JPH09212000A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09212000A
JPH09212000A JP1692796A JP1692796A JPH09212000A JP H09212000 A JPH09212000 A JP H09212000A JP 1692796 A JP1692796 A JP 1692796A JP 1692796 A JP1692796 A JP 1692796A JP H09212000 A JPH09212000 A JP H09212000A
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roller
image
image forming
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JP1692796A
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Masato Sakurai
政人 桜井
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙の種類又は用紙の搬送速度に拘わりなく常
に安定して高品質の画像形成を維持する画像形成装置を
提供する。 【解決手段】従動回転ローラ29と吸着帯電ローラ31
は給送された用紙Pを搬送ベルト25と共に挟持し設定
モードに応じた吸着バイアス電圧を吸着帯電ローラ31
から用紙Pに印加して搬送する。現像器24の現像ロー
ラ24−1は、感光体ドラム21周面の静電潜像にトナ
ー像を形成(現像)する。転写ブラシ26は転写バイア
ス電源26−1から出力される転写電流を搬送ベルト2
5を介して用紙Pに印加する。用紙PがOHP用紙なら
搬送速度が普通紙の場合よりも1/2遅く、転写電流は
普通紙よりも2倍長い時間印加されるが、帯電電位が普
通紙の1/2となっているので転写電位は過剰にならな
い。従って、感光体ドラム21上のトナー像が転写電流
によって安定した状態で転写され、且つ定着時間が長く
取れるので透明度の高い画像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙の種類や移動
速度等に拘わりなく搬送ベルトへの用紙の吸着をほぼ一
定に維持する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真方式の画像形成装置
がある。この画像形成装置は、像担持体に光書込みによ
って潜像を形成し、この潜像をトナー像化して、そのト
ナー像を用紙に転写して定着させる。
【0003】図7は、そのような画像形成装置の例を主
要部のみ図示したものである。同図に示す画像形成装置
は、像担持体として感光体ドラム1を備え、その感光体
ドラム1の円周面に沿って初期化帯電ブラシ2、書込み
ヘッド3、現像器4、転写ブラシ5、及びクリーナ6を
備えている。
【0004】感光体ドラム1は、通常、導電性の金属ロ
ーラの表面に光導電体を一様に被着して成り、金属ロー
ラ部は接地されている。そして、初期化帯電ブラシ2
は、高圧電源2−1により例えばマイナスの高電圧を感
光体ドラム1に印加する。この印加により感光体ドラム
1の周表面の感光層は、例えば「−650V(ボル
ト)」のマイナス高電位に一様に帯電する。書込みヘッ
ド3は、レーザー光源又はLED光源を備えており、感
光体ドラム1のマイナス高電位に帯電した周表面を画像
情報に応じて選択的に露光する。この露光により感光体
ドラム1の表面には電位が略「−70V」に減衰したマ
イナス低電位部が形成され、その「−70V」の低電位
部と予め帯電した上記「−650V」を略維持した高電
位部とで構成される静電潜像が形成される。
【0005】現像器4は、内部に非磁性のトナー4−1
を収容し、下部開口に現像ローラ4−2を支持してい
る。現像ローラ4−2は、電源4−3から例えば「−2
50V」の現像バイアスを印加され(反転現象の場
合)、一方、トナー4−1は、不図示の規制部材により
摩擦による弱いマイナス電位に帯電し、一定の層厚に規
制されて現像ローラ4−2の表面に付着する。このトナ
ー4−1を現像ローラ4−2が回転しながら感光体ドラ
ム1との対向部に搬送する。現像ローラ4−2と感光体
ドラム1との対向部では、上記「−70V」の静電潜像
の低電位部と現像ローラ4−2との間に「−180V」
の電位差が形成される。即ち静電潜像の低電位部は現像
ローラ4−2に対して相対的にプラス極性の電位を形成
する。この電位差による電界により、マイナス極性に帯
電している非磁性トナー4−1が感光体ドラム1のプラ
ス極性の静電潜像低電位部に転移してトナー像を形成す
る。このトナー像は、感光体ドラム1の回転によって、
感光体ドラム1と転写ブラシ5との対向部に順次移動す
る。
【0006】この感光体ドラム1と転写ブラシ5との対
向部に、上記感光体ドラム1上のトナー像を転写するた
めに用紙7が搬送される。この用紙7の搬送には、従来
は搬送ロール対と搬送ガイド板を用いるのが極めて一般
的であったが、画像形成処理を高速で行う場合等に用紙
7を安定して搬送できる利点があることから近年では搬
送ベルト8が多用されている。また、搬送ベルト8を用
いると感光体ドラム1上に残留するトナー4−1で転写
ブラシ5が汚染されることがないために装置全体の保守
及び維持が容易であるという利点もある。更に、搬送ベ
ルト方式は、フルカラーの画像を形成する場合、複数の
感光体ドラムを多段式に配設して色毎に対応する複数の
画像形成部を構成することが容易であるという利点もあ
る。
【0007】この搬送ベルト8は、一般に厚さ百数十μ
m程度のフィルム状部材で構成される。搬送ベルト8
は、水平方向にループ状に配置され、水平方向の両端部
を回転ローラ9及び10に夫々支持されて張設され、上
部表面が感光体ドラム1に接して図の矢印Aで示す反時
計回り方向に循環移動する。この上循環部の外周面に用
紙7を載せて安定した状態(姿勢)で搬送するために、
搬送ベルト8の用紙搬送方向上流側の端部(用紙搬入
部)に吸着帯電ローラ13が設けられている。この吸着
帯電ローラ13にはプラス極性の電圧を出力する電源1
4が接続されており、吸着帯電ローラ13は搬送ベルト
8を介して回転ローラ10に圧接し、用紙7に電荷を与
える。これによって、用紙7は搬送ベルト8に静電的に
吸着され安定して保持される。
【0008】図8(a),(b) は、用紙搬入部に搬入されて
きた用紙7の吸着原理を示しており同図(a) は上述した
図7の構成を部分的に再掲したもの、図8(b) は、設計
によっては用紙搬入部の形態が異なる様子を示したもの
である。これら図8(a),(b)は、いずれも吸着帯電ロー
ラ13からプラス極性の電圧が用紙7に印加されること
によって用紙7がプラス電荷に帯電し、これに対する搬
送ベルト8の誘電電荷によって用紙7が搬送ベルト8に
静電的に吸着して、感光体ドラム1と転写ブラシ5との
対向部へと搬送される様子を示している。
【0009】転写ブラシ5は、搬送転写ベルト8を挟ん
で感光体ドラム1と対向し、搬送ベルト5の裏面に摺接
して、転写部を形成している。転写ブラシ5は、導電性
のブラシ状部材で形成され、正極性の電源5−1に接続
されている。この転写ブラシ5は、搬送ベルト8を介し
て正極性の転写バイアスを用紙7に印加する。これによ
りプラス電位となった用紙7に感光体ドラム1上の負極
性のトナー像が転写される。
【0010】トナー像を転写された用紙7は、搬送方向
下流側で搬送ベルト8表面に先端を当接させている分離
爪11(図7参照)によって搬送ベルト8から分離さ
れ、その下流に位置する定着部12に搬入される。定着
部12は、防熱板で囲まれた発熱ローラと圧接ローラと
から成り、回転する発熱ローラと圧接ローラとで用紙7
を挟持して搬送し、搬送しながら用紙7にトナー像を熱
定着させ、このトナー像の定着した用紙7を機外に排出
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像形成装
置に用いられる用紙は、普通紙、OHP用紙、台紙付き
セルフラベル等のような紙質の違い、又は通常の事務用
紙と葉書等のような厚さの違い、或はB5、B4、A
4、A3といったようなサイズの違いによる様々な種類
がある。
【0012】そして、例えば、カラー画像を形成する場
合のOHP用紙のように、画像形成後もトナーの透明性
が要求される場合には、定着後の固結トナー部の透明度
を得るために、固結トナー部の内部に濁りがなく、また
その表面が平滑で乱反射等がないようにしなければなら
ない。このためには、定着部においてトナーの溶融を充
分に行わせ、これによってトナーの未溶融成分がないよ
うに、つまり未溶融成分による濁りが定着後の固結トナ
ー部に発生しないようにし、さらには、不完全な溶融に
よって定着後の固結トナー部の表面に不規則な凹凸が発
生して平滑性が失われることのないようにしなければな
らない。
【0013】このように、トナーの溶融を充分に行わせ
るためには、トナーに充分の熱エネルギーを与える必要
がある。それであるからといって、むやみに定着部の温
度を上げるわけにはいかない。定着部の温度を高くし過
ぎると、定着部そのものの寿命を縮めることになり、ま
た定着部周辺の内部装置への悪影響も大きくなるという
問題が発生する。
【0014】また、それであるからといって、定着部の
温度を上げる代りに定着処理時間のほうを長く設定し
て、つまり処理速度(用紙の搬送速度)を遅くして、熱
を充分にトナーに浸透させようとすると、今度は定着画
像の品質に悪影響を及ぼすという問題が派生する。
【0015】図9(a),(b) は、処理の遅速による用紙搬
入部の状態を示す図であり、同図(a) は、事務用紙等の
通常の規格の用紙を用いる標準の処理速度の場合を示す
図、同図(b) は、処理速度を標準よりも遅く設定する場
合を示す図である。同図(a),(b) は、いずれも前述した
図7の用紙搬入部を拡大して示している。図9(a) に示
すように、通常(標準)の処理速度では、吸着帯電ロー
ラ13から用紙7が電荷を受け取る時間(印加時間)は
比較的短く、したがって用紙7の帯電は少ない、つまり
適正である。しかし、もし同図(b) に示すように、遅い
処理速度であると、吸着帯電ローラ13から用紙7が電
荷を受け取る時間が長く、このため用紙7が強く帯電し
てしまう。
【0016】このように用紙7が強く帯電すると、転写
部において、トナーを転写すべきトナー部分よりもトナ
ーの転写されない白地部分のほうが電流が流れ易くな
り、転写ブラシ5から印加される転写電流の多くが白地
部分へ流出してしまう。このため、トナー部分の転写電
流が基準よりも少なくなって白抜け等の転写不良を引き
起こし、画像の質を低下させるという問題が発生する。
【0017】この問題は、薄い用紙又は厚い用紙という
種類の違いによっても発生する。一般に薄い用紙よりも
厚い用紙のほうが熱伝導が悪いから、定着部の温度を上
げるか又は搬送速度を遅くすべきである。また、用紙の
サイズによる種類の違いによっても同様であり、例え
ば、小サイズの用紙よりも大サイズの用紙のほうが熱容
量が大きいから、この場合も定着部の温度を上げるか又
は搬送速度を遅くすべきである。しかしながら、定着部
の温度を上げるか又は搬送速度を遅くすることのいずれ
にしても、上述したような問題が発生する。
【0018】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
用紙の種類又は用紙の搬送速度に拘わりなく常に安定し
て用紙を吸着し且つ高品質の画像形成を維持する画像形
成装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
画像形成装置の構成を述べる。請求項1記載の発明の画
像形成装置は、像担持体と、該像担持体上にトナー像を
形成するトナー像形成手段と、上記像担持体の外側に配
設された第1及び第2の回転ローラと、該第1及び第2
の回転ローラに掛け渡され、用紙を担持して上記第1回
転ローラ側から上記第2回転ローラ側へ移動する間に、
上記像担持体に用紙を接触させるべく循環移動する搬送
ベルトと、該搬送ベルトの内側に上記像担持体と対応さ
せて転写部を構成すべく配設され像担持体に接触中の用
紙にトナー像を転写する転写手段と、上記用紙を上記搬
送ベルトへ給送する用紙給送手段と、上記搬送ベルトを
介して上記第1の回転ローラを押圧すべく配設され上記
用紙給送手段により給送された用紙を上記搬送ベルトと
で挟持搬送するとともに、上記用紙を上記搬送ベルトヘ
吸着させる吸着ロ一ラと、該吸着ローラに用紙吸着作用
を付与する電圧を印加する吸着バイアス印加手段と、上
記吸着バイアス印加手段に印加する電圧を、搬送される
用紙の種類に拘らず略一定の用紙吸着作用を付与すべく
可変する可変手段とを備えて構成される。
【0020】上記可変手段は、例えば請求項2記載のよ
うに、上記吸着バイアス印加手段に印加する電圧を第1
及び第2の異なる電圧値に切り換える切換手段を備えて
構成される。そして、例えば請求項3記載のように、上
記像担持体を上記第1及び第2の回転ローラ間に並設し
て複数設け、上記トナー像形成手段及び上記転写手段を
上記複数の像担持体に対応して複数配設して構成され
る。
【0021】請求項4記載の発明の画像形成装置は、像
担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するトナー像
形成手段と、上記像担持体の外側に配設された第1及び
第2の回転ローラと、該第1及び第2の回転ローラに掛
け渡され、用紙を担持して上記第1回転ローラ側から上
記第2回転ローラ側へ移動する間に、上記像担持体に用
紙を接触させるべく循環移動する搬送ベルトと、該搬送
ベルトの移動速度を第1及び第2の異なる速度に選択制
御する速度制御手段と、上記搬送ベルトの内側に上記像
担持体と対応させて転写部を構成すべく配設され像担持
体に接触中の用紙にトナー像を転写する転写手段と、上
記用紙を上記搬送ベルトへ給送する用紙給送手段と、上
記搬送ベルトを介して上記第1の回転ローラを押圧すべ
く配設され上記用紙給送手段により給送された用紙を上
記搬送ベルトとで挟持搬送するとともに、上記用紙を上
記搬送ベルトヘ吸着させる吸着ロ一ラと、該吸着ローラ
に用紙吸着作用を付与する電圧を印加する吸着バイアス
印加手段と、上記吸着バイアス印加手段に印加する電圧
を、上記搬送ベルトの移動速度の変動に拘らず略一定の
用紙吸着作用を付与すべく可変する可変手段とを備えて
構成される。
【0022】上記可変手段は、例えば請求項5記載のよ
うに、上記吸着バイアス印加手段に印加する電圧を第1
及び第2の異なる電圧値に切り換える切換手段を備えて
構成される。そして、例えば請求項6記載のように、上
記像担持体を上記第1及び第2の回転ローラ間に並設し
て複数設け、上記トナー像形成手段および上記転写手段
を上記複数の像担持体に対応して複数配設して構成され
る。
【0023】上記像担持体は例えば感光体ドラム等から
なり、上記単数又は複数のトナー像形成手段は例えば初
期化帯電ブラシ、書込みヘッド、現像器等からなり、上
記第1の回転ローラは例えば従動回転ローラ等からな
り、上記第2の回転ローラは例えば駆動回転ローラ等か
らなり、上記単数又は複数の転写手段は例えば転写ブラ
シ、転写バイアス電源等からなり、上記用紙給送手段は
例えば給紙カセット、給紙ローラ等からなり、上記吸着
ロ一ラは例えば吸着帯電ローラ等からなり、上記吸着バ
イアス印加手段は例えば出力電圧の異なる複数の吸着バ
イアス電源等からなり、上記可変手段は例えばモード切
換スイッチ等からなり、上記切換手段は例えば電圧切換
スイッチ等からなり、そして、上記速度制御手段は例え
ば駆動モータ制御回路等からなる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、一実施の形態におけ
る画像形成装置の主要部の構成を模式的に示す側断面図
である。同図に示すように、画像形成装置は、感光体ド
ラム21を備え、その感光体ドラム21の円周面に沿っ
て配置される初期化帯電ブラシ22、書込みヘッド2
3、現像器24、搬送ベルト25、転写ブラシ26、及
びクリーナ27を備えている。上記諸装置の内、感光体
ドラム21、初期化帯電ブラシ22、現像器24及びク
リーナ27は、装置本体に着脱自在な画像形成ユニット
によって構成されている。
【0025】図2(a) はその画像形成ユニットの外観斜
視図であり、同図(b) はその内部構成の側断面図を上述
の書込みヘッド23、搬送ベルト25、転写ブラシ26
等と共に示している。同図(a),(b) に示す画像形成ユニ
ット20は、装置本体の上蓋(不図示)を開成して着脱
する。この画像形成ユニット20を装着した後、上蓋を
閉成すると、上蓋の内面に下向きに配設されている書込
みヘッド23が図2(b) の矢印Dで示すように円弧を描
いて降下して、その先端が画像形成ユニット20の下部
匡体に設けられた溝20−1(図2(a) 参照)に嵌合し
て位置決めされ、これによって図1に示す主要部の構成
が形成される。尚、画像形成ユニット20に組み込まれ
ている諸装置は夫々不図示のギア又は電極を備えてお
り、各ギアはユニット内部で夫々係合している。画像形
成ユニット20が上述したように装置本体に装着される
と、感光体ドラム21の支持軸21−1や現像ローラ2
4−2の支持軸24−2−1及び各電極等が装置本体の
駆動機構及び電源電極に係合して駆動される。以下、図
1及び図2(a),(b) を参照しながら、更に構成を説明す
る。
【0026】感光体ドラム21は、画像形成ユニット2
0の中心に位置する装置であり、導電性の金属ローラの
周表面を一様に覆った例えばアントラセン、フタロシア
ニンのような有機光導体(OPC)あるいはSeやa−
Siのような無機光導電体を被着して感光層を形成して
なり、金属ローラ部が支持軸21−1を介して装置本体
に接地接続されている。
【0027】初期化帯電ブラシ22は、高圧電源22−
1を接続されており、マイナスの高電圧を感光体ドラム
21に印加して、感光体ドラム21の周表面の感光層を
例えば「−650V(ボルト)」のマイナス高電位に一
様に帯電させる。
【0028】書込みヘッド23は、レーザー光源又はL
ED光源を備え、感光体ドラム21のマイナス高電位に
帯電した周表面に、画像情報に応じた選択的露光により
電位が略「−50V」に減衰したマイナス低電位部を生
成し、その「−50V」の低電位部と予め帯電した上記
「−650V」の高電位部とで構成される静電潜像を形
成する。
【0029】現像器24は、図1又は図2(b)に示す
ように、匡体内部に非磁性のトナー24−1を収容し、
下部開口に現像ローラ24−2を支持している。現像ロ
ーラ24−2は、現像バイアス電源24−3から例えば
「−250V」の現像バイアスを印加される。現像器2
4の匡体内部下方には、図2(b) に示すように、トナー
攪拌部材24−4が配設されている。このトナー攪拌部
材24−4は、図の二点鎖線で示すように回転して、ト
ナー24−1を攪拌しながら下方の供給ローラ24−5
へトナー24−1を送り込むようになっている。供給ロ
ーラ24−5は、スポンジ部材からなり、現像ローラ2
4−2に圧接回転し、攪拌部材24−4から送られるト
ナー24−1を擦り付けるようにして現像ローラ24−
2の周面に供給する。現像ローラ24−2の回転方向周
面には板バネ状のドクターブレード24−6が当接して
おり、摩擦により、トナー24−1に弱いマイナス電荷
を与えて現像ローラ24−2への付着性を助成すると共
に、付着するトナー層を一定の厚さに抑制する。現像ロ
ーラ24−2は回転しながらトナー24−1を感光体ド
ラム21との対向部に搬送する。
【0030】感光体ドラム21と現像ローラ24−2と
の対向部では、上記「−50V」の静電潜像の低電位部
と現像ローラ24−2との間に「−200V」の電位差
が形成される。即ち静電潜像の低電位部は現像ローラ2
4−2に対して相対的にプラス極性の電位を形成する。
この電位差による電界により、マイナス極性に帯電して
いる非磁性トナー24−1が感光体ドラム21のプラス
極性の静電潜像低電位部に転移してトナー像を形成(現
像)する。感光体ドラム21は、回転しながらそのトナ
ー像を搬送ベルト25との対向部に搬送する。
【0031】搬送ベルト25は、フッ素樹脂(テトラフ
ルオロエチレン共重合体(ETFE))にカーボンブラ
ックを添加して抵抗調整することにより、1011〜10
14Ω・cmの体積固有抵抗を持たせた厚さおよそ150μ
mのフィルム状部材で構成される。搬送ベルト25は、
図1に示すように、水平方向に偏平なループ状に配置さ
れ、ループの水平方向の両端部を駆動回転ローラ28及
び従動回転ロー29に夫々支持されて張設され、上部表
面が感光体ドラム21に接して図の矢印Bで示す反時計
回り方向に循環移動する。この搬送ベルト25の搬送方
向上流側(図の右方)の端部上方に吸着帯電ローラ31
が設けられる。
【0032】吸着帯電ローラ31は、プラス極性の出力
電圧の異なる複数(本例では2つ)の吸着バイアス電源
32−1及び32−2を備え、電圧切換スイッチ33を
介してそれら吸着バイアス電源32−1及び32−2に
接続している。この吸着帯電ローラ31は、搬送ベルト
25を介して従動回転ローラ29に圧接し、ここに搬送
ベルト25及び従動回転ローラ29と共に用紙搬入部を
形成する。
【0033】用紙搬入部の上流には、特には図示しない
が、多枚数の用紙Pを載置・収納した給紙カセット又は
手差しトレー等が設けられ、それらの給紙口には給紙ロ
ーラ等が配設されている。給紙ローラは、捌き部材又は
給紙分離爪等の助けを借りて用紙Pを一枚毎に上記用紙
搬入部に給送する。この用紙Pを、搬送ベルト25が感
光体ドラム21との対向部へ搬送する。
【0034】転写ブラシ26は、上記搬送ベルト25と
感光体ドラム21との対向部において搬送ベルト25の
ループ内に配置され、搬送ベルト25の裏面に摺接し
て、ここに転写部を形成する。この転写ブラシ26は、
導電性のレーヨン、ナイロン、又はアクリル等を繊維素
材としてパイル状に織った織物を、ブラシ状に形成して
金属又はプラスチックの基体に取り付けて構成される。
この転写ブラシ26は、プラス極性の電流を出力する転
写バイアス電源26−1が接続される。この接続部は分
岐しており、所定の抵抗値を有する抵抗素子26−2が
装置本体に接地接続されている。転写ブラシ26は、搬
送ベルト25に正極性の電荷を印加し、この電荷は搬送
ベルト25の誘電効果によって用紙Pに印加される。こ
の電荷による電界により、感光体ドラム21に接触中の
用紙Pに、感光体ドラム21上の負極性のトナー像が転
写される。
【0035】搬送ベルト25の下流側(図の左方)の端
部には、排紙分離爪34が設けられその先端が不図示の
付勢部材により付勢されて搬送ベルト25に当接してい
る。そして、排紙分離爪34の更に下流には、定着器3
5が配設されている。
【0036】定着器35は、防熱板で囲まれた発熱ロー
ラと圧接ローラとから成り、回転する発熱ローラと圧接
ローラとで、搬送ベルト25が排出する用紙Pを挟持し
て搬送し、搬送しながら用紙P上のトナー像を用紙Pに
熱定着させ、この用紙Pを機外(図の左方)に排出す
る。
【0037】図3は、上述の吸着帯電ローラ31に異な
る出力の吸着バイアスを切り換え供給するための回路構
成を示している。装置本体の外部の適宜な位置に設けら
れた操作パネルには、特には図示しないが、電源スイッ
チ、液晶表示装置、複数の入力キー等が配設されてい
る。図3に示すモード切換スイッチ36は、入力キーの
中の1つのキーとして配設され、通常の紙を使用する場
合の「一般紙」モードと、OHP用紙を用いる「OH
P」モードとへの切り換え機能を有している。モード判
別回路37は、モード切換スイッチ36の操作状態を検
知して検知結果を駆動モータ制御回路38及び図1にも
示した電圧切換スイッチ33に出力する。上記のモード
判別回路37、駆動モータ制御回路38及び電圧切換ス
イッチ33は装置本体内の回路基板上に配設されてい
る。駆動モータ制御回路38は、モード判別回路37か
ら入力されるモード切換スイッチ36の操作状態検知結
果に基づいて、一般紙モードでは通常の処理速度になる
ように駆動モータの回転を制御し、OHPモードでは通
常の処理速度の1/2の処理速度になるように駆動モー
タの回転を制御する。一方、電圧切換スイッチ33は、
吸着帯電ローラ31と吸着バイアス電源32−1又は3
2−2との接続を、一般紙モードでは「+2KV(キロ
ボルト)」の電源32−1に切り換え、OHPモードで
は「+1KV」の電源32−2に切り換える。
【0038】上記の構成において、本実施の形態におけ
る画像形成装置の動作を、再び図1を用いて説明する。
先ず、画像形成装置への電源投入後、用紙枚数、モード
設定、その他の指定がキー入力されて、初期設定処理が
行われ、印字スタートが指示されると、設定されたモー
ドに従って駆動モータ制御回路38(図3参照)によっ
て不図示の駆動モータが駆動制御され、これも不図示の
駆動機構によって図1に示す各内部装置が駆動される。
【0039】すなわち、先ず画像形成ユニット20が印
字タイミングに合わせて駆動され、その駆動に応じて感
光体ドラム21が時計回り方向に回転する。そして、先
ず、初期化帯電ブラシ22は、感光体ドラム21の周面
に一様な電荷を付与し、書込みヘッド21は、その感光
体ドラム21周面に画像信号に応じて露光を行って感光
体ドラム21周面上に静電潜像を形成する。現像器24
の現像ローラ24−2は、静電潜像の低電位部にトナー
24−1を転移させて感光体ドラム21周面上にトナー
像を形成(現像)する。
【0040】これと共に、駆動回転ローラ28は、反時
計回り方向に回転を開始し、従動回転ローラ29が従動
して同じく反時計回り方向に回転を開始する。これによ
り搬送ベルト25は、上循環部が感光体ドラム21に当
接して全体が反時計回り方向に循環移動する。
【0041】上記の感光体ドラム21周面上のトナー像
の先端が、搬送ベルト25との対向点に回転搬送されて
くるタイミングで、その対向点に用紙Pの印字開始位置
が一致するように、給紙ローラが用紙カセットに載置収
容されている用紙Pを一枚毎に、吸着帯電ローラ31と
搬送ベルト25及び従動回転ローラ29とが圧接する用
紙搬入部へ給送する。
【0042】従動回転ローラ29と吸着帯電ローラ31
は、給送された用紙Pを搬送ベルト25と共に挟持し、
上記設定されたモードに応じた吸着バイアス電圧を吸着
帯電ローラ31から用紙Pに印加しながら用紙Pを搬送
する。用紙Pが普通紙であれば吸着帯電ローラ31から
は「+2KV」の吸着バイアス電圧が印加され、用紙P
がOHP用紙であれば、吸着帯電ローラ31からは「+
1KV」の吸着バイアス電圧が印加される。
【0043】用紙Pは、従動回転ローラ29と吸着帯電
ローラ31による挟持が解除された後も、上記吸着帯電
ローラ31からの電圧印加により帯電状態を維持し、こ
れによって搬送ベルト25に吸着してそのまま搬送さ
れ、感光体ドラム21と転写ブラシ26とが搬送ベルト
25を挟んで対向する転写部を通過していく。
【0044】転写ブラシ26は、転写バイアス電源26
−1から出力される転写電流を搬送ベルト25を介して
用紙Pに印加する。用紙Pが、OHP用紙であれば、搬
送速度が普通紙の標準速度よりも1/2遅く、したがっ
て転写電流は標準よりも2倍の長い期間印加されるが、
これに代って帯電電位が上述したように普通紙の帯電電
位の1/2となっているので、転写電位が過剰になるこ
とはない。これにより、用紙Pが普通紙の場合であれ、
又はOHP用紙の場合であっても、感光体ドラム21上
のトナー像が上記印加される転写電流によって安定した
状態で用紙Pに順次転写される。
【0045】トナー像を転写された用紙Pは、分離爪3
4によって搬送ベルト25から分離され、定着器35に
搬入される。定着器35は、設定されているモードの用
紙搬送速度に対応する時間だけ用紙P上のトナー像に熱
エネルギーを浸透させて、トナー像を用紙Pに熱定着さ
せる。用紙Pが、OHP用紙であれば、上述したように
搬送速度は標準よりも1/2遅いから、定着時間は標準
の処理時間よりも2倍長くなる。したがって、熱エネル
ギーがトナー像に良く浸透して透明な画像が形成され、
例えばトナー24−1がカラートナーの場合であって
も、高品質のOHP画像が得られる。この画像定着の
後、用紙Pは、不図示の排紙コロ、ガイド板等によっ
て、そのまま水平に後部排紙口からトナー像を上にし
て、又は上部に反転して上部排紙口からトナー像を下に
して、機外に排出される。
【0046】上述した実施の形態では、単一の感光体ド
ラムを用いた構成の画像形成装置について説明したが、
本発明は、複数の感光体ドラムを用いるフルカラーの画
像形成装置に適用すると、尚一層の効果が得られる。こ
れを他の実施の形態において説明する。
【0047】図4に、本発明をフルカラーの画像形成装
置に適用した例を側断面図で示し、図5及び図6に、そ
の画像転写部近傍の構成を拡大して示す。尚、図5は、
フルカラー印字モードにおける転写部の状態を示し、図
6は、モノクロ印字モードにおける転写部の状態を示し
ている。以下、図4、図5及び図6を参照しながら説明
する。
【0048】フルカラー画像形成装置40は(図4参
照)、装置本体の前面(図の右方)に開閉トレー41を
備え、下部に用紙カセット42を着脱自在に備えてい
る。また、上蓋43には、その上面に排紙トレー44が
形成されており、そこには上部排紙口45から排出され
る画像形成済みの用紙が積載される。その上蓋43の前
部側方には図では見えないが電源スイッチ、液晶表示装
置、複数の入力キー等が配設されている。
【0049】装置本体内部には、略中央に、駆動回転ロ
ーラ46と従動回転ローラ47に保持されて循環移動す
る搬送ベルト48、この搬送ベルト48の上循環部に当
接して用紙搬送方向に多段式に並設された4個の感光体
ドラム51(51a、51b、51c、51d)、及び
この搬送ベルト48と各感光体ドラム51との当接部に
搬送ベルト48裏面から押接して配置された転写ブラシ
52(52a、52b、52c、52d)とで構成され
る画像転写部が配置されている。
【0050】上記の感光体ドラム51は、画像形成ユニ
ット53(53a、53b、53c、53d)に組み付
けられており、その感光体ドラム51の真上に、上蓋4
3裏面に配設されている書込みヘッド54(54a、5
4b、54c、54d)が、上蓋43の閉成により挿入
されて配置される。上蓋43は、装置本体40後方の支
軸55を中心にして開閉する。尚、上記の画像形成ユニ
ット53(53a〜53d)は、いずれも図2(a),(b)
に示した画像形成ユニット20と同一の構成であり、内
部に収容されているトナーの色が異なるだけである。ト
ナーは、画像形成ユニット53aから53dまで、夫々
Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びB
k(ブラック)が収容されている。
【0051】上記ベルト48の用紙搬送方向上流側(図
の右方)には、待機ロール対56、用紙検出センサ57
が配設され、それより上流は横(装置前方)と下に分岐
して、横方向には給紙ローラ58、捌き部材59、及び
上述の開閉トレー41が配設されている。また、下方に
は2枚のガイド板から形成される搬送路61が配設さ
れ、その上流(下方)に、上述した用紙カセット42が
多枚数の用紙Pを収容して位置している。用紙カセット
42の給紙端上方に給紙コロ62が配設されている。
【0052】また、搬送ベルト48の用紙搬送方向下流
(図の左方)には、分離爪63、定着器64、排紙コロ
65、切り換えレバー66が設けられる。定着器64
は、断熱性の匡体内に組み付けられた圧接ローラ、発熱
ローラ、周面清掃器、オイル塗布ローラ、サーミスタ等
から構成され、用紙上に転写されたトナー像を紙面に熱
定着させる。切り換えレバー66は、同図に示すように
下の位置にあるときは用紙を上方の排出路67へ案内
し、上に回動しているときは用紙を装置後面に開口する
後部排紙口68へ案内する。上記の排出路67の下流
(上方)は排紙ロール対69を介して上部排紙口45に
連絡する。
【0053】搬送ベルト48と用紙カセット42の間に
は、クリーナボトル70が着脱自在に配設されている。
この、クリーナボトル70の上部にはブレードスクレー
パ71が取り付けられて、その先端が搬送ベルト48の
下循環部の表面に当接している。ブレードスクレーパ7
1は、搬送ベルト48の表面に残留するトナーを掻き取
って搬送ベルト48を清掃し、掻き取った不要のトナー
をクリーナボトル70に貯留する。
【0054】また、図5及び図6に示すように、この実
施の形態においても、搬送ベルト48の搬送方向上流側
(図の右方)の端部上方に吸着帯電ローラ72が設けら
れる。吸着帯電ローラ72は、プラス極性の出力電圧の
異なる複数(本例では2つ)の吸着バイアス電源72−
1及び72−2を備え、電圧切換スイッチ72−3を介
してそれら吸着バイアス電源72−1及び72−2に接
続している。この吸着帯電ローラ72は、搬送ベルト4
8を介して従動回転ローラ47に圧接し、ここに搬送ベ
ルト48及び従動回転ローラ47と共に用紙搬入部を形
成する。
【0055】この搬送ベルト48の下循環部の内周面に
当接してテンションローラ73が駆動回転ローラ46寄
りに配置される。このテンションローラ73は、回動自
在な不図示のアームの先端に回転自在に支持され、不図
示の付勢部材により下方に付勢されて、搬送ベルト48
の後述する状態変化に拘わり無く、搬送ベルト48の撓
みを吸収して搬送ベルト48全体を所定の張力で駆動回
転ローラ46と従動回転ローラ47間に張設している。
【0056】上記の搬送ベルト48の上循環部と下循環
部の間に位置し、搬送方向に平行に延在して、揺動アー
ム74が配設される(図4では図示を省略)。この揺動
アーム74は、下流側の端部に固定支持ロ一ラ75を備
え、上流側の端部には可動支持ローラ76を備えてい
る。揺動アーム74は、下部に当接して滑動する不図示
のカムにより、固定支持ロ一ラ75の支持軸を中心にし
て上流側端部が上下に回動する。
【0057】固定支持ローラ75は、感光体ドラム51
dと転写ブラシ52dからなる最下流の転写部と、すぐ
上流の感光体ドラム51cと転写ブラシ52cからなる
転写部の中間下流寄りに設けられ、装置本体のフレーム
に回転自在に位置固定され、搬送ベルト48の内周面に
当接してこれを下から支持し、最下流の感光体ドラム5
1dに搬送ベルト48を常時接触させている。
【0058】可動支持ローラ76は、揺動アーム74の
回動する自由端に支持されて、従動回転ローラ47に支
持される搬送ベルト48の端部と、最上流の感光体ドラ
ム51a及び転写ブラシ52aからなる転写部との中間
に位置している。可動支持ローラ76は、図5に示すよ
うに、揺動アーム74が上方に回動しているときは、搬
送ベルト48の内周面に当接して搬送ベルト48を下か
ら支持し、これにより各感光体ドラム51a、51b、
51c及び51dの全てに搬送ベルト48を当接させ
る。
【0059】上記の各転写ブラシ52には、図1の場合
と同様に、転写バイアス電源77(77a、77b、7
7c、77d)とこれに並列な抵抗素子78(78a、
78b、78c、78d)が配設されている。最下流の
転写ブラシ52dは、装置本体のフレームに固定されて
搬送ベルト48に当接している。一方、他の転写ブラシ
52a〜52cは、揺動アーム74に固定され、同図に
示すように、揺動アーム74が上方に回動しているとき
は、搬送ベルト48に当接する。これによって、上流か
ら下流まで、4個の感光体ドラム51に対応して転写部
が形成され、4色のフルカラー印刷モードが設定され
る。
【0060】続いて、黒のみの印刷を行う場合のモノク
ロ印刷モードについて説明する。モノクロ印刷モードで
は、図6に示すように、揺動アーム74が下方に回動す
る。これにより可動支持ローラ76が下方に移動して搬
送ベルト48から離隔する。搬送ベルト48は、駆動回
転ローラ46と固定支持ローラ75間では従前通り支持
されて感光体ドラム51dに対する当接状態を維持して
いる。一方固定支持ローラ75と従動回転ローラ47間
では、上記可動支持ローラ76の支持離脱により搬送ベ
ルト48が上流側斜め下方に傾斜して、転写ブラシ52
a、52b及び52cと共にカラートナーの画像形成を
行う3個の感光体ドラム51a、51b及び51cから
離隔している。この揺動アーム74の回動によって、最
下流の感光体ドラム51dと転写ブラシ52dのみから
なる転写部により黒トナー画像のみの形成を行うモノク
ロ印刷モードが設定される。
【0061】続いて上記構成の本実施の形態におけるフ
ルカラー画像形成装置40の動作を、上述した図4、図
5及び図6を再び参照しながら説明する。先ず、フルカ
ラーの画像形成処理について説明する。装置本体40
(以下、図4及び図5参照)に電源が投入され、使用す
る用紙の種類と枚数、用紙の種類に対応する処理モード
の指定やその他の指定がキー入力され、さらにフルカラ
ーの印字(画像形成)が指定されると、不図示の駆動機
構によりカムが駆動されて、揺動アーム74が上方に回
動し、これにより可動支持ローラ76が上方に移動し
て、搬送ベルト48を、4個全ての感光体ドラム51
(51a、51b、51c、51d)に当接させる(図
5参照)。
【0062】続いて、給紙コロ62が用紙カセット42
に載置収容されている用紙Pを搬送路61を介して待機
ロール対56へ給送する。又は、給紙ローラ58が開閉
トレー72に載置された用紙を待機ロール対56へ給送
する。この給送されてくる用紙Pを用紙検出センサ57
が検知する。待機ロール対56は回転を停止し、用紙P
の先端を挟持部に当接させて待機させる。
【0063】駆動回転ローラ46が反時計回り方向に回
転を開始し、従動回転ローラ47が従動して同じく反時
計回り方向に回転を開始する。これにより搬送ベルト4
8は、上循環部が4個の感光体ドラム51に当接して図
5の矢印Eで示す右から左方向へ移動する方向へ、全体
が循環移動する。
【0064】この場合も、設定されたモードに基づい
て、一般紙モードでは通常の処理速度になるように駆動
モータの回転を制御し、OHPモードでは通常の処理速
度の1/2の処理速度になるように駆動モータの回転を
制御する。一方、電圧切換スイッチ72−3は、吸着帯
電ローラ72と吸着バイアス電源72−1又は72−2
との接続を、一般紙モードでは「+2KV(キロボル
ト)」の電源72−1に切り換え、OHPモードでは
「+1KV」の電源72−2に切り換える。
【0065】これと共に、画像形成ユニット53a、5
3b、53c及び53dが、印字タイミングに合わせて
順次駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム51a、
51b、51c及び51dが、順次時計回り方向に回転
駆動される。そして、夫々の画像形成ユニット53に対
応する書込みヘッド54が順次駆動される。この駆動に
より、初期化帯電ブラシは(図2(b) に示した構成を参
照)、感光体ドラム51の周面に一様な電荷を付与し、
書込みヘッド54は、その感光体ドラム51周面に画像
信号に応じて露光を行って感光体ドラム51周面上に静
電潜像を形成する。現像ローラは、静電潜像の低電位部
にトナーを転移させて感光体ドラム51周面上にトナー
像を形成(現像)する。
【0066】最上流の感光体ドラム51a周面上のトナ
ー像の先端が、搬送ベルト48との対向点に回転搬送さ
れてくるタイミングで、その対向点に用紙Pの印字開始
位置が一致するように、待機ロール対56が回転を開始
して用紙Pを画像形成部の用紙搬入口へ給送する。
【0067】この場合も、従動回転ローラ47と吸着帯
電ローラ72は、給送された用紙Pを搬送ベルト48と
共に挟持し、上記設定されたモードに応じた吸着バイア
ス電圧を吸着帯電ローラ72から用紙Pに印加しながら
用紙Pを搬送する。用紙Pが普通紙であれば吸着帯電ロ
ーラ72からは「+2KV」の吸着バイアス電圧が印加
され、用紙PがOHP用紙であれば、吸着帯電ローラ7
2からは「+1KV」の吸着バイアス電圧が印加され
る。
【0068】用紙Pは、従動回転ローラ47と吸着帯電
ローラ72による挟持が解除された後も、上記吸着帯電
ローラ72からの電圧印加により帯電状態を維持し、こ
れによって搬送ベルト48に吸着してそのまま搬送され
る。
【0069】用紙Pは、そのように搬送されながら、感
光体ドラム51a、51b、51c及び51dのトナー
像を、各感光体ドラム51と各転写ブラシ52a、52
b、52c及び52d間に形成される電界によって紙面
上に順次転写される。
【0070】上記の転写ブラシ52(52a、52b、
52c、52d)は、夫々転写バイアス電源77(77
a、77b、77c、77d)から出力される転写電流
を搬送ベルト48を介して用紙Pに印加する。この場合
も、用紙Pが、OHP用紙であれば、搬送速度が普通紙
の標準速度よりも1/2遅く、したがって転写電流は標
準よりも2倍の長い期間印加されるが、これに代って帯
電電位が上述したように普通紙の帯電電位の1/2とな
っているので、転写電位が過剰になることはない。これ
により、用紙Pが普通紙の場合であれ、又はOHP用紙
の場合であっても、各感光体ドラム51上のトナー像が
上記印加される転写電流によって安定した状態で用紙P
に順次転写される。4色のトナー像を転写された用紙P
は、分離爪63(図4参照)によって搬送ベルト48か
ら分離され、定着器64に搬入される。
【0071】この場合も、定着器64は、設定されてい
るモードの用紙搬送速度に対応する時間だけ用紙P上の
トナー像に熱エネルギーを浸透させることができる。用
紙Pが、OHP用紙であれば、上述したように搬送速度
は標準よりも1/2遅いから、定着時間は標準の処理時
間よりも2倍長くなる。したがって、熱エネルギーがト
ナー像に良く浸透して高品質のOHP用の透明なカラー
画像が形成される。この画像定着の後、用紙Pは、排紙
コロ65によって後部排紙口68からトナー像を上にし
て、又は上部排紙口45からトナー像を下にして機外に
排出される。
【0072】次に、黒印字(黒一色の画像形成処理)に
ついて説明する。例えば上記フルカラー印字の後、黒印
字が指定されると、図6に示すように、揺動アーム74
が下方に回動し、これにより可動支持ローラ76が下方
に移動して搬送ベルト48から離隔する。これにより、
搬送ベルト48は、一方では駆動ローラ46と固定支持
ローラ56間でフルカラー印字の場合と全く同じ状態で
感光体ドラム42との当接状態を維持し、他方では固定
支持ローラ56と従動回転ローラ47間で、残る他の感
光体ドラム51(51a、51b、51c)との当接か
ら離隔する。
【0073】続く給紙コロ62又は給紙ローラ58によ
る用紙Pの給送、用紙検出センサ57による用紙の検
知、待機ロール対56による用紙Pの待機、及び駆動回
転ローラ46と従動回転ローラ47による搬送ベルト4
8の循環移動は、上述したフルカラー印字の場合と同様
である。
【0074】そして、これと共に、画像形成ユニット5
3dが駆動され、他の画像形成ユニット53a、53b
及び53cは休止する。画像形成ユニット53dに対応
する感光体ドラム51dの回転駆動、帯電ブラシ52d
による感光体ドラム51dへの電荷付与、書込みヘッド
54dによる感光体ドラム51d周面への静電潜像の形
成、及び現像ローラによる静電潜像のトナー像化は、上
述したフルカラー印字の場合と同様である。
【0075】感光体ドラム51d周面上の黒トナー像の
先端が、搬送ベルト48との対向点に回転搬送されてく
るタイミングで、その対向点に用紙Pの印字開始位置が
一致するように、待機ロール対56が回転を開始して用
紙Pを画像形成部の用紙搬入口へ給送する。従動回転ロ
ーラ47と吸着帯電ローラ72及び搬送ベルト48によ
る用紙Pの搬送、転写ブラシ52dによる黒トナー像の
紙面上への転写、その後の分離爪63による用紙Pの搬
送ベルト48からの分離、定着器64によるトナー像の
熱定着、排紙コロ65による後部排紙口68又は上部排
紙口45からの用紙Pの排出は、上述したフルカラー印
字の場合と同様である。
【0076】上記搬送ベルト48による用紙Pの搬送に
おいて、可動支持ローラ76が搬送ベルト48から離隔
していることにより、搬送ベルト48は、上記固定支持
ローラ75と従動回転ローラ76間で屈曲の無い平面を
形成する。これにより、用紙Pは、従動回転ローラ47
から固定支持ローラ75までの比較的長い距離を浮き上
がることなく搬送ベルト48上に安定して保持されて搬
送される。
【0077】尚、上述の実施の形態では、いずれも2種
類の処理モードを設けて処理速度と吸着バイアス電圧を
2段に切り換えているが、このように切り換える処理モ
ードは、2種類に限るものではない。例えば用紙の紙
質、厚さ、サイズ等に応じて、夫々3段以上設けた処理
速度と吸着電圧の設定を組合わせて最適の転写状態と定
着状態が得られるように、3種類以上の処理モードを設
けるようにしてもよい。また、処理モードの選択は、入
力キーからの入力操作に限るものではない。例えばセン
サを用いて用紙の紙質、厚さ、サイズを自動的に認識す
るようにし、このセンサによる認識に基づいて処理モー
ドを自動的に選択して設定するか或は自動的に報知して
確認を求めるようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
用紙の紙質、厚さ、サイズ等による種類に応じて用紙搬
送速度及び用紙に印加する吸着帯電電圧を切り換えるの
で、転写部における転写電流が用紙の種類によって過剰
又は過小になることなく安定したトナー画像の転写を行
うことができ、したがって、白抜け等のない高品質の画
像を形成することが可能となる。特にOHP用紙に形成
するカラー画像においては高い透明度の品質の良い画像
を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における画像形成装置の主要部の
構成を模式的に示す側断面図である。
【図2】(a) は一実施の形態における画像形成装置の画
像形成ユニットの外観斜視図、(b) はその内部構成の側
断面図を書込みヘッド、搬送ベルト、転写ブラシ等と共
に示す図である。
【図3】吸着帯電ローラに異なる出力の吸着バイアスを
切り換え供給する回路の構成図である。
【図4】他の実施の形態におけるフルカラー画像形成装
置の側断面図である。
【図5】他の実施の形態におけるフルカラー画像形成装
置の画像転写部近傍の構成を拡大して示し、フルカラー
印字モードにおける転写部の状態を示す図である。
【図6】他の実施の形態におけるフルカラー画像形成装
置の画像転写部近傍の構成を拡大して示し、モノクロ印
字モードにおける転写部の状態を示す図である。
【図7】従来の画像形成装置の主要部のみ示す図であ
る。
【図8】(a),(b) は用紙押えローラによる電圧印加によ
って用紙が搬送ベルトに吸着される原理を説明する図で
ある。
【図9】処理の遅速による用紙搬入部の状態を示す図で
あり、(a) は通常の速さの処理速度の場合を示す図、
(b) は遅い処理速度の場合を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 初期化帯電ブラシ 2−1 高圧電源 3 書込みヘッド 4 現像器 4−1 トナー 4−2 現像ローラ 4−3 電源 5 転写ブラシ 5−1 電源 6 クリーナ 7 用紙 8 搬送ベルト 9、10 回転ローラ 11 分離爪 12 定着部 13 吸着帯電ローラ 14 電源 21 感光体ドラム 21−1 支持軸 22 初期化帯電ブラシ 22−1 高圧電源 23 書込みヘッド 24 現像器 24−1 トナー 24−2 現像ローラ 24−3 現像バイアス電源 24−4 トナー攪拌部材 24−5 供給ローラ 25 搬送ベルト 26 転写ブラシ 26−1 転写バイアス電源 26−2 抵抗素子 27 クリーナ 28 駆動回転ローラ 29 従動回転ローラ 31 吸着帯電ローラ 32−1、32−2 吸着バイアス電源 33 電圧切換スイッチ 34 排紙分離爪 35 定着器 36 モード切換スイッチ 37 モード判別回路 40 カラー画像形成装置 41 開閉トレー 42 用紙カセット 43 上蓋 44 排紙トレー 45 上部排紙口 46 駆動回転ローラ 47 従動回転ローラ 48 搬送ベルト 51(51a、51b、51c、51d) 感光体ドラ
ム 52(52a、52b、52c、52d) 転写ブラシ 53(53a、53b、53c、53d) 画像形成ユ
ニット 54(54a、54b、54c、54d) 書込みヘッ
ド 55 支軸 56 待機ロール対 57 用紙検出センサ 58 給紙ローラ 59 捌き部材 61 搬送路 62 給紙コロ 63 分離爪 64 定着器 65 排紙コロ 66 切り換えレバー 67 排出路 68 後部排紙口 69 排紙ロール対 70 クリーナボトル 71 ブレードスクレーパ 72 吸着帯電ローラ 73 テンションローラ 74 揺動アーム 75 固定支持ロ一ラ 76 可動支持ローラ 77(77a、77b、77c、77d) 転写バイア
ス電源 78(78a、78b、78c、78d) 抵抗素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、 該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段
    と、 前記像担持体の外側に配設された第1及び第2の回転ロ
    ーラと、 該第1及び第2の回転ローラに掛け渡され、用紙を担持
    して前記第1回転ローラ側から前記第2回転ローラ側へ
    移動する間に、前記像担持体に用紙を接触させるべく循
    環移動する搬送ベルトと、 該搬送ベルトの内側に前記像担持体と対応させて転写部
    を構成すべく配設され像担持体に接触中の用紙にトナー
    像を転写する転写手段と、 前記用紙を前記搬送ベルトへ給送する用紙給送手段と、 前記搬送ベルトを介して前記第1の回転ローラを押圧す
    べく配設され前記用紙給送手段により給送された用紙を
    前記搬送ベルトとで挟持搬送するとともに、前記用紙を
    前記搬送ベルトヘ吸着させる吸着ロ一ラと、 該吸着ローラに用紙吸着作用を付与する電圧を印加する
    吸着バイアス印加手段と、 前記吸着バイアス印加手段に印加する電圧を、搬送され
    る用紙の種類に拘らず略一定の用紙吸着作用を付与すべ
    く可変する可変手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記可変手段は、前記吸着バイアス印加
    手段に印加する電圧を第1、第2の異なる電圧値に切り
    換える切換手段を備えることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記像担持体を前記第1及び第2の回転
    ローラ間に並設して複数設け、前記トナー像形成手段お
    よび前記転写手段を前記複数の像担持体に対応して複数
    配設したことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体と、 該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成手段
    と、 前記像担持体の外側に配設された第1及び第2の回転ロ
    ーラと、 該第1、第2の回転ローラに掛け渡され、用紙を担持し
    て前記第1回転ローラ側から前記第2回転ローラ側へ移
    動する間に、前記像担持体に用紙を接触させるべく循環
    移動する搬送ベルトと、 該搬送ベルトの移動速度を第1又は第2の異なる速度に
    選択制御する速度制御手段と、 前記搬送ベルトの内側に前記像担持体と対応させて転写
    部を構成すべく配設され像担持体に接触中の用紙にトナ
    ー像を転写する転写手段と、 前記用紙を前記搬送ベルトへ給送する用紙給送手段と、 前記搬送ベルトを介して前記第1の回転ローラを押圧す
    べく配設され前記用紙給送手段により給送された用紙を
    前記搬送ベルトとで挟持搬送するとともに、前記用紙を
    前記搬送ベルトヘ吸着させる吸着ロ一ラと、 該吸着ローラに用紙吸着作用を付与する電圧を印加する
    吸着バイアス印加手段と、 前記吸着バイアス印加手段に印加する電圧を、前記搬送
    ベルトの移動速度の変動に拘らず略一定の用紙吸着作用
    を付与すべく可変する可変手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記可変手段は、前記吸着バイアス印加
    手段に印加する電圧を第1、第2の異なる電圧値に切り
    換える切換手段を備えることを特徴とする請求項4記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記像担持体を前記第1及び第2の回転
    ローラ間に並設して複数設け、前記トナー像形成手段お
    よび前記転写手段を前記複数の像担持体に対応して複数
    配設したことを特徴とする請求項4又は5記載の画像形
    成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10161438A (ja) * 1996-12-04 1998-06-19 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US6400912B1 (en) * 2000-09-21 2002-06-04 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with detection of media and setting a threshold for the detector
US7957656B2 (en) * 2008-12-05 2011-06-07 Xerox Corporation Apparatus, method and system for feedforward of sheet electrostatic tacking parameters to image transfer subsystem in image transfer apparatus

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