JPH09208428A - メークアップ化粧料の選択方法 - Google Patents

メークアップ化粧料の選択方法

Info

Publication number
JPH09208428A
JPH09208428A JP3429896A JP3429896A JPH09208428A JP H09208428 A JPH09208428 A JP H09208428A JP 3429896 A JP3429896 A JP 3429896A JP 3429896 A JP3429896 A JP 3429896A JP H09208428 A JPH09208428 A JP H09208428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
face
makeup
parts
makeup cosmetic
foundation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3429896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Yamazaki
和広 山崎
Mieko Yamamoto
美恵子 山本
Tomoshi Kimura
知史 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
Priority to JP3429896A priority Critical patent/JPH09208428A/ja
Publication of JPH09208428A publication Critical patent/JPH09208428A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 顔を耳の上端と鼻の最下部を結ぶ線と耳の最
下端と上唇の最上端を結ぶ線の間に設けた境界で二分割
し、上部に下部より明度の高いファンデーションを選択
する事を特徴とするメークアップ化粧料に選択方法。 【効果】 本発明によれば、たるみを感じない、明る
い、きりっとした、厚ぼったさの無いメークアップがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメークアップ化粧料
の選択方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ベースメークアップは顔色を明るく或い
は若々しく見せるために行われているが、ベースメーク
アップ化粧料の色の選択に於いて、間違った色を選択す
ると、この様な本来期待されている効果は得られず、真
っ白にのっぺりした能面顔になったり、異常に赤味がか
った顔になってしまったりする。又、適正な色を選択し
ても、チークカラーやハイライトと言ったポイントメー
クアップ化粧料を用いなければ、立体感が表せず、表情
の死んだ顔になってしまう。この様な適切なメークアッ
プ化粧料の選択は、従来は経験によるところが多く、選
択のための指針も知られていなかった。この様な観点か
ら簡単且つ簡便に、健康で若々しい印象を形成しうるベ
ースメークアップ化粧料を選択する方法が望まれてい
た。
【0003】更に、立体感や若々しく見せるために、顔
の部位を2分割し、異なった色のベースメークアップ化
粧料を塗布する試みは行われていなかった。又、耳の両
下端と上唇を結ぶ線と耳の付け根の両上端と鼻の最下端
を結ぶ線の間に顔を上下に分ける線を設け、この上下に
よって異なった色のベースメークアップ化粧料を塗布す
ることは全く行われていなかったし、この場合におい
て、上部のメークアップ化粧料の色を下部のメークアッ
プ化粧料より明るくすることによって若々しく或いは健
康的に見せる効果を得ることが出来ることは全く知られ
ていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
下に行われたものであり、簡単且つ簡便に、健康で若々
しい印象を形成しうるベースメークアップ化粧料を選択
する方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は簡単且つ簡
便に、健康で若々しい印象を形成しうるベースメークア
ップ化粧料を選択する方法を求めて、鋭意研究を重ねた
結果、顔を上下に分け、メークアップ化粧料で上部を下
部より明るく見せるようにメークアップ化粧料を選択す
ることにより、健康で若々しい印象を形成しうるベース
メークアップ化粧料が選択出来ることを見いだし発明を
完成させた。以下、本発明について詳細に説明する。
【0006】(1)顔の2分割 本発明者等は、メークアップ化粧に於いて若々しい印象
が喪失するのは、メークアップによって、顔のつくり出
す陰影が薄くなり、立体感がなくなるためではないかと
いう仮定のもとに、コンピューターによるモーフィング
を用いて陰影を顔の各所に設ける検討を行った。このう
ち立体感を最も有するような位置を検討したところ、後
記実施例に示す様に、耳の両下端と上唇を結ぶ線と耳の
付け根の両上端と鼻の最下端を結ぶ線の間に上下の境界
を置き下部に陰影を設けることにより立体感が得られる
ことが判った。
【0007】(2)顔の上下の色 (1)の検討により、耳の両下端と上唇を結ぶ線と耳の
付け根の両上端と鼻の最下端を結ぶ線の間に上下の境界
を置き下部に陰影を設けることにより立体感が得られる
ことが判ったのであるが、陰影をどの様につけるかによ
って、得られるイメージが大きく異なることが更なるモ
ーフィングでの検討で明らかになった。色差をどの様に
つければ好ましい印象を与えることが出来るかを検討し
たところ、上下の部位で明度の差をつけ、上部を明るく
メークアップすることにより、若々しく明るいイメージ
が与えられることを見いだした。この時、明度の差はマ
ンセル座標のバリュー値の差にして0.05〜0.5程
度が好ましく、0.07〜0.4程度がより好ましく、
0.1〜0.3程度が更に好ましい。これは明度差があ
りすぎると顔に違和感を生じることがあり、少なすぎる
と立体感、若々しさ、明るさ等の好ましいイメージが充
分得られないことがあるからである。明度以外の要因を
変えてもこの様な好ましく見せる効果は薄い。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は上記の知見に基づいて完
成されたものであり、次の2段階のステップに従ってメ
ークアップ化粧料を選択するものである。
【0009】(ステップ1)顔の色を測色し、このデー
タに基づいて測色位置を含む顔の半分の部分に塗布する
ファンデーションを選択する。この時測色部位は顔の何
れの位置でも構わないが、測色値の値のバラツキが少な
いところが好ましく、この様な位置としては額、頬等が
好ましく例示できる。ファンデーションの選択は従来の
方法に従って行えば良く、例えば、肌色との色差が少な
く、シミやソバカスなどが多い時には酸化チタン等の隠
蔽剤の多いファンデーションを選択すればよい。
【0010】(ステップ2)上記測定部位と反対側の顔
の部位に塗布するファンデーションを上記のステップ1
で選択したファンデーションの色をもとに選択する。こ
れは、上記測色部位が、上記上下の境界線の下側にある
ときは、ステップ1で選択したファンデーションよりも
明るい、即ち、明度の高いファンデーションを選択すれ
ばよい。又、測色部位が上部にある場合は、逆に明度の
低いファンデーションを選択すればよい。本発明の検討
結果、色差の明度以外の成分については影響度が明度に
比べて少ないので、好みや得られるイメージ等に併せ
て、本発明の効果を損なわない範囲に於いて、多少自由
度を持って選択することが出来る。
【0011】本発明のメークアップの選択法に従ってベ
ースメークアップ化粧料を選択した後は、自由にポイン
トメークアップ化粧料を選択することが出来る。これ
は、ポイントメークアップを施したことにより、本発明
の効果が損なわれないからである。又、更に本発明のメ
ークアップ化粧料の選択をもっと簡便に行うためには、
予め顔全面のファンデーションの色を設定しておき、陰
をつける部分用のファンデーションを当該顔下部につけ
ても良いし、明るくする部分用のハイライトで当該顔上
部にハイライトを加えても良い。この様な選択方法も本
発明の権利の範囲に属する。
【0012】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明の適切さについ
て更に詳しい説明を加える。
【0013】実施例1 メークアップパターンの検討 モーフィングを用いて、図1のA〜Iにに示すようにモ
デルの顔のメークアップを明るい色(WP、3YR
6.5/4)とそれよりやや暗い色(NN、5YR
6.0/4)で様々な塗り分けを行い、これを任意に抽
出した36名の男女に見せ、「若々しく見える」、「明
るく見える」、「きれいに見える」、「自然に見え
る」、「つやを感じる」、「はりがある」、「きりっと
した感じ」、「厚化粧に見える」、「たるみを感じな
い」の9項目であった。このうち、「厚化粧に見える」
以外の8項目は以前の調査で、化粧仕上がりの好ましい
効果に挙げられた上位8項目であり、「厚化粧に見え
る」は最大のデメリットに挙げられた項目であった。評
価のレベルは、評価者には、「非常にそう思う」(評点
7)、「かなりそう思う」(評点6)、「ややそう思
う」(評点5)、「どちらとも言えない」(評点4)、
「ややそう思わない」(評点3)、「かなりそう思わな
い」(評点2)、「非常にそう思わない」(評点1)で
行ってもらい、集計時は7〜5を「そう思わない」、4
を「どちらとも言えない」、3〜1を「そう思わない」
と読み変えて行った。結果を図2〜10に示す。これよ
り本発明の選択方法である、Gのパターンが好ましい印
象、取り分け、「若々しく見える」、「つやを感じ
る」、「きれいに見える」、「たるみを感じない」等の
印象を形成し、マイナスの印象である、「厚化粧に見え
る」の印象を形成していないことが判る。
【0014】実施例2 上下の分割線の位置の検討 図11に示す1〜3のパターンで同様に、男女30人に
評価を行ってもらった。用いた色は実施例1のGと同様
である。結果も図11に示す。これより、上下の分割線
は耳の両下端と上唇を結ぶ線と耳の付け根の両上端と鼻
の最下端を結ぶ線の間に位置することが判る。
【0015】実施例3 色差の検討 実施例1のGパターンで色と上下の色差を変えてその影
響を検討した。用いたパターンはGパターンを用いた。
色は、顔の下部を色1で塗り、上部を1〜5で塗り実施
例1、2と同様に男女30人に「きれいに見える」と
「自然に見える」について判定してもらった。色相は大
凡4YRのもの、5YRのもの及び6YRのものの3種
類を用いた。用いた計15色について、そのマンセル座
標(色相明度/彩度)を表1に示す。評価結果は平均評
点と評点5〜7の占有百分率(()内に表示)として表
2に示す。これより色の差はマンセル座標のバリューで
0.05〜0.5程度が適当であることが判る。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、簡単且つ簡便に、健康
で若々しい印象を形成しうるベースメークアップ化粧料
を選択することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 メークアップパターンを示す図である。
【図2】 「きれいに見える」の評価結果を表す図であ
る。
【図3】 「自然に見える」の評価結果を表す図であ
る。
【図4】 「厚化粧に見える」の評価結果を表す図であ
る。
【図5】 「若々しく見える」の評価結果を表す図であ
る。
【図6】 「はりがある」の評価結果を表す図である。
【図7】 「つやを感じる」の評価結果を表す図であ
る。
【図8】 「きりっと見える」の評価結果を表す図であ
る。
【図9】 「たるみを感じない」の評価結果を表す図で
ある。
【図10】 「明るく見える」の評価結果を表す図であ
る。
【図11】 顔の二分割の位置とその評価を表す図であ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔を上下に分け、上部と下部を異なるメ
    ークアップ化粧料でメークアップする場合に於いて、上
    部のメークアップ化粧料の明度が下部のメークアップ化
    粧料の明度よりも高くなる様に選択することを特徴とす
    る、メークアップ化粧料の選択方法。
  2. 【請求項2】 顔を上下に分ける境界が、耳の両下端と
    上唇を結ぶ線と耳の付け根の両上端と鼻の最下端を結ぶ
    線の間に位置することを特徴とする、請求項1記載の選
    択方法。
  3. 【請求項3】 顔の上下のメークアップ化粧料の明度の
    差が、マンセル座標に表示されるバリュー値の差に換算
    して0.05〜0.5である、請求項1又は2記載の選
    択方法。
  4. 【請求項4】 メークアップによって得られる効果が、
    若々しい、健康的な印象形成である、請求項1〜3の何
    れか一項に記載の選択方法。
JP3429896A 1996-01-29 1996-01-29 メークアップ化粧料の選択方法 Pending JPH09208428A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3429896A JPH09208428A (ja) 1996-01-29 1996-01-29 メークアップ化粧料の選択方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3429896A JPH09208428A (ja) 1996-01-29 1996-01-29 メークアップ化粧料の選択方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09208428A true JPH09208428A (ja) 1997-08-12

Family

ID=12410261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3429896A Pending JPH09208428A (ja) 1996-01-29 1996-01-29 メークアップ化粧料の選択方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09208428A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001000421A (ja) * 1999-06-22 2001-01-09 Pola Chem Ind Inc 表情のシミュレート法
JP2003149051A (ja) * 2001-11-08 2003-05-21 Kanebo Ltd ファンデーションの選択・推奨方法およびそれに用いる装置
JP2011026229A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Pola Chemical Industries Inc メークアップ化粧料の色の塗布方法
JP2017132699A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 株式会社コーセー 顔から得られる印象を若々しく見せる方法、顔から得られる印象を若々しく見せるための肌のお手入れ方法並びにこれらに用いられる化粧料

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001000421A (ja) * 1999-06-22 2001-01-09 Pola Chem Ind Inc 表情のシミュレート法
JP2003149051A (ja) * 2001-11-08 2003-05-21 Kanebo Ltd ファンデーションの選択・推奨方法およびそれに用いる装置
JP2011026229A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Pola Chemical Industries Inc メークアップ化粧料の色の塗布方法
JP2017132699A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 株式会社コーセー 顔から得られる印象を若々しく見せる方法、顔から得られる印象を若々しく見せるための肌のお手入れ方法並びにこれらに用いられる化粧料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100801115B1 (ko) 포인트 메이크업 화장료의 선택 방법
Burt et al. Perception of age in adult Caucasian male faces: Computer graphic manipulation of shape and colour information
US5924426A (en) Cosmetic personal color analysis method and kit using value scale, colors and charts
US4872056A (en) Method for displaying selected hairstyles in video form
US20070047761A1 (en) Methods Of Analyzing Human Facial Symmetry And Balance To Provide Beauty Advice
CN101779218A (zh) 化妆模拟系统、化妆模拟装置、化妆模拟方法以及化妆模拟程序
KR20190093040A (ko) 시지각과 청지각을 통한 퍼스널 컬러 분석시스템 및 이를 이용한 패션 페르소나 컬러 메칭방법
JP5035524B2 (ja) 顔画像の合成方法及び合成装置
EP1539087B1 (en) Colored cosmetic compositions with pearlescent and color pigment blends
JP2001292832A (ja) メーキャップカラーイメージ分類法およびメーキャップカラーイメージマップ
JP5250956B2 (ja) ハリ感評価方法
JPH09208428A (ja) メークアップ化粧料の選択方法
JP4849761B2 (ja) 質感に基づく化粧方法及び質感イメージマップ
Varshovi Facial makeup detection using HSV color space and texture analysis
CA2635068A1 (en) Emulating cosmetic facial treatments with digital images
JP3753908B2 (ja) ベースメーキャップ化粧料選択方法およびベースメーキャップ化粧料選択情報マップ
KR100734339B1 (ko) 피부색과 헤어 컬러 및 메이크업의 컬러 밸런스에 기초한미용 방법
JP2009294958A (ja) 顔画像の合成方法
JPH09221412A (ja) ベースメークアップ料の選択方法
JP2000002590A (ja) 色の選択方法
CN1695516A (zh) 女性个人色彩规律分析系统和方法
JP2007275214A (ja) 女性の装飾用簡易見本シート
JP2023035468A (ja) 遊戯画像撮影装置
CN115393924A (zh) 一种基于面部纹理信息的选品方法、装置、设备、介质
JP2022169152A (ja) 肌の評価方法、及び粉体の評価方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20050610

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20050711

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20060811

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Effective date: 20080403

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423