JPH1017438A - 肌の不均一性対応メークアップ化粧料 - Google Patents

肌の不均一性対応メークアップ化粧料

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Publication number
JPH1017438A
JPH1017438A JP19542096A JP19542096A JPH1017438A JP H1017438 A JPH1017438 A JP H1017438A JP 19542096 A JP19542096 A JP 19542096A JP 19542096 A JP19542096 A JP 19542096A JP H1017438 A JPH1017438 A JP H1017438A
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JP
Japan
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skin
unevenness
iris foil
makeup cosmetic
improving
Prior art date
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Pending
Application number
JP19542096A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuuka Suzuki
優加 鈴木
Hirochika Nishimura
博睦 西村
Takeshi Nakamura
武 中村
Tadao Nakamura
直生 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 肌の不均一によるくすみを目立たなくさせる
メークアップ化粧料を提供する。。 【課題の解決手段】 虹彩箔、取り分けピンク色の反射
色を有する虹彩箔をメークアップ化粧料、好ましくはア
ンダーメークアップ化粧料に配合する。虹彩箔により、
メラニンの分布の不均一が目立たなくなり、くすみが目
立たなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は肌の不均一性視覚効
果改善剤及びそれを含有する肌の不均一性対応メークア
ップ化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】現在まで、「くすみ」に総称される肌の
状況は、だれしも改善したいと願っていたものの、その
理由が明確でなく従ってその改善も決して満足いくもの
ではなかった。例えば、くすみの名の通り肌が暗く見え
るため、メラノサイトが増加しているかと思うと決して
著しく増加しているわけではなく肌色そのものもさほど
明度が低下しているわけでもない為、アスコルビン酸や
その誘導体を投与してもある程度の改善は出来るものの
満足するほどの改善は得られかった。又、メークアップ
でカバーしても色味ののりなどがくすみ部分では今一つ
であるため、くすみの無い肌に比べてその効果も今一つ
と言わざるを得なかった。即ち、くすみを改善或いは目
立たなくする手段が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
下行われたものであり、くすみを改善或いは目立たなく
する手段を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この様な状況に鑑みて、
本発明者等はくすみを改善或いは目立たなくする手段を
求めて鋭意研究を重ねた結果、くすみの原因が肌の不均
一性、取り分けメラニン色素の分布の不均一性に由来す
ることを見いだした。この知見をもとにかかる色素分布
の不均一性を目立たなくする手段を求め更なる研究を重
ねたところ、虹彩箔を塗布することにより、かかる不均
一性を視覚の効果で目立たなくすることが出来ることを
見いだし発明を完成させるに至った。以下、本発明につ
いて発明の実施の形態を中心に詳細に説明する。
【0005】
【発明の実施の形態】
(1)本発明の肌の不均一性視覚効果改善剤 本発明の肌の不均一性視覚効果改善剤は虹彩箔からな
る。虹彩箔はマイカの表面上に二酸化チタンを焼き付け
これによる干渉色によって様々な色を発色させる粉体で
ある。肌のくすみの原因である肌の不均一性、取り分け
メラニン色素の分布の不均一性はこの様な発色によっ
て、分布を一様に見せることが出来るため、虹彩箔を皮
膚上に塗布することによって目立たなくすることが出来
る。本発明の肌の不均一性視覚効果改善剤として用いる
虹彩箔であるが、チタンマイカであれば特段の限定を受
けずに用いることが出来るが、好ましいものは赤色の色
味を反射光として有するものである。本発明の肌の不均
一性視覚効果改善剤として好ましい虹彩箔の物性は二酸
化チタンの含有率が30〜50重量%、より好ましくは
35〜47重量%、更に好ましくは37〜45重量%で
あり、平均粒径が1〜100μm、より好ましくは5〜
80μm、更に好ましくは10〜60μmである。又、
虹彩箔に更に酸化鉄、コチニール、有機色素等をコーテ
ィングしたものも本発明で言う虹彩箔であり、肌の不均
一性視覚効果改善剤として用いることが出来る。更に、
表面を金属石鹸、アミノ酸とその誘導体、レシチン、フ
ッ素化合物やシリコーン等で処理したものも同様であ
る。かかる、本発明の肌の不均一性視覚効果改善剤とし
て好適な虹彩箔の市販品としては、例えば、メルク社製
のチミロンスーパーレッド100やマール社製のフラメ
ンコレッドやフラメンコサテンレッド等が例示できる。
【0006】(2)本発明の肌の不均一性対応メークア
ップ化粧料 本発明の肌の不均一性対応メークアップ化粧料は上記肌
の不均一性視覚効果改善剤、即ち虹彩箔、好ましくは上
記物性を有する虹彩箔を含有することを特徴とする。本
発明の肌の不均一性対応メークアップ化粧料の種類とし
ては、通常メークアップ化粧料で用いられているもので
あれば特段の限定無く用いることが出来、例えば、アン
ダーメークアップ、コントロールカラー、ファンデーシ
ョン、仕上げ白粉、チークカラー、アイカラー、スポッ
ツカバー等が例示できる。これらの内好ましいものは、
くすみの近傍に塗布して視覚効果が現れやすい、アンダ
ーメークアップとコントロールカラーである。本発明の
肌の不均一性対応メークアップ化粧料に於ける肌の不均
一性視覚効果改善剤の好ましい含有量は1〜10重量%
であり、より好ましくは1〜5重量%であり、更に好ま
しくは1.5〜3重量%である。本発明の肌の不均一性
対応メークアップ化粧料はこれ以外に通常メークアップ
化粧料で用いられる任意成分を含むことが出来る、この
様な任意成分としては、例えば、ワセリンやマイクロク
リスタリンワックス等のような炭化水素類、ホホバ油や
ゲイロウ等のエステル類、牛脂、オリーブ油等のトリグ
リセライド類、セタノール、オレイルアルコール等の高
級アルコール類、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪
酸、グリセリンや1,3−ブタンジオール等の多価アル
コール類、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、
カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、エタノール、カ
ーボポール等の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化
剤、色素、粉体類等が例示できる。本発明の化粧料はこ
の様な成分を通常の製造方法に従って処理することで製
造できる。
【0007】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明について更に詳
細に説明するが、本発明がこれら実施例にのみ限定され
ないことは言うまでもない。
【0008】<実施例1〜4>以下の表1に示す処方に
従ってアンダーメークアップを作成した。即ち、イ、
ロ、ハ、ニをそれぞれ80℃に加熱し、イを良く混練り
し、ロで希釈し、ハを分散した後、ニを徐々に加え乳化
し、攪拌冷却しアンダーメークアップを作成した。
【0009】
【表1】
【0010】<実施例5〜8>以下の表2に示す処方に
従ってコントロールカラーを作成した。即ち、イ、ロ、
ハ、ニをそれぞれ80℃に加熱し、イを良く混練りし、
ロで希釈し、ハを分散した後、ニを徐々に加え乳化し、
攪拌冷却しコントロールカラーを作成した。
【0011】
【表2】
【0012】<実施例9〜12>下記表3の処方に従っ
てファンデーションを作成した。即ちイをヘンシェルミ
キサーに秤込み良く混合した後、5mm丸穴スクリーン
を装着したパルベライザーで粉砕し、ヘンシェルミキサ
ーに戻しロを噴霧しながらコーティングした。このもの
を5mmヘリングボーンスクリーンを装着したパルベラ
イザーで仕上げ粉砕し、金皿に詰めプレスしてファンデ
ーションを得た。尚、疎水化とは粉体に対して10重量
%のメチルハイドロジェンポリシロキサンの焼き付け処
理をさす。
【0013】
【表3】
【0014】<実施例13> 使用テスト 上記実施例1〜12の本発明の化粧料と対照品3品をを
10名の肌色が濃いわけでもないのに、角層のメラニン
色素の分布が不均一であり、顔色のくすみに悩むパネラ
ーに1週間づつ使ってもらった。対照品は、対照1が実
施例1のチミロンフラメンコスーパーレッドをマイカに
置換したもの、対照2が実施例5のチミロンフラメンコ
スーパーレッドをマイカに置換したもの、対照3が実施
例9の疎水化チミロンフラメンコスーパーレッドを疎水
化マイカに置換したものを用いた。メラニンの分布の不
均一性はパネラーの頬からテープストリッピングにより
角層を採取し、これを接着剤でスライドグラスに転写
し、フォンタナ・マッソン染色及びヘマトキシリン・エ
オジン染色してこれを顕微鏡下観察し判定した。又、肌
色はミノルタ社製の色差計を用いて標準白板との差から
判定した。1週間づつのの実使用の後、くすみの目立ち
難さを、評点5:全くくすみが目立たない、評点4:非
常にくすみが目立たない、評点3:くすみが目立たな
い、評点2:くすみがやや目立たない、評点1:くすみ
がやや目立つ、評点0:くすみが目立つの基準で評価し
てもらった。又、同時にカバー力についても同時に同様
に表してもらった。結果を平均評点として表4に示す。
この表より、本発明の化粧料はカバー力は同等であるに
も係わらず、くすみを著しく目立たなくさせる作用に優
れることが判る。又、くすみを目立たなくさせるには、
アンダーメークアップに適用するのが好ましいことが判
る。
【0015】
【表4】
【0016】
【発明の効果】本発明の化粧料は、メラニン色素の不均
一に由来するくすみを目立たなくさせる作用に優れるの
で、これによれば、くすみを目立たなくすることが出来
る。
フロントページの続き (72)発明者 中村 直生 神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社横浜研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 虹彩箔からなる肌の不均一性視覚効果改
    善剤。
  2. 【請求項2】 虹彩箔に於ける二酸化チタンの含有量が
    30〜50重量%である、請求項1記載の肌の不均一性
    視覚効果改善剤。
  3. 【請求項3】 虹彩箔に於ける平均粒子径が1〜100
    μmである、請求項1又は2記載の肌の不均一性視覚効
    果改善剤。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3何れか一項に記載の肌の不
    均一性視覚効果改善剤を含有する肌の不均一性対応メー
    クアップ化粧料。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3何れか一項に記載の肌の不
    均一性視覚効果改善剤の含有量が1〜10重量%であ
    る、請求項4記載の肌の不均一性対応メークアップ化粧
    料。
  6. 【請求項6】 虹彩箔を含有する肌の不均一性対応メー
    クアップ化粧料。
  7. 【請求項7】 虹彩箔に於ける二酸化チタンの含有量が
    30〜50重量%である、請求項6記載の肌の不均一性
    対応メークアップ化粧料。
  8. 【請求項8】 虹彩箔に於ける平均粒子径が1〜100
    μmである、請求項6又は7記載の肌の不均一性対応メ
    ークアップ化粧料。
  9. 【請求項9】 虹彩箔の含有量が1〜10重量%であ
    る、請求項6〜8何れか一項に記載の肌の不均一性対応
    メークアップ化粧料。
JP19542096A 1996-07-05 1996-07-05 肌の不均一性対応メークアップ化粧料 Pending JPH1017438A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9168393B2 (en) 2013-03-13 2015-10-27 Johnson & Johnson Consumer Inc. Pigmented skin-care compositions
US9168209B2 (en) 2013-03-13 2015-10-27 Johnson & Johnson Consumer Inc. Pigmented skin-care compositions
US9168394B2 (en) 2013-03-13 2015-10-27 Johnson & Johnson Consumer Inc. Pigmented skin-care compositions
US9320687B2 (en) 2013-03-13 2016-04-26 Johnson & Johnson Consumer Inc. Pigmented skin-care compositions

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9168393B2 (en) 2013-03-13 2015-10-27 Johnson & Johnson Consumer Inc. Pigmented skin-care compositions
US9168209B2 (en) 2013-03-13 2015-10-27 Johnson & Johnson Consumer Inc. Pigmented skin-care compositions
US9168394B2 (en) 2013-03-13 2015-10-27 Johnson & Johnson Consumer Inc. Pigmented skin-care compositions
US9320687B2 (en) 2013-03-13 2016-04-26 Johnson & Johnson Consumer Inc. Pigmented skin-care compositions

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