JPH09206504A - 油タンクの自動水抜き装置 - Google Patents

油タンクの自動水抜き装置

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JPH09206504A
JPH09206504A JP8045346A JP4534696A JPH09206504A JP H09206504 A JPH09206504 A JP H09206504A JP 8045346 A JP8045346 A JP 8045346A JP 4534696 A JP4534696 A JP 4534696A JP H09206504 A JPH09206504 A JP H09206504A
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JP
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water
oil
lubricating oil
automatic
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JP8045346A
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English (en)
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Kazunori Akashi
一徳 明石
Hirobumi Okamoto
博文 岡本
Yoshitada Ueno
義忠 上野
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油タンクの潤滑油中に混入した水を自動的に
分離除去する。 【解決手段】 油タンクに外筒電極11と該外筒電極1
1内部に垂下した絶縁被覆された内筒電極15間の静電
容量を検出して油タンク内の水と油の境界レベルを検出
する静電容量型レベル計20を設け、制御部19で該静
電容量型レベル計20で検出された水と油の境界レベル
と予め設定された上限および下限レベルとを比較し、上
限および下限レベルで自動水抜き弁21を開閉し、水の
みを自動排水させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、集中給
油システムの作動油や潤滑油(以下潤滑油という)に混
入する水分を戻りラインの油タンクで自動水抜きするた
めの油タンクの自動水抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製鉄所の圧延設備などの機器軸受(メタ
ル、ベアリング)の潤滑は、最近の設備の大型化、高性
能化、高度な自動化によって、高信頼性が要求されてい
る。このため、潤滑設備としては、管理が容易な集中潤
滑システムが広く採用されている。例えば、圧延設備の
集中潤滑システムの主なものは、駆動装置や減速機など
の歯車や軸受の潤滑を行う歯車給油システム、圧延機の
バックアップロール用油膜軸受の潤滑を主体とした油膜
軸受給油システム、ころがり軸受の潤滑を主体に開発さ
れた噴霧給油システム、比較的軽荷重、低速のころがり
軸受やすべり軸受の潤滑を行うグリース給脂システムで
ある。
【0003】上記集中給油システムにおいては、機器軸
受の潤滑油循環経路内に水分が混入すると、メタル焼
損、ベアリング寿命低下などの弊害が発生する。その対
策としては、潤滑油の戻りラインに油回収ポットを設
け、一旦油と水を比重差で分離させたのち、作業員によ
り混入水の監視および水抜き作業を行っている。この方
法では、油回収ポットは一般に地下のオイルセラーに設
置してあり、作業員による監視および水抜き作業は通常
直1回程度で、常時水の混入を監視することができない
ため、急激に水が混入する危険のある設備では迅速な対
応ができない。このため、集中給油システムにおいて
は、多量の水混入が避けられない場合があり、軸受メタ
ルの焼損、ベアリングの寿命低下の原因となっている。
【0004】従来、潤滑油中の水分測定方法としては、
水分を含む潤滑油に一定の電圧をかけ、電極間を流れる
微少電流によって水分量を検出する方法(特開昭61−
90046号公報)、静電容量法による油の誘電率変化
から該油中の汚染物質を測定する方法において、上記油
に第1の周波数の電界を印加して得られる第1の誘電率
変化と、夾雑物分離器で上記汚染物質中の夾雑物を除去
した上記油に上記第1の周波数と同等の電界を印加して
得られる第2の誘電率変化と、上記夾雑物分離器で処理
された油に上記第1の周波数と異なる第2の周波数の電
界を印加して得られる第3の誘電率変化を求め、上記第
1、第2および第3の誘電率変化から、上記油中の水分
率および夾雑物率を検知する方法(特開昭63−151
47号公報)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭61−90
046号公報、特開昭63−15147号公報に開示の
方法は、油と水のエマルジョン状態で油中の混入水分値
のみを検出するもので、油の劣化管理を行うものであ
る。このため、これらの方法では、油中の微量な水分値
を求めて表示部に出力するもので、比重差により分離し
た水を自動排水するための水レベル制御には適用できな
いという問題を有している。
【0006】この発明の目的は、上記従来技術の欠点を
解消し、潤滑油循環経路の潤滑油中に混入した水を油タ
ンクで比重差により沈降分離したのち、自動水抜きでき
る油タンクの自動水抜き装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の油タンクの自
動水抜き装置は、外筒電極と該電極内部に垂下した絶縁
被覆された内筒電極間の静電容量を検出して油タンク内
の水と油の境界レベルを検出する静電容量型レベル計
と、静電容量型レベル計で検出された水と油の境界レベ
ルと予め設定された上限および下限レベルとを比較し、
上限および下限レベルで自動水抜き弁を開閉して水のみ
を自動排水させる制御部とからなる。したがって、油タ
ンクで潤滑油中に混入した水を比重差により沈降させ、
前記静電容量型レベル計で外筒電極と内筒電極間の静電
容量を検出することによって油タンク内の水と油の境界
レベルを検出することができる。この静電容量型レベル
計で検出した油タンク内の水と油の境界レベルと予め設
定された上限および下限レベルを制御部で比較し、予め
設定された上限および下限レベルで自動水抜き弁を開閉
することによって、油タンクで比重差により沈降した水
は自動的に水抜きされので、オイルセラーの定常作業の
うち30%を占める作業員による混入水の監視および水
抜き作業を皆無とすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の油タンクの自動水抜き
装置は、静電容量型レベル計の外筒電極と内筒電極間の
静電容量を検出して油タンク内の水と油の境界レベルを
検出し、制御部で静電容量型レベル計で検出された水と
油の境界レベルと予め設定された上限および下限レベル
とを比較し、上限および下限レベルで自動水抜き弁を開
閉して水のみを自動排水させるのである。
【0009】この発明の自動水抜き装置の設置位置は、
潤滑油給油システムの軸受部で多量の水分が混入する場
合、潤滑油戻りラインに水分離部を設け、その下部に油
タンクとなる円筒形状の導電体容器からなる外筒電極
と、導電体容器内に同心垂下した内筒電極とからなる静
電容量型のレベル計を設けて大部分の水を分離除去し、
かつ潤滑油回収タンクにも外筒電極と内筒電極からなる
静電容量型のレベル計を設け、残留する水を分離除去す
れば、ほぼ供給潤滑油中への水分混入を防止することが
できる。
【0010】この発明で用いる静電容量型のレベル計
は、外筒電極と内筒電極を油タンクに浸漬する一般に市
販されているもの、あるいは油タンクとなる円筒形状の
導電体容器からなる外筒電極と、導電体容器内に同心垂
下した内筒電極とからなる。その原理は、油の誘電率
(PF/m)をε1、水の誘電率(PF/m)をε2、水
のレベル(mm)をH、外筒電極の長さ(mm)をL、
外筒電極の内径(mm)をD、内筒電極の外径(mm)
をdとすれば、静電容量Cは、下式によって求めること
ができる。 C=2π{(ε2−ε1)H+ε1・L}/ln(D/d)
【0011】この発明で静電容量型レベル計の外筒電極
として用いる円筒形状の導電体容器は、上部流入管から
混入水分と潤滑油が流入し、混入水分が比重差により沈
降分離され、潤滑油が押し上げられて上部流入管に流出
する構造のもので、下部に自動水抜き弁を備えた水排出
管を有している。
【0012】この発明の自動水抜き装置の制御部には、
予め水と油の境界レベルの上限および下限レベルとタイ
マーによる設定時間が設定されており、静電容量型レベ
ル計から入力される水と油の境界レベルと予め設定され
た上限および下限レベルとを比較し、水と油の境界レベ
ルが上限レベルに達すると警報開始し、自動水抜き弁を
開放して水を排出すると共に、自動水抜き弁開放からタ
イマーがカウントを開始し、発信器から入力される水と
油の境界レベルが下限レベルに達するか、あるいはタイ
マーが予め設定した所定時間をカウントすると、警報を
停止すると共に、自動水抜き弁を閉止する。
【0013】この発明における油タンクの水と油の境界
レベルと静電容量との関係は、予め静電容量型レベル計
の外筒電極として用いる導電体容器に潤滑油を充満させ
ておき、導電体容器内に水を導入して液面計による任意
の水と油の境界レベルと、静電容量型レベル計による静
電容量とから求めることができる。したがって、制御部
には、液面計による任意の水と油の境界レベルと静電容
量との関係から求めた油タンクの水と油の境界レベルと
静電容量との関係に基づき、予め水と油の境界レベルの
上限および下限レベルを設定し、静電容量型レベル計か
ら入力される水と油の境界レベルと予め設定した上限お
よび下限レベルを対比することにより、油タンクの自動
水抜き弁を開閉することができる。
【0014】
【実施例】
実施例1 以下にこの発明の詳細を実施の一例を示す図1ないし図
4に基づいて説明する。図1はこの発明の油タンクの自
動水抜き装置を潤滑油給油システムの潤滑油戻りライン
および潤滑油回収タンクに設置した潤滑油循環ラインの
全体系統図、図2は潤滑油戻りラインに油タンクとなる
円筒形状の導電体容器からなる外筒電極と、導電体容器
内に同心垂下した内筒電極とからなる静電容量型レベル
計を設置した自動水抜き装置の全体説明図、図3は潤滑
油回収タンクに市販の外筒電極と内筒電極からなる静電
容量型レベル計を浸漬した自動水抜き装置の全体説明
図、図4自動水抜き装置の動作フローを示す流れ図であ
る。
【0015】図1において、1は潤滑油回収タンク、2
は予備の潤滑油回収タンク、3、4は潤滑油回収タンク
1、2から潤滑油を各軸受5に供給する給油ポンプ、6
は各軸受5からの戻りライン、7は戻りライン6に設置
した油タンクとなる円筒形状の導電体容器からなる外筒
電極と、導電体容器内に同心垂下した内筒電極とからな
る静電容量型レベル計による自動水抜き装置で、各自動
水抜き装置7で水抜きされた潤滑油は、戻りライン6に
押し上げられて潤滑油回収タンク1または2に流入する
よう構成されている。8は潤滑油回収タンク1、2に外
筒電極と内筒電極からなる静電容量型レベル計を設置し
た自動水抜き装置である。
【0016】各自動水抜き装置7は、図2に示すとお
り、外筒電極となる導電体容器11と、該導電体容器1
1の上部に設けた各軸受5からの潤滑油の戻りライン6
の水分離部12からの流入配管13と、導電体容器11
内に同心に垂下された絶縁筒テフロン14で絶縁された
内筒電極15と、導電体容器11と内筒電極15間に電
界を印加して導電体容器11内の水16と油17の境界
レベル18の変位に比例して変化する静電容量を検出し
て制御部19に出力する静電容量型レベル計20と、導
電体容器11の下部に設けた自動水抜き弁21を有する
排水管22からなっている。
【0017】制御部19は、図4に示すとおり、静電容
量型レベル計20から入力される水16と油17の境界
レベル18と予め設定された水16と油17の境界レベ
ル18の上限および下限レベルとを比較し、上限および
下限レベルで自動水抜き弁21を開閉して水16のみを
排出させるよう構成されている。なお、23は導電体容
器11に設けた液面計、24は制御部19に設けた水1
6と油17の境界レベル18の上限および下限レベルを
設定するためのアラームセッタ、25は制御部19に設
けた警報器で、図4に示すとおり、水16と油17の境
界レベル18が予め設定された上限レベルに到達すると
警報を発し、下限レベルに到達するかあるいは自動水抜
き弁21開放から予め定めた所定時間が経過すると警報
を停止するよう構成されている。
【0018】潤滑油回収タンク1、2に設置された自動
水抜き装置8は、図3に示すとおり、外筒電極31と絶
縁筒テフロンで絶縁された内筒電極32からなり、外筒
電極31と内筒電極32間に電界を印加して潤滑油回収
タンク1、2内の水33と油34の境界レベル35の変
位に比例して変化する静電容量を検出し、制御部36に
出力する静電容量型レベル計37と、潤滑油回収タンク
1、2の底部に設けた自動水抜き弁38を有する排水管
39からなっている。
【0019】制御部36は、図4に示すとおり、静電容
量型レベル計37から入力される水33と油34の境界
レベル35と、予め設定された水33と油34の境界レ
ベル35の上限および下限レベルとを比較し、上限およ
び下限レベルで自動水抜き弁38を開閉して水33のみ
を排出させるよう構成されている。なお、40は制御部
36に設けた水33と油34の境界レベル35の上限お
よび下限レベルを設定するためのアラームセッタ、41
は制御部36に設けた警報器で、図4に示すとおり、水
33と油34の境界レベル35が予め設定された上限レ
ベルに到達すると警報を発し、下限レベルに到達するか
あるいは自動水抜き弁38開放から予め定めた所定時間
が経過すると警報を停止するよう構成されている。
【0020】上記のとおり構成したことによって、潤滑
油給油システムの軸受5部で水が混入した潤滑油は、戻
りライン6の水分離部12で混入した水の大部分が流入
配管13を介して自動水抜き装置7の導電体容器11に
流入し、比重差によって水16が沈降分離される。水1
6が沈降分離された潤滑油は、押し上げられて流出配管
13を介して戻りライン6に戻入されて潤滑油回収タン
ク1または2へ流出回収される。一方、静電容量型レベ
ル計20は、導電体容器11と内筒電極15間に電界を
印加して導電体容器11内の水16と油17の境界レベ
ル18の変位に比例して変化する静電容量を検出し制御
部19に出力する。制御部19は、図4に示すとおり、
静電容量型レベル計20から入力される水16と油17
の境界レベル18と予め設定された水16と油17の境
界レベル18の上限および下限レベルとを比較し、境界
レベル18が上限レベルに到達すると警報器25に指令
して警報を開始すると共に、自動水抜き弁21を開放し
て水16のみを排出させる。制御部19は、自動水抜き
弁21開放から所定時間が経過するか、あるいは水16
が排出されて水16と油17の境界レベル18が予め設
定された下限レベルに達すると、警報器25に指令して
警報停止すると共に、自動水抜き弁21を閉止して水抜
きを完了する。
【0021】一方、戻りライン6の水分離部12で自動
水抜き装置7の導電体容器11に流入しなかった潤滑油
中に混入した水は、戻りライン6を介して潤滑油回収タ
ンク1または2に戻入し、比重差によって水33が沈降
分離される。静電容量型レベル計37は、外筒電極31
と内筒電極32間に電界を印加して潤滑油回収タンク1
または2内の水33と油34の境界レベル35の変位に
比例して変化する静電容量を検出し制御部36に出力す
る。制御部36は、図4に示すとおり、静電容量型レベ
ル計37から入力される水33と油34の境界レベル3
5と予め設定された水33と油34の境界レベル35の
上限および下限レベルとを比較し、境界レベル35が上
限レベルに到達すると警報器41に指令して警報を開始
すると共に、自動水抜き弁38を開放して水33のみを
排出させる。制御部36は、自動水抜き弁38開放から
所定時間が経過するか、あるいは水33が排出されて水
33と油34の境界レベル35が予め設定された下限レ
ベルに達すると、警報器41に指令して警報停止すると
共に、自動水抜き弁38を閉止して水抜きを完了する。
【0022】したがって、潤滑油給油システムの戻りラ
イン6の潤滑油中に混入した水は、大部分が戻りライン
6の水分離部12から自動水抜き装置6の導電体容器1
1内に流入して沈降分離されたのち、予め設定された上
限および下限レベルで自動水抜き弁21が開閉され、外
部に排出される。また、潤滑油中に残留した水は、潤滑
油回収タンク1または2に戻入して沈降分離したのち、
予め設定された上限および下限レベルで自動水抜き弁3
8が開閉され、外部に排出されるため、ほぼ完全に除去
することができる。オイルセラー定常作業のうち30%
を占める潤滑油回収タンク1または2の混入水の監視お
よび除去作業を省力化することができると共に、潤滑油
中への水の混入による機器の故障ならびに潤滑油の劣化
を防止することができる。
【0023】実施例2 内径150mm、長さ1000mmの導電体容器に、外
径12mm、長さ950mmのテフロン絶縁筒で被覆し
たSUS304の電極を同心に垂下し、電源AC110
V/60Hz、出力信号4〜20mAの発信器と、シー
ケンス制御の制御部からなる実施例1の自動水抜き装置
を潤滑油給油システムの戻りラインの水分離部下部に設
置し、導電体容器に潤滑油を導入したのち、戻りライン
の水分離部に連結する元バルブを閉止し、導電体容器内
に水を注入し、任意の境界レベルで電極からの出力電流
測定と境界レベル検出可否を確認した。また、任意の境
界レベルで検出応答時間を測定すると共に、任意の設定
時間(タイマー)で自動水抜き弁閉止、自動水抜き弁開
状態で停電時自動閉止、任意の境界レベル(上限65
%、下限20%)で自動排水から停止ならびに警報発信
状況を確認した。その結果を表1および図5に示す。
【0024】
【表1】
【0025】表1、図5に示すとおり、水と油の境界検
出は、検出誤差max2.9%で検出可能であり、境界
面の検出応答時間はmax0.5秒で、安全装置の作
動、実操業時の自動水抜き弁作動状況も良好であり、実
操業での使用が可能であった。
【0026】
【発明の効果】この発明は、油タンクに外筒電極と該外
筒電極内に絶縁被覆された内筒電極を同心垂下した静電
容量型レベル計を設け、前記外筒電極と内筒電極間に電
界を印加して油タンク内の比重差により沈降分離した水
と油の境界レベルの変位に比例して変化する静電容量を
検出して制御部し、制御部で静電容量型レベル計から入
力された水と油の境界レベルと予め設定された上限およ
び下限レベルとを比較し、上限および下限レベルで自動
水抜き弁を開閉して水のみを自動排水させることによっ
て、潤滑油中に混入した水を自動的に除去でき、潤滑油
中に混入する水による機器の故障、潤滑油の劣化を防止
することができる。また、オイルセラー定常作業の30
%を占める潤滑油回収タンクに混入する水の監視ならび
に除去作業を集中監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の油タンクの自動水抜き装置を潤滑油
給油システムの潤滑油戻りラインおよび潤滑油回収タン
クに設置した潤滑油循環ラインの全体系統図である。
【図2】潤滑油戻りラインに油タンクとなる円筒形状の
導電体容器からなる外筒電極と、導電体容器内に同心垂
下した内筒電極とからなる静電容量型レベル計を設置し
た自動水抜き装置の全体説明図である。
【図3】潤滑油回収タンクに市販の外筒電極と内筒電極
からなる静電容量型レベル計を浸漬した自動水抜き装置
の全体説明図である。
【図4】自動水抜き装置の動作フローを示す流れ図であ
る。
【図5】実施例2における水と油の境界レベルと出力電
流の実測値と理論値との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1、2 潤滑油回収タンク 3、4 給油ポンプ 5 軸受 6 戻りライン 7、8 自動水抜き装置 11 導電体容器 12 水分離部 13 流入配管 14 絶縁筒テフロン 15、32 内筒電極 16、33 水 17、34 油 18、35 境界レベル 19、36 制御部 20、37 静電容量型レベル計 21、38 自動水抜き弁 22、39 排水管 23 液面計 24、40 アラームセッタ 25、41 警報器 31 外筒電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油タンクに混入する水を自動水抜きする
    油タンクの自動水抜き装置であって、外筒電極と該外筒
    電極内部に垂下した絶縁被覆された内筒電極間の静電容
    量を検出して油タンク内の水と油の境界レベルを検出す
    る静電容量型レベル計と、静電容量型レベル計で検出さ
    れた水と油の境界レベルと予め設定された上限および下
    限レベルとを比較し、上限および下限レベルで自動水抜
    き弁を開閉して水のみを自動排水させる制御部とからな
    ることを特徴とする油タンクの自動水抜き装置。
JP8045346A 1996-02-06 1996-02-06 油タンクの自動水抜き装置 Pending JPH09206504A (ja)

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