JPH09208428A - メークアップ化粧料の選択方法 - Google Patents
メークアップ化粧料の選択方法Info
- Publication number
- JPH09208428A JPH09208428A JP3429896A JP3429896A JPH09208428A JP H09208428 A JPH09208428 A JP H09208428A JP 3429896 A JP3429896 A JP 3429896A JP 3429896 A JP3429896 A JP 3429896A JP H09208428 A JPH09208428 A JP H09208428A
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- makeup
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- makeup cosmetic
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Abstract
下端と上唇の最上端を結ぶ線の間に設けた境界で二分割
し、上部に下部より明度の高いファンデーションを選択
する事を特徴とするメークアップ化粧料に選択方法。 【効果】 本発明によれば、たるみを感じない、明る
い、きりっとした、厚ぼったさの無いメークアップがで
きる。
Description
の選択方法に関する。
は若々しく見せるために行われているが、ベースメーク
アップ化粧料の色の選択に於いて、間違った色を選択す
ると、この様な本来期待されている効果は得られず、真
っ白にのっぺりした能面顔になったり、異常に赤味がか
った顔になってしまったりする。又、適正な色を選択し
ても、チークカラーやハイライトと言ったポイントメー
クアップ化粧料を用いなければ、立体感が表せず、表情
の死んだ顔になってしまう。この様な適切なメークアッ
プ化粧料の選択は、従来は経験によるところが多く、選
択のための指針も知られていなかった。この様な観点か
ら簡単且つ簡便に、健康で若々しい印象を形成しうるベ
ースメークアップ化粧料を選択する方法が望まれてい
た。
の部位を2分割し、異なった色のベースメークアップ化
粧料を塗布する試みは行われていなかった。又、耳の両
下端と上唇を結ぶ線と耳の付け根の両上端と鼻の最下端
を結ぶ線の間に顔を上下に分ける線を設け、この上下に
よって異なった色のベースメークアップ化粧料を塗布す
ることは全く行われていなかったし、この場合におい
て、上部のメークアップ化粧料の色を下部のメークアッ
プ化粧料より明るくすることによって若々しく或いは健
康的に見せる効果を得ることが出来ることは全く知られ
ていなかった。
下に行われたものであり、簡単且つ簡便に、健康で若々
しい印象を形成しうるベースメークアップ化粧料を選択
する方法を提供することを課題とする。
便に、健康で若々しい印象を形成しうるベースメークア
ップ化粧料を選択する方法を求めて、鋭意研究を重ねた
結果、顔を上下に分け、メークアップ化粧料で上部を下
部より明るく見せるようにメークアップ化粧料を選択す
ることにより、健康で若々しい印象を形成しうるベース
メークアップ化粧料が選択出来ることを見いだし発明を
完成させた。以下、本発明について詳細に説明する。
が喪失するのは、メークアップによって、顔のつくり出
す陰影が薄くなり、立体感がなくなるためではないかと
いう仮定のもとに、コンピューターによるモーフィング
を用いて陰影を顔の各所に設ける検討を行った。このう
ち立体感を最も有するような位置を検討したところ、後
記実施例に示す様に、耳の両下端と上唇を結ぶ線と耳の
付け根の両上端と鼻の最下端を結ぶ線の間に上下の境界
を置き下部に陰影を設けることにより立体感が得られる
ことが判った。
付け根の両上端と鼻の最下端を結ぶ線の間に上下の境界
を置き下部に陰影を設けることにより立体感が得られる
ことが判ったのであるが、陰影をどの様につけるかによ
って、得られるイメージが大きく異なることが更なるモ
ーフィングでの検討で明らかになった。色差をどの様に
つければ好ましい印象を与えることが出来るかを検討し
たところ、上下の部位で明度の差をつけ、上部を明るく
メークアップすることにより、若々しく明るいイメージ
が与えられることを見いだした。この時、明度の差はマ
ンセル座標のバリュー値の差にして0.05〜0.5程
度が好ましく、0.07〜0.4程度がより好ましく、
0.1〜0.3程度が更に好ましい。これは明度差があ
りすぎると顔に違和感を生じることがあり、少なすぎる
と立体感、若々しさ、明るさ等の好ましいイメージが充
分得られないことがあるからである。明度以外の要因を
変えてもこの様な好ましく見せる効果は薄い。
成されたものであり、次の2段階のステップに従ってメ
ークアップ化粧料を選択するものである。
タに基づいて測色位置を含む顔の半分の部分に塗布する
ファンデーションを選択する。この時測色部位は顔の何
れの位置でも構わないが、測色値の値のバラツキが少な
いところが好ましく、この様な位置としては額、頬等が
好ましく例示できる。ファンデーションの選択は従来の
方法に従って行えば良く、例えば、肌色との色差が少な
く、シミやソバカスなどが多い時には酸化チタン等の隠
蔽剤の多いファンデーションを選択すればよい。
の部位に塗布するファンデーションを上記のステップ1
で選択したファンデーションの色をもとに選択する。こ
れは、上記測色部位が、上記上下の境界線の下側にある
ときは、ステップ1で選択したファンデーションよりも
明るい、即ち、明度の高いファンデーションを選択すれ
ばよい。又、測色部位が上部にある場合は、逆に明度の
低いファンデーションを選択すればよい。本発明の検討
結果、色差の明度以外の成分については影響度が明度に
比べて少ないので、好みや得られるイメージ等に併せ
て、本発明の効果を損なわない範囲に於いて、多少自由
度を持って選択することが出来る。
ースメークアップ化粧料を選択した後は、自由にポイン
トメークアップ化粧料を選択することが出来る。これ
は、ポイントメークアップを施したことにより、本発明
の効果が損なわれないからである。又、更に本発明のメ
ークアップ化粧料の選択をもっと簡便に行うためには、
予め顔全面のファンデーションの色を設定しておき、陰
をつける部分用のファンデーションを当該顔下部につけ
ても良いし、明るくする部分用のハイライトで当該顔上
部にハイライトを加えても良い。この様な選択方法も本
発明の権利の範囲に属する。
て更に詳しい説明を加える。
デルの顔のメークアップを明るい色(WP、3YR
6.5/4)とそれよりやや暗い色(NN、5YR
6.0/4)で様々な塗り分けを行い、これを任意に抽
出した36名の男女に見せ、「若々しく見える」、「明
るく見える」、「きれいに見える」、「自然に見え
る」、「つやを感じる」、「はりがある」、「きりっと
した感じ」、「厚化粧に見える」、「たるみを感じな
い」の9項目であった。このうち、「厚化粧に見える」
以外の8項目は以前の調査で、化粧仕上がりの好ましい
効果に挙げられた上位8項目であり、「厚化粧に見え
る」は最大のデメリットに挙げられた項目であった。評
価のレベルは、評価者には、「非常にそう思う」(評点
7)、「かなりそう思う」(評点6)、「ややそう思
う」(評点5)、「どちらとも言えない」(評点4)、
「ややそう思わない」(評点3)、「かなりそう思わな
い」(評点2)、「非常にそう思わない」(評点1)で
行ってもらい、集計時は7〜5を「そう思わない」、4
を「どちらとも言えない」、3〜1を「そう思わない」
と読み変えて行った。結果を図2〜10に示す。これよ
り本発明の選択方法である、Gのパターンが好ましい印
象、取り分け、「若々しく見える」、「つやを感じ
る」、「きれいに見える」、「たるみを感じない」等の
印象を形成し、マイナスの印象である、「厚化粧に見え
る」の印象を形成していないことが判る。
評価を行ってもらった。用いた色は実施例1のGと同様
である。結果も図11に示す。これより、上下の分割線
は耳の両下端と上唇を結ぶ線と耳の付け根の両上端と鼻
の最下端を結ぶ線の間に位置することが判る。
響を検討した。用いたパターンはGパターンを用いた。
色は、顔の下部を色1で塗り、上部を1〜5で塗り実施
例1、2と同様に男女30人に「きれいに見える」と
「自然に見える」について判定してもらった。色相は大
凡4YRのもの、5YRのもの及び6YRのものの3種
類を用いた。用いた計15色について、そのマンセル座
標(色相明度/彩度)を表1に示す。評価結果は平均評
点と評点5〜7の占有百分率(()内に表示)として表
2に示す。これより色の差はマンセル座標のバリューで
0.05〜0.5程度が適当であることが判る。
で若々しい印象を形成しうるベースメークアップ化粧料
を選択することが出来る。
る。
る。
る。
る。
る。
る。
ある。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 顔を上下に分け、上部と下部を異なるメ
ークアップ化粧料でメークアップする場合に於いて、上
部のメークアップ化粧料の明度が下部のメークアップ化
粧料の明度よりも高くなる様に選択することを特徴とす
る、メークアップ化粧料の選択方法。 - 【請求項2】 顔を上下に分ける境界が、耳の両下端と
上唇を結ぶ線と耳の付け根の両上端と鼻の最下端を結ぶ
線の間に位置することを特徴とする、請求項1記載の選
択方法。 - 【請求項3】 顔の上下のメークアップ化粧料の明度の
差が、マンセル座標に表示されるバリュー値の差に換算
して0.05〜0.5である、請求項1又は2記載の選
択方法。 - 【請求項4】 メークアップによって得られる効果が、
若々しい、健康的な印象形成である、請求項1〜3の何
れか一項に記載の選択方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3429896A JPH09208428A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | メークアップ化粧料の選択方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3429896A JPH09208428A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | メークアップ化粧料の選択方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09208428A true JPH09208428A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12410261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3429896A Pending JPH09208428A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | メークアップ化粧料の選択方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09208428A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001000421A (ja) * | 1999-06-22 | 2001-01-09 | Pola Chem Ind Inc | 表情のシミュレート法 |
JP2003149051A (ja) * | 2001-11-08 | 2003-05-21 | Kanebo Ltd | ファンデーションの選択・推奨方法およびそれに用いる装置 |
JP2011026229A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Pola Chemical Industries Inc | メークアップ化粧料の色の塗布方法 |
JP2017132699A (ja) * | 2016-01-25 | 2017-08-03 | 株式会社コーセー | 顔から得られる印象を若々しく見せる方法、顔から得られる印象を若々しく見せるための肌のお手入れ方法並びにこれらに用いられる化粧料 |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP3429896A patent/JPH09208428A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001000421A (ja) * | 1999-06-22 | 2001-01-09 | Pola Chem Ind Inc | 表情のシミュレート法 |
JP2003149051A (ja) * | 2001-11-08 | 2003-05-21 | Kanebo Ltd | ファンデーションの選択・推奨方法およびそれに用いる装置 |
JP2011026229A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Pola Chemical Industries Inc | メークアップ化粧料の色の塗布方法 |
JP2017132699A (ja) * | 2016-01-25 | 2017-08-03 | 株式会社コーセー | 顔から得られる印象を若々しく見せる方法、顔から得られる印象を若々しく見せるための肌のお手入れ方法並びにこれらに用いられる化粧料 |
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A521 | Written amendment |
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