JPH09211120A - 誘導用無線標識システム及びそのシステムの構成装置 - Google Patents
誘導用無線標識システム及びそのシステムの構成装置Info
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- JPH09211120A JPH09211120A JP1357396A JP1357396A JPH09211120A JP H09211120 A JPH09211120 A JP H09211120A JP 1357396 A JP1357396 A JP 1357396A JP 1357396 A JP1357396 A JP 1357396A JP H09211120 A JPH09211120 A JP H09211120A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動体の誘導中心線からの偏位方向のみなら
ず、その偏位量を算出して表示できる誘導用無線標識シ
ステム及びそのシステムの構成装置。 【解決手段】 主として誘導中心線の左側と右側の領域
にそれぞれの指向特性を有する第1、第2空中線11,
13と、第1空中線11を介して第1のパルス変調電波
を送信すると共に、モニタ装置20からの質問パルス電
波を受信したときに第1の応答パルス電波を送信する第
1送受信機12と、第2空中線13を介して第1のパル
ス変調電波より所定時間遅延して第2のパルス変調電波
を送信すると共に、前記質問パルス電波を受信したとき
に第2の応答パルス電波を送信する第2送受信機14と
を含む無線標識装置10と、空中線21を介して前記第
1、第2パルス変調電波を受信すると共に、前記質問パ
ルス電波の送信と第1、第2応答パルス電波の受信を行
う送受信機22と、誘導中心線からの偏位方向及び偏位
量を算出する演算器23と、演算器23の出力情報を表
示する表示器24を含むモニタ装置20とにより構成さ
れるシステム及びそのシステムの構成装置。
ず、その偏位量を算出して表示できる誘導用無線標識シ
ステム及びそのシステムの構成装置。 【解決手段】 主として誘導中心線の左側と右側の領域
にそれぞれの指向特性を有する第1、第2空中線11,
13と、第1空中線11を介して第1のパルス変調電波
を送信すると共に、モニタ装置20からの質問パルス電
波を受信したときに第1の応答パルス電波を送信する第
1送受信機12と、第2空中線13を介して第1のパル
ス変調電波より所定時間遅延して第2のパルス変調電波
を送信すると共に、前記質問パルス電波を受信したとき
に第2の応答パルス電波を送信する第2送受信機14と
を含む無線標識装置10と、空中線21を介して前記第
1、第2パルス変調電波を受信すると共に、前記質問パ
ルス電波の送信と第1、第2応答パルス電波の受信を行
う送受信機22と、誘導中心線からの偏位方向及び偏位
量を算出する演算器23と、演算器23の出力情報を表
示する表示器24を含むモニタ装置20とにより構成さ
れるシステム及びそのシステムの構成装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体を誘導する
ための誘導用無線標識システム及びそのシステムの構成
装置に関するものである。
ための誘導用無線標識システム及びそのシステムの構成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば船舶や航空機等を誘導する装置と
しては、従来は光を利用した誘導灯やマイクロ波を用い
たコースビーコン装置がある。またコースビーコン装置
についての公知文献としては、例えば“電波標識編集委
員会編、電波標識(システムとその利用)下巻、昭和5
0年5月、鶴巻書房、p.204〜217”がある。
しては、従来は光を利用した誘導灯やマイクロ波を用い
たコースビーコン装置がある。またコースビーコン装置
についての公知文献としては、例えば“電波標識編集委
員会編、電波標識(システムとその利用)下巻、昭和5
0年5月、鶴巻書房、p.204〜217”がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の誘
導灯では雨や霧等の気象条件によって視程が左右され
る。またコースビーコンでは、移動体は自己の現在位置
が誘導中心線の左側か右側かが分かるのみであり、誘導
中心線からどの位ずれているのかの偏位量が分らないと
いう問題があった。例えば船舶用の航路では、通常航路
幅が900m程度あるので、船舶が前記誘導中心線から
400m離れていても航路内であるが、500m離れる
と航路外になる。しかし偏位量が全く分らないので、自
船が航路内であるか航路外であるのか判断ができない。
導灯では雨や霧等の気象条件によって視程が左右され
る。またコースビーコンでは、移動体は自己の現在位置
が誘導中心線の左側か右側かが分かるのみであり、誘導
中心線からどの位ずれているのかの偏位量が分らないと
いう問題があった。例えば船舶用の航路では、通常航路
幅が900m程度あるので、船舶が前記誘導中心線から
400m離れていても航路内であるが、500m離れる
と航路外になる。しかし偏位量が全く分らないので、自
船が航路内であるか航路外であるのか判断ができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る誘導用無線
標識システムは、移動体を誘導するための無線標識装置
と移動体に搭載されるモニタ装置とによりなる誘導用無
線標識システムにおいて、前記無線標識装置は、所定距
離を隔ててそれぞれ設けられた第1及び第2の空中線
と、この第1及び第2の空中線を介してそれぞれ電波の
送受信を行う第1及び第2の送受信機とを備えて、前記
第1及び第2の空中線は、この2つの空中線を結ぶ直線
を2等分する中点から前記直線と直角又はほぼ直角の方
向を誘導中心線とし、主として前記誘導中心線の左側と
右側の領域にそれぞれの空中線指向特性を有するように
構成され、前記第1の送受信機は、所定期間内に第1の
パルス変調電波を複数パルス送信してその後所定期間は
休止する動作を繰返し、前記休止期間内に前記モニタ装
置からの質問パルス電波を受信したときに第1の応答パ
ルス電波を送信する送受信手段を有し、前記第2の送受
信機は、前記第1の各パルス変調電波の送信開始後一定
時間遅延した各時刻に、前記第1の各パルス変調電波と
異なるパルス幅である第2の各パルス変調電波をそれぞ
れ送信してその後所定期間は休止する動作を繰返し、前
記休止期間内に前記モニタ装置からの質問パルス電波を
受信したときに前記第1の応答パルス電波とは異なる第
2の応答パルス電波を送信する送受信手段を有し、前記
モニタ装置は、空中線と、この空中線を介して電波の送
受信を行う送受信機と、この送受信機と結合された演算
器と、この演算器と結合された表示器とを備えて、前記
モニタ装置の空中線は、前記無線標識装置の第1及び第
2の空中線との間で電波の送受信が可能な空中線指向特
性を有するように構成され、前記モニタ装置の送受信機
は、前記無線標識装置の送信する第1及び第2のパルス
変調電波を受信すると共に、前記無線標識装置に質問パ
ルス電波を送信し、その第1及び第2の応答パルス電波
を受信する送受信手段を有し、前記演算器は、前記モニ
タ装置の送受信機が受信した第1及び第2のパルス変調
電波から、自己の移動体が前記誘導中心線の左側又は右
側のいずれにあるかの偏位方向を求めると共に、前記質
問パルス電波の送信時刻から前記第1及び第2応答パル
ス電波の受信時刻までの各時間から前記誘導中心線から
の偏位量を算出する演算手段を有し、前記表示器は、前
記演算器が求めた自己の移動体の誘導中心線からの偏位
方向及び偏位量を表示する表示手段を有するものであ
る。上記のように構成された誘導用無線標識システムを
使用することによって、移動体は自己の位置の誘導中心
線からの偏位方向と偏位量が共に分るので誘導中心線に
近い領域での航行が容易となり航行の安全性が向上す
る。
標識システムは、移動体を誘導するための無線標識装置
と移動体に搭載されるモニタ装置とによりなる誘導用無
線標識システムにおいて、前記無線標識装置は、所定距
離を隔ててそれぞれ設けられた第1及び第2の空中線
と、この第1及び第2の空中線を介してそれぞれ電波の
送受信を行う第1及び第2の送受信機とを備えて、前記
第1及び第2の空中線は、この2つの空中線を結ぶ直線
を2等分する中点から前記直線と直角又はほぼ直角の方
向を誘導中心線とし、主として前記誘導中心線の左側と
右側の領域にそれぞれの空中線指向特性を有するように
構成され、前記第1の送受信機は、所定期間内に第1の
パルス変調電波を複数パルス送信してその後所定期間は
休止する動作を繰返し、前記休止期間内に前記モニタ装
置からの質問パルス電波を受信したときに第1の応答パ
ルス電波を送信する送受信手段を有し、前記第2の送受
信機は、前記第1の各パルス変調電波の送信開始後一定
時間遅延した各時刻に、前記第1の各パルス変調電波と
異なるパルス幅である第2の各パルス変調電波をそれぞ
れ送信してその後所定期間は休止する動作を繰返し、前
記休止期間内に前記モニタ装置からの質問パルス電波を
受信したときに前記第1の応答パルス電波とは異なる第
2の応答パルス電波を送信する送受信手段を有し、前記
モニタ装置は、空中線と、この空中線を介して電波の送
受信を行う送受信機と、この送受信機と結合された演算
器と、この演算器と結合された表示器とを備えて、前記
モニタ装置の空中線は、前記無線標識装置の第1及び第
2の空中線との間で電波の送受信が可能な空中線指向特
性を有するように構成され、前記モニタ装置の送受信機
は、前記無線標識装置の送信する第1及び第2のパルス
変調電波を受信すると共に、前記無線標識装置に質問パ
ルス電波を送信し、その第1及び第2の応答パルス電波
を受信する送受信手段を有し、前記演算器は、前記モニ
タ装置の送受信機が受信した第1及び第2のパルス変調
電波から、自己の移動体が前記誘導中心線の左側又は右
側のいずれにあるかの偏位方向を求めると共に、前記質
問パルス電波の送信時刻から前記第1及び第2応答パル
ス電波の受信時刻までの各時間から前記誘導中心線から
の偏位量を算出する演算手段を有し、前記表示器は、前
記演算器が求めた自己の移動体の誘導中心線からの偏位
方向及び偏位量を表示する表示手段を有するものであ
る。上記のように構成された誘導用無線標識システムを
使用することによって、移動体は自己の位置の誘導中心
線からの偏位方向と偏位量が共に分るので誘導中心線に
近い領域での航行が容易となり航行の安全性が向上す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る誘導用無線標
識システムの構成を示す図である。図1において、10
は移動体(例えば船舶や航空機等)を誘導路(航路等)
に誘導するための無線標識装置であり、第1空中線1
1、この第1空中線11を介して電波の送信を行う第1
送受信機12、第2空中線13、この第2空中線13を
介して電波の送受信を行う第2送受信機14、第1送受
信機12と第2送受信機14の間で信号を伝送する信号
伝送路15及び第1送受信機13と第2送受信機14の
動作をそれぞれ監視する監視装置16により構成され
る。20は船舶等に搭載されたモニタ装置であり、空中
線21、この空中線21を介して電波の送受信を行う送
受信機22、この送受信機22の出力信号を演算する演
算器23及び演算器23の演算結果を表示する表示器2
4により構成される。
識システムの構成を示す図である。図1において、10
は移動体(例えば船舶や航空機等)を誘導路(航路等)
に誘導するための無線標識装置であり、第1空中線1
1、この第1空中線11を介して電波の送信を行う第1
送受信機12、第2空中線13、この第2空中線13を
介して電波の送受信を行う第2送受信機14、第1送受
信機12と第2送受信機14の間で信号を伝送する信号
伝送路15及び第1送受信機13と第2送受信機14の
動作をそれぞれ監視する監視装置16により構成され
る。20は船舶等に搭載されたモニタ装置であり、空中
線21、この空中線21を介して電波の送受信を行う送
受信機22、この送受信機22の出力信号を演算する演
算器23及び演算器23の演算結果を表示する表示器2
4により構成される。
【0006】実施形態1.図2は図1の第1、第2空中
線のそれぞれの指向特性を説明する図、図3は図1の第
1、第2空中線、誘導中心線及び移動体の位置関係を説
明する図、図4は図1のシステムの第1、第2パルス変
調電波の送受信波形を説明する図、図5は図1のシステ
ムの質問パルス電波及び第1、第2応答パルス電波の波
形を説明する図、図6は航路内の区分領域と自船位置の
表示例を示す図である。図2〜図6を参照し、図1の動
作を説明する。
線のそれぞれの指向特性を説明する図、図3は図1の第
1、第2空中線、誘導中心線及び移動体の位置関係を説
明する図、図4は図1のシステムの第1、第2パルス変
調電波の送受信波形を説明する図、図5は図1のシステ
ムの質問パルス電波及び第1、第2応答パルス電波の波
形を説明する図、図6は航路内の区分領域と自船位置の
表示例を示す図である。図2〜図6を参照し、図1の動
作を説明する。
【0007】図2及び図3に示すように、第1空中線1
1と第2空中線13とは、所定距離(この例では1km
とする)を隔てて設置され、この2つの空中線を結ぶ直
線を2等分する中点から前記直線と直角方向(必ずしも
直角方向でない場合の例は実施形態3で後述する)で空
中線の指向特性側を誘導中心線とし、主としてこの誘導
中心線の左側と右側の領域にそれぞれの空中線の指向特
性を有するように構成される。従って誘導中心線とのそ
の付近の領域(図2のハッチングで示される領域)で
は、第1、第2空中線11,13の指向特性が重なり合
い、この重なり合う領域から外れるといずれか一方の空
中線の指向特性となる。実施形態1においては、第1、
第2空中線11,13の指向特性は、図2の実線で示す
ようなペンシルビーム又はファンビームのものを使用
し、実施形態2においては、図2の破線で示すようなco
sec 2乗特性のものを使用する場合について説明する。
1と第2空中線13とは、所定距離(この例では1km
とする)を隔てて設置され、この2つの空中線を結ぶ直
線を2等分する中点から前記直線と直角方向(必ずしも
直角方向でない場合の例は実施形態3で後述する)で空
中線の指向特性側を誘導中心線とし、主としてこの誘導
中心線の左側と右側の領域にそれぞれの空中線の指向特
性を有するように構成される。従って誘導中心線とのそ
の付近の領域(図2のハッチングで示される領域)で
は、第1、第2空中線11,13の指向特性が重なり合
い、この重なり合う領域から外れるといずれか一方の空
中線の指向特性となる。実施形態1においては、第1、
第2空中線11,13の指向特性は、図2の実線で示す
ようなペンシルビーム又はファンビームのものを使用
し、実施形態2においては、図2の破線で示すようなco
sec 2乗特性のものを使用する場合について説明する。
【0008】実施形態1における第1、第2空中線1
1,13としては、例えば高利得を得ることができるパ
ラボラアンテナが使用できる。しかし設置環境に応じた
指向特性を重視する場合は、レーダで使用しているスロ
ットアレイアンテナを用いることもできる。またこの空
中線11,13の水平指向特性は、基本的には、図2の
実線に示すようにビーム幅は狭い方がよく、具体的には
設置環境に合わせて検討が必要である。一例を示すと、
空中線の水平指向特性では、サービスエリアの長手方向
の距離の1/2で、そのビーム幅はサービスエリアの横
幅(例えば航路幅)の1/2程度が大体の目安である。
例えばサービスエリアの長手方向の距離を5kmとし、
その横幅を900mと仮定した場合の空中線のビーム幅
は約10度となる。また第1、第2空中線11,13の
利得は約40dB以上が望ましい。
1,13としては、例えば高利得を得ることができるパ
ラボラアンテナが使用できる。しかし設置環境に応じた
指向特性を重視する場合は、レーダで使用しているスロ
ットアレイアンテナを用いることもできる。またこの空
中線11,13の水平指向特性は、基本的には、図2の
実線に示すようにビーム幅は狭い方がよく、具体的には
設置環境に合わせて検討が必要である。一例を示すと、
空中線の水平指向特性では、サービスエリアの長手方向
の距離の1/2で、そのビーム幅はサービスエリアの横
幅(例えば航路幅)の1/2程度が大体の目安である。
例えばサービスエリアの長手方向の距離を5kmとし、
その横幅を900mと仮定した場合の空中線のビーム幅
は約10度となる。また第1、第2空中線11,13の
利得は約40dB以上が望ましい。
【0009】第1、第2送受信機12,14の送信出力
は、サービスエリアの大きさ、第1、第2空中線の利得
及びモニタ装置20の受信機の感度を考慮して設定され
る。一例を示すと、サービスエリアの長手方向の距離が
5km、第1、第2空中線利得が40dB、モニタ装置
20の受信機の利得を30dB、その感度を−50dB
mとすると、送信機出力は10mW程度となる。
は、サービスエリアの大きさ、第1、第2空中線の利得
及びモニタ装置20の受信機の感度を考慮して設定され
る。一例を示すと、サービスエリアの長手方向の距離が
5km、第1、第2空中線利得が40dB、モニタ装置
20の受信機の利得を30dB、その感度を−50dB
mとすると、送信機出力は10mW程度となる。
【0010】図1の第1、第2送受信機12,14は、
それぞれ所定の能動的送信期間と受動的送受信期間とを
繰返す動作サイクルに基づく動作を行う。ここで能動的
送信期間とは、外部から送信要求が無くとも自発的にパ
ルス変調電波を送信する期間を意味し、受動的送受信期
間とは、モニタ装置20から質問パルス電波を受信した
場合に限り、応答パルス電波を送信する期間を意味す
る。従って受動的送受信期間に質問パルス電波を受信し
ない場合には、第1、第2送信機12,14は、電波を
全く送信しない。この例においては、図5の(a),
(b)に示すように能動的送信期間は2msとし、受動
的送受信期間は2秒としているが、各期間の開始時刻
は、第2送受信機14の方が第1送受信機12より一定
時間(この例では10.5μs)だけて遅れている。
それぞれ所定の能動的送信期間と受動的送受信期間とを
繰返す動作サイクルに基づく動作を行う。ここで能動的
送信期間とは、外部から送信要求が無くとも自発的にパ
ルス変調電波を送信する期間を意味し、受動的送受信期
間とは、モニタ装置20から質問パルス電波を受信した
場合に限り、応答パルス電波を送信する期間を意味す
る。従って受動的送受信期間に質問パルス電波を受信し
ない場合には、第1、第2送信機12,14は、電波を
全く送信しない。この例においては、図5の(a),
(b)に示すように能動的送信期間は2msとし、受動
的送受信期間は2秒としているが、各期間の開始時刻
は、第2送受信機14の方が第1送受信機12より一定
時間(この例では10.5μs)だけて遅れている。
【0011】第1送受信機12の送信機は、前記能動的
送信期間には、所定のパルス幅(このパルス幅の最適値
は、前記誘導路の幅によって変るが、この例では3μs
とし、第1のパルス幅又は長パルス幅という)で、所定
周期(この例では18μsとする)により繰返される複
数の(この例では11個の)第1のパルス変調電波を第
1空中線11を介して空中に送信する(図4の(a)を
参照)。前記第1のパルス変調電波が第1空中線から空
中に輻射されるのと同時に、この第1のパルス変調信号
は、同期信号として信号電送路15を介して所定距離
(この例では1km)離れた第2送受信機14へ供給さ
れる。
送信期間には、所定のパルス幅(このパルス幅の最適値
は、前記誘導路の幅によって変るが、この例では3μs
とし、第1のパルス幅又は長パルス幅という)で、所定
周期(この例では18μsとする)により繰返される複
数の(この例では11個の)第1のパルス変調電波を第
1空中線11を介して空中に送信する(図4の(a)を
参照)。前記第1のパルス変調電波が第1空中線から空
中に輻射されるのと同時に、この第1のパルス変調信号
は、同期信号として信号電送路15を介して所定距離
(この例では1km)離れた第2送受信機14へ供給さ
れる。
【0012】第2送受信機14の送受信機は、前記供給
された第1のパルス変調信号の立上り時刻から、前記第
1のパルス変調電波のパルス幅(3μs)に、この第1
のパルス変調電波の送信休止時間(15μs)の半分の
時間(7.5μs)を加算した時間(3+7.5=1
0.5μs)だけ遅延された各時刻に、前記第1のパル
ス変調電波のパルス幅より短いパルス幅(この例では
0.1μsとし、第2のパルス幅又は短パルス幅とい
い、第2のパルス幅は第1のパルス幅の1/10以下で
あることが望ましい)である第2のパルス変調電波を第
2空中線14を介して空中に送信する(図4の(b)を
参照)。従って第1のパルス変調電波と第2のパルス変
調電波とは、両者の送信繰返し周期と送信パルス数は等
しいが、両者の送信開始時刻が異なることから、モニタ
装置20はこの2つのパルス変調電波をそれぞれ異なる
時刻に受信し、またそのパルス幅が異なることから両者
の識別が可能となる。
された第1のパルス変調信号の立上り時刻から、前記第
1のパルス変調電波のパルス幅(3μs)に、この第1
のパルス変調電波の送信休止時間(15μs)の半分の
時間(7.5μs)を加算した時間(3+7.5=1
0.5μs)だけ遅延された各時刻に、前記第1のパル
ス変調電波のパルス幅より短いパルス幅(この例では
0.1μsとし、第2のパルス幅又は短パルス幅とい
い、第2のパルス幅は第1のパルス幅の1/10以下で
あることが望ましい)である第2のパルス変調電波を第
2空中線14を介して空中に送信する(図4の(b)を
参照)。従って第1のパルス変調電波と第2のパルス変
調電波とは、両者の送信繰返し周期と送信パルス数は等
しいが、両者の送信開始時刻が異なることから、モニタ
装置20はこの2つのパルス変調電波をそれぞれ異なる
時刻に受信し、またそのパルス幅が異なることから両者
の識別が可能となる。
【0013】なお、信号伝送路15は、必ずしも有線の
伝送路でなくとも、無線の伝送路でもよい。また2つの
パルス変調電波の動作タイミングを規定するための同期
信号は、第1のパルス変調電波の送信開始後10.5μ
s経過して第2のパルス変調電波が送信されるという動
作タイミングが正確に保持される限り、第1のパルス変
調信号の発生毎に伝送しなくともよい。例えば前記能動
的送信期間の開始毎に同期用トリガー信号を伝送するよ
うにしてもよい。
伝送路でなくとも、無線の伝送路でもよい。また2つの
パルス変調電波の動作タイミングを規定するための同期
信号は、第1のパルス変調電波の送信開始後10.5μ
s経過して第2のパルス変調電波が送信されるという動
作タイミングが正確に保持される限り、第1のパルス変
調信号の発生毎に伝送しなくともよい。例えば前記能動
的送信期間の開始毎に同期用トリガー信号を伝送するよ
うにしてもよい。
【0014】図3により、第1、第2空中線、誘導中心
線及び移動体の位置関係を説明する。図3の例において
は、第1空中線11と第2空中線13の間の距離は2W
(この例では2W=1km)とし、第1、第2空中線を
結ぶ直線を2等分する中点P0 から直角右方向に誘導中
心線を設け、最初モニタ装置20を搭載した移動体は、
前記中点P0 から誘導中心線上に距離R(この例ではR
=5km)離れた位置P1 に存在していたものとする。
この移動体がP1 に存在しているときの、第1空中線1
1と位置P1 との間の距離をL1 、第2空中線13と位
置P1 との間の距離をL2 とすると、L1 =L2 とな
る。また移動体が誘導中心線上に存在することから(図
2のハッチング領域内に存在することから)、移動体に
搭載されたモニタ装置20は第1のパルス変調電波と第
2のパルス変調電波を同時に受信でき、第1のパルス変
調電波の受信開始時刻と第2のパルス変調電波の受信開
始時刻との間の時間は、送信時と等しく10.5μsで
ある(図4の(c)を参照)。
線及び移動体の位置関係を説明する。図3の例において
は、第1空中線11と第2空中線13の間の距離は2W
(この例では2W=1km)とし、第1、第2空中線を
結ぶ直線を2等分する中点P0 から直角右方向に誘導中
心線を設け、最初モニタ装置20を搭載した移動体は、
前記中点P0 から誘導中心線上に距離R(この例ではR
=5km)離れた位置P1 に存在していたものとする。
この移動体がP1 に存在しているときの、第1空中線1
1と位置P1 との間の距離をL1 、第2空中線13と位
置P1 との間の距離をL2 とすると、L1 =L2 とな
る。また移動体が誘導中心線上に存在することから(図
2のハッチング領域内に存在することから)、移動体に
搭載されたモニタ装置20は第1のパルス変調電波と第
2のパルス変調電波を同時に受信でき、第1のパルス変
調電波の受信開始時刻と第2のパルス変調電波の受信開
始時刻との間の時間は、送信時と等しく10.5μsで
ある(図4の(c)を参照)。
【0015】次にモニタ装置を搭載した移動体が前記位
置P1 から誘導中心線に直角上方にΔW離れた位置P2
に存在したときの、第1空中線11と位置P2 との間の
距離をL3 、第2空中線13と位置P2 との間の距離を
L4 とすると、L3 <L4 となる。即ち移動体と第1空
中線11の間の距離はP1 のときより接近し、移動体と
第2空中線13の距離はP1 のときより遠くなる。従っ
て移動体に搭載されたモニタ装置が受信する第1のパル
ス変調電波の受信開始時刻と第2のパルス変調電波の受
信開始時刻との間の時間は(10.5μs+Δt)とな
る(図4の(d)を参照)。一例として上記ΔWの距離
を10m、100m、450mとした場合におけるΔt
はそれぞれ6ns、66ns、298nsとなる。また
図3において、ΔWを誘導中心線の直角下向に設けた場
合には、上記2つのパルス変調電波の受信開始時刻間の
時間は(10.5μs−Δt)となる。
置P1 から誘導中心線に直角上方にΔW離れた位置P2
に存在したときの、第1空中線11と位置P2 との間の
距離をL3 、第2空中線13と位置P2 との間の距離を
L4 とすると、L3 <L4 となる。即ち移動体と第1空
中線11の間の距離はP1 のときより接近し、移動体と
第2空中線13の距離はP1 のときより遠くなる。従っ
て移動体に搭載されたモニタ装置が受信する第1のパル
ス変調電波の受信開始時刻と第2のパルス変調電波の受
信開始時刻との間の時間は(10.5μs+Δt)とな
る(図4の(d)を参照)。一例として上記ΔWの距離
を10m、100m、450mとした場合におけるΔt
はそれぞれ6ns、66ns、298nsとなる。また
図3において、ΔWを誘導中心線の直角下向に設けた場
合には、上記2つのパルス変調電波の受信開始時刻間の
時間は(10.5μs−Δt)となる。
【0016】移動体に搭載されたモニタ装置20内の送
受信機22は、無線標識装置10の能動的送信期間内に
は、空中線21を介して、前記第1及び第2のパルス変
調電波を受信検波する(図4の(c),(d)に示す2
つの受信波形を参照)。検波方式は直接検波方式でもス
ーパーヘテロダイン検波方式でもよい。そして検波した
第1及び第2のパルス変調電波の受信開始時刻を示す信
号(例えば波形の立上り信号)を演算器23へ供給す
る。演算器23は、前記第1のパルス変調電波の受信開
始時刻と第2のパルス変調電波の受信開始時刻との間の
時間を精密に計測する。そしてこの計測時間が10.5
μsと等しいか、または10.5μsより小さいか大き
いかを判別することによって、計測時間が10.5μs
と等しい場合には自己の移動体は誘導中心線上にあり、
10.5μs以下の場合には自己の移動体は無線標識装
置10に向う誘導中心線の左側にあり、10.5μs以
上の場合には自己の移動体は上記誘導中心線の右側にあ
るという偏位方向を知ることができる。
受信機22は、無線標識装置10の能動的送信期間内に
は、空中線21を介して、前記第1及び第2のパルス変
調電波を受信検波する(図4の(c),(d)に示す2
つの受信波形を参照)。検波方式は直接検波方式でもス
ーパーヘテロダイン検波方式でもよい。そして検波した
第1及び第2のパルス変調電波の受信開始時刻を示す信
号(例えば波形の立上り信号)を演算器23へ供給す
る。演算器23は、前記第1のパルス変調電波の受信開
始時刻と第2のパルス変調電波の受信開始時刻との間の
時間を精密に計測する。そしてこの計測時間が10.5
μsと等しいか、または10.5μsより小さいか大き
いかを判別することによって、計測時間が10.5μs
と等しい場合には自己の移動体は誘導中心線上にあり、
10.5μs以下の場合には自己の移動体は無線標識装
置10に向う誘導中心線の左側にあり、10.5μs以
上の場合には自己の移動体は上記誘導中心線の右側にあ
るという偏位方向を知ることができる。
【0017】次に図3を用いて、誘導中心線からの偏位
量ΔWの算出方法を説明する。いま移動体の位置はP2
であり、P0 とP1 の間の距離をR、第1空中線11と
第2空中線13の間の距離を2W、第1空中線11とP
2 の間の距離をL3 、第2空中線13とP2 の間の距離
をL4 とすると次の(1)式が成立する。
量ΔWの算出方法を説明する。いま移動体の位置はP2
であり、P0 とP1 の間の距離をR、第1空中線11と
第2空中線13の間の距離を2W、第1空中線11とP
2 の間の距離をL3 、第2空中線13とP2 の間の距離
をL4 とすると次の(1)式が成立する。
【0018】
【数1】
【0019】(1)式によりWを既知として、L3 とL
4 を求めればΔWは算出することができる。
4 を求めればΔWは算出することができる。
【0020】次にモニタ装置20が前記L3 とL4 を算
出することにより偏位量ΔWを求めて表示する動作を図
3、図5及び図6を参照して説明する。無線標識装置1
0の能動的送信期間が終了して受動的送受信期間に入る
と、モニタ装置20内の送受信機22は既に第1、第2
パルス変調電波の受信を終了しているので、前記L3 と
L4 を算出するために、図5の(c)に示すような質問
パルス電波を空中線21を介して無線標識装置10に向
けて送信する。無線標識装置10内の第1、第2送受信
機12,14はそれぞれ第1、第2空中線11,12を
介して前記質問パルス電波を受信するが、この受信時刻
は、前記質問パルス電波の送信時刻から電波が距離
L3 ,L4 をそれぞれ伝播するのに要した時間L3 /
C,L4 /C(但しCは電波の伝播速度)だけ遅延した
時刻となる(図5の(d),(f)を参照)。
出することにより偏位量ΔWを求めて表示する動作を図
3、図5及び図6を参照して説明する。無線標識装置1
0の能動的送信期間が終了して受動的送受信期間に入る
と、モニタ装置20内の送受信機22は既に第1、第2
パルス変調電波の受信を終了しているので、前記L3 と
L4 を算出するために、図5の(c)に示すような質問
パルス電波を空中線21を介して無線標識装置10に向
けて送信する。無線標識装置10内の第1、第2送受信
機12,14はそれぞれ第1、第2空中線11,12を
介して前記質問パルス電波を受信するが、この受信時刻
は、前記質問パルス電波の送信時刻から電波が距離
L3 ,L4 をそれぞれ伝播するのに要した時間L3 /
C,L4 /C(但しCは電波の伝播速度)だけ遅延した
時刻となる(図5の(d),(f)を参照)。
【0021】第1、第2送受信機12,14は、前記質
問電波パルスを受信後それぞれ既知の送信準備時間td
1 ,td2 の経過後に、それぞれ異なる符号により構成
される第1、第2の応答パルス電波をモニタ装置20に
向けて送信する。図5の(e)には最初の長パルスと次
の短パルスの組合せによる第1応答パルスの波形が示さ
れ、同図の(g)には最初の短パルスと次の長パルスの
組合せによる第2応答パルスの波形が示されている。モ
ニタ装置20内の送受信機22は、前記無線標識装置1
0から送信される第1、第2応答パルス電波を受信する
が、この受信時刻は、前記質問パルス電波の送信時刻か
らそれぞれ(2・L3 /C)+td1 と(2・L4 /
C)+td2 だけ経過した時刻となる(図5の(h),
(i)を参照)。
問電波パルスを受信後それぞれ既知の送信準備時間td
1 ,td2 の経過後に、それぞれ異なる符号により構成
される第1、第2の応答パルス電波をモニタ装置20に
向けて送信する。図5の(e)には最初の長パルスと次
の短パルスの組合せによる第1応答パルスの波形が示さ
れ、同図の(g)には最初の短パルスと次の長パルスの
組合せによる第2応答パルスの波形が示されている。モ
ニタ装置20内の送受信機22は、前記無線標識装置1
0から送信される第1、第2応答パルス電波を受信する
が、この受信時刻は、前記質問パルス電波の送信時刻か
らそれぞれ(2・L3 /C)+td1 と(2・L4 /
C)+td2 だけ経過した時刻となる(図5の(h),
(i)を参照)。
【0022】モニタ装置20内の演算部23は、送受信
機22からの出力信号に基づき、質問パルス電波の送信
時刻から第1、第2応答パルス電波の受信時刻までの各
時間をそれぞれ計測し、この計測時間から前記距離L3
とL4 を求める。次にこのL3 とL4 を前記(1)式に
代入して偏位量ΔWを算出する。なお、モニタ装置20
内の送受信機22は、無線標識装置10の受動的送受信
期間の間は、質問パルス電波を何回も繰返し送信し、第
1、第2応答パルス電波を複数回受信する。従って演算
部23は、前記質問パルス電波の送信から応答パルス電
波の受信までの時間計測、L3 とL4 及びΔWの計算を
複数回行い、その平均化処理をした値を求めて誤差を少
くしている。
機22からの出力信号に基づき、質問パルス電波の送信
時刻から第1、第2応答パルス電波の受信時刻までの各
時間をそれぞれ計測し、この計測時間から前記距離L3
とL4 を求める。次にこのL3 とL4 を前記(1)式に
代入して偏位量ΔWを算出する。なお、モニタ装置20
内の送受信機22は、無線標識装置10の受動的送受信
期間の間は、質問パルス電波を何回も繰返し送信し、第
1、第2応答パルス電波を複数回受信する。従って演算
部23は、前記質問パルス電波の送信から応答パルス電
波の受信までの時間計測、L3 とL4 及びΔWの計算を
複数回行い、その平均化処理をした値を求めて誤差を少
くしている。
【0023】演算器23により算出された偏位方向及び
偏位量は、表示器24によって表示される。図6は航路
内の区分領域と自船位置の表示例を示す図である。図6
の(a)は、900mの航路内に、誘導中心線から±7
5mまでの推奨する誘導路と、この左側及び右側にそれ
ぞれ前記誘導中心線から75.1m〜175m、17
5.1m〜300m及び300.1m〜450mの3つ
に区分した領域を設け、さらに450.1m以上の航路
外の領域を設けるようにしたことを示すものである。図
6の(b)のランプ表示器は、同図の(a)に示した複
数の区分領域のいずれの領域に自己の船舶が存在するか
をランプの点灯により表示するものであり、デジタル表
示器は、誘導中心線の左側又は右側の表示と、デジタル
数値による偏位量の直接表示を行うものである。この場
合数値が零であれば、誘導中心線上に存在することを示
す。
偏位量は、表示器24によって表示される。図6は航路
内の区分領域と自船位置の表示例を示す図である。図6
の(a)は、900mの航路内に、誘導中心線から±7
5mまでの推奨する誘導路と、この左側及び右側にそれ
ぞれ前記誘導中心線から75.1m〜175m、17
5.1m〜300m及び300.1m〜450mの3つ
に区分した領域を設け、さらに450.1m以上の航路
外の領域を設けるようにしたことを示すものである。図
6の(b)のランプ表示器は、同図の(a)に示した複
数の区分領域のいずれの領域に自己の船舶が存在するか
をランプの点灯により表示するものであり、デジタル表
示器は、誘導中心線の左側又は右側の表示と、デジタル
数値による偏位量の直接表示を行うものである。この場
合数値が零であれば、誘導中心線上に存在することを示
す。
【0024】実施形態2.実施形態1においては、第
1、第2空中線11,13の水平指向特性は、図2の実
線で示すような特性のものを使用するとして説明をした
が、実施形態2においては、図2の破線で示すようなco
sec 2乗特性のものを使用する。このcosec 2乗特性で
は、ペンシルビームやファンビームの水平指向特性に比
較してサービスエリアの幅が増加するので、移動体が自
己の位置の誘導中心線からの偏位方向及び偏位量を知る
ことができる本発明の誘導用無線標識システムを使用す
ることにより誘導範囲を拡大して航行の安全をさらに向
上させることができる。
1、第2空中線11,13の水平指向特性は、図2の実
線で示すような特性のものを使用するとして説明をした
が、実施形態2においては、図2の破線で示すようなco
sec 2乗特性のものを使用する。このcosec 2乗特性で
は、ペンシルビームやファンビームの水平指向特性に比
較してサービスエリアの幅が増加するので、移動体が自
己の位置の誘導中心線からの偏位方向及び偏位量を知る
ことができる本発明の誘導用無線標識システムを使用す
ることにより誘導範囲を拡大して航行の安全をさらに向
上させることができる。
【0025】実施形態3.実施形態1,2においては、
誘導路の中心線は、第1及び第2の空中線11及び13
を結ぶ直線を2等分する中点から直角方向とした理想的
な場合の例を説明した。しかし誘導路を船舶の航路とし
た場合等に、2つの空中線の設置位置や安全に航行でき
る領域が限定されるので、場合によっては、誘導路の中
心線は前記中点から直角方向とは異なることがある。図
7は図1のシステムの誘導中心線が中点から直角方向か
らずれた場合を説明する図であり、同図においては、誘
導中心線が図の中点P0 からの直角方向から反時計方向
に角度αだけずれた場合の例を示している。
誘導路の中心線は、第1及び第2の空中線11及び13
を結ぶ直線を2等分する中点から直角方向とした理想的
な場合の例を説明した。しかし誘導路を船舶の航路とし
た場合等に、2つの空中線の設置位置や安全に航行でき
る領域が限定されるので、場合によっては、誘導路の中
心線は前記中点から直角方向とは異なることがある。図
7は図1のシステムの誘導中心線が中点から直角方向か
らずれた場合を説明する図であり、同図においては、誘
導中心線が図の中点P0 からの直角方向から反時計方向
に角度αだけずれた場合の例を示している。
【0026】図7の例においては、モニタ装置20内の
演算器23は、偏位量を算出する場合に、まず中点P0
からの直角方向に対する偏位量ΔW=ΔW1 +ΔW2 を
算出する。次に図7のΔW2 を算出してΔWからΔW2
を減算してΔW1 を求めるのであるが、前記角度αがき
わめて小さく、ΔW2 が誤差範囲として無視できる場合
には、ΔWが近似的にΔW1 と等しいとしてよい。しか
し前記角度αが余り小さくない場合には、三辺の長さL
3 ,L4 ,2Wが既知の三角形として、移動体の位置P
2 から前記直角方向の線への垂線の交点をP1 として、
三角関数の演算により、第1、第2空中線を結ぶ直線の
中点P0 から前記交点P1 までの距離Rを求め、ΔW2
=R・tan αの式より、ΔW2 を算出する。そして前記
ΔWからΔW2 を減算して真の偏位量ΔW1 を求めれば
よい。
演算器23は、偏位量を算出する場合に、まず中点P0
からの直角方向に対する偏位量ΔW=ΔW1 +ΔW2 を
算出する。次に図7のΔW2 を算出してΔWからΔW2
を減算してΔW1 を求めるのであるが、前記角度αがき
わめて小さく、ΔW2 が誤差範囲として無視できる場合
には、ΔWが近似的にΔW1 と等しいとしてよい。しか
し前記角度αが余り小さくない場合には、三辺の長さL
3 ,L4 ,2Wが既知の三角形として、移動体の位置P
2 から前記直角方向の線への垂線の交点をP1 として、
三角関数の演算により、第1、第2空中線を結ぶ直線の
中点P0 から前記交点P1 までの距離Rを求め、ΔW2
=R・tan αの式より、ΔW2 を算出する。そして前記
ΔWからΔW2 を減算して真の偏位量ΔW1 を求めれば
よい。
【0027】なお、前記実施形態1,2,3において
は、誘導中心線からの偏位方位と偏位量の両方を算出し
て表示する場合の例を説明するが、装置の故障、例えば
モニタ装置20内の演算器23の故障とか、モニタ装置
20から質問パルス電波を送信したが応答パルス電波が
得られなかった場合等により、誘導中心線からの偏位方
位のみしか求められない場合にも、この偏位方位を表示
することによりコースビーコンと同様の機能を行わせる
ことができる。即ち本誘導システムは、最小機能として
偏位方位の算出及び表示のみでも、移動体にとっては有
用である。
は、誘導中心線からの偏位方位と偏位量の両方を算出し
て表示する場合の例を説明するが、装置の故障、例えば
モニタ装置20内の演算器23の故障とか、モニタ装置
20から質問パルス電波を送信したが応答パルス電波が
得られなかった場合等により、誘導中心線からの偏位方
位のみしか求められない場合にも、この偏位方位を表示
することによりコースビーコンと同様の機能を行わせる
ことができる。即ち本誘導システムは、最小機能として
偏位方位の算出及び表示のみでも、移動体にとっては有
用である。
【0028】実施形態1,2,3においては、無線標識
装置10とモニタ装置20との間で電波による信号の送
受信を行うものとして説明したが、この電波による信号
を光による信号に代えても同様の動作を行わせることが
できる。また移動体の例として船舶又は航空機の場合に
ついて説明したが、移動体を自動車等の車輌として、特
定の誘導路への誘導や車庫入れ等に適用することもでき
る。
装置10とモニタ装置20との間で電波による信号の送
受信を行うものとして説明したが、この電波による信号
を光による信号に代えても同様の動作を行わせることが
できる。また移動体の例として船舶又は航空機の場合に
ついて説明したが、移動体を自動車等の車輌として、特
定の誘導路への誘導や車庫入れ等に適用することもでき
る。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、移動体を
誘導するための無線標識装置と移動体に搭載されるモニ
タ装置とによりなる誘導用無線標識システムにおいて、
前記無線標識装置は、所定距離を隔ててそれぞれ設けら
れた第1及び第2の空中線と、この第1及び第2の空中
線を介してそれぞれ電波の送受信を行う第1及び第2の
送受信機とを備えて、前記第1及び第2の空中線は、こ
の2つの空中線を結ぶ直線を2等分する中点から前記直
線と直角又はほぼ直角の方向を誘導中心線とし、主とし
て前記誘導中心線の左側と右側の領域にそれぞれの空中
線指向特性を有するように構成され、前記第1の送受信
機は、所定期間内に第1のパルス変調電波を複数パルス
送信してその後所定期間は休止する動作を繰返し、前記
休止期間内に前記モニタ装置からの質問パルス電波を受
信したときに第1の応答パルス電波を送信する送受信手
段を有し、前記第2の送受信機は、前記第1の各パルス
変調電波の送信開始後一定時間遅延した各時刻に、前記
第1の各パルス変調電波と異なるパルス幅である第2の
各パルス変調電波をそれぞれ送信してその後所定期間は
休止する動作を繰返し、前記休止期間内に前記モニタ装
置からの質問パルス電波を受信したときに前記第1の応
答パルス電波とは異なる第2の応答パルス電波を送信す
る送受信手段を有し、前記モニタ装置は、空中線と、こ
の空中線を介して電波の送受信を行う送受信機と、この
送受信機と結合された演算器と、この演算器と結合され
た表示器とを備えて、前記モニタ装置の空中線は、前記
無線標識装置の第1及び第2の空中線との間で電波の送
受信が可能な空中線指向特性を有するように構成され、
前記モニタ装置の送受信機は、前記無線標識装置の送信
する第1及び第2のパルス変調電波を受信すると共に、
前記無線標識装置に質問パルス電波を送信し、その第1
及び第2の応答パルス電波を受信する送受信手段を有
し、前記演算器は、前記モニタ装置の送受信機が受信し
た第1及び第2のパルス変調電波から、自己の移動体が
前記誘導中心線の左側又は右側のいずれにあるかの偏位
方向を求めると共に、前記質問パルス電波の送信時刻か
ら前記第1及び第2応答パルス電波の受信時刻までの各
時間から前記誘導中心線からの偏位量を算出する演算手
段を有し、前記表示器は、前記演算器が求めた自己の移
動体の誘導中心線からの偏位方向及び偏位量を表示する
表示手段を有するように構成したので、移動体は自己の
位置の誘導中心線からの偏位方向と偏位量が共に分り、
その結果、誘導中心線に近い領域での航行が容易となり
航行の安全性が向上する。
誘導するための無線標識装置と移動体に搭載されるモニ
タ装置とによりなる誘導用無線標識システムにおいて、
前記無線標識装置は、所定距離を隔ててそれぞれ設けら
れた第1及び第2の空中線と、この第1及び第2の空中
線を介してそれぞれ電波の送受信を行う第1及び第2の
送受信機とを備えて、前記第1及び第2の空中線は、こ
の2つの空中線を結ぶ直線を2等分する中点から前記直
線と直角又はほぼ直角の方向を誘導中心線とし、主とし
て前記誘導中心線の左側と右側の領域にそれぞれの空中
線指向特性を有するように構成され、前記第1の送受信
機は、所定期間内に第1のパルス変調電波を複数パルス
送信してその後所定期間は休止する動作を繰返し、前記
休止期間内に前記モニタ装置からの質問パルス電波を受
信したときに第1の応答パルス電波を送信する送受信手
段を有し、前記第2の送受信機は、前記第1の各パルス
変調電波の送信開始後一定時間遅延した各時刻に、前記
第1の各パルス変調電波と異なるパルス幅である第2の
各パルス変調電波をそれぞれ送信してその後所定期間は
休止する動作を繰返し、前記休止期間内に前記モニタ装
置からの質問パルス電波を受信したときに前記第1の応
答パルス電波とは異なる第2の応答パルス電波を送信す
る送受信手段を有し、前記モニタ装置は、空中線と、こ
の空中線を介して電波の送受信を行う送受信機と、この
送受信機と結合された演算器と、この演算器と結合され
た表示器とを備えて、前記モニタ装置の空中線は、前記
無線標識装置の第1及び第2の空中線との間で電波の送
受信が可能な空中線指向特性を有するように構成され、
前記モニタ装置の送受信機は、前記無線標識装置の送信
する第1及び第2のパルス変調電波を受信すると共に、
前記無線標識装置に質問パルス電波を送信し、その第1
及び第2の応答パルス電波を受信する送受信手段を有
し、前記演算器は、前記モニタ装置の送受信機が受信し
た第1及び第2のパルス変調電波から、自己の移動体が
前記誘導中心線の左側又は右側のいずれにあるかの偏位
方向を求めると共に、前記質問パルス電波の送信時刻か
ら前記第1及び第2応答パルス電波の受信時刻までの各
時間から前記誘導中心線からの偏位量を算出する演算手
段を有し、前記表示器は、前記演算器が求めた自己の移
動体の誘導中心線からの偏位方向及び偏位量を表示する
表示手段を有するように構成したので、移動体は自己の
位置の誘導中心線からの偏位方向と偏位量が共に分り、
その結果、誘導中心線に近い領域での航行が容易となり
航行の安全性が向上する。
【図1】本発明に係る誘導用無線標識システムの構成を
示す図である。
示す図である。
【図2】図1の第1、第2空中線のそれぞれの指向特性
を説明する図である。
を説明する図である。
【図3】図1の第1、第2空中線、誘導中心線及び移動
体の位置関係を説明する図である。
体の位置関係を説明する図である。
【図4】図1のシステムの第1、第2パルス変調電波の
送受信波形を説明する図である。
送受信波形を説明する図である。
【図5】図1のシステムの質問パルス電波及び第1、第
2の応答パルス電波の波形を説明する図である。
2の応答パルス電波の波形を説明する図である。
【図6】航路内の区分領域と自船位置の表示例を示す図
である。
である。
【図7】図1のシステムの誘導中心線が中点からの直角
方向からずれた場合を説明する図である。
方向からずれた場合を説明する図である。
10 無線標識装置 11 第1空中線 12 第1送受信機 13 第2空中線 14 第2送受信機 15 信号伝送路 16 監視装置 20 モニタ装置 21 空中線 22 送受信機 23 演算器 24 表示器
Claims (6)
- 【請求項1】 移動体を誘導するための無線標識装置と
移動体に搭載されるモニタ装置とによりなる誘導用無線
標識システムにおいて、 前記無線標識装置は、所定距離を隔ててそれぞれ設けら
れた第1及び第2の空中線と、この第1及び第2の空中
線を介してそれぞれ電波の送受信を行う第1及び第2の
送受信機とを備えて、 前記第1及び第2の空中線は、この2つの空中線を結ぶ
直線を2等分する中点から前記直線と直角又はほぼ直角
の方向を誘導中心線とし、主として前記誘導中心線の左
側と右側の領域にそれぞれの空中線指向特性を有するよ
うに構成され、 前記第1の送受信機は、所定期間内に第1のパルス変調
電波を複数パルス送信してその後所定期間は休止する動
作を繰返し、前記休止期間内に前記モニタ装置からの質
問パルス電波を受信したときに第1の応答パルス電波を
送信する送受信手段を有し、 前記第2の送受信機は、前記第1の各パルス変調電波の
送信開始後一定時間遅延した各時刻に、前記第1の各パ
ルス変調電波と異なるパルス幅である第2の各パルス変
調電波をそれぞれ送信してその後所定期間は休止する動
作を繰返し、前記休止期間内に前記モニタ装置からの質
問パルス電波を受信したときに前記第1の応答パルス電
波とは異なる第2の応答パルス電波を送信する送受信手
段を有し、 前記モニタ装置は、空中線と、この空中線を介して電波
の送受信を行う送受信機と、この送受信機と結合された
演算器と、この演算器と結合された表示器とを備えて、 前記モニタ装置の空中線は、前記無線標識装置の第1及
び第2の空中線との間で電波の送受信が可能な空中線指
向特性を有するように構成され、 前記モニタ装置の送受信機は、前記無線標識装置の送信
する第1及び第2のパルス変調電波を受信すると共に、
前記無線標識装置に質問パルス電波を送信し、その第1
及び第2の応答パルス電波を受信する送受信手段を有
し、 前記演算器は、前記モニタ装置の送受信機が受信した第
1及び第2のパルス変調電波から、自己の移動体が前記
誘導中心線の左側又は右側のいずれにあるかの偏位方向
を求めると共に、前記質問パルス電波の送信時刻から前
記第1及び第2応答パルス電波の受信時刻までの各時間
から前記誘導中心線からの偏位量を算出する演算手段を
有し、 前記表示器は、前記演算器が求めた自己の移動体の誘導
中心線からの偏位方向及び偏位量を表示する表示手段を
有することを特徴とする誘導用無線標識システム。 - 【請求項2】 移動体を誘導するための無線標識装置と
移動体に搭載されるモニタ装置とによりなる誘導用無線
標識システムにおける無線標識装置において、 所定距離を隔ててそれぞれ設けられた第1及び第2の空
中線であって、この第1及び第2の空中線を結ぶ直線を
2等分する中点から前記直線と直角又はほぼ直角の方向
を誘導中心線とし、主として前記誘導中心線の左側と右
側の領域にそれぞれの中空線指向特性を有する第1及び
第2の空中線と、 前記第1の空中線を介して電波の送受信を行う第1の送
受信機であって、所定の能動的送信期間と受動的送受信
期間とを繰返す動作サイクルに基づき、前記能動的送信
期間には所定のパルス幅で所定周期により繰返される複
数の第1のパルス変調電波を送信する能動的送信手段
と、前記受動的送受信期間に前記モニタ装置から送信さ
れた質問パルス電波を受信したときに、所定符号による
第1の応答パルス電波を送信する受動的送受信手段とを
有する第1の送受信機と、 前記第2の空中線を介して電波の送受信を行う第2の送
受信機であって、前記第1の送受信機における動作サイ
クルを一定時間遅延させた自己の能動的送信期間と受動
的送受信期間とを繰返す動作サイクルに基づき、前記自
己の能動的送信期間には、前記第1の各パルス変調電波
の送信開始時刻よりそれぞれ前記一定時間遅延させた各
時刻に、前記第1のパルス変調電波のパルス幅より短い
パルス幅の第2のパルス変調電波をそれぞれ送信する能
動的送信手段と、前記自己の受動的送受信期間に前記モ
ニタ装置から送信された質問パルス電波を受信したとき
に前記第1の応答パルス電波の符号とは異なる符号によ
る第2の応答パルス電波を送信する受動的送受信手段と
を有する第2の送受信機とを備えたことを特徴とする無
線標識装置。 - 【請求項3】 前記第1の送受信機における動作サイク
ルを一定時間遅延させる時間は、前記第1のパルス変調
電波のパルス幅に、この第1のパルス変調電波の送信休
止時間の半分の時間を加算した和の時間とする第2の送
受信機を備えたことを特徴とする請求項2記載の無線標
識装置。 - 【請求項4】 前記第2のパルス変調電波のパルス幅
は、前記第1のパルス変調電波のパルス幅の1/10以
下である第2の送受信機を備えたことを特徴とする請求
項2又は請求項3記載の無線標識装置。 - 【請求項5】 前記第1及び第2の空中線の空中線指向
特性を、それぞれcosec 2乗の指向特性とした第1及び
第2の空中線を備えたことを特徴とする請求項2から請
求項4のいずれかに記載の無線標識装置。 - 【請求項6】 移動体を誘導するための無線標識装置と
移動体に搭載されるモニタ装置とによりなる誘導用無線
標識システムにおけるモニタ装置において、 前記無線標識装置の有する空中線との間で電波の送受信
が可能な空中線指向特性を有するモニタ側空中線と、 前記モニタ側空中線を介して電波の送受信を行う送受信
機であって、前記無線標識装置の送信する第1のパルス
変調電波及び第2のパルス変調電波を受信する受動的受
信手段と、前記無線標識装置に質問パルス電波を繰返し
送信し、前記各質問パルス電波に応答して前記無線標識
装置が送信する第1の応答パルス電波及び第2の応答パ
ルス電波を受信する能動的送受信手段とを有する送受信
機と、 前記送受信機の受動的受信手段が受信した第1及び第2
のパルス変調電波から自己の移動体が前記誘導中心線の
左側又は右側のいずれにあるかの偏位方向を算出する偏
位方向算出手段と、前記送受信機の能動的送受信手段に
よる質問パルス電波の送信時刻から第1及び第2応答パ
ルス電波の受信時刻までの各時間から誘導中心線からの
偏位量を算出する偏位量算出手段とを有する演算器と、 前記演算器の偏位方向算出手段及び偏位量算出手段が算
出した自己の移動体の誘導中心線からの偏位方向及び偏
位量を、前記誘導中心線から左右両側への所定距離毎に
区分された複数の領域のいずれの領域にあるかにより表
示する区分領域表示手段、または誘導中心線の左側又は
右側の偏位方向と数値による偏位量を表示する方向・数
値表示手段を有する表示器とを備えたことを特徴とする
モニタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1357396A JPH09211120A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 誘導用無線標識システム及びそのシステムの構成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1357396A JPH09211120A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 誘導用無線標識システム及びそのシステムの構成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09211120A true JPH09211120A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11836921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1357396A Pending JPH09211120A (ja) | 1996-01-30 | 1996-01-30 | 誘導用無線標識システム及びそのシステムの構成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09211120A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2485541A (en) * | 2010-11-16 | 2012-05-23 | Christopher Shelton | Apparatus for navigating a boat |
JP2016166884A (ja) * | 2016-04-15 | 2016-09-15 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | 車両の相互位置検出装置 |
RU2624263C1 (ru) * | 2016-06-08 | 2017-07-03 | Николай Иванович Войтович | Двухчастотный глиссадный радиомаяк |
RU2624459C1 (ru) * | 2016-05-04 | 2017-07-04 | Федеральное государственное казенное военное образовательное учреждение высшего образования "Военный учебно-научный центр Военно-воздушных сил "Военно-воздушная академия имени профессора Н.Е. Жуковского и Ю.А. Гагарина" (г. Воронеж) Министерства обороны Российской Федерации | Глиссадный радиомаяк |
RU179612U1 (ru) * | 2018-01-10 | 2018-05-21 | Государственное Унитарное Предприятие Республики Крым "Конструкторско-Технологическое Бюро "Судокомпозит" | Глиссадный посадочный радиомаяк |
RU2693024C1 (ru) * | 2018-10-22 | 2019-07-01 | Николай Иванович Войтович | Глиссадный радиомаяк |
RU2695316C2 (ru) * | 2017-08-01 | 2019-07-23 | Николай Иванович Войтович | Способ регулировки информационного параметра курсо-глиссадных радиомаяков и устройства его реализации (варианты) |
-
1996
- 1996-01-30 JP JP1357396A patent/JPH09211120A/ja active Pending
Cited By (7)
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