JPH09209727A - 内燃機関の動弁装置 - Google Patents

内燃機関の動弁装置

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JPH09209727A
JPH09209727A JP29674696A JP29674696A JPH09209727A JP H09209727 A JPH09209727 A JP H09209727A JP 29674696 A JP29674696 A JP 29674696A JP 29674696 A JP29674696 A JP 29674696A JP H09209727 A JPH09209727 A JP H09209727A
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JP
Japan
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shim
cam
valve
lifter
spherical
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JP29674696A
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English (en)
Inventor
Takao Naruoka
孝夫 成岡
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/12Transmitting gear between valve drive and valve
    • F01L1/18Rocking arms or levers
    • F01L1/185Overhead end-pivot rocking arms
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/12Transmitting gear between valve drive and valve
    • F01L1/14Tappets; Push rods
    • F01L1/143Tappets; Push rods for use with overhead camshafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L13/00Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations
    • F01L13/0015Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque
    • F01L13/0036Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction
    • F01L13/0042Modifications of valve-gear to facilitate reversing, braking, starting, changing compression ratio, or other specific operations for optimising engine performances by modifying valve lift according to various working parameters, e.g. rotational speed, load, torque the valves being driven by two or more cams with different shape, size or timing or a single cam profiled in axial and radial direction with cams being profiled in axial and radial direction

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は三次元カムとリフタとの間にシムが介
装された構成を有する内燃機関の動弁装置に関し、シム
とシリンダヘッド間の干渉発生を防止すると共にリフタ
とシム間における耐摩耗性を向上させることを課題とす
る。 【解決手段】カム部25にカム軸方向に傾斜した傾斜面27
を形成すると共にカム軸方向に移動可能な構成とされた
三次元カム21と、シリンダヘッド28に摺動自在に嵌装さ
れ三次元カム21からバルブ22へ動力を伝達するリフタ23
と、三次元カム21とリフタ23との間に変位可能な構成で
介装されるシム24とを具備する内燃機関の動弁装置にお
いて、前記リフタ23の頂面に下に凸の球面形状とした球
面状凹部32を形成すると共に、シム24に球面状凹部32と
対応した下に凸の球面形状を有した球面状凸部34を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の動弁装置
に係り、特に三次元カムとリフタとの間にシムが介装さ
れた構成を有する内燃機関の動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内燃機関(エンジン)の運転状
態(回転数,負荷等)に応じてバルブタイミングやバル
ブリフト量を変化させる可変バルブタイミング機構(V
VT)が知られている。この可変バルブタイミング機構
を搭載することにより、エンジン出力や燃費の向上及び
排気エミッションの低減が可能となる。
【0003】この可変バルブタイミング機構を有したエ
ンジンにおける動弁装置は、カム部にカム軸方向に傾斜
した傾斜面を形成すると共にカム軸方向に移動可能な構
成とされた三次元カムを有している。そして、この三次
元カムのカム軸方向への移動量を制御することにより、
バルブタイミングやバルブリフト量を最適化する構成と
なっている。
【0004】この種の動弁装置として、例えば実開平3
−42001号公報に開示されたものが知られている。
図6は同公報に開示された動弁装置を示している。同図
に示されるように、動弁装置1は大略すると三次元カム
2,バルブ3,リフタ4,及びシム5等により構成され
ている。
【0005】三次元カム2はカム部6とカム軸7とによ
り構成されており、カム部6にはカム軸方向に傾斜する
傾斜面8(傾斜角度をαで示す)が形成されている。こ
の三次元カム2は、図示しないアクチュエータにより矢
印X1,X2方向に移動可能な構成とされている。
【0006】また、バルブ3はエンジンのシリンダヘッ
ド10に設けられた吸気ポート或いは排出ポートに配設
される弁であり、三次元カム2の回転動作に伴い上下移
動し、吸気ポート或いは排出ポートを開閉する。このバ
ルブ3の上部にはリテーナ9が配設されており、このリ
テーナ9はバルブスプリング14により上方向に弾性付
勢されている。従って、バルブ3はバルブスプリング1
4により常時上方向に付勢された構成とされている。
尚、図6及び図7において、矢印Z1方向を上方向、ま
た矢印Z2方向を下方向と定義する。
【0007】リフタ4はバルブ3の上部に配設されてお
り、この頂面は上に凸の球面形状とされた凸球面部11
を形成している。このリフタ4は三次元カム2の動力を
バルブ3に伝達する機能を有し、シリンダヘッド10に
形成されたバルブ孔10aに案内され上下動しうる構成
とされている。
【0008】また、シム5は三次元カム2とリフタ4と
の間に介装されるものであり、上部に三次元カム2と当
接する平坦面部12を形成すると共に、下部にリフタ4
に形成された凸球面部11と係合する凹球面部13を形
成している。この凸球面部11と凹球面部13は略同一
曲率を有した構成とされており、よってシム5はリフタ
4に形成された凸球面部11に沿って回転移動可能な構
成となっている。
【0009】上記構成において、カム軸7がアクチュエ
ータ(図示せず)によりX1,X2方向に移動すると、
三次元カム2はカム軸方向に傾斜する傾斜面8を有して
いるためバルブタイミングやバルブリフト量を可変する
ことができる。また、三次元カム2の移動に伴いシム5
はリフタ4上で回転移動するため、三次元カム2が移動
してもリフタ4とシム5との接触面積を大きく維持でき
るため耐摩耗性を向上することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記した動弁
装置は、リフタ4上でシム5が回転変位した際、この回
転によりシム5がシリンダヘッド10に干渉するおそれ
があるという問題点があった。以下、この理由について
図7を用いて説明する。
【0011】図7は、三次元カム2が移動することによ
りリフタ4上で回転移動したシム5を示している。尚、
図示の便宜上、図7ではシム5がシリンダヘッド10内
に食い込んだ状態で図示しているが、実際はシム5はシ
リンダヘッド10と衝突する位置までしか回転しない。
【0012】従来の動弁装置は、上記したようにリフタ
4の頂面に上に凸の球面形状とされた凸球面部11を形
成し、この凸球面部11と係合する凹球面部13が形成
されたシム5をリフタ4に係合させる構成とされてい
た。このため、シム5の回転中心はシム5よりも下方
(Z2方向)にある図中点O1 で示す位置となる。従っ
て、シム5は回転中心O1 を中心として図中A1,A2
で示す円弧に沿って移動することとなる。
【0013】しかるに、シム5よりも下方に位置する回
転中心O1 を中心とするシム5の回転移動はシリンダヘ
ッド10に近づく移動となる。このため、従来の動弁装
置は、リフタ4上でシム5が回転変位した際に、シム5
がシリンダヘッド10に干渉するおそれがあるという問
題点があった。
【0014】また、この問題点を回避するためにはシム
5の形状を小さくする必要が生じる。即ち、シム5の形
状を、図7においてシム5がシリンダヘッド10内に食
い込んだ状態に図示されている部分を除去した形状とす
る必要が生じる。しかるに、シム5の形状を小さくする
と必然的にリフタ4とシム5との接触面積も小さくな
り、リフタ4とシム5との間における面圧が高くなり、
耐摩耗性が低下してしまうという新たな問題点が生じ
る。
【0015】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、シムを動力伝達部材の球面状凹部に対応する球面
状凸部で形成したことにより、シムとシリンダヘッドと
の間における干渉の発生を防止すると共にリフタとシム
との間における耐摩耗性を向上させた内燃機関の動弁装
置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、下記の手段を講じたことを特徴とするも
のである。請求項1記載の発明では、カム部にカム軸方
向に傾斜した傾斜面を形成すると共に、前記カム軸方向
に移動可能な構成とされた三次元カムと、前記三次元カ
ムからバルブへ動力を伝達する動力伝達部材と、前記動
力伝達部材と前記三次元カムとの間に変位可能な構成で
介装されるシムとを具備する内燃機関の動弁装置におい
て、前記動力伝達部材に前記シムを介装する部位を球面
状凹部で形成し、前記シムを前記動力伝達部材の球面状
凹部に対応する球面状凸部で形成したことを特徴とする
ものである。
【0017】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載の内燃機関の動弁装置において、前記三次元カ
ムのカム幅を前記シムのシム幅よりも小さい構成とした
ことを特徴とするものである。
【0018】更に、請求項3記載の発明では、前記請求
項1または2記載の内燃機関の動弁装置において、前記
シムのシム高さを前記シムの球面状凸部の曲率半径より
小さくしたことを特徴とするものである。
【0019】上記の各手段は次のように作用する。請求
項1記載の発明によれば、カムが回転し、カムの傾斜面
に沿うようにシムがカムの傾斜面とリフタとの間を移動
する際、シムと動力伝達部材との接触面が下に凸の球面
(球面半径中心が上方向にある)であるため、シムはシ
リンダヘッドから離間する方向(上方)に変位し、シリ
ンダヘッドとの干渉を防止することができる。
【0020】これに伴い、シムと動力伝達部材との接触
面積を大きくすることが可能となり、シムと動力伝達部
材との間における面圧を低くすることができ、よって耐
摩耗性を向上させることができる。また、動力伝達部材
に設けられた球面状凹部は、シムの潤滑を行なうための
潤滑油を溜めやすい形状であるため、動力伝達部材とシ
ムとの潤滑が良好となり、フリクションロスは低減し、
接触面の耐摩耗性が向上する。
【0021】また、請求項2記載の発明によれば、三次
元カムのカム幅がシムのシム幅よりも小さくなるよう構
成したことにより、三次元カムが移動した際にカム部と
シムの接触中心(カム側接触中心という)と、シムと動
力伝達部材の接触中心(動力伝達部材側接触中心とい
う)とがずれる構成とすることができる。
【0022】このようにカム側接触中心と動力伝達部材
側接触中心とが偏心した状態となることにより、シムに
はバルブの中心軸を中心とする回転力が発生する。ま
た、請求項1に記載したように、シムと動力伝達部材は
球面接触であるため、上記回転力によりシムにはバルブ
の中心軸を中心として回転する。このため、カム部とシ
ムとの接触位置はシムの回転により相対的に移動し、常
に一定の場所で接触することを防止することができ、よ
ってシムに偏摩耗が発生することを防止することができ
る。
【0023】更に、請求項3記載の発明によれば、シム
高さを大きくすることなくシムと動力伝達部材との間の
接触面積を大きくすることができるため、シム高さを単
に大きくすることで接触面積を拡大するものに対して動
弁系の慣性質量を低減することができ、機関の高速運転
域での動弁系の追従性を向上することができる。また、
シムのシム高さと比べシムの球面の曲率半径を大きくす
ることにより、動力伝達部材とシムとの間の面圧の局所
的な偏差を小さくすることができるため、接触面の局所
摩耗の発生を防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面と共に説明する。図1は本発明の第1実施例である
内燃機関(エンジン)の動弁装置20を示しており、図
1(A)は動弁装置20の側面を示し、また図1(B)
は動弁装置20の正面を夫々示している。本実施例に係
る動弁装置20は直打式の動弁装置であり、大略すると
三次元カム21,バルブ22,リフタ23,及びシム2
4等により構成されている。
【0025】三次元カム21はカム部25とカム軸26
とにより構成されている。カム部25は、基礎円部25
aから突出した部位であるカムノース25bの先端面
に、カム軸方向に傾斜する傾斜面27(図1(B)に傾
斜角度をαで示す)が形成されている。
【0026】またカム軸26は図示しないタイミングギ
ヤ,タイミングベルト等によりエンジンのクランクシャ
フトに接続されており、クランクシャフトの回転に同期
して回転する構成とされている。更に、カム軸26の端
部にはアクチュエータ(図示せず)が配設されており、
このアクチュエータに駆動されて三次元カム21は図中
矢印X1,X2方向に移動可能な構成とされている。
【0027】また、バルブ22はエンジンのシリンダヘ
ッド28に設けられた吸気ポート或いは排出ポートを開
閉する弁であり、三次元カム21の回転動作に伴いカム
部25に付勢されて上下移動し、その下端(本実施例で
は図中矢印Z1方向を上方、矢印Z2方向を下方とす
る)に配設されたバルブヘッド22aが吸気ポート或い
は排出ポートを開弁或いは閉弁する構成とされている。
【0028】このバルブ22の上端部にはバルブスプリ
ング29を保持するリテーナ30が配設されている。バ
ルブスプリング29の上端部はリテーナ30に当接して
おり、またバルブスプリング29の下端はバルブシート
31を介してシリンダヘッド28と当接した構成となっ
ている。このバルブスプリング29は、リテーナ30を
介してバルブ22を図中矢印Z1方向に弾性付勢してお
り、従ってバルブ22はバルブスプリング29により常
時上方向(開弁方向)に付勢された構成とされている。
【0029】リフタ23(動力伝達部材)はバルブ22
の上部に配設された有底筒状の部材であり、本実施例で
はこのリフタ23の頂面に形成されたリフタ頂面32を
下に凸の半球面形状としたことを第1の特徴とするもの
である(以下、リフタ頂面32を球面状凹部32とい
う)。このリフタ23は三次元カム21の動力をバルブ
22に伝達する機能を有し、シリンダヘッド28に形成
されたバルブ孔28aに案内され上下動する構成とされ
ている。
【0030】また、シム24は三次元カム21とリフタ
23との間に介装されるものであり、上部には三次元カ
ム21と当接する平坦面部33が形成されている。本実
施例では、シム24の下部に球面状凸部34を形成した
ことを第2の特徴とする。このシム24の下部に形成さ
れた球面状凸部34は、リフタ23に形成された球面状
凹部32と対応するよう構成されている。即ち、球面状
凹部32及び球面状凸部34は同一位置を曲率中心O2
としており、かつこの曲率中心O2 はバルブ22の中心
軸線(図中、矢印Bで示す一点鎖線)上に位置するよう
構成されている。また、シム24の球面状凸部34の頂
部から三次元カム21と当接する平坦面部33までの高
さをシム高さHとした場合(図4(B)参照)、本実施
例ではこのシム高さHをシム24の球面状凸部34の曲
率半径Rより小さくしたことを特徴としている。
【0031】上記構成とすることにより、球面状凹部3
2と球面状凸部34とが係合した状態で、シム24に形
成された球面状凸部34はリフタ23に形成された球面
状凹部32に沿って回転自在の構成となる。ところで、
動弁装置20には潤滑装置から潤滑油が供給され、従っ
て三次元カム31とシム24との当接位置及び球面状凹
部32と球面状凸部34との係合位置等にも潤滑油が供
給される構成とされている。この潤滑油が供給される
際、本実施例のようにリフタ23に設けられた球面状凹
部32は、下に凸の球面形状であり潤滑油を溜めやすい
形状である。このため、リフタ23とシム24との間に
おける潤滑を良好とすることができ、よってフリクショ
ンロスは低減し接触面における耐摩耗性を向上させるこ
とができる。
【0032】また、シム24に形成された球面状凸部3
4とリフタ23に形成された球面状凹部32との摺接面
積は、互いに球面同士の接触であるため広くなってい
る。このように、シム24と動力伝達部材となるリフタ
23との接触面積が大きくなることにより、シム24と
リフタ23との間における面圧を低くすることができ、
よって耐摩耗性を向上させることができる。
【0033】一方、上記したリフタ23の球面状凹部3
2の上端部には外方に若干量延出する延出部35が形成
されている。また、シム24の上部に位置する平坦面部
33の外周部分には、球面状凸部34の上縁部より外方
に延出した鍔部36が形成されている。この鍔部35
は、後述するようにシム24がリフタ23上で回転移動
した際、リフタ23に形成された延出部35と当接し、
シム24がリフタ23から離脱するのを防止する機能を
奏している。
【0034】更に、本実施例に係る動弁装置20では、
シム24の平坦面部33の径寸法L1(以下、シム幅と
いう)は、三次元カム21のカム部25のカム幅L2に
対して大きくなるよう構成されている(L1>L2)。
続いて、上記構成とされた動弁装置20の動作につい
て、図1に加えて図2及び図3を用いて以下説明する。
尚、図2はシム24がカム部25の基礎円部25aと当
接した状態を示しており、図3はシム24がカム部25
のカムノース25bと当接した状態を示している。ま
た、図2及び図3において、バルブスプリング29,リ
テーナ30,及びバルブシート31の図示は省略してい
る。
【0035】前記したように、三次元カム21はクラン
クシャフトに同期して回転する構成とされている。よっ
て図2に示す状態より、三次元カム21が回転してカム
部25がシム24を押圧すると、この押圧力はシム24
を介してリフタ23に伝達されてバルブ22にリフト作
用を及ぼす。これにより、バルブ22はZ2方向に移動
を開始する。
【0036】また、カム部25の頂面(カムノース25
bの頂面)にはカム軸方向に傾斜する傾斜面27が形成
されており、かつ、シム24に形成された球面状凸部3
4はリフタ23に形成された球面状凹部32に沿って回
転自在の構成となっている。このため、三次元カム21
の回転に伴い傾斜面27が平坦面部33に係合すると、
図3に示されるようにシム24は傾斜面27に沿うよう
リフタ23上で回転する。
【0037】また、前記したようにカム軸26は、図示
しないアクチュエータによりX1,X2方向に移動でき
る構成とされており、またカムノース25bの頂面には
上記のように傾斜面27が形成されている。このため、
カム軸26が図中矢印X1方向或いはX2方向に移動す
ることにより、バルブ22の移動量を制御することが可
能となる。
【0038】具体的には、カム軸26が図中矢印X1方
向に移動することによりバルブ22の移動量は小さくな
り低速時に適応したバルブ開閉状態となり、またカム軸
26が図中矢印X2方向に移動することによりバルブ2
2の移動量は大きくなり高速時に適応したバルブ開閉状
態となる。
【0039】ここで、三次元カム21の回転に伴い傾斜
面27が平坦面部33に係合することにより生じるシム
24のリフタ23上における回転移動に注目して以下説
明する。前記したように、リフタ23に形成された球面
状凹部32及びシム24に形成された球面状凸部34は
同一位置を曲率中心O2 としており、かつこの曲率中心
2 はバルブ22の中心軸線(図中、矢印Bで示す一点
鎖線)上に位置するよう構成されている。この構成とす
ることにより、シム24に形成された球面状凸部34は
リフタ23に形成された球面状凹部32に沿って自在に
回転することが可能となり、図3に示されるように傾斜
面27に沿うようシム24を回転させることができる。
【0040】この際、本実施例ではリフタ23に形成さ
れた球面状凹部32及びシム24に形成された球面状凸
部34は共に下に凸の球面形状とされているため、各球
面部32,34の曲率中心(回転中心)O2 はシム24
の配設位置よりも上方位置となる。このように、各球面
部32,34の曲率中心O2 がシム24の配設位置より
も上方に位置するよう構成することにより、シム24の
回転動作は曲率中心O 2 を中心として図3(B)に矢印
C1,C2で示す動作となる。
【0041】このシム24の矢印C1,C2で示す回転
動作は、シム24がシリンダヘッド28から離間する方
向の移動動作である。このため、リフタ23に球面状凹
部32を形成すると共にシム24にこれと係合する球面
状凸部34を形成することにより、シム24とシリンダ
ヘッド28との干渉(衝突)の発生を防止することが可
能となる。
【0042】またシム24が回転移動してもシム24と
シリンダヘッド28との干渉を防止できるため、シム2
4とリフタ23との接触面積を大きくすることが可能と
なる。これにより、リフタ23とシム24との間におけ
る面圧を低くすることができ、よって両者23,24間
における耐摩耗性は向上し、動弁装置20の信頼性を向
上させることができる。
【0043】続いて、本実施例に係る動弁装置20にお
いて、シム幅L1をカム幅L2に対して大きくなるよう
構成(L1>L2)したことによる作用について説明す
る。上記のようにシム幅L1をカム幅L2に対して大き
くなるよう構成することにより、カム部25はシム24
の平坦面33上をX1,X2方向に移動することが可能
となる。具体的には、カム部25は平坦面33上を距離
(L1−L2)の範囲でX1,X2方向に移動すること
が可能となる。
【0044】これに対し、仮にシム幅L1がカム幅L2
よりも小さい構成を想定すると、カム部はその全面が常
にシムの平坦面に接触した構成となり、シムに発生する
回転力は図3(B)に矢印C1,C2で示す方向のみと
なる。これに対し、シム幅L1をカム幅L2に対して大
きく設定した構成では、三次元カム21をX1,X2方
向に移動することにより、カム部25とシム24との接
触中心線(図3(B)に矢印Dで示す一点鎖線。以下、
カム側接触中心線という)と、シム24とリフタ23の
接触中心線(バルブ22の中心軸線Bと同じ。以下、リ
フタ側接触中心線という)とをずらすことが可能とな
る。図3(B)に示す例では、カム側接触中心線Dとリ
フタ側接触中心線BはΔLだけずれて偏心した状態とな
っている。
【0045】このようにカム側接触中心線Dとリフタ側
接触中心線Bとが偏心した状態となることにより、シム
24にはリフタ側接触中心線B(即ち、バルブ22の中
心軸)を中心とする回転力が発生する。この回転力は、
シム24を図3(B)に矢印Eで示す方向に回転付勢す
る力となる。
【0046】また、前記したようにシム24とリフタ2
3とは球面接触した構成であり、いかなる方向にも回転
可能な構成となっている。このため、カム側接触中心線
Dとリフタ側接触中心線Bとを偏心させることにより発
生する回転力により、シム24はリフタ側接触中心線B
を中心として矢印E方向に回転する。
【0047】従って、上記構成とすることによりカム部
25とシム24との接触位置はシムの回転により変化
し、常に一定の場所で接触することを防止することがで
きる。よって、シム24に偏摩耗が発生することを防止
することができ、動弁装置20の信頼性を更に向上させ
ることができる。また、シム24は前記した矢印C1,
C2方向の回転に加え矢印E方向の移動が生じるため、
凹曲面部33と凸曲面部34との間における偏摩耗の発
生も防止することができる。
【0048】尚、上記のように半球状のシム24がリフ
タ23の上部で自在に回転することにより、シム24が
リフタ23より離脱することが考えられるが、上記した
ようにリフタ23の球面状凹部32の上端部には延出部
35が形成されており、シム24の上部には鍔部36が
形成されている。
【0049】この鍔部36は、図3(B)に示されるよ
うにシム24がリフタ23上で過剰に回転移動した時に
リフタ23に形成された延出部35と当接するよう構成
されている。よって、延出部35及び鍔部36を設ける
ことにより、シム24がリフタ23から離脱するのを防
止することができ、これによっても動弁装置20の信頼
性を向上させることができる。
【0050】続いて、シム高さHをシム24の球面状凸
部34の曲率半径Rより小さくしたことによる作用につ
いて図4を用いて説明する。図4(A)はシム高さHを
シム24の球面状凸部34の曲率半径rと略等しく設定
した第2実施例に係る構成(H≒r)における面圧及び
その分布を示しており、また図4(B)はシム高さHを
シム24の球面状凸部34の曲率半径Rより小さくした
第1実施例に係る構成(H<R)における面圧及びその
分布を示している。
【0051】先ず、面圧の求め方について説明する。球
面状凹部32と球面状凸部34との間における面圧は、
軸受けにおける軸受け圧力を求める方法を用いて求める
ことができる。即ち、軸受けにおける軸受け圧力Pは、
軸受けに印加される荷重Fを軸受けの投影面積Sで除算
することにより求められる(P=F/S)が、これを適
用することにより球面状凹部32と球面状凸部34との
間における面圧Pは、三次元カム21からシム24に印
加される荷重Fを球面状凸部34の投影面積Sで除算す
ることにより求められる(P=F/S)。
【0052】そこで、図4(A)に示されるシム高さH
を曲率半径rと略等しく設定した構成(H≒r)におけ
る面圧分布に注目する。この時の球面状凸部34の投影
面積S1を求めると、S=π×r2 として求められる。
従って、この場合における球面状凹部32と球面状凸部
34との間における面圧P1は、三次元カム21からシ
ム24に印加される荷重Fとした場合、 P1=F/(π×r2 ) ……(1) として求められる。
【0053】一方、図4(B)に示される構成では、球
面状凹部32と球面状凸部34との間における面圧P2
は次のように求められる。但し、図4(A)との比較を
容易とするため、三次元カム21からシム24に印加さ
れる荷重F、及びシム高さHは同一値とする。いま、球
面状凸部34の投影面積をS2とすると、投影面積S2
はS2=π×R2 として求められる。よって、球面状凹
部32と球面状凸部34との間における面圧P2は、 P2=F/(π×R2 ) ……(2) として求められる。
【0054】ここで、図4(A)に示される構成におけ
る面圧P1と、図4(B)に示される構成の面圧P2と
を比較する。前記したように、シム高さHをシム24の
球面状凸部34の曲率半径Rより小さくした構成(H<
R)しているため、図4(A)の構成と(B)の構成と
でシム高さHが等しいとするとr<Rが成立し、よって
投影面積S1,S2を比較すると、S1<S2が成立す
る。従って、(1)式及び(2)式にこの条件を適用す
ることにより、P1>P2が成立する。
【0055】上述したように、図4(B)のようにシム
高さHをシム24の球面状凸部34の曲率半径Rより小
さく設定することにより、図4(A)の構成における面
圧P1に比べ、図4(B)の構成では面圧P2を小さく
することができ、よって摩耗の発生を小さく抑えること
ができる。
【0056】また、シム高さHを大きくすることなくシ
ム24とリフタ23との間の接触面積S2を大きくする
ことができるため、シム高さHを単に大きくすることで
接触面積S2を拡大する構成に比べ動弁系の慣性質量を
低減することができ、よってエンジンの高速運転域にお
ける動弁装置20の追従性を向上することができる。
【0057】続いて、面圧の分布に注目して説明する。
図4(A)に示す構成における面圧分布は、中央部分が
非常に大きな面圧となっており、これに対し球面状凹部
32の周縁近傍部分においては小さな面圧となってい
る。即ち、図4(A)の構成の動弁装置では面圧分布の
偏差が大きくなっている。
【0058】これに対し、図4(B)に示す構成におけ
る面圧分布は、図4(A)に示される構成における面圧
分布に比べ、中央部分における面圧と球面状凹部32の
周縁近傍部分における面圧との差が小さく、従って面圧
分布の偏差が小さくなっている。
【0059】このように、シム24のシム高さHに比べ
シム24の球面状凸部34の曲率半径Rを大きくするこ
とにより、リフタ23とシム24との間の面圧の局所的
な偏差を小さくすることができ、よって球面状凹部32
と球面状凸部34との接触面の局所摩耗の発生を防止す
ることができる。
【0060】続いて、本発明の第3実施例について説明
する。図5は本発明の第3実施例である動弁装置20A
を示している。本実施例に係る動弁装置20Aは、三次
元カム21からバルブ22へ動力を伝達する動力伝達部
材としてロッカーアーム40を設けたことを特徴とする
ものである。尚、図5において、図1乃至図4を用いて
説明した第1実施例に係る動弁装置20と同一構成につ
いては同一符号を付してその説明を省略する。
【0061】ロッカーアーム40は、一端をロッカーシ
ャフト41に回転可能に軸承されると共に、他端部に形
成された操作部43がバルブ22の上端部に当接した構
成とされている。また、ロッカーアーム40のロッカー
シャフト41から操作部43に至る途中位置に球面状凹
部42が一体的に形成され、この球面状凹部42にシム
24が配設された構成とされている。
【0062】このシム24の上部には三次元カム21が
配設されており、カム軸26の回転に伴い三次元カム2
1も回転し、シム24を押圧付勢する。この際、シム2
4はロッカーシャフト41で変位するが、ロッカーアー
ム40に形成されている球面状凹部42は、前記した第
1実施例に設けられていた球面状凹部32と同一構成と
されている。従って、本実施例においても第1実施例で
得られる作用効果を得ることができ、シム24とロッカ
ーアーム40との間における偏摩耗の抑制等を図ること
ができる。
【0063】尚、上記した各実施例では、いわゆる直動
式動弁装置及びロッカーアーム式動弁装置を例に挙げて
説明したが、本発明の適用はこれらに限定されるもので
はなく、例えばスイングアーム式動弁装置に適用するこ
とができ、更に内燃機関の動弁装置以外のカムを用いた
動弁装置に対しても適用することができるものであるこ
とは勿論である。
【0064】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、下記の効果
を実現することができる。請求項1記載の発明によれ
ば、シムとシリンダヘッドとの干渉の発生を防止するこ
とができ、これに伴いシムとリフタとの接触面積を大き
くすることが可能となる。このため、リフタとシムとの
間における面圧は低くなり、よって耐摩耗性を向上させ
ることができる。
【0065】また、請求項2記載の発明によれば、カム
部とシムとの接触位置はシムの回転により相対的に移動
して常に一定の場所で接触することを防止することがで
きるため、シムに偏摩耗が発生することを防止すること
ができる。更に、請求項3記載の発明によれば、シム高
さを大きくすることなくシムと動力伝達部材との間の接
触面積を大きくすることができるため、シム高さを単に
大きくすることで接触面積を拡大するものに対して動弁
系の慣性質量を低減することができ、機関の高速運転域
での動弁系の追従性を向上することができる。
【0066】また、シムのシム高さと比べシムの球面の
曲率半径を大きくすることにより、動力伝達部材とシム
との間の面圧の局所的な偏差を小さくすることができる
ため、接触面の局所摩耗の発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である内燃機関の動弁装置
を示す図であり、(A)は動弁装置の側面図、(B)は
動弁装置の正面図である。
【図2】本発明の第1実施例である内燃機関の動弁装置
の動作を示す図であり、(A)は動弁装置の側面図、
(B)は動弁装置の正面図である。
【図3】本発明の第1実施例である内燃機関の動弁装置
の動作を示す図であり、(A)は動弁装置の側面図、
(B)は動弁装置の正面図である。
【図4】シム高さを球面曲率半径より小さくした構成を
説明するための図であり、(A)は本発明の第2実施例
である動弁装置の動作を示し、(B)は本発明の第1実
施例である動弁装置の動作を示している。
【図5】本発明の第3実施例である内燃機関の動弁装置
を示す図であり、(A)は動弁装置の側面図、(B)は
動弁装置の正面図である。
【図6】従来の内燃機関の動弁装置の一例を示す図であ
る。
【図7】従来の内燃機関の動弁装置の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
20,20A 動弁装置 21 三次元カム 22 バルブ 23 リフタ 24 シム 25 カム部 26 カム軸 27 傾斜面 28 シリンダヘッド 32,42 球面状凹部 33 平坦面部 34 球面状凸部 35 延出部 36 鍔部 40 ロッカーアーム 41 ロッカーシャフト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カム部にカム軸方向に傾斜した傾斜面を
    形成すると共に、前記カム軸方向に移動可能な構成とさ
    れた三次元カムと、 前記三次元カムからバルブへ動力を伝達する動力伝達部
    材と、 前記動力伝達部材と前記三次元カムとの間に変位可能な
    構成で介装されるシムとを具備する内燃機関の動弁装置
    において、 前記動力伝達部材に前記シムを介装する部位を球面状凹
    部で形成し、 前記シムを前記動力伝達部材の球面状凹部に対応する球
    面状凸部で形成したことを特徴とする内燃機関の動弁装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関の動弁装置にお
    いて、 前記三次元カムのカム幅を前記シムのシム幅よりも小さ
    い構成としたことを特徴とする内燃機関の動弁装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の内燃機関の動弁
    装置において、 前記シムのシム高さを前記シムの球面状凸部の曲率半径
    より小さくしたことを特徴とする内燃機関の動弁装置。
JP29674696A 1995-11-29 1996-11-08 内燃機関の動弁装置 Pending JPH09209727A (ja)

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JP29674696A JPH09209727A (ja) 1995-11-29 1996-11-08 内燃機関の動弁装置
EP19960119089 EP0777039B1 (en) 1995-11-29 1996-11-28 Valve drive apparatus for an internal combustion engine having a convex shim between a cam and a valve
DE1996602913 DE69602913T2 (de) 1995-11-29 1996-11-28 Ventiltriebvorrichtung für eine Brennkraftmaschine mit einem konvexen Abstandsstück zwischen einer Nocke und einem Ventil
US08/755,885 US5803033A (en) 1996-11-08 1996-12-02 Valve drive apparatus for an internal combustion engine having a convex shim between a cam and a valve

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JP31116495 1995-11-29
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DE102007042457A1 (de) 2007-09-07 2009-03-12 Schaeffler Kg Ventilbetätigungsmittel für einen vollvariablen Ventiltrieb

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