JPH09206758A - 付着生物障害防止方法及び装置 - Google Patents

付着生物障害防止方法及び装置

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JPH09206758A
JPH09206758A JP3883496A JP3883496A JPH09206758A JP H09206758 A JPH09206758 A JP H09206758A JP 3883496 A JP3883496 A JP 3883496A JP 3883496 A JP3883496 A JP 3883496A JP H09206758 A JPH09206758 A JP H09206758A
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弘三 永易
Hiromasa Kusuda
浩雅 楠田
Kazuhiko Sugiyama
和彦 杉山
Koichi Takitani
紘一 滝谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却水管等の水が流通する水管の内周壁面に
付着する貝類等の生物の付着を、少ないオゾン量で効率
よく防止する。 【解決手段】 水が流通する水管20の内壁の少なくと
も一部に近接してオゾン透過膜からなる通路18を設
け、該オゾン透過膜からなる通路18の入口端にオゾン
水を供給して、該オゾン透過膜を透過したオゾンを膜表
面で水と接触させる。オゾン透過膜からなる通路18の
出口端から流出する使用済みのオゾン水を水管20の内
壁に沿って排出してもよく、又はオゾン透過膜からなる
通路18の出口端から流出する使用済みのオゾン水を回
収し、このオゾン水にオゾンを添加して循環使用しても
よい。この場合は、オゾン水中のオゾン濃度をオゾン濃
度計24で連続的に計測しながら、この計測値に基づい
てオゾン不足分を添加し循環使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貝類等の付着生物
の障害が予想される冷却水管等の水又は海水(以下、単
に水という)が流通する水管の内周壁面にオゾン透過膜
からなる通路を付設し、この通路にオゾン水を供給する
ことにより、付着生物障害を少ないオゾン量で効果的に
防止する方法及びこの方法を実施する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から、原水中に混入している不純物
を予め凝集分離し、膜処理した後、濾過水に対しオゾン
処理を実施する浄水方法が知られている(特開平5−1
85093号公報参照)。また、オゾナイザと気液接触
塔との間にクッションタンクを設けることで、オゾナイ
ザ印加電圧、注入風量等の操作を一切必要とせず、注入
オゾンガス濃度を所定濃度まで上昇させることが可能と
なり、残留オゾンを最大限に活用し、不足分のみのオゾ
ン発生能力を有するオゾナイザを選定するようにしたオ
ゾン処理リサイクルシステムが知られている(実開平2
−74326号公報参照)。また、タイマーの設定によ
り冷却用水管に間欠的にオゾンを注入し、残存オキシダ
ントを貯留槽に貯めた後、活性炭にて処理するようにし
た生物障害防止装置が知られている(特開平3−143
595号公報参照)。さらに、耐オゾン性のある膜内に
オゾン分解剤又は吸着剤を含有させた透過膜を使用し
て、溶存オゾン水を透過することで、オゾンを分解する
オゾン含有水の処理方法が知られている(特開平4−3
38283号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】冷却水管等における付
着生物障害は、水管内周部に生じるが、上記の従来の方
法では、冷却用水全体が必要オゾン濃度になるようにオ
ゾンを投入するため、オゾン必要量が莫大な量となり、
経済性を有するプロセスを構成することが難しかった。
また、大量にオゾンを投入するため、オキシダントが残
存し、周辺の環境生物に対する影響を考慮して、処理水
の後処理を付加することが必要な場合が多かった。オゾ
ンを利用する酸化技術の最大の課題は処理コストにあ
り、オゾン発生コストが他の酸化剤に比べ高価であっ
た。また、オゾン水を投入して酸化させる場合は、被処
理水による希釈作用で系内を高濃度にすることには限界
があった。さらに、冷却水管の防汚技術としては、塩素
投入法が古くは一般的であったが、トリハロメタン問題
等の環境への影響を考慮して、使用が制限される情勢に
なってきている。
【0004】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、冷却水管等の水が流通する水管の
内周壁面の一部又は全部にオゾン透過膜からなる通路を
付設し、この通路にオゾン水を供給し、膜を透過したオ
ゾンを膜表面で水と接触させることにより、水管内壁の
生物付着面の微生物(貝類等のえさ)を死滅させて微生
物の濃度を減少させ、また貝類の幼生も死滅させること
で、少ないオゾン量で生物の付着を防止することができ
る方法及び装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の付着生物障害防止方法は、水が流通する
水管の内壁の少なくとも一部に近接してオゾン透過膜か
らなる通路を設け、該オゾン透過膜からなる通路の入口
端にオゾン水を供給して、該オゾン透過膜を透過したオ
ゾンを膜表面で水と接触させるように構成している。な
お、水又は海水を総称して「水」と記載している。所定
の時間、通路内を通過したオゾン水を冷却用水等に放出
する場合、管内全周に壁面に沿って排出する。すなわ
ち、オゾン透過膜からなる通路の出口端から流出する使
用済みのオゾン水を水管の内壁に沿って排出する。この
ようにすることにより、オゾン水に若干残留しているオ
ゾンが水管壁面に接触し、貝類等の生物の付着を僅かな
がら防止することができる。
【0006】また、オゾン透過膜からなる通路の出口端
から流出する使用済みのオゾン水を回収し、このオゾン
水にオゾンを添加して循環使用する場合もある。さら
に、オゾン水中のオゾン濃度を連続的に計測しながら、
この計測値に基づいてオゾン不足分を添加し循環使用す
る場合もある。
【0007】オゾン透過膜の形状は、平膜、管状、フォ
ロファイバー状等何れの形状でもよい。膜の付設箇所
は、水管の内周壁面全面又は一部でもよいが、水流に対
して膜が流されないように、水管と接着剤又は接合器具
で強固に保持する構造とする。オゾン透過膜としては、
オゾン分子が自由に通過できる孔径を有し、耐オゾン性
を有する膜材であれば、有機高分子膜、無機性膜の何れ
でもよい。ここで耐オゾン性とは、常温で数ppm のオゾ
ン量に耐えて、侵食されないことを指す。具体的には、
該膜として、例えば、有機高分子膜、セラミック膜、ガ
ラス膜、多孔性金属膜などを挙げることができる。
【0008】耐オゾン性を有する有機高分子膜として
は、有機ケイ素化合物の重合体(シリコーン)、ポリフ
ッ化ビニリデン、エチレン−テトラフルオロエチレン共
重合体、ポリテトラフルオロエチレン、ポリクロルトリ
フルオルエチレン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフ
ルオロプロピレン共重合体等のいずれか1種又はそれら
の2種以上の混合物を主体としたフッ素系の樹脂よりな
るフッ素系の膜や、該フッ素系の樹脂に少量のポリスル
ホン、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネートを含ん
だフッ素系を主体とする膜を挙げることができる。耐オ
ゾン性を有する無機性膜としては、アルミナ、ジルコニ
ア等のセラミック膜、SUSの焼結体等の膜、又は珪素
系のガラス膜などを挙げることができる。
【0009】本発明の付着生物障害防止装置は、オゾン
ガスを発生させるオゾン発生機と、このオゾン発生機か
らのオゾンガスを導入してオゾン水を調製するオゾン溶
解槽と、このオゾン溶解槽にオゾン水供給ラインを介し
て接続されたオゾン透過膜からなる通路とからなり、こ
のオゾン透過膜からなる通路が水が流通する水管の内壁
の少なくとも一部に近接して設けられていることを特徴
としている。上記の装置において、オゾン発生機とオゾ
ン溶解槽との間に、オゾンガスクッションタンクが設け
られる場合がある。
【0010】また、水管の内壁に近接して複数箇所にオ
ゾン透過膜からなる通路が設けられ、これらのオゾン透
過膜からなる通路の入口端にオゾン水供給ラインが接続
されて、オゾン発生機とオゾン溶解槽との1セットの装
置から、複数個の透過膜又は複数場所にオゾン水を供給
するように構成することもできる。また、オゾン透過膜
からなる通路の出口端とオゾン溶解槽とがオゾン水循環
ラインを介して接続されて、オゾン水を循環使用できる
ように構成することもできる。この場合は、オゾン水供
給ライン又はオゾン溶解槽にオゾン濃度計が設けられ、
このオゾン濃度計とオゾン発生機に設けられた制御器と
が接続されて、オゾン濃度によりオゾン発生量を制御で
きるように構成することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の付着生物障害防止
装置の一例を示している。10はオゾン発生機で、酸素
又は空気を供給してオゾンガスを発生させる。12は水
を貯留したオゾン溶解槽で、オゾン発生機10からのオ
ゾンガスを導入し水と接触させてオゾン水を調製する。
このオゾン溶解槽12には、オゾン水供給ポンプ14を
備えたオゾン水供給ライン16を介してオゾン透過膜か
らなる通路18が接続されている。そして、このオゾン
透過膜からなる通路18は、水又は海水が流通する水
管、例えば冷却水管20の内壁の一部又は全部に近接し
て設けられる。なお、図1では、通路18を冷却水管2
0の内壁の一部に設ける場合を示している。また、オゾ
ン発生機10とオゾン溶解槽12との間には、オゾンガ
スクッションタンク21が設けられる。
【0012】図1では、冷却水管20の内壁に接して2
箇所にオゾン透過膜からなる通路18を設け、これらの
通路18の入口端にオゾン水供給ライン16を接続する
場合を示しているが、オゾン透過膜からなる通路を、1
箇所又は3箇所以上とすることも、勿論、可能である。
22はオゾン発生機10に設けられた制御器、24はオ
ゾン濃度計、26は圧力計、28はオゾンガス供給ブロ
ワ、30は補給水供給管である。オゾン水供給ラインに
設けられたオゾン濃度計24とオゾン発生機に設けられ
た制御器22とが接続され、オゾン濃度によりオゾン発
生量を制御できるように構成されている。なお、オゾン
濃度計はオゾン溶解槽12に接続してもよい。オゾン水
の濃度が、0.1〜10ppm 、望ましくは1〜5ppm と
なるように制御する。オゾン発生機10の制御は、連続
的に発生量を変えるようにしてもよく、又はオン−オフ
動作させてもよい。
【0013】図2及び図3は、オゾン透過膜の一例を示
している。図2及び図3に示すように、オゾン透過膜の
通路18をチューブ状のらせん体で形成し、このらせん
体を冷却水管20の内壁に接するように挿入する。ま
た、図4及び図5に示すように、オゾン透過膜からなる
通路18aを直線状の細管で形成し、これらの細管を冷
却水管20の内壁に一定間隔で取り付けるように構成し
てもよい。さらに、図6及び図7に示すように、オゾン
透過膜からなる通路18bを一定間隔で周回状又はらせ
ん状の流路を備えた略円筒状の膜で形成し、この膜を冷
却水管20の内壁に近接して挿入するように構成しても
よい。図2〜図7に示すオゾン透過膜からなる通路は、
いずれの場合も、水流によって流されないように、冷却
水管の内壁に取り付けておかなければならない。
【0014】つぎに、図1に示す装置の作用について説
明する。オゾン発生機10で発生したオゾンガスは、オ
ゾンガス供給ブロワ28によりオゾンガスクッションタ
ンク21を経て、オゾン溶解槽12に送られて、水中に
バブリングされオゾン水が調製される。オゾン水はオゾ
ン水供給ポンプ14によりオゾン透過膜からなる通路1
8に送られる。オゾンはオゾン透過膜を透過し、膜表面
にオゾン層が形成され、冷却水管20の内面の生物の付
着面の微生物(貝類等のえさ)を死滅させて微生物の濃
度が減少し、さらに貝類の幼生を死滅させ、貝類等の生
物の付着を効果的に防止することができる。
【0015】図8は本発明の付着生物障害防止装置の他
の例を示している。本例の装置は、オゾン透過膜からな
る通路18の出口端とオゾン溶解槽12とを、オゾン水
循環ライン32を介して接続し、使用済みのオゾン水に
不足分のオゾンを添加し循環使用するように構成したも
のである。この場合、オゾン水供給ライン16又はオゾ
ン溶解槽12内のオゾン濃度を連続的に計測し、不足分
のオゾンをオゾン発生機10から供給するように構成す
ることが好ましい。オゾン発生機10の制御は、連続的
に発生量を変えるようにしてもよく、又はオン−オフ動
作させてもよい。他の構成及び作用は、図1〜図7の場
合と同様である。
【0016】つぎに、オゾン透過膜のオゾン透過性の試
験を行った結果を説明する。 試験例1 図9に示すように、内径36mm、高さ800mmの円筒容
器34内に400mlの水を貯留し、この中に外径3mm、
内径2mm、長さ(全長)5m のらせん体と直管部とから
なるシリコンチューブ36を入れ、容器34の下部から
濃度50mg/lのオゾンガスを1l /min の割合で供給
してバブリングさせた。容器34内のオゾン濃度は10
mg/l となった。シリコンチューブ36の直管部の上端
から液を抜き、濃度20ppm のフミン酸水溶液100ml
を満たしたフミン酸溶液槽38に導き、この槽38から
ポンプ40で液を50ml/min の割合でシリコンチュー
ブ36のらせん体の上端に循環させた。試験開始前(時
間0hr)のフミン酸濃度は色度69度であったが、6時
間経過後のフミン酸濃度は色度5度以下であった。この
ことより、フミン酸がオゾンで酸化分解されて色が消え
ており、かなりの量のオゾンがシリコーンチューブを透
過していることがわかる。
【0017】試験例2 図10に示すように、内径36mm、高さ800mmの円筒
状容器34内に400mlの水を貯留し、この中に外径3
mm、内径2mm、長さ(全長)5m 、表面積0.0602
m のらせん体と直管部とからなるシリコンチューブ36
を入れ、容器34の下部から濃度47mg/l のオゾンガ
スを1l /min の割合で供給してバブリングさせた。容
器34内のオゾン濃度は8.04mg/l となった。シリ
コンチューブ36の直管部の上端から液を抜き、2wt%
のKI水溶液200mlを満たしたKI溶液槽42に導
き、この槽42からポンプ40で液を50ml/min の割
合でシリコンチューブ36のらせん体の上端に循環させ
た。試験開始から15分後のKI溶液に入ってきたオゾ
ン量は6.7mgO3 であったが、試験開始から30分後
のKI溶液に入ってきたオゾン量は7.2mgO3 であっ
た。このことより、かなりのオゾン量がシリコンチュー
ブを透過していることがわかる。
【0018】試験例3 孵出当日のタテジマフジツボのノープリウス幼生及び孵
出後2日経過後のタテジマフジツボのノープリウス幼生
を用い、いずれも幼生濃度2〜4匹/mlの海水サンプル
を50ml調製した。この幼生の海水サンプルを2〜10
mlの添加オゾン海水に分け、初期溶存オゾン濃度に対す
るノープリウス幼生の死亡率を測定した。結果は図11
に示す如くであった。図11より、オゾン濃度1〜2.
5mgO3/l 程度で、ノープリウス幼生死亡率は大きく
なり、効果があることがわかる。とくに、孵出当日の幼
生であれば、オゾン濃度2.5mgO3 /l でほぼ100
%死亡させることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 膜表面にオゾン層が存在するので、水が流通す
る水管内壁の生物付着面の微生物(貝類等のえさ)を死
滅させて微生物の濃度が減少し、さらに貝類の幼生を死
滅させることで、貝類等の付着を効果的に防止すること
ができる。 (2) 従来方式のように冷却水全量を必要オゾン濃度
に維持するのではなく、水管内面の壁面界面のみを必要
オゾン濃度に維持するので、必要オゾン量を大幅に減少
させることができる。 (3) 水管の構造により、膜形状及び付設方法を自由
に選定することができる。 (4) 冷却水等に含まれる残存オキシダント濃度を低
くすることができ、周辺環境生物への影響を最小限に押
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の付着生物障害防止方法を実施する装置
の一例を示す系統図である。
【図2】図1におけるオゾン透過膜からなる通路の一例
を示す縦断面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】オゾン透過膜からなる通路の他の例を示す縦断
面図である。
【図5】図4におけるB−B線断面図である。
【図6】オゾン透過膜からなる通路のさらに他の例を示
す縦断面図である。
【図7】図6におけるC−C線断面図である。
【図8】本発明の装置の他の実施例を示す系統図であ
る。
【図9】試験例1において用いた装置の系統図である。
【図10】試験例2において用いた装置の系統図であ
る。
【図11】試験例3における結果を示し、初期溶存オゾ
ン濃度とタテジマフジツボのノープリウス幼生の死亡率
との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 オゾン発生機 12 オゾン溶解槽 14 オゾン水供給ポンプ 16 オゾン水供給ライン 18 オゾン透過膜からなる通路 20 冷却水管 21 オゾンガスクッションタンク 22 制御器 24 オゾン濃度計 26 圧力計 28 オゾンガス供給ブロワ 30 補給水供給管 32 オゾン水循環ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01F 1/00 B01F 1/00 A C02F 1/78 C02F 1/78 (72)発明者 杉山 和彦 東京都港区浜松町2丁目4番1号 川崎重 工業株式会社東京本社内 (72)発明者 滝谷 紘一 東京都江東区南砂2丁目11番1号 川崎重 工業株式会社東京設計事務所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水が流通する水管の内壁の少なくとも一
    部に近接してオゾン透過膜からなる通路を設け、該オゾ
    ン透過膜からなる通路の入口端にオゾン水を供給して、
    該オゾン透過膜を透過したオゾンを膜表面で水と接触さ
    せることを特徴とする付着生物障害防止方法。
  2. 【請求項2】 オゾン透過膜からなる通路の出口端から
    流出する使用済みのオゾン水を水管の内壁に沿って排出
    する請求項1記載の付着生物障害防止方法。
  3. 【請求項3】 オゾン透過膜からなる通路の出口端から
    流出する使用済みのオゾン水を回収し、このオゾン水に
    オゾンを添加して循環使用する請求項1記載の付着生物
    障害防止方法。
  4. 【請求項4】 オゾン水中のオゾン濃度を連続的に計測
    しながら、この計測値に基づいてオゾン不足分を添加し
    循環使用する請求項3記載の付着生物障害防止方法。
  5. 【請求項5】 オゾンガスを発生させるオゾン発生機
    と、このオゾン発生機からのオゾンガスを導入してオゾ
    ン水を調製するオゾン溶解槽と、このオゾン溶解槽にオ
    ゾン水供給ラインを介して接続されたオゾン透過膜から
    なる通路とからなり、このオゾン透過膜からなる通路が
    水が流通する水管の内壁の少なくとも一部に近接して設
    けられていることを特徴とする付着生物障害防止装置。
  6. 【請求項6】 オゾン発生機とオゾン溶解槽との間に、
    オゾンガスクッションタンクが設けられている請求項5
    記載の付着生物障害防止装置。
  7. 【請求項7】 水管の内壁に近接して複数箇所にオゾン
    透過膜からなる通路が設けられ、これらのオゾン透過膜
    からなる通路の入口端にオゾン水供給ラインが接続され
    ている請求項5又は6記載の付着生物障害防止装置。
  8. 【請求項8】 オゾン透過膜からなる通路の出口端とオ
    ゾン溶解槽とがオゾン水循環ラインを介して接続されて
    いる請求項5、6又は7記載の付着生物障害防止装置。
  9. 【請求項9】 オゾン水供給ライン又はオゾン溶解槽に
    オゾン濃度計が設けられ、このオゾン濃度計とオゾン発
    生機に設けられた制御器とが接続されて、オゾン濃度に
    よりオゾン発生量を制御できるように構成された請求項
    5〜8のいずれかに記載の付着生物障害防止装置。
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