JPH09210720A - 船舶用慣性航法装置 - Google Patents

船舶用慣性航法装置

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JPH09210720A
JPH09210720A JP1908896A JP1908896A JPH09210720A JP H09210720 A JPH09210720 A JP H09210720A JP 1908896 A JP1908896 A JP 1908896A JP 1908896 A JP1908896 A JP 1908896A JP H09210720 A JPH09210720 A JP H09210720A
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JP
Japan
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velocity
hull
input
error correction
calculation unit
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Pending
Application number
JP1908896A
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English (en)
Inventor
Takashi Morimoto
隆 森本
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Yokogawa Denshikiki Co Ltd
Original Assignee
Yokogawa Denshikiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回時には対水速度を計測しているセンサの
計測値が不正確になる。この不正確な値をそのまま取り
入れると計算結果に悪い影響を及ぼす可能性があるた
め、旋回時には対水速度センサの入力を遮断する。これ
を従来は手動で行っているため、操作者の負担が大き
く、また、操作を忘れるといったことも起こり得る。 【解決手段】 方位角の変化から旋回を判断して旋回時
には対水速度センサの入力を自動的に遮断する。 【効果】 操作者の負担が軽減するとともに、正確な速
度計算を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は船舶の現在位置を自
動的に演算する装置に利用する。特に、旋回時に不正確
となる対水速度情報を自動的に遮断する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】航行中の航空機、船舶などの姿勢、方
位、速度を測定し、これを出航前にあらかじめ測定して
おいた出航位置情報に加味する積分演算を行うことによ
り、現在位置を演算する慣性航法装置が広く用いられて
いる(特開平6−265367号公報、特開平7−27
0176号公報参照)。
【0003】この従来例を図4を参照して説明する。図
4は従来例装置のブロック構成図である。なお、各部に
付された符号の意味は VL : 対水速度入力 Vr : 対地速度入力 Pr : 絶対位置入力 Vn : 計算速度 Pn : 計算位置 Θ : 姿勢方位 φ : ロール角 θ : ピッチ角 ψ : 方位角 である。
【0004】船舶などに備えられたセンサ部1には、加
速度計およびジャイロが設けられている。これら加速度
計およびジャイロの出力である加速度ベクトルAb およ
び回転角速度ベクトルWb は、入出力部2を介して加速
度計誤差補正計算部3およびジャイロ誤差補正計算部5
に入力される。加速度計誤差補正計算部3およびジャイ
ロ誤差補正計算部5では、それぞれ加速度計およびジャ
イロの誤差補正が行われ、加速度計誤差補正出力Abc
よびジャイロ誤差補正出力Wbcが出力される。加速度計
誤差補正出力Abcおよびジャイロ誤差補正出力Wbcは、
加速度座標変換計算部4または座標変換行列計算部6に
入力される。加速度座標変換計算部4では、加速度計誤
差補正計算部3が出力した船体座標における加速度を航
法座標における加速度に変換する。ここで、船体座標と
は、ロール、ピッチおよびヨーの各軸成分による座標で
あり、船体中心を原点とする。これに対して航法座標と
は、北、東および高さ方向の各成分による座標であり、
航法座標もまた船体中心を原点とする。
【0005】座標変換行列計算部6では、加速度計誤差
補正計算部3が出力した船体座標における加速度を航法
座標における加速度に変換するための座標変換行列を計
算する。座標変換行列は、ジャイロ誤差補正計算部5の
出力したジャイロ誤差補正出力Wbcと、誤差修正量計算
部14で求めた姿勢角誤差および方位角誤差の修正量U
2 とにより求められる。
【0006】速度位置計算部7は、航法座標における加
速度を積分してその船舶の速度および位置(緯度および
経度)を求める。誤差修正量計算部14により求めた水
平方向速度誤差の修正量U1 に基づき、水平方向の速度
を求める。速度位置計算部7で求めた速度ベクトルおよ
び位置ベクトルは、入出力部9を介して表示部10に出
力される。
【0007】一方、姿勢方位計算部8は、座標変換行列
計算部6の出力した座標変換行列から姿勢角(ロール角
φ、ピッチ角θ)と方位角ψとを計算した姿勢方位Θを
入出力部9を介して表示部10に出力する。
【0008】速度位置計算部7により得られた速度ベク
トルVn および位置ベクトルPn は、比較部11に入力
される。比較部11にはさらに、入出力部9を介してそ
れぞれ対地速度入力Vr 、対水速度入力VLおよび絶対
位置入力Pr が入力される。比較部11はこれらを比較
し、その差δVn およびδPn を誤差推定計算部13に
入力する。
【0009】誤差推定計算部13は、速度誤差、位置誤
差、姿勢角誤差および方位角誤差を推定し、推定値を誤
差修正量計算部14に出力する。誤差修正量計算部14
は、加速度誤差修正量〔外1〕およびジャイロ誤差修正
量〔外2〕をそれぞれ推定し、加速度計誤差補正計算部
3およびジャイロ誤差補正計算部5に出力する。
【0010】
【外1】
【0011】
【外2】 初期アライメント時には、対地速度入力Vr 、対水速度
入力VLおよび絶対位置入力Pr が“0”の状態で、加
速度計誤差およびジャイロ誤差による姿勢誤差および方
位誤差を推定し、これらの誤差修正量を計算して座標変
換行列計算部6に入力する。
【0012】対水速度の情報である対水速度入力VL
は、船体が旋回を行うときに、不正確となる。その詳細
な理由は周知事項としてここでは説明を省略するが、ご
く簡単に説明すると、例えば、旋回時は船首を中心にし
て船尾が転回するような運動をする。したがって、対水
速度センサの取付け位置により、対水速度はさまざまな
値を指し示すことになる。また、自船が直進中に起こし
た引き波が、旋回時には船体の横方向から追い越して行
くことになるために船体が大きく動揺し、対水速度セン
サの計測値を乱すといったこともある。このような不正
確な情報が船舶用慣性航法装置にそのまま入力され続け
ると、速度位置計算あるいは姿勢方位計算に悪い影響を
及ぼす可能性がある。
【0013】図4に示した従来例装置では、対水速度入
力切替手動判定部12を設けており、操舵室にいるオペ
レータからの切替指示入力にしたがって旋回中に不正確
となる対水速度入力を遮断している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来例で示した船舶用
慣性航法装置では、対水速度入力の遮断は手動により行
っている。例えば、航海士の操作により行っているが、
この操作は旋回の度に行うため、航海士への負担は大き
く、安全性と効率の面からみて問題である。
【0015】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、旋回時の対水速度入力の遮断を自動的に行う
ことができる船舶用慣性航法装置を提供することを目的
とする。本発明は、自動的に高い精度を維持することが
できる船舶用慣性航法装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は船舶用慣性航法
装置であって、船体に固定された加速度計およびジャイ
ロの出力信号を取込み入力された初期緯度および初期経
度を含む初期値を基準にして速度情報および位置情報を
出力する積分演算手段と、その速度情報の累積誤差をそ
の船体に取付けられた対水速度センサの出力に応じて補
償する手段とを備えた船舶用慣性航法装置である。本発
明の特徴とするところは、演算された方位角の変化が時
間Tにわたり閾値を越えたときに、自動的に前記補償す
る手段を無効にする手段を備えたところにある。
【0017】これにより、旋回中であるか否かの判定を
自動的に行い、対水速度入力の遮断を実行することがで
きるため、航海士その他オペレータの手間および判断の
誤りを低減させることができる。
【0018】前記時間Tは、船体の揺れ周期の数倍に設
定されることが望ましい。これにより、船体の揺れによ
る誤判定を回避することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
【0020】
【実施例】本発明実施例の構成を図1を参照して説明す
る。図1は本発明実施例装置のブロック構成図である。
【0021】本発明は船舶用慣性航法装置であって、船
体に固定された加速度計およびジャイロの出力信号を取
込み入力された初期緯度および初期経度を含む初期値を
基準にして速度情報および位置情報を出力する積分演算
手段としての速度位置計算部7と、その速度情報の累積
誤差をその船体に取付けられた対水速度センサの出力に
応じて補償する手段としての誤差修正量計算部14とを
備えた船舶用慣性航法装置である。
【0022】ここで、本発明の特徴とするところは、演
算された方位角の変化が時間Tにわたり閾値を越えたと
きに、自動的に誤差修正量計算部14の速度位置誤差修
正量出力を無効にする手段としての対水速度入力自動切
替判定部12を備えたところにある。
【0023】次に、本発明実施例の動作を図2および図
3を参照して説明する。図2は対水速度入力自動切替判
定部12のブロック構成図である。図3は方位角の変化
の状況を示す図である。横軸に時間をとり、縦軸に方位
角をとる。図2に示すように、対水速度入力自動切替判
定部12は、計算部20および自動判定部21により構
成されている。計算部20では、時刻tにおける方位角
情報ψ(t)を入力し、方位角変化の平均値〔外3〕を
計算する。その計算過程を示すと、
【0024】
【外3】
【0025】
【数1】 となる。この平均値〔外3〕の計算結果は自動判定部2
1に入力されて、
【0026】
【数2】 として出力される。図3に示すように、船体が旋回を始
めると、これまでの方位角ψとの方位角変化Δψが増加
を始める。このとき、ΔψLの絶対値を閾値として設定
し、方位角変化Δψがあらかじめ定められた一定時間T
継続して閾値|ΔψL|を越えたときに旋回と判定す
る。この一定時間Tは、船体の揺れの周期の数倍に設定
されている。船体の揺れの影響により、閾値を一時的に
越えることに起因する誤判定を回避することができる。
は旋回時であり、VL′=0とすることにより、対水
速度入力を遮断している。は直進時でありVL′=V
Lとして対水速度入力を行っている。時間Tは、船体の
揺れ周期の数倍に設定されている。
【0027】対水速度入力自動切替判定部12からの対
水速度VL′=0の出力は、比較部11に入力される。
比較部11は速度位置計算部7により計算された速度と
対水速度VL′とを減算してその差δVn を出力する
が、このときVL′=0であるならば、速度位置計算部
7により計算された速度がそのまま出力されるために、
旋回時の不正確な対水速度入力が速度あるいは位置の計
算結果に悪い影響を与えることを回避することができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
旋回時の対水速度入力の遮断を自動的に行うことができ
る。これにより、自動的に高い精度を維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例装置のブロック構成図。
【図2】対水速度入力自動切替判定部のブロック構成
図。
【図3】方位角の変化の状況を示す図。
【図4】従来例装置のブロック構成図。
【符号の説明】
1 センサ部 2、9 入出力部 3 加速度計誤差補正計算部 4 加速度座標変換計算部 5 ジャイロ誤差補正計算部 6 座標変換行列計算部 7 速度位置計算部 8 姿勢方位計算部 10 表示部 11 比較部 12 対水速度入力自動切替判定部 13 誤差推定計算部 14 誤差修正量計算部 20 計算部 21 自動判定部 22 対水速度入力手動切替判定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体に固定された加速度計およびジャイ
    ロの出力信号を取込み入力された初期緯度および初期経
    度を含む初期値を基準にして速度情報および位置情報を
    出力する積分演算手段と、その速度情報の累積誤差をそ
    の船体に取付けられた対水速度センサの出力に応じて補
    償する手段とを備えた船舶用慣性航法装置において、 演算された方位角の変化が時間Tにわたり閾値を越えた
    ときに、自動的に前記補償する手段を無効にする手段を
    備えたことを特徴とする船舶用慣性航法装置。
  2. 【請求項2】 前記時間Tは、船体の揺れ周期の数倍に
    設定された請求項1記載の船舶用慣性航法装置。
JP1908896A 1996-02-05 1996-02-05 船舶用慣性航法装置 Pending JPH09210720A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100814577B1 (ko) * 2006-09-07 2008-03-17 두산인프라코어 주식회사 자이로 누적 오차의 신호처리 방법
CN112729274A (zh) * 2020-12-11 2021-04-30 北京自动化控制设备研究所 一种组合导航系统及方法

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