JPH09210490A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JPH09210490A
JPH09210490A JP8021050A JP2105096A JPH09210490A JP H09210490 A JPH09210490 A JP H09210490A JP 8021050 A JP8021050 A JP 8021050A JP 2105096 A JP2105096 A JP 2105096A JP H09210490 A JPH09210490 A JP H09210490A
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陽一 菅原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖房運転時に、頻繁な暖房高圧過昇保護動作
を防止し、暖房高圧過昇保護動作発生時に、異常を表示
する空気調和機の制御装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、
減圧器4、および室内熱交換器5等を順次連通してなる
ヒートポンプ式冷凍サイクルを備え、暖房高圧過昇保護
動作を行う空気調和機において、配管温度と過負荷温度
との差を算出する第1の演算部18と、配管温度の時間
的変化率を演算する第2の演算部19と、風量設定部2
0と、タイマー21と、前記暖房高圧過昇保護動作のカ
ウンタ22と、回数記憶部23と、異常検出部24を設
け、暖房運転時、前記配管温度の時間的変化率と前記所
定の過負荷温度との差にて前記室外ファンの風量を制御
し、所定時間内の前記暖房高圧過昇保護動作の回数によ
り冷凍サイクルの異常を表示部12に表示するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヒートポンプ式冷凍サ
イクルを備えた空気調和機の制御装置に係わり、とく
に、暖房運転時の暖房高圧過昇保護動作回数を減少させ
るとともに冷凍サイクルの異常を検出して表示するもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図1の冷凍サイクル図に示すよう
に、圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器3、減圧器4、
および室内熱交換器5等を順次連通してなるヒートポン
プ式冷凍サイクルを備えた空気調和機の制御装置は、図
7のブロック図に示すように、室内設定温度(Ts)等
を入力する操作部11と、設定温度等を表示する表示部
12と、室内温度(Tr)を検出する室内温度検出器1
3と、前記室内熱交換器の配管温度(Tp)を検出する
配管温度検出器14と、所定の過負荷温度(To)を記
憶する過負荷温度記憶部15と、各部を制御する制御部
16と、室外制御部30と通信する通信部17と、前記
室外制御部30を備え、前記制御部16が前記室内温度
検出器13よりの室内温度(Tr)と、操作部11より
入力した室内設定温度(Ts)との差(負荷)に応じて
前記圧縮機1の運転および室外熱交換器3の送風ファン
6を断続制御している。
【0003】また、圧縮機1の冷媒が不足状態にある場
合、暖房運転時に高圧圧力が過大となり、前記配管温度
(Tp)が所定の過負荷温度(To)を越えると前記制
御部16が前記通信部17を介して前記室外制御部30
を制御して前記室外熱交換器3の送風ファン6および、
前記圧縮機1の運転を停止して暖房高圧過昇保護動作を
行うようにしている。しかるに、暖房運転時に、以上説
明した暖房高圧過昇保護動作が頻繁に発生すると、空調
効率が低下するばかりか、使用者に不快感を与えるとい
う問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、暖房運転時に、頻繁な暖房高圧過昇保護
動作の発生を防止し、また、頻繁な暖房高圧過昇保護動
作発生時には、異常発生を使用者に知らせ、サービスコ
ールを促すようにした空気調和機の制御装置を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧器、
および室内熱交換器等を順次連通してなるヒートポンプ
式冷凍サイクルを備え、同冷凍サイクルを室内設定温度
等を入力する操作部と、設定温度等を表示する表示部
と、室内温度を検出する室内温度検出器と、前記室内熱
交換器の配管温度を検出する配管温度検出器と、所定の
過負荷温度を記憶する過負荷温度記憶部と、各部を制御
する制御部と、室外制御部と通信する通信部と、前記室
外制御部とで構成する制御装置にて制御し、通常は負荷
に応じて前記圧縮機および室外熱交換器の送風ファンの
運転を断続するよう制御し、暖房運転時に前記配管温度
が所定の過負荷温度を越えると、前記制御部が前記通信
部を介して前記室外制御部を制御して前記室外熱交換器
の送風ファンおよび、前記圧縮機の運転を停止して暖房
高圧過昇保護動作を行う空気調和機において、第1の発
明は、前記配管温度検出器よりの配管温度と過負荷温度
記憶部よりの過負荷温度との差を出力する第1の演算部
と、前記配管温度検出器よりの配管温度の時間的変化率
を演算する第2の演算部と、前記配管温度の時間的変化
率と前記所定の過負荷温度との差に応じて前記室外熱交
換器の送風ファンの風量を設定する風量設定部とを設
け、暖房運転時、前記配管温度の時間的変化率と前記所
定の過負荷温度との差に応じて前記室外熱交換器の送風
ファンの風量を制御するようにした。
【0006】第2の発明は、所定時間を計測するタイマ
ーと、同所定時間内の前記暖房高圧過昇保護動作の回数
をカウントするカウンタと、所定の回数を記憶する回数
記憶部と、前記カウンタよりのカウント数が回数記憶部
よりの所定の回数を越えるとカウント数に応じた異常モ
ニタ出力を出力する異常検出部とを設け、暖房運転時、
前記所定時間内の暖房高圧過昇保護動作の回数が所定の
回数を越えると冷凍サイクルの異常を前記表示部に表示
するようにした。
【0007】第3の発明は、前記配管温度検出器よりの
配管温度と過負荷温度記憶部よりの過負荷温度との差を
出力する第1の演算部と、前記配管温度検出器よりの配
管温度の時間的変化率を演算する第2の演算部と、前記
配管温度の時間的変化率と前記所定の過負荷温度との差
に応じて前記室外熱交換器の送風ファンの風量を設定す
る風量設定部と、所定時間をセットして計測するタイマ
ーと、同所定時間内の前記暖房高圧過昇保護動作の回数
をカウントするカウンタと、所定の回数を記憶する回数
記憶部と、前記カウンタよりのカウント数が回数記憶部
よりの所定の回数を越えると異常モニタ出力を出力する
異常検出部とを設け、暖房運転時、前記配管温度の時間
的変化率と前記所定の過負荷温度との差に応じて前記室
外熱交換器の送風ファンの風量を制御するとともに、所
定時間内の前記暖房高圧過昇保護動作の回数が所定の回
数を越えると冷凍サイクルの異常を前記表示部に表示す
るようにした。
【0008】また、前記第2の演算部を、前記配管温度
検出器よりの配管温度を一時記憶する配管温度記憶部
と、同配管温度記憶部に記憶する配管温度と前記配管温
度検出器よりの配管温度とを比較する比較部とで構成し
た。
【0009】また、前記風量設定部を、前記配管温度と
前記所定の過負荷温度との差の値と所定差値と比較して
大小を判定する差値判定部と、前記配管温度の時間的変
化率の値と所定変化率値とを比較して大小を判定する変
化率判定部と、前記差値判定部と変化率判定部よりの判
定結果に対して風量を出力する風量テーブルで構成する
か、または、前記風量設定部を、前記配管温度の時間的
変化率と前記所定の過負荷温度との差に対する風量を出
力する風量テーブルで構成した。
【0010】また、前記異常検出部を、回数に対する異
常メッセイジを出力するメッセイジテーブルで構成し
た。
【0011】
【作用】以上のように構成したので、本発明の空気調和
機の制御装置においては、暖房運転時、配管温度の時間
的変化率と所定の過負荷温度との差に応じて前記室外熱
交換器の送風ファンの風量を制御して暖房高圧過昇保護
動作になるのを未然に防ぎ、さらに、所定時間内の前記
暖房高圧過昇保護動作の回数が所定の異常回数を越えた
場合は、冷凍サイクルの異常を前記表示部に表示するよ
うにしている。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による空気調和
機の制御装置を詳細に説明する。図1は本発明による空
気調和機の制御装置の冷凍サイクルを示す冷凍サイクル
図、図2は本発明による空気調和機の制御装置の一実施
例を示すブロック図である。本本発明による空気調和機
は図1に示すように、圧縮機1、四方弁2、室外熱交換
器3、減圧器4、および室内熱交換器5等を順次連通し
てなるヒートポンプ式冷凍サイクルを備え、前記室内熱
交換器5が凝縮器または蒸発器として動作するように切
り換えて暖房運転または冷房運転を行っている。
【0013】また、本発明による空気調和機の制御装置
は図2に示すように、室内設定温度(Ts)等を入力す
る操作部11と、設定温度等を表示する表示部12と、
室内温度(Tr)を検出する室内温度検出器13と、前
記室内熱交換器の配管温度(Tp)を検出する配管温度
検出器14と、所定の過負荷温度(To)を記憶する過
負荷温度記憶部15と、各部を制御する制御部16と、
室外制御部30と通信する通信部17と、前記室外制御
部30と、前記配管温度検出器14よりの配管温度(T
p)と過負荷温度記憶部15よりの過負荷温度設定値
(To)との差(To−Tp)を出力する第1の演算部
18と、前記配管温度検出器14よりの配管温度(T
p)の時間的変化率(ΔTp)を演算する第2の演算部
19と、前記配管温度(Tp)の時間的変化率(ΔT
p)と前記所定の過負荷温度との差(To−Tp)に応
じて前記室外熱交換器3の送風ファン6の風量(W)を
設定する風量設定部20とを設け、通常運転時は、前記
制御部16が前記室内温度検出器13よりの室内温度
(Tr)と、操作部11より入力した室内設定温度(T
s)との差(負荷)に応じて前記通信部17を介して前
記室外制御部30を制御して前記圧縮機1の運転の断続
を制御し、また、暖房運転時、前記配管温度(Tp)の
時間的変化率(ΔTp)と前記所定の過負荷温度設定値
(To)との差(To−Tp)に応じて前記通信部17
を介して前記室外制御部30を制御して前記室外熱交換
器3の送風ファン6の風量(W)を制御するようにして
いる。
【0014】しかし、圧縮機1の冷媒が不足状態にある
場合は、暖房運転時に高圧圧力が過大となり、前記配管
温度(Tp)が所定の過負荷温度(To)を越えるた
め、これを検出すると前記制御部16が前記通信部17
を介して前記室外制御部30を制御して前記室外熱交換
器3の送風ファン6および、前記圧縮機1の運転を停止
して暖房高圧過昇保護動作が行われる。
【0015】さらに、所定時間を計測するタイマー21
と、同所定時間内の前記暖房高圧過昇保護動作の回数
(n)をカウントするカウンタ22と、所定の回数
(N)を記憶する回数記憶部23と、前記カウンタ22
よりのカウント回数(n)が回数記憶部23よりの所定
の回数(N)を越えるとカウント回数(n)に応じた異
常モニタ出力を出力する異常検出部24とを設け、暖房
運転時、前記所定時間内の暖房高圧過昇保護動作の回数
(n)が所定の回数(N)を越える(n>N)と冷凍サ
イクルの異常を前記表示部12に表示するようにした。
【0016】また、前記第2の演算部19を、前記配管
温度検出器14よりの配管温度(Tp)を一時記憶する
配管温度記憶部19aと、同配管温度記憶部19aに記
憶する配管温度(Tpm)と前記配管温度検出器14よ
りの配管温度(Tp)とを比較して配管温度(Tp)の
時間的変化率(ΔTp)を出力する比較部19bとで構
成した。
【0017】また、前記風量設定部20を、図2に示す
ように、前記配管温度(Tp)と前記所定の過負荷温度
(To)との差の値(Tc)と所定差値(Tcs)と比
較して大小を判定する差値判定部20aと、前記配管温
度(Tp)の時間的変化率(ΔTp)と所定変化率(Δ
Tps)とを比較して大小を判定する変化率判定部20
bと、前記差値判定部20aと変化率判定部20bより
の判定結果に対して風量を出力する図3に示すような風
量テーブル20cで構成している。また、前記風量設定
部20を、図示しないが、配管温度(Tp)の時間的変
化率(ΔTp)と、配管温度(Tp)と所定の過負荷温
度(To)との差(To−Tp)に対する風量(W)を
出力する図3に示すような風量テーブルで構成してもよ
い。
【0018】また、前記異常検出部24を、図4に示す
ように、回数に対する異常メッセイジを出力するメッセ
イジテーブル24aで構成した。
【0019】以上の構成において、つぎにその動作を説
明する。まず、通常運転時は、使用者が操作部11より
室内設定温度(Ts)を入力することにより、前記室内
温度検出器13よりの室内温度(Tr)との差(Tr−
Ts)に応じて前記制御部16が室内送風ファン7の風
量を制御するとともに、前記通信部17を介して前記室
外制御部30を制御して前記圧縮機1の運転の断続を制
御することにより、室内温度(Tr)が室内設定温度
(Ts)になるようにしている。
【0020】図5および図6は暖房運転時に暖房高圧過
昇保護動作が頻繁に起こらないようにするための補助動
作を説明するための動作フローの一実施例であり、同図
を参照しながら、順次説明する。上述の室温制御とは別
に、図5の動作フローに示すように、暖房運転を開始す
るとまず、室外熱交換器3の送風ファン6の風量(W)
を風量最大(W=Wmax)に設定(ST1)し、つぎ
に、配管温度(Tp)を検出(ST2)し、差値判定部
20aにて前記第1の演算部18よりの配管温度(T
p)と所定の過負荷温度(To)との差(To−Tp=
Tc)と第1の所定差値(Tcs1)を比較して大小を
判定(ST3)し、判定結果が(Tc<Tcs1)であ
れば、変化率判定部20bにて前記第2の演算部19よ
りの配管温度(Tp)の時間的変化率(ΔTp)と所定
の変化率(ΔTps)を比較して大小を判定(ST4)
し、判定結果が(ΔTp>ΔTps)であれば、送風フ
ァン6の風量(W)を一段落とした(ST5)後、暖房
高圧過昇状態か(Tc<0?)を判定(ST6)してい
る。
【0021】暖房高圧過昇状態(Tc<0)でなけれ
ば、差値判定部20aにて前記第1の演算部18よりの
配管温度(Tp)と所定の過負荷温度(To)との差
(To−Tp=Tc)と第2の所定差値(Tcs2)を
比較して大小を判定し(ST7)、判定結果が(Tc>
Tcs2)であれば、送風ファン6の風量(W)を一段
上げるようにしている(ST8)。
【0022】また、図6の動作フローに示すように、前
記第1の演算部18で配管温度(Tp)と所定の過負荷
温度(To)の差(To−Tp=Tc)を、第2の演算
部19で配管温度(Tp)の時間的変化率(ΔTp)を
算出(ST9)し、図4に示すような前記風量テーブル
20aを参照して送風ファン6の風量(W)を設定(S
T10)してもよい。以上のようにして送風ファン6の
風量(W)が設定されると、前記通信部17を介して前
記室外制御部30から送風ファン6を制御して前記室外
熱交換器3への風量(W)を可変するようにし、暖房高
圧過昇保護動作が頻繁に起こらないようにしている。
【0023】しかし、上述の制御を行っているにも係わ
らず、能力可変圧縮機1の冷媒が不足状態にある場合に
は、暖房運転時に高圧圧力が過大となり、前記配管温度
(Tp)が所定の過負荷温度(To)を越える可能性が
ある。上述のように、配管温度(Tp)が所定の過負荷
温度(To)を越えて、図5または図6における暖房高
圧過昇状態か(To−Tp=Tc<0?)(ST6)の
判定結果がY、即ち暖房高圧過昇状態(Tc<0)であ
れば、前記室外熱交換器3の送風ファン6および、前記
能力可変圧縮機1の運転を停止して暖房高圧過昇保護動
作を行う(ST30)ようにしている。
【0024】そして、前記所定時間内の暖房高圧過昇保
護動作の回数(n)をカウントし(ST21)、同カウ
ント数(n)が所定の回数(N)を越える(n>N)と
(ST22)、図5に示すようなメッセイジテーブル2
4aを参照し、その回数に応じた冷凍サイクルの異常状
態を示す「エアーフィルタを掃除してください」、「冷
媒ガスを注入してください」等のメッセイジを前記表示
部12に表示する(ST23)ようにした。本実施例で
は、異常状態を示すに、上述のようなメッセイジを表示
したが、LED等のインジケータを点灯することも可能
である。
【0025】尚、所定時間の計測は、図5に示すよう
に、暖房運転開始後、タイマー及びカウンタをセット
(ST11)し、タイムアップ(ST12)をみて、タ
イマー及びカウンタをリセット(ST13)するように
している。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による空気
調和機の制御装置によれば、暖房運転時、配管温度の時
間的変化率と所定の過負荷温度との差に応じて前記室外
熱交換器への風量を制御して暖房高圧過昇保護動作にな
るのを未然に防ぎ、さらに、所定時間内の前記暖房高圧
過昇保護動作の回数が所定の異常回数を越えた場合は、
冷凍サイクルの異常として前記表示部に異常である旨を
表示するようにしているので、暖房運転時に、頻繁な暖
房高圧過昇保護動作の発生を防止し、また、頻繁な暖房
高圧過昇保護動作発生時には、異常発生を使用者に知ら
せるようにした空気調和機の制御装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の制御装置の冷凍サイ
クルを示す冷凍サイクル図である。
【図2】本発明による空気調和機の制御装置の一実施例
を示すブロック図である。
【図3】本発明による空気調和機の制御装置の風量テー
ブルの実施例である。
【図4】本発明による空気調和機の制御装置のメッセイ
ジテーブルの実施例である。
【図5】本発明による空気調和機の制御装置の動作フロ
ーの一実施例である。
【図6】本発明による空気調和機の制御装置の動作フロ
ーの別の実施例である。
【図7】従来の空気調和機の制御装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 四方弁 3 室外熱交換器 4 減圧器 5 室内熱交換器 6 送風ファン 7 送風ファン 11 操作部 12 表示部 13 室内温度検出器 14 室内熱交換器の配管温度検出器 15 過負荷温度記憶部 16 制御部 17 通信手段 18 第1の演算部 19 第2の演算部 19a 記憶部 19b 比較部 20 風量設定部 20a 差値判定部 20b 変化率判定部 20d 風量テーブル 21 タイマー 22 カウンタ 23 回数記憶部 24 異常検出部 24a メッセイジテーブル 30 室外制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧
    器、および室内熱交換器等を順次連通してなるヒートポ
    ンプ式冷凍サイクルを備え、同冷凍サイクルを室内設定
    温度等を入力する操作部と、動作モード等を表示する表
    示部と、室内温度を検出する室内温度検出器と、前記室
    内熱交換器の配管温度を検出する配管温度検出器と、所
    定の過負荷温度を記憶する過負荷温度記憶部と、各部を
    制御する制御部と、室外制御部と通信する通信部と、前
    記室外制御部とで構成する制御装置により制御し、通常
    は負荷に応じて前記圧縮機および室外熱交換器の送風フ
    ァンの運転を断続制御し、暖房運転時に前記配管温度が
    所定の過負荷温度を越えると、前記制御部が前記通信部
    を介して前記室外制御部を制御して前記室外熱交換器の
    送風ファンおよび、前記圧縮機の運転を停止して暖房高
    圧過昇保護動作を行う空気調和機において、 前記配管温度検出器よりの配管温度と過負荷温度記憶部
    よりの過負荷温度との差を出力する第1の演算部と、前
    記配管温度検出器よりの配管温度の時間的変化率を演算
    する第2の演算部と、前記配管温度の時間的変化率と前
    記所定の過負荷温度との差に応じて前記室外熱交換器の
    送風ファンの風量を設定する風量設定部とを設け、暖房
    運転時、前記配管温度の時間的変化率と前記所定の過負
    荷温度との差に応じて前記室外熱交換器の送風ファンの
    風量を可変するようにしてなることを特徴とする空気調
    和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧
    器、および室内熱交換器等を順次連通してなるヒートポ
    ンプ式冷凍サイクルを備え、同冷凍サイクルを室内設定
    温度等を入力する操作部と、設定温度等を表示する表示
    部と、室内温度を検出する室内温度検出器と、前記室内
    熱交換器の配管温度を検出する配管温度検出器と、所定
    の過負荷温度を記憶する過負荷温度記憶部と、各部を制
    御する制御部と、室外制御部と通信する通信部と、前記
    室外制御部とで構成する制御装置にて制御し、通常は負
    荷に応じて前記圧縮機および室外熱交換器の送風ファン
    の運転を断続するよう制御し、暖房運転時に前記配管温
    度が所定の過負荷温度を越えると、前記制御部が前記通
    信部を介して前記室外制御部を制御して前記室外熱交換
    器の送風ファンおよび、前記圧縮機の運転を停止して暖
    房高圧過昇保護動作を行う空気調和機において、 所定時間を計測するタイマーと、同所定時間内の前記暖
    房高圧過昇保護動作の回数をカウントするカウンタと、
    所定の回数を記憶する回数記憶部と、前記カウンタより
    のカウント数が回数記憶部よりの所定の回数を越えると
    カウント数に応じた異常モニタ出力を出力する異常検出
    部とを設け、暖房運転時、前記所定時間内の暖房高圧過
    昇保護動作の回数が所定の回数を越えると冷凍サイクル
    の異常を前記表示部に表示するようにしてなることを特
    徴とする空気調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機、四方弁、室外熱交換器、減圧
    器、および室内熱交換器等を順次連通してなるヒートポ
    ンプ式冷凍サイクルを備え、同冷凍サイクルを室内設定
    温度等を入力する操作部と、設定温度等を表示する表示
    部と、室内温度を検出する室内温度検出器と、前記室内
    熱交換器の配管温度を検出する配管温度検出器と、所定
    の過負荷温度を記憶する過負荷温度記憶部と、各部を制
    御する制御部と、室外制御部と通信する通信部と、前記
    室外制御部とで構成する制御装置にて制御し、通常は負
    荷に応じて前記圧縮機および室外熱交換器の送風ファン
    の運転を断続するよう制御し、暖房運転時に前記配管温
    度が所定の過負荷温度を越えると、前記制御部が前記通
    信部を介して前記室外制御部を制御して前記室外熱交換
    器の送風ファンおよび、前記圧縮機の運転を停止して暖
    房高圧過昇保護動作を行う空気調和機において、 前記配管温度検出器よりの配管温度と過負荷温度記憶部
    よりの過負荷温度との差を出力する第1の演算部と、前
    記配管温度検出器よりの配管温度の時間的変化率を演算
    する第2の演算部と、前記配管温度の時間的変化率と前
    記所定の過負荷温度との差に応じて前記室外熱交換器の
    送風ファンの風量を設定する風量設定部と、所定時間を
    セットして計測するタイマーと、同所定時間内の前記暖
    房高圧過昇保護動作の回数をカウントするカウンタと、
    所定の回数を記憶する回数記憶部と、前記カウンタより
    のカウント数が回数記憶部よりの所定の回数を越えると
    異常モニタ出力を出力する異常検出部とを設け、暖房運
    転時、前記配管温度の時間的変化率と前記所定の過負荷
    温度との差に応じて前記室外熱交換器の送風ファンの風
    量を可変するとともに、所定時間内の前記暖房高圧過昇
    保護動作の回数が所定の回数を越えると冷凍サイクルの
    異常を前記表示部に表示するようにしてなることを特徴
    とする空気調和機の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の演算部を、前記配管温度検出
    器よりの配管温度を一時記憶する配管温度記憶部と、同
    配管温度記憶部に記憶する配管温度と前記配管温度検出
    器よりの配管温度とを比較する比較部とで構成してなる
    ことを特徴とする請求項1または請求項3記載の空気調
    和機の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記風量設定部を、前記配管温度と前記
    所定の過負荷温度との差の値と所定差値と比較して大小
    を判定する差値判定部と、前記配管温度の時間的変化率
    の値と所定変化率値とを比較して大小を判定する変化率
    判定部と、前記差値判定部と変化率判定部よりの判定結
    果に対して風量を出力する風量テーブルで構成してなる
    ことを特徴とする請求項1または請求項3記載の空気調
    和機の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記風量設定部を、前記配管温度の時間
    的変化率と前記所定の過負荷温度との差に対する風量を
    出力する風量テーブルで構成してなることを特徴とする
    請求項1または請求項3記載の空気調和機の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記異常検出部を、回数に対する異常メ
    ッセイジを出力するメッセイジテーブルで構成してなる
    ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の空気調
    和機の制御装置。
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