JPH09207538A - ばね定数の切換構造 - Google Patents
ばね定数の切換構造Info
- Publication number
- JPH09207538A JPH09207538A JP3734696A JP3734696A JPH09207538A JP H09207538 A JPH09207538 A JP H09207538A JP 3734696 A JP3734696 A JP 3734696A JP 3734696 A JP3734696 A JP 3734696A JP H09207538 A JPH09207538 A JP H09207538A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring element
- cylinder member
- suspension spring
- spring constant
- rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G17/00—Resilient suspensions having means for adjusting the spring or vibration-damper characteristics, for regulating the distance between a supporting surface and a sprung part of vehicle or for locking suspension during use to meet varying vehicular or surface conditions, e.g. due to speed or load
- B60G17/02—Spring characteristics, e.g. mechanical springs and mechanical adjusting means
- B60G17/027—Mechanical springs regulated by fluid means
- B60G17/0272—Mechanical springs regulated by fluid means the mechanical spring being a coil spring
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G15/00—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type
- B60G15/02—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring
- B60G15/06—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring and fluid damper
- B60G15/062—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring and fluid damper the spring being arranged around the damper
- B60G15/065—Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of combined spring and vibration damper, e.g. telescopic type having mechanical spring and fluid damper the spring being arranged around the damper characterised by the use of a combination of springs
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
と共に、乗り心地や操縦性を改善する際に、車両への搭
載性とフィーリングの悪化を招来させないようにする。 【解決手段】 上端が車体側部材Bに連結される車体側
懸架ばね要素1と下端が車軸側部材Aに連結される車軸
側懸架ばね要素2との間に配在されるばね定数切換手段
3がシリンダ部材31と、該シリンダ部材31内にピス
トン33を介して摺動可能に挿通されるロッド部材32
と、シリンダ部材31内に設けられあるいはシリンダ部
材31の外部に配在されるように設けられてシリンダ部
材31内にピストン33で区画の伸側油室R1に一端が
開口しシリンダ部材31内にピストン33で区画の圧側
油室R2に他端が開口する流路Lと、を有してなり、該
流路Lの開口がシリンダ部材31内でのピストン33の
摺動時に不感帯を有しながら開閉される。
Description
に関し、特に、車両に搭載の油圧緩衝器に併設される懸
架ばねにおけるばね定数の切換構造の改良に関する。
搭載の油圧緩衝器に併設される懸架ばねにおけるばね定
数は、車両における乗り心地や操縦性を改善する上から
は、車両が走行する路面の状況や車両の走行姿勢に応じ
て、例えば、大小に切り換えられるのが好ましい。
種々の提案があるが、例えば、特開昭60−94810
号公報には、油圧緩衝器に介装される懸架ばねの間に上
下動可能にプレートを配在させて上下に直列された二本
のコイルスプリングからなると共に、プレートの上下動
の可不可が選択されることで、二本のコイルスプリング
の一方あるいは両方の伸縮が選択的に可能とされて、懸
架ばねにおけるばね定数を大小に切り換える構成が提案
されている。
加えて、上記プレートに連設されて油圧緩衝器の伸縮に
伴う変位を検出する検知手段と、該検知手段からの入力
信号を演算処理等して所定の信号を出力するコントロー
ラと、該コントローラからの出力信号でプレートを介し
て上記二本のコイルスプリングの一方あるいは両方の伸
縮を選択的に可能にする調整機構と、を有する構成が開
示されている。
コントローラを介してであるが、車両における車高の状
況に応じる調整機構の作動によって、懸架ばねを構成す
る二本のコイルスプリングの一方あるいは両方の伸縮が
選択的に可能とされることになり、言わば、自動的に懸
架ばねにおけるばね定数を大小に切り換えることが可能
になる。
成において、プレートを有する懸架ばねに加えて、検知
手段,コントローラ及び調整機構の装備が必須になり、
全体として所謂大掛りとなり、例えば、車両に搭載され
る油圧緩衝器に併設される場合に、油圧緩衝器の車両へ
の搭載性を悪化し易くなると共に、所謂コストの低廉化
を困難にし、その汎用性の向上を期待できなくする不具
合が指摘される。
弁付きの油圧シリンダ機構とされるが、開閉弁の切換作
動は瞬時に実現されるから、油圧シリンダにおける油圧
変動が瞬時に発現され、この影響が懸架ばねにおける切
り換えられたばね定数に反映されることになり、従っ
て、例えば、車両における乗り心地や操縦性を改善する
際のフィーリングが悪化され易くなる不具合が指摘され
る。
を排除するには、該開閉弁を細かく切換作動等するため
の更なる制御が必要になり、その結果、全体として一層
大掛りになり、例えば、上記した車両への搭載性を一層
悪化させ易くすると共に、コストの低廉化を一層期待で
きなくする不具合を招くことになる。
れたもので、その目的とするところは、全体としてコン
パクト化による省スペースを可能にすると共にコストの
低廉化を可能にし、例えば、油圧緩衝器に併設される懸
架ばねにおけるばね定数を切り換えることによって車両
における乗り心地や操縦性を改善する際に、車両への搭
載性を悪化させないのは勿論のこと、ばね定数の切り換
えが振幅にに応じて自動的に行われるとし、さらに、そ
の際にフィーリングの悪化を招来させないようにするの
に最適となるばね定数の切換構造を提供することであ
る。
ために、この発明の構成を、上端が車体側部材に連結さ
れる車体側懸架ばね要素と、下端が車軸側部材に連結さ
れる車軸側懸架ばね要素と、車体側懸架ばね要素と車軸
側懸架ばね要素との間に配在されるばね定数切換手段
と、を有してなるばね定数の切換構造において、ばね定
数切換手段がシリンダ部材と、該シリンダ部材内にピス
トンを介して摺動可能に挿通されるロッド部材と、シリ
ンダ部材内に設けられあるいはシリンダ部材の外部に配
在されるように設けられてシリンダ部材内にピストンに
よって区画される伸側油室に一端が開口しシリンダ部材
内にピストンによって区画される圧側油室に他端が開口
する流路と、を有してなり、該流路の開口がシリンダ部
材内でのピストンの摺動時に不感帯を有しながら開閉さ
れるように設定されてなるとする。
上端を車体側懸架ばね要素の下端に連結させると共に下
端を車軸側懸架ばね要素の上端に連結させる一方で、両
端がシリンダ部材内から突出する両ロッド型に設定され
たロッド部材の上端あるいは下端のいずれか一端が車体
側部材あるいは車軸側部材のいずれかに連結されてなる
とする。
衝器を構成するロッド体に連設の上方ばね受に係止され
ると共に、車軸側懸架ばね要素の下端が油圧緩衝器を構
成するシリンダ体に連設の下方ばね受に担持される一方
で、シリンダ部材がロッド体あるいはシリンダ体の外周
に摺動可能に保持されながら車体側懸架ばね要素の下端
を担持しかつ車軸側懸架ばね要素の上端を係止してな
り、ロッド体あるいはシリンダ体がばね定数切換手段に
おける両ロッド型のロッド部材に代替えされてなるとす
る。
内から突出させる両ロッド型に設定される一方で、シリ
ンダ部材の上端が車体側部材に連結されると共に、ロッ
ド部材の下端が車体側懸架ばね要素の下端と車軸側懸架
ばね要素の上端とに連結されてなるとし、好ましくは、
ロッド部材の下端と車軸側部材との間に車軸側懸架ばね
要素と並列する油圧緩衝器が配在されてなるとする。
この発明を説明するが、この発明のばね定数の切換構造
は、基本的には、図1に示すように、車体側懸架ばね要
素1と、車軸側懸架ばね要素2と、ばね定数切換手段3
と、を有する構成とされている。
材Bに連結され、車軸側懸架ばね要素2は、下端が車軸
側部材Aに連結され、ばね定数切換手段3は、上端が車
体側懸架ばね要素1の下端に連結され下端が車軸側懸架
ばね要素2の上端に連結されるとしている。
懸架ばね要素2は、図示しないが、例えば、車両に搭載
の油圧緩衝器に併設される懸架ばねを構成するもので、
具体的には、それぞれがコイルスプリングからなりばね
定数切換手段3を間に配在させて上下に直列された所謂
分割型の態様に具現化される。
と、該シリンダ部材31内に摺動可能に挿通されるロッ
ド部材32と、一端がシリンダ部材31内に区画の伸側
油室R1に開口し他端がシリンダ部材31内に区画の圧
側油室R2に開口する流路Lと、を有してなる。
示する実施の形態では、上端が車体側懸架ばね要素1の
下端に連結され、下端が車軸側懸架ばね要素2の上端に
連結され、内部に摺動可能に収装されたピストン33に
よって、該シリンダ部材31内に伸側油室R1と圧側油
室R2とを区画させている。
は、両端をシリンダ部材31内から突出させる両ロッド
型に設定されており、上端が車体側部材Bに連結され、
下端側がシリンダ部材31内にピストン33を介して摺
動可能に挿通されている。
態に代えて、図示しないが、下端が車軸側部材Aに連結
され、上端側がシリンダ部材31内にピストン33を介
して摺動可能に挿通されるとしても良い。
部材31と共にであるが、図2に示すように、シリンダ
部材31が上端を車体側部材Aに連結する一方で、ロッ
ド部材32が下端に連設のばね受部32aに車体側懸架
ばね要素1の下端と車軸側懸架ばね要素2の上端とを連
結するとしても良い。
ロッド部材32の下端、即ち、ばね受部32aと車軸側
部材Aとの間に車軸側懸架ばね要素2と並列する油圧緩
衝器SAが配在されてなるが、該油圧緩衝器SAを配在
することの意味については、後述する。
態では、両ロッド型に設定されているが、これに代え
て、図示しないが、片ロッド型に設定されるとしても良
く、この場合には、所謂リザーバを設けるべく、伸側油
室R1にアキュムレータを接続し、あるいは、シリンダ
部材31内で上方となる油室に油面を境にするガス室を
設けるとする。
材31内に設けられ、あるいは、図3に示すように、シ
リンダ部材31の外部に配在されるように設けられて、
一端がシリンダ部材31内にピストン33によって区画
される伸側油室R1に開口すると共に、他端がシリンダ
部材31内にピストン33によって区画される圧側油室
R2に開口するように設定されている。
は、シリンダ部材31内でのピストン33の摺動時に不
感帯を有することになるように、即ち、ピストン33が
シリンダ部材31内で小さいストロークで摺動する際に
は両方の開口がピストン33によって閉塞されないよう
に設定される。
内で上記不感帯を超えるように大きいストロークで摺動
する際には両方の開口がピストン33によって閉塞され
るように設定される。
の切換構造によれば、例えば、図1に示す実施の形態を
例にして説明すると、車軸側部材Aに入力された振動が
車軸側懸架ばね要素2,ばね定数切換手段3及び車体側
懸架ばね要素1の経路で車体側部材Bに伝播されること
になるが、このときの振動がシリンダ部材31内におけ
るピストン33の摺動ストロークを大小異ならしめるこ
とで、その伝播状況が異なることになる。
ン33の摺動ストロークが小さい場合には、流路Lの両
端の開口が開放されていて該流路Lにおける作動油の通
過を許容するから、伸側油室R1及び圧側油室R2の広
狭が可能になり、シリンダ部材31に対するロッド部材
32の出没が可能とされて、ばね定数切換手段3の伸縮
が可能とされることになる。
部材31の摺動が可能とされて、該シリンダ部材31に
連結されている車体側懸架ばね要素1の伸縮が可能とさ
れることになり、その結果、車体側懸架ばね要素1及び
車軸側懸架ばね要素2がそれぞれ伸縮されることにな
り、車体側懸架ばね要素1及び車軸側懸架ばね要素2か
らなる懸架ばねのばね定数が小さいものとされることに
なる。
ン33の摺動ストロークが大きくなる場合には、流路L
の両端の開口が閉鎖されて該流路Lにおける作動油の通
過を阻止するから、伸側油室R1及び圧側油室R2の広
狭が不能になり、シリンダ部材31に対するロッド部材
32の出没が不能とされて、ばね定数切換手段3の伸縮
が不能になる。
伸縮不能化、即ち、ブロック化によって、車軸側懸架ば
ね要素2のみの伸縮が可能とされることになり、その結
果、懸架ばねのばね定数が大きいものとされることにな
る。
ば、例えば、車両が平坦な舗装路面を走行するような場
合に、シリンダ部材31内におけるピストン33の摺動
ストロークが小さくなり、流路Lにおける作動油の流通
が可能とされてばね定数切換手段3の伸縮が可能とさ
れ、このとき、懸架ばねのばね定数が小さくなり、車両
における乗り心地が改善されることになる。
合に、シリンダ部材31内におけるピストン33の摺動
ストロークが大きくなり、流路Lにおける作動油の流通
が阻止されてばね定数切換手段3の伸縮が不能とされ、
このとき、懸架ばねのばね定数が大きくなり、車両にお
いてスクウォーズ現象が招来されなくなり、車両におけ
る操縦性が改善されることになる。
ば、ばね定数の大小の切換のタイミングを流路Lの両端
の開口間距離の設定如何で、任意の路面を走行する車両
の状況に応じて懸架ばねにおけるばね定数を大小に切り
換えることが可能になる。
ピストンの移動の際にリニアに変更されるように設定さ
れる場合には、該流路Lにおける作動油の通過の可不
可、即ち、ばね定数切換手段3の伸縮の可不可が言わば
突然に発現されるのを予め阻止できるから、ばね定数を
大小に切り換える際にショックが招来されなくなり、従
って、車両における乗り心地や操縦性を改善する際のフ
ィーリングの悪化を招来させないことが可能になる。
構造を油圧緩衝器SAに合体させる態様に具現化した場
合の実施の形態を示すものであって、図4に示す実施の
形態では、ばね定数切換手段3が油圧緩衝器SAを構成
するシリンダ体4部分に具現化され、図5に示す実施の
形態では、ばね定数切換手段3が油圧緩衝器SAを構成
するロッド体5部分に具現化されるとしたものである。
コイルスプリングからなる車体側懸架ばね要素1の上端
がロッド体5の上端に連設の上方ばね受51に係止され
ると共に、同じくコイルスプリングからなる車軸側懸架
ばね要素2の下端がシリンダ体4の下端側に連設の下方
ばね受41に担持される一方で、ばね定数切換手段3を
構成するシリンダ部材31がシリンダ体4の外周に摺動
可能に保持されてなるとする。
側懸架ばね要素1の下端を担持し、かつ、下端に車軸側
懸架ばね要素2の上端を係止するとして、シリンダ体4
が両ロッド型のロッド部材32に代替えされてなるとし
ている。
伸側油室R1及び圧側油室R2を区画するピストン33
がシリンダ体4の外周に固設されてなるとし、伸側油室
R1と圧側油室R2とを連通する流路Lがシリンダ部材
31に配在されてなるとしている。
定数切換手段3が油圧緩衝器SAに一体に設けられてな
るとするから、所謂コンパクト化が可能になり、省スペ
ースによって、車両への搭載性を向上させることにな
る。
コイルスプリングからなる車体側懸架ばね要素1の上端
がロッド体5の上端に連設の上方ばね受51に係止され
ると共に、同じくコイルスプリングからなる車軸側懸架
ばね要素2の下端がシリンダ体4の下端側に連設の下方
ばね受41に担持される一方で、ばね定数切換手段3を
構成するシリンダ部材31がロッド体5の外周に摺動可
能に保持されてなるとする。
されたばね受部31aで車体側懸架ばね要素1の下端を
担持すると共に車軸側懸架ばね要素2の上端を係止し
て、ロッド体5が両ロッド型のロッド部材32に代替え
されてなるとしている。
伸側油室R1及び圧側油室R2を区画するピストン33
がロッド体5の外周に固設されてなるとし、伸側油室R
1と圧側油室R2とを連通する流路Lがシリンダ部材3
1に配在されてなるとしている。
定数切換手段3が油圧緩衝器SAに一体に設けられて所
謂コンパクト化が可能になるのは勿論であるが、ばね定
数切換手段3の配設位置が油圧緩衝器SAにおけるロッ
ド体5部分とされるので、上記した図4に示す実施の形
態の場合に比較して、より一層の省スペース化が可能に
なり、車両への搭載性が一層向上されることになる。
SAに合体された場合の具体的な実施の形態を示すもの
で、原理的には、前記した図2に示す実施の形態に係る
ものを具体的にしたものである。
リングからなる車体側懸架ばね要素1の上端は、ロッド
体5の上方に配在の上方ばね受51に係止され、同じく
コイルスプリングからなる車軸側懸架ばね要素2の下端
は、シリンダ体4の下端側に連設の下方ばね受41に担
持されている。
ンダ部材31は、上端が車体側部材A(図示せず)に連
結されることになる上方ばね受51に連設され、ばね定
数切換手段3を構成するロッド部材32(符示せず)
は、油圧緩衝器SAを構成するロッド体5に代替えされ
ている。
軸側懸架ばね要素2の上端は、ロッド部材32の下端に
相当することになるロッド体5の任意位置に連設された
ばね受34に支承されている。
施の形態におけるばね受部32aに相当し、シリンダ部
材31内にはロッド体5の外周に固設されたピストン3
3によって伸側油室R1と圧側油室R2が区画されてい
る。
は、シリンダ部材31に開穿された流路Lで相互に連通
されている。
定数切換手段3が油圧緩衝器SAににおけるロッド体5
部分とされて前記したコンパクト化や省スペース化が可
能になるのは勿論のこと、ばね定数を大小切り換える際
に、油圧緩衝器SAにおける発生減衰力が高低変更され
ることになる。
ンダ部材31内でのピストン33の摺動ストロークが小
さい場合には、ばね定数切換手段3の伸縮が可能とさ
れ、ピストン33の摺動ストロークが大きい場合には、
ばね定数切換手段3の伸縮が不可能とされるが、いずれ
の場合にも、ロッド部材32に代替えされるロッド体5
がシリンダ体4に対して出没される、即ち、油圧緩衝器
SAが伸縮されることになる。
される場合と、不可能とされる場合とでは、油圧緩衝器
SAにおいて、ロッド体5のシリンダ体4に対する出没
のストロークが前者より後者の方が大きくなる。
ね定数切換手段3の伸縮が不可能とされる場合は、ばね
定数切換手段3の伸縮が可能とされる場合に比較して、
発生減衰力が高められる態様になる。
ば、車両が平坦な舗装路面を走行するような場合に、懸
架ばねのばね定数が小さくなるのは勿論のこと、油圧緩
衝器SAで発生される減衰力が低くいままにおかれ、車
両における乗り心地の改善を効果的に実現し得ることに
なる。
なり車高が下降傾向になる場合に、懸架ばねのばね定数
が大きくなるのは勿論のこと、油圧緩衝器SAで発生さ
れる減衰力が高くなり、車両の車高が必要以上に下降す
ることを防止し得て、車両における操縦性を保障し得る
ことになる。
ね定数の切換構造が上方の車体側懸架ばね要素と下方の
車軸側懸架ばね要素との間に振動に依存して伸縮の可不
可を可能にするばね定数切換手段を有してなるとするか
ら、その他の構成を要せずしてばね定数の大小の切り換
えを実現し得ることになり、従って、全体としてコンパ
クト化による省スペースを可能にすると共にコストの低
廉化を可能にすることになる。
部材内でのピストンの摺動ストロークの大小によって伸
縮の可不可を可能にするように構成されるから、例え
ば、不感帯の大きさの設定如何で、ばね定数の大小の自
動的な切り換えのタイミングを任意に設定できることに
なる。
決定する流路の開閉がリニアに変更されるように設定さ
れる場合には、該ばね定数切換手段の伸縮の可不可を言
わば突然的に発現させないようにできるから、ばね定数
を大小に切り換える際にショックが招来されなくなり、
従って、車両における乗り心地や操縦性を改善する際の
フィーリングの悪化を招来させないことが可能になる。
ド部材が油圧緩衝器を構成するロッド体に代替えされ
て、ばね定数切換構造が油圧緩衝器と合体される場合に
は、懸架ばねのばね定数が小さいときに低い減衰力の発
生状態に維持して、車両における乗り心地の改善を効果
的に実現し得ると共に、懸架ばねのばね定数が大きくな
るときに、高い減衰力の発生状態に維持して、車両の車
高が必要以上に下降することを防止する等で、車両にお
ける操縦性の保障を効果的に実現し得ることになる。
コンパクト化による省スペースを可能にすると共にコス
トの低廉化を可能にし、例えば、油圧緩衝器に併設され
る懸架ばねにおけるばね定数を切り換えることによって
車両における乗り心地や操縦性を改善する際に、車両へ
の搭載性を悪化させないのは勿論のこと、その際の切り
換えのタイミングが自動設定であり、また、切り換えも
突然にならずフィーリングの悪化を招来させない利点が
ある。
形態を原理的に示す概略図である。
る。
る。
態様の一実施の形態を示す部分断面正面図である。
態様の他の実施の形態を図4と同様に示す部分断面正面
図である。
状態の具体的な実施の形態を示す部分断面正面図であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 上端が車体側部材に連結される車体側懸
架ばね要素と、下端が車軸側部材に連結される車軸側懸
架ばね要素と、車体側懸架ばね要素と車軸側懸架ばね要
素との間に配在されるばね定数切換手段と、を有してな
るばね定数の切換構造において、ばね定数切換手段がシ
リンダ部材と、該シリンダ部材内にピストンを介して摺
動可能に挿通されるロッド部材と、シリンダ部材内に設
けられあるいはシリンダ部材の外部に配在されるように
設けられてシリンダ部材内にピストンによって区画され
る伸側油室に一端が開口しシリンダ部材内にピストンに
よって区画される圧側油室に他端が開口する流路と、を
有してなり、該流路の開口がシリンダ部材内でのピスト
ンの摺動時に不感帯を有しながら開閉されるように設定
されてなることを特徴とするばね定数の切換構造 - 【請求項2】 シリンダ部材が上端を車体側懸架ばね要
素の下端に連結させると共に下端を車軸側懸架ばね要素
の上端に連結させる一方で、両端がシリンダ部材内から
突出する両ロッド型に設定されたロッド部材の上端ある
いは下端のいずれか一端が車体側部材あるいは車軸側部
材のいずれかに連結されてなる請求項1のばね定数の切
換構造 - 【請求項3】 車体側懸架ばね要素の上端が油圧緩衝器
を構成するロッド体に連設の上方ばね受に係止されると
共に、車軸側懸架ばね要素の下端が油圧緩衝器を構成す
るシリンダ体に連設の下方ばね受に担持される一方で、
シリンダ部材がロッド体あるいはシリンダ体の外周に摺
動可能に保持されながら車体側懸架ばね要素の下端を担
持しかつ車軸側懸架ばね要素の上端を係止してなり、ロ
ッド体あるいはシリンダ体がばね定数切換手段における
両ロッド型のロッド部材に代替えされてなる請求項1の
ばね定数の切換構造 - 【請求項4】 ロッド部材が両端をシリンダ部材内から
突出させる両ロッド型に設定される一方で、シリンダ部
材の上端が車体側部材に連結されると共に、ロッド部材
の下端が車体側懸架ばね要素の下端と車軸側懸架ばね要
素の上端とに連結されてなる請求項1のばね定数の切換
構造 - 【請求項5】 ロッド部材の下端と車軸側部材との間に
車軸側懸架ばね要素と並列する油圧緩衝器が配在されて
なる請求項4のばね定数の切換構造
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03734696A JP3712289B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | ばね定数の切換構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03734696A JP3712289B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | ばね定数の切換構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09207538A true JPH09207538A (ja) | 1997-08-12 |
JP3712289B2 JP3712289B2 (ja) | 2005-11-02 |
Family
ID=12495027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03734696A Expired - Fee Related JP3712289B2 (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | ばね定数の切換構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3712289B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000037822A1 (en) | 1998-12-18 | 2000-06-29 | Richard Bugaj | Shock absorber |
FR2840257A1 (fr) * | 2002-05-31 | 2003-12-05 | Renault Sa | Systeme actif de suspension pour vehicule |
-
1996
- 1996-01-31 JP JP03734696A patent/JP3712289B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000037822A1 (en) | 1998-12-18 | 2000-06-29 | Richard Bugaj | Shock absorber |
EP1151210A1 (en) * | 1998-12-18 | 2001-11-07 | BUGAJ, Richard | Shock absorber |
EP1151210A4 (en) * | 1998-12-18 | 2004-10-13 | Richard Bugaj | SHOCK |
US6837343B1 (en) | 1998-12-18 | 2005-01-04 | Richard Bugaj | Shock absorber |
US7478708B2 (en) | 1998-12-18 | 2009-01-20 | Richard Bugaj | Shock absorber |
FR2840257A1 (fr) * | 2002-05-31 | 2003-12-05 | Renault Sa | Systeme actif de suspension pour vehicule |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3712289B2 (ja) | 2005-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6651787B2 (en) | Vibration damper | |
US5046755A (en) | Hydropneumatic suspension system | |
JP4217530B2 (ja) | セルフポンピング式のハイドロニューマチック・スプリングストラット | |
EP0593403B1 (en) | Device relating to a shock absorber arrangement | |
US5324068A (en) | Method for semiactive chassis control | |
JP2001180245A (ja) | 車両用懸架装置 | |
JPH09207538A (ja) | ばね定数の切換構造 | |
JP3733148B2 (ja) | 油圧緩衝器 | |
JP4356544B2 (ja) | ショックアブソーバ | |
US11530729B2 (en) | Damping force controlling shock absorber | |
KR100370408B1 (ko) | 자동차의현가장치 | |
JPH07190125A (ja) | 油圧緩衝器 | |
JPH09207536A (ja) | ばね定数の切換構造 | |
KR101756421B1 (ko) | 주파수 감응형 쇽업소버 | |
JPH0442595Y2 (ja) | ||
JP3821451B2 (ja) | サスペンション装置 | |
KR100242933B1 (ko) | 전기장을 이용한 자동차의 쇽 업소버 설치구조 | |
KR102610749B1 (ko) | 차량용 쇽업소버 | |
KR100260306B1 (ko) | 차량용 현가 장치의 감쇠력 가변형 쇽업소버 | |
JP3664184B2 (ja) | 位置依存油圧緩衝装置 | |
RU2801906C1 (ru) | Двухрежимная система подвески транспортного средства с регулируемым дорожным просветом | |
JPH09207537A (ja) | ばね定数の切換構造 | |
JPH0732851A (ja) | 4輪車用懸架装置 | |
US3299996A (en) | Shock-absorbers for vehicle suspensions | |
KR100268079B1 (ko) | 자동차용 쇽 압소버 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050426 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20050603 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20050719 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050816 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100826 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |