JPH0921195A - 吸音パネルの取り付け構造 - Google Patents

吸音パネルの取り付け構造

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JPH0921195A
JPH0921195A JP19431995A JP19431995A JPH0921195A JP H0921195 A JPH0921195 A JP H0921195A JP 19431995 A JP19431995 A JP 19431995A JP 19431995 A JP19431995 A JP 19431995A JP H0921195 A JPH0921195 A JP H0921195A
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JP
Japan
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sound absorbing
absorbing panel
wall
piece
ruler angle
Prior art date
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Pending
Application number
JP19431995A
Other languages
English (en)
Inventor
Masabumi Murakami
正文 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Ceramics Corp
Original Assignee
Misawa Ceramics Corp
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Publication date
Application filed by Misawa Ceramics Corp filed Critical Misawa Ceramics Corp
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Publication of JPH0921195A publication Critical patent/JPH0921195A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 破損等なく簡単に吸音パネルを壁に取り付け
ることができ、しかも交換等の際における取り外しも容
易に行なえる吸音パネルの取り付け構造を提供する。 【解決手段】 壁に固定した壁側金物11に一片22を
上向きとした定規アングル材21を取り付け、略逆V字
形の挟持片32,33を有するクリップ31を吸音パネ
ルPの上部および下部の裏面に接着し、該クリップに前
記定規アングル材の上向きの片を挿入し当該クリップで
挟持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、吸音パネルの取
り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の壁、道路の側壁、あるいはトンネ
ルの壁等に取り付けられる吸音パネルとして、近年無機
質の多孔質板からなるものが多用されるようになった。
この無機質タイプの吸音パネルは、セルベンと称される
セラミック粒子をバインダーとともに焼結したものが一
般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記無機質タ
イプの吸音パネルは、セルベンどうしがバインダーによ
って結合したものであるため、その強度が十分とは言い
がたかった。したがって、前記吸音パネルをボルト締め
により、または固定金具を用いて壁に取り付けようとす
ると、ボルトの締め過ぎにより吸音パネルが破損した
り、ボルトあるいは金具により吸音パネルが削られるお
それがあった。また、前記吸音パネルをボルト等で壁に
完全に固定した場合は、地震等の際に壁と吸音パネルと
の相対的な移動が阻止されて、吸音パネルに大なる力が
加わるため、吸音パネルが破損するおそれもあった。さ
らに、吸音パネルの交換等の際における吸音パネルの取
り外しも容易ではなかった。
【0004】この発明は、前記の点に鑑みなされたもの
で、破損等なく簡単に吸音パネルを壁に取り付けること
ができ、しかも交換時の取り外しも容易に行なえる吸音
パネルの取り付け構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、吸音パネル
を壁に取り付ける構造において、前記壁に固定した壁側
金物に一片を上向きとした定規アングル材を取り付け、
略逆V字形の挟持片を有するクリップを前記吸音パネル
の上部および下部の裏面に接着し、該クリップに前記定
規アングル材の上向きの片を挿入して当該クリップで挟
持することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の構造によって吸音
パネルを取り付けた壁の断面図、図2はその壁の部分を
除去して吸音パネルを裏側から見た斜視図、図3はその
取り付け前の吸音パネルを裏側から見た斜視図、図4は
最上段の吸音パネルの上部取り付け部を示す断面図であ
る。
【0007】この発明の吸音パネルの取り付け構造は、
図1ないし図3に示すように、壁側金物11、定規アン
グル材21およびクリップ31を用いて吸音パネルPを
壁Wに取り付けるものである。なお、前記吸音パネルP
としては、セルベンをバインダーとともに焼結した無機
質タイプのものが好適である。
【0008】壁側金物11は、垂直片12の上下端から
水平片13,14が屈曲形成された断面コの字形からな
るもので、上下に位置する吸音パネルP,Pの互いに隣
接する下部Lと上部Uを壁Wに取り付けるのに適したも
のである。前記垂直片12の略中央には壁固定孔15、
水平片13,14には定規アングル材固定孔16,17
が形成されている。この壁側金物11は、前記壁固定孔
15にボルトB1を挿入して前記壁Wに埋設されたナッ
トN1と螺合することにより、前記一方の水平片13を
上側、他方の水平片14を下側にして前記吸音パネル
P,Pの上部および下部付近の壁Wに固定される。な
お、この壁側金物11は、壁Wの横方向に沿って、所定
数が所定間隔でもって固定される。その壁側金物11ど
うしの間隔は、この壁側金物11によって支持される定
規アングル材21が自重および吸音パネルPの重みによ
って撓まない間隔とされる。
【0009】定規アングル材21は、断面L字形をした
所要数の金物からなるもので、一片22を上向き、他片
23を水平にして前記壁側金物11の上側水平片13と
下側水平片14に各々固定される。定規アングル材21
の長さとしては、図2に示すように、吸音パネルPの横
幅または吸音パネルPの取り付け幅に相応した長尺寸法
としたり、あるいはクリップ31が十分挟持できる程度
の短尺寸法として形成すればよい。
【0010】前記定規アングル材21の固定は、前記壁
側金物11の定規アングル材固定孔16(または17)
に合わせて所定間隔で前記他片23に形成した固定孔2
4を、前記壁側金物11の定規アングル材固定孔16
(または17)に合わせ、その固定孔24,16(また
は17)にボルトB2を挿入してナットN2と螺合する
ことによりなされる。その際、前記壁側金物11の上側
水平片13に固定された定規アングル材21aと、前記
壁側金物11の下側水平片14に固定された定規アング
ル材21bとは互いに接触せず、両者の間にクリップ3
1挿入用の隙間a(図2に示す)が形成される。なお、
前記定規アングル材固定孔16,17と固定孔24は、
いずれか一方をルーズ孔または長孔とすることにより、
定規アングル材21の壁Wからの出入り寸法を精度よく
設定することができる。
【0011】クリップ31は、略逆V字形の挟持片3
2,33を有する金属製の挟持部材からなるもので、そ
の挟持片32,33間に挿入される前記定規アングル材
21の上向きの一片22をこの挟持片32,33のバネ
弾性により挟んで保持するようになっている。この実施
例のクリップ31は、一方の挟持片32が吸音パネルP
への取り付け片を兼ねている。そして、このクリップ3
1は、図3に示すように、前記一方の挟持片32の背面
をエポキシ系等の接着剤で吸音パネルP裏面の上下四隅
に接着することにより吸音パネルPに固定される。
【0012】このようにして前記壁側金物11、定規ア
ングル材21およびクリップ31を壁11あるいは吸音
パネルP等に固定した後、前記吸音パネルP裏面のクリ
ップ31に、前記定規アングル材21の上向きの一片2
2を挿入して前記吸音パネルPを壁Wに取り付ける。そ
の際、前記吸音パネルPは、裏面に接着されたクリップ
31が、そのバネ弾性により定規アングル材21の上向
きの一片22を挟持片32,33間で挟持することによ
って、定規アングル材21に保持される。したがって、
前記吸音パネルPにはボルトの締め付け力が直接加わっ
たり、定規アングル材21や壁側金物11が直接接触す
ることがないため、破損するおそれがない。しかも、吸
音パネルPをガタつきなく取り付けることができる。
【0013】また、地震等によって前記吸音パネルPと
壁W間に相対的なズレを起こすような大なる力が加わっ
た場合は、前記定規アングル材21に対してクリップ3
1がスライドし、それによって吸音パネルPもスライド
するため、破壊力が吸音パネルPに加わらず、吸音パネ
ルPが破損するおそれがない。
【0014】さらに、前記吸音パネルPの交換等の際の
取り外しも、吸音パネルPを上方へあるいは左右にやや
強引にスライドさせるだけで容易に行なうことができ
る。すなわち、吸音パネルPを複数段積み上げて壁Wに
取り付けた場合には、最上段から順次吸音パネルPを上
方へスライドさせ、あるいは左右にスライドさせて前記
定規アングル材21から取り外せばよい。
【0015】なお、隣接する吸音パネルP,P間には弾
性材等からなるシーリング材を目地材41として配置す
るのが好ましい。また、図1および図3に示すように、
前記吸音パネルPの大きさによっては、吸音パネル裏面
の中央付近に、前記壁Wの表面と当接するバックアップ
体42を配置して、吸音パネルPの中央部を壁Wに対し
て支持するのが好ましい。このバックアップ体42は、
発泡体、特には発泡スチロールのように幾分でも弾性変
形可能な発泡体を、幾分圧縮した状態で配置するのが好
ましい。そうすれば、前記吸音パネルPの中央面付近に
何かが衝突したりして不測の押圧力が加わった場合に、
吸音パネルPの破損等を防ぐことができる。このバック
アップ体42は、円柱、角柱、または他のブロック状
等、適宜の形状とされ、前記壁Wあるいは吸音パネルP
の何れか一方に接着固定される。この何れか一方に接着
することにより、吸音パネルPの交換等の際における吸
音パネルPの取り外しが容易となる。
【0016】また、前記のようにして壁Wに取り付けら
れた吸音パネルPは、前記壁側金物11および定規アン
グル材21により壁Wとの間に空気層を形成する。この
空気層の存在によって、前記吸音パネルPの吸音性がよ
り向上する。したがって、前記バックアップ体42を吸
音パネルPの裏面に配置する場合には、その配置面積が
吸音パネルPの面積に対してあまり大きくならないよう
にするのが好ましい。その設置面積が大きければ前記不
測の押圧力に対する効果は向上するものの、前記吸音パ
ネルPを壁Wに取り付けた際のトータルの吸音効果の低
下を招く。本発明者が確認したところによると、前記バ
ックアップ体42の配置面積は、吸音パネルPの面積の
およそ25%以内であれば、前記吸音効果が損なわれな
いことが分かった。
【0017】なお、前記実施例においては、壁側金物1
1として断面コの字形のものを用いたが、垂直片の上端
または下端のいずれか一方のみに水平片を有する断面L
字形のものを用いてもよい。その断面L字形の壁側金物
は、特に、最上段となる吸音パネルの上部の取り付け、
あるいは最下段となる吸音パネルの下部の取り付けに好
適である。図4は垂直片52と水平片53とよりなる断
面L字形の壁側金物51を用いて、最上段となる吸音パ
ネルの上部を取り付けた例を示す。この図中、図1ない
し図3と同じものについては同じ符号で示す。
【0018】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
吸音パネルの取り付け構造によれば、その取り付け時に
吸音パネルがボルトで締め付けられたり、金具で擦られ
ることがないため、取り付けによる破損を生じるおそれ
がない。しかも、クリップを介して吸音パネルを壁に取
り付けるため、その取り付け作業のみならず吸音パネル
の取り外し作業も容易に行なうことができる。さらに、
地震等によって吸音パネルと壁に相対的なズレを生じさ
せるような大なる力が加わった場合にも、前記クリップ
によって吸音パネルが壁に対してスライドできるため、
吸音パネルに破損を生じるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構造によって吸音パネルを取り付け
た壁の断面図である。
【図2】その壁の部分を除去して吸音パネルを裏側から
見た斜視図である。
【図3】取り付け前の吸音パネルを裏側から見た斜視図
である。
【図4】最上段の吸音パネルの上部取り付け部を示す断
面図である。
【符号の説明】
11:壁側金物 21:定規アングル材 31:クリップ 32,33:挟持片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸音パネルを壁に取り付ける構造におい
    て、前記壁に固定した壁側金物に一片を上向きとした定
    規アングル材を取り付け、略逆V字形の挟持片を有する
    クリップを前記吸音パネルの上部および下部の裏面に接
    着し、該クリップに前記定規アングル材の上向きの片を
    挿入して当該クリップで挟持することを特徴とする吸音
    パネルの取り付け構造。
  2. 【請求項2】 壁側金物が垂直片の上下端から水平片が
    屈曲形成された断面コの字形からなるもの、あるいは垂
    直片の上端または下端のいずれか一方から水平片が屈曲
    形成された断面L字形からなるもので、前記垂直片が壁
    に固定されるとともに前記水平片に定規アングル材が固
    定されてなる請求項1記載の吸音パネルの取り付け構
    造。
  3. 【請求項3】 吸音パネル裏面と壁間に、当該吸音パネ
    ル裏面と壁表面に当接する発泡体からなるバックアップ
    体を配置してなる請求項1または2記載の吸音パネルの
    取り付け構造。
JP19431995A 1995-07-05 1995-07-05 吸音パネルの取り付け構造 Pending JPH0921195A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7398039B2 (en) 2004-08-11 2008-07-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Cartridge, image forming apparatus and toner agitation member
JP2011047257A (ja) * 2009-07-28 2011-03-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 壁パネルの設置構造
JP2014214583A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 ケイミュー株式会社 外壁材の施工構造

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US7398039B2 (en) 2004-08-11 2008-07-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Cartridge, image forming apparatus and toner agitation member
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