している。
【0125】第2キャラクタデータCD2 の第2ビット
B1 は、フロントワイパミストスイッチビットMISTSWで
あり、MISTSW=“1”の場合にはフロントワイパミスト
スイッチがオンであり、MISTSW=“0”の場合にはフロ
ントワイパミストスイッチがオフであることを表してい
る。
B1 は、フロントワイパミストスイッチビットMISTSWで
あり、MISTSW=“1”の場合にはフロントワイパミスト
スイッチがオンであり、MISTSW=“0”の場合にはフロ
ントワイパミストスイッチがオフであることを表してい
る。
【0126】第2キャラクタデータCD2 の第1ビット
B0 は、パリティビットPARITYであり、第2キャラクタ
データCD2 の第8ビットB7 〜第2ビットB1 の値で
定まる値を採る。第3キャラクタデータCD3 の第8ビ
ットB7 は、リアワイパLOスイッチビットRWIPLOであ
り、RWIPLO=“1”の場合にはリアワイパLOスイッチ
がオンであり、RWIPLO=“0”の場合にはリアワイパL
Oスイッチがオフであることを表している。
B0 は、パリティビットPARITYであり、第2キャラクタ
データCD2 の第8ビットB7 〜第2ビットB1 の値で
定まる値を採る。第3キャラクタデータCD3 の第8ビ
ットB7 は、リアワイパLOスイッチビットRWIPLOであ
り、RWIPLO=“1”の場合にはリアワイパLOスイッチ
がオンであり、RWIPLO=“0”の場合にはリアワイパL
Oスイッチがオフであることを表している。
【0127】第3キャラクタデータCD3 の第7ビット
B6 は、リアワイパインターバル(INT)スイッチビ
ットRWIPINTであり、RWIPINT=“1”の場合にはリアワ
イパインターバルスイッチがオンであり、RWIPINT=
“0”の場合にはリアワイパインターバルスイッチがオ
フであることを表している。
B6 は、リアワイパインターバル(INT)スイッチビ
ットRWIPINTであり、RWIPINT=“1”の場合にはリアワ
イパインターバルスイッチがオンであり、RWIPINT=
“0”の場合にはリアワイパインターバルスイッチがオ
フであることを表している。
【0128】第3キャラクタデータCD3 の第6ビット
B5 は、リアウォッシャスイッチビットRWSHであり、RW
SH=“1”の場合にはリアウォッシャスイッチがオンで
あり、RWSH=“0”の場合にはリアウォッシャスイッチ
がオフであることを表している。
B5 は、リアウォッシャスイッチビットRWSHであり、RW
SH=“1”の場合にはリアウォッシャスイッチがオンで
あり、RWSH=“0”の場合にはリアウォッシャスイッチ
がオフであることを表している。
【0129】第3キャラクタデータCD3 の第5ビット
B4 は、ヘッドランプウォッシャスイッチHLWSHであ
り、HLWSH=“1”の場合にはヘッドランプウォッシャ
スイッチがオンであり、HLWSH=“0”の場合にはヘッ
ドランプウォッシャスイッチがオフであることを表して
いる。
B4 は、ヘッドランプウォッシャスイッチHLWSHであ
り、HLWSH=“1”の場合にはヘッドランプウォッシャ
スイッチがオンであり、HLWSH=“0”の場合にはヘッ
ドランプウォッシャスイッチがオフであることを表して
いる。
【0130】第3キャラクタデータCD3 の第4ビット
B3 及び第3ビットB2 は未使用であり、常時“0”と
なる。第3キャラクタデータCD3 の第2ビットB0
は、パリティビットPARITYであり、第3キャラクタデー
タCD3 の第8ビットB7 〜第3ビットB2 の値で定ま
る値を採る。
B3 及び第3ビットB2 は未使用であり、常時“0”と
なる。第3キャラクタデータCD3 の第2ビットB0
は、パリティビットPARITYであり、第3キャラクタデー
タCD3 の第8ビットB7 〜第3ビットB2 の値で定ま
る値を採る。
【0131】第3キャラクタデータCD3 の第1ビット
B0 は、フレームデータの終了を示すストップビットST
OPであり、常に“0”となる。図13にコラムスイッチ
ECU7の状態遷移図を示す。まずコラムスイッチEC
U7は、リセット(初期化;ステップS1)されてから
所定時間経過後(例えば、2msec経過後)に発振を
安定させアイドル状態に移行する(ステップS2)。
B0 は、フレームデータの終了を示すストップビットST
OPであり、常に“0”となる。図13にコラムスイッチ
ECU7の状態遷移図を示す。まずコラムスイッチEC
U7は、リセット(初期化;ステップS1)されてから
所定時間経過後(例えば、2msec経過後)に発振を
安定させアイドル状態に移行する(ステップS2)。
【0132】つづいて各フレームデータに対応する第1
ビット目に対応するクロック同期信号の立ち下がりでス
イッチ入力データのサンプリングを行なう(ステップS
3)。そして、クロック同期信号に同期して通信ライン
L3 を介してフレームデータを送信する(ステップS
4)。
ビット目に対応するクロック同期信号の立ち下がりでス
イッチ入力データのサンプリングを行なう(ステップS
3)。そして、クロック同期信号に同期して通信ライン
L3 を介してフレームデータを送信する(ステップS
4)。
【0133】ここで、図14を参照してフレームデータ
の送信について説明する。図14はメインECU6とコ
ラムスイッチECU7との間で伝送されるフレームデー
タのタイミングチャートである。この場合においてメイ
ンECU6は、フレームデータFD1 の送信を行なわせ
る場合には、通信ラインL2 (図1参照)を介してクロ
ック同期信号をコラムスイッチECU7側に出力してい
る。
の送信について説明する。図14はメインECU6とコ
ラムスイッチECU7との間で伝送されるフレームデー
タのタイミングチャートである。この場合においてメイ
ンECU6は、フレームデータFD1 の送信を行なわせ
る場合には、通信ラインL2 (図1参照)を介してクロ
ック同期信号をコラムスイッチECU7側に出力してい
る。
【0134】これによりコラムスイッチECU7は、ク
ロック同期信号に同期させて第1キャラクタデータCD
1 、第2キャラクタデータCD2 、第3キャラクタデー
タCD3 の順番でフレームデータFD1 を送信する(ス
テップS4)。この場合において、各キャラクタデータ
の間には、各キャラクタデータを分離するために所定時
間のキャラクタ分離時間(図14では、最大1mse
c)が設けられている。
ロック同期信号に同期させて第1キャラクタデータCD
1 、第2キャラクタデータCD2 、第3キャラクタデー
タCD3 の順番でフレームデータFD1 を送信する(ス
テップS4)。この場合において、各キャラクタデータ
の間には、各キャラクタデータを分離するために所定時
間のキャラクタ分離時間(図14では、最大1mse
c)が設けられている。
【0135】そして一のフレームデータと次のフレーム
データとの間には、各フレームデータを分離するため所
定時間(図14では、最小2msec)のフレーム間分
離時間IFSが設けられている。この結果、実際のフレ
ームデータ(24ビット構成)の送信に必要な時間は、
代表値で10msec程度となる。
データとの間には、各フレームデータを分離するため所
定時間(図14では、最小2msec)のフレーム間分
離時間IFSが設けられている。この結果、実際のフレ
ームデータ(24ビット構成)の送信に必要な時間は、
代表値で10msec程度となる。
【0136】この場合において、メインECU6は、所
定周期(図14の場合、10msec周期)で複数個
(例えば、4個)のフレームデータを受信してスイッチ
のチャタリング除去を行なうが、フレームデータの受信
途中であってもフレーム間分離時間IFSを検出した場
合には、フレームデータの初期化を行なう。
定周期(図14の場合、10msec周期)で複数個
(例えば、4個)のフレームデータを受信してスイッチ
のチャタリング除去を行なうが、フレームデータの受信
途中であってもフレーム間分離時間IFSを検出した場
合には、フレームデータの初期化を行なう。
【0137】そして、スイッチのチャタリングを除去後
のスイッチデータをバスライン8を介してフロントEC
U4に送信し、フロントECU4は受信したスイッチデ
ータに基づいて負荷(ランプ、モータ等)の制御を行な
う。コラムスイッチECU7は、データ送信が終了する
と、再びアイドル状態となる(ステップS2)。
のスイッチデータをバスライン8を介してフロントEC
U4に送信し、フロントECU4は受信したスイッチデ
ータに基づいて負荷(ランプ、モータ等)の制御を行な
う。コラムスイッチECU7は、データ送信が終了する
と、再びアイドル状態となる(ステップS2)。
【0138】そして、ウェークアップ入力がオフで、所
定時間(例えば、32msec)の間、クロックライン
である通信ラインL2 に変化がない場合、すなわち、ク
ロック同期信号が入力されていない場合には、データ出
力ラインである通信ラインL3 をパッシブ(passive)
状態として、発振を停止して、スリープ状態に移行する
(ステップS5)。
定時間(例えば、32msec)の間、クロックライン
である通信ラインL2 に変化がない場合、すなわち、ク
ロック同期信号が入力されていない場合には、データ出
力ラインである通信ラインL3 をパッシブ(passive)
状態として、発振を停止して、スリープ状態に移行する
(ステップS5)。
【0139】そして、リセット動作(ステップS1)、
メインECU6からの同期クロック信号が入力された場
合及びメインECU6によりウェークアップ制御が行な
われた場合には、再び発振を開始し、アイドル状態に移
行する(ステップS2)。特にウェークアップ制御が行
なわれた場合には、データ出力ラインである通信ライン
L3 を直ちにドミナント(dominant)状態とし、メイン
ECU6に対し、ウェークアップしたことを報知する。
メインECU6からの同期クロック信号が入力された場
合及びメインECU6によりウェークアップ制御が行な
われた場合には、再び発振を開始し、アイドル状態に移
行する(ステップS2)。特にウェークアップ制御が行
なわれた場合には、データ出力ラインである通信ライン
L3 を直ちにドミナント(dominant)状態とし、メイン
ECU6に対し、ウェークアップしたことを報知する。
【0140】ウェークアップ制御以外の理由によりアイ
ドル状態に移行する場合には所定時間の間(例えば2m
sec)発振を安定させた後、ウェークアップ入力がオ
ン状態の場合にはウェークアップしたことをメインEC
U6に報知する。以上の説明のように、本実施形態にお
いては、コラムスイッチECU7とメインECU6との
間のデータ伝送はクロック同期伝送方式を採用している
ため、トークンパッシング方式あるいはマスタ−スレー
ブ方式の通信インターフェースを構築する場合と比較し
て、ハードウェア及びソフトウェアへの負担が少なく、
装置構成を簡略化することができるとともに短期間でシ
ステム開発を行なうことができる。
ドル状態に移行する場合には所定時間の間(例えば2m
sec)発振を安定させた後、ウェークアップ入力がオ
ン状態の場合にはウェークアップしたことをメインEC
U6に報知する。以上の説明のように、本実施形態にお
いては、コラムスイッチECU7とメインECU6との
間のデータ伝送はクロック同期伝送方式を採用している
ため、トークンパッシング方式あるいはマスタ−スレー
ブ方式の通信インターフェースを構築する場合と比較し
て、ハードウェア及びソフトウェアへの負担が少なく、
装置構成を簡略化することができるとともに短期間でシ
ステム開発を行なうことができる。
【0141】また、コラムスイッチECU7は、サンプ
リングしたスイッチ状態の生データをメインECU6か
ら入力される同期クロック信号に同期させて送出してい
るだけであり、スイッチのチャタリング除去を行なう必
要がないので、少ゲート(数百ゲート)で構成すること
が可能であり、カスタムIC化が容易となって、低コス
ト化を図ることができる。
リングしたスイッチ状態の生データをメインECU6か
ら入力される同期クロック信号に同期させて送出してい
るだけであり、スイッチのチャタリング除去を行なう必
要がないので、少ゲート(数百ゲート)で構成すること
が可能であり、カスタムIC化が容易となって、低コス
ト化を図ることができる。
【0142】上記説明においては、メインECU6とコ
ラムスイッチECU7とを別のECUとして構成してい
たが、メインECU6及びコラムスイッチECU7と同
様な関係を有するデータ収集専用の収集専用ユニット
と、収集専用ユニットにバスラインとは独立した通信ラ
インを介して接続され、収集せんようユニットとは物理
的に隔離された位置に配置され、制御を行なう制御部
と、を有する一のECUとして構成するようにすること
も可能である。この場合においては、収集専用ユニット
の電源は制御部側から電源ラインを介して供給される。
ラムスイッチECU7とを別のECUとして構成してい
たが、メインECU6及びコラムスイッチECU7と同
様な関係を有するデータ収集専用の収集専用ユニット
と、収集専用ユニットにバスラインとは独立した通信ラ
インを介して接続され、収集せんようユニットとは物理
的に隔離された位置に配置され、制御を行なう制御部
と、を有する一のECUとして構成するようにすること
も可能である。この場合においては、収集専用ユニット
の電源は制御部側から電源ラインを介して供給される。
【0143】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、収集専用
電子制御ユニットは、外部から入力された入力信号を収
集し、送信データを生成して通信ラインを介して当該通
信ラインを介して接続された一の電子制御ユニットに対
して出力するので、収集専用電子制御ユニットの送信
は、バスラインを占有することがなく、バスラインの実
質的な伝送効率を向上させることができる。
電子制御ユニットは、外部から入力された入力信号を収
集し、送信データを生成して通信ラインを介して当該通
信ラインを介して接続された一の電子制御ユニットに対
して出力するので、収集専用電子制御ユニットの送信
は、バスラインを占有することがなく、バスラインの実
質的な伝送効率を向上させることができる。
【0144】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、複数の電子制御ユニットは、
バスラインを介して非同期伝送方式により相互にデータ
送受信を行なっており、収集専用電子制御ユニットは、
通信ラインを介して同期伝送方式により当該通信ライン
を介して接続された一の電子制御ユニットに対しデータ
送信を行なうので、収集専用電子制御ユニットの通信制
御のための構成を他の電子制御ユニットに比較して簡略
化することができ、システム全体の構築コストを低減す
ることができる。
載の発明の効果に加えて、複数の電子制御ユニットは、
バスラインを介して非同期伝送方式により相互にデータ
送受信を行なっており、収集専用電子制御ユニットは、
通信ラインを介して同期伝送方式により当該通信ライン
を介して接続された一の電子制御ユニットに対しデータ
送信を行なうので、収集専用電子制御ユニットの通信制
御のための構成を他の電子制御ユニットに比較して簡略
化することができ、システム全体の構築コストを低減す
ることができる。
【0145】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は請求項2記載の発明の効果に加えて、収集専用電子制
御ユニットが接続される電子制御ユニットをマスタ装置
として複数の電子制御ユニット相互間においてバスライ
ンを介して、マスタ−スレーブ方式によりデータ送受信
を行なうので、マスタ装置としての電子制御ユニットに
より各電子制御ユニットの制御を集中して行なえ、無駄
の少ない効率的な通信動作を行なうことができる。
は請求項2記載の発明の効果に加えて、収集専用電子制
御ユニットが接続される電子制御ユニットをマスタ装置
として複数の電子制御ユニット相互間においてバスライ
ンを介して、マスタ−スレーブ方式によりデータ送受信
を行なうので、マスタ装置としての電子制御ユニットに
より各電子制御ユニットの制御を集中して行なえ、無駄
の少ない効率的な通信動作を行なうことができる。
【0146】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、収
集専用電子制御ユニットは、通信ラインを介してクロッ
ク同期伝送方式によりデータ送信を行なうので、収集専
用電子制御ユニットのハードウェア及び通信制御プログ
ラムの簡略化、ひいては、車両内伝送制御装置のシステ
ム全体の簡略化を図ることができる。
至請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、収
集専用電子制御ユニットは、通信ラインを介してクロッ
ク同期伝送方式によりデータ送信を行なうので、収集専
用電子制御ユニットのハードウェア及び通信制御プログ
ラムの簡略化、ひいては、車両内伝送制御装置のシステ
ム全体の簡略化を図ることができる。
【0147】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の発明の効果に加えて、収集専用電子制御ユニット
は、クロック入力用通信ラインを介してマスタ装置を構
成する電子制御ユニットから同期用クロック信号が入力
され、同期用クロック信号に同期してデータ送信用通信
ラインを介してデータを送信するので、マスタ装置を構
成する電子制御ユニットの制御下で簡易かつ確実にデー
タ送信を行なえる。
載の発明の効果に加えて、収集専用電子制御ユニット
は、クロック入力用通信ラインを介してマスタ装置を構
成する電子制御ユニットから同期用クロック信号が入力
され、同期用クロック信号に同期してデータ送信用通信
ラインを介してデータを送信するので、マスタ装置を構
成する電子制御ユニットの制御下で簡易かつ確実にデー
タ送信を行なえる。
【0148】請求項6記載の発明によれば、収集専用ユ
ニットは、外部から入力された入力信号を収集し、送信
データを生成して通信ラインを介して制御ユニットに対
して出力し、制御ユニットは、バスラインを介して他の
電子制御ユニットとの間で直接的にデータ送受信を行な
うので、制御ユニットは、収集専用ユニットの送信デー
タから得られた情報も含めて他の電子制御ユニットとデ
ータ送受信を行なえ、バスラインの伝送効率を低下させ
ることなく、車両内伝送制御装置のシステム全体を確実
に制御することが可能となる。
ニットは、外部から入力された入力信号を収集し、送信
データを生成して通信ラインを介して制御ユニットに対
して出力し、制御ユニットは、バスラインを介して他の
電子制御ユニットとの間で直接的にデータ送受信を行な
うので、制御ユニットは、収集専用ユニットの送信デー
タから得られた情報も含めて他の電子制御ユニットとデ
ータ送受信を行なえ、バスラインの伝送効率を低下させ
ることなく、車両内伝送制御装置のシステム全体を確実
に制御することが可能となる。
【0149】請求項7記載の発明によれば、請求項6記
載の発明の効果に加えて、複数の電子制御ユニットは、
バスラインを介して非同期伝送方式によりデータ送受信
を行なっており、収集専用ユニットは、通信ラインを介
して同期伝送方式により制御ユニットにデータ送信を行
なうので、収集専用ユニットのハードウェア及び通信制
御用プログラムの簡略化、ひいては、車両内伝送制御装
置全体の構成を簡略化し、短期間でシステム開発を行な
うことができる。
載の発明の効果に加えて、複数の電子制御ユニットは、
バスラインを介して非同期伝送方式によりデータ送受信
を行なっており、収集専用ユニットは、通信ラインを介
して同期伝送方式により制御ユニットにデータ送信を行
なうので、収集専用ユニットのハードウェア及び通信制
御用プログラムの簡略化、ひいては、車両内伝送制御装
置全体の構成を簡略化し、短期間でシステム開発を行な
うことができる。
【0150】請求項8記載の発明によれば、請求項6又
は請求項7記載の発明の効果に加えて、収集専用ユニッ
トを備えた電子制御ユニットをマスタ装置とし、複数の
電子制御ユニット相互間においてはバスラインを介して
マスタ−スレーブ方式によりデータ送受信を行なうの
で、伝送効率を向上させ、車両内伝送制御装置のシステ
ム全体の効率的な運用が図れる。
は請求項7記載の発明の効果に加えて、収集専用ユニッ
トを備えた電子制御ユニットをマスタ装置とし、複数の
電子制御ユニット相互間においてはバスラインを介して
マスタ−スレーブ方式によりデータ送受信を行なうの
で、伝送効率を向上させ、車両内伝送制御装置のシステ
ム全体の効率的な運用が図れる。
【0151】請求項9記載の発明によれば、請求項6乃
至請求項8のいずれかに記載の発明の効果に加えて、収
集専用ユニットは、通信ラインを介してクロック同期伝
送方式によりデータ送信を行なうので、収集専用ユニッ
トのハードウェア及び通信制御プログラムを簡略化で
き、ひいては、車両内伝送制御装置のシステム全体の簡
略化を図ることができる。
至請求項8のいずれかに記載の発明の効果に加えて、収
集専用ユニットは、通信ラインを介してクロック同期伝
送方式によりデータ送信を行なうので、収集専用ユニッ
トのハードウェア及び通信制御プログラムを簡略化で
き、ひいては、車両内伝送制御装置のシステム全体の簡
略化を図ることができる。
【0152】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の発明の効果に加えて、収集専用ユニットは、クロ
ック入力用通信ラインを介して入力される制御ユニット
からの同期用クロック信号に同期して、データ送信用通
信ラインを介して制御ユニットに対しデータ送信を行な
うので、制御ユニットにおける最適なタイミングでデー
タ収集を行なうことができ、効率的な制御が行なえる。
記載の発明の効果に加えて、収集専用ユニットは、クロ
ック入力用通信ラインを介して入力される制御ユニット
からの同期用クロック信号に同期して、データ送信用通
信ラインを介して制御ユニットに対しデータ送信を行な
うので、制御ユニットにおける最適なタイミングでデー
タ収集を行なうことができ、効率的な制御が行なえる。
【0153】請求項11記載の発明によれば、第1伝送
工程は、バスラインを介して非同期伝送方式により電子
制御ユニット間でデータ送受信を行ない、第2伝送工程
は、通信ラインを介して同期伝送方式により収集専用電
子制御ユニットが一の電子制御ユニットに対しデータ送
信を行なうので、一の電子制御ユニットは、収集専用ユ
ニットの送信データから得られた情報も含めて他の電子
制御ユニットとデータ送受信を行なえ、バスラインの伝
送効率を低下させることなく、車両内伝送制御装置のシ
ステム全体を確実に制御することが可能となる。
工程は、バスラインを介して非同期伝送方式により電子
制御ユニット間でデータ送受信を行ない、第2伝送工程
は、通信ラインを介して同期伝送方式により収集専用電
子制御ユニットが一の電子制御ユニットに対しデータ送
信を行なうので、一の電子制御ユニットは、収集専用ユ
ニットの送信データから得られた情報も含めて他の電子
制御ユニットとデータ送受信を行なえ、バスラインの伝
送効率を低下させることなく、車両内伝送制御装置のシ
ステム全体を確実に制御することが可能となる。
【0154】請求項12記載の発明によれば、請求項1
1記載の発明の効果に加えて、第1伝送工程は、マスタ
−スレーブ方式によりデータ送受信を行ない、第2伝送
工程は、クロック同期方式によりデータ送信を行なうの
で、車両内伝送制御装置の効率的な運用並びに収集専用
電子制御ユニットのハードウェア及び通信制御プログラ
ムの簡略化、ひいては、車両内伝送制御装置のシステム
全体の簡略化を図ることができる。
1記載の発明の効果に加えて、第1伝送工程は、マスタ
−スレーブ方式によりデータ送受信を行ない、第2伝送
工程は、クロック同期方式によりデータ送信を行なうの
で、車両内伝送制御装置の効率的な運用並びに収集専用
電子制御ユニットのハードウェア及び通信制御プログラ
ムの簡略化、ひいては、車両内伝送制御装置のシステム
全体の簡略化を図ることができる。
【0155】請求項13記載の発明によれば、請求項1
2記載の発明の効果に加えて、第2伝送工程のクロック
入力工程は、一の電子制御ユニットが収集専用電子制御
ユニットに対して動作用クロック信号を入力し、 これ
によりデータ送信工程は、入力された動作用クロック信
号に基づいて収集専用電子制御ユニットが生成した送信
データを一の電子制御ユニットに対して送信するので、
一の電子制御ユニットは、当該一の電子制御ユニットに
おける最適なタイミングでデータ収集を行なうことがで
き、効率的な制御を行なうことができる。
2記載の発明の効果に加えて、第2伝送工程のクロック
入力工程は、一の電子制御ユニットが収集専用電子制御
ユニットに対して動作用クロック信号を入力し、 これ
によりデータ送信工程は、入力された動作用クロック信
号に基づいて収集専用電子制御ユニットが生成した送信
データを一の電子制御ユニットに対して送信するので、
一の電子制御ユニットは、当該一の電子制御ユニットに
おける最適なタイミングでデータ収集を行なうことがで
き、効率的な制御を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両内伝送制御システムの概要構成ブロック図
である。
である。
【図2】キャラクタデータの構成説明図である。
【図3】フレームデータの構成説明図である。
【図4】ID部の設定説明図である。
【図5】アドレス部の設定説明図である。
【図6】メインECUの出力データフォーマットの説明
図である。
図である。
【図7】A/TECUの応答データのデータフォーマッ
トの説明図である。
トの説明図である。
【図8】フロントECUの応答データのデータフォーマ
ットの説明図である。
ットの説明図である。
【図9】マスタ−スレーブ間のデータ転送タイミングチ
ャートである。
ャートである。
【図10】データ転送シーケンスの説明図である。
【図11】コラムスイッチECUの出力するキャラクタ
データ及びフレームデータの構成説明図である。
データ及びフレームデータの構成説明図である。
【図12】キャラクタデータのデータフォーマットの説
明図である。
明図である。
【図13】コラムスイッチECUの状態遷移図である。
【図14】メインECU−コラムスイッチECU間で伝
送されるフレームデータのタイミングチャートである。
送されるフレームデータのタイミングチャートである。
【図15】従来の車両内伝送制御システムの概要構成ブ
ロック図である。
ロック図である。
1 車両内伝送制御システム 2 A/TECU 3 エンジンECU 4 フロントECU 5 コンビメータECU 6 メインECU 7 コラムスイッチECU 8 バスライン 10 ヘッダ部 11 データ部 12 BCC部 CD キャラクタデータ
Claims (13)
- 【請求項1】 複数の電子制御ユニットが互いにバスラ
インを介して接続されデータ送受信を行なう車両内伝送
制御装置において、 前記複数の電子制御ユニットのうちいずれか一の電子制
御ユニットに前記バスラインとは独立した通信ラインに
より接続され、かつ、外部から入力された入力信号を収
集し、送信データを生成して前記通信ラインを介して前
記一の電子制御ユニットに対して出力する収集専用電子
制御ユニットを備えたことを特徴とする車両内伝送制御
装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の車両内伝送制御装置にお
いて、 前記複数の電子制御ユニットは、前記バスラインを介し
て非同期伝送方式によりデータ送受信を行なっており、 前記収集専用電子制御ユニットは、前記通信ラインを介
して同期伝送方式によりデータ送信を行なっていること
を特徴とする車両内伝送制御装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の車両内伝送
制御装置において、 前記複数の電子制御ユニット相互間においては、前記バ
スラインを介して、マスタ−スレーブ方式によりデータ
送受信を行ない、 前記収集専用電子制御ユニットが接続される電子制御ユ
ニットは、マスタ装置として機能することを特徴とする
車両内伝送制御装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
の車両内伝送制御装置において、 前記収集専用電子制御ユニットは、前記通信ラインを介
してクロック同期伝送方式によりデータ送信を行なって
いることを特徴とする車両内伝送制御装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の車両内伝送制御装置にお
いて、 前記通信ラインは、クロック入力用通信ラインと、デー
タ送信用通信ラインと、を有し、 前記収集専用電子制御ユニットには、前記クロック入力
用通信ラインを介して前記マスタ装置を構成する電子制
御ユニットから同期用クロック信号が入力されることを
特徴とする車両内伝送制御装置。 - 【請求項6】 複数の電子制御ユニットが互いにバスラ
インを介して接続されデータ送受信を行なう車両内伝送
制御装置において、 前記複数の電子制御ユニットのうち少なくとも一の電子
制御ユニットは、前記バスラインに直接接続され、前記
データ送受信を行なう制御ユニットと、 前記制御ユニットとは物理的に隔離された位置に配置さ
れ、前記制御ユニットに前記バスラインとは独立した通
信ラインにより接続され、かつ、外部から入力された入
力信号を収集し、送信データを生成して前記通信ライン
を介して前記制御ユニットに対して出力する収集専用ユ
ニットと、 を備えたことを特徴とする車両内伝送制御装置。 - 【請求項7】 請求項6記載の車両内伝送制御装置にお
いて、 前記複数の電子制御ユニットは、前記バスラインを介し
て非同期伝送方式によりデータ送受信を行なっており、 前記収集専用ユニットは、前記通信ラインを介して同期
伝送方式により前記制御ユニットにデータ送信を行なっ
ていることを特徴とする車両内伝送制御装置。 - 【請求項8】 請求項6又は請求項7記載の車両内伝送
制御装置において、 前記複数の電子制御ユニット相互間においては、前記バ
スラインを介して、マスタ−スレーブ方式によりデータ
送受信を行ない、 前記収集専用ユニットを備えた電子制御ユニットは、マ
スタ装置として機能することを特徴とする車両内伝送制
御装置。 - 【請求項9】 請求項6乃至請求項8のいずれかに記載
の車両内伝送制御装置において、 前記収集専用ユニットは、前記通信ラインを介してクロ
ック同期伝送方式によりデータ送信を行なっていること
を特徴とする車両内伝送制御装置。 - 【請求項10】 請求項9記載の車両内伝送制御装置に
おいて、 前記通信ラインは、クロック入力用通信ラインと、デー
タ送信用通信ラインと、を有し、 前記収集専用ユニットには、前記クロック入力用通信ラ
インを介して前記制御ユニットから同期用クロック信号
が入力されることを特徴とする車両内伝送制御装置。 - 【請求項11】 データ送受信を行なうべく互いにバス
ラインを介して接続された複数の電子制御ユニットと、
前記複数の電子制御ユニットのうちいずれか一の電子制
御ユニットに前記バスラインとは独立した通信ラインに
より接続され、かつ、外部から入力された入力信号を収
集し、送信データを生成して前記通信ラインを介して前
記一の電子制御ユニットに対して出力する収集専用電子
制御ユニットを備えた車両内伝送制御装置の伝送制御方
法であって、 前記バスラインを介して非同期伝送方式により前記電子
制御ユニット間でデータ送受信を行なう第1伝送工程
と、 前記通信ラインを介して同期伝送方式により前記収集専
用電子制御ユニットが前記一の電子制御ユニットに対し
データ送信を行なう第2伝送工程と、 を備えたことを特徴とする車両内伝送制御装置の伝送制
御方法。 - 【請求項12】 請求項11記載の車両内伝送制御装置
の伝送制御方法において、 前記第1伝送工程は、マスタ−スレーブ方式によりデー
タ送受信を行ない、 前記第2伝送工程は、クロック同期方式によりデータ送
信を行なっていることを特徴とする車両内伝送制御装置
の伝送制御方法。 - 【請求項13】 請求項12記載の車両内伝送制御装置
の伝送制御方法において、 前記第2伝送工程は、前記一の電子制御ユニットが前記
収集専用電子制御ユニットに対して動作用クロック信号
を入力するクロック入力工程と、 入力された前記動作用クロック信号に基づいて前記収集
専用電子制御ユニットが生成した前記送信データを前記
一の電子制御ユニットに対して送信するデータ送信工程
と、 を備えて構成したことを特徴とする車両内伝送制御装置
の伝送制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8022494A JPH09214535A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 車両内伝送制御装置及びその伝送制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8022494A JPH09214535A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 車両内伝送制御装置及びその伝送制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09214535A true JPH09214535A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=12084296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8022494A Withdrawn JPH09214535A (ja) | 1996-02-08 | 1996-02-08 | 車両内伝送制御装置及びその伝送制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09214535A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001248721A (ja) * | 1999-12-30 | 2001-09-14 | Robert Bosch Gmbh | 変速機制御部を有する車両のための制御部 |
GB2364107A (en) * | 2000-06-22 | 2002-01-16 | Denso Corp | CVT controller with standardized software and hardware |
JP2017514047A (ja) * | 2014-04-10 | 2017-06-01 | ロックリブ ホールディングス ピーティーワイ. リミテッド. | ラッチング機構のための監視及び警告のシステム及び方法 |
-
1996
- 1996-02-08 JP JP8022494A patent/JPH09214535A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001248721A (ja) * | 1999-12-30 | 2001-09-14 | Robert Bosch Gmbh | 変速機制御部を有する車両のための制御部 |
GB2364107A (en) * | 2000-06-22 | 2002-01-16 | Denso Corp | CVT controller with standardized software and hardware |
US6466851B2 (en) | 2000-06-22 | 2002-10-15 | Denso Corporation | Vehicle control system for continuously variable transmission having manager control unit |
JP2017514047A (ja) * | 2014-04-10 | 2017-06-01 | ロックリブ ホールディングス ピーティーワイ. リミテッド. | ラッチング機構のための監視及び警告のシステム及び方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030506 |