JP2011026229A - メークアップ化粧料の色の塗布方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メークアップ化粧料を肌上に塗布する際に、隣接する塗布する部位間に明度差を設定して塗布することを特徴とする、メークアップ化粧料の塗布方法であって、隣接する塗布する部位が、顔とデコルテであること、両者のマンセル明度差(ΔV)が0.4以上であること、及び両者の全面投影面積の比が1.0以上であることを特徴とするメークアップ化粧料の塗布方法。
【選択図】図1
Description
(1)メークアップ化粧料を化粧すべき部分に塗布する方法において、メークアップ化粧料を肌上に塗布する際に、隣接する塗布する部位間に明度差を設定して塗布することを特徴とする、メークアップ化粧料の塗布方法。
(2)隣接する塗布する部位がデコルテと顔であることを特徴とする、(1)に記載のメークアップ化粧料の塗布方法。
(3)前記デコルテと前記顔とのマンセル明度差(ΔV)が、0.4以上であることを特徴とする、(1)又は(2)に記載のメークアップ化粧料の塗布方法。
(4)前記デコルテと前記顔との全面投影面積の比が、1.0以上であることを特徴とする、(1)〜(3)に記載のメークアップ化粧料の塗布方法。
本発明のメークアップ化粧料の色の塗布方法は、明度差のある色同士を配色したとき高明度色の方がより明るく見えるという、一般的な色彩科学の明度対比現象と全く逆転の現象に基づいて為される方法に関するものである。即ち、メークアップ化粧料を肌上に塗布する時に、隣接する塗布部位間である顔とデコルテとの両領域において、顔に対してデコルテ部位をより明るくするという明度差を設定して塗布することによって、顔での明るい化粧仕上がり効果を付与できるというものである。デコルテとは、元々はファッション用語で首筋や胸を大きく開けた(衿)という意味であるが、ここでいうデコルテとは、首から胸元にかけての皮膚領域と定義する。デコルテは常に重い頭部を支えているために筋肉が疲労して収縮しやすい部分であるため、血管が圧迫され血液循環が悪くなり易い。そのため顔の血液循環も悪くなり、顔色が「くすみ」、皮膚の薄い目の周りには「くま」ができやすくなると考えられている。このため、近年デコルテマッサージが注目され、デコルテ部位の血液循環やリンパ液の循環を促進することで、顔のむくみやフェイスラインのたるみ改善に効果を博している。本願発明は、メークアップによって、デコルテマッサージに代わって、顔での明るい化粧仕上がり効果を付与できるものともいえる。
顔・顔形・形状の明度対比逆転現象への影響を確認するために、被験者75名(20〜40代、男14名、女61名)を対象に、下記の4条件の画像を提示して評価させた。即ち、縦*横が19.5cm*13.5cmのカラー画像(図1参照)を1条件につき2枚準備し、4条件について、顔又は上に位置する図形がより明るく見える画像を2枚より選択させた。尚、図形の明度差はΔV=0.4(V値:顔6.83,デコルテ6.59)、デコルテと顔の面積比は1.0の条件とし、画像はアドビシステム社製のPhotoshopCS3(登録商標)を用いて肌色調整を行った。
条件1:デコルテの明度が(1)>(2)、(1)(2)共に顔は同じ肌色
条件2:デコルテの明度が(1)>(2)、(1)(2)共に顔形は同色
条件3:下部の図形の明度が(1)>(2)、(1)(2)共に上部図形は同色
条件4:下部図形の明度が(1)>(2)、(1)(2)共に上部図形は同色
実施例1の条件1の顔画像(1)と(2)に、更に(3)(ΔV=0.2)の画像を追加して、(2)に対して、(1)と(3)を一対評価方式で実施例1と同様に検討を行った。その結果、(1)を選択した人は76%、(3)を選択した人は52%(同等と評価した人は37%)であった。これよりデコルテと顔の明度差はΔV=0.4以上であることが好ましいことが分かる。
実施例1の条件1の顔画像(1)において、デコルテと顔との全面投影面積の比が、0.7と0.4となる顔画像(4)と(5)を追加し、実施例2と同様に(1)に対して評価を行った。その結果、(4)に対する(1)を選択した人は75%、(5)に対する(1)を選択した人は45%(同等と評価した人は33%)であった。これよりデコルテと顔の全面投影面積比は1.0以上であることが好ましいことが分かる。即ち、デコルテの露出部分が顔の面積程度に十分に大きいことが重要であることが示された。
下記処方1に従って、以下の手順でパウダーファンデーション1を作成した。タルクと着色顔料をブレンダーで混合し、残りの粉体を添加して攪拌した後、結合剤及び防腐剤を加え、香料を噴霧し均一化した。これを粉砕機で粉砕した後篩いを通し、中皿に圧縮成型してファンデーション1を得た。また、処方1において、シリコーン処理マイカを37.0質量%、シリコーン処理二酸化チタンを18.0質量%に変更して、同様にしてファンデーション2を作製した。このファンデーションの明度は、ファンデーション2>ファンデーション1で、マンセル明度差が約0.4であった。
粉体 シリコーン処理タルク 19.2
シリコーン処理マイカ 40.0
シリコーン処理二酸化チタン 15.0
シリコーン処理微粒子酸化チタン 5.0
シリコーン処理ベンガラ 1.0
シリコーン処理黄酸化鉄 3.0
シリコーン処理黒酸化鉄 0.2
ステアリン酸亜鉛 0.1
ナイロンパウダー 2.0
結合剤 スクワラン 4.0
固形パラフィン 0.5
ジメチルポリシロキサン 4.0
トリイソオクタン酸グリセリン 5.0
オクチルメトキシシンナメート 1.0
その他 防腐剤、酸化防止剤 適量
香料 適量
Claims (4)
- メークアップ化粧料を化粧すべき部分に塗布する方法において、メークアップ化粧料を肌上に塗布する際に、隣接する塗布する部位間に明度差を設定して塗布することを特徴とする、メークアップ化粧料の塗布方法。
- 隣接する塗布する部位が、デコルテと顔であることを特徴とする、請求項1に記載のメークアップ化粧料の塗布方法。
- 前記デコルテと前記顔とのマンセル明度差(ΔV)が、0.4以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のメークアップ化粧料の塗布方法。
- 前記デコルテと前記顔との全面投影面積の比が、1.0以上であることを特徴とする、請求項1〜3に記載のメークアップ化粧料の塗布方法。
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JP2009172596A JP2011026229A (ja) | 2009-07-24 | 2009-07-24 | メークアップ化粧料の色の塗布方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017095376A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | 日本メナード化粧品株式会社 | メイクアップ化粧料 |
Citations (2)
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JPH09208428A (ja) * | 1996-01-29 | 1997-08-12 | Pola Chem Ind Inc | メークアップ化粧料の選択方法 |
JP2007238459A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Pola Chem Ind Inc | デコルテ用の化粧料 |
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2009
- 2009-07-24 JP JP2009172596A patent/JP2011026229A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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