JPH09212142A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JPH09212142A
JPH09212142A JP8014689A JP1468996A JPH09212142A JP H09212142 A JPH09212142 A JP H09212142A JP 8014689 A JP8014689 A JP 8014689A JP 1468996 A JP1468996 A JP 1468996A JP H09212142 A JPH09212142 A JP H09212142A
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control device
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display control
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JP8014689A
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Hideaki Yui
秀明 由井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイミング仕様が異なるグラフィックスカー
ドごとに位置パラメータとしてのタイミングを実測して
記憶しなくても、CRT用ビデオ信号をフラットパネル
ディスプレイの適切な位置に対応させて表示できるよう
にする。 【解決手段】 ビデオ入力部1より入力されるグラフィ
ックスカードからのCRT表示用ビデオ信号を用いて、
フラットパネルディスプレイ13における有効表示領域
に対する位置ずれを求めるマイクロプロセッサ14と、
上記マイクロプロセッサ14により求められた位置ずれ
を、適切な表示位置パラメータを設定することによって
補正する表示位置調整回路6とを設け、入力される上記
CRT表示用ビデオ信号自体から位置ずれを判断してそ
の位置ずれを補正するようにすることにより、タイミン
グ仕様が異なるグラフィックスカードごとに位置パラメ
ータとしてのタイミングを実測してメモリに記憶しなく
ても済むようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示制御装置に関
し、特に、CRT表示用のアナログビデオ信号(同期信
号や映像信号を含む)をドットマトリクス方式のフラッ
トパネルディスプレイに表示させる際に、有効表示デー
タの表示位置が最適となるように調整する機能を有する
表示制御装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】現在、様々な種類のグラフィックスカー
ド(ホストコンピュータ等に挿入することにより図形な
どの画像を画面表示させるためのもの)が市場に出回っ
ているが、一般に、それらのグラフィックスカードによ
り表示されるCRT用アナログビデオ信号は、タイミン
グ仕様がグラフィックスカードごとに異なっている。
【0003】一方、近年では、従来のCRT表示装置に
加えて、フラットパネルディスプレイが登場してきてい
る。フラットパネルディスプレイは、CRT表示装置に
比べて奥行きが短く、平面状の表示部を持っている。こ
のフラットパネルディスプレイにも上記グラフィックス
カードにより画像を表示することが望まれるが、そのた
めには、上記グラフィックスカードより出力されるCR
T用アナログビデオ信号をフラットパネルディスプレイ
用に対応させる必要があった。
【0004】すなわち、ホスト側のグラフィックスカー
ドごとにタイミング仕様が異なるCRT用アナログビデ
オ信号を、ドットマトリクス方式のフラットパネルディ
スプレイに対応させて表示する際には、アナログデータ
をディジタルデータに変換して取り扱うことが必要であ
った。さらに、このとき、水平/垂直方向に対する有効
表示領域を正確に確定することが必要であった。
【0005】このことを実現するために、従来は、水平
/垂直同期信号の位置からアナログビデオ信号の開始位
置に至るまでの時間を実測で計り、その計測値を位置パ
ラメータとして、対応させるグラフィックスカードの種
類だけ用意していた。これにより、ホスト側のグラフィ
ックスカードとフラットパネルディスプレイとの間のイ
ンタフェース(フラットパネルインタフェース)を共通
にしたままで、タイミング仕様が異なる複数種類のグラ
フィックスカードへの対応を可能にさせていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術のように、タイミング仕様が異なるグラフィック
スカードごとに位置パラメータを実測してメモリに記憶
することは、現在膨大な種類のグラフィックスカードが
市場に出回っていること、また、たとえ同一のカードで
あってもアップグレード版が比較的早い周期で出てくる
ことなどを考えると、これら全てのグラフィックスカー
ドについて位置パラメータの測定を行うこと自体に大き
な負担があり、困難であった。
【0007】また、仮に、このように膨大な量のグラフ
ィックスカードについて位置パラメータの測定ができた
としても、それら全ての位置パラメータを記憶させるメ
モリの容量が大幅に増加してしまうということがあっ
た。以上の理由により、表示位置確定のための従来の方
法は、フラットパネルインタフェースにおいて全てのグ
ラフィックスカードへのマルチシンク対応を実現する際
の大きなボトルネックとなっていた。
【0008】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、タイミング仕様が異なる全ての
グラフィックスカードごとに位置パラメータとしてのタ
イミングを実測してメモリに記憶しなくても、グラフィ
ックスカードからのCRT用ビデオ信号をフラットパネ
ルディスプレイの適切な位置に対応させて表示すること
ができるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の表示制御装置
は、第1の表示装置用の画像データを上記第1の表示装
置と種類が異なる第2の表示装置に対応させて表示する
ための表示制御装置において、上記第1の表示装置用の
画像データを用いて、上記第2の表示装置における上記
第1の表示装置用の画像データの有効表示領域に対する
位置ずれを求める演算手段と、上記演算手段により求め
られた位置ずれを、上記位置ずれに応じた適切な表示位
置パラメータを設定することによって補正する表示位置
調整手段とを設けたことを特徴とする。
【0010】本発明の他の特徴とするところは、上記表
示位置調整手段により位置ずれが補正された画像データ
を、上記第2の表示装置の画面中央に表示させるように
するセンタリング手段を更に設けたことを特徴とする。
【0011】本発明のその他の特徴とするところは、上
記第1の表示装置はCRTディスプレイであり、上記第
2の表示装置はフラットパネルディスプレイであること
を特徴とする。
【0012】本発明のその他の特徴とするところは、画
像データを一時的に記憶するメモリ手段と、上記第2の
表示装置に表示する画像データを上記メモリ手段に読み
書きすることに加えて、上記演算手段からの要求に応じ
て位置ずれ補正用の画像データを上記メモリ手段に任意
に読み書きするようにするメモリアクセス手段とを備
え、上記演算手段は、上記メモリアクセス手段を用い
て、上記メモリ手段の全体に黒画像データを書き込んだ
後、上記第1の表示装置用の画像データを全白パターン
のデータとして上記メモリ手段に上書きし、上記黒画像
データと白画像データとで成る画像データを上記メモリ
手段から読み出して、その読み出し結果に基づいて水平
/垂直方向に対する位置ずれを求めるようにすることを
特徴とする。
【0013】本発明のその他の特徴とするところは、上
記水平/垂直方向に対する位置ずれを求める演算を行う
際に、その演算に用いる全白パターンの画像データを表
示制御装置の外部から入力することを特徴とする。
【0014】本発明のその他の特徴とするところは、上
記水平/垂直方向に対する位置ずれを求める演算を行う
際に、その演算に用いる全白パターンの画像データを、
表示制御装置の外部から入力される同期信号に規定され
ている電圧レベルであって、上記第1の表示装置用の画
像データの有効表示期間を識別するための電圧レベルを
利用して、表示制御装置内で自己生成することを特徴と
する。
【0015】本発明のその他の特徴とするところは、上
記表示位置調整手段により設定された表示位置パラメー
タを、不揮発性で電気制御によるデータ消去が可能なメ
モリに記憶するようにすることを特徴とする。
【0016】本発明のその他の特徴とするところは、上
記表示位置調整手段は、電源投入時に、上記不揮発性で
電気制御によるデータ消去が可能なメモリに記憶されて
いる表示位置パラメータに基づく前回の表示位置設定と
現在の表示位置設定との違いを検出し、違いがあったと
きにのみ上記位置ずれの補正を行うようにすることを特
徴とする。
【0017】本発明のその他の特徴とするところは、上
記第1の表示装置用の画像データの供給源と表示制御装
置とを繋ぐケーブルのコネクタが外されたかどうかを監
視するコネクタ解除監視手段を更に備え、上記表示位置
調整手段は、上記コネクタ解除監視手段によりコネクタ
解除が確認されたときに、上記表示位置設定の違いの検
出を行うようにすることを特徴とする。
【0018】本発明のその他の特徴とするところは、上
記第1の表示装置用の画像データの入力タイミング仕様
が変わるモード変更が行われたかどうかを監視するモー
ド変更監視手段を更に備え、上記表示位置調整手段は、
上記モード変更監視手段によりモード変更が確認された
ときに、上記位置ずれの補正を必ず行うようにすること
を特徴とする。
【0019】上記のように構成した本発明によれば、第
1の表示装置用の画像データを第2の表示装置における
有効表示領域に対応させて表示する際に、入力される上
記第1の表示装置用の画像データ自体から、上記第1の
表示装置用の画像データの上記第2の表示装置における
有効表示領域に対する位置ずれが判断され、その位置ず
れを補正するような表示位置パラメータが自動的に設定
されるようになる。これにより、従来のように、画像デ
ータの入力タイミング仕様が異なる全てのグラフィック
スカード(上記第1の表示装置用の画像データの供給源
の例)ごとに、水平/垂直同期信号の位置から画像デー
タの開始位置に至るまでの時間を実測してそれらの測定
した各位置パラメータごとにテーブルを持たせなくて
も、各グラフィックスカードごとに適切な表示位置パラ
メータを自動的に設定することが可能となる。
【0020】本発明の他の特徴によれば、電源投入時に
おける現在の表示位置設定が電源投入前の前回の表示位
置設定と異なっている場合にのみ位置ずれ補正が行わ
れ、設定が変わっていない場合には位置ずれ補正が行わ
れないようになるので、電源投入時における表示位置パ
ラメータの設定にかかる処理時間が短くなる。
【0021】本発明のその他の特徴によれば、第1の表
示装置用の画像データの供給源と表示制御装置とを繋ぐ
ケーブルが外されたときには、上述した表示位置設定の
違いの検出が必ず行われる。このとき、上記画像データ
の供給源を変えるためにケーブルが外されていた場合に
は、表示位置設定がケーブルが外される前と異なってい
るので、位置ずれ補正が行われるようになる。
【0022】本発明のその他の特徴によれば、第1の表
示装置用の画像データの入力タイミング仕様が変わるモ
ード変更が行われると、上記第2の表示装置における上
記第1の表示装置用の画像データの有効表示領域に対す
る位置ずれが新たに発生するが、その新たに発生した位
置ずれが必ず補正されるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本実施形態による表示制
御装置全体の構成を示すブロック図である。図1におい
て、1はビデオ入力部であり、図示しないホスト側のグ
ラフィックスカードとのインタフェース部分である。す
なわち、このビデオ入力部1から、CRT表示用のアナ
ログビデオ信号(アナログRGB信号、水平同期信号H
SYNC、垂直同期信号VSYNCなど)が入力され
る。
【0024】2はA/D変換器であり、上記ビデオ入力
部1より入力されるアナログRGB信号をディジタル化
するものである。また、3は位相比較器、4は電圧制御
オシレータ(VCXO)であり、これらによってPLL
(位相同期ループ:Phase Locked Loop )回路が構成さ
れる。上記A/D変換器2は、このPLL回路によって
生成されるドットクロックをサンプリングクロックとし
て利用している。
【0025】5はデバイダ(分周器)であり、上記PL
L回路により生成されるドットクロックの出力スピード
を半分のスピードに落として、システム制御用のピクセ
ルクロックを生成するものである。6は表示位置調整回
路であり、上記ピクセルクロックに従って動作する。こ
の表示位置調整回路6は、ビデオ入力部1より入力され
るCRT表示用の画像をフラットパネルディスプレイ上
の適正な位置に表示させるための種々のレジスタ(図示
せず)を含んでいる。
【0026】7は中間調処理回路であり、上記表示位置
調整回路6内の図示しないレジスタから出力される画像
データを2値化するものである。10はDRAMコント
ローラであり、上記中間調処理回路7で2値化された画
像データをDRAMで成るフレームメモリ11に書き込
むための制御や、上記フレームメモリ11に記憶された
画像データをディスプレイインタフェース12に読み出
すための制御を行う。また、メモリアクセスユニット9
にデータを読み書きするための制御も行う。
【0027】上記ディスプレイインタフェース12は、
フラットパネルディスプレイ13に画像データを出力す
るためのフォーマット化処理や、フラットパネルディス
プレイ13との通信動作を制御する処理を行う。14は
マイクロプロセッサであり、本実施形態による表示制御
装置全体の制御の他に、各周辺回路(表示位置調整回路
6を含む)のレジスタ設定、メモリアクセスユニット9
へのフレームメモリ制御要求、上記フレームメモリ11
から読み出されメモリアクセスユニット9中に格納され
たテスト画像データ(後述する)の読み出しなどの処理
を行う。
【0028】上記メモリアクセスユニット9は、フレー
ムメモリ11に対して画像データを任意に読み書き可能
とするものであり、上記表示位置調整回路6により表示
位置が調整された画像データをフレームメモリ11に読
み書きすることの他に、上記表示位置調整を行う際に使
用するテスト画像データをフレームメモリ11に読み書
きする動作を制御する。マイクロプロセッサ14は、上
記テスト画像データの読み出し結果に基づいて水平/垂
直方向に対する位置ずれを判断し、表示位置の補正を行
うことによって適切な表示位置パラメータを設定する。
【0029】8はE2 PROM/フラッシュRAM(不
揮発性で電気制御によるデータ消去が可能なメモリ)で
あり、主に、本実施形態における自動位置調整処理(上
述したメモリアクセスユニット9およびマイクロプロセ
ッサ14による処理)により決定された表示位置パラメ
ータを記憶しておくために用いられる。
【0030】次に、上記のように構成した本実施形態に
よる表示制御装置の具体的な動作について説明する。ま
ず最初に、本実施形態の表示制御装置における基本的な
画像処理の流れを説明する。
【0031】最初に、図示しないグラフィックスカード
からのデータ転送の際に位相比較器3および電圧制御オ
シレータ4から成るPLL回路を用いてドットクロック
を発生する必要がある。これは、ビデオ入力部1から入
力される水平同期信号HSYNCを位相比較器3のリフ
ァレンス信号として利用するとともに、この位相比較器
3と、ドットクロックと同等の発振周波数を持つ電圧制
御オシレータ4とによりフィードバックループを構成す
ることにより発生できる。
【0032】上記PLL回路により発生されたドットク
ロックは、A/D変換器2においてアナログRGB信号
をディジタル化するためのサンプリングクロックとして
利用される。また、上記PLL回路により発生されたド
ットクロックは、分周器5によりレートが半分に落とさ
れることで、表示位置調整回路6の基準クロックとして
利用される。
【0033】上記A/D変換器2によりアナログRGB
信号がディジタル化されて生成された画像データは、フ
ラットパネルディスプレイ13の正しい位置に表示させ
るために、有効表示データとして取り込まれなければな
らない。そのためには、表示位置調整回路6での表示位
置調整が正確に行われなければならない。
【0034】そして、このことは、マイクロプロセッサ
14が表示位置調整回路6内の図示しないレジスタに適
切な表示位置パラメータを設定することによって行われ
る。なお、この表示位置パラメータの設定方法について
の詳細は後述する。
【0035】このようにして適切な表示位置パラメータ
が表示位置調整回路6に設定されることによって、有効
表示位置が確定された画像データは、中間調処理回路7
に与えられて2値化処理された後、DRAMコントロー
ラ10によりフレームメモリ11に書き込まれる。
【0036】その後、フラットパネルディスプレイ13
から表示要求があった場合は、DRAMコントローラ1
0により上記フレームメモリ11から画像データが読み
出される。そして、その読み出された画像データが、デ
ィスプレイインタフェース12によりフラットパネルデ
ィスプレイ13に適したデータフォーマットに変換され
た後、フラットパネルディスプレイ13に転送される。
以上が、基本的な表示動作の流れである。
【0037】次に、本実施形態の詳細な動作内容を具体
的な例に即して以下に説明する。まず、有効表示データ
の表示位置パラメータの設定方法および調整方法につい
て、図2を用いて説明する。なお、図2は、表示位置調
整回路6内のレジスタに設定される表示位置パラメータ
を説明するための概念図である。
【0038】まず最初に、表示位置パラメータの設定方
法について述べる。一般に、CRT表示用のビデオ信号
は、水平同期信号(HSYNC)20と、有効ピクセル
データ21と、垂直同期信号(VSYNC)22と、有
効ラインデータ23とから成っており、それぞれの位置
関係を表すタイミングは異なっていることが知られてい
る。
【0039】例えば、本実施形態では、水平同期信号2
0の立ち下がりから有効ピクセルデータ21の開始まで
をMinPixel、有効ピクセルデータ21が立ち上がってい
る期間をMaxPixel、垂直同期信号22の立ち下がりから
有効ラインデータ23の開始までを MinLine、有効ライ
ンデータ23が立ち上がっている期間を MaxLineのよう
に、各パラメータの定義を行っている。
【0040】これらのパラメータ定義において、有効表
示データの水平方向の解像度はMaxPixel、垂直方向の解
像度は MaxLineに対応する。また、表示位置調整回路6
に設定される表示位置パラメータは、MinPixelおよび M
inLineである。また、図2の例は、図1のフラットパネ
ルディスプレイ13の解像度が1280画素×1024ラインと
した場合の例であり、フレームメモリ11の原点O(0,
0) から表示最大点P(1280,1024) までの表示領域を示
している。
【0041】この表示領域に、1280×1024の解像度より
も小さい解像度(X=MaxPixel,Y=MaxLine)の画像を表示
させる場合、MinPixelおよび MinLineの値を正しく設定
しておけば、原点O(0,0) から有効表示最大点A(X,Y)
までの正しい表示領域に入力画像データが有効に表示さ
れるようになる。さらに、原点O(0,0) からのオフセッ
ト点O′(Offset,LineStart)を、図2の下部に示した設
定計算式である(式1)および(式2)により求めるこ
とによって、斜線領域で示したようなセンタリング位置
調整を行うこともできる。
【0042】しかしながら、MinPixelと MinLineとの正
しい設定が行われていないとき、あるいは、入力画像信
号のタイミングモードが切り替わったときは、上述した
正しい有効表示が行われなくなってしまうことがある。
本実施形態では、このような問題に自動的に対処できる
ようにするために、以下のような表示位置パラメータの
調整を行っている。
【0043】図4は、この表示位置パラメータの調整手
順を示すフローチャートである。図4において、ステッ
プS1から動作を開始し、ステップS2で表示位置パラ
メータの調整設定が必要かどうかを判断する。調整の必
要性がある場合はステップS3に進み、調整の必要性が
ない場合は、ステップS22にジャンプして処理を終了
する。
【0044】ステップS3では、入力画像データの解像
度の認識を行う。すなわち、解像度があらかじめ分かっ
ている場合は問題ないが、分かっていない場合はまずこ
れを認識しなければならない。
【0045】この場合、図1の表示位置調整回路6の中
に、図1の分周器5より出力されるピクセルクロックに
従って図2のMaxPixelで示される水平有効表示期間をカ
ウントする水平カウンタと、図1のビデオ入力部1より
出力される水平同期信号HSYNCに従って図2の Max
Lineで示される垂直有効表示期間をカウントする垂直カ
ウンタとを備えることによって、水平方向の解像度と垂
直方向の解像度とを容易に特定することができる。そし
て、このステップS3における解像度の認識結果から、
図2のMaxPixelおよび MaxLineの値がステップS4で決
定される。
【0046】次に、処理は水平方向に対する表示位置調
整のシーケンスに入る。ここでは、まずステップS5
で、マイクロプロセッサ14がメモリアクセスユニット
9に対してフレームメモリ11へのメモリアクセス要求
を発生し、次のステップS6でフレームメモリ11に全
体が黒色の画像データを書き込む。この処理をどのよう
にして行っているかを、図3を用いて説明する。
【0047】図3には、図1に示したDRAMコントロ
ーラ10の詳細が示されている。このDRAMコントロ
ーラ10の主な役割は、次に述べる4種類の動作をコン
トロールすることである。第1は、中間調処理回路7か
ら与えられる画像データを、入力コントローラ32を介
してフレームメモリ11に書き込む動作である。第2
は、フレームメモリ11から出力コントローラ33を介
してディスプレイインタフェース12に画像データを読
み出す動作である。
【0048】第3は、リフレッシュ回路34を用いてフ
レームメモリ11に対して行うリフレッシュ動作(フレ
ームメモリ11から一定期間ごとに漏出する電荷を補充
するために行う再書き込み動作)である。第4は、画像
表示動作中にメモリアクセスユニット9から随時行うこ
とができるフレームメモリ11への読み書き制御(メモ
リアクセスユニット9は、フレームメモリ11の全ての
アドレスから画像データを読み書きでき、かつ、いくつ
かのパターンデータを書き込むことが可能なパターンジ
ェネレータ機能を有している)である。
【0049】図3中の符号35〜38は、上記した第1
〜第4の動作を要求する要求信号REC とその応答信号AC
K 、および画像データ等のデータDATAとその読み書きに
必要なアドレスADDRESS の流れを示している。これら第
1〜第4の動作の制御要求は非同期で起こる。そして、
そのように非同期で起こる各種制御要求に関しては、ア
ービトレーション回路39が、それぞれのREC/ACK 信号
に基づいていわゆるハンドシェイク方式で優先順位を決
め、調停制御(アービトレーション)を随時行うことに
よって切り替える。
【0050】上記ステップS6におけるフレームメモリ
11への全黒データの書き込み処理は、メモリアクセス
ユニット9がマイクロプロセッサ14からの要求を受け
て、メモリアクセスユニット9内のパターンジェネレー
タ(図示せず)がフレームメモリ11のアドレスと全黒
データとを自動的に発生することにより行われる。この
ときのフレームメモリ11のデータ内容は、図5(0)
のように、全ての領域が黒データで書き込まれた状態と
なる。
【0051】次に、ステップS7では、図示しないホス
ト側からの画像データを全白パターンとして本表示制御
装置に入力し、それを、正確な有効表示位置の調整を行
っていないままの状態でフレームメモリ11に書き込
む。このときのフレームメモリ11の状態は、MinPixel
および MinLineの設定値が正しい値よりも大きければ、
図5の位置ずれ状態(a)のようになり、正しい値より
も小さければ、図5の位置ずれ状態(b)のようにな
る。
【0052】図5に示した位置ずれ状態(a)および
(b)において、斜線で示す領域51は、位置ずれによ
り有効表示領域外のブランキング期間を取り込んだ結果
を示しており、ここには黒データが表示される。また、
白色で示す領域52は、有効表示領域の一部である。ま
た、網かけで示す領域53は、上記ステップS6でメモ
リアクセスユニット9により全黒データが埋められた領
域の一部である。
【0053】このようにフレームメモリ11が黒データ
と白データとで埋められた状態において、次のステップ
S8で、図5に例示する位置の水平読み出しライン54
に沿って水平方向に対するデータを読み出す。そして、
次のステップS9で、上記読み出した水平読み出しライ
ン54上のデータに基づいて有効表示領域の水平方向の
位置ずれを判断して、水平方向に対する位置調整を行
う。
【0054】例えば、図5に示したように、水平解像度
がMaxPixel値である入力画像に対して、白データがL1
(<MaxPixel)画素分だけ読み出されたとき、調整値Mi
nPixelは次のように計算される。 <位置ずれ状態(a)のとき> 調整後MinPixel=調整前MinPixel−(MaxPixel−L1) <位置ずれ状態(b)のとき> 調整後MinPixel=調整前MinPixel+(MaxPixel−L1)
【0055】上述のような一連の計算および位置ずれの
判断は、図1のマイクロプロセッサ14が行っている。
その後、上記調整後のMinPixel値の正しさを確証するた
めに、ステップS10からステップS11に進み、マイ
クロプロセッサ14により表示位置調整回路6内の表示
位置パラメータレジスタに対してMinPixel値の再設定を
行った後、上述したステップS5〜S9までの処理を再
び行う。
【0056】そして、ステップS10で水平解像度を示
すMaxPixelの値が正確にL1になっていることを確認し
たら、ステップS12に進んで上述のようにして設定し
たMinPixelの値を確定し、水平方向に対する表示位置調
整を終了する。このようにして水平方向の表示位置調整
が完了したら、次に垂直方向に対する表示位置調整のシ
ーケンスに入る。
【0057】この垂直位置調整のシーケンスにおいて、
ステップS13〜S15までの処理は、上述した水平位
置調整のシーケンスにおけるステップS5〜S7までの
処理と同様である。また、ステップS16では、図5に
例示する位置の垂直読み出しライン55に沿って垂直方
向に対するデータを読み出す。そして、次のステップS
17で、上記読み出した垂直読み出しライン55上のデ
ータに基づいて有効表示領域の垂直方向の位置ずれを判
断して、垂直方向に対する位置調整を行う。
【0058】垂直方向に対する位置調整は、以下のよう
にして行う。例えば、図5に示したように、垂直解像度
が MaxLineである入力画像に対して、白データがL2
(<MaxLine )ライン分だけ読み出されたとき、調整値
MinLineは次のように計算される。 <位置ずれ状態(a)のとき> 調整後 MinLine=調整前 MinLine−( MaxLine−L2) <位置ずれ状態(b)のとき> 調整後 MinLine=調整前 MinLine+( MaxLine−L2)
【0059】その後、上記調整後の MinLine値の正しさ
を確証するために、ステップS18からステップS19
に進んで MinLine値の再設定を行った後、ステップS1
3〜S17までの処理を再び行う。そして、ステップS
18で垂直解像度を示す MaxLineの値が正確にL2にな
っていることを確認したら、ステップS20に進んで上
述のようにして設定した MinLineの値を確定し、垂直方
向に対する表示位置調整を終了する。
【0060】以上のステップS5〜S20における水平
/垂直方向の表示位置合わせが完了したときの状態は、
図5(c)に示すようになり、有効表示領域が全て表示
されるようになる。さらに、次のステップS21では、
図2の下部に示した計算式(式1)および(式2)中の
変数X,Y に上記MaxPixelおよび MaxLineの値をそれぞれ
代入してオフセット値Offset,LineStartを求める。
【0061】そして、この求めたオフセット値を正式な
表示位置パラメータとして図1の表示位置調整回路6内
のレジスタに再設定することにより、図5(d)に示す
ように、有効表示領域が正確に表示された自動センタリ
ングが実現される。このようにして、本実施形態の水平
/垂直方向の自動位置調整の全てが完了する。
【0062】このように、本実施形態によれば、入力さ
れるCRT表示用の画像データ自体から有効表示領域に
対する位置ずれが判断され、その位置ずれを補正するた
めの表示位置パラメータが自動的に更新設定されるよう
になるので、画像データの入力タイミング仕様が異なる
全てのグラフィックスカードごとに位置パラメータを実
測してメモリに記憶しておく必要がなくなり、表示位置
の設定処理を、少ないメモリ容量で容易に行うことがで
きるようになる。
【0063】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。第2の実施形態は、図6のフローチャートに示
すように、水平/垂直方向の表示位置を調整するための
表示位置パラメータを、電源投入時に最小限の調整時間
ロスで設定できるようにした手段を提供するものであ
る。
【0064】図6において、まずステップS30で電源
が投入されたとき、次のステップS31で、図1のマイ
クロプロセッサ14は、E2 PROM/フラッシュRA
M8から前回のパラメータ設定時に記憶された表示位置
パラメータ(MinPixel、MinLine )を読み込み、それを
表示位置調整回路6内のレジスタに設定する。この状態
で、現在の表示位置設定と前回の表示位置設定との相違
を確認するために、ステップS32で表示位置チェック
シーケンスの処理を行う。
【0065】このステップS32では、上述の実施形態
で図3〜図5を用いて詳細に説明したメモリアクセスユ
ニット9のフレームメモリ11への独立読み出し機能を
用いる。このとき、上述の実施形態で説明したのと同様
に、テスト画像(全白パターンの画像データ)を用いて
チェックを行う。
【0066】そして、ステップS33で、上記ステップ
S32におけるチェックの結果、期待通りの表示位置パ
ラメータが設定されている(ホスト側からの画像データ
の入力タイミング仕様が前回と変わっていない)と判断
されたら、ステップS34に進む。そうでない場合は、
ステップS36に進んで、表示位置調整シーケンスの処
理を行う必要がある。
【0067】一方、上記ステップS33で期待通りの表
示位置パラメータが設定されていると判断された場合で
も、その後、以下の2点について気をつけなければなら
ない。1つ目の注意点は、本表示制御装置とホストとを
繋ぐための図示しないケーブルの末端にあるコネクタが
抜かれた場合のことである。すなわち、コネクタが単に
抜かれたと言っても、ただ外れてしまった場合と、ビデ
オ信号を入力するホストを切り替えるためにわざと外さ
れた場合との2通りのケースが考えられる。
【0068】そのために、ステップS34でコネクタが
抜かれたかどうかを監視し、コネクタの解除が確認され
た場合は、ステップS32に戻って、表示位置チェック
シーケンスの処理を再び行うようにする。このとき、ビ
デオ信号を入力するホストを切り替えられたことが確認
された場合には、タイミング仕様が前回と変わっている
ので、ステップS33からステップS36に進んで表示
位置調整シーケンスの処理を再び行う。なお、コネクタ
が外されていない場合は、ステップS34からステップ
S35に処理を進める。
【0069】もう1つの注意点は、画像データの入力タ
イミングの変更がケーブル接続中に起こるモード変更
(IBMのPC/ATのように入力モードの変更が可能
なホストコンピュータとの接続時など)が行われた場合
のことである。すなわち、ステップS35でモード変更
が行われたかどうかを監視し、モード変更が行われた場
合には、ステップS36に進んで表示位置調整シーケン
スの処理を必ず行う。
【0070】このステップS36の処理によって再調整
された表示位置パラメータは、ステップS37で、E2
PROM/フラッシュRAM8に記憶される。これによ
り、ステップS38で電源が切られても、次回の立ち上
げ時までその表示位置パラメータを保持できるようにな
っている。
【0071】上記ステップS35でモード変更が行われ
ていないと判断された場合、および上記ステップS37
で表示位置パラメータの記憶が行われた場合は、次にス
テップS38で、電源がオフにされたかどうかを判断す
る。このステップS38で電源がオフにされたと判断さ
れない限り、ステップS34に戻って入力監視ルーチン
の処理を継続する。
【0072】このように、第2の実施形態では、電源が
切られる前にE2 PROM/フラッシュRAM8に記憶
されていた最新設定パラメータを、次回の電源投入時に
おけるロードパラメータとして用いるようにしている。
これにより、表示位置の調整は、上記ロードパラメータ
が現在の入力画像信号の状態に合致しない場合にのみ行
えば良くなり、電源を投入するたびに行う必要がなくな
るという第2の実施形態特有のメリットを得ることがで
きる。
【0073】また、第2の実施形態では、入力監視ルー
チンの処理(ステップS33、S34、S35、S38
の処理)を行うことによって入力画像信号の状態を常に
モニタリングするようにしている。これにより、適切な
表示位置パラメータの設定が完了していても、入力画像
信号の不測の切り替えや変化によってタイミング仕様が
変わる場合にも柔軟に対応することができる。
【0074】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。第3の実施形態では、上記第1および第2の実
施形態においてテスト画像として用いていた全白パター
ンのデータをホスト側から入力するのではなく、本表示
制御装置の内部で自己生成する手段を提供するものであ
る。以下、このことを図7および図8を用いて説明す
る。
【0075】図7において、ビデオ入力部1から、アナ
ログRGB信号70が入力されるとともに、水平/垂直
同期信号が、上記アナログRGB信号のグリーンレベル
に組み込まれたSYNC ON GREEN 信号74の状態で入力さ
れた場合を想定する(RS343A規格)。
【0076】通常の画像表示中は、図1のマイクロプロ
セッサ14からセレクタ71に送られる切り替え信号8
3に応じて、上記ビデオ入力部1より入力されるアナロ
グRGB信号70が、セレクタ71を介してA/D変換
器72に入力される。一方、マイクロプロセッサ14が
表示位置の調整が必要であると判断したときには、上記
切り替え信号83により、テスト信号77がセレクタ7
1を介してA/D変換器72に入力されるように切り替
えられる。そして、このテスト信号77を、上述した実
施形態でのテスト画像データとして用いる。
【0077】以下に、このテスト信号77の生成方法に
ついて説明する。上記SYNC ON GREEN 信号74は、図8
(1) のような水平/垂直同期信号のコンポジットに付け
足して、ブラックレベルとブランクレベルとを区別する
ための電圧レベルが規定されている。この電圧レベルは
数10mVのレベルしか持たないので、アンプ75を通
して増幅する必要がある(図8(2) の状態)。この図8
(2) の状態では、ブラックレベルは符号79、ブランク
レベルは符号81で表現され、有効表示期間82の認識
がなされている。
【0078】ここで、本実施形態では、第1の抵抗R1
と第2の抵抗R2とから成る分周回路73を用いて、図
8(2) の有効表示期間82を検知するための基準電圧V
refを、Vref =VCC・R1/(R1+R2)なる計算
式によって求める。そして、この求めた基準電圧Vref
と、上記アンプ75より出力される図8(2) のような信
号とをコンパレータ76で比較することにより、図8
(3) のようなテスト信号77を取り出すことができるよ
うにしている。
【0079】そして、このようにして取り出した図8
(3) のようなテスト信号77を、A/D変換器72の基
準電圧にレベル変換することにより、白レベルデータと
して使用することが可能となる。
【0080】また、本実施形態では、上記テスト信号7
7を、図1の位相比較器3の基準信号(PLL用水平同
期信号)78として用いている。これにより、上記一連
のテストパターン生成時に、テスト画像とその同期信号
との位置タイミング関係が、通常画像とその同期信号と
の位置タイミング関係と異なってしまうことを防ぐこと
ができる。このようにして、テスト画像の自己生成が実
現される。
【0081】
【発明の効果】本発明は上述したように、第1の表示装
置(例えばCRTディスプレイ)用の画像データを用い
て、第2の表示装置(例えばフラットパネルディスプレ
イ)における上記第1の表示装置用の画像データの有効
表示領域に対する位置ずれを求め、その求めた位置ずれ
を、位置ずれに応じた適切な表示位置パラメータを設定
することによって補正するようにしたので、以下のよう
な効果が得られる。
【0082】1、タイミング仕様の異なるグラフィック
スカードごとに位置パラメータの調査測定/登録記憶を
行わなければならなかった従来のマルチシンク対応方法
に対して、本発明では、既存の膨大な種類のグラフィッ
クスカードごとにタイミング測定作業を行う必要がなく
なり、さらに、今後の未調査のグラフィックスカードへ
の対応も回路の変更なしに柔軟に対応することができる
ようになる。その結果、大幅な開発時間の短縮と開発コ
ストの削減、さらには、対応機種の大幅な拡大を図るこ
とができる。
【0083】2、従来、タイミング仕様の異なるグラフ
ィックスカードごとに用意しなければならなかった位置
パラメータの膨大なテーブルと、これを記憶させるメモ
リの容量の大幅な増加とを最小限に抑えることができ、
システム規模の縮小とコストダウンとを図ることができ
る。
【0084】3、水平/垂直方向の表示位置調整を行う
際に用いる全白パターンの画像データを発生する手段を
表示制御装置の内部に設けることにより、表示制御装置
の外部からの入力画像信号に依存しない表示位置調整機
能を、表示制御装置内だけで実現することができる。
【0085】また、本発明の他の特徴では、電源投入時
における現在の表示位置設定が電源投入前の前回の表示
位置設定と異なっている場合にのみ位置ずれ補正を行
い、設定が変わっていない場合には位置ずれ補正を行わ
ないようにしたので、電源投入時における表示位置パラ
メータの設定にかかる処理時間のロスを最小限に抑える
ことができる。
【0086】さらに、本発明の他の特徴では、第1の表
示装置用の画像データの供給源を変えるために上記供給
源と表示制御装置とを繋ぐケーブルが外されたとき、お
よび第1の表示装置用の画像データの入力タイミング仕
様が変わるモード変更が行われたときには、位置ずれ補
正が必ず行われるようにしたので、適切な表示位置パラ
メータの設定が完了していても、入力画像データの不測
の切り替えや変化に柔軟に対応することができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である表示制御装置の要部
構成を示す図であり、フラットパネルインタフェース部
の構成を示すブロック図である。
【図2】表示位置調整回路に設定される表示位置パラメ
ータを説明するための概念図である。
【図3】DRAMコントローラの詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図4】本実施形態による水平/垂直方向に対する表示
位置調整処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態による水平/垂直方向に対する表示
位置調整処理の手順を説明するための図であって、表示
状態のイメージを示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態による水平/垂直方向
に対する表示位置調整処理の手順を示すフローチャート
である。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す図であって、テ
スト画像生成回路の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施形態を示す図であって、図
7に示したテスト画像生成回路の動作を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 ビデオ入力部 2 A/D変換器 3 位相比較器 4 電圧制御オシレータ(VCXO) 5 デバイダ(分周器) 6 表示位置調整回路 7 中間調処理回路 8 E2 PROM/フラッシュRAM 9 メモリアクセスユニット 10 DRAMコントローラ 11 フレームメモリ 12 ディスプレイインタフェース 13 フラットパネルディスプレイ 14 マイクロプロセッサ 71 セレクタ 72 A/D変換器 73 分周回路 75 アンプ 76 コンパレータ HSYNC 水平同期信号 VSYNC 垂直同期信号 MinPixel 水平方向に対する表示位置パラメータ MinLine 垂直方向に対する表示位置パラメータ MaxPixel 有効表示データの水平解像度 MaxLine 有効表示データの垂直解像度

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の表示装置用の画像データを上記第
    1の表示装置と種類が異なる第2の表示装置に対応させ
    て表示するための表示制御装置において、 上記第1の表示装置用の画像データを用いて、上記第2
    の表示装置における上記第1の表示装置用の画像データ
    の有効表示領域に対する位置ずれを求める演算手段と、 上記演算手段により求められた位置ずれを、上記位置ず
    れに応じた適切な表示位置パラメータを設定することに
    よって補正する表示位置調整手段とを設けたことを特徴
    とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 上記表示位置調整手段により位置ずれが
    補正された画像データを、上記第2の表示装置の画面中
    央に表示させるようにするセンタリング手段を更に設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の表示装置はCRTディスプレ
    イであり、上記第2の表示装置はフラットパネルディス
    プレイであることを特徴とする請求項1または2に記載
    の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 画像データを一時的に記憶するメモリ手
    段と、 上記第2の表示装置に表示する画像データを上記メモリ
    手段に読み書きすることに加えて、上記演算手段からの
    要求に応じて位置ずれ補正用の画像データを上記メモリ
    手段に任意に読み書きするようにするメモリアクセス手
    段とを備え、 上記演算手段は、上記メモリアクセス手段を用いて、上
    記メモリ手段の全体に黒画像データを書き込んだ後、上
    記第1の表示装置用の画像データを全白パターンのデー
    タとして上記メモリ手段に上書きし、上記黒画像データ
    と白画像データとで成る画像データを上記メモリ手段か
    ら読み出して、その読み出し結果に基づいて水平/垂直
    方向に対する位置ずれを求めるようにすることを特徴と
    する請求項1〜3の何れか1項に記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】 上記水平/垂直方向に対する位置ずれを
    求める演算を行う際に、その演算に用いる全白パターン
    の画像データを表示制御装置の外部から入力することを
    特徴とする請求項4に記載の表示制御装置。
  6. 【請求項6】 上記水平/垂直方向に対する位置ずれを
    求める演算を行う際に、その演算に用いる全白パターン
    の画像データを、表示制御装置の外部から入力される同
    期信号に規定されている電圧レベルであって、上記第1
    の表示装置用の画像データの有効表示期間を識別するた
    めの電圧レベルを利用して、表示制御装置内で自己生成
    することを特徴とする請求項4に記載の表示制御装置。
  7. 【請求項7】 上記表示位置調整手段により設定された
    表示位置パラメータを、不揮発性で電気制御によるデー
    タ消去が可能なメモリに記憶するようにすることを特徴
    とする請求項1〜6の何れか1項に記載の表示制御装
    置。
  8. 【請求項8】 上記表示位置調整手段は、電源投入時
    に、上記不揮発性で電気制御によるデータ消去が可能な
    メモリに記憶されている表示位置パラメータに基づく前
    回の表示位置設定と現在の表示位置設定との違いを検出
    し、違いがあったときにのみ上記位置ずれの補正を行う
    ようにすることを特徴とする請求項7に記載の表示制御
    装置。
  9. 【請求項9】 上記第1の表示装置用の画像データの供
    給源と表示制御装置とを繋ぐケーブルのコネクタが外さ
    れたかどうかを監視するコネクタ解除監視手段を更に備
    え、 上記表示位置調整手段は、上記コネクタ解除監視手段に
    よりコネクタ解除が確認されたときに、上記表示位置設
    定の違いの検出を行うようにすることを特徴とする請求
    項8に記載の表示制御装置。
  10. 【請求項10】 上記第1の表示装置用の画像データの
    入力タイミング仕様が変わるモード変更が行われたかど
    うかを監視するモード変更監視手段を更に備え、 上記表示位置調整手段は、上記モード変更監視手段によ
    りモード変更が確認されたときに、上記位置ずれの補正
    を必ず行うようにすることを特徴とする請求項8または
    9に記載の表示制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11161456A (ja) * 1997-11-26 1999-06-18 Seiko Epson Corp 印刷装置及びその制御方法
US7209135B2 (en) 1998-02-26 2007-04-24 Seiko Epson Corporation Image display apparatus
US7483020B2 (en) 2003-03-25 2009-01-27 Seiko Epson Corporation Display drive device, electro-optical device, electronic apparatus, and drive setup method of the display drive device
US7583256B2 (en) 2004-08-06 2009-09-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Display apparatus and control method thereof
JPWO2010007960A1 (ja) * 2008-07-14 2012-01-05 クラリオン株式会社 車載用カメラの視点変換映像システム及び視点変換映像取得方法

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