JPH07116224A - 注射器 - Google Patents

注射器

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JPH07116224A
JPH07116224A JP5271063A JP27106393A JPH07116224A JP H07116224 A JPH07116224 A JP H07116224A JP 5271063 A JP5271063 A JP 5271063A JP 27106393 A JP27106393 A JP 27106393A JP H07116224 A JPH07116224 A JP H07116224A
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JP
Japan
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sleeve
cap
syringe
cylindrical portion
peripheral surface
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Application number
JP5271063A
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English (en)
Inventor
Makoto Kakiuchi
誠 垣内
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ARUTE KK
Original Assignee
ARUTE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立中あるいは運搬等の流通段階において、
たとえキャップとスリーブとの間に、それらを接近させ
るような不慮の力が加わる場合でも、スリーブがキャッ
プ側へ移動することがない注射器を提供することを目的
とする。 【構成】 薬剤を封入した薬瓶と、この薬瓶を密封する
ラバーストッパと、薬瓶に嵌合されて薬瓶とは逆側に延
びる第1の円筒部を有するキャップ(5)と、先端に注
射針が取り付けられた注射器本体と、注射器本体の先端
に注射針を囲うように嵌合されかつキャップの第1の円
筒部にも同軸状に嵌合されるスリーブ(21)とを備え
る。キャップとスリーブとの間に、スリーブがキャップ
側へ移動するのを規制するロック機構(35)が設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、凍結乾燥剤等の薬剤が
封入された薬瓶(バイアル瓶)と溶解あるいは懸濁用の
液体を予め充填した容器兼用注射器本体を、互いに嵌め
込み構造になっているキャップとスリーブを介して連結
することによって一本化し、バイアル瓶への液体の移
動、薬剤との溶解あるいは懸濁、溶解液あるいは懸濁液
の注射器本体内への吸引、という注射行為のための一連
の操作を無菌的にかつ簡便に実施する注射器に関する。
【0002】
【従来の技術】薬剤の中には液状では薬効性が不安定に
なり易いものがある。このような薬剤では、薬効性の低
下を防ぐために凍結乾燥処理などをし、バイアル瓶等に
封入して用いる場合がある。この場合には、使用時に、
まず注射器で液体を注射器内に吸引し、次にバイアル瓶
のフリップキャップをとり、露出したラバーストッパを
酒精綿等で消毒した後、針をラバーストッパに刺通して
液体をバイアル瓶内に流出し、充分に溶解あるいは懸濁
した後、再度プランジャーロッドを操作して溶解あるい
は懸濁された注射液を注射器内に吸引するという一連の
操作を必要とする。しかし、これらの作業は煩雑であ
り、かつ、細菌汚染を防止するためには、煩雑さを恐れ
ず外気に接触する部分を随時消毒しなければならず、し
かも、外気に接触する以上、それによって、完全に細菌
汚染の危険性が解消されるわけではない。
【0003】このような問題を解決するために、特願昭
40ー6242号において、一方では予め液体を充填し
た注射器本体を用意し、他方では、バイアル瓶を密栓ス
トッパで覆うとともに該バイアル瓶にキャップを嵌合
し、このバイアル瓶のキャップと注射器本体に嵌合され
た注射針プロテクターを兼ねたスリーブとを、注射針が
バイアル瓶のストッパを刺通しない範囲内で摩擦係合さ
せることによって、バイアル瓶と液体充填済みの注射器
本体とを一本化させる注射器が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の注射器にあっては以下の問題点があった。すな
わち、バイアル瓶に嵌合されたキャップと注射器本体に
嵌合されたスリーブとの連結は摩擦係合にたよっている
ため、組立中あるいは組立後の運搬中の振動等によっ
て、スリーブとキャップとの間にそれらを近接させるよ
うな力が加わり、その力がスリーブとキャップとの間の
摩擦力よりも大きい場合に、スリーブが予め設定された
箇所以上にキャップ側へ移動してしまうことがある。こ
の場合、使用する前に既に注射針がバイアル瓶のストッ
パを刺通して、注射器本体内の液体がバイアル瓶中に流
出し、バイアル瓶中の薬剤が溶解等され、そのため、使
用前に薬剤の成分が変質・劣化したりあるいは細菌汚染
を招き、その結果、重大な医療事故を引き起こす危険が
ある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、組立中あるいは運搬等の流通段階において、たとえ
薬瓶に嵌合されるキャップと注射器本体に嵌合されるス
リーブとの間に、それらを接近させるような不慮の力が
加わる場合でも、スリーブがキャップ側へ移動すること
がなく、使用する前にあっては注射器本体内の液体が薬
瓶中に流出して薬瓶中の薬剤が溶解等されるおそれのな
い注射器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、薬剤を封入した薬瓶と、
この薬瓶を密封するラバーストッパと、該ラバーストッ
パの上部から薬瓶に嵌合され薬瓶とは逆側に延びる第1
の円筒部を有するキャップと、先端に注射針が取り付け
られた注射器本体と、該注射器本体の先端に注射針を囲
うように嵌合されかつ前記キャップの第1の円筒部にも
同軸状に嵌合されるスリーブとを備える注射器におい
て、前記キャップとスリーブとの間に、スリーブがキャ
ップ側へ移動するのを規制するロック機構が設けられて
いる構成とした。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
ロック機構が、前記キャップの第1の円筒部の内方に該
第1の円筒部の内側に嵌合される前記スリーブよりも小
径でかつ第1の円筒部よりも短く設定された第2の円筒
部が第1の円筒部と同軸状に設けられ、該第2の円筒部
の外周面と前記スリーブの内周面のいずれか一方には軸
線方向に延びる縦リブが設けられ、第2の円筒部の外周
面とスリーブの内周面の他方には前記縦リブが遊嵌され
る縦溝が形成され、該縦溝が形成される第2の円筒部あ
るいはスリーブの端面に凸状部が縦溝に隣接して形成さ
れて構成されている。
【0008】請求項3記載の発明では、前記第1の円筒
部の内周面とそれに対向する前記スリーブの外周面のい
ずれか一方にリング溝が形成され、第1の円筒部の内周
面と前記スリーブの外周面の他方に前記リング溝に嵌合
して前記スリーブのキャップに対する軸線方向の相対移
動を規制する突起が形成されている。
【0009】請求項4記載の発明では、前記キャップと
スリーブおよび注射器本体の筒先部までが熱収縮シール
で一体的に密封されている。
【0010】請求項5記載の発明では、前記注射器本体
の構成するプランジャーロッドとカートリッジとの間に
はプランジャーロッドのカートリッジに対する軸線方向
の相対移動を規制するロック機構が設けられている。
【0011】
【作用】本発明によれば、キャップとスリーブとの間
に、スリーブがキャップ側へ移動するのを規制するロッ
ク機構が設けられているから、組立中あるいは運搬等の
流通段階において、たとえキャップとスリーブとの間に
それらを接近させるような不慮の力が加わる場合でも、
スリーブがキャップ側へ移動することがなく、使用する
前において注射器本体内の液体が薬瓶中に流出して薬瓶
中の薬剤が溶解等されることはない。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
いて説明する。図1は本発明の注射器を示す断面図であ
る。図において符号1はバイアル瓶を示す。バイアル瓶
1の上部開口は、アルミニウムクローザー2により取り
付けられたラバーストッパ3によって液密的かつ気密的
に閉塞されている。また、アルミニウムクローザー2の
中央には後述する注射針17が刺通できるように開口部
が形成されている。
【0013】バイアル瓶1には、ラバーストッパ3およ
びアルミニウムクローザー2によって閉塞された側から
キャップ5が嵌合されている。キャップ5は、プラスチ
ック製のもので、バイアル瓶1の頭部に嵌合される基部
6と、該基部6の平板部分にバイアル瓶1と嵌合される
側とは逆側へ延びるように設けられた第1の円筒部7
と、第1の円筒部7の内側に設けられた円筒状のコア部
8(第2の円筒部)とから構成されている。基部6と第
1の円筒部7及びコア部8とはそれぞれ同軸状に形成さ
れている。
【0014】10は注射器本体である。注射器本体10
は公知の容器兼用のものであり、溶解あるいは懸濁用の
液体Lを貯溜するシリンジ11と、シリンジ11内の液
体Lを流出させたり逆にシリンジ11内に液体Lを流入
させたりするプランジャーロッド12とを備える。シリ
ンジ11は、ガラスカートリッジ14と、ガラスカート
リッジ14の前端部に密嵌される合成樹脂製の筒先15
と、ガラスカートリッジ14の後端部に密嵌される合成
樹脂製のフィンガグリップ16とから構成される。筒先
15の前端には針基22を介して注射針17が嵌合され
る。
【0015】ガラスカートリッジ14内には、前部ラバ
ーストッパ18と後部ラバーストッパ19が適宜間隔を
あけて液密、気密的に嵌合されている。それら前部ラバ
ーストッパ18と後部ラバーストッパ19との間には溶
解あるいは懸濁用の液体Lが充填される。後部ラバース
トッパ19の後面には雌ねじ部19aが形成され、この
雌ねじ部19aに前記プランジャーロッド12の先端の
雄ねじ部が螺合される。
【0016】注射器本体10の先端には、樹脂製のスリ
ーブ21が注射針17を囲むように嵌合されている。ス
リーブ21は、具体的には前記注射針17を支持した状
態で前記筒先15の先端部分に嵌合される前記針基22
に取り付けられる。
【0017】前記キャップ5とスリーブ21との関係に
ついて説明すると、スリーブ21は、前記キャップ5の
第1の円筒部7とコア部8との間に形成されるリング状
の隙間23に挿入されるように、第1の円筒部7よりも
小径かつコア部8よりも大径となるように設定される。
また、スリーブ21の外周にはリング状の突起25a,
25bが、スリーブ21の軸線方向に間隔をあけて形成
されている。一方、前記第1の円筒部7の内周にはそれ
ら突起25a,25bが嵌合されるリング状の溝26が
形成されている。上記両突起25a,25bの離間距
離、言い換えれば、後述するコア部8の縦リブ30とス
リーブ21の縦溝31とが一致されて、先端側の突起2
5aがリング状の溝26に嵌合された状態から、注射器
本体10がバイアル瓶1方向への移動を開始して基端側
の突起25bがリング状の溝26に嵌合されるまでの移
動距離は、注射器本体10の注射針17がバイアル瓶1
のラバーストッパ3を刺通し、該注射針17の刃面が完
全にバイアル瓶1中に位置するまでの距離と一致するよ
うに設定されている。なお、上記突起25a,25bは
必ずしもリング状である必要はなく、断面半円状の突起
を単に1つあるいは複数個設けたものであってもよい。
【0018】また、スリーブ21の外周の両リング状の
突起25a,25bの間には複数のくさび状突起27,
…が設けられ、一旦スリーブ21を第1の円筒部7の内
側に挿入させた後は容易に抜けないようになっている。
【0019】前記コア部8は第1の円筒部7よりも短く
形成されていて、スリーブ21の先端が第1の円筒部7
の内側に嵌合された状態の時でも、スリーブ21の先端
がコア部8の端面に対し当接できるようになっている。
コア部8の先端内周には、奥方に向かうに従い漸次小径
となる注射針案内用のテーパー部8aが形成されてい
る。
【0020】コア部8の外周面には、図2に示すように
外方へ突出する縦リブ30,30が、コア部8の軸線方
向に沿ってかつ180度ずれた位置に形成されている。
一方、スリーブ21の内周には前記縦リブ30,30と
係合する縦溝31,31がスリーブ21の端面から該ス
リーブ21の略中間位置まで達するようにスリーブ21
の長手方向に沿って設けられている。
【0021】スリーブ21の端面にはキャップ5側へ突
出する第1の凸状部32が前記縦溝31の隣に形成さ
れ、また、同スリーブ21の端面には第2の凸状部33
a,33bが縦溝31および第1の凸状部32を間に挟
むようにそれらの左右両側に形成されている。第1の凸
状部32の高さは第2の凸状部33a,33bよりも高
く設定されている。一方、キャップ5のコア部8の端面
にも、前記縦リブ30の延長方向に沿ってスリーブ側へ
突出する凸状部30aが形成されている。
【0022】ここで、コア部8の外周に設けられた前記
縦リブ30、該縦リブ30が係合されるスリーブ21の
縦溝31および前記スリーブ21の端面に形成された第
1,第2の凸状部33a,33bは、スリーブ21がキ
ャップ5に対し所定の角度位置(縦リブ30が縦溝31
に対向する角度位置)になったときのみ、スリーブ21
のキャップ5側へ移動を許容し、その他の角度位置の時
にはスリーブ21のキャップ5側への移動を規制するロ
ック機構35を構成する。
【0023】また、図1に示すように、スリーブ21の
先端が第1の円筒部7の内側に嵌合されるとともに同ス
リーブ21の先端がコア部8の端面に当接しかつスリー
ブ21の先端側の突起25aが第1の円筒部7の溝26
に係合された状態で、前記スリーブ21、キャップ5お
よび注射器本体10の筒先は、熱収縮性のシートSで無
菌状態となるよう一体的に保護される。
【0024】次に、上記構成の注射器の作用について説
明する。まず、無菌状態を維持しかつジョイント部を保
護している熱収縮シールSを外す。この時点あるいは熱
収縮シールSを外す前の状態では、キャップ5側の縦リ
ブ30先端の凸状部30aはスリーブ21の端面の第1
の凸状部32と第2の凸状部33aとの間にあって必ず
スリーブ21の端面に当接することとなるから、組立中
あるいは運搬等の流通段階において、たとえキャップ5
とスリーブ21との間にそれらを接近させるような不慮
の力が加わる場合でも、スリーブ21がキャップ5側へ
移動することがなく、使用する前に注射針17がバイア
ル瓶1のラバーストッパ3を刺通して、注射器本体10
内の液体Lがバイアル瓶1中に流出し、バイアル瓶中の
薬剤が溶解等されるという不具合の発生を未然に防止で
きる。
【0025】加えて、このとき、スリーブ21の先端側
の突起25aが第1の円筒部7の内周に形成されたリン
グ状の溝26に嵌合しているから、スリーブ21とキャ
ップ5とが相互に反対方向へ移動することもなく、注射
器本体10とバイアル瓶1との一本化が保持される。
【0026】ここで、製造工程におけるキャップ5とス
リーブ21との組立手順について説明すると、キャップ
5の縦リブ30先端の凸状部30aがスリーブ21の端
面に当接した状態あるいは当接近傍に位置した状態で、
キャップ5はスリーブ21に対し図2中(イ)方向に回
転されて、縦リブ30先端の凸状部30aがスリーブ2
1側の第1の凸状部32の側部に突き当たり、その後第
1の凸状部32と第2の凸状部33aとの間に至るよう
に組み付けられるので、キャップ5とスリーブ21の組
立の際、縦リブ30と縦溝31が偶然に一致し、コア部
8の端面とスリーブ21の端面との当接によって成立す
るロック機構35のロック機能自体が失われるという危
険性を防止し得る。
【0027】使用に先だっては、一方の手でバイアル瓶
1を支え、他方の手で注射器本体10を把持して、注射
器本体10および注射器本体10の先端に嵌合している
スリーブ21をゆっくり図2中(ロ)方向へ回転させ、
スリーブ21に設けられた縦溝31とキャップ5のコア
部8に設けられた縦リブ30とを一致させる。
【0028】すなわち、突起25aがリング状の溝26
に嵌合されることにより、互いに軸線方向の相対移動を
規制されたままスリーブ21がキャップ5に対し相対回
転されるので、キャップ5のコア部8に設けられた縦リ
ブ30先端の凸状部30aが、まず第2の凸状部33a
を乗り越え、次いで略半周回転した後にさらに他側の第
2の凸状部33bを乗り越えて、第1の凸状部33aの
側面に突く当たり、これにより、スリーブ21とキャッ
プ5とが相対的に位置決めされて、縦溝31と縦リブ3
0とが一致する。なお、縦リブ30先端の凸状部30a
が、第2の凸状部33a,33bをそれぞれ乗り越える
のは、スリーブ21及びキャップ5双方の弾性が利用さ
れる。
【0029】上記のように、スリーブ21の縦溝31と
キャップ5側の縦リブ30とが一致することによって、
スリーブ21とキャップ5とが互いに接近する方向に相
対移動することが可能となり、注射器本体10およびそ
れと一体になっているスリーブ21をキャップ5側へゆ
っくり押圧移動させることにより、キャップ5のコア部
8がスリーブ21の内側に徐々に入り込み、これと同時
に、注射針17がコア部8の中央孔を直進し、最終的に
バイアル瓶1を閉塞しているラバーストッパ3を穿刺す
る(図4参照)。
【0030】スリーブ21の前進は、スリーブ21の基
端側に設けられている突起25bが、キャップ5側の第
1の円筒部7の内周に形成されたリング状の溝26に嵌
合する時点で停止される。このとき、注射針17の刃面
は完全にラバーストッパ3を刺通して、バイアル瓶1の
中に位置する。この状態では、スリーブ21の外周面の
突起25bがキャップ5側のリング状の溝26に強く結
合しているので、両者は外れることがない。
【0031】注射器本体10のプランジャーロッド12
を前進させ、該注射器本体10内に貯溜している液体L
を注射針17を通じてバイアル瓶1内へ流入させる。そ
して、バイアル瓶1に予め封入されている凍結乾燥剤等
の薬剤と流入された液体Lとを充分に溶解あるいは懸濁
する。
【0032】次いで、注射器本体10のプランジャーロ
ッド12を引き戻すことによって、バイアル瓶1内の溶
解液あるいは懸濁液を注射器本体10内へ流入させる。
そして、溶解液あるいは懸濁液の内必要量だけ注射器本
体10内へ流入させた時点で、注射器本体10を把持し
てバイアル瓶1とは反対方向へ強く引っ張る。
【0033】このとき、スリーブ21の基端側の突起2
5bはキャップ5側のリング状の溝26に結合してお
り、そのときの係合力はスリーブ21と注射器本体10
との摩擦係合力よりも大きくなるように設定されている
から、スリーブ21はキャップ5と一体に係合されたま
まキャップ5側に残り、注射器本体10がスリーブから
引き抜かれる(図5参照)。このように、基端側の突起
25bは、キャップ5側のリング状の溝26に結合して
ロックする関係上、先端側の突起25aに比べ、その突
出量を大に設定されるのが好ましい。
【0034】ところで、スリーブ21は注射針17の保
護キャップの役目も果たしており、このスリーブ21が
自動的に取り除かれるので、その後では注射が可能とな
る。
【0035】すなわち、注射器本体10を上に向け、プ
ランジャーロッド12をゆっくりと前進させることによ
って、注射器本体10内及び注射針17に残留している
空気を排除し、最終的に注射が可能になる。
【0036】図6ないし図10は上記した実施例の変形
例を示す。この変形例の特徴は、プランジャーロッド1
2とシリンジ11との間にロック機構39を設け、該ロ
ック機構39によるロックを解除しない限り、シリンジ
11に対しプランジャーロッド12を前進させることが
できないようになっている。
【0037】すなわち、プランジャーロッド12の後部
外周に所定長さのストッパ部材40を着脱自在に取り付
け、このストッパ部材40によって、たとえプランジャ
ーロッド12が前進する方向の力を受けた場合でも、該
プランジャーロッド12がシリンジ11に対し前進する
のを防止するとともに、運搬時等においてストッパ部材
40がプランジャーロッド12から不用意に離脱するの
を防止するため、プランジャーロッド12にロック板4
1を備える構成になっている。
【0038】具体的には、プランジャーロッド12は、
複数のリブ部12a…が中心から外方へ延びて十字状を
形成するように構成されている。プランジャーロッド1
2の後部外周には、断面コ字状のストッパ部材40がそ
の下面に形成した溝42を前記リブ部12a…の一つに
嵌合させることにより着脱自在に取り付けられている。
ストッパ部材40の長さは、プランジャーロッド12が
その先端を後部ラバーストッパ19に螺合されたとき、
略プランジャーロッド12の後端の指受け12bからシ
リンジ11のフインガーグリップ16に至る長さに設定
されている。
【0039】ストッパ部材40の外周には前記ロック板
41が、その下面に形成された長方形状の溝43をスト
ッパ部材40の上部外周に嵌合されるとともに、溝43
の内周に形成された凸状部43a,43aをストッパ部
材40に側面に形成されたスリット44に嵌合されるこ
とにより、ストッパ部材40の長さ方向に移動自在に配
置されている。また、ロック板41の溝43の開口部分
近傍には側方拡径部45,45が形成され、組付状態に
おいてこの側方拡径部45,45がプランジャーロッド
12の左右両側方のリブ部12a,12aに嵌合するこ
とにより、ロック板41およびストッパ部材40のプラ
ンジャーロッド12からの抜け止めがなされる。
【0040】また、前記プランジャーロッド12のリブ
部12a…には後端部近傍に狭小部12aaが形成され
ていて、プランジャーロッド12の外周に前記ストップ
部材40が嵌合されるとき、予め前方へ寄せられたロッ
ク板41の下端突出部41a,41aが、この狭小部1
2aaを乗り越えることにより、ロック板41の側方拡
径部45がプランジャーロッド12の側方リブ部12a
と同一高さとなり、この状態でロック板41を図9中矢
印で示すように移動させると、側方拡径部45が側方リ
ブ部12a,32に嵌合し、もって、ロック板41およ
びストッパ部材40のプランジャーロット41からの抜
け止めがなされる。
【0041】次に、上記構成の注射器の作用について説
明すると、プランジャーロッド12にストッパ部材40
が組み付けられるとともに、該プランジャーロッド12
の先端に後部ラバーストッパ19が螺合される。プラン
シャーロッド12にストッパ部材40を組み付けるに
は、ロック板41を予め前方の移動限界位置まで移動さ
せておき、この状態で、ストッパ部材40の下側の溝4
2をプランジャーロッド12の上方に起立するリブ部1
2aに嵌合させる。その後、ロック板41を図9中矢印
で示す方向へ移動させ、ロック板41の側方拡径部45
をプランジャーロッド12の側方リブ部12aへ嵌合さ
せる。これにより、ロック板41およびそれに嵌合され
ているストッパ部材40をプランジャーロッド12から
抜け出るのを防止できる。
【0042】この状態では、たとえ、プランジャーロッ
ド12を前方へ押圧移動させるような力が働いた場合で
も、ストッパ部材40がシリンジ11のフインガーグリ
ップ16とプランジャーロッド12の指受け12bとの
間に介装されているため、プランジャーロッド12がシ
リンジ11に対し不用意に前方へ移動するのを防止する
ことができる。したがって、注射針17がバイアル瓶1
のラバーストッパ3を刺通する前に、注射器本体10内
の溶解用等の液Lが注射針17と通して外部へ流出する
のを防止できる。
【0043】前記した第1実施例で示したように、ロッ
ク機構35によるロックが解除され、スリーブ21がキ
ャップ5側へ移動して、注射針17の先端がバイアル瓶
1の底部近傍へ達した後は、ロック機構39によるロッ
クを解除し、プランジャーロッド12がシリンジ11に
対して相対的に前進するの許容する。すなわち、スリッ
ト44に沿ってロック板41を図9中矢印方向へ移動さ
せ、リブ部12a…の狭小部12aaに至らせる。これ
により、リブ部12aと側方拡径部45との係合が解か
れる。そして、ストップ部材40を手で軽く保持し、上
方に引き抜けば、ストッパ部材40の溝42がプランジ
ャーロッド12のリブ部12a…から外れる。このよう
に、ストッパ部材40はロック板41をつけたままプラ
ンジャーロッド12から外すことができ、これによりロ
ック機構39を解除できる。
【0044】そして、さらにプランジャーロッド12を
押進することにより、注射器本体内の液Lをバイアル瓶
1内に流入させることができる。
【0045】なお、本考案の注射器は、前記実施例に限
られることなく、スリーブ21やキャップ5の形状、あ
るいは注射器本体10の構造など、具体的構成要件は、
実施にあたり適宜変更可能である。
【0046】例えば、上記各実施例では、熱収縮シール
Sによって、キャップ5とスリーブ21及び注射器本体
10の筒先部15までを一体的に密封しているが、これ
に限られることなく、さらにキャップとスリーブ21と
の嵌合部を中心に、バイアル瓶1及び注射器本体10を
含むように熱収縮シールで覆ってもよい。
【0047】また、無菌性を維持するために、図1に示
すように、キャップ5のコア部8の中央孔に無菌フィル
タを設けてもよい。このように、無菌フィルタを設けれ
ば、注射器本体10、スリーブ21及びキャップ5を一
体的に組み付け、この状態でガス滅菌等を行なう際に、
同滅菌処理が確実に行なえることとなり、その後無菌状
態を維持したままでバイアル瓶1に組み付けることがで
きる。
【0048】また、上記実施例では、スリーブ21の外
周に多数のクサビ状の突起27,…を設け、これにより
スリーブ21とキャップ5とのガタツキをなくしている
が、これに限られることなく、スリーブ21の外周にラ
セン状あるいは多数のリング状の凸状部を設けてもよ
い。また、キャップ5の第1の円筒部7の内周面とスリ
ーブ21の外周面とはそれぞれストレート形状としてい
るが、それらの面のいずれか一方あるいは双方をテーパ
ー状とし、スリーブ21をキャップ5の第1の円筒部7
に強く嵌合させるようにしてもよい。
【0049】また、上記実施例では、キャップ5のコア
部8に縦リブ30をスリーブ21に縦溝31形成してい
るが、これに限られることなく、逆にキャップ5のコア
部に縦溝31をスリーブ21に縦リブ30を設けてもよ
い。
【0050】また、上記実施例では、キャップ5の第1
の円筒部7の内周面にリング状の溝26を形成するとと
もに該リング状に溝26に嵌合する突起25a,25b
をスリーブ21の外周面に設けているが、逆に、第1の
円筒部7の内周面に突起25a,25bを形成し、スリ
ーブ21の外周面にリング状の溝26を形成してもよ
い。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、キャップ
とスリーブとの間に、スリーブがキャップ側へ移動する
のを規制するロック機構が設けられているから、組立中
あるいは運搬等の流通段階において、たとえキャップと
スリーブとの間にそれらを接近させるような不慮の力が
加わる場合でも、スリーブがキャップ側へ移動すること
がなく、使用する前において注射器本体内の液体が薬瓶
中に流出して薬瓶中の薬剤が溶解等されることはない。
【0052】請求項2記載の発明によれば、前記ロック
機構を、キャップの第1の円筒部の内方に第1の円筒部
の内側に嵌合される前記スリーブよりも小径でかつ第1
の円筒部よりも短く設定された第2の円筒部が第1の円
筒部と同軸状に設けられ、第2の円筒部の外周面とスリ
ーブの内周面のいずれか一方には軸線方向に延びる縦リ
ブが設けられ、第2の円筒部の外周面とスリーブの内周
面の他方には縦リブが遊嵌される縦溝が形成され、縦溝
が形成される第2の円筒部あるいはスリーブの端面に凸
状部が縦溝に隣接して形成されて構成しているから、ロ
ック状態を解除するには、スリーブをキャップに対して
相対回転させて、縦リブと縦溝とを合致すれば足り、他
に特別な部材を付加することなく、ロック機構を得るこ
とができる。
【0053】請求項3記載の発明によれば、第1の円筒
部の内周面とそれに対向するスリーブの外周面のいずれ
か一方にリング溝が形成し、第1の円筒部の内周面と前
記スリーブの外周面の他方にリング溝に嵌合してスリー
ブのキャップに対する軸線方向の相対移動を規制する突
起を形成しているから、前記ロック機構のロック状態を
解除するには、リング溝と突起とを係合させたまま、縦
リブの先端の弾性あるいは縦溝が形成される第2の円筒
部あるいはスリーブの端面に形成した凸状部の弾性を利
用して、縦リブが凸状部を乗り越えるようにスリーブを
キャップに対し回転させなければならず、ロック状態が
不慮に解除されるのを防止できる。
【0054】請求項4記載の発明によれば、キャップと
スリーブおよび注射器本体の筒先部を熱収縮シールで一
体的に密封しているから、無菌状態が保持できるととも
に、スリーブがキャップに対して容易に回転しないた
め、ロック状態が不慮に解除されるのをより一層防止で
きる。
【0055】請求項5記載の発明によれば、注射器本体
を構成するプランジャーロッドとカートリッジとの間
に、プランジャーロッドのカートリッジに対する軸線方
向の相対移動を規制するロック機構を設けているから、
組立中あるいは運搬等の流通段階において、プランジャ
ーロッドが押されて、注射器本体内の液が薬瓶中ではな
く外部に流出するのを未然に防止できる等の優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す注射器の断面図であ
る。
【図2】同実施例におけるキャップとスリーブとの関係
を示す斜視図である。
【図3】同実施例におけるキャップとスリーブとの関係
を示す断面図である。
【図4】同実施例の作用を示す断面図である。
【図5】同実施例の作用を示す断面図である。
【図6】本発明の変形例を示す要部の斜視図である。
【図7】同変形例のロック板の正面図である。
【図8】同変形例のストッパ部材の組み付け状態を示す
側面図である。
【図9】同変形例の後部横断面図である。
【図10】同変形例の後部断面図である。
【符号の説明】
1 バイアル瓶 2 アルミニウムクローザ 3 ラバーストッパ 5 キャップ 7 第1の円筒部 8 コア部(第2の円筒部) 10 注射器本体 11 シリンジ 14 ガラスカートリッジ 15 筒先 19 後部ラバーストッパ 21 スリーブ 25 突起 26 リング状の溝 30 縦リブ 31 縦溝 32 第1の凸状部 33a 第2の凸状部 33b 第2の凸状部 35 ロック機構 39 ロック機構 40 ストッパ部材 41 ロック板 S 熱収縮シール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬剤を封入した薬瓶と、この薬瓶を密封
    するラバーストッパと、該ラバーストッパの上部から薬
    瓶に嵌合され薬瓶とは逆側に延びる第1の円筒部を有す
    るキャップと、先端に注射針が取り付けられた注射器本
    体と、該注射器本体の先端に注射針を囲うように嵌合さ
    れかつ前記キャップの第1の円筒部にも同軸状に嵌合さ
    れるスリーブとを備える注射器において、 前記キャップとスリーブとの間に、スリーブがキャップ
    側へ移動するのを規制するロック機構が設けられている
    ことを特徴とする注射器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の注射器において、 前記ロック機構は、前記キャップの第1の円筒部の内方
    に該第1の円筒部の内側に嵌合される前記スリーブより
    も小径でかつ第1の円筒部よりも短く設定された第2の
    円筒部が第1の円筒部と同軸状に設けられ、該第2の円
    筒部の外周面と前記スリーブの内周面のいずれか一方に
    は軸線方向に延びる縦リブが設けられ、第2の円筒部の
    外周面とスリーブの内周面の他方には前記縦リブが遊嵌
    される縦溝が形成され、該縦溝が形成される第2の円筒
    部あるいはスリーブの端面に凸状部が縦溝に隣接して形
    成されて構成されていることを特徴とする注射器。
  3. 【請求項3】請求項2記載の注射器において、前記第1
    の円筒部の内周面とそれに対向する前記スリーブの外周
    面のいずれか一方にはリング溝が形成され、第1の円筒
    部の内周面と前記スリーブの外周面の他方には前記リン
    グ溝に嵌合して前記スリーブのキャップに対する軸線方
    向の相対移動を規制する突起が形成されていることを特
    徴とする注射器。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の注射器において、 前記キャップとスリーブおよび注射器本体の筒先部が熱
    収縮シールで一体的に密封されていることを特徴とする
    注射器。
  5. 【請求項5】請求項2または3記載の注射器において、 前記注射器本体の構成するプランジャーロッドとカート
    リッジとの間にプランジャーロッドのカートリッジに対
    する軸線方向の相対移動を規制するロック機構が設けら
    れていることを特徴とする注射器。
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