JPH09206376A - 容器兼用注射器 - Google Patents
容器兼用注射器Info
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Abstract
合部に設けられている隙間を、製造工程の流れを中断せ
ずしかも廉価な材料と簡便な方法により覆うものであ
る。 【解決手段】 カートリッジ10の一端側に設けられた
筒先部11に、キャップ15あるいはプロテクタが取り
付けられ、筒先部とキャップとの接合部Aあるいは筒先
部とプロテクタとの接合部を覆うように、それら筒先部
とキャップ等とにまたがって、弾性材料からなる円筒部
材20が外嵌されている。円筒部材の内周には、筒先部
の外周面並びにキャップの外周面に当接するリング状突
起が各1個以上形成されている。
Description
に、予め薬剤が充填されるとともに該薬剤の密封性を保
つラバーストッパが挿入されてなる、いわゆる容器兼用
注射器に関する。
時の手間を省くため、製薬会社からの出荷時には、容器
として注射器に薬剤が予め充填され、しかも完全に滅菌
済みで出荷された後、使用時には、そのまま注射器とし
て使用され、即座に注射ができるように設計されてい
る。
能とともに、薬剤を長期間保管するための容器としての
機能をも備えていることから、バイアルやアンプルと同
様に、薬剤の充填に先だって容器として完全に無菌であ
ることが必要なばかりでなく、製品段階における滅菌を
完全にするため、薬剤充填、密封後に再度滅菌を行い、
これを最終滅菌とするのが望ましいとされている。
に注射針を取り付ける構造を備え、しかも薬剤充填のた
め、予めラバーストッパ2がカートリッジ3内にセット
されている容器兼用注射器4においては、充填前の、い
わゆる空容器の段階で実施される蒸気滅菌や、あるい
は、ガス滅菌における酸化エチレンガスが、図中実線矢
印で示すようにつば部5の取り付けられている側(筒先
部1とは逆側)の開口3aから侵入させても、セットさ
れたラバーストッパ2のピーク部(外周突出部)によっ
てカートリッジ3内が気密・液密的にシールされている
ため、筒先部1方向への侵入が遮断され、その結果、ラ
バーストッパ2から筒先部1までの領域、あるいはラバ
ーストッパ2から注射針部分までの領域が滅菌できなく
なる。
トリッジ3の筒先部1とキャップ6、あるいは筒先部と
注射針を保護するプロテクタとの接合部が外部と通気性
を持つ構造に設計している。すなわち、注射針が取り付
けられないで出荷される仕様の場合には、キャップ6と
筒先部1の接合部Aが密封状態にならないよう、また、
注射針が取り付けられて出荷される場合には、注射針の
プロテクタと筒先部の接合部との間が密封状態にならな
いようにわずかな隙間が設けられており、この隙間から
図10中破線矢印で示すように、蒸気あるいは酸化エチ
レンガスが筒先部1内に侵入し、その結果、ラバースト
ッパ2から筒先部1(注射針部分)までの滅菌が可能と
なるように設計している。しかも、すでに公知の「殺菌
済み医療用具の包装用封止部」(実開平5ー16657
号公報)に開示されている構造をキャップあるいはプロ
テクタの内側に設けることによって、薬液充填操作中に
プラスチックあるいはプロテクタと筒先部との隙間から
の汚染が防止され、これによって薬液充填後にこの部分
までの再度の滅菌は必要なくなる。
リッジ3の各部分が薬剤充填後も無菌状態を維持されて
いるため、充填後滅菌を必要とするものは、新たに充填
された薬剤とそれに接する部分あるいは、薬剤充填の工
程によって新たに組立られる部品に限定され、その他の
部分は改めて滅菌を行う必要はない。
筒先部1あるいはプロテクタと筒先部1との接合部Aに
設けられた隙間のために、薬剤充填後最終的に充填され
た薬剤を蒸気や温水によってカートリッジの外側から加
熱して滅菌を実施しようとすると、該接合部Aの隙間か
ら、蒸気や温水がシリンジの内部に侵入する可能性があ
り、それら内部に滞留する水分によって後に、細菌汚染
等が生じる危険性がある。また、これらの水分を薬剤充
填前に空のシリンジに対して行った場合と同じように、
十分に乾燥し取り除こうとすると薬剤を含めシリンジ
(カートリッジ)全体を長時間にわたり、高温の乾燥し
た空気によって処理しなければならず、充填された薬剤
の種類によってはその温度の影響を受けてしまう心配が
ある。このため、薬剤充填前に既に一度滅菌を行った容
器兼用注射器に対して充填後滅菌を実施するためには、
何等かの方法でこの接合部Aの隙間を覆うことが必要と
なる。
は、容器兼用注射器に対する薬剤充填工程の流れを中断
することなく、かつ、使い捨ての容器兼用注射器の部材
として適した廉価な部材と簡便な方法が必要とされると
いう制約があるために、容器兼用注射器の実用化や普及
の大きな障害になっていた。
滅菌あるいはガス滅菌のために設けられた、キャップあ
るいはプロテクタと筒先部との接合部に設けられている
隙間を、製造工程の流れを中断せずしかも廉価な材料と
簡便な方法により覆うことによって、薬剤充填後滅菌の
際、接合部の隙間から蒸気や温水等の侵入を防止するこ
とができる容器兼用注射器を提供することにある。
に、請求項1記載の発明では、内部にラバーストッパが
嵌挿されるとともに、一端側に筒先部を他端側にツバ部
をそれぞれ有する円筒状のカートリッジを備え、前記カ
ートリッジの一端側に設けられた筒先部には、該筒先部
を保護するキャップが取り付けられ、該筒先部とキャッ
プとの接合部を覆うように、それら筒先部とキャップと
にまたがって、弾性材料からなる円筒部材が外嵌されて
いることを特徴とする。請求項2記載の発明では、前記
円筒部材の内周には、前記筒先部の外周面並びにキャッ
プの外周面に当接するリング状突起が各1個以上形成さ
れていることを特徴とする。請求項3記載の発明では、
前記円筒部材は、一方端が封止され他方端が開口され
た、いわゆる鞘状に形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明では 前記鞘状の円筒部材の封止さ
れた一方端には、該円筒部材の内部を外部へ連通させる
連通孔が形成されていることを特徴とする。請求項5記
載の発明では、前記鞘状の円筒部材の封止された一方端
に形成される連通孔には、キャップの先端の円周部に気
密に嵌合するシール部が設けられていることを特徴とす
る。請求項6記載の発明では、前記円筒部材は、その両
端が開口された、いわゆるチューブ状に形成されている
ことを特徴とする。請求項7記載の発明では、前記筒先
部には注射針が取り付けられており、該注射針を覆うプ
ロテクタが前記キャップに代わって前記筒先部に取り付
けられ、該筒先部とプロテクタとの接合部を覆うよう
に、それら筒先部とプロテクタとにまたがって、弾性材
料からなる円筒部材が外嵌され、該円筒部材の内周に
は、前記筒先部の外周面とプロテクタの外周面とに当接
するリング状突起が各1個以上形成され、しかも、前記
円筒部材は、一方端が封止され他方端が開口された形状
とされていることを特徴とする。請求項8記載の発明で
は、前記鞘状の円筒部材の封止された一方端には、該円
筒部材の内部を外部へ連通させる連通孔が形成されてい
ることを特徴とする。請求項9記載の発明では、前記鞘
状の円筒部材の封止された一方端に形成される連通孔に
は、プロテクタの先端の円周部に気密に嵌合するシール
部が設けられていることを特徴とする。請求項10記載
の発明では 前記円筒部材は、一方端が封止され他方端
が開口されたいわゆる鞘状に代わり、両端が開口された
いわゆるチューブ状に形成されていることを特徴とす
る。請求項11記載の発明では、前記円筒部材の外周に
は、長さ方向の途中部分に段部が設けられ、一方端から
段部までの直径と、段部から他方端までの直径が異なる
ように形成されていることを特徴とする。
ロテクタと筒先部との接合部に設けられた隙間を円筒部
材によって、一貫した製造工程の流れを中断することな
く、気密・液密的に覆い、これによって充填後の滅菌工
程時に前記接合部の隙間から蒸気や温水が侵入するのを
防止できる。また、その後の製造工程において弾性材料
からなる円筒部材を取り外さず(つまり取り外しの工程
を加えることなく、)そのまま出荷することによって、
逆に、この弾性材料からなる円筒部材を使用時にキャッ
プあるいはプロテクタの取り外しの際の把持性向上のた
めの補助具として活用することもできる。
施の各形態について説明する。 〈発明の実施の第1の形態〉図1及び図2は本発明の実
施の第1の形態を示す容器兼用注射器を構成するカート
リッジの一部を示す。カートリッジ10は円筒状に形成
されていて、その一端には筒先部11が、また他端側に
はツバ部がそれぞれ設けられ、また、該カートリッジ1
0の内部にはラバーストッパ10aが嵌挿されている。
なお、図1(a)ではカートリッジ10の一端側のみを
示しており、カートリッジ10の他端側並びに、カート
リッジに嵌挿されるプランジャーロッド等は省略してあ
る。
ノズル12と該ノズル12の外方にノズル12と同心状
に配されたカラー部13とが設けられている。カラー部
13の内周部にはねじ部13aが形成され、このねじ部
13aには、使用時において、図5にも示すように注射
針14の針もと14aに形成されたフランジ14bがね
じ嵌合される。
状態に保持するキャップ15が取り付けられる。キャッ
プ15はノズル12の外周に通気的に被さる嵌着部16
と、該嵌着部16の外方に突出して設けられたフランジ
17とを備える。そして、フランジ17が前記筒先部1
1のカラー部13の先端に、それらフランジ17とカラ
ー部13との外周面が互いに略面一になるように突き合
わされた状態で、該フランジ17の先端に突出して設け
られた小径リング部17aがカラー部13の先端の内周
溝13bに嵌合されることにより、キャップ15は筒先
部11に嵌合固定される。
Aには若干の隙間が形成されるが、この隙間が形成され
た接合部Aを覆うように、それら筒先部11とキャップ
15とにまたがって、円筒部材20が外嵌されている。
円筒部材20は、ゴム等の適宜弾性を有する弾性材料か
ら構成されるもので、その両端が開口されたいわゆるチ
ューブ状に形成されている。図2に示すように円筒部材
20の内周には前記キャップ15の形状に対応させて途
中に段部21が設けられ、該段部21の図2において右
側は内周大径部22、左側は内周小径部23とされてい
る。内周大径部22には複数のリング状の突起22aが
互いに間隔をあけて、特に中央部分に広い間隔をあけて
形成されている。これらリング状の突起22aは、筒先
部11の外周面とキャップ15の外周面とにそれぞれ当
接するものであり、それぞれ筒先部11の外周面に当接
するものと、キャップ15の外周面に当接するものとが
少なくとも各1個以上形成されている。なお、この第1
の形態ではそれぞれ2個づつ合計4個のリング状の突起
22aが形成されている。また、前記円筒部材20の内
周大径部22の内径は、筒先部11およびキャップ15
の外径よりも若干大きく設定され、しかも、内周大径部
22の内側のリング状の突起22aの内径は、同筒先部
11およびキャップ15の外径よりも若干小さく設定さ
れている。
ついて説明する。実際の薬剤充填工程においては、一般
的な例としては、まず、薬剤充填に先だって筒先部11
にキャップ15を取り付けた容器兼用注射器に充填前の
蒸気滅菌あるいはガス滅菌を実施し、筒先部11の内部
をも充分に滅菌した後、薬剤を充填し、円筒部材20を
キャップ15の先端方向から挿入する。
プ15及び筒先部11の外周面に密着するのではなく、
円筒部材20の内周に設けたリング状の突起22aによ
ってのみ、キャップ15並びに筒先部11外面を緊縛す
るので、挿入時の摩擦を最小限にすることができ、その
結果、人手によらず機械を用いたスムーズな挿入が可能
となる。
の先端方向から挿入し、該円筒部材20のキャップ基端
側の幾つかのリング状の突起22a…が筒先部11とキ
ャップ15との接合部Aを越える部位に達するように挿
入することによって、接合部Aを跨ぐように、各リング
状の突起22aがキャップ15および筒先部11のそれ
ぞれの外周部に当接することとなり、これによって、キ
ャップ15と筒先部11との接合部Aを完全に密封する
ことができる。
蒸気や温水による滅菌工程に移行しても、キャップ15
と筒先部11との接合部Aの隙間からの蒸気や温水の侵
入を防止することができ、充填済薬剤の最終滅菌が可能
となる。
プ15にセットされることによって、例え、カートリッ
ジ10自体が極めて小径の場合でも、キャップ15は外
径が指によって把持しやすい大きさの径になり、これに
よって、使用時にキャップ15の取り外しが容易にな
り、円筒部材20をキャップ取り外しの補助具として応
用できることから、最終滅菌後、円筒部材20をキャッ
プに取り付けたまま出荷しても差し支えなく、したがっ
て、円筒部材20を取り外す工程を設ける必要もなくな
る。
実施の第2の形態を示すものである。なお、前記した第
1の形態と同一の構成要素には同一符号を付して説明を
簡略化する。また、同一符号を付して説明を簡略化する
点は、第3の形態以降のものについても同様である。こ
こで示すゴム製の円筒部材30は、一方端が封止され他
方端が開口された、いわゆる鞘状に形成されたものであ
る。この円筒部材30では、基端側内周に設けられたリ
ング状の突起22aが、筒先部とキャップとの接合部を
跨ぐようにそれらの外周部にそれぞれ当接するようにセ
ットされるとき、該円筒部材30の封止された部分30
aがキャップ15の先端に干渉しないように、該円筒部
材30の長さが決定されている。
の形態と同様に、円筒部材30は内面全体がキャップ1
5や筒先部11の外周面と密着するのではなく、リング
状の突起22aによって緊縛するだけであるため、円筒
部材30をキャップ側から機械によってスムーズに挿入
でき、かつ最終滅菌時における蒸気あるいは水滴の、キ
ャップと筒先部との接合部からの侵入を確実に防止でき
る。しかも、使用時のキャップ取り外しの際も、この円
筒部材30の上から手指で把持すれば、円筒部材20と
ともにキャップ15を容易に取り外すことが可能とな
る。
実施の第3の形態を示すものである。ここで示す円筒部
材40は、前記第1の形態で示した円筒部材20と同様
に両端が開口された、いわゆるチューブ状のものである
が、第1の形態で示したものに比べ、さらに短く切断さ
れている。なお、円筒部材40の内周に複数のリング状
の突起が間隔的に形成されている点は、前記第1及び第
2の形態と同様である。このように、短く形成すること
により、キャップ15の長さが比較的長い場合に、該キ
ャップ15の先端側からの円筒部材40の挿入を容易に
し、かつ、円筒部材40の材料コストを削減することが
可能となる。
されたものであり、そのため、円筒部材40をカートリ
ッジ10のキャップ15の先端側から挿入し、円筒部材
40の内面に形成してある複数のリング状の突起の幾つ
かが、筒先部11とキャップ15との接合部Aを越えた
ところで、それぞれキャップ15及び筒先部11の接合
部近傍の各外周に当接し、リング状の突起22aが接合
部Aをまたぐ形で緊縛することとなる。
に、円筒部材40は内面全体がキャップ15や筒先部1
1の外周面と密着するものではなく、リング状の突起2
2aによって束縛しているだけであるため、円筒部材4
0は機械によるスムーズな挿入が行える。また、シャワ
ー滅菌における、接合部Aからの水滴等の侵入を確実に
防止できる。しかも、使用時のキャップ取り外しの際に
も、この円筒部材40を手指で把持すれば、円筒部材4
0とともにキャップ15を容易に取り外すことが可能と
なる。
実施の第4の形態を示すものである。この第4の形態で
は、薬剤充填前に予め筒先部11に注射針14が、針も
と14aに形成されたフランジ14bがカラー部13の
内周部のねじ部13aに螺合されることにより取り付け
られている。筒先部11には、キャップに代わって、注
射針14を保護するプロテクタ50が、その基端側の嵌
着部51を前記針もと14aの外周に摩擦力によって接
合し、嵌着部51の外方に設けられたフランジ52が前
記筒先部11のカラー部13の先端に隙間をもって突き
合わされた状態で取り付けられている。なお、プロテク
タ50の筒先部11への取付方法としては、上記注射針
14の針もと14aの外周に接合させるほか、前記した
第1の形態と同様に、プロテクタ50の先端に突出して
設けられた小径リング部を、カラー部13の先端の内周
溝13bに嵌合させるものがある。
部Bには、それらにまたがるように適宜弾性を有する円
筒部材55が外嵌されている。円筒部材55は筒先部1
1のカラー部13やプロテクタ50の外径と同程度かそ
れよりもよりもわずかに大きい内径をもつ鞘状に形成さ
れたものであり、円筒部材55の内周には前記した各形
態と同様に、複数のリング状の突起22aが互いに間隔
をあけて形成されている。そして、円筒部材55が筒先
部11とプロテクタ50の接合部Bを跨ぐようにそれら
に外嵌される際に、前記リング状の突起22aが筒先部
11の外周面およびプロテクタ50の外周面に当接する
ことによって、同接合部Bを密封する構造になってい
る。
り付けられた充填前の容器兼用注射器を、蒸気滅菌ある
いはガス滅菌を実施した後、カートリッジ10内に薬剤
を充填し、それに続いて円筒部材55を、その内周のリ
ング状の突起22aの幾つかが、筒先部11とプロテク
タ50との接合部Bを跨ぐ位置まで挿入させる作業を、
製作工程を中断することなく行える。
に、円筒部材55は、内面全体がプロテクタ50の外周
面、筒先部11外周面と密着するのではなく、リング状
の突起により緊縛しているだけであるため、円筒部材5
5は機械によってスムーズに挿入でき、しかも、使用時
に取り外しの際も、この円筒部材55を手指で把持すれ
ば、円筒部材55ととともにプロテクタ50を容易に取
り外すことが可能となる。
実施の第5の形態を示すものである。この形態では、前
記図5に示す第4の形態において、筒先部11とプロテ
クタ50と接合部Bを覆うように、それら筒先部11と
プロテクタ50とにまたがって外嵌される円筒部材60
が、鞘状ではなく、両端が開口された、いわゆるチュー
ブ状に形成されたものを用いている。
た充填前の容器兼用注射器を蒸気滅菌、あるいはガス滅
菌を実施した後、薬剤を充填し、それに続いて円筒部材
60を、筒先部11とプロテクタ11との接合部Bを覆
う位置まで挿入させる作業を、製作工程を中断すること
なく、機械によってスムーズに行える。
の実施の第6の形態を示すものである。この形態では、
筒先部11とキャップ15とのまたがって嵌合される円
筒部材70に、一方端が封止され他方端が開口されたい
わゆる鞘状に形成されたものを用いている。そして、さ
らに、この円筒部材70の封止された一方端の略中央に
は、円筒部材70の内部を外部へ連通させる連通孔71
が形成されている。
様に、円筒部材70の内側に形成したリング状の突起2
2aが、キャップ15や筒先部11の外周面に密着する
ため、シャワー滅菌における接合部Aからの水滴等の侵
入を確実に防止でき、しかも、使用時のキャップ取り外
しの際にも、この円筒部材70を手指で把持すれば、円
筒部材70とともにキャップ15を容易に取り外すこと
が可能となる。
円筒部材70内の温度が上昇しても円筒部材70の内
部、つまり円筒部材70の内周面とキャップの外周面と
で囲まれる空間72を連通孔71を介して外部へ開放さ
せるため、この空間72に空気が残留せず、したがっ
て、残留空気の膨張による円筒部材70の押し上げ現
象、並びにそれに伴う円筒部材70の移動による円筒部
材70の筒先部11等に対するシール性が低下するおそ
れもない。
の実施の第7の形態を示すものである。この形態では、
筒先部11とプロテクタ50との接合部Bに、それらに
またがるように円筒部材80が外嵌されている。この円
筒部材80の内周には前記した各形態と同様に、複数の
リング状の突起が互いに間隔をあけて形成されている。
そして、この円筒部材80の封止された一方端の略中央
には、円筒部材80の内部を外部へ連通させる連通孔8
1が形成されている。
と同様に、円筒部材80の内側に形成したリング状の突
起が、キャップ15や筒先部11の外周面に密着するた
め、シャワー滅菌における、筒先部11とプロテクタ5
0の接合部Bからの水滴等の侵入を確実に防止でき、し
かも、蒸気滅菌によって円筒部材80内の温度が上昇し
ても、円筒部材80の内部の残留空気の膨張による円筒
部材80の押し上げ現象、並びにそれに伴う円筒部材8
0の移動や円筒部材80の筒先部11等に対するシール
性の低下のおそれもない。
の実施の第8の形態を示すものである。この形態では、
前記第1〜第7の形態において説明した鞘状あるいはチ
ューブ状(図9では鞘状のものを示してある)のゴム製
の円筒部材90の外周には、長さ方向の途中部分に段部
91が設けられ、一方端から段部91までの直径D1と
段部71から他方端までの直径D2とが異なり、段部9
1から他方端までの直径D2の方が大きくなるように設
定されている。なお、円筒部材90の内周に複数のリン
グ状の突起22aが互いに間隔をあけて設けられている
点は、前記した各形態と同様である。
1を有する構造にすれば、段部91を利用して円筒部材
90を機械的に容易にキャッチングあるいは移送等する
ことができ、これによって工程を簡略にすることができ
る。また、円筒部材90を、筒先部とキャップとの接合
部あるいは筒先部とプロテクタとの接合部に外嵌させる
際に、円筒部材90を筒先部等に対してどの程度相対移
動させるかの目安として利用することもできる。
明の実施の第9の形態を示すものである。この形態で
は、図7で示す本発明の実施の第6の形態において、前
記鞘状の円筒部材70の封止された一方端に形成される
連通孔71に、キャップ15の先端の円周部100に気
密に嵌合するシール部102が設けられている。ここで
は、装着前の円筒部材70の連通孔71の内径を、締め
代を考慮してキャップ15の先端の円周部100の外径
に対して等しいかあるいはそれよりも若干小さく設定し
ており、連通孔71の内周面全域によってシール部10
2を構成している すなわち、キャップ15の外周には外方へ突出する縦リ
ブ104,…が周方向に複数形成されているが、それら
縦リブ104,…はキャップ15の先端まで延びては形
成されておらず、キャップ15の先端部は単なる円状に
形成されているにすぎない。ここで示す実施の形態で
は、この単なる円状部分の外周に連通孔71の内周面を
押しつけることによって、キャップ15と円筒部材70
との間をシールするものである。
した本発明の実施の第6の形態の欠点を補うことができ
る。すなわち、図7で示す第6の形態では、円筒部材7
0の内周面とキャップ15の外周面とで囲まれる空間7
2を連通孔71を介して外部へ開放させることにより、
空間72に空気が残留するのを回避し、残留空気の膨張
による円筒部材70の押し上げ現象等が生じるのを未然
に防止しようとするものであるが、この場合、次のよう
な欠点が生じるおそれがある。つまり、キャップ15の
外側に形成されている縦リブ104,…によって、キャ
ップ15の内周面が外方に持ち上げられ、その結果、キ
ャップ15の外側と円筒部材70の内周面との間に隙間
が生じて気密性が失われ、薬剤充填後に行われる蒸気滅
菌時に、蒸気が外部から前記連通孔71、およびキャッ
プ15の外側と円筒部材70の内周面との間の隙間を通
って、前記筒先部11とキャップ15との接合部Aに至
り、筒先部11内に侵入するおそれがあるという欠点で
ある。
70の内周面とキャップ15の外周面とで囲まれる空間
72を外部へ連通させる連通孔71を設ける一方で、連
通孔71に、キャップ15の先端の円周部100に気密
に嵌合するシール部102を設けているので、キャップ
15と筒先部11との嵌合部を覆うように円筒部材70
を装着した後は、たとえ縦リブ104,…によってキャ
ップ15の外側と円筒部材70の内周面との間に隙間が
生じても、その隙間を通って外部から蒸気が侵入するの
を防止できる。つまり、空間72内に残留する空気の排
除を可能にしつつ、外部から蒸気の侵入を防止できる。
なお、ここで示す実施の形態では、円筒部材70の外周
に段部91を設けている。
発明の実施の第10の形態を示すものである。この形態
では、前記鞘状の円筒部材70の封止された一方端に形
成される連通孔71にシール部102を設ける点は前記
した第9の形態のものと同様であるが、ここでは、シー
ル部102を連通孔71の内周面に形成したリング状突
起110によって構成した点に大きな特徴である。この
形態でも、前記した形態と同様に、キャップ15と筒先
部11との嵌合部を覆うように円筒部材70を装着した
後は、たとえ縦リブ104,…によってキャップ15の
外側と円筒部材70の内周面との間に隙間が生じても、
蒸気滅菌時においてその隙間を通って外部から蒸気が侵
入するのを防止できる。
ものでは、連通孔71の内周面全域によってシール部を
構成しているため、連通孔71の内径とキャップ15の
先端の円周部100の外径との関係において、それらの
間で良好な気密性が確保できるよう厳密な寸法管理を行
う必要があるが、ここに示す第10の形態のものでは、
適宜変形する変形量が大きいリング状突起110によっ
てシール部102を構成しているので、連通孔71の内
径とキャップ15の先端の円周部の外径との相対的な寸
法管理が比較的ラフで足りる利点がある。
発明の実施の第11の形態を示すものである。この形態
では、図8で示す本発明の実施の第7の形態において、
前記鞘状の円筒部材80の封止された一方端に形成され
る連通孔81に、プロテクタ50の先端の円周部120
に気密に嵌合するシール部122が設けられている。こ
こでも、前記した第9の形態と同様に、シール部122
が、連通孔81の内周面全域によって構成されているこ
の形態のものにおいても、前記した第9の形態のものと
同様に、プロテクタ50と筒先部11との嵌合部を覆う
ように円筒部材80を装着した後は、たとえプロテクタ
50の外周に形成された縦リブ124,…によってプロ
テクタ50の外側と円筒部材80の内周面との間に隙間
が生じても、その隙間を通って外部から蒸気が侵入する
のを防止でき、円筒部材80内の空気の排除を可能にし
つつ、外部から蒸気の侵入を防止できる。
なる円筒部材の内周にリング状の突起22aを設けてい
るが、これらリング状の突起22aは必ずしも必要では
ない。また、リング状の突起22aは、各形態は4個設
けているが、これに限られることなく、6個あるいは8
個等設けてもよい。また、リング状の突起22aの形状
は、各形態では断面略半円状に形成しているが、これに
限られることなく、断面4角形状あるいは3角形状さら
に半楕円状に形成してもよい。また、上記各形態は、本
発明が一般的な注射器に適用された例について説明した
が、これに限られることなく、本発明はいわゆるプレフ
ィルシリンジと称される容器兼用注射器にも適用できる
のは言うまでもない。
キャップとの接合部を覆うように、それら筒先部とキャ
ップとにまたがって、弾性材料からなる円筒部材が外嵌
されているから、キャップと筒先部の接合部に設けられ
た隙間を、一貫した製造工程の流れを中断することな
く、気密・液密的に覆い、これによって充填後の滅菌工
程時に前記接合部の隙間から蒸気や温水が侵入するのを
防止できる。また、その後の製造工程において弾性材料
からなる円筒部材を取り外さずそのまま出荷することに
よって、この円筒部材を使用時にキャップ取外の際の把
持性向上のための補助具として利用することもできる。
請求項2記載の発明によれば、円筒部材の内周に筒先部
の外周面並びにキャップの外周面とに当接するリング状
突起が各1個以上形成されているから、円筒部材と筒先
部及びキャップとの気密、液密性をより向上することが
でき、しかも、円筒部材を挿入セットする際に摩擦が少
なくなるため、作業性が向上する。請求項3記載の発明
によれば、円筒部材を、一方端が封止され他方端が開口
された、いわゆる鞘状に形成しているから、円筒部材挿
入の際に、挿入方向を誤ることなく、必ず、リング状の
突起を設けてある方を先に挿入することができる。請求
項4記載の発明によれば、蒸気滅菌によって円筒部材内
の温度が上昇しても、円筒部材の内部の残留空気の膨張
による円筒部材の押し上げ現象、並びにそれに伴う円筒
部材の移動や円筒部材の筒先部等に対するシール性の低
下のおそれも生じない。請求項5記載の発明によれば、
キャップと筒先部との嵌合部を覆うように円筒部材を装
着した後は、たとえキャップの外周に設けた縦リブによ
ってキャップの外側と円筒部材の内周面との間に隙間が
生じても、薬剤充填後の蒸気滅菌時等に、その隙間を通
って外部から蒸気等が侵入するのを防止できる。つま
り、円筒部材内の空気の排除を可能にしつつ、外部から
蒸気の侵入を防止できる。請求項6記載の発明によれ
ば、円筒部材を、その両端が開口された、いわゆるチュ
ーブ状に形成されているから、円筒部材を必要最小限に
とどめることができ、軽量化並びに材料費の軽減が図れ
る。請求項7記載の発明によれば、予め取り付けられた
注射針を覆うプロテクタと筒先部との接合部も液密・気
密に塞ぐことができる。請求項11記載の発明によれ
ば、円筒部材の外周に段部を有する構造であるから、段
部を利用して円筒部材を機械的に容易にキャッチングあ
るいは移送等することができ、これによって工程を簡略
にすることができ、また、円筒部材を、筒先部とキャッ
プとの接合部あるいは筒先部とプロテクタとの接合部に
挿入する際に、円筒部材をどの程度挿入するかの目安と
して利用することもできる。
器の要部を示すもので、(a)が縦断面図、(b)は
(a)のX円部の拡大図である。
ある。
断面図である。
器の要部の縦断面図である。
器の要部の断面図である。
器の要部の縦断面図である。
器を示すもので、(a)が縦断面図、(b)は円筒部材
の断面図である。
器を示すもので、容器兼用注射器の要部の縦断面図であ
る。
断面図である。
射器を示すもので、容器兼用注射器の要部の縦断面図で
ある。
注射器を示すもので、円筒部材とキャップとの関係を示
す要部断面図である。
注射器を示すもので、容器兼用注射器の要部の縦断面図
である。
ッジを示す縦断面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 内部にラバーストッパ(10a)が嵌挿
されるとともに、一端側に筒先部(11)を他端側にツ
バ部をそれぞれ有する円筒状のカートリッジ(10)を
備え、 前記カートリッジの一端側に設けられた前記筒先部に
は、該筒先部を保護するキャップ(15)が取り付けら
れ、該筒先部とキャップとの接合部(A)を覆う。よう
に、それら筒先部とキャップとにまたがって、弾性材料
からなる円筒部材(20)が外嵌されていることを特徴
とする容器兼用注射器。 - 【請求項2】請求項1記載の容器兼用注射器において、
前記円筒部材の内周には、前記筒先部の外周面並びにキ
ャップの外周面に当接するリング状突起(22a)が各
1個以上形成されていることを特徴とする容器兼用注射
器。 - 【請求項3】請求項2記載の容器兼用注射器において、 前記円筒部材(30)は、一方端が封止され他方端が開
口された、いわゆる鞘状に形成されていることを特徴と
する容器兼用注射器。 - 【請求項4】請求項3記載の容器兼用注射器において、 前記鞘状の円筒部材(70)の封止された一方端には、
該円筒部材の内部を外部へ連通させる連通孔(71)が
形成されていることを特徴とする容器兼用注射器。 - 【請求項5】請求項4記載の容器兼用注射器において、 前記鞘状の円筒部材(70)の封止された一方端に形成
される連通孔には、キャップの先端の円周部(100)
に気密に嵌合するシール部(102)が設けられている
ことを特徴とする容器兼用注射器。 - 【請求項6】請求項2記載の容器兼用注射器において、 前記円筒部材(20,40)は、その両端が開口され
た、いわゆるチューブ状に形成されていることを特徴と
する容器兼用注射器。 - 【請求項7】請求項3記載の容器兼用注射器において、 前記筒先部には注射針(14)が取り付けられており、
該注射針を覆うプロテクタ(50)が前記キャップに代
わって前記筒先部に取り付けられ、該筒先部とプロテク
タとの接合部(B)を覆うように、それら筒先部とプロ
テクタとにまたがって、弾性材料からなる円筒部材(5
5)が外嵌され、該円筒部材の内周には、前記筒先部の
外周面とプロテクタの外周面とに当接するリング状突起
が各1個以上形成され、しかも、前記円筒部材は一方端
が封止され他方端が開口された形状とされていることを
特徴とする容器兼用注射器。 - 【請求項8】請求項7記載の容器兼用注射器において、 前記鞘状の円筒部材(80)の封止された一方端には、
該円筒部材の内部を外部へ連通させる連通孔(81)が
形成されていることを特徴とする容器兼用注射器。 - 【請求項9】請求項8記載の容器兼用注射器において、 前記鞘状の円筒部材(80)の封止された一方端に形成
される連通孔(81)には、プロテクタ(50)の先端
の円周部(120)に気密に嵌合するシール部(12
2)が設けられていることを特徴とする容器兼用注射
器。 - 【請求項10】請求項7記載の容器兼用注射器におい
て、 前記円筒部材(60)は、一方端が封止され他方端が開
口されたいわゆる鞘状に代わり、両端が開口されたいわ
ゆるチューブ状に形成されていることを特徴とする容器
兼用注射器。 - 【請求項11】請求項1〜10のいずれかに記載の容器
兼用注射器において、 前記円筒部材(90)の外周には、長さ方向の途中部分
に段部(91)が設けられ、一方端から段部までの直径
(D1)と、段部から他方端までの直径(D2)が異なる
ように形成されていることを特徴とする容器兼用注射
器。
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