JPH09206219A - 焼物調理器 - Google Patents

焼物調理器

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Publication number
JPH09206219A
JPH09206219A JP1561796A JP1561796A JPH09206219A JP H09206219 A JPH09206219 A JP H09206219A JP 1561796 A JP1561796 A JP 1561796A JP 1561796 A JP1561796 A JP 1561796A JP H09206219 A JPH09206219 A JP H09206219A
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JP
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heating
temperature
plate
driving
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Application number
JP1561796A
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English (en)
Inventor
Taijiro Kasahara
泰次郎 笠原
Takahiro Hayashi
孝宏 林
Teruzo Furuya
輝三 古谷
Minoru Yoshida
実 吉田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP97101336A priority patent/EP0787454B1/en
Priority to DE69701538T priority patent/DE69701538T2/de
Priority to US08/791,534 priority patent/US5743173A/en
Priority to TW086203553U priority patent/TW357600U/zh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調理停止後から調理開始までの待機時間の長
短にかかわらず、被調理物を毎回均一に加熱可能な焼物
調理器を供給する。 【解決手段】 焼物調理器10は、本体ケース1と、本
体ケース1の上面に付設され被調理物を載置するための
載置板2と、載置板2の上方を開閉可能に覆う加熱板3
と、加熱板3に加熱面を形成する加熱コイル11と、加
熱コイル11の駆動及び停止を制御する制御部9と、加
熱板3の温度を検知するサーミスタ92とを備え、制御
部9が、加熱コイル11を停止した後、再度加熱コイル
11の駆動を開始する際、サーミスタ92によって検知
された加熱板3の温度に応じて、加熱コイル11の駆動
時間を設定する駆動時間設定回路を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、焼物調理器に関
し、特にハンバーガーに用いるために、予め成形され焼
き上げられたパン等を加熱し、こげ目をつける焼物調理
器の加熱制御に関する。
【0002】
【従来の技術】前記した焼物調理器は、操作部等を備え
た本体ケースと、本体ケースの上面に付設されハンバー
ガーのパン等の被調理物を載置し、加熱するための下部
グリル板(載置板)と、この下部グリル板の上方に被調
理物の厚み相当の隙間を形成するよう回動可能に配置さ
れ下部グリル板を覆う蓋体としての上部加熱板(加熱
板)とから主に構成されている。上部加熱板は、下部グ
リル板に対面する対面位置とこの対面位置から離反する
離反位置との間を切り換え回動可能に設置されている。
【0003】焼物調理器の使用の際は、上部加熱板を開
き下部グリル板に、成形されたパンを載置し上部加熱板
を閉じる。所定の電力が供給され、加熱面からの熱によ
り下部グリル板上のパンは加熱される。予め設定された
調理時間が経過した後、上部加熱板を開いて下部グリル
板から焼き上がったパンが取り出される。加熱体への電
力の供給は停止され、上部加熱板を閉じて載置板上を保
温状態に保ち、再度、客の注文を受けてパンの加熱を開
始するまでは待機状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した焼物調理器で
は、調理停止後、客の注文を受けて再度加熱体を立ち上
げ、調理を開始するまでの待機時間が長い場合、加熱面
の温度低下が大きくなり、調理時間経過後に取り出され
たパンは加熱不足となり易い。同様に、待機時間が極め
て短時間であれば加熱過度となり易い。
【0005】この発明が解決しようとする課題は、調理
停止後から調理開始までの待機時間の長短にかかわら
ず、被調理物を毎回均一に加熱可能な焼物調理器を供給
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、本体
ケースと、本体ケースの上面に付設され被調理物を載置
するための載置板と、本体ケースの上方を開閉可能に覆
う蓋体と、載置板の上面及び/または蓋体の下面に加熱
面を形成する加熱体と、加熱体の駆動及び停止を制御す
る制御部と、加熱面の温度を検知する温度検知手段とを
備え、制御部が、加熱体の駆動を停止した後、再度加熱
体の駆動を開始する際、温度検知手段によって検知され
た加熱面の温度に応じて、加熱体の駆動時間を設定する
駆動時間設定回路を具備してなる焼物調理器が提供され
る。
【0007】この発明における焼物調理器は、熱源に電
磁誘導式加熱器、ハロゲン光等を用いた電気ヒータ式加
熱器を用いたものが好ましい。より好ましくは、本体ケ
ースが載置板の下方に加熱コイルを具備し、載置板が前
記加熱コイルの電磁誘導作用に感応しない非磁性板から
なり、加熱板が前記加熱コイルの電磁誘導作用により加
熱される磁性板からなるものである。この場合、加熱板
が加熱面を形成し、加熱コイルが加熱体である。
【0008】この発明における被調理物としては、ハン
バーガーのパン、スナック類等の食材が挙げられる。こ
の発明の焼物調理器は、それらの食材にこげ目を付ける
のに好適である。この発明における蓋体は、載置板の上
方に被調理物の厚み相当の隙間を形成して載置板に対面
する対面位置とこの対面位置から載置板に離反する離反
位置との間を切り換え可能に設置され、上下両面のうち
の少なくとも下面を加熱面とする加熱板と、この加熱板
の周縁部の少なくとも一部に取り付けられ対面位置にあ
る加熱板と載置板との周囲の間隙から熱気が流出するの
を抑える遮熱板とからなるのが好ましい。
【0009】この発明における温度検知手段とは、載置
板の上面及び/または蓋体の下面に形成された加熱面の
温度を、直接または間接的に検知する手段であり、載置
板または蓋体の近傍に配置されるのが好ましい。温度検
知手段として、例えば、熱電対等の熱電形温度計、サー
ミスタ等の抵抗温度計、放射温度センサ等の非接触形温
度計が挙げられる。
【0010】駆動時間設定回路は、加熱体の駆動を停止
した後から加熱体の駆動を開始する直前までの間、ある
いは加熱体の駆動を開始した直後、またはこれら双方の
時点で検知された加熱面の温度に応じて加熱体の駆動時
間を設定する回路が好ましい。制御部は、所定の電力を
供給して加熱体を駆動し被調理物を加熱調理する調理モ
ードと、調理モードを実施した後、調理モードより小さ
い電力を供給して加熱体を駆動し加熱面を保温する保温
モードとを具備するのが好ましい。調理モードは、被調
理物に当接する載置板の上面及び/または蓋体の下面の
温度を、被調理物に適した調理加熱温度で予め設定され
た時間、保持する加熱体の駆動モードであり、被調理物
が、例えば、成形されたパンである場合は、このパンに
焦げ目を付けるまで駆動される加熱体の駆動モードであ
るのが好ましい。
【0011】制御部は、温度検知手段により加熱面の温
度が予め設定された設定温度に達したことを検知したと
き、これを報知する報知手段を具備するのが好ましい。
報知手段としては、ブザー、電子音等の聴覚的手段、ラ
ンプ、ディスプレイ等の視覚的手段、あるいはこれらの
組み合わせによるものが挙げられる。駆動時間設定回路
は、予め設定された加熱体の基準駆動時間に対して駆動
時間を加減して加熱体の調整駆動時間を設定するのが好
ましい。本体ケースが載置板の下方に加熱コイルを具備
し、載置板が前記加熱コイルの電磁誘導作用に感応しな
い非磁性板からなり、加熱体が前記加熱コイルの電磁誘
導作用により加熱される磁性板からなるのが好ましい。
【0012】さて、この発明の焼物調理器の使用の際、
蓋体を開いて載置板に被調理物を載置し蓋体を閉じる。
加熱体に所定の電力が供給され、加熱面からの熱により
被調理物が加熱される。所定の調理時間経過後、蓋体を
開いて、載置板の被調理物が取り出され、蓋体を閉じて
加熱面を保温状態に保つ。加熱体への電力の供給は停止
されて再度被調理物の加熱を開始するまで待機状態とな
り、加熱面の温度は低下する。
【0013】蓋体を開いて載置板に被調理物が載置され
再度加熱体の駆動を開始する際、温度検知手段により加
熱面の温度が検知される。制御部は駆動時間設定回路を
駆動してこの検知温度に応じた加熱体の駆動時間を設定
する。すなわち、検知温度が低ければ駆動時間は比較的
長めに設定され、検知温度が高ければ駆動時間は比較的
短めに設定される。このように、加熱体の駆動を停止し
た後から再度加熱体の駆動を開始するまでの待機時間に
生じた加熱面の温度低下が、加熱時間の調整によって補
償されるので、被調理物を毎回均一に加熱できる。
【0014】制御部が、所定の電力を供給して加熱体を
駆動し被調理物を加熱調理する調理モードと、調理モー
ドを実施した後、調理モードより小さい電力を供給して
加熱体を駆動し加熱面を保温する保温モードを具備して
おれば、加熱面の温度低下を抑えて加熱面の立ち上がり
の温度を一定に保持できる。制御部が、温度検知手段に
より加熱面の温度が予め設定された設定温度に達したこ
とを検知したとき、これを報知する報知手段を具備して
おれば、加熱面の温度、焼き上がりまでの時間を容易に
知ることができる。本体ケースが載置板の下方に加熱コ
イルを具備し、載置板が前記加熱コイルの電磁誘導作用
に感応しない非磁性板からなり、加熱体が前記加熱コイ
ルの電磁誘導作用により加熱される磁性板からなる構成
であれば、加熱体の上下両面に加熱面が形成されるとと
もに、蓋体が載置板に輻射熱を供給し、かつ、この載置
板と加熱体とを覆うので、小電力で効率のよい保温が可
能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜4は、本願発明の一つの実
施形態にかかる電磁誘導式焼物調理器の外観を示す。調
理器10は、本体ケース1と、本体ケース1の上面1a
に付設され被調理物を載置可能な載置板2と、載置板2
の上方に回動可能に設置された加熱板3と、加熱板3の
周縁部に取り付けられた遮熱板4と、加熱板3の上部を
覆う加熱面蓋部5とから主に構成されている。図1及び
図2は加熱板3を閉じた状態及び開いた状態を示す斜視
図であり、図3は加熱板3を開いた状態を示す側面図で
あり、図4は加熱板3を閉じて加熱面蓋部5を開いた状
態を示す正面図である。この調理器10では、加熱板3
が加熱面を形成し、後述する加熱コイル11が加熱体で
ある。
【0016】本体ケース1は、内部に加熱コイル11を
収納する鋼板製のケースからなり、加熱コイル11は磁
束の漏れを抑える、上方が開口した封止ケース12に封
止されている。本体ケース1の前面には、加熱スイッチ
13、出力調整部14、表示ランプ15及びブザー駆動
部17等が配設されたコントロールパネル16と、ケー
ス1内部の冷却用通気口18が配設されている。封止ケ
ース12の開口部には載置板2が配設されており、加熱
コイル11は載置板2の略真下に配置されている。本体
ケース1の上面1aの後部には加熱板3の温度を検知す
るサーミスタ92が配設されている。サーミスタ92
は、加熱板3が開いた状態では加熱板3の下面から離反
し、加熱板3が閉じられると加熱板3の下面に当接して
温度検知が可能になる。
【0017】載置板2は、ガラスセラミックス等の非磁
性板で矩形の平板状に形成されており、図5に示すよう
に、その上面21aが本体ケース1の上面1aと略同一
の水平面上に配されるよう上面1aの段落部分に固定さ
れている。載置板2の上面21aの周縁部には規制枠6
が配置されている。規制枠6は、載置板2に載置される
水平部61及び水平部61の内方側端部から略上方に向
かって延びる垂直部62の両壁体からなるコ字状の囲い
であり、本体ケース1の前面で開口している。
【0018】加熱板3は、載置板2よりわずかに大きい
矩形平板状に形成され加熱コイル11の電磁誘導作用に
よりは発熱する加熱面を形成し、銅板の両面にステンレ
ス板を合わせた板状部材である。加熱板3の側面部に
は、加熱板3と略直交する垂直壁からなる遮熱板4が固
着されている。遮熱板4は、内壁41と外壁42とから
なり、更に内壁41により形成される加熱板3からの垂
下部41aと、外壁42により形成され加熱板3から立
ち上がった蓋体受け部42aとを備え、加熱板3の前側
面部には実質的に遮熱板4は除かれ、加熱板3から下へ
折れ曲がった垂下部41aのみが取り付けられ、加熱板
3の上面31aの縁部は開放されているので、この上面
31aに載置された被調理物の取り出しが容易になる。
【0019】加熱板3の後端面部に取り付けられた遮熱
板4は加熱板3の枢支用基部32に固着されている。こ
の基部32の両端面からは支軸33、34がそれぞれ突
出し、支軸33は本体ケース1の上面1a後端部に取り
付けられた左右1対の軸受19に枢支されている。軸受
19は、支軸34が摺動状態で挿入され、加熱板3を支
軸33周りに回動するのをガイドする摺動停止用長孔3
5を備えている。
【0020】上記した枢支構造により、加熱板3は載置
板2の上方に被調理物の厚み相当の隙間を形成して載置
板2に対面する対面位置(図1及び図4)と、この対面
位置から載置板2に離反する離反位置(図2及び図3)
との間を切り換え回動可能に設置されている。加熱板3
が対面位置にある場合、加熱コイル11が通電される
と、加熱コイル11の電磁誘導作用によって加熱板3の
内部に渦電流が生じ、加熱板3の上下両面に加熱面が形
成される。加熱板3が対面位置から離反位置の方向に回
動すると加熱板3に対する電磁誘導作用は減衰し、離反
位置では消滅する。
【0021】遮熱板4の前部には、遮熱板4の左辺から
突出したL字状のハンドル43が取り付けられている。
さらに遮熱板4の左辺の外壁42の両端部には、蓋体4
の軸支片44がそれぞれ外方に突出して配設されてい
る。軸支片44は加熱面蓋部5から左外方に延出する加
熱面蓋部5の軸支片51に枢支されている。
【0022】加熱面蓋部5は、図5に示すように、加熱
板3の上方に被調理物の厚み相当の隙間を形成して加熱
板3に対面する対面位置とこの対面位置から加熱板3に
離反する離反位置との間を切り換え回動可能に設置さ
れ、前端部を除いた加熱面蓋部5の縁部には蓋体受け部
42aを被装して加熱板3と加熱面蓋部5との間に生じ
た熱気の流出を抑えるフランジ部52が形成されてい
る。軸支片51と対向する加熱面蓋部5の右辺のフラン
ジ部52には、加熱面蓋部5回動用のハンドル53が取
り付けられている。ハンドル53はフランジ部52の上
面を台座とする金具54に枢支され、蓋体受け部42a
に取り付けられたマグネットキャッチにより蓋体受け部
42aと加熱面蓋部5を係脱可能に係合する係合部と連
結している(図示せず)。
【0023】調理器10は、図6に示すように、遮熱板
4の左外側面の前部と近接する本体ケース1の上面1a
の間に跨設され加熱板3を本体ケース1に対して閉成状
態で解除可能にロックするロック機構7を備えている。
ロック機構7は、図7〜9に示すように、遮熱板4の外
側面に配設されたボール体71と、本体ケース1の上面
1aに配設されたボール係止体75とからなる。ボール
体71は略垂直方向に垂下した棒状部材であり、軸部7
2の下端に膨張部73を有する。
【0024】一方、ボール係止体75は本体ケース1の
上面1aと略平行に本体ケース1の前後方向に離間し、
頭部が球状の1対のロッド76及びロッド76を両頭部
で対向するよう配置する1対のケース77からなる。ケ
ース77には、ボール体71が下降してボール係止体7
5に挿通する際、膨張部73の水平方向の押圧分力に抗
してロッド76を頭部側に押し出すよう付勢する、図示
しない付勢手段が内設され、ロッド76対は膨張部73
によって同軸上を復帰可能に押し広げられ、さらに軸部
72の対向する両側面を押圧してボール係止体75と解
除可能にロックする。
【0025】ロック機構7の下方には、加熱板3のロッ
ク位置と、その解除位置とを検知するロック検知手段と
しての固定スイッチ8が配設されている。固定スイッチ
8は、ボール体71の膨張部75の下方に穿設された、
本体ケース1の上面1aの孔部1bから突出するプラン
ジャー81と、プランジャー81の上下方向の移動に応
じて接点を開閉するスイッチ部82とからなるマイクロ
スイッチであり、加熱板3のロック位置(図8)では接
点を閉じ、解除位置(図9)では接点を開く。
【0026】図10は、調理器10の制御ブロック構成
図である。調理器10は、CPU、ROM、RAM、タ
イマー等を有するマイクロコンピュータを含む制御部9
を有している。制御部9には、加熱スイッチ13、出力
調整部14、固定スイッチ8、サーミスタ92、駆動時
間設定回路93、加熱コイル11、表示ランプ15、ブ
ザー駆動部17及び他の各入出力部が接続されている。
駆動時間設定回路93は、予め設定された加熱コイル1
1の基準駆動時間ts(ここでは40秒)に対して駆動
時間tを加減して加熱コイル11の調整駆動時間taを
設定する。図11は、調理器10における制御部9の動
作を示す制御フローチャートであり、図12は加熱コイ
ル11への入力及び加熱板3の温度を示すタイムチャー
トである。以下に制御部9の動作を説明する。
【0027】図11において、図示しない電源スイッチ
がONされ、ステップS1で基準駆動時間tsの設定等
の初期設定が行われ、ステップS2で加熱スイッチ13
がONされると、被調理物の載置が行われる。具体的に
は、まず、加熱板3を載置板2上方の離反位置までハン
ドル43で開き、載置板2の周縁部に規制枠6を配置し
た後、規制枠6内の載置板2に被調理物、例えば、水平
方向に切断して2分されたハンバーガーのパンの下部
(ヒール)を切断面を上にして載置する。次に、加熱板
3を載置板2との対向位置までハンドル43で閉じ、加
熱面蓋部5を加熱板3上方の離反位置までハンドル53
で開いて加熱板3の上面にハンバーガーのパンの上部
(クラウン)を切断面を下にして載置した後、加熱面蓋
部5を加熱板3との対向位置までハンドル53で閉じ
る。
【0028】ステップS3において、固定スイッチ8が
ON状態、すなわち、加熱板3がロック位置にあるか否
かを判断する。ここで、図8に示したように、ロック機
構7により加熱板3がロック位置にロックされ、固定ス
イッチ8の接点が閉じられたと判断されたときは、ステ
ップS4に移行する。ステップS4では調理モードが設
定され加熱コイル11に1200Wが供給される。ステ
ップS5においてサーミスタ92による加熱板3の温度
検知を行う。
【0029】次に、駆動時間設定回路93が駆動され駆
動時間tが設定される(ステップS6〜10)。まず、
検知温度Toを予め設定された下方温度Ta/150℃
及び上方温度Tb/165℃と比較し、検知温度Toが
下方温度Ta/150℃より低い場合には駆動時間tを
t1 、例えば+20秒に、検知温度Toが下方温度Ta
/150℃と上方温度Tb/165℃の間にある場合は
駆動時間tをt2 、例えば+10秒に、検知温度Toが
上方温度Tb/165℃より高い場合は駆動時間tをt
3 、例えば+5秒にそれぞれ設定する。駆動時間設定回
路93は、予め設定された加熱コイル11の基準駆動時
間ts/40秒に対して駆動時間tを加減することによ
り調整駆動時間ta(ts±t)を設定する。次に、ス
テップS11においてブザー駆動部17のタイマー1が
駆動され、調整駆動時間taが経過したと判断したとき
は、ステップS12においてブザー駆動部17を駆動す
るとともに加熱コイル11への電力の供給を停止する。
【0030】一方、ステップS3において、固定スイッ
チ8がON状態でない、すなわち、加熱板3が解除位置
にあると判断されたときは、ステップS13に移行す
る。ステップS13では保温モードが設定され加熱コイ
ル11に1000Wが供給される。次に、サーミスタ9
2による温度検知を行い、検知温度Toと予め設定され
た保温温度Tk150℃との間で恒温制御を行う(ステ
ップS14〜16)。
【0031】上記した実施態様では、駆動時間設定回路
93により、サーミスタ92による加熱板3の検知温度
Toが低ければ調整駆動時間taは比較的長めに設定さ
れ、検知温度Toが高ければ調整駆動時間taは比較的
短めに設定される。したがって、加熱コイル11の駆動
を停止した後から再度加熱コイル11の駆動を開始する
までの間に低下した加熱板3の温度が駆動時間tによっ
て調整され被調理物を毎回均一に加熱できる。
【0032】また、制御部9が、大電力を供給して加熱
コイル11を駆動する調理モードと、調理モードを実施
した後、調理モードより小さい電力を供給して加熱コイ
ル11を駆動し加熱板3を保温する保温モードを具備し
ているので、加熱板3の温度低下を抑えて加熱板3の立
ち上がり温度を一定に保持できる。
【0033】
【発明の効果】第1の発明にかかる焼物調理器では、制
御部が、加熱体の駆動を停止した後、再度加熱体の駆動
を開始する際、温度検知手段によって検知された加熱面
の温度に応じて、加熱体の駆動時間を設定する駆動時間
設定回路を具備するので、加熱体の駆動を停止した後か
ら再度加熱体の駆動を開始するまでの待機時間に生じた
加熱面の温度低下が加熱時間の調整によって補償され被
調理物を毎回均一に加熱できる。
【0034】制御部が、所定の電力を供給して加熱体を
駆動し被調理物を加熱調理する調理モードと、調理モー
ドを実施した後、調理モードより小さい電力を供給して
加熱体を駆動し載置板を保温する保温モードを具備して
おれば、加熱面の温度低下を抑えて加熱面の立ち上がり
の温度を一定に保持できる。制御部が、温度検知手段に
より加熱面の温度が予め設定された設定温度に達したこ
とを検知したとき、これを報知する報知手段を具備して
おれば、加熱面の温度、焼き上がりまでの時間を容易に
知ることができる。
【0035】本体ケースが載置板の下方に加熱コイルを
具備し、載置板が前記加熱コイルの電磁誘導作用に感応
しない非磁性板からなり、加熱体が前記加熱コイルの電
磁誘導作用により加熱される磁性板からなる構成であれ
ば、加熱体の上下両面に加熱面が形成されるとともに、
蓋体が載置板に輻射熱を供給し、かつ、この載置板と加
熱体とを覆うので、小電力で効率のよい保温が可能とな
る。したがって、調理停止後から調理開始までの待機時
間の長短にかかわらず、被調理物を毎回均一に加熱する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による焼物調理器の外観
を説明する斜視図。
【図2】図1の焼物調理器の加熱板が半開された状態を
示す斜視図。
【図3】図1の焼物調理器の加熱板が全開された状態を
示す側面図。
【図4】図1の焼物調理器の蓋体だけが全開された状態
を示す正面図。
【図5】閉じられた加熱板と遮熱板及び規制枠を示す要
部断面図。
【図6】ロック機構が配設された位置を示す図1の焼物
調理器の側面図。
【図7】ロック機構の側面図(ロック位置)。
【図8】ロック機構の正面図(ロック位置)。
【図9】ロック機構の正面図(解除位置)。
【図10】図1の焼物調理器の制御ブロック図。
【図11】図1の焼物調理器の制御フローチャート。
【図12】図11に対応する、加熱コイル11への入力
及び加熱板の温度を示すタイムチャート。
【符号の説明】 1 本体ケース 1a 上面 2 載置板 3 加熱板(加熱面) 5 加熱面蓋部(蓋体) 7 ロック機構 8 固定スイッチ(マイクロスイッチ) 9 制御部 11 加熱コイル(加熱体) 92 サーミスタ(温度検知手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 実 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケースと、本体ケースの上面に付設
    され被調理物を載置するための載置板と、本体ケースの
    上方を開閉可能に覆う蓋体と、載置板の上面及び/また
    は蓋体の下面に加熱面を形成する加熱体と、加熱体の駆
    動及び停止を制御する制御部と、加熱面の温度を検知す
    る温度検知手段とを備え、 制御部が、加熱体の駆動を停止した後、再度加熱体の駆
    動を開始する際、温度検知手段によって検知された加熱
    面の温度に応じて、加熱体の駆動時間を設定する駆動時
    間設定回路を具備してなる焼物調理器。
  2. 【請求項2】 制御部が、所定の電力を供給して加熱体
    を駆動し被調理物を加熱調理する調理モードと、調理モ
    ードを実施した後、調理モードより小さい電力を供給し
    て加熱体を駆動し加熱面を保温する保温モードを具備し
    てなる請求項1に記載する焼物調理器。
  3. 【請求項3】 制御部が、温度検知手段により加熱面の
    温度が予め設定された設定温度に達したことを検知した
    とき、これを報知する報知手段を具備してなる請求項1
    または2に記載する焼物調理器。
  4. 【請求項4】 駆動時間設定回路は、予め設定された加
    熱体の基準駆動時間に対して駆動時間を加減して加熱体
    の調整駆動時間を設定する請求項1〜3のいずれかに記
    載する焼物調理器。
  5. 【請求項5】 本体ケースが載置板の下方に加熱コイル
    を具備し、載置板が前記加熱コイルの電磁誘導作用に感
    応しない非磁性板からなり、加熱体が前記加熱コイルの
    電磁誘導作用により加熱される磁性板からなる請求項1
    〜4のいずれかに記載する焼物調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008541988A (ja) * 2005-06-07 2008-11-27 ガーランド コマーシャル インダストリーズ インコーポレイテッド クッキング装置および食品識別が行われる方法

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