JPH09208509A - エチレングリコールの製造方法 - Google Patents

エチレングリコールの製造方法

Info

Publication number
JPH09208509A
JPH09208509A JP8319862A JP31986296A JPH09208509A JP H09208509 A JPH09208509 A JP H09208509A JP 8319862 A JP8319862 A JP 8319862A JP 31986296 A JP31986296 A JP 31986296A JP H09208509 A JPH09208509 A JP H09208509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylene
ethylene glycol
ethylene oxide
reaction
carbon dioxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8319862A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3860631B2 (ja
Inventor
Kazutake Kawabe
一毅 川邉
Kazuhiko Murata
一彦 村田
Toshiyuki Furuya
俊行 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP31986296A priority Critical patent/JP3860631B2/ja
Publication of JPH09208509A publication Critical patent/JPH09208509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3860631B2 publication Critical patent/JP3860631B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡略化されたプロセスで且つ低エネルギーで
有利にエチレングリコールを製造する方法を提供する。 【解決手段】 エチレンの酸化反応ガス中の酸化エチレ
ンをエチレンカーボネート及びエチレングリコールを主
成分とする吸収液に吸収せしめた後、触媒の存在下で炭
酸ガスと反応せしめてエチレンカーボネートとなし、次
いでこれを加水分解することによりエチレングリコール
を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化エチレンから
エチレングリコールを製造する方法に関する。詳しく
は、エチレンの酸化反応ガス中の酸化エチレンを特定の
吸収液に吸収せしめ、次いで炭酸ガスと反応させてエチ
レンカーボネートに転換せしめた後、加水分解すること
によりエチレングリコールを製造する方法に関する。エ
チレングリコールはポリエステルやポリウレタン系高分
子の原料、エンジン用不凍液等に使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、エチレンから酸化エチレンを経て
モノエチレングリコール(以下、単にエチレングリコー
ルと略記する)を製造する方法は以下の各工程からな
る。先ず、エチレンを、銀触媒の存在下、酸素により気
相接触酸化して酸化エチレンに転化する。得られた酸化
反応ガスは酸化エチレンを通常0.5〜5モル%含有す
る。この酸化エチレン含有ガスを大量の水と接触させ、
酸化反応ガス中に含まれる酸化エチレンを水に吸収し水
溶液の形で酸化エチレンを回収する。次に、得られた酸
化エチレンの希薄水溶液(酸化エチレン濃度は通常1〜
5モル%)を減圧及び加熱して、水溶液中の酸化エチレ
ンを放散分離し、塔頂より酸化エチレンを回収する。酸
化エチレンを除去した後の吸収水は冷却後、再び吸収工
程に再循環される。
【0003】放散処理によって得られた酸化エチレンを
主成分とする水との混合物から、必要に応じて、酸化エ
チレンを単離した後に、酸化エチレンに対して過剰量の
水(酸化エチレン1モルに対して水を通常10〜25モ
ル)を加えて水和反応によりエチレングリコールを得
る。酸化エチレンの水和反応においては、未反応の酸化
エチレンと生成エチレングリコールによる逐次反応が起
き、この結果エチレングリコールの他にジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール及びそれ以上のポリエ
チレングリコール類が副生する。よって水和反応終了
後、蒸留などの操作によりこれらのグリコール類を順次
分離して製品を得る必要がある。
【0004】このように従来技術によるエチレングリコ
ールの製造においては、吸収、放散系からなる酸化エチ
レンの単離プロセスと、酸化エチレンの水和反応系及び
グリコール類分離精製系からなるエチレングリコール製
造プロセスの両プロセスが必要である。この従来法は、
上述したように製品であるエチレングリコールを得るま
での工程が多いだけでなく、以下に述べるようにエチレ
ングリコール製造にかかるエネルギー消費が多いという
欠点も有している。
【0005】第一に吸収液から吸収された酸化エチレン
を放散分離する操作に多量のエネルギーを消費する。前
述の通り酸化反応ガスから酸化エチレンを実質的にロス
なく吸収分離するには、酸化反応ガスに対し十分に多量
の吸収水を吸収操作に用いる必要がある。酸化エチレン
を吸収分離操作終了後、今度はこの大量の吸収水を酸化
エチレンの放散分離操作において通常100〜150℃
にまで加熱する必要があり、ここに多量の熱エネルギー
を必要とする。また、吸収水自体も少なからず蒸発し同
伴するために、更に所要エネルギーを増加させることに
なる。
【0006】また、酸化エチレンの吸収液として、水の
代りにエチレンカーボネートを使用する方法(特開昭5
6−53761号公報)が提案されている。この方法に
よればエチレンカーボネートの比熱が水の半分以下であ
ることから、放散操作に要求される温度まで加熱するの
に必要な熱エネルギーを減少させることができる。しか
しながら、この方法はエチレンカーボネートの融点が3
9℃と高いため吸収塔の操作温度を十分に下げることが
できず、酸化エチレンの吸収ロスが少なくない。また、
所要熱エネルギーが減少したとはいえ放散操作そのもの
がなくなるわけでないため、問題が残る。
【0007】第二に、水和反応は下記理由により大過剰
の条件で行われるため、水和反応後に過剰分の水を分離
するのに多大なエネルギーを要する。酸化エチレンのエ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコールへの各選択率は水和反応器へ供給される酸
化エチレンと水との比によって決まる。酸化エチレンに
対する水の比率が大きいほどエチレングリコールの選択
率は高くなる。一般にエチレングリコール類の中ではジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、又はそ
れ以上のポリグリコールはエチレングリコールに比べて
その用途が少ない。このため需要の多いエチレングリコ
ールへの酸化エチレン選択率を高めるため、水和反応で
は上記の通り酸化エチレンに対して10〜25倍モルと
いう過剰量の水を供給して反応することが多い。よっ
て、反応終了後得られるエチレングリコールの濃度はせ
いぜい10〜20重量%程度でしかない。
【0008】エチレングリコールの回収、精製工程にお
いては蒸留操作によってこの過剰量の水を生成物である
エチレングリコールと水との混合物から留去する必要が
あり、これには多量のエネルギーが必要となる。例え
ば、酸化エチレンに対して20倍モルの水を供給した場
合、反応に使われなかった残り約19倍モルの水を留去
するために必要な熱量はエチレングリコール1モルあた
り170kcalである。これはエチレングリコール1
トンに対して約5.5トンのスチームを消費することを
意味する。更にエチレングリコールの選択率を高めよう
とすれば、更に水の使用比率を上げる必要があり、留去
すべき水の量が増えるため更に多量のエネルギーを要す
る。
【0009】酸化エチレンに対する水の量を低減させ且
つエチレングリコールへの選択率を高く保つ方法とし
て、単離した酸化エチレンを炭酸ガスと反応させてエチ
レンカーボネートとし、次いでこれを加水分解すること
により高選択的にエチレングリコールを得るという方法
が提案されている。例えば、ハロゲン化有機第四級ホス
ホニウム塩の存在下、酸化エチレンをエチレンカーボネ
ートに転化する方法(特公平3−23548号公報)
を、又この触媒を用いて得たエチレンカーボネートを加
水分解し、高純度エチレングリコールを得る方法が提案
されている(特公平4−27972号公報)。その他に
もアルカリ金属のハロゲン化物を用いて酸化エチレンを
エチレンカーボネートに転化し、その後加水分解する方
法(特開昭57−106631号公報)が提案されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法によれ
ば、高選択率を達成するために反応器に反応で消費され
る以上の水を供給する必要はなくなり、蒸留操作におい
て過剰量の水を留去するのに多量のエネルギーが必要と
いう第二の欠点を回避することができる。しかしなが
ら、これらの方法はいずれも出発原料として単離された
酸化エチレンを使用しており、酸化エチレンを酸化反応
ガスから回収、濃縮、単離するための吸収操作、放散操
作についての提案はなされていない。従来法による酸化
エチレン含有ガスからの酸化エチレンの回収には前述の
通り放散操作が必要であり、この点で所要エネルギーが
大きいという第一の欠点については改善されないままで
ある。また、エチレンの酸化からエチレングリコールの
精製までにかかる全工程は大変長いものとなり、建設費
が高くなり、延いてはエチレングリコール製造コストが
上昇するという問題点をも有している。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、酸化反応ガスから
酸化エチレンを分離し、エチレングリコールを簡略化さ
れたプロセスで且つ低エネルギーで有利に製造する方法
を見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明
は、酸化エチレンからエチレングリコールを製造する方
法において、 工程(1):エチレンの酸化反応ガス中の酸化エチレン
をエチレンカーボネート及びエチレングリコールを主成
分とする吸収液に吸収せしめる工程、 工程(2):吸収液中の酸化エチレンをカーボネート化
触媒の存在下に炭酸ガスと反応せしめる工程、 工程(3):吸収液中の生成エチレンカーボネートの一
部を加水分解触媒の存在下に加水分解せしめ、残りを吸
収液として、再循環する工程、 工程(4):加水分解生成物からエチレングリコールを
蒸留により回収する工程、を含むことを特徴とするエチ
レングリコールの製造方法である。
【0012】本発明の特徴を以下に列挙する。第一に、
酸化エチレン吸収液としてエチレングリコールとエチレ
ンカーボネートを主成分とする混合溶媒を用いる。第二
に、この吸収液により酸化エチレン含有ガスから酸化エ
チレンを吸収分離した後、酸化エチレンを放散分離する
ことなく、この吸収液を直接反応原料として使用するこ
とにより、吸収液中の酸化エチレンをエチレンカーボネ
ートへと転化せしめる。第三に、反応後の液の大部分を
吸収液として吸収操作へと再循環する。第四に、反応後
の液の一部を抜出し、液中のエチレンカーボネートを従
来法に比して極く少量の水を添加し加水分解することに
よりエチレングリコールを選択的且つ低エネルギーで製
造する。
【0013】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施態様の一例を
図1に従って詳細に説明する。 (酸化エチレンの吸収工程(工程1))酸化エチレンの
吸収は、吸収装置内においてライン1より供給された酸
化エチレンを含有する酸化反応ガスをライン2により供
給された吸収液と接触させることにより行われる。酸化
エチレン含有酸化反応ガスは、通常、銀触媒上における
エチレンの接触気相酸化によって得られるものであり、
酸化エチレンを通常0.5〜5モル%含有するものであ
り、その他として酸素、エチレン、生成水、炭酸ガス、
窒素、メタン、エタンを、微量成分としてアルデヒド類
を含むものである。酸化エチレン含有ガスは吸収装置に
供給する前に予め熱交換器等で通常10〜80℃、好ま
しくは30〜60℃に調節しておくことが望ましい。
【0014】吸収液の主成分はエチレンカーボネート及
びエチレングリコールである。エチレンカーボネート及
びエチレングリコールが吸収液全体の通常50重量%以
上である。エチレンカーボネートに対するエチレングリ
コールの重量比は、通常0.1〜9、好ましくは0.3
〜4である。また、エチレンカーボネート及びエチレン
グリコール以外の任意成分として、水を、通常1〜30
重量%、好ましくは3〜15重量%の範囲で含有する。
更に、カーボネート化触媒として均一系の触媒を用いる
場合は、該触媒が吸収液中に溶存した状態で循環される
こととなるが、このカーボネート化触媒の含有量として
は吸収液全体の通常1〜10重量%、好ましくは3〜7
重量%である。
【0015】エチレンカーボネートの融点が39℃と高
いため、エチレングリコールの配合割合が少ない場合に
は、吸収液を50℃以下に冷却した際に吸収液が配管中
で固化し安定運転ができなくなる虞があり、エチレング
リコールの配合割合が多すぎる場合には、酸化エチレン
の吸収効率が低下する。吸収液の供給温度は、通常10
〜60℃、好ましくは15〜40℃が吸収効率の点から
望ましい。カーボネート化触媒として均一系の触媒を吸
収液に溶解させて用いる場合、吸収液に含有させるカー
ボネート化触媒はエチレングリコールと共にライン3か
ら補給し、重質分蓄積防止のためのライン17からのパ
ージによる減少分を補い、その濃度を保つ。不均一系の
カーボネート化触媒を用いる場合は、同様の理由でライ
ン17からエチレングリコールの一部をパージするが、
触媒の補給は必要ない。
【0016】酸化エチレンの吸収方法は特に限定するも
のではないが、効率が良く回収ロスの少ない向流接触式
の吸収塔が好ましい。吸収層の形式は充填塔、段塔いず
れでも良い。酸化エチレンの吸収効率を高めるため吸収
装置の操作条件は高圧低温が望ましく、具体的には操作
圧力は 通常5〜40kg/cm2G(0.59〜4.
02MPa)、好ましくは10〜30kg/cm2
(1.08〜3.04MPa)、操作温度は通常10〜
80℃、好ましくは15〜60℃で運転される。また、
ガス液比はモル比でL/Vが0.1〜2、好ましくは
0.2〜1である。本吸収操作により反応ガス中の酸化
エチレンの実質的に全量と他の共存ガス、具体的には酸
素、エチレン、炭酸ガス、メタン、エタンの微量を液相
に吸収する。
【0017】酸化エチレンを吸収分離した後の残りのガ
ス、即ち、酸素、エチレン、炭酸ガス、メタン、エタン
を主成分とするガスは、ライン5より抜出された後、そ
の一部若しくは全量を炭酸ガスの除去処理により含まれ
る炭酸ガスの量を低減した後、原料ガス及び希釈ガスと
して酸化エチレンの反応系へ再循環される。酸化エチレ
ンを吸収した吸収液はライン4を通じてエチレンカーボ
ネート化反応器へと供給される。カーボネート化反応器
は、管型流通式反応器、槽型回分反応器、等何でも適用
できる。酸化エチレンの転化率と反応熱の除去、及び連
続運転の面から二重管の外側に熱媒を流通させ、除熱が
可能とした形式の管型流通式反応器が好ましい。カーボ
ネート化反応は26kcal/モルの発熱反応であり、
反応熱の除去が適正でないと暴走反応により温度が異常
上昇し、製品の品質に悪影響を及ぼす。カーボネート化
触媒として不均一系の固体触媒を用いる場合、触媒を反
応器中に充填層化して反応を実施する。
【0018】(酸化エチレンのカーボネート化工程(工
程2))使用されるカーボネート化触媒は、吸収液に溶
存する均一系、又は固体触媒の充填層からなる不均一系
のいずれでもよい。カーボネート化触媒の具体例として
は、均一系の場合には、アルカリ金属の臭化物又はヨウ
化物(特公昭38−23175号公報)、アルカリ土類
金属のハロゲン化物(米国特許第2,667,497号
明細書)、アルキルアミン、第四級アンモニウム塩(米
国特許第2,773,070号明細書)、有機スズ又は
ゲルマニウム又はテルル化合物(特開昭57−1837
84号公報)、ハロゲン化有機ホスホニウム塩(特開昭
58−126884号公報)、等が挙げられ、中でも臭
化カリウム、ヨウ化カリウムのようなアルカリ金属のハ
ロゲン化物及びトリブチルメチルホスホニウムアイオダ
イド、テトラブチルホスホニウムアイオダイド、トリフ
ェニルメチルホスホニウムアイオダイド、トリフェニル
プロピルホスホニウムブロマイド、トリフェニルベンジ
ルホスホニウムクロライドのようなハロゲン化有機ホス
ホニウム塩が活性、選択性の点から好ましい。また、不
均一触媒の場合、第四級アンモニウム塩を交換基とする
陰イオン交換樹脂(特開平3−120270号公報)、
タングステン、モリブデンの酸化物を主体としたヘテロ
ポリ酸とその塩(特開平7−206847号公報)など
が挙げられる。
【0019】吸収操作は、通常10〜80℃の低温で実
施されるため、吸収操作中に吸収液中のエチレングリコ
ールと吸収した酸化エチレンが反応し、ジエチレングリ
コール及びそれ以上のポリグリコール類が生成する確率
は極めて小さく、実質的にこれらの副生物の生成を抑制
することが可能である。また、均一系触媒を用いた場
合、触媒は吸収液中に存在したまま次工程であるカーボ
ネート化反応器へと供給され、吸収液中の酸化エチレン
と炭酸ガスとを反応させ、エチレンカーボネートに転化
せしめる触媒として作用する。反応に用いられる炭酸ガ
スは、炭酸ガス回収器からの再循環炭酸ガスをライン6
から供給し、加水分解工程から発生する炭酸ガスをライ
ン11より再循環供給する。また、ライン10からは新
鮮な炭酸ガスを供給する。ライン10から補給する新鮮
な炭酸ガスの供給源としては、酸化エチレンを吸収した
後の酸化エチレン反応器への再循環ガス中の炭酸ガス
を、炭酸ガス除去工程により分離して、そのまま用いる
ことができる。
【0020】各ラインから供給する炭酸ガスの合計量は
吸収液中の酸化エチレン量に対し、通常0.1〜12倍
モル、好ましくは0.3〜10倍モル、特に好ましくは
0.5〜5倍モルである。反応を速やかに行うためには
炭酸ガスの液中への拡散を十分にする必要があり、この
ため反応条件を高圧にする方が望ましく、1〜50kg
/cm2G(0.20〜5.01MPa)、好ましくは
3〜20kg/cm2G(0.40〜2.06MPa)
の加圧においてカーボネート化反応を行う。反応温度は
通常50〜200℃で行われるが、低温では反応速度が
遅く反応時間がかかるため反応器が大型化し、不経済で
ある一方、高温では反応熱除去が間に合わず暴走に至る
危険性があることと高温反応そのものが製品エチレング
リコールの品質に悪影響を及ぼす虞があることから、通
常80〜150℃で行うのが望ましい。必要とされる反
応器内の滞留時間は反応温度によるが、通常5〜180
分、好ましくは12〜120分で行う。なお、酸化エチ
レンのカーボネート化工程においては、上記の反応温
度、圧力範囲において、高温、低圧の反応条件を選択す
ることにより、直接、酸化エチレンからエチレングリコ
ールを生成する反応を、カーボネート化反応と並行して
行うことも可能である。
【0021】(炭酸ガス回収工程)酸化エチレンのカー
ボネート化工程の後、酸化エチレンのほぼ全量が消費さ
れた吸収液(以下単に反応液と略記し、カーボネート化
反応工程前の吸収液と区別する)は、消費されなかった
過剰の炭酸ガスを分離するためライン7により、炭酸ガ
ス回収器に供給される。炭酸ガス回収器に供給された反
応液は、通常0〜15kg/cm2 G(0.10〜
1.57MPa)、好ましくは0〜4kg/cm2 G
(0.10〜1.49MPa)に降圧することによりフ
ラッシュし、反応液に同伴している反応に使われなかっ
た炭酸ガス、及び吸収工程で吸収された酸素、エチレ
ン、炭酸ガス、メタン、エタン等が気相へ分離される。
【0022】分離された炭酸ガスは一部が酸素、エチレ
ン、炭酸ガス、メタン、エタン等のガスの蓄積を防ぐた
めライン9からパージされ、その他はライン6によって
エチレンカーボネート化反応器へ再循環される。反応に
より消費された炭酸ガスは、加水分解反応器から発生す
る炭酸ガスをライン11を通じて再循環供給される他、
パージによる減少分についてはライン10から新鮮な炭
酸ガスを補給することにより反応器への炭酸ガスの供給
量を一定に保つ。
【0023】炭酸ガスを分離回収した後の反応液の大部
分は吸収塔へと再循環され、残りはライン8により加水
分解反応器へと供給される。吸収塔へ再循環される流量
aと加水分解反応器への流量bとの比率はライン4の吸
収液中のエチレンカーボネートのモル量cと、即ち、新
たに生成するエチレンカーボネートのモル量dによりb
/a=d/cと決められる。よってライン1からの反応
ガス中の酸化エチレン量が同じで、吸収液の量が同じ場
合、ライン4の吸収液中のエチレンカーボネート濃度を
高く運転することにより、加水分解反応工程への抜き出
し量を少なくすることができ、加水分解工程以降を小型
化することができる。反応液の加水分解工程への抜き出
し比率は全体の通常1〜40%である。
【0024】吸収装置へ吸収液として再循環される反応
液は、吸収液中のエチレングリコール濃度を一定にする
ために必要な量のエチレングリコールと、加水分解工程
を経た触媒を含有するライン18の液とを合流した後、
ライン17からのパージによる触媒の減少分をライン3
より補給し、吸収前の組成に戻された後に、通常、冷却
され、ライン2を通じて吸収塔へと供給される。
【0025】(エチレンカーボネートの加水分解工程
(工程3))ライン8から抜き出したエチレンカーボネ
ートとエチレングリコールを主成分とした反応液は水と
共に加水分解反応器へと供給される。加水分解に必要な
水は、混合液中に存在する酸化反応による反応水の他、
脱水工程からの回収水がライン12から供給され、新鮮
な水がライン13から供給される。合計の水の量は抜き
出した混合液中のエチレンカーボネートに対し等モル以
上必要である。実際は反応を円滑に行うため1〜5倍モ
ル、好ましくは1〜2倍モルを供給する。
【0026】また、カーボネート化触媒として均一系の
ハロゲン化有機ホスホニウム塩を使用した場合、カーボ
ネート化触媒がそのまま加水分解工程に使用する触媒と
しても有効であるため、特にこの工程で新たな触媒を補
給することは必ずしも必須ではない。必要に応じてライ
ン13から供給される加水分解触媒としては、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化
マグネシウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類の水酸
化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属
の炭酸塩、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリ
イソプロピルアミン等のアミン類などの塩基性物質が使
用できるほか添加を添加するか、または、アルミナ、無
機イオン交換体等の固体触媒を反応器に充填して用いる
こともできる。
【0027】反応温度は、反応速度の面から、通常10
0〜250℃、好ましくは120〜180℃である。圧
力は発生する炭酸ガスを円滑に気相部へ除去するために
は余り高くない方が望ましく、通常0〜10kg/cm
2G(0.10〜1.08MPa)、好ましくは0〜5
kg/cm2G(0.10〜1.08MPa)である。
反応時間は反応温度や使用する触媒により異なるが、通
常5〜240分、好ましくは10〜180分必要であ
る。
【0028】(エチレングリコールの回収工程)加水分
解反応が完結した後、反応液は反応によって消費されな
かった過剰の水、製品であるエチレングリコール、及び
均一系の触媒を用いた場合は触媒の各々を分離する分離
工程へと供給される。この分離工程での詳細は、分離の
順番によって異なり、例えば触媒の分離を優先してもプ
ロセスの構築は可能である。しかしながら、各成分の分
離の順番はプロセス全体の本質には何ら変化を及ぼすも
のではない。ここでは水の分離を優先し、この後製品エ
チレングリコールと触媒を分離する方法について記述す
る。
【0029】加水分解反応完結後の反応液は、全量が炭
酸ガス分離器に導かれ、圧力0〜4kg/cm2
(0.10〜0.49MPa)でに降圧され、加水分解
反応に伴って生成する炭酸ガスを気相へ分離する。分離
後の炭酸ガスはライン11によってカーボネート化反応
系に再循環される。炭酸ガス分離後の反応液は、ライン
14によって脱水塔へと導かれる。脱水塔では塔頂から
加水分解反応に消費されなかった余剰の水を分離する。
分離した水はライン19からそのままパージするが、一
部又は全量をライン12から加水分解反応器へと再循環
することも可能である。
【0030】塔底の液はライン15によりエチレングリ
コール回収塔に導かれる。脱水塔塔底の液中にはエチレ
ングリコール、及び極く僅かのジエチレングリコールの
他に、均一系の触媒を用いたときは触媒が含まれる。エ
チレングリコール回収塔においては塔頂から精製エチレ
ングリコールを、塔底から副生したジエチレングリコー
ルの全量と均一系の触媒を用いたときは触媒を高濃度に
含むエチレングリコールを回収する。塔底から回収した
液はジエチレングリコールなどの重質分の蓄積を防ぐた
めライン17より一部をパージした後ライン2に合流さ
せ、再循環使用する。塔頂から得られたエチレングリコ
ールはライン16より抜き出し、そのまま製品とするこ
とができるが、必要に応じてその後、通常用いられる蒸
留操作等の処理により、更に精製することも可能であ
る。
【0031】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明はこの実施例により限定されるものではな
い。 実施例1 (1)酸化エチレンの吸収:酸化エチレン3モル%を含
む、30℃のエチレン酸化反応ガスを15kg/時の速
度で実段数30段の向流接触充填吸収塔(操作圧14k
g/cm2G(1.47MP))の塔底に導き、一方エ
チレンカーボネートとエチレングリコールの50:50
(重量)混合液に触媒としてのトリブチルメチルホスホ
ニウムアイオダイド5重量%及び水3.8重量%を含む
ものを吸収液とし、これを30℃で30kg/hrで塔
頂から流下させ、ガス中の酸化エチレンを液中に吸収し
た。吸収塔出口の組成を分析した結果、塔頂のガス中に
含まれる酸化エチレン濃度は100ppmであり、酸化
エチレンの吸収効率は99%以上であった。
【0032】(2)エチレンカーボネート化反応:
(1)で酸化エチレンを吸収した混合液に炭酸ガス20
モル/時を混合し、管型流通反応器(反応管10本、管
径3cm、長さ200cm、滞留時間30分)に供給
し、これを外部より熱媒を用いて100℃に加熱し、吸
収液中の酸化エチレンを炭酸ガスと反応させエチレンカ
ーボネートに転化させた。反応器の出口での酸化エチレ
ンの転化率は99%以上であり、副生物として極微量の
ジエチレングリコールが生成したのみで、重質分の生成
は認められなかった。
【0033】(3)未反応炭酸ガスの除去:(2)で生
成したエチレンカーボネート・エチレングリコール混合
液を100℃、1kg/cm2G(0.20MPa)で
フラッシュして混合液中の炭酸ガスを除去した。除去操
作後の混合液中の炭酸ガス濃度は0.1重量%以下であ
り、炭酸ガスの除去率は90%以上であった。 (4)加水分解反応:炭酸ガス除去後の混合液の約10
重量%を分割し、水400g/時(混合液中に含まれる
エチレンカーボネートの1.2倍モル量)を加え、加水
分解反応器(反応管8本、管径3cm、長さ120c
m、滞留時間120分)に供給し、外部から熱媒を用い
て150℃に加熱して加水分解反応を進行させた。反応
器出口でのエチレンカーボネートの転化率はほぼ100
%であり、エチレングリコールの選択率は99%以上で
あった。ジエチレングリコールの生成は1%以下であ
り、重質分の生成は認められなかった。
【0034】(5)反応生成物回収:(4)で得た触媒
を含んだ反応液から気液分離器によって炭酸ガスを除去
し、得られた液相を実段数15段の脱水塔において減圧
蒸留し、反応液中の水分を除去した。次いで、塔底の液
を更に減圧蒸留して塔頂より精製されたエチレングリコ
ールを980g/hrの一定の割合で得た。また、塔底
からは触媒を高濃度に含むエチレングリコールを抜き出
した。
【0035】(6)吸収液の再循環:(3)で炭酸ガス
を除去した後の混合液の90重量%を30℃に冷却し、
吸収液として吸収塔に再循環した。また、(5)で得た
高濃度触媒含有エチレングリコールの内、160g/h
rをパージし、残りに触媒を補給した後、吸収液の一部
として再循環した。図中のライン6と11による炭酸ガ
スの再循環とライン12による水の再循環は行わず、新
鮮な炭酸ガスと水を供給した。上記のような再循環シス
テムを組み、3週間連続して実験を行ったが、酸化エチ
レンのロス、選択率の低下、重質分の生成、蓄積などは
認められず、安定した運転が可能であった。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば酸化エチレンの放散、及
びエチレングリコール製造時における過剰量の水の分離
という多大のエネルギーを消費する工程を不要とし、且
つ酸化エチレンの吸収工程とカーボネート化反応工程を
組み合わせることによりプロセスの大幅な簡略化を成し
遂げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す概略説明図である。
【符号の説明】
I 吸収塔 II カーボネート化反応器 III 炭酸ガス回収器 IV 加水分解反応器 V 炭酸ガス分離器 VI 脱水塔 VII エチレングリコール回収塔

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化エチレンからエチレングリコールを
    製造する方法において、 工程(1):エチレンの酸化反応ガス中の酸化エチレン
    をエチレンカーボネート及びエチレングリコールを主成
    分とする吸収液に吸収せしめる工程、 工程(2):吸収液中の酸化エチレンをカーボネート化
    触媒の存在下に炭酸ガスと反応せしめる工程、 工程(3):吸収液中の生成エチレンカーボネートの一
    部を加水分解触媒の存在下に加水分解せしめ、残りを吸
    収液として、再循環する工程、 工程(4):加水分解生成物からエチレングリコールを
    蒸留により回収する工程、を含むことを特徴とするエチ
    レングリコールの製造方法。
  2. 【請求項2】 エチレンの酸化反応ガス中に酸化エチレ
    ンを0.5〜5モル%含有する請求項1に記載のエチレ
    ングリコールの製造方法。
  3. 【請求項3】 工程(2)の後で未反応炭酸ガスを回収
    する請求項1又は2に記載のエチレングリコールの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 工程(1)に用いる吸収液において、エ
    チレンカーボネート及びエチレングリコールの合計が吸
    収液全体の50重量%以上であり、かつ、エチレンカー
    ボネートに対するエチレングリコールの重量比が0.1
    〜9である請求項1ないし3のいずれかに記載のエチレ
    ングリコールの製造方法。
  5. 【請求項5】 工程(1)に用いる吸収液において、水
    が全体の1〜30重量%である請求項1ないし4のいず
    れかに記載のエチレングリコールの製造方法。
  6. 【請求項6】 工程(1)における酸化エチレンの吸収
    が10〜80℃で行われる請求項1ないし5のいずれか
    に記載のエチレングリコールの製造方法。
  7. 【請求項7】 工程(2)において供給される炭酸ガス
    が、吸収液中の酸化エチレンの0.1〜12倍モルであ
    る請求項1ないし6のいずれかに記載のエチレングリコ
    ールの製造方法。
  8. 【請求項8】 工程(2)で得られるエチレンカーボネ
    ート含有吸収液の1〜40重量%を工程(3)へ送り、
    残りを工程(1)へ再循環する請求項1ないし7のいず
    れかに記載のエチレングリコールの製造方法。
  9. 【請求項9】 カーボネート化触媒がハロゲン化有機ホ
    スホニウム塩である請求項1ないし8のいずれかに記載
    のエチレングリコールの製造方法。
JP31986296A 1995-11-30 1996-11-29 エチレングリコールの製造方法 Expired - Lifetime JP3860631B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31986296A JP3860631B2 (ja) 1995-11-30 1996-11-29 エチレングリコールの製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31263195 1995-11-30
JP7-312631 1995-11-30
JP31986296A JP3860631B2 (ja) 1995-11-30 1996-11-29 エチレングリコールの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09208509A true JPH09208509A (ja) 1997-08-12
JP3860631B2 JP3860631B2 (ja) 2006-12-20

Family

ID=26567253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31986296A Expired - Lifetime JP3860631B2 (ja) 1995-11-30 1996-11-29 エチレングリコールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3860631B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009527528A (ja) * 2006-02-22 2009-07-30 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー アルキレンカーボネートの製造方法、ならびにアルカンジオールおよびジアルキルカーボネートの製造における、このように製造されたアルキレンカーボネートの使用
KR20180134344A (ko) * 2016-04-12 2018-12-18 쉘 인터내셔날 리써취 마트샤피지 비.브이. 에틸렌 글리콜의 제조에서 공정수의 재활용을 위한 공정 및 시스템
CN113166010A (zh) * 2018-12-10 2021-07-23 国际壳牌研究有限公司 用于制备乙二醇的工艺
CN114929656A (zh) * 2020-01-09 2022-08-19 国际壳牌研究有限公司 用于制备乙二醇的方法
US12006299B2 (en) 2019-09-05 2024-06-11 Shell Usa, Inc. Process and system for the production of ethylene carbonate and/or ethylene glycol

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009527528A (ja) * 2006-02-22 2009-07-30 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー アルキレンカーボネートの製造方法、ならびにアルカンジオールおよびジアルキルカーボネートの製造における、このように製造されたアルキレンカーボネートの使用
KR20180134344A (ko) * 2016-04-12 2018-12-18 쉘 인터내셔날 리써취 마트샤피지 비.브이. 에틸렌 글리콜의 제조에서 공정수의 재활용을 위한 공정 및 시스템
CN113166010A (zh) * 2018-12-10 2021-07-23 国际壳牌研究有限公司 用于制备乙二醇的工艺
CN113166010B (zh) * 2018-12-10 2023-10-20 国际壳牌研究有限公司 用于制备乙二醇的工艺
US11807594B2 (en) 2018-12-10 2023-11-07 Shell Usa, Inc. Process for the preparation of ethylene glycol
US12006299B2 (en) 2019-09-05 2024-06-11 Shell Usa, Inc. Process and system for the production of ethylene carbonate and/or ethylene glycol
CN114929656A (zh) * 2020-01-09 2022-08-19 国际壳牌研究有限公司 用于制备乙二醇的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3860631B2 (ja) 2006-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0776890B1 (en) Ethylene glycol process
US6380419B2 (en) Process for simultaneous production of ethylene glycol and carbonate ester
AU749910B2 (en) Method for producing monoethylene glycol
JP2778878B2 (ja) エチレンオキシドの製造方法
TWI520934B (zh) 乙二醇的製備方法
US5214185A (en) Continuous process for preparing dimethyl carbonate
JP2010535833A (ja) アルキレングリコールの調製方法
TW201231444A (en) Process for the preparation of ethylene glycol
JPS5852970B2 (ja) アルキレンカ−ボネ−トからアルキレングリコ−ルの連続的製造方法
JPH0427972B2 (ja)
JPH09208509A (ja) エチレングリコールの製造方法
JP3788019B2 (ja) モノエチレングリコールの製造方法
JP4134777B2 (ja) 亜硝酸エステルの製法
TWI331145B (ja)
JP4306320B2 (ja) 炭酸ジアルキルの製造法
JP2004323371A (ja) 炭酸ジアルキルの製造方法
JP3921843B2 (ja) エチレングリコールの製造方法
JP4023117B2 (ja) エチレングリコールの製造方法
JP3750376B2 (ja) エチレングリコールの製造方法
JP3781549B2 (ja) モノエチレングリコールの製造方法
TWI825239B (zh) 用於製備乙二醇之方法
JP2000212107A (ja) エチレングリコ―ルの製造方法
JPH11315053A (ja) 亜硝酸メチルの回収方法
JP2003146983A (ja) エチレンカーボネートの回収方法
JP2023086457A (ja) エチレンカーボネートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100929

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110929

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120929

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130929

Year of fee payment: 7

EXPY Cancellation because of completion of term