JPH09211875A - 電子写真感光体の塗膜除去方法 - Google Patents

電子写真感光体の塗膜除去方法

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JPH09211875A
JPH09211875A JP4070796A JP4070796A JPH09211875A JP H09211875 A JPH09211875 A JP H09211875A JP 4070796 A JP4070796 A JP 4070796A JP 4070796 A JP4070796 A JP 4070796A JP H09211875 A JPH09211875 A JP H09211875A
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JP
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coating film
photosensitive member
electrophotographic photosensitive
woven cloth
organic solvent
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JP4070796A
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Kiyoshi Fukazawa
清 深沢
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真感光体の基体を再利用するため、そ
の基体を傷つけることなく、感光層、下引き層などを取
りのぞく方法を提供する。 【解決手段】 織布の表面に有機溶剤を供給し、この有
機溶剤含有の織布を電子写真感光体の周面の全部又は一
部に接触又は圧接して、該電子写真感光体の導電性基体
上に形成されている導電層、下引き層、感光層などの塗
膜を除去するとともに、この塗膜残渣を除去した織布に
有機溶剤を含有させ、ブラシを宛てがい塗膜残渣を掻き
とって該織布を清浄にする操作を繰り返し行なうことを
特徴とする電子写真感光体の塗膜除去方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体の
塗膜除去方法に関し、詳しくは、多数回の使用等で機能
が低下した電子写真感光体や電子写真感光体製造時に発
生した不良品の基体上に積層されている塗膜を除去し該
感光体から導電性基体(基体が金属であればそれ自体導
電性を有する基体となる、以降単に「基体」ということ
がある)を再生する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真記録方式は最も一般的な複写方
法として広い分野で利用されている。この方法は、電子
写真感光体(通常は感光体ドラム)に形成された静電潜
像をトナーで顕像化し、これを複写用の紙やプラスチッ
クフィルム等に転写してから、必要に応じて定着処理し
て所望の複写物を得る方法である。前記の電子写真感光
体は、例えば有機感光体にあっては、導電性基体上に接
着性や電荷保持力を高めるために下引き塗膜を設け、そ
の上に電荷発生塗膜及び電荷輸送塗膜を順次積層して感
光塗膜を形成させたものが多く用いられている。そし
て、これらの各塗膜の形成時には塗工液の物性、塗工条
件、塗工物の乾燥条件等で得られる感光体の電気特性が
微妙に変化してしまう。ところで、電子写真感光体の製
造時には多少の不良品が発生することが避けられず、そ
のため、電子写真感光体の電気特性が特定範囲外では良
質な複写物が得られないことになる。また、電子写真感
光体を複写に多数回使っていると感光体の劣化等で複写
機能が低下するから、商品化された電子写真感光体も多
数回使用後は廃棄物となることが避けられない。
【0003】前記のように製造された電子写真感光体の
一部は廃棄物化し、また、その量は複写方法の回数が多
くなるに従っても増えている。しかし、この廃棄物化し
た電子写真感光体のうち、基体は感光体の製造時や希に
は複写中に傷ついたり劣化したりすることが少ない上
に、その基体は金属製であれば高純度材料で精度良く製
造されているから高価であり、その回収再利用ができれ
ば好ましいことは自明である。また、基体が傷ついたり
変形したりしていても安価に回収できれば原材料として
再利用可能である。電子写真感光体の再処理方法とし
て、特開平4−337734号公報には、微粒子状の氷
を強く噴射させて塗膜を剥離後に基体を水洗・乾燥する
方法が開示されており、特開平5−181289号公報
には、少なくともカルボン酸、フェノール系化合物及び
ケトン系化合物を含む処理液で有機塗膜を除く方法が開
示されている。しかし、前者では基体表面に傷が付くう
え、装置費が嵩んだり条件設定が難かしい等の問題があ
り、後者では下引き塗膜の結着樹脂が不溶性樹脂の場合
には除去することができない上に処理時間が長い等の問
題もあることから、これらの方法は充分満足できる導電
性基体の再生方法とはいえない。
【0004】一方、電子写真感光体を形成する方法とし
ては、一定速度で引き上げることにより塗膜を形成する
浸漬コーティング法、その他スプレーコーティング法、
ブレードコーティング法、ローラコーティング法、スピ
ナーコーティング法、蒸着法など各種の方法や、それら
の組合せによる方法も用いられている。ところが、いず
れの方法も円筒状感光体の両端部外周面まで塗膜が形成
されることが避けられない。
【0005】円筒状感光体の端部まで塗膜形成されると
複写機等の機構上、トナー除去ブレードの制御や円筒体
の回転ベルトの取付けに問題が発生したり、現像押えコ
ロ等の部材が圧接することにより端部塗膜は剥れやすく
なり、またブレード機能低下により複写機内にトナー飛
散を生じさせて複写品質に影響を及ぼし、画像濃度ム
ラ、スジ、地汚れ、黒ポチ、白ヌケ等の品質欠陥が発生
する。
【0006】その為端部まで形成された塗膜の除去方法
として、特開平1−99056号公報には、溶剤に溶解
又は膨潤しない高分子物質の不織布テープを溶剤の存在
下で回転する円筒状感光体外周部に圧接させ余剰塗膜を
除去する方法が開示されており、また、特開平3−29
0664号公報には、溶剤を浸したポリエステルフィル
ム等の不織布やリボンなどの薄いテープ状拭き取りテー
プをエンドレス走行させ感光体面拭き取り後、汚れたテ
ープ部分の洗浄装置を設けテープを繰り返し洗浄し再生
し再利用する方法が開示されている。だが、前者では不
織布テープ(多孔性空間をもつ)の為、下引き塗膜の結
着剤樹脂が不溶性樹脂の場合には除去が困難であり、除
去出来ても処理時間が長い事と導電性基体上にキズ等の
不具合が発生し、後者ではテープ蛇行による塗膜除去寸
法精度が劣る事や塗膜と除去部との臨界部塗膜が荒れた
り凸状となる不具合が発生し、充分満足できる端部余剰
塗膜除去方法とはいえない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、機能
の低下した電子写真感光体や電子写真感光体製造時に発
生した不良品から基体を再生させる方法、及び電子写真
感光体製造過程において両端部にまで形成された不要塗
膜を除去する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記課題を解
決すべく鋭意研究を重ねた結果、基体上に例えば下引き
層を介して感光層(電荷発生層、電荷輸送層)が積層さ
れている電子写真感光体からその全周面あるいは両端部
の各層を除去して基体を再生する方法において、溶剤を
含んだ織布を周面に施こした胴で電子写真感光体塗膜
(下引き層、電荷発生層及び電荷輸送層の塗膜)を接触
洗浄除去し、さらに、この織布に付着した塗膜残渣を除
去し、織布を清浄化させ、再びこの織布に溶剤を含ませ
るという、電子写真感光体塗膜除去操作をくり返し行な
うことを可能とし、さらに副作用もなく精度よく塗膜除
去する事が出来る方法を完成に至った。
【0009】従って、本発明によれば、(1)織布の表
面に有機溶剤を供給し、この有機溶剤含有の織布を電子
写真感光体の周面の全部又は一部に接触又は圧接して、
該電子写真感光体の基体上に形成されている下引き層、
感光層などの塗膜を除去するとともに、この塗膜残渣を
除去した織布に有機溶剤を含有させ、ブラシを宛てがい
塗膜残渣を掻きとって該織布を清浄にする操作を繰り返
し行なうことを特徴とする電子写真感光体の塗膜除去方
法、(2)前記(1)において、織布表面への有機溶剤
の供給が、多孔性材料に有機溶剤を含ませこれと該織布
とを接触させて行なわれることを特徴とする電子写真感
光体の塗膜除去方法、(3)前記(1)において、塗布
除去ドラムに巻かれた織布、その織布への有機溶剤供給
手段、及び該織布に付着した塗膜残渣を落すブラシのい
ずれもが交換可能であることを特徴とする電子写真感光
体の塗膜除去方法、(4)前記(1)において、織布を
回転する塗膜除去ドラムの周面に巻装して用いることを
特徴とする電子写真感光体の塗膜除去方法、(5)前記
(4)において、張力調整機能を有した塗膜除去ドラム
の周面に、織布に5〜10kgの張力を与えた状態で巻
装することを特徴とする電子写真感光体の塗膜除去方
法、(6)前記(1)において、ブラシが植毛ブラシで
回転する胴の周面に形成されたものを用いることを特徴
とする電子写真感光体の塗膜除去方法、が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明をさらに詳細に説明す
る。まず、本発明の方法で対象とされる電子写真感光体
の一つである積層型有機感光体を例にとってそれを構成
している各層の材料や膜厚等について説明する。導電性
基体としては、第一にアルミニウム、ニッケル、鉄、
銅、金等の金属:前記の金属を主成分とする合金であ
り、これらはそれ自体が導電性基体となりうるものであ
る。第二にポリエチレンテレフタレート等のポリエステ
ル、ポリカーボネート、フェノール樹脂、ポリイミド、
ガラス等の絶縁性基体であり、導電性基体はこの絶縁性
基体上にアルミニウム、金、銀等の金属薄膜を形成させ
たもの:前記の絶縁性基体上に酸化錫や酸化インジウム
等の導電性無機化合物の薄膜を形成させたもの、等であ
る。また導電性基体の厚みは30μm〜4mmである。
【0011】下引き層は硬化性樹脂等の有機溶剤不溶性
塗膜を形成する結着樹脂、又はその結着樹脂に無機顔料
を分散させて形成される。結着樹脂としては、アルキッ
ド樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン
樹脂、エポキシ樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、カゼイン
等が使用される。無機顔料としては、酸化チタン、アル
ミナ、ジルコニア、酸化亜鉛、シリカ、チタン酸鉛等が
使用される。これらの樹脂や顔料は単独又は2種以上混
合して使用される。なお、下引き層の厚みは0.5〜1
0μm、より一般的には1〜5μmである。
【0012】感光層は電荷発生層と電荷輸送層より成
り、前者の電荷発生層は光照射時に電荷を発生する有機
顔料を主体として形成される塗膜である。この塗膜は電
荷発生顔料を単独又は結着樹脂と共にボールミル、アト
ライター、グレルミン、サンドミル等の分散機で溶剤中
に分散させて形成した塗布液を下引塗膜が形成されてい
る導電性基体上に塗工して形成され、その厚みは0.5
〜2μmである。
【0013】電荷発生塗膜に使われる顔料はジスアゾ
系、トリスアゾ系、アゾキシベンゼン系、ベンズイミダ
ゾール系、多環キノン系、ペリレン系、インジゴイド
系、キナクリドン系、フタロシアニン系、メチン系等の
π電子系が発達している有機顔料である。また、ここで
使われる結着樹脂は一般に有機溶剤可溶性塗膜を形成す
る樹脂であり、ポリビニルブチラール、ポリスチレン、
ケイ素樹脂、ポリエステル等の熱可塑性樹脂の1種又は
2種以上混合物である。分散媒用溶剤は、シクロヘキサ
ノン、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、アセ
トン、トルエン、メタノール等である。
【0014】電荷輸送層は電荷発生層で発生した電荷を
輸送する塗膜であり、電荷輸送物質と結着樹脂を含む塗
布液を電荷発生塗膜の上に塗工して形成され、その厚み
は22〜30μmである。電荷輸送塗膜に使われる電荷
輸送物質は、ポリ−N−ビニルカルバゾール系化合物、
ピラゾリン系化合物、α−フェニルスチルベン系化合
物、ヒドラゾン系化合物、ジアリールメタン系化合物、
トリフェニルアミン系化合物、ジビニルベンゼン系化合
物、フルオレン系化合物、アントラセン系化合物、オキ
サジアゾール系化合物、ジアミノカルバゾール系化合物
等の公知化合物である。また、該塗膜の結着樹脂は一般
に有機溶剤可溶性塗膜を形成する樹脂であり、ポリカー
ボネート、ポリビニルブチラール、ポリエステル、ポリ
−N−ビニルカルバゾール等の公知樹脂が使われる。な
お、分散媒用溶剤にはジクロロメタン、テトラヒドロフ
ラン、ジクロロエタン、トルエン、メチルエチルケトン
等の公知溶剤が使われる。
【0015】以上は感光層が電荷発生層、電荷輸送層の
二種からなるいわゆる積層タイプと称される電子写真感
光体であるが、本発明の方法で対象とされる電子写真感
光体は感光層が単層からなるものも勿論含まれる。
【0016】本発明の全周面塗膜除去あるいは両端部塗
膜除去方法は導電性基体上に積層された塗膜を一度に除
去し、さらに除去時汚れた織布を洗浄再生し再度使用さ
せる事にある。ところで、積層タイプの有機感光体で
は、既述のように、下引き層を含め三層で構成されてお
り、導電性基体上に設けられた下引き層が有機溶剤では
溶出・溶解しにくくなっているため、基体の再生あるい
は両端部塗膜除去がむずかしい。これに対し、下引き層
上の電荷発生層及び電荷輸送層は有機溶剤で容易に溶出
・溶解するため、いかにして下引き層を除去するかが最
大の課題となる。
【0017】そこで、このような積層タイプの有機感光
体における塗膜の除去には、有機溶剤及び織布を用いた
接触洗浄除去法が用いられる。ここにいう「接触洗浄除
去法」は織布に有機溶剤を浸み込ませた状態のものを感
光体表面、より正確には基体上の各層周面に摺動させ、
これら各層を溶解ないし徐々に削りとるようにして除去
しようとする方法である。有機溶剤としてはジクロロエ
タン、ジクロロメタン、クロロホルム等の塩化炭素水素
を使用するのが好ましい。なお、塗膜除去にあたって前
記有機溶剤に浸漬して行ってもよいが、この方法では感
光塗膜に含まれている結着樹脂の種類によって異なり、
長時間を必要としたり、除去できにくいことがあること
から前記の有機溶剤を含む接触洗浄部材(織布)で感光
塗膜をこする方法で行うのが好ましい。
【0018】感光塗膜を接触洗浄させる部材としては、
ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレン、ポリエステ
ル等の化学繊維、絹、ステンレス等の繊維でメッシュ織
物(織布)の中から選択出来る。織布のメッシュは20
以上200以下が適当である。織布が20メッシュ上り
以下であると、有機溶剤を含んだ織布の繊維と繊維との
空間部に感光体除去物が付着し目詰り状態となる。従っ
て、接触線所除去操作の初期の段階では狙いどおりの塗
膜除去が行なえるが、連続接触洗浄除去を行なった場合
には織布が目詰りし、その後、織布巾外に除去物がはみ
出し非除去塗膜に寄せられ、その部分は他部より凸状と
なってしまう不都合がみられる。逆に、織布が200メ
ッシュより以上では織布を圧接しても除去塗膜綿の接触
面積が少ないことや圧着が不均等になり塗膜除去が均等
にできなかったり、長時間行なわないと部分的に残った
塗膜の除去ができなくなる。また、織布の密度(メッシ
ュ)が高密度になるほど有機溶剤に対する伸び(湿潤
性)が大きく、織布が膨張し、狙いの寸法除去巾ズレが
生じ寸法精度が劣るようになる。
【0019】図1は本発明の実施に好適な装置の一例の
概略を示しており、織布4は塗膜除去ドラム2の周面に
巻装されており、その両端は織布張力調整装置3によっ
て引張られている。織布の寸法精度を保つには強い張力
を必要とするが、あまり強力にすると織布寿命を短くし
てしまう。このため、張力設定は初期設定時5kg以上
10kg以下となるように調整されるのが好ましい。張
力設定5kg以下では織布4が有機溶剤9を含むことに
より膨潤し張力低下し塗膜除去性が劣り、張力設定10
kg以上に設定しても効果はかわらず、織布寿命低下と
なる。
【0020】電子写真感光体1と織布4との圧接距離は
1〜5m/分の範囲で移動するように、電子写真感光体
1及び塗膜除去ドラム2の回転数を設定する。ここで、
電子写真感光体1と塗膜除去ドラム2とは周速を異にす
るか、好ましくは逆回転されるのが有利である。特に、
後者の電子写真感光体と塗膜除去ドラムとを逆回転させ
る方法によれば、短時間で塗膜の接触洗浄除去が達成で
き、従って、塗膜除去時間は該部洗浄方法で10〜30
分であり、全周面塗膜除去(導電性基体再生)時間は2
0〜90分くらいである。
【0021】塗膜除去ドラム2、織布湿潤ドラム5及び
織布洗浄ドラム7の材質は使用有機溶剤に溶解、膨潤し
ない材質を使用し、例えばステンレス、アルミニウム、
鉄等の金属やナイロン、ポリアセタール、テフロン等の
化成品が挙げられる。また、電子写真感光体1と塗膜除
去ドラムに巻装された織布4との圧力は2〜10kgと
する事で除去性は向上するが、2kg以下では圧着した
効果が少なく塗膜除去に長時間を要し、10kg以上で
は塗膜除去後の導電性基体表面に円状のキズが生じる不
具合がある。
【0022】織布4は塗膜除去ドラム2の周面に施こす
事で充分性能を発揮するが、さらに短時間で処理する為
には、図2に示したように、織布4上に10〜20cm
間隔に長さ10〜20mm程度の織布片を超音波溶着あ
るいは縫製し、その部分(織布溶着部12、織布縫製部
13)を断続的に凸状にする。間隔や長さは前記範囲内
とは限らないが、前記より間隔が狭かったり、短かかっ
たりする事により除去寸法精度が低下し、間隔や織布片
長さが長ければ長い程付属効果は低下する。即ち、この
凸状の織布片を外周面に形成した織布4の使用により、
電子写真感光体への圧着は一定圧とならず圧着度合が変
化する。これが塗膜除去を誘発させ除去効率を高めてい
る。しかし、先に触れたように、塗布テープ巾の全巾に
織布片をつけると塗膜除去物が凸状片に集まりやすく、
除去物は非塗膜面の境界部に留まり凸状塗膜となる。従
って、織布テープ巾より巾方向寸法が短かい織布片をつ
けている。塗膜境界面寸法精度を保つために凸状部とし
た織布の巾方向寸法を非凸状部より0.1〜1.0mm
狭くカットする事により精度が保てる。0.1mm以下
では効果はなく、1.0mm以上では移動巾の分だけ除
去塗膜を含んだ溶剤がたまり精度低下させ逆効果とな
る。
【0023】また、非凸状部織布の張力も不均一となり
塗膜が残留するなどの不具合が発生する。さらに、除去
塗膜と非除去塗膜の境界部の欠陥として境界部塗膜荒れ
があり、これは塗膜除去後有機溶剤供給停止後も織布が
圧接している為に境界部湿潤状態塗膜に接触しこする為
荒れが生じることにより、塗膜除去後塗布胴部が外側
(導電性基体開孔部側)に0.1〜1.0mm移動後溶
剤供給を停止し乾いた織布で残溶剤を拭きとる事で境界
部の塗膜荒れは皆無となる。このとき0.1mm以下で
は移動の効果はなく、1.0mm以上では効果はあるが
移動した距離が長ければ長い程有機溶剤を織布で拭きと
り出来ず、有機溶剤揮発後円状の跡が残る不具合いが生
じる。
【0024】電子写真感光体塗膜の除去塗膜(塗膜残
渣)は有機溶剤に溶出・不溶の如何にかかわらず織布に
付着する。その付着物である塗膜残渣を短特間で確実に
除去し、再度織布に持たせた機能を発揮させる為に塗膜
残渣のついた織布に溶剤供給ノズル11より溶剤を吐出
あるいは噴霧させ織布の網目に入った付着物を除去ある
いは除去しやすい様に湿めらせる。ノズル11、11’
から噴き出される有機溶剤は同一溶剤であ。ノズル11
は予め織布に新液有機溶剤を付着させ、織布湿潤ドラム
機能の補助的機能で短時間織布再生の目的と溶剤9の供
給元になる。一方、ノズル11’は電子写真感光体ドラ
ムと織布の圧着部の織布は常に除去塗膜あるいは除去塗
膜液が付着しないように新液有機溶剤が織布に供給され
ている。この時のノズル11からの溶剤供給量は1〜1
0cc/min以内が適し、1cc/min以下では溶
剤供給不足の為に織布の目詰りによる除去不可や塗膜残
留が生じ、10cc/min以上供給しても落液が多く
効果は変わらず不経済である。
【0025】このように湿った付着物のついた織布4は
次の連続気泡構造の多孔性材料6により接触洗浄し表面
状付着物を除去する。この連続気泡構造の多孔性材料6
としては、ナイロン系、ポリエーテル系、ポリエステル
系、ポリウレタン系等の軟質フォームスポンジが適して
いる。多孔性材料6における気泡構造のセル数は20〜
55個/25mmが適しており、また、その肉厚は5〜
50mmが適当である。セル数が20個/25mm以下
であったり肉厚が5mm以下では溶剤保持効果が低く、
前記の溶剤供給量以上を必要とし不経済である。逆に、
セル数55個/25mm以上では塗膜汚液がセル内に入
り込み連続耐久性が低く、多くの溶剤を必要とし、肉厚
50mm以上で装置機構上溶剤が織布に接触しにくく、
また多くの溶剤を必要とする不具合が生じる。
【0026】織布4の網目に入った或いはいまだ織布4
の表面に付着している塗膜残渣は、次の断続的にあるい
は連続的に植毛状ブラシを外周面に施こした植毛ブラシ
8によって除去される。従って、電子写真感光体の塗膜
除去は、塗膜除去ドラム2の周面に施こした織布4をノ
ズル11’から供給する有機溶剤で湿めらせて電子写真
感光体に圧接し塗膜を接触洗浄除去し、その塗膜残渣が
付着した織布清浄化を連続気泡構造の多孔性材料6を周
面にもつ織布湿潤ドラム5と、断続的にあるいは連続的
に植毛状ブラシ8を周面にもつ織布洗浄ドラム7により
織布再生洗浄をする。
【0027】図3は織布洗浄ドラムの二例を表わしたの
で、(a)はドラムの円周面に植毛ブラシを設けたも
の、(b)は一定の間隔で軸方向に植毛ブラシを設けた
ものの例である。(c)は図3(b)の植毛ブラシの一
つを洗浄ドラム7から抜いた状態の斜視図である。本発
明で使用する植毛状ブラシ8の材質はナイロン、ポリプ
ロピレン、ポリエチレン、ポリエステル等の化学繊維が
適している。植毛密度は200本/cm2〜1000本
/cm2とし、毛の長さが5mm〜30mm内が適して
いる。植毛密度が200本/cm2以下であったり、毛
の長さが5mm以下では除去性能が劣り織布表面や網目
内の清浄化が不足し安定した除去品質が得られない。逆
に、1000本/cm2以上や30mm以上ではブラシ
機能が強過ぎ織布の劣化、液ハネによる装置汚染等の不
具合が生じる。このようにして再生された織布4は最終
的に次の溶剤供給ノズル11より吐出あるいは噴霧され
る溶剤により仕上洗浄され、再度電子写真感光体1と圧
接する。ここでの溶剤供給の目的は、既述のとおり、織
布4の仕上洗浄に加え次周目の塗膜除去の為の溶剤供給
を兼ねている。ノズル11’からの溶剤供給量は1〜1
0cc/minが適当である。
【0028】本発明の実施に好ましい態様は前記の通り
であり、この装置を使用し導電性基体の再生を行う目的
であれば1機又は2機配備させ、不要塗膜除去目的の端
部洗浄であれば各端部側にそれぞれ1機配備させれば良
い。また、電子写真感光体1と塗膜除去ドラム2との関
係はいろいろ考えられ、例えば図4に示したごときもの
があげられる。
【0029】
【実施例】次に本発明を実施例及び比較例によって更に
具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例で限定さ
れるものではない。また、以下に記す部及び%は重量基
準である。
【0030】(実施例及び比較例の実験に使った電子写
真感光体の構造)実施例及び比較例の実験に使った電子
写真感光体は肉厚1mm、外径30mm、長さ250m
mのアルミニウム製円筒を導電性基体とした。下引き層
は酸化チタン20部とアルキド樹脂40部とメラミン樹
脂20部とから成る塗膜であり、その乾燥厚みは6μm
とした。また、下引き層は前記組成の混合物をメチルエ
チルケトン100部中に分散させた液を導電性基体に塗
布して作製したが、この塗布液は原料をボールミル中で
24時間分散混合させて調製したものであり、塗液は塗
布後に130〜140℃で0.5時間熱処理して有機溶
剤不溶性としたものである。電荷発生層及び電荷輸送層
は両者とも下記塗布液を塗工する方法で形成させたが、
前者は乾燥膜厚が1μm、後者は乾燥膜厚が30μmと
なるように乾燥後の塗膜に順次塗工する方法で積層し
た。
【0031】電荷発生層形成用塗布液はブチラール樹脂
(UCC社製:XYHL)1部をシクロヘキサノン−テ
トラヒドロフラン混合溶剤(混合比7:3)98部に溶
かし、これに下記(1)式で示されるジスアゾ顔料10
部を加えてボールミルで72時間分散して調製した。
【化1】
【0032】電荷輸送層形成用塗布液はポリカーボネー
ト樹脂(帝人社製:パンライトK−1300)10部と
下記(2)式で示される電荷移動剤(ヒドラゾン化合
物)10部とをジクロロメタン80部に溶解混合して調
製した。
【化2】
【0033】前記の電子写真感光体の片側端部5mmを
実施例及び比較例の実験試料とした。下記に図面に示し
た装置の基本的設定条件をあげる。実施例及び比較例で
条件変更した以外の条件は基本条件とした。 (基本条件)織布はNBC工業社製PS−13949
(139メッシュ、朱子織)を使用し、織布巾は10m
m、織布長さ560mmを165mmφのステンレス胴
上にセットし、織布張力を5kgになるよう張力調整装
置により行ない、電子写真感光体との圧接圧力を5kg
に設定し、延べ圧接距離を2m/minにした。有機溶
剤はジクロロメタンとしノズルから織布への供給量はい
ずれのノズルも5cc/minに設定した。一方、織布
上の付着物(塗膜残渣)を除去させる軟質フォームスポ
ンジ(多孔性材料)はブリジストン社製エバーライトス
コットHR−30(セル数27〜33個/25mm)で
肉厚20mmのものを使用し、これをステンレス製織布
湿潤ドラム外周面にセットし、延ベ接触洗浄距離を4m
/minに設定した。さらに植毛状ブラシはナイロン製
で植毛密度360本/cm2、毛の長さ13mmを使用
し、これを55mmφのステンレス製織布洗浄ドラム全
周面にセットし実験条件とした。
【0034】実施例1 本発明での操作の効果を把握の為上記基本条件下で塗膜
除去ドラム、織布湿潤ドラム、織布洗浄ドラムのそれぞ
れの単機能を停止させ個々の影響度を調べた。塗膜除去
性評価は下記の評価によった。 また、織布再生性は不具合事項の有無内容を記載する事
とした。
【0035】
【表1】
【0036】実施例2 織布張力と電子写真感光体との圧接圧力及び延べ圧接距
離について電子写真感光体の塗膜除去性(実施例1記載
評価基準)及び塗膜除去後導電性基体への影響を行っ
た。結果を表2に示す。これの評価は導電性基体上円周
キズの有無を 発生有:× 発生無:○ とした。
【0037】
【表2】
【0038】実施例3 織布部材及び形状差による電子写真感光体から塗膜を除
去する時間を比較した。結果を表3に示す。なお、表3
中“ノーマル”とあるの塗膜除去ドラムの全周が長さ2
0mmの織布で被覆したものである。
【表3】 *除去塗膜と非除去塗膜の境界部が凸状となる不具合発
生。 **塗膜除去境界部の端面からの距離が4.8〜6.5
mmに振れ寸法精度が劣っていた。前記以外は全て4.
8mm〜5.5mmの範囲内であった。
【0039】実施例4 塗膜除去部は非塗膜除去との境界部塗膜荒れ及び凸状の
有無を織布US溶着部巾寸法及び装置横移動変化による
影響を見た。これの評価は塗膜荒れ、塗膜凸状、その他
具合について 発生なし…○ 時々発生…△ 常時発生…× とした。結果を表4に示す。
【0040】
【表4】
【0041】実施例5 導電性支持体の塗膜除去後、織布に転写した付着物除去
(塗膜残渣除去)の再生性を、軟質フォームスポンジセ
ル数と肉厚差による影響を織布表面状付着物の残留度合
で見た。これの評価は 付着物多く残留…1 付着物少し残留…3 表面上付着物なし…5 (継目内は残留) とした。結果を表5に示す。
【0042】
【表5】
【0043】実施例6 基本条件で軟質フォームスポンジで織布上付着物除去後
の織布網目内の付着物清浄度合を植毛ブラシ密度及びブ
ラシ毛長さによる効果を見た。これの評価は (付着物清浄度合) 殆んど付着なし…5 付着あり…3 全く除去していない…1 (装置外液ハネ評価) 液ハネ有…× 液ハネ無…○ とした。結果を表6に示す。なお、表6の評価結果にお
いて、上段付着物の洗浄度合で、ランク2は3と1との
間の評価とし、下段は装置外液ハネ結果とした。
【0044】
【表6】
【0045】実施例7 図1に示した装置を用い、その有機溶剤供給ノズル2ヵ
所からの溶剤供給量(cc/min)による塗膜除去度
合(実施例1評価基準)及び織布再生度合を調べた。結
果を表7に示す。 (織布再生度合の評価) 付着物全て除去出来ず…1 多く付着物残あり…2 付着物残あり…3 所々多少付着物残あり…4 殆んど除去されている…5
【0046】
【表7】 ・図1に図示した溶剤供給ノズル11をNO.1とし、
溶剤供給ノズル11’をNO.2とした。 ・上段の数値:塗膜除去度合評価値 ・下段の数値:織布再生度合評価値 ・評価で*印は除去塗膜境界部に凸状付着物や塗膜ムラ
が多発した。ことを意味し、**印は溶剤供給量が多く
落液過多で不経済であったことを意味している。
【0047】比較例1 図1に示した装置を用い、織布の代りに不織布(ポリプ
ロピピレン製)を用い、及びその不織布に細孔(孔細は
約100μm、個数は約400/cm2)を設け、その
他条件は基本条件で行ったが塗膜除去後の導電性基体上
に強い円周状のギズが多数発生したり、洗浄溶剤の保持
力がなく不織布上付着物の清浄度合が本発明より劣るも
のであり、品質上及び機能上適合できないことを確認し
た。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、電子写真用感
光体の塗膜を容易に除去することができる。請求項2〜
6の発明によれば、電子写真感光体から短時間に不都合
を生じることなくほぼ完全に塗膜除去させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の実施に効果的な装置の構成図で
ある。
【図2】(a)は織布上に織布片を超音波溶着した状態
の図、(b)は織布上に織布片を化学繊維縫製した状態
の図、(a’)(b’)はいずれも重なり部巾寸法を切
断した図である。
【図3】図1に示した装置のうち織布洗浄ドラム外周面
に施こす植毛状ブラシ形状を図示してあり、(a)は連
続的に施こしてあり、(b)は断続的に施こしてあり、
(c)は図3(b)の断続的に施こした植毛状ブラシの
1ケ所を織布洗浄ドラムより外した図である。
【図4】図1に示した装置における電子写真感光体1と
塗膜除去ドラム2の作動を示すものであって、(a)は
電子写真感光体1全巾に織布除去ドラムがおおっている
図、(b)は電子写真感光体を介して左右対照に配備し
た塗膜除去ドラム2で中央部が交わっている図である。
(c)は電子写真感光体1の両端に不必要な余剰塗膜を
除去し端部洗浄を目的とした図である。(d)及び
(e)は同一装置であるが全巾、全周面の塗膜除去方法
が異なり、前者は電子写真感光体1が移動し後者は塗膜
洗浄ドラムが移動する図である。なお(a)〜(b)及
び(d)〜(e)はいずれも全巾、全周面の塗膜除去を
目的とした装置の概略である。(c)は電子写真感光体
1の両端に不必要な余剰塗膜を除去し端部洗浄を目的と
した図である。
【符号の説明】
1 電子写真感光体 2 塗膜除去ドラム 3 織布張力調整装置 4 織布 5 織布湿潤ドラム 6 多孔性材料 7 織布洗浄ドラム 8 植毛ブラシ 9 溶剤(落液) 10 溶剤受 11,11’ 溶剤供給ノズル 12 織布溶着部 13 織布縫製部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織布の表面に有機溶剤を供給し、この有
    機溶剤含有の織布を電子写真感光体の周面の全部又は一
    部に接触又は圧接して、該電子写真感光体の導電性基体
    上に形成されている下引き層、感光層などの塗膜を除去
    するとともに、この塗膜残渣を除去した織布に有機溶剤
    を含有させ、ブラシを宛てがい塗膜残渣を掻きとって該
    織布を清浄にする操作を繰り返し行なうことを特徴とす
    る電子写真感光体の塗膜除去方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、織布表面への有機溶
    剤の供給が多孔性材料に有機溶剤を含ませ、これと該織
    布とを接触させて行なわれることを特徴とする電子写真
    感光体の塗膜除去方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、塗膜除去ドラムに巻
    かれた織布、その織布への有機溶剤供給手段、及び該織
    布に付着した塗膜残渣を落すブラシのいずれもが交換可
    能であることを特徴とする電子写真感光体の塗膜除去方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、織布を回転する塗膜
    除去ドラムの周面に巻装して用いることを特徴とする電
    子写真感光体の塗膜除去方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、塗膜除去ドラムが張
    力調整機能を有した塗膜除去ドラムの周面に、織布に5
    〜10kgの張力を与えた状態で巻装することを特徴と
    する電子写真感光体の塗膜除去方法。
  6. 【請求項6】 請求項1において、ブラシが植毛ブラシ
    で回転する胴の周面に形成されたものを用いることを特
    徴とする電子写真感光体の塗膜除去方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000010302A (ja) * 1998-06-18 2000-01-14 Ricoh Co Ltd 電子写真用機能分離型有機感光体の基体再生装置
JP2006259765A (ja) * 2006-05-11 2006-09-28 Mitsubishi Chemicals Corp 電子写真感光体及びそれを用いる画像形成装置
US7842443B2 (en) 2005-11-28 2010-11-30 Ricoh Company, Ltd. Method for evaluating electrophotographic photoconductor and the evaluation device, and method for reusing electrophotographic photoconductor

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