JPH09206294A - スリップリング及び放射線ct装置 - Google Patents

スリップリング及び放射線ct装置

Info

Publication number
JPH09206294A
JPH09206294A JP8016470A JP1647096A JPH09206294A JP H09206294 A JPH09206294 A JP H09206294A JP 8016470 A JP8016470 A JP 8016470A JP 1647096 A JP1647096 A JP 1647096A JP H09206294 A JPH09206294 A JP H09206294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip ring
transmitting
power supply
ring
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8016470A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3672999B2 (ja
Inventor
Mitsuro Kawakami
充郎 川上
Hirotaka Murata
博隆 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
GE Yokogawa Medical System Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Yokogawa Medical System Ltd filed Critical GE Yokogawa Medical System Ltd
Priority to JP01647096A priority Critical patent/JP3672999B2/ja
Publication of JPH09206294A publication Critical patent/JPH09206294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3672999B2 publication Critical patent/JP3672999B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Nuclear Medicine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計の自由度が大きなスリップリング及び放
射線CT装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 回転する機器に対して給電を行なう給電
手段42と機器に対して信号の授受を行なう信号授受手
段43,50とを有するスリップリングにおいて、電力
供給手段と信号授受手段とを、回転する機器の回転軸に
対して直交する平面上(円板プレート41の端面上)と、
回転軸を軸とする円周面上(円板プレート41の円周面
上)とに設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転する機器に対
して給電を行なう給電手段と前記機器に対して信号の授
受を行なう信号授受手段とを有するスリップリング、及
び、このスリップリングを具備したX線,γ線,ポジトロ
ン等の放射線を利用する放射線CT(ComputedTomography)
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回転する機器に対して給電や信号の授受
を行なうスリップリングが用いられる装置の一例として
放射線CT装置がある。
【0003】図5は放射線CT装置の一例としてのX線CT
装置のガントリの断面構成図、図6は図5における左側
面図、図7は図6におけるスリップリングの拡大構成図
である。
【0004】これらの図において、1は被検体AにX線を
曝射するX線管であり、X線管1は床F上に設けられるフ
レーム2に対してベアリング3を介して回転可能に設け
られた略円環状の回転ケーシング4に取り付けられてい
る。
【0005】又、フレーム2は上部フレーム2aと下部
フレーム2bとから構成され、下部フレーム2bにはロ
ーラガイド5が設けられ、上部フレーム2aの下部フレ
ーム2b対向面にはローラガイド5に当接する円弧面2
cが形成され、上部フレーム2aは下部フレーム2bに
対して前後方向に傾動(チルト)可能となっている。回転
ケーシング4には大プーリ(pulley ; ベルト車)6が設
けられ、一方、下部フレーム2bにはモータ7が設けら
れ、モータ7の出力軸に取り付けられた小プーリ8と大
プーリ6とに巻き掛けられたベルト9により、回転ケー
シング4は回転駆動されるようになっている。
【0006】回転ケーシング4には、X線管1に対向配
置され、X線管1より曝射されたX線を検出する検出器1
0が設けられている。更に、回転ケーシング4には、大
プーリ6に隣接して、ディスクタイプのスリップリング
の円板プレート21(図7参照)が設けられている。
【0007】フレーム2には円板プレート21に設けら
れた同心円状の複数の導電性のリング22にそれぞれ対
向して設けられたブラシ15が配設されている。ブラシ
15は、各リング22に摺接するブラシ片16と、この
ブラシ片16をリング22に押接するブラシ片押圧手段
17とから構成されている。
【0008】そして、ブラシ15のブラシ片16とリン
グ22との摺接により、床F上に設けられたフレーム2
側の機器(電源部、コンピュータ、表示部等)と、フレー
ム2に対して回転可能に設けられた回転ケーシング4側
の機器(X線管1、検出器10等)との給電や信号の授受
がなされる。
【0009】次に、上記構成の作動を説明する。モータ
7が駆動されると、プーリ8,ベルト9,大プーリ6を介
して、回転ケーシング4が回転する。回転ケーシング4
が回転することにより、被検体Aの回りをX線管1と検出
器10とが回転する。
【0010】そして、X線管1から被検体Aに曝射された
X線は被検体を透過し、検出器10によって検出され
る。被検体A内の臓器,血液,灰白質等の組織のX線吸収率
が異なることにより、検出器10によって検出されたX
線をコンピュ−タ処理することによって撮影対象部位の
断層面(スライス面)の画像が得られる。
【0011】また、このようなX線CT装置に用いられる
スリップリングは、上記構成で説明を行なった絶縁性の
円板プレート21上に同心円の導電性のリング22を設
けたディスクタイプと、図8に示すように、絶縁性の円
筒の円周面上に導電性のリング24を設けたドラムタイ
プとがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
I. 上述の2つのタイプ、即ち、ディスクタイプのスリ
ップリングとドラムタイプのスリップリングとでは、下
記のような長所,短所がある。
【0013】(1) ディスクタイプのスリップリング 厚さD2は薄くできるが、リング22の本数が増えると、
内外径差D1が大きくなる。
【0014】放射線CT装置においては、このようなディ
スクタイプのスリップリングを用いると、ガントリの厚
み(奥行き)を小さくすることができ、患者への圧迫感が
少なく、技師の患者へのアクセスが容易であるという長
所がある反面、以下の様な短所もある。
【0015】即ち、円板プレート21の内径部分は、被
検体Aが自由に挿通可能なように、一定の値以上の径が
必要である。一方、近年、様々な態様の診断に対応する
ため、回転ケーシング4側に設けられる機器は増える傾
向にあり、それに伴い、これら機器に対する給電ライン
及び信号の授受ラインも増える傾向にある。更に、円板
プレート21上に設けられるリング22の間隔も、リン
グ間の絶縁を確保するため一定の距離(沿面距離)が必要
であり、リング22の本数が増えるに従って円板プレー
ト21の外形は大きくなる。
【0016】円板プレート21の外形が大きくなること
により、ガントリの厚み(奥行)は変わらないが、ガント
リの高さや横幅が大きくなり、更に、径の二乗に比例す
る円板プレート21の慣性モーメントも大きくなり、回
転ケーシング4を駆動するモータ7や、回転ケーシング
4の回転を停止するブレーキ機構も大型化する必要があ
る。
【0017】(2) ドラムタイプのスリップリング 内外径差D1は小さくできるが、リング24の本数が増え
ると、厚さD2が大きくなる。
【0018】放射線CT装置においては、このようなドラ
ムタイプのスリップリングを用いると、ガントリの厚み
(奥行き)が大きくなり、患者への圧迫感が大きく、技師
の患者へのアクセスも不便になるという短所がある。
【0019】また、様々な態様の診断に対応するため、
回転ケーシング4側に設けられる機器を増やした場合で
は、円筒23の厚さD2が大きくなる。この場合、ガント
リの厚み(奥行)は大きくなるが、ガントリの高さや横幅
は変わらない。
【0020】更に、回転する円筒23の慣性モーメント
も、ディスクタイプのスリップリングに比べれば、大き
くならず、回転ケーシング4を駆動するモータ7や、回
転ケーシング4の回転を停止するブレーキ機構も、大型
化の度合いは少なくて済む長所がある。
【0021】しかし、ディスクタイプ,ドラムタイプい
ずれの場合も、設計の自由度は限られるという問題点は
ある。 II. 近年、スリップリングを用いた信号の授受では、デ
ータ量の増大に伴い、通信速度が高速になってきてい
る。
【0022】上記構成のスリップリングは、相対移動す
る二つの導体が接触することにより、二つの導体間の電
気的導通を実現している。高速通信においては、二つの
導体間で瞬時の停電(以下、瞬停という)が発生すると、
データの保証ができなくなる。
【0023】放射線CT装置においても、検診時間の短縮
のために回転ケーシング4の回転速度を上げたり、円板
プレート21の径の増大により外側のリングでは周速が
上がったりして、このような瞬停が発生する恐れは充分
にある。
【0024】よって、非接触の信号の授受を行なう方法
が提案されている。具体的には、マイクロウェーブや光
を用いて信号の授受を行なう方法である。しかし、上記
構成のディスクタイプやドラムタイプのスリップリング
に、このような非接触の信号授受手段を設ける場合、ノ
イズ等の影響を無くすために接触式の電源ラインより離
して設けなければならず、スリップリングが更に大きく
なるという問題点がある。
【0025】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、設計の自由度が大きなスリップリン
グ及び放射線CT装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のスリップリングは、回転する機器に対して給電を行
なう給電手段と前記機器に対して信号の授受を行なう信
号授受手段とを有するスリップリングにおいて、前記電
力供給手段と前記信号授受手段とを、前記回転する機器
の回転軸に対して直交する平面上と、前記回転軸を軸と
する円周面上とに設けたものである。
【0027】電力供給手段と信号授受手段とを、回転す
る機器の回転軸に対して直交する平面上と、回転軸を軸
とする円周面上との二つの面上に設けることにより、ス
リップリングの設計の自由度が上がる。
【0028】ここで、信号授受手段は送信側と受信側と
が非接触であることが望ましい。即ち、非接触にするこ
とにより、大量のデータを瞬停なく授受することが可能
となる。
【0029】更に、接触式の給電手段から発生するノイ
ズの影響を防止するため、接触式の給電手段と非接触式
の信号授受手段とはできるだけ遠ざける方がよい。例え
ば、回転する機器の回転軸に対して直交する平面上と、
回転軸を軸とする円周面上との二つの面上のうち、どち
らか一方の面上に給電手段を、他方の面上に信号授受手
段を設ける。また、同一面上に給電手段と信号授受手段
とが混在する場合でも、信号授受手段の近傍には、給電
手段の低圧ラインを配置する。
【0030】ここで、給電手段の一例としては、導電性
のリングと、このリングに接触する固定側の導電性ブラ
シがあり、信号授受手段としては、リング状の送波また
は受波アンテナと、リング状のアンテナと近接して設け
られた受波または送波アンテナや、リング状の導光部
材,この導光部材に設けられた受光または発光素子と、
リング状の導光部材に近接して設けられた発光または受
光素子がある。
【0031】次に、本発明の放射線CT装置は、回転する
機器に対して給電を行なう給電手段と前記機器に対して
信号の授受を行なう信号授受手段とを有し、前記電力供
給手段と前記信号授受手段とを、前記回転する機器の回
転軸に対して直交する平面上と、前記回転軸を軸とする
円周面上とに設けたスリップリングを具備するものであ
る。
【0032】電力供給手段と信号授受手段とを、回転す
る機器の回転軸に対して直交する平面上と、回転軸を軸
とする円周面上との二つの面上に設けることにより、ス
リップリングの設計の自由度が上がる。
【0033】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態例の要部
構成断面図、図2は図1に示すスリップリングを用いた
X線CT装置のガントリの断面構成図、図3は図2におけ
る左側面図、図4は図1におけるスリップリングの拡大
構成斜視図である。
【0034】まず、図2及び図3を用いて、本発明の実
施の形態例のスリップリングを用いたX線CT装置の全体
構成を説明する。31は被検体AにX線を曝射するX線管
であり、X線管31は床F上に設けられるフレーム32に
対してベアリング33を介して回転可能に設けられた略
円環状の回転ケーシング34に取り付けられている。
【0035】又、フレーム32は上部フレーム32aと
下部フレーム32bとから構成され、下部フレーム32
bにはローラガイド35が設けられ、上部フレーム32
aの下部フレーム32b対向面にはローラガイド35に
当接する円弧面32cが形成され、上部フレーム32a
は下部フレーム32bに対して前後方向に傾動(チルト)
可能となっている。回転ケーシング34には大プーリ3
6が設けられ、一方、下部フレーム32bにはモータ3
7が設けられ、モータ37の出力軸に取り付けられた小
プーリ38と大プーリ36とに巻き掛けられたベルト3
9により、回転ケーシング34は回転駆動されるように
なっている。
【0036】回転ケーシング34には、X線管31に対
向配置され、X線管31より曝射されたX線を検出する検
出器40が設けられている。更に、回転ケーシング34
には、大プーリ36に隣接して、スリップリングの円板
プレート41が設けられている。
【0037】ここで、図1及び図4を用いてスリップリ
ングの円板プレート41の説明を行なう。円板プレート
41(回転ケーシング34)の回転軸と直交する平面とし
ての円板プレート41の端面には、複数の同心円状の溝
41aが形成され、これらの溝41aの底面には、銅等
の導電性のリング42が配設されている。
【0038】尚、リング42を溝41aの底面に配設し
たのは、隣接するリング間の沿面距離を充分にとって、
隣接するリング間の絶縁を確保するためである。また、
円板プレート41(回転ケーシング34)の回転軸とを軸
とする円周面上である円板プレート41の円周面上に
は、複数の溝41bが形成され、この溝41bの底面に
は、リング状のマイクロウェーブ送受波アンテナ43が
配設されている。
【0039】また、図3に示すように、フレーム32に
は円板プレート41に設けられた同心円状の複数の導電
性のリング42にそれぞれ対向して設けられたブラシ4
5が配設されている。ブラシ15は、各リング42に摺
接する銅,導電性カーボン等のブラシ片46と、このブ
ラシ片46をリング42に押接するブラシ片押圧手段4
7とから構成されている。
【0040】そして、ブラシ45のブラシ片46と円板
プレート41のリング42との摺接により、床F上に設
けられたフレーム32側の機器である電源部と、フレー
ム32に対して回転可能に設けられた回転ケーシング3
4側の機器(X線管31、検出器40等)との給電を行な
う給電手段が形成されている。
【0041】一方、図1に示すように、フレーム32に
は、マイクロウェーブ送受波アンテナ43に対向するマ
イクロウェーブ送受波アンテナ50が設けられ、これら
二つのアンテナ間で、フレーム32側のデータ処理装置
と、回転ケーシング34側の検出器40との間のデータ
通信を行なう信号授受手段が形成されている。
【0042】また、本実施の形態例では、円板プレート
41のリング42は、径の小さな順から回転ケーシング
34内のX線管31への給電を行なう「DC550V」「DC550
V RTN(リターン,グランド)」、回転ケーシング34内の
検出器40や他の交流機器への給電を行なう「AC115Vペ
ア」、回転ケーシング34のグランドラインとフレーム
32のグランドラインとを接続し、グランドの強化を行
う「FG(フレームグランド)」とし、高圧で一番のノイズ
源である「DC550V」の給電手段と、信号授受手段とをで
きるだけ離し、マイクロウェーブによる信号授受に影響
無いようにした。
【0043】次に、上記構成の作動を説明する。モータ
37が駆動されると、プーリ38,ベルト39,大プーリ
36を介して、回転ケーシング34が回転する。回転ケ
ーシング34が回転することにより、被検体Aの回りをX
線管31と検出器40とが回転する。
【0044】そして、X線管31から被検体Aに曝射され
たX線は被検体を透過し、検出器40によって検出され
る。被検体A内の臓器,血液,灰白質等の組織のX線吸収率
が異なることにより、検出器40によって検出されたX
線をコンピュ−タ処理することによって撮影対象部位の
断層面(スライス面)の画像が得られる。
【0045】上記構成のスリップリング及びX線CT装置
によれば、円板プレート41の端面上と円周面上とに、
スリップリング機構を設けたことにより、スリップリン
グ及びX線CT装置の設計の自由度が大きくなる。
【0046】特に、電源供給手段や信号授受手段のライ
ン数が増加した場合、円板プレート41の内外径差(D1)
や奥行(D2)を自由に設定できることにより、被検体Aに
圧迫感を与えず、回転ケーシング34を回転駆動や制動
する機器の大きさも最小にできる。
【0047】更に、電力供給手段と信号授受手段とを有
するスリップリングにおいて、円板プレート41の端面
上に、リング42とブラシ45とからなる電力供給手段
を設け、また、円板プレート41の円周面上に、マイク
ロウェーブ送受波アンテナ43とマイクロウェーブ送受
波アンテナ50とからなる信号授受手段を設け、両者を
分離し、更に、高圧の電力供給手段を信号授受手段と一
番離れるように設定したことにより、信号授受手段への
電源供給手段で発生するノイズの影響を最小限にするこ
とができる。
【0048】また、本発明は上記実施の形態例に限定す
るものではない。 (1) 上記実施の形態例では、非接触式の信号授受手段と
してマイクロウェーブを用いた手段で説明を行なった
が、他に、例えば、円板プレート41の溝41bに透光
性の導光リングと、受発光素子とを設け、フレーム32
側に導光リングに対応して受発光素子を設けた光を用い
る信号授受手段でもよい。
【0049】更に、従来のように、導電性のリングとリ
ングに摺接する導電性のブラシとからなる接触式の信号
授受手段であってもよい。 (2) 上記実施の形態例では、電力供給手段を円板プレー
ト41の端面上に、信号授受手段を円板プレート41の
円周面上に設けたが、円板プレート41の端面上に信号
授受手段を、円周面上に電力供給手段を設けてもよい
し、また、円板プレート41の端面,円周面上に信号授
受手段,電力供給手段を混在させてもよい。
【0050】(3) 上記実施の形態例では、回転側である
回転ケーシング34に円板プレート41を設け、固定側
(非回転側)のフレーム32にブラシ45やマイクロウェ
ーブ送受波アンテナ50を設けたが、逆に、回転ケーシ
ング34にブラシ45やマイクロウェーブ送受波アンテ
ナ50を設け、フレーム32に円板プレート41を設け
てもよい。
【0051】(4) 上記実施の形態例では、一組で信号の
やり取り(送波と受波)を行なうマイクロウェーブ送受波
アンテナ43,50を設けたが、単機能のマイクロウェ
ーブ送波アンテナとマイクロウェーブ受波アンテナを一
組づつ設けてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように本発明のスリップリン
グによれば、回転する機器に対して給電を行なう給電手
段と前記機器に対して信号の授受を行なう信号授受手段
とを有するスリップリングにおいて、前記電力供給手段
と前記信号授受手段とを、前記回転する機器の回転軸に
対して直交する平面上と、前記回転軸を軸とする円周面
上とに設けたことにより、スリップリングの設計の自由
度が上がる。
【0053】また、前記信号授受手段は、送信側と受信
側とが非接触としたことによりデータの保証が確実に行
なえる。次に、本発明の放射線CT装置によれば、回転す
る機器に対して給電を行なう給電手段と前記機器に対し
て信号の授受を行なう信号授受手段とを有し、前記電力
供給手段と前記信号授受手段とを、前記回転する機器の
回転軸に対して直交する平面上と、前記回転軸を軸とす
る円周面上とに設けたスリップリングを具備したことに
より、電力供給手段と信号授受手段とを、回転する機器
の回転軸に対して直交する平面上と、回転軸を軸とする
円周面上との二つの面上に設けることにより、スリップ
リングの設計の自由度が上がり、ひいては放射線CT装置
の設計の自由度があがる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例の要部構成断面図であ
る。
【図2】図1に示すスリップリングを用いたX線CT装置
のガントリの断面構成図である。
【図3】図2における左側面図である。
【図4】図1におけるスリップリングの拡大構成斜視図
である。
【図5】放射線CT装置の一例としてのX線CT装置のガン
トリの断面構成図である。
【図6】図5における左側面図である。
【図7】図6におけるスリップリングの拡大構成図であ
る。
【図8】ドラムタイプのスリップリングの構成図であ
る。
【符号の説明】
41 円板プレート 42 リング 45 ブラシ 43,50 マイクロウェーブ送受波アンテナ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する機器に対して給電を行なう給電
    手段と前記機器に対して信号の授受を行なう信号授受手
    段とを有するスリップリングにおいて、 前記電力供給手段と前記信号授受手段とを、前記回転す
    る機器の回転軸に対して直交する平面上と、前記回転軸
    を軸とする円周面上とに設けたことを特徴とするスリッ
    プリング。
  2. 【請求項2】 前記信号授受手段は、送信側と受信側と
    が非接触であることを特徴とする請求項1記載のスリッ
    プリング。
  3. 【請求項3】 回転する機器に対して給電を行なう給電
    手段と前記機器に対して信号の授受を行なう信号授受手
    段とを有し、前記電力供給手段と前記信号授受手段と
    を、前記回転する機器の回転軸に対して直交する平面上
    と、前記回転軸を軸とする円周面上とに設けたスリップ
    リングを具備することを特徴とする放射線CT装置。
JP01647096A 1996-02-01 1996-02-01 放射線ct装置 Expired - Lifetime JP3672999B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01647096A JP3672999B2 (ja) 1996-02-01 1996-02-01 放射線ct装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01647096A JP3672999B2 (ja) 1996-02-01 1996-02-01 放射線ct装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09206294A true JPH09206294A (ja) 1997-08-12
JP3672999B2 JP3672999B2 (ja) 2005-07-20

Family

ID=11917158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01647096A Expired - Lifetime JP3672999B2 (ja) 1996-02-01 1996-02-01 放射線ct装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3672999B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005348933A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Toshiba Corp X線コンピュータ断層撮影装置
CN115178973A (zh) * 2022-07-19 2022-10-14 深圳市华盛电气技术有限公司 Ct医疗滑环浇注工艺

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005348933A (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Toshiba Corp X線コンピュータ断層撮影装置
JP4643180B2 (ja) * 2004-06-10 2011-03-02 株式会社東芝 X線コンピュータ断層撮影装置
CN115178973A (zh) * 2022-07-19 2022-10-14 深圳市华盛电气技术有限公司 Ct医疗滑环浇注工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP3672999B2 (ja) 2005-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0579032B1 (en) X-ray tomography apparatus
US10039505B2 (en) Anatomical imaging system having fixed gantry and rotating disc, with adjustable angle of tilt and increased structural integrity, and with improved power transmission and position sensing
US7957786B2 (en) Methods and apparatus for communicating signals between portions of an apparatus in relative movement to one another
US5784428A (en) X-ray computed tomography apparatus having a gantry frame with rollers for axially and radially guiding the gantry
US5354993A (en) Optical communication link for medical imaging gantry having continuous line of sight communications between transmitters and receivers
US9713238B2 (en) Rotating member for radiation imaging modality configured to facilitate contactless transfer of information and/or power and/or to facilitate ascertaining rotation angle of rotating member
CN215605797U (zh) 一种滑环组件和医疗系统
US20070093100A1 (en) Electrically conductive connection for a medical gantry
JP4713144B2 (ja) データスリップリング接続のためのシステム及び方法
USRE34379E (en) X-ray tomography apparatus
JPH09206294A (ja) スリップリング及び放射線ct装置
US10206649B2 (en) Data transfer across a rotating boundary of a computed tomography imaging apparatus
JP3476255B2 (ja) Ct装置
KR100368839B1 (ko) 컴퓨터 단층촬영장치용 직접 구동방식 갠트리
JPH08280661A (ja) スリップリング式x線ct装置
JP2011030587A (ja) X線ct装置および非接触電力伝送手段
JP2005348933A (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
JPH1066690A (ja) X線断層撮影装置
CN220584408U (zh) 一种ct系统及安检设备
JP3472626B2 (ja) ガントリ
JPH08107892A (ja) スリップリング
KR20230126996A (ko) 데이터 및 전원의 공급이 가능한 회전 구동 장치
JPH0617708U (ja) スリップリング
CN115721325A (zh) 一种滑环组件和医疗系统
JP2006167346A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050421

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080428

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term