JPH09212174A - 騒音低減方法および振動モードの低減方法ならびに広帯域遮音板 - Google Patents
騒音低減方法および振動モードの低減方法ならびに広帯域遮音板Info
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- JPH09212174A JPH09212174A JP8017603A JP1760396A JPH09212174A JP H09212174 A JPH09212174 A JP H09212174A JP 8017603 A JP8017603 A JP 8017603A JP 1760396 A JP1760396 A JP 1760396A JP H09212174 A JPH09212174 A JP H09212174A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 合成樹脂製の各種部材が騒音発生源となるよ
うな場合、その広帯域に亙る高周波振動を簡単な構造で
抑制し得ない。 【解決手段】 ヤング率と質量密度とが相対的に小さな
ベース材料2の振動モードパターンの種類を計測するス
テップと、このベース材料2にヤング率と質量密度とが
相対的に大きな補助材料3を接合した場合の振動モード
パターンの種類を計測するステップと、ベース材料2に
補助材料3を接合した場合の振動モードパターンの種類
が低減するようにベース材料2に対する補助材料3の環
境条件を設定するステップとを具え、騒音発生源の振動
モードパターンの種類を減少することによって、騒音発
生源から発生する騒音を低減させる。
うな場合、その広帯域に亙る高周波振動を簡単な構造で
抑制し得ない。 【解決手段】 ヤング率と質量密度とが相対的に小さな
ベース材料2の振動モードパターンの種類を計測するス
テップと、このベース材料2にヤング率と質量密度とが
相対的に大きな補助材料3を接合した場合の振動モード
パターンの種類を計測するステップと、ベース材料2に
補助材料3を接合した場合の振動モードパターンの種類
が低減するようにベース材料2に対する補助材料3の環
境条件を設定するステップとを具え、騒音発生源の振動
モードパターンの種類を減少することによって、騒音発
生源から発生する騒音を低減させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、騒音低減方法およ
び振動モードの低減方法ならびに広帯域遮音板に関し、
特に合成樹脂材料の共振に伴う可聴帯域での高周波振動
を低減させる場合に好適である。
び振動モードの低減方法ならびに広帯域遮音板に関し、
特に合成樹脂材料の共振に伴う可聴帯域での高周波振動
を低減させる場合に好適である。
【0002】
【従来の技術】部品の軽量化を目的として、あるいは大
量に製造される複雑な形状の部品の製造単価を下げるた
め、耐熱性が要求されないような機械部品などに関して
は、高価なアルミニウムに代えて合成樹脂を採用するこ
とが多くなってきている。例えば、内燃機関の吸気マニ
ホールドは、屈曲した配管を集合させたものであり、こ
れを樹脂化することによって部品の軽量化および製造コ
ストの低減が可能である。
量に製造される複雑な形状の部品の製造単価を下げるた
め、耐熱性が要求されないような機械部品などに関して
は、高価なアルミニウムに代えて合成樹脂を採用するこ
とが多くなってきている。例えば、内燃機関の吸気マニ
ホールドは、屈曲した配管を集合させたものであり、こ
れを樹脂化することによって部品の軽量化および製造コ
ストの低減が可能である。
【0003】ところで、上述した吸気マニホールドを樹
脂化した場合、この吸気マニホールド内を流れる空気の
脈動によって当該吸気マニホールドが共振し、二次的な
透過騒音を発生してしまうことが判明した。この透過騒
音は、樹脂化による吸気マニホールドの剛性低下に基づ
いて増加するものであり、可聴周波数帯域(20Hz〜2
0kHz )を含む広範囲な周波数成分を有していることか
ら、乗員にとって耳障りなものであって、極めて不快と
なる。
脂化した場合、この吸気マニホールド内を流れる空気の
脈動によって当該吸気マニホールドが共振し、二次的な
透過騒音を発生してしまうことが判明した。この透過騒
音は、樹脂化による吸気マニホールドの剛性低下に基づ
いて増加するものであり、可聴周波数帯域(20Hz〜2
0kHz )を含む広範囲な周波数成分を有していることか
ら、乗員にとって耳障りなものであって、極めて不快と
なる。
【0004】かかる透過騒音を防止するため、従来で
は、吸気マニホールドの周囲を減衰特性の高いダンピン
グ材料、例えば合成ゴム等で被覆したり、遮音板などを
車両に組み付けることが実際に行われている。
は、吸気マニホールドの周囲を減衰特性の高いダンピン
グ材料、例えば合成ゴム等で被覆したり、遮音板などを
車両に組み付けることが実際に行われている。
【0005】なお、上述した透過騒音は、比較的広帯域
の高周波成分の共振現象であるため、単に共振点を移動
させる機能しかないダイナミックダンパを用いても、基
本的にこの透過騒音を軽減させることはできない。
の高周波成分の共振現象であるため、単に共振点を移動
させる機能しかないダイナミックダンパを用いても、基
本的にこの透過騒音を軽減させることはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】鋼などの一般的な金属
と比較してヤング率が相対的に小さな合成樹脂は、これ
が騒音発生源となった場合に、広帯域に亙る高周波振動
成分を含んでいるため、一般的なダイナミックダンパな
どを使用しても騒音を有効に抑制することができない。
と比較してヤング率が相対的に小さな合成樹脂は、これ
が騒音発生源となった場合に、広帯域に亙る高周波振動
成分を含んでいるため、一般的なダイナミックダンパな
どを使用しても騒音を有効に抑制することができない。
【0007】このため、合成樹脂の表面全体に合成ゴム
などの減衰特性の良好なダンピング材料を貼り合わせた
りすることなどが行われているが、このような方法で
は、軽量化およびコスト低減を目的として合成樹脂を使
用したことによる利点が損なわれてしまう。
などの減衰特性の良好なダンピング材料を貼り合わせた
りすることなどが行われているが、このような方法で
は、軽量化およびコスト低減を目的として合成樹脂を使
用したことによる利点が損なわれてしまう。
【0008】このようなことから、合成樹脂製の各種部
材が騒音発生源となるような場合、その広帯域に亙る高
周波振動を簡単な構造で抑制し得ることが望まれてい
る。
材が騒音発生源となるような場合、その広帯域に亙る高
周波振動を簡単な構造で抑制し得ることが望まれてい
る。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、合成樹脂を使用した各
種構造体の共振に伴う騒音を緩和し得る騒音低減方法を
提供することにある。
種構造体の共振に伴う騒音を緩和し得る騒音低減方法を
提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、合成樹脂を使用した
各種構造体の共振に伴う騒音を緩和し得る振動モードの
低減方法を提供することにある。
各種構造体の共振に伴う騒音を緩和し得る振動モードの
低減方法を提供することにある。
【0011】本発明のさらに別な目的は、合成樹脂をベ
ースとする広帯域の遮音板を提供することにある。
ースとする広帯域の遮音板を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の形態は、
騒音発生源の振動モードパターンの種類を減少すること
によって、前記騒音発生源から発生する騒音を低減させ
るようにしたことを特徴とする騒音低減方法にある。
騒音発生源の振動モードパターンの種類を減少すること
によって、前記騒音発生源から発生する騒音を低減させ
るようにしたことを特徴とする騒音低減方法にある。
【0013】また、本発明の第二の形態は、ヤング率と
質量密度とが相対的に小さなベース材料の振動モードパ
ターンの種類を計測するステップと、このベース材料に
ヤング率と質量密度とが相対的に大きな補助材料を接合
した場合の振動モードパターンの種類を計測するステッ
プと、前記ベース材料に前記補助材料を接合した場合の
振動モードパターンの種類が低減するように前記ベース
材料に対する前記補助材料の環境条件を設定するステッ
プとを具えたことを特徴とする振動モードの低減方法に
ある。
質量密度とが相対的に小さなベース材料の振動モードパ
ターンの種類を計測するステップと、このベース材料に
ヤング率と質量密度とが相対的に大きな補助材料を接合
した場合の振動モードパターンの種類を計測するステッ
プと、前記ベース材料に前記補助材料を接合した場合の
振動モードパターンの種類が低減するように前記ベース
材料に対する前記補助材料の環境条件を設定するステッ
プとを具えたことを特徴とする振動モードの低減方法に
ある。
【0014】一方、本発明による第三の形態は、ヤング
率と質量密度とが相対的に小さなベース材料と、このベ
ース材料よりもヤング率と質量密度とが相対的に大きく
かつ当該ベース材料の振動モードパターンの種類が低減
するように該ベース材料に接合される補助材料とを具え
たことを特徴とする広帯域遮音板にある。
率と質量密度とが相対的に小さなベース材料と、このベ
ース材料よりもヤング率と質量密度とが相対的に大きく
かつ当該ベース材料の振動モードパターンの種類が低減
するように該ベース材料に接合される補助材料とを具え
たことを特徴とする広帯域遮音板にある。
【0015】本発明によると、騒音発生源の振動モード
パターンの種類を減少することにより、この振動モード
パターンに対する高次の共振が少なくなり、騒音発生源
の騒音が低減される。
パターンの種類を減少することにより、この振動モード
パターンに対する高次の共振が少なくなり、騒音発生源
の騒音が低減される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明による騒音低減方法は、振
動モードパターンに対する高次の共振が少なくなるの
で、少なくとも2kHz から6kHz の可聴帯域に亙る高周
波振動の騒音に対して有効である。
動モードパターンに対する高次の共振が少なくなるの
で、少なくとも2kHz から6kHz の可聴帯域に亙る高周
波振動の騒音に対して有効である。
【0017】また、本発明の振動モードの低減方法にお
いて、環境条件はベース材料に対する補助材料の相対位
置や寸法形状であることが好ましく、振動モードパター
ンの種類が減少するような補助材料の相対位置や寸法形
状を探し出せば良い。
いて、環境条件はベース材料に対する補助材料の相対位
置や寸法形状であることが好ましく、振動モードパター
ンの種類が減少するような補助材料の相対位置や寸法形
状を探し出せば良い。
【0018】この振動モードの低減方法ならびに本発明
の広帯域遮音板において、ベース材料が合成樹脂であっ
て、補助材料が鋼であることが製造コストなどの点で有
効である。
の広帯域遮音板において、ベース材料が合成樹脂であっ
て、補助材料が鋼であることが製造コストなどの点で有
効である。
【0019】
【実施例】本発明方法を実現し得る広帯域遮音板の一実
施例について、図1〜図10を参照しながら詳細に説明
する。
施例について、図1〜図10を参照しながら詳細に説明
する。
【0020】本実施例における広帯域遮音板の外観を表
す図1に示すように、この広帯域遮音板1は、ベース材
料2として表1に示す如き物理的性質を有する合成樹脂
(例えば、ナイロン66)を使用し、さらに補助材料3
として表1に示す如き物理的性質を有する鉄基合金(例
えば、可鍛鋳鉄)を使用している。
す図1に示すように、この広帯域遮音板1は、ベース材
料2として表1に示す如き物理的性質を有する合成樹脂
(例えば、ナイロン66)を使用し、さらに補助材料3
として表1に示す如き物理的性質を有する鉄基合金(例
えば、可鍛鋳鉄)を使用している。
【0021】
【表1】
【0022】本実施例における広帯域遮音板1、つまり
ベース材料2は、矩形の板状をなし、同様に補助材料3
も矩形の板状に設定しており、この補助材料3はベース
材料2に対して一体的に埋設した状態となっている。上
述した鉄基合金としては、可鍛鋳鉄以外に比較的安価な
鋳鋼や炭素鋼などを採用することができる。
ベース材料2は、矩形の板状をなし、同様に補助材料3
も矩形の板状に設定しており、この補助材料3はベース
材料2に対して一体的に埋設した状態となっている。上
述した鉄基合金としては、可鍛鋳鉄以外に比較的安価な
鋳鋼や炭素鋼などを採用することができる。
【0023】そして、上述した補助材料3を使用しない
状態におけるベース材料2のみの振動モードパターンの
種類に対し、補助材料3を使用した状態における本実施
例の広帯域遮音板1の振動モードパターンの種類が少な
くなるような補助材料3の環境条件、つまりベース材料
2に対する補助材料3の相対位置や寸法形状を、市販の
汎用有限要素法解析ソフト、例えばMARC社製のMA
RCを用い、インバースパワースイープ法(Inverse Po
wer Sweep Method)による固有値解析を行って求める。
状態におけるベース材料2のみの振動モードパターンの
種類に対し、補助材料3を使用した状態における本実施
例の広帯域遮音板1の振動モードパターンの種類が少な
くなるような補助材料3の環境条件、つまりベース材料
2に対する補助材料3の相対位置や寸法形状を、市販の
汎用有限要素法解析ソフト、例えばMARC社製のMA
RCを用い、インバースパワースイープ法(Inverse Po
wer Sweep Method)による固有値解析を行って求める。
【0024】ここで、補助材料3を使用しない状態にお
けるベース材料2のみの振動モードパターンのいくつか
を図2〜図5に模式的に例示する。本実施例におけるベ
ース材料2は、長さが340mm、高さが125mm、厚さ
が3mmであり、その全周を固定把持して使用するもので
ある。図2は499Hzの振動周波数に対応するものであ
り、図3は702Hzの振動周波数に対応するものであ
り、図4は1351Hzの振動周波数に対応するものであ
り、図5は2296Hzの振動周波数に対応するものであ
り、全部で37種類の振動モードパターンが存在するこ
とが判った。
けるベース材料2のみの振動モードパターンのいくつか
を図2〜図5に模式的に例示する。本実施例におけるベ
ース材料2は、長さが340mm、高さが125mm、厚さ
が3mmであり、その全周を固定把持して使用するもので
ある。図2は499Hzの振動周波数に対応するものであ
り、図3は702Hzの振動周波数に対応するものであ
り、図4は1351Hzの振動周波数に対応するものであ
り、図5は2296Hzの振動周波数に対応するものであ
り、全部で37種類の振動モードパターンが存在するこ
とが判った。
【0025】次に、振動モードパターンの種類が少なく
なるように、補助材料3を使用した状態におけるこの補
助材料3の環境条件、つまりベース材料2に対する補助
材料3の相対位置や寸法形状を上述した固有値解析によ
り求めた結果、図1のa, b, x, yがそれぞれ11
5. 6mm、43. 75mm、108. 8mm、43. 75mm
という環境条件が得られた。この場合、補助材料3の厚
みは3mmに設定してあり、この補助材料3を埋設した部
分の広帯域遮音板1の厚みは4mmに設定した。
なるように、補助材料3を使用した状態におけるこの補
助材料3の環境条件、つまりベース材料2に対する補助
材料3の相対位置や寸法形状を上述した固有値解析によ
り求めた結果、図1のa, b, x, yがそれぞれ11
5. 6mm、43. 75mm、108. 8mm、43. 75mm
という環境条件が得られた。この場合、補助材料3の厚
みは3mmに設定してあり、この補助材料3を埋設した部
分の広帯域遮音板1の厚みは4mmに設定した。
【0026】このような広帯域遮音板1の振動モードパ
ターンのいくつかを図6〜図9に模式的に例示する。図
6は516Hzの振動周波数に対応するものであり、図7
は1553Hzの振動周波数に対応するものであり、図8
は1796Hzの振動周波数に対応するものであり、図9
は1916Hzの振動周波数に対応するものであり、全部
で14種類の振動モードパターンが存在するが、振動周
波数が2kHz から6kHz までの範囲では振動モードパタ
ーンが3種類しか存在しないことが判った。これに対
し、先のベース材料2のみの場合には、2kHz から6kH
z までの振動周波数の範囲では、23種類の振動モード
パターンが存在していた。
ターンのいくつかを図6〜図9に模式的に例示する。図
6は516Hzの振動周波数に対応するものであり、図7
は1553Hzの振動周波数に対応するものであり、図8
は1796Hzの振動周波数に対応するものであり、図9
は1916Hzの振動周波数に対応するものであり、全部
で14種類の振動モードパターンが存在するが、振動周
波数が2kHz から6kHz までの範囲では振動モードパタ
ーンが3種類しか存在しないことが判った。これに対
し、先のベース材料2のみの場合には、2kHz から6kH
z までの振動周波数の範囲では、23種類の振動モード
パターンが存在していた。
【0027】ベース材料2のみを使用した場合および本
実施例による広帯域遮音板1における振動周波数と騒音
レベルとの関係を図10に示す。図10の縦軸の各目盛
の間隔は1dBに相当するものであり、本実施例における
広帯域遮音板1がベース材料2のみ使用した場合より
も、2kHz から6kHz の振動周波数領域に亙って9〜1
2dBも騒音レベルを低減させることが可能であることが
判明した。
実施例による広帯域遮音板1における振動周波数と騒音
レベルとの関係を図10に示す。図10の縦軸の各目盛
の間隔は1dBに相当するものであり、本実施例における
広帯域遮音板1がベース材料2のみ使用した場合より
も、2kHz から6kHz の振動周波数領域に亙って9〜1
2dBも騒音レベルを低減させることが可能であることが
判明した。
【0028】このように、振動モードパターンの数を低
減させることにより、可聴領域での高周波振動を広帯域
に亙って有効に抑制することができる。
減させることにより、可聴領域での高周波振動を広帯域
に亙って有効に抑制することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によると、騒音発生源の振動モー
ドパターンの種類を減少することによって、騒音発生源
から発生する広帯域の高周波振動に基づく騒音を有効に
低減させることができる。
ドパターンの種類を減少することによって、騒音発生源
から発生する広帯域の高周波振動に基づく騒音を有効に
低減させることができる。
【0030】また、ヤング率と質量密度とが相互に異な
るベース材料と補助材料とを接合し、ベース材料に対す
る補助材料の相対位置や寸法形状を適当に設定すること
によって、振動モードパターンの種類を低減させたの
で、簡単な構造にも拘らず騒音発生源から発生する広帯
域の高周波振動に基づく騒音を有効に低減させることが
できる。
るベース材料と補助材料とを接合し、ベース材料に対す
る補助材料の相対位置や寸法形状を適当に設定すること
によって、振動モードパターンの種類を低減させたの
で、簡単な構造にも拘らず騒音発生源から発生する広帯
域の高周波振動に基づく騒音を有効に低減させることが
できる。
【0031】さらに、合成樹脂製のベース材料に対して
鉄基合金製の補助材料を接合することにより、広帯域の
高周波振動に基づく騒音を有効に低減させることが可能
な広帯域遮音板を提供することができる。
鉄基合金製の補助材料を接合することにより、広帯域の
高周波振動に基づく騒音を有効に低減させることが可能
な広帯域遮音板を提供することができる。
【図1】本発明による広帯域遮音板の外観を表す平面図
である。
である。
【図2】図3〜図5と共に補助部材を使用しない場合の
振動モードパターンの一例を表す概念図である。
振動モードパターンの一例を表す概念図である。
【図3】図2, 図4, 図5と共に補助部材を使用しない
場合の振動モードパターンの一例を表す概念図である。
場合の振動モードパターンの一例を表す概念図である。
【図4】図2, 図3, 図5と共に補助部材を使用しない
場合の振動モードパターンの一例を表す概念図である。
場合の振動モードパターンの一例を表す概念図である。
【図5】図2〜図4と共に補助部材を使用しない場合の
振動モードパターンの一例を表す概念図である。
振動モードパターンの一例を表す概念図である。
【図6】図7〜図9と共に補助部材を使用した場合の振
動モードパターンの一例を表す概念図である。
動モードパターンの一例を表す概念図である。
【図7】図6, 図8, 図9と共に補助部材を使用した場
合の振動モードパターンの一例を表す概念図である。
合の振動モードパターンの一例を表す概念図である。
【図8】図6, 図7, 図9と共に補助部材を使用した場
合の振動モードパターンの一例を表す概念図である。
合の振動モードパターンの一例を表す概念図である。
【図9】図6〜図8と共に補助部材を使用した場合の振
動モードパターンの一例を表す概念図である。
動モードパターンの一例を表す概念図である。
【図10】振動周波数と騒音レベルとの関係を表すグラ
フである。
フである。
1 広帯域遮音板 2 ベース材料 3 補助材料
Claims (10)
- 【請求項1】 騒音発生源の振動モードパターンの種類
を減少することによって、前記騒音発生源から発生する
騒音を低減させるようにしたことを特徴とする騒音低減
方法。 - 【請求項2】 前記騒音は、少なくとも2kHz から6kH
z の可聴帯域に亙る高周波振動であることを特徴とする
請求項1に記載の騒音低減方法。 - 【請求項3】 ヤング率と質量密度とが相対的に小さな
ベース材料の振動モードパターンの種類を計測するステ
ップと、 このベース材料にヤング率と質量密度とが相対的に大き
な補助材料を接合した場合の振動モードパターンの種類
を計測するステップと、 前記ベース材料に前記補助材料を接合した場合の振動モ
ードパターンの種類が低減するように前記ベース材料に
対する前記補助材料の環境条件を設定するステップとを
具えたことを特徴とする振動モードの低減方法。 - 【請求項4】 前記環境条件は、前記ベース材料に対す
る前記補助材料の相対位置であることを特徴とする請求
項3に記載の振動モードの低減方法。 - 【請求項5】 前記環境条件は、前記ベース材料に対す
る前記補助材料の寸法形状であることを特徴とする請求
項3または請求項4に記載の振動モードの低減方法。 - 【請求項6】 前記ベース材料は、合成樹脂であること
を特徴とする請求項3から請求項5の何れかに記載の振
動モードの低減方法。 - 【請求項7】 前記補助材料は、鉄基合金であることを
特徴とする請求項3から請求項6の何れかに記載の振動
モードの低減方法。 - 【請求項8】 ヤング率と質量密度とが相対的に小さな
ベース材料と、 このベース材料よりもヤング率と質量密度とが相対的に
大きくかつ当該ベース材料の振動モードパターンの種類
が低減するように該ベース材料に接合される補助材料と
を具えたことを特徴とする広帯域遮音板。 - 【請求項9】 前記ベース材料は、合成樹脂であること
を特徴とする請求項8に記載の広帯域遮音板。 - 【請求項10】 前記補助材料は、鉄基合金であること
を特徴とする請求項8または請求項9に記載の広帯域遮
音板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8017603A JPH09212174A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 騒音低減方法および振動モードの低減方法ならびに広帯域遮音板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8017603A JPH09212174A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 騒音低減方法および振動モードの低減方法ならびに広帯域遮音板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09212174A true JPH09212174A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11948466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8017603A Pending JPH09212174A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 騒音低減方法および振動モードの低減方法ならびに広帯域遮音板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09212174A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009204836A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Yamaha Corp | 吸音構造、吸音構造群、音響室、吸音構造の調整方法及び騒音低減方法 |
CN108281131A (zh) * | 2018-01-10 | 2018-07-13 | 常熟市浙大紫金光电技术研究中心 | 全空间的有源噪音抑制器件及其制备方法 |
JP2019012205A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | 東急建設株式会社 | 遮音構造体 |
-
1996
- 1996-02-02 JP JP8017603A patent/JPH09212174A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009204836A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Yamaha Corp | 吸音構造、吸音構造群、音響室、吸音構造の調整方法及び騒音低減方法 |
JP2019012205A (ja) * | 2017-06-30 | 2019-01-24 | 東急建設株式会社 | 遮音構造体 |
CN108281131A (zh) * | 2018-01-10 | 2018-07-13 | 常熟市浙大紫金光电技术研究中心 | 全空间的有源噪音抑制器件及其制备方法 |
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