JPH09207101A - 電動工具における回転刃の取付け装置 - Google Patents
電動工具における回転刃の取付け装置Info
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- JPH09207101A JPH09207101A JP1899696A JP1899696A JPH09207101A JP H09207101 A JPH09207101 A JP H09207101A JP 1899696 A JP1899696 A JP 1899696A JP 1899696 A JP1899696 A JP 1899696A JP H09207101 A JPH09207101 A JP H09207101A
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Abstract
る回転刃に対応して、外径の異なるリング部材が用意さ
れていたのであるが、取付ける回転刃に適合しないリン
グ部材は使用されないので、従来は別の場所に保管する
等していた。また、インナフランジの両面に外径の異な
る嵌合部を形成して、これを反転して用いることにより
取付け孔径の相違に対応させたものがあった。前者の場
合は使用しないリング部材を紛失するおそれがあり、後
者の場合は加工が手間であるため製造コスト高を招く問
題があった。本発明では、これら従来の問題を一挙に解
決する。 【解決手段】 取付ける回転刃2の取付け孔径2aに適
合しないリング部材12は、インナフランジ13と軸受
7との間に挟み込み状態で固定される構成とし、これに
より適合しないリング部材12をインナフランジ13と
軸受7との間に挟み込まなければ、回転刃2の取付けが
できない構成とする。
Description
電動工具において回転刃をスピンドルに取付けるための
装置に関する。
は、回転刃の取付け孔(内周孔)にリングを介装してス
ピンドルに取付ける構成となっているが、回転刃の取付
け孔は、その外径(サイズ)等により径が異なっている
ため(通常、大径小径の2種類)、異なる回転刃を使用
する際には、使用する回転刃の取付け孔径に合ったリン
グに付け替え、外したリングは別途保管していたため紛
失するおそれがあった。そこで、従来のこの問題を解決
するための技術として例えば実公昭56−33681号
公報に開示されたものがあった。この従来技術によれ
ば、アウタフランジとの間に回転刃を挟むためのインナ
フランジの両側面に、取付け孔径の異なる回転刃がそれ
ぞれ嵌合し得る嵌合部を形成しておき、使用する回転刃
の取付け孔径に合わせてインナフランジを反転させて回
転刃を取付けるように構成されていた。
来技術によれば使用しない側のリングを紛失するという
問題は解決されるものの、インナフランジの両側面に嵌
合部を形成する加工に手間がかかり、またアウタフラン
ジとは別形状となるため従来のように共用できず、この
ために部品管理が煩雑になるばかりでなく、コスト高に
なる問題があった。
もので、使用しない側のリングを紛失するおそれがな
く、しかもコスト高を招くことのない回転刃の取付け装
置を提供することを目的とする。
の発明は、回転刃の取付け孔径の違いに対応して、外径
の異なる複数種類のリング部材が用意され、前記取付け
孔径に適合したリング部材を介して前記回転刃をスピン
ドルに装着し、該装着状態の回転刃をアウタフランジと
インナフランジにより挟み込み、該挟み込み状態を介し
て前記回転刃を前記スピンドルに取付けるための装置で
あって、前記複数のリング部材のうち適合しないリング
部材は、前記アウタフランジとインナフランジを挟み込
み力を利用して前記スピンドル上に固定する構成とした
ことを特徴とする。
すなわち回転刃の取付け孔に装着しないリング部材は、
適合するリング部材と同様スピンドル上に固定されるの
で、従来のように別途保管しておく必要がなく、従って
紛失するおそれはない。
アウタフランジに、径の異なる嵌合部を一体に形成し
て、反転して用いる構成ではないので、両フランジを同
一形状とすることができ、従ってコスト高を招くことも
ない。
付け装置であって、適合しないリング部材をスピンドル
上に装着した状態でのみ、アウタフランジとインナフラ
ンジの挟み込み力が発生する構成としたことを特徴とす
る。
を従来のように別場所に保管した場合には回転刃を取付
けることができず、この点でさらに確実に適合しないリ
ング部材の紛失を防止できる。
に基づいて説明する。図1は、電動工具の一例としての
電動丸鋸の一部であって、回転刃2をスピンドル3に取
付けるための取付け装置1を示している。
この出力ギヤ4にはベベルギヤ5が噛み合わされ、この
ベベルギヤ5はキー6を介してスピンドル3に取付けら
れている。このため、駆動モータが起動すると、両ギヤ
4,5の噛合いを通じてスピンドル3が回転する。な
お、ベベルギヤ5は、止め輪9およびスピンドル3に設
けた鍔部3aにより軸方向に固定されている。
20と、このモータケース20に固定されたベアリング
ケース10との間に、軸受7,8を介して回転可能かつ
軸方向移動不能に支持されている。ベアリングケース1
0に収容された軸受7の内輪の右側面には上記鍔部3a
が当接され、外輪の左側面にはベアリングケース10に
固定されたリテーナ10aが当接されている。
取付け孔2aの径に関して大小2種類のタイプを取付け
可能となっており、このためその取付け時に取付け孔2
aに嵌合されるリング部材にも、外径に関して大小2種
類のものが用意されている。以下、取付け孔2aが大き
なタイプの回転刃には2Lの符号を付し、取付け孔2a
が小さなタイプの回転刃には2Sの符号を付して区別す
る。
外径の差は明確に示されていないが、外径の小さいリン
グ部材(以下、「小リング部材」という)11が回転刃
2の取付け孔2a内に嵌め込まれ、外径の大きいリング
部材(以下、「大リング部材」という)12がインナフ
ランジ13と上記軸受7の内輪の左側面との間に挟まれ
た状態が示されている。
aより図示左方に突き出された先端部には、先ず大リン
グ部材12が同先端部から装着され、次に、インナフラ
ンジ13を装着した後に、取付け孔2a内に嵌め込んだ
小リング部材11を介して回転刃2Sが装着され、然る
後、アウタフランジ14が装着され、最後に、スピンド
ル3の端面に固定ボルト15が締め込まれて、回転刃2
Sの取付けが完了する。この固定ボルト15の締め込み
力により、大リング部材11、インナフランジ11、小
リング部材12およびアウタフランジ14が、軸受7の
内輪の左端面との間に挟み込まれ、これにより、回転刃
2Sがアウタフランジ14とインナフランジ13との間
に挟み込まれて、間接的に当該回転刃2Sがスピンドル
3に対して相対回転不能に取付けられでいる。
二面幅部3bが形成され、図示は省略したがこの二面幅
部3bに対応して、両フランジ13,14の内周には二
面幅部が張出し形成されており、これにより両フランジ
13,14がスピンドル3に対して回転について固定さ
れる。
2Lを取付ける場合には、固定ボルト15を外して、両
フランジ13,14および大小リング部材12,11を
全てスピンドル3から外した上で、先ず小リング部材1
1がスピンドル3に装着され、次に、インナフランジ1
3を装着した後、取付け孔2a内に大リング部材12を
嵌め込んだ回転刃2Lが装着され、然る後、アウタフラ
ンジ14を装着し、最後に固定ボルト15を締め込め
ば、当該回転刃2Lの取付けが完了する。
孔2aの径に関して大小2タイプの回転刃2L,2Sを
取付け可能であり、取付けるタイプの取付け孔2aに適
合したリング部材(図では小リング部材11)は、従来
通り取付け孔2a内の嵌め込まれて直接回転刃2の取付
けに供されるのであるが、適合しないリング部材(図で
は大リング部材12)はインナフランジ13と軸受7の
内輪との間に挟み込まれる。このことから、この適合し
ないリング部材12(または11)を従来のように別の
場所に保管しておく必要がないので紛失するおそれはな
く、しかも、両リング部材11,12はインナフランジ
13またはアウタフランジ14とは別体で形成されてい
るので、従来のようにシリング部材11,12に相当す
る嵌合部をインナフランジに一体に形成した場合(実公
昭56−33681号公報開示の技術)における加工の
手間をかける必要がなく、かつ両フランジ11,12の
共通部品化を維持できることから、製作コストの低減を
図ることができる。
の抜け方向の移動が鍔部3aにより阻止されるので、抜
け方向への強固な固定がなされ、かつ軸方向にガタ付き
なくスピンドル3を組み込むことが可能となる。
に直接使用しないリング部材12(または11)をイン
ナフランジ13と軸受7との間に介在するように配置
し、これを固定ボルト15の締め込み力を利用してイン
ナフランジ13と軸受7との間に挟み込むことにより、
固定ボルト15の締め込みによるアウタフランジ14と
インナフランジ13の挟み込み力を発生させる機能を受
け持たせる構成となっている。
11)をインナフランジ13と軸受7との間に挟み込ん
でおくことにより、回転刃2の取付けが完了する構成で
あり、適合しないリング部材12(または11)をイン
ナフランジ13と軸受7との間に挟み込むことなく、両
フランジ13,14および回転刃2を装着して固定ボル
ト15を締込むと、インナフランジ13がリテーナ10
aに当接等することから回転刃2の回転に支障を来す。
このように、適合しないリング部材12(または11)
を必ず上記所定の位置にセットした上でなければ回転刃
2の取付けがなされないので、この点でも適合しないリ
ング部材12(または11)の紛失を確実に防止でき
る。
加えることが可能であり、例えば上記従来のようにスピ
ンドルの鍔部を軸受7の左側に設定して、この鍔部にイ
ンナフランジ13を直接押圧する構成とし、適合しない
リング部材12(または11)をアウタフランジ14の
背面側(図示左側面側)において固定ボルト15の締め
込みにより固定する構成としてもよく、この場合にも使
用しないリング部材を別の場所に保管する必要がないの
で、従来のように紛失するおそれがない。
材12(または11)をアウタフランジ14の背面側に
介装しないと、固定ボルト15が完全に締め込めないよ
う、ねじ深さを設定しておくことが有効であり、これに
より適合しないリング部材12(または11)の介装し
忘れを防止でき、ひいては該リング部材12(または1
1)の紛失を確実に防止できる。
2aの径に関して2種類の回転刃2S,2Lを取付け可
能であり、従って外径の異なる2種類のリング材11,
12を交換して用いる構成で例示したが、例えばインナ
フランジ13と軸受7との間に、3個以上のリング部材
を挟み込んで回転刃2が取付けられるよう各部の寸法等
を設定することにより、本発明は、取付け孔径に関して
3種類以上の回転刃、従って3種類以上のリング部材に
対しても同様に適用可能である。
端面にねじ込む構成に代えて、スピンドル3の先端部に
ねじ軸部を形成し、このねじ軸部に固定ナットをねじ込
むことによりアウタフランジ14とインナフランジ13
との間に回転刃2を挟み込む構成の取付け装置であって
も同様に適用可能である。
の縦断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 回転刃の取付け孔径の違いに対応して、
外径の異なる複数種類のリング部材が用意され、前記取
付け孔径に適合したリング部材を介して前記回転刃をス
ピンドルに装着し、該装着状態の回転刃をアウタフラン
ジとインナフランジにより挟み込み、該挟み込み状態を
介して前記回転刃を前記スピンドルに取付けるための装
置であって、前記複数のリング部材のうち適合しないリ
ング部材を前記スピンドル上に固定し得る構成としたこ
とを特徴とする電動工具における回転刃の取付け装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の取付け装置であって、適
合しないリング部材をスピンドル上に装着した状態での
み、アウタフランジとインナフランジの挟み込み力が発
生する構成としたことを特徴とする電動工具における回
転刃の取付け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01899696A JP3434957B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | 電動工具における回転刃の取付け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01899696A JP3434957B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | 電動工具における回転刃の取付け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09207101A true JPH09207101A (ja) | 1997-08-12 |
JP3434957B2 JP3434957B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=11987181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01899696A Expired - Fee Related JP3434957B2 (ja) | 1996-02-05 | 1996-02-05 | 電動工具における回転刃の取付け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3434957B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4471400B1 (ja) * | 2008-11-17 | 2010-06-02 | ミナミ建設株式会社 | 回転刃及び回転刃の使用方法 |
CN108437092A (zh) * | 2018-03-22 | 2018-08-24 | 楼天涯 | 一种稳固切割机器人 |
EP4371703A1 (de) * | 2022-11-18 | 2024-05-22 | Hilti Aktiengesellschaft | Trennschleifer |
-
1996
- 1996-02-05 JP JP01899696A patent/JP3434957B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4471400B1 (ja) * | 2008-11-17 | 2010-06-02 | ミナミ建設株式会社 | 回転刃及び回転刃の使用方法 |
JP2010119315A (ja) * | 2008-11-17 | 2010-06-03 | Minami Kensetsu Kk | 回転刃及び回転刃の使用方法 |
CN108437092A (zh) * | 2018-03-22 | 2018-08-24 | 楼天涯 | 一种稳固切割机器人 |
CN108437092B (zh) * | 2018-03-22 | 2019-01-18 | 江山市美轩门业有限公司 | 一种稳固切割机器人 |
EP4371703A1 (de) * | 2022-11-18 | 2024-05-22 | Hilti Aktiengesellschaft | Trennschleifer |
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---|---|
JP3434957B2 (ja) | 2003-08-11 |
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